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2012年12月30日

大阪寿司

近所の高島屋でゲット。
けさも食欲がなく何だか頭も痛いので風邪?にしては寒けがしないし、空も小雨がぱらつく程度だったので思いきって乗馬に出かけた私である(^^ゞ クラブは今日が年内最終日とはいえ、こんなに押し詰まって来てる人なんかいるのかしら?と思っていたら、オペラ歌手のSさんを始め,常連さんの多くが来てらっしゃるから恐ろしいヾ(℃゜)々で、今年の乗り納めはやっぱり私を落馬させたハイセイコーのお孫さんにしたら、ドロドロの馬場でも駈歩で快走してくれたから、お湯で脚やお腹を洗ってやったり、蹄油を塗ってやったり、馬着もしっかり着せて厩舎へ帰し、ごほうびのニンジンをどっさりやったのでした。かくして気持ちよく乗れたせいか、頭痛は消えたし、急にお腹がすいて、帰宅後すぐに快食できたのだからなんともゲンキンな私であるf(^ー^; 要するに、このところずっとカラダの調子が悪かったのって、ひょっとしたら新型ウツっぽかったのかも?という気がしないでもなかった。
ウツっぽくなった原因の一つはやはり勘三郞が亡くなったことに違いない。
さらに衆議院選挙の結果に呆れたというのも重なっている。自民党の勝利は揺るがないところだったとしても、あれだけの圧勝を許した民意というものは、維新の会をそこそこ勝たせたことも含めて、この国の民度を疑わしめるのに十分なものだったような気がする。
民主党が酷すぎたということはもちろんあるにせよ、これじゃすべてとはいわないまでも、ほとんどが元の木阿弥になってしまうわけで、自民党は官僚機構とは揉めないようにするだろうから、たぶん表面的には問題のない政権運営をするだろうし、それに加えて景気も回復基調なら、万々歳とする人も大勢いらっしゃるにちがいない。来年還暦を迎えて、子供もいない私なんかは、それこそ万々歳で快哉を叫んでもいい口なのかもしれない。それでも長い目で日本の将来を見すえた時は、目先の景気回復に踊らされて、後世にどれほどのリスクを背負わせてしまうかを考えざるを得ないのだから、子供を持つお父さんやお母さんは一体どう考えてらっしゃるのだろうか?と思うばかりである。
アベボンは古い原発を停止廃棄する代わりに新たな原発を造ることで安全性を確保したいような考えらしいが、実際問題、溢れかえる核のゴミの処理をどうするかについては真剣に考えておらんのではなかろうか?真剣に現実的に考えたら、それは核燃料の再処理を速やかにフル稼働するしかないわけだが、六ヶ所村の再処理工場ですら完成が延期されているのに、それがたとえフル稼働したとしても、国内で排出される核燃料のゴミ1年分も処理できないという問題が一方にあるのだった。棄てどころのない核のゴミをどうするかも真剣に考えないまま原発をどんどん増やしちゃった上に、そのことについての責任を言葉の上だけでも明確に取ろうとしてこなかった政党に票を投じた人の気が知れない。とにかく、この問題を考えだすとまた胃腸がおかしくなりそうなので、年末の締めくくりにはワタシ的に今年イチオシのニュースを挙げておこう。
iPS細胞の発見は、政治や経済といったちまちましたレベルをはるかに超えて、人類史上画期的な出来事だったと後世に伝わる要素が大きいように思う。なにしろこれで理論上では不死さえも可能にできるわけだから、発見した山中教授がマッドサイエンティストみたいなタイプの人じゃなかったことを世界中の人が感謝すべきだろうと思うくらいだ。この方のエピソードでとてもいいのは、手先が不器用で外科医を諦めたことが研究者の出発点になったという話である。
つまり山中氏が手先の器用な人だったら、人類史上の画期的な発見はもっとずっと遅れたかもしれないのだ。それを思うと、人生って一体何が幸いするかわからないよな〜という気持ちになる。私は昔からこの手の逆説的な話がとても好きなので、今年度やっぱり一番うれしく感じたのは山中教授のノーベル賞受賞でした\(^O^)/
なお、年内のブログ更新はこれが最後となります。年明けは2日に開始します。
皆さまどうぞ良いお年をお迎えください<(_ _)>


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コメント (5)


今朝子様、日本の将来をご心配されているようですが、間違ったデータによるものと思われます。日本の経済の状況を示す数字を、朝日新聞の記事を用いて紹介させていただきます。
土地や建物などの資産から負債を差し引いた国全体の正味資産(国富)は、2010年末に3036兆2千億円となった。
内閣府が25日、発表した。国民経済計算確報の推計方法が見直されたため、2009年末の国(政府)と地方自治体の借金総額を土地などの資産総額から差し引 いた金額は、昨年発表された48兆8千億円のマイナスから、74兆4千億円のプラスになった。すべての資産を売り払っても借金が返せない債務超過の状態と みられていたが、修正された。(朝日新聞)
2010年12月末段階では、日本政府には1037兆円の債務があります。同時期の日本政府の資産残高は1073兆円です。つまり、借金よりも資産が上回る、企業でいえば優良の部類です。
上の国富とは日本の有形資産と生産資産、金融資産の総額の純資産を示します。つまり、政府の金融負債を全て差し引いても、日本人一人当たり2400万円程の純資産という事になります。これは世界一です。日本にお金はあるけど、政府の政策が、いかにまずかったかがお分かりいただけるでしょう。
国土強靭化計画に関しても間違った解釈がされていますので、説明させていただきます。
安倍さんの言っている公共事業が古い形の無駄なお金の使い方だと思われている人は多いのですが、実はまるで違います。
「国土強靭化計画」で言っている公共事業での資金調達は次のような方法によります。まず建設国債発行でマーケットから調達した資金は、耐震補強などの 工事を実行する事で民間に支払われます。つまり、銀行にあった資金が政府へ吸い上げられ、それが直接政府から業者へ支払われるのです。この時点で企業側の資金量が増えま す。それはまた、企業側の手持ち現金が一定だとすれば、全額金融機関側へ預金として戻る事を意味します。ここまでは従来と同じです。
さらに、日銀が市中銀行などから、その国債を買いオペレーションで買い取れば、日銀は国債購入代金を日銀内の当該銀行当座預金に振込(印字するだけ)ますから、銀行から政府へ支払われた資金が、廻り廻って日銀経由で、貸し出し枠までが増えるという、おまけ付きで元へ戻るという訳です。つまり、資金量は実質的な負債を増やさない方法で、建設国債発行額に対し倍に増えるのです。説明が下手で分かり難いかもしれませんが、これが従来の負債と現金を同額だけ増やすやり方とは決定的に違う点です。ブレーンが違うと全く違う経済政策が行われると言う訳ですね。(^_^)
それでは、よいお年を!

投稿者 TT : 2012年12月30日 23:04

TTさまのおっしゃる通り来年はすばらしいブレーンがしっかりがんばってくださいますように、一般人としては切に切に祈るしかないです。
それと、またぞろ利権争いなど繰り返されることのないように、なんとか3.11にもっと迅速な手を打ってくださるようになどなど、ああ誰に伝えたらいいのでしょう・・・

去年と同じ感慨ですが、来年は違っていたいものです。

投稿者 MOZU : 2012年12月31日 08:45

今年も1年、ブログを楽しませていただきました。
乗馬の記事の時が一番楽しそうですが、私は鋭い切り口の観劇評が大好きです。来年も楽しみにしています。

投稿者 天 : 2012年12月31日 12:36

1年間お疲れ様でした。 海外に住んでいるので、舞台は見られないのですが、このブログ評で楽しんでいます。
来年も鋭い時評をお願いします。

投稿者 ラスヴェガス : 2012年12月31日 23:23

ほんとうに、2012年のよいニュースのトップがノーベル賞だったような気がします。山中さんの清々しい科学者ぶりには、私の友達のおばさんたちがみんなほれぼれしています。こんなに良質のユーモアのセンスを備えた男が日本にもいたんだ!という驚きもありました。整形外科医としてはジャマナカと呼ばれていたというエピソードも含めて。今朝子先生、山中さんはiPS細胞を発見したのではなくて、こしらえたんです。そこがすごい。いろんな応用がこれから続々と出てくるんでしょう。期待したいです。

投稿者 トントモ : 2013年01月06日 00:30

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