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2012年12月28日
きつねそば(関西ではたぬき)
整体治療に行く前に自宅で食事。
10日前に胃液を大量に吐いた前あたりからずっと胃腸が不調で、その後もあまり食欲が湧かないまま食事していたのだが、今日は背中と脚に針を打たれた瞬間ズンと響いて、思わず声をあげたら、「これは胃のツボです」と涼しげに仰言った寺門先生であります(^_^;)
今日のニュースは松井の引退で持ちきりだったが、この人とは何の縁も無いのに、同姓だというだけで高校時代からなんとなく気になっていて、これまたなんとなく気の毒な人だなあという印象を受けていた。別に気の毒がる必要は全くない、非常に才能に恵まれ、且つプロ野球選手として十分過ぎるほどのサクセスを収めながら、5連続フォアボールされなかったら優勝できたのかも?に始まって、ケガさえなければ大リーグでもっと活躍できたのかも?に終わる野球人生は、いみじくもご本人自身が仰言るように「もっといい選手になれたんじゃないか」という感じが最初から最後までつきまとったのである。当時としては日本人離れした肉体に恵まれ、フツーやれて当たり前、頑張ればもっとできるはずだという期待が常に周囲からも本人自身にもあって、それに応えることをずっと心がけた結果、選手寿命を短くしたといってもよい。期待に応えられない自分を見せるくらいなら、プレーをしないという判断もまたいかにもこの人らしい気がする。阪神にでも入団していれば全く違った野球人生を歩めたかもしれないけれど、巨人に入団したことで優等生に拍車がかかっちゃったところもまた、非常に恵まれているように見える反面、この人をついに大化けさせなかった理由かもしれない。そういう意味でイチローとは対照的な野球人生だったといえるのではなかろうか。
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コメント (2)
今年の終わりに何とも感慨深い松井選手の引退ですね。
いろんな人生があり、いろんな幕引きがあり、だからこそ精一杯行きたいと思うのであります。
巨人の選手でしたが彼はなぜか好きでした・・・
本当におつかれさまでした。
投稿者 yuu : 2012年12月28日 23:30
スポーツメディアの末端に連なる人間なんですが、
松井選手ほど、メディア対応のうまさ、誠実さを持ち、
情報発信力がある野球選手というのは、もう現れない気がします。
その能力は、本人の素質によるのは当然ですが、「巨人」という球団だったから磨かれた、という側面もあると感じています。
これから何を発信していくか、充電期間の先にある姿が楽しみでなりません。
投稿者 たろう : 2012年12月29日 13:00