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2012年12月01日
生タラのアクアパッツァ風
ニンニクを入れたオリーブ油で塩胡椒で下味した生タラの表面をさっと炒め、浅蜊とプチトマトと入れ、白ワインと水を注ぎ、煮立ったらスナップエンドウを入れて仕上げにイタリアンパセリを散らしただけ。時間がなくて、簡単にできるものをと考えた結果のオリジナルレシピのわりに結構イケルので、忙しい時にオススメします。
もう土曜日は半ドンなんて言ってられないくらい仕事が押せ押せで、もちろん政治家の討論会なんてネットやTVでじっくり見てるヒマもなく、ニュース番組でちらちら見てる程度だけれど、それでも維新の会に当初から参加してた人たちは一体どう思ってるんだろう?という気がするほどブレまくってるのは知っていて、結局党に留まれるのは極右の人たちの集団だからだということが事前によくわかったのは有権者にとっては良かったのかもしれない、と思ったりもしている。今日は北朝鮮のミサイル発射予告を聞いて、だから日本も核武装すべきなんだと、あの人は思っちゃってんだろうな〜頭脳レベルが結局キムナニガシと同じだから、きっと…なんて思いながら、原発問題はやっぱり核兵器と切り離して考えられないことを記者クラブ討論会で正直に言っちゃったのもあの人らしいというか、自民党がなぜ原発問題について明言を避けているかの理由を有権者にハッキリわからせたのは良かったのかも、とまたしても思ったりしている。原発問題に関しては現実論はさておき自民党VS他の11党という図式は明解に示されているわけだから、少なくとも自民党と維新の会以外に投票することだけは決まった時点で、さて、どこを選ぶのが一番有効なのかはまだもう少し考えてみなくてはなりません。
2012年12月02日
ハンバーグ弁当、クラゲともやしのサラダ
乗馬の帰りに大宮エキュートでゲット。いくら仕事が押せ押せでも、やはり週一くらいは乗馬しないと気持ちが煮詰まってしまい、却って体調を維持できなくなりそうであります(^^ゞ
てなわけで軽井沢に行ってからもう一週間たっちゃった!ことに愕然としながらも、浅間クレールで教わったことや、整体の寺門先生から股関節を柔軟にする体操を伺ったこともあって、万全な気持ちで臨んだにもかかわらず、今日のお相手ユウ君は超重〜い感じでついに駈歩が出なかった(;。;)のでした。
とにかく速い時は速いし重い時は重いユウ君だけれど、今日は休みなしに連続4鞍騎乗されてさすがにイヤになっちゃたんだろう、馬装の段階からウオーミングアップまでワガママのし通しで、いや〜参った参った
(>_<)ゞインストラクターの方からも別の軽い馬にチェンジしたらどうかと勧められて、それも考えないわけではないのだけれど、素直によく動いてくれる馬はたいてい人気殺到で専用馬にする予約がなかなか取れないのである。ユウ君も以前は素直に動いてくれるほうだったのだが、人気殺到で乗り倒されているうちに
だんだんキレてきちゃったらしい。でもって、専用馬争奪戦も非常に激しさを増しており、今や予約日の初日は抽籤会になっていて、その抽籤箱の前に並ぶ人が200人もいる!!!とかいう話を聞くと、いや〜なんだかウチの馬たちもAKBの握手会並だよな〜という気がしてしまうのでしたσ(^◇^;)
ところで大宮の駅前は以前から色んな政党が街宣車を繰りだしたり、演説会をしたりしているが、今週旗揚げしたばかりの未来の党がついにやって来て政策ビラを配り、街宣車の上で演説を始めていたのには早っ!!!と驚いてしまった。もっとも旗揚げそのものが出遅れたわけなので、これくらいのスピード感でアピールするのは当然ともいえる。来週あたりからは大物?議員もやってきて演説会をするのだろうけど、大宮はたぶん国鉄労組の名残だろうが昔から左派政党が強いらしく、今日町で見かけたのは未来の党と共産党でした。もちろん民主党の牙城でもあるので枝野氏とかが来そうだし、前にたまたま間近で見たのはみんなの党のミッチーJR。幸か不幸か自民党はまだ見たことがありません。そういえばひと月ほど前だったか、乗馬クラブの最寄り駅前にあのアソー君が来るというので、近所の高齢者がどっと押し寄せ、私はその中に巻き込まれてここから抜けだせなかったらどうしよう…>_<…という感じで送迎バスを待っていたのでしたf(^ー^;
コメント(2)
「オール読物」の新連載、<大奥務めを下がったお年寄り>と聞くと、「道絶えずば、また」の浦尾、瑞江がまず頭に浮かびます。知恵と胆力に優れたりりしいお年寄りを想像しますが、その年代の女性の日常は想像がつかず、興味がわいて来ました。魅力的な設定で、とても楽しみです。
投稿者 ウサコの母 : 2012年12月02日 22:13
いつも楽しく拝読させていただいております。
「近所の高齢者がどっと押し寄せ・・・」そうなんです、この結構数が多くまじめに投票する層、しかも楽しんで!の動向が問題なんじゃないでしょうかねぇ、前回、石原都知事の当選にも大いに貢献なさったようでしたよ。自分の1票が当選に貢献しないと、無駄になったような気がするとか・・?信じられないことですが
投稿者 MOZU : 2012年12月03日 09:39
2012年12月03日
豚バラ肉と大根の炒め煮
QPで見た料理。豚バラ肉を炒めて出た脂で乱切りした大根を炒め合わせ、湯と酒を注いで厚めの薄切りにした生姜を加えて大根が柔らかくなるまで煮込み、砂糖と醤油で調味してさらにじっくり煮込み、仕上げに香り付けの醤油を足し煮汁がなくなるまで火を通す。簡単安上がりメニューで、この時期オイシイ大根がたっぷり食べられるのでオススメ!
今日は2本入稿して、ホッとひと息つくやつかずで、また新たなのが二つ入って来て、あ〜仕事はやってもやっても終わらない感じであります(-。-;)
それにしても、やったらもうそれで終わりというわけにはいかないのが建設関係の仕事であるのは笹子トンネル痛ましい崩落事故で素人にもよくわかった。自民党が言ってる国土強靱化計画の中には、このトンネルのメインテナンスなんてのもちゃんと入っていたんでしょうねえ、もちろん?とにかくトンネルに限らず日本国中でどんどん建てられていたあらゆるものが経年劣化しているのは明白なだけに、今後は新たに何も建てないでメンテと修復だけに当たってほしいものだけれど、またどんどん新たに建てることしか考えなさそうなのがこの国の困った人たちである。
同じ島国でも、英国は一般住宅でさえジョージア朝の古い建築物を有り難がってメンテしながら使っていたけど、日本はいよいよダメになった時点でいっきに建て替えることしか考えないのは歌舞伎座を見てもよくわかるのだった。そもそもが木造建築物の国で、すぐに焼けたりするから、メンテしながら長く使い続けるという意識が希薄なのかもしれない。それだけに公共や個人所有を問わず将来の劣化やメンテを計算に入れずに建てるだけ建てちゃったモノが今この国に一体どれだけあるか考えただけでもそら恐ろしい気がしてくる。その最たるモノが、そこから出てしまうゴミをどうするかさえ考えずに建てちゃった原発であるのはいうまでもない。
コメント(4)
原発全くその通りです。今までにこのトンネルを通ったことがあるだけに約三十五年前から一応メンテナンスを続けてきてこれだから怖い。乱暴ですが、三十年たてば原発は廃止してどうしても無くせないなら、新しいものに変えなければ不測の事故が続発しそうに思います。
報告が遅くなりましたが、カセットストーブ購入できました。しかし、いざというとき何本カセットボンベを準備しておけばよいのだろうという疑問に突き当たりました。普段は六本前後なのですがイワタニは40本一斉購入を勧めているということはせめて半分の二十本くらい必要か?迷っています。
今日二十一時過ぎごろベランダに出たらからすがカアカア鳴いていて大変不気味でした。亀さんは普段どうりですか?
単なる気のせいかも知れませんけど選挙動向も無視できませんが、地震が一番怖いのです。
投稿者 nao : 2012年12月03日 22:09
PS、新たに建てることが良いことではないのですが、私は信用できないのです。昭和二十年ごろまでの木造建築なら百年持つ可能性が高いけれどもそれ以降はメンテナンスか大幅リフォームならで持つほどまともに建てているとは思えないからです。
日本列島改造論?が出てからの建築は万にひとつあるかないかの以外はでたらめがあると思いますし、鉄筋コンクリート仕立ては、より強度がよくわからなく今まで起きた地震による影響をもろに被っていると思います。
新たに建てるなら民意が監視できる建物にする必要がありますけれども・・・。
投稿者 nao : 2012年12月04日 00:10
どんな構築物もメンテナンスが必要です。
NEXCO中日本 道路資産完成高等の公共事業費
2010年度 1,656億円
2011年度 678億円 ← 例の仕分後、前年比60%減
仕分人・蓮舫は「事業仕分けしてない民主のせいじゃない」とツイッターでウソを云う・・爆
投稿者 humi : 2012年12月04日 21:54
どんな構築物もメンテナンスが必要です。
NEXCO中日本 道路資産完成高等の公共事業費
2010年度 1,656億円
2011年度 678億円 ← 例の仕分後、前年比60%減
仕分人・蓮舫は「事業仕分けしてない民主のせいじゃない」とツイッターでウソを云う・・爆
投稿者 humi : 2012年12月04日 21:55
2012年12月04日
根菜カツ&ヒレカツ&海老フライ定食
今日は夕方4時から朝日新聞東京本社で文藝評論家の縄田一男氏と「週刊朝日」に掲載される対談をし、そのあと続けて本紙の鈴木編集委員に取材されて、帰りに東京駅八重洲口地下の「和幸」で食事。
いや〜この年末の仕事が超大変になった元凶はこの仕事にあったともいえる今日の対談で、ひとまず何とか済ませられてホッとひと息である。そもそもは縄田氏との対談のオファーがあった時点で私がどういう種類の対談なのか何も知らずに安請け合いしたのが間違いの元だったのだけれど、参考として送ってもらった以前の対談のコピーを見てビックリ(@_@;) 要するに今年一年に出版された時代小説の年末回顧をするページで、文藝評論家ならともかく実作をしている人間に頼むなんてこと自体がどうかしている!!!としかいいようのないオファーだったため、すぐに電話をしてお断りしたところ、今回はどうしても私に登場してほしいというお話。なので私はもともと他人様の時代小説をあまり読まない人間だし、まして年末は入稿が立て込んでいる状態で、今から読んでいる余裕もほとんどないが、それでもいいのかと再度念を押して、とにかくお引き受けしたのは、縄田さんと一度お目にかかっておきたかったということがあったのである。縄田さんはデビュー作から一貫して支持を戴いておりながら不思議と今まで一度もお目にかかるチャンスがなかったにもかかわらず、来年には朝日新聞出版主宰「時代小説大賞」の選考委員のひとりとしていきなりお会いしなくてはならないという感じだったので、事前に顔を合わせて少しでもお話をしておく必要に迫られていた。「週刊朝日」のオファーもむろんそれを念頭においてのことだったのだろうとはいえ、如何せん時期が悪すぎた!で、とにかく話をする以上、いくら異例の起用でも、こちらが1冊も読んでいないわけにはいかず、最低これだけはという感じで「週刊朝日」側から4冊提示されたのだが、それが1冊750ページもあったり、上下巻併せて720ページだったりするものが含まれていて、一体この年末入稿を抱えた実作者を何だと思ってるんだ(-_-#)と一時はハシモト以上に腹を立てていたかもしれない「週刊朝日」である。そんなわけでこの間頭の中に自分の物語を展開しながら他人様の物語を入れ込むのは相当きつかったし、昼間は執筆に充てているから寝る時間を削る格好になっていて、本当に大変だったのだけれど(>_<)、とにかく縄田さんとお目にかかれて、思ったよりお話がしやすかったことは是としたいところであります。
鈴木編集委員には武智先生に関しての取材を受けたが、NHK出版でWEB連載している現在、そう多くは語れるはずもないことくらいわかるでしょ〜という感じでお話をさせて戴きました(^○^)
2012年12月05日
哀悼
けさ早くに勘三郎の訃報に接し、午前中はさすがに仕事が手につかず、午後も色んな方から電話やメールを頂戴した。
もっとも故人(と書くのがまだ信じられないが)とは同世代ながら、さほどの縁があったわけでもない。
初めてお会いしたのは20年以上前の平成2年頃だったと思う。確か歌舞伎座で8月に若手の3部制興行を始めたばかりの頃だったか、古典の大役も次々に手がけて好成績を収め、次代の歌舞伎を背負って立つ風格が全身から滲みだし、それまであまりパッとしなかったこの世代の役者たちにようやく興行的価値が出た時期と、「ぴあ」の全盛時代がちょうど重なって、「ぴあ歌舞伎ワンダーランド」のインタビューが巧く成立したのだった。本誌の監修者である私はインタビュアーとして故人と会い、今読み返してもかなり突っ込んだ話を聞いているように思うのだけれど、当時そればかりでなく何度か立て続けにお会いする機会があって、同世代で同じ名優たちの芝居を見ているせいで、会うたびに話がよく合って盛り上がった。どこかのバーかクラブで歌右衛門の物まねをし合ったりして、当たり前だが彼の巧さに驚かされた想い出もある。
ところが私は一方で当時中村扇雀(現坂田藤十郎)主宰の「近松座」で座付き作者のようなこともしていて、藤十郞から確か中座の楽屋に呼ばれた時、楽屋の廊下の一角が仕切られて、故人がちょうどその中で早拵えをしていて、バッタリ顔を合わせるはめになり、「えっ、今どこ行くの?これから俺の芝居なのに見てくれないの?」と突っ込まれて仕方なく藤十郞に呼ばれていることを打ち明けたものの、ちょっと気まずいムードが漂い、その後は故人の楽屋を訪ねるのもついためらわれて疎遠になってしまったのである。
以来まるでお付き合いはなく、『仲蔵狂乱』がテレビ化される際に八代目勘三郎の役で出演したいというご本人からの申し出を局側が受け、さすがにそこまでの予算はないので丁重にお断りしたというような話をプロデューサーに聞かされて、リップサービスにしても嬉しく感じた想い出がある程度だ。
にもかかわらず訃報を聞いてこんなにショックを受けたのは、やはり故人が歌舞伎にとって本当にかけがえのない存在だったからである。歌舞伎界のスポークスマン的な活躍は誰もがご存じだろうから敢えて書かないが、この人は近代の芸を代表する菊吉(六代目菊五郎と初代吉右衛門)双方の血を受け継いでいることのみならず、戦後の歌舞伎を担ったありとあらゆる名優から直に芸を教わっていて、且つその中で最も若い唯一の人だったのである。どれだけの多くの名優たちから直に教わっているかは「ぴあ歌舞伎ワンダーランド」のインタビューでも彼がきちんと答えている。
かつて晩年の歌右衛門とお会いしてこの人の話になり、「あんまりふらふらされてちゃ困るんだよ。あの子は歌舞伎の中心に座らなくちゃならない人なんだから」と言われたのが忘れられない。私個人はコクーン歌舞伎も平成中村座も野田秀樹との提携も面白く見ていたが、役者人生の仕上げとしては後進の手本となるような古典歌舞伎をきっちり見せてほしいという思いもあった。
歌舞伎を伝統芸能たらしめるのは血のDNAではなく、芸のDNAの器としての役者個々の肉体であり、一個の肉体が喪われることで多くのDNAが消滅する。たとえば初代辰之助が早世したことで二代松緑のDNAの行き場がなくなった結果、七代目菊五郎の芸に変調を来すというようなことが近過去にもあるわけで、歌舞伎全体にとって今回はそれ以上に大きなピースが喪われたという印象が否めない。今やDVDを見ただけで初役を演じる若手役者が増えているという話も聞かれるなかで、実際に多くの名優から直に教わって演じることと、DVDだけ見て演じることの違いを、きちんとカラダで教えられる最後の人になるはずだったのに、それがこんなに早々と逝ってしまうなんていったい誰が思っただろう。この人をずっと大切に守り育ててきた小山三の嘆きはいかばかりか。三津五郎を始め同い年の役者たちや橋之助ら絆の強かったチーム、少し年上で今後の歌舞伎を共に守っていかなければならない思いだったはずの玉三郎ら、もっと年上の役者たちも彼の死を嘆かない人はないだろうと思う。もちろんふたりの息子を始め若手役者たちの精神的な打撃は計り知れないものがある。現歌舞伎界では数少ない、人をしっかりと束ねられる本物の座頭役者でもあっただけに、今後の歌舞伎界が直面するであろうさまざまな艱難を乗り切る船頭として、若手からはも大いに頼りにされていたはずだ。かりに舞台復帰は難しいとしても、せめて命だけは存えて後進の指導的役割を果たしてほしかったと関係者は皆さん思うに違いない。
とにかく立派な歌舞伎座ができたあかつきは、仏造って魂入れずにならないよう、歌舞伎役者全員これに奮起してなんとか故人の大きな穴を埋めるべく精進して戴きたいものである。
まだ信じられない気持ちでいっぱいながら、今はただ故人のご冥福を心よりお祈り申しあげるしかない。
コメント(6)
松井先生。できるものならあの世に殴り込み、勘三郎さんを取り戻したいです。
でも先生。役者は死んでも役者です。
きっとあの世で芝居を続けますよ。
中村座の檜舞台で、先に逝った名優たちと芸を競い合う勘三郎さんの姿が目に浮かびます。
あの世に負けないよう、この世も頑張ってくれるはずです。
投稿者 明日 : 2012年12月06日 00:38
勘三郎さんの訃報に、言葉が見つかりません。
もうあの舞台が見られないかと思うとさびしい。
投稿者 うだがわ : 2012年12月06日 09:05
勘三郎さんの舞台を一番拝見したのは、まさに20年ほど前、ご本人も歌舞伎界も日の出の勢いのころでした。学生のなけなしの財布をはたいてどれだけ歌舞伎座に通ったか
。その後歌舞伎を見ることが激減してしまったため、いまでも当時の「勘九郎さん」のイメージのままです。ご本人にとっても、これからが本当に「勘三郎」としての花を開かせる時であったはず・・・。これからの歌舞伎界、同世代や若手の俳優が死に物狂いで頑張って、また盛り上げていただきたいと思います。
投稿者 唐辛子 : 2012年12月06日 12:37
芸のDNA! まさに、血統に関係なく、素質のある者に歌舞伎のDNAを伝えていってほしいです。でないと歌舞伎が衰退してしまう。
投稿者 tucci : 2012年12月06日 14:40
15年ほど前でしょうか、勘三郎(当時勘九郎)さんが南座で公演中の時でした。友人の普茶料理をしてるお寺さんの大黒さんから「勘九郎さんが劇団で来はるやけど、ブーブ・クリコとか言うシャンパンを5本用意して欲しい言うたはるけどわからへん」と電話が有って、お酒屋さんに電話をかけ回った覚えが有ります。お姉さまの「久里子」さんに敬意を表してシャンパンはブーブ・クリコしか飲まなかったそうです。
投稿者 ともちん : 2012年12月06日 15:27
色んな舞台の思い出がありますが、一番強烈なのは、たしか、最初の平成中村座のちょっと前の歌舞伎座だと思いますが、藤娘でポッチリととてもかわいらしく幕になった次の演目が沼津で、いつもより更に小汚い平作で現れた時の事でした。とても同じ優には見えないけど、明らかに同じ(当時の)勘九郎丈。おそらく、自身も楽しんで、観る方は、もっと楽しんでいたことが、つい、最近の事のようです。また、やってほしかった。道成寺の花子の後に夏祭りの義平次なんてのもアリだったでしょうか・・・。これからは当代の益々の活躍に期待します。七之助丈も!
投稿者 でじょん : 2012年12月08日 23:42
2012年12月06日
あん肝のブリュレ、牡蠣のパスタ、鶏ローストのゴルゴンゾーラソースほか
元マガジンハウスの中田さんと大宮東口のBuon Viaggioで食事。
『非道行ずべからず』の担当編集者であった中田さんは現在ご主人が起業された会社の経営に携わってご多忙であるにもかかわらず、『非道』シリーズ続編の昭和版といった趣でもある『壺中の回廊』の連載をずっとお読み下さっており、今日はご感想と共にいろいろと参考になるお話が伺えた。そのあと現代社会のさまざまな状況について、不毛な政治や経済活動の行き詰まり等々を話し合う中で、たとえば数学の常識をガラッと覆す定理の発見といったようなものが、迂遠なようでも、意外と世の中を根本的に変えてしまうのかもしれないという話が面白かった。
その話と直接関係しているわけではないのだけれど、私の実感では、とにかく人間が数字というものにこれほど囚われだしたのはここ二、三十年のような気がするのである。職業を選ぶにも年収何百万〜のお仕事というような紹介をされ、アスリートは契約金や報奨金が必ず報道されるのが当たり前だと思うのは五十代以下の人たちだろうし、政治報道に関しても絶えずアンケートをして支持率何%というような数字ばかり示している状況は病的なほどで、それでいてどの政党も政策に差異が見いだしにくく、また立候補者もどの政党から出てもいいような履歴や雰囲気の持ち主だったりするという、何だかAKB的といったらAKBファンが怒るかも状態になっているのは、ここ二、三十で人間の精神性が根本的に変わってしまったからではなかろうか。その背景には電子計算機の異常な発達というものがあるような気がしてならない私である。もちろんPCもNETも計算機的な枠組みの中であらゆる利便性を追求したものであり、金融経済を肥大させて富の集中をもたらす一方、人間はその計算機的な枠組みに取り込まれる中で精神性を徐々に変えられてしまったのだろうと思う。そのことを今さら否定しても始まらないし、また今や多くの人はそれ以前の人間がどんなふうだったかを知らないか、知っていても忘れていたりするのだろうけれど、たぶん現在の世界におけるさまざまな行き詰まりはそこに発祥し、そこから脱却する方法の模索がそろそろ始まりつつある予感を今日、中田さんの話から少し得た気がしたのだった。
コメント(1)
花の会の後の茶話会で、勘三郎が新歌舞伎座に復帰できるだろうか、とお話した記憶が、まだ新しいうちのこの訃報はとても信じられず、新作歌舞伎は苦手で、この人を好きでなかった私にも非常に大きな衝撃でした。新しい歌舞伎座の完成を目前にして、どんなに無念だったことか、何とも言葉がありません。歌舞伎座建替えの間に富十郎、芝翫、雀右衛門と次々に名優が去りましたが、まさかまだ50代の勘三郎が…。平成中村座の連続公演や数多くの地方公演など、歌舞伎を身近に感じさせる役割を果たし、歌舞伎を広めた功績も大きなものがあり、全力疾走、倍速で生きたのかもしれませんが、あまりにも早過ぎる幕引きで、扇のカナメを失ったような喪失感があります。おっしゃる芸のDNAの消滅を痛感、何だか悪い夢を見ているような気がします。
投稿者 ウサコの母 : 2012年12月07日 22:19
2012年12月07日
牛肉と白菜と舞茸の甘辛炒め
前に作った料理なのでレシピは不要かも。炒め合わせて酒、砂糖、醤油で味付けするだけ。肉は同じ調味料で下味しておく。
晩ご飯の買い物に出かけたら、スーパーの前でオバサンたちが固まっていて、何だろう?と思いながらそこを通り過ぎようとしたら、ひとりのオバサンに袖をつかまれて地震だということに気づいた。そんなに揺れてる感じはしなかったが、私の袖をつかんだオバサンがえらく怖がっていて、恐怖が伝染するほうが怖いと思いながら家に戻ってTVを見たら、深刻な被害は出ていないようなのでひとまずホッとした私である。とはいえ震度はともかくM7クラスの地震が久々にあって、やはりまだ色んな問題が何も片づいていないことを改めて想い出さざるを得ないのである。
選挙なんかやってる場合か!!とも思ういっぽう、今度また巨大地震が来たりしたらどうなっちゃうんだろうとやたら不安になるのは、国がまったくもって頼りにならない感じだからである。とにかくこうした不穏な時代にエキセントリックな人物をトップに据えるのだけはゼッタイに避けたいものだ。イシハラとかハシモトは論外だし、アベボンも最近の発言は何だかヘンに舞いあがっちゃってて顔色も変だし、この人このハイテンションで肝腎の政権を取った時に本当にカラダが保つんだろうか?という不安を撒き散らしている観がある。その点、鈍感そうで私はゼンゼン好きになれないタイプだけれど、ブースカの図太さがまだ一番頼りになりそうな雰囲気だけは持っているのかもしれない。別にだからいいと言ってるわけではないのだけれど。
それにしても有権者の一番の関心が経済対策に偏っているのも私には不思議で、次にまた大きな地震や原発事故があったりしたら、インフレターゲットでデフレ克服とかいってる場合じゃホントになくなるのに、である。そんなことが起きないように願うのはもちろんであるが。
コメント(1)
私も地震に気づきませんでした。スーパーで買い物中でしたが、店員さんとかが、上から下がっている広告が揺れてるのを見上げていて、なるほど確かに揺れていました。
帰宅してテレビをつけると、どのチャンネルでも津波に警戒するようにと注意していて、地震の大きさに驚きました。
それは日本中が恐怖し、今一番考えなければいけないことを改めて認識させ、ほんとに選挙なんかやってる場合か、というご意見、まったく同感です。
ちなみに、日本政党com.(β)というサイトで投票マッチングというものをやっていて、消費税増税から始まって日銀法改正まで20の質問に「賛成、やや賛成、中立、やや反対、反対」のどれかをクリックして答えると、マッチング結果がでます。
私は「あなたに一番近い政党は「日本共産党」です」となりました。
投稿者 せろり : 2012年12月08日 14:21
2012年12月08日
豚肉とカリフラワーのカレー蒸し煮
前にQPで見た料理。おろし生姜とおろしニンニクを炒めてカレー粉を入れてさらに炒め、生トマトを潰し加えて作ったペーストで豚肉を炒め、カリフラワーと水を入れて蒸し煮にする。とても簡単にできるのでオススメ。
フィギュア・スケート世界グランプリファイナルの女子フリー演技を見ながら食事。鈴木明子とアシュレイ・ワーグナーが立て続けに2度も転倒して、このリンクには何か問題があるんじゃないかと心配するも、浅田真央はほぼ問題のない演技を見せて堂々の1位入賞を決めた。今年度のプログラムは「白鳥の湖」という非常にポピュラーな名曲を使ったわかりやすい演技構成で、ことにラストのステップはとても盛り上がってジャンプ以外でも十分に力があるところを見せた。浅田はこれでようやく完全復活だが、この人は全く他人のそら似ながら、故勘三郎の勘九郎時代の顔とよく似ているように前から思っていたので、その勘三郞がもはやいないという事実をまだ信じられないでいる自分に改めて気づいた。勘三郞の復活はない。この喪失感は今後もボディーブローのように効いてくる気がする。
コメント(7)
勘三郎さんのことをあまりよく知らないのでなんとも言えなかったのですが、少し変わり者で生き急いでいたのではないかと思います。天から見ていればもう十分生きたから、現世からお暇貰いなさいと召されたのかしら?と思います。なんとなくもっと生きて欲しかった方ではあるけれども、父を亡くしたときと同じように有能な人は神に召されるのが早いと思います。
まあその父は私の結婚式の二週間前ごろに私を鎖骨脱臼させましたけれども。痛みを堪え張り付いたような笑顔で結婚式を無事務めるんだと頑張りました。
真央ちゃんは全てを笑顔で出来ましたか?余計なお世話ですが、苦しくても笑顔で頑張って。素人判断ですが笑顔で無いと点数に影響しそうでとてもどきどきします。優勝おめでとうございます。
少しはしゃいだ気分で、調子に乗りますと、オフ会はあるのでしょうか?お忙しそうなので、言うのも何なのですがあるのかな?と少し不安になっています。
投稿者 nao : 2012年12月09日 01:27
ボディブローのような喪失感、私もまったく同感です。TVで追悼番組が続き、生前は(なんだ、又、勘三郎か…)と、見過ごしていたのが、もう見れないと思うと、録画してしまいます。
先月末、花組芝居「菅原伝授手習鑑」を見ました。花組芝居は初めてで、「菅原」全段上演という言葉に引かれたのですが、素晴らしく面白くて、この劇団で他の歌舞伎も見たくなりました。大序から、道行も含めて大内の場まで、3時間弱で収まり、この芝居の全体を初めて体験しました。パロディやおちゃらけ、現代風のアレンジもありましたが、後で原作を読んだら、実に忠実だったのに驚きました。入場時に人物相関図が渡されて、通して見た後では、壮大な歴史劇も複雑な人間関係も分かり易くなり、思いがけず良いものを見せてもらって、うれしかったです。歌舞伎での通しは、国立劇場開場時に上演されたきりとの事で、今後も伝統歌舞伎では実現が難しいだろうし、と残念に思っていました。
歌舞伎歴10年足らずの私でさえ、最近の歌舞伎が薄っぺらになって行くのを感じ、将来を憂えていましたが、勘三郎の喪失で一層、加速するのを恐れます。新歌舞伎座の完成後、当分は観客が引きも切らず、賑わうのは確実ですが、それが一段落した後はどうなるのでしょうか。
投稿者 ウサコの母 : 2012年12月09日 21:57
真央ちゃん、私も「勘九郎」さんに似てると思ってました。回りには誰も賛同してくれる方がいなかったのですが、、、今朝子先生のコメントを見て、改めて、やっぱり似てるよね~と思いました。
投稿者 Q : 2012年12月10日 09:42
私も今朝子先生とQさんと同じく勘三郎さんと浅田真央さんが似ていると思っていました。そう思っていたら、たしか2年くらい前に、勘九郎さんと七之助さんがテレビの何かのインタビューで「父は真央ちゃんに似ている」とお家でも話しているようにおっしゃっていました。ほんとに他人のそら似とはいえ、見るたびに似ていると感じます。
投稿者 フラワー : 2012年12月10日 13:47
私も以前から、浅田真央のスケートを観る度にテレビに向かって、「中村屋」と掛けていました。
投稿者 塩入りコーヒー : 2012年12月10日 14:45
私も以前から、浅田真央のスケートを観る度にテレビに向かって、「中村屋」と掛けていました。
投稿者 塩入りコーヒー : 2012年12月10日 14:46
テレビで真央ちゃんを見て「やっぱり似てないよ」と思いました。
投稿者 Ta : 2012年12月10日 20:30
2012年12月10日
祈りと怪物
今日は朝から乗馬に行って、夜はシアターコクーンでケラリーノ・サンドロヴィッチ作演出「祈りと怪物〜ウイルヴィルの三姉妹」を観たが、この芝居がなんと4時間以上の大長丁場だったために帰宅は御前様。それでもあんまり疲れていないのは我ながら不思議で、上演中に眠くもならなかったのは、着地点が見えないスリリングさがこの芝居の面白さにつながっていたせいかもしれない。とにかくギリシャ劇風のコロスの登場にまず意表を突かれ、どうやらウイルヴィルという町の滅亡が物語られるのだろうという見当はついたものの、そこから先は文字通り一筋縄ではいかない群像劇と化すのである。まず怪物に擬せられるこの町の支配者ドン・ガラスとその三人娘の恋人たちのストーリーがある一方で、この町にはヒトラー政権下のユダヤ人差別にも似た抑圧された人びとがいることや、支配者に対するレジスタンス運動が進行していること、奇蹟を起こす白痴的な青年パキオテによって一度は救済された町の人びとが彼の衰弱によって滅亡へ向かうといった壮大なストーリーが展開し、さらには亡くした子供を幻想で蘇らせてしまう夫婦の話や、双子の姉に人生のすべてを奪い取られたという飢餓的な感情にかられる妹の話等々さまざまなモチーフが錯綜し、いずれも非常に救いのない結末ばかりであるにもかかわらず、なぜか決して後味が悪い感じにはならなかったのが不思議なくらいで、それこそまさに怪物的な芝居といえるかもしれない。滅亡に向かう町は現代ニッポンのアレゴリーとも受け取れるし、祈りによる万民救済の欺瞞性やしたたかな悪の存在に妙なリアリズムが感じられて、ドン・ガラス役の生瀬勝久とパキオテ役の大倉孝二の怪演ぶりがそれを大いに補っている点も見逃せない。またケラのオリジナル性があまりにも強い作品であるため、年明けに上演される蜷川演出バージョンの舞台がまったく想像できず、これまた見逃せない!という気持ちにさせられた。
それにしても、コクーンといえばついコクーン歌舞伎が想い出されて、初日のきょうは演劇関係者が多かったため、会う人ごとに勘三郞の話となり、誰もまだ現実のこととして受け止められないというお気持ちのようだった。
コメント(1)
初めてコメント致します(40代、性別女性)
今日私も行ってきました。芝居時間の長さに次第に疲れ、二階席でこのままでは腰がやられる、年末腰を痛めたらどうする、と怯えつつ観てしまい、終わってみれば主題も掴み取れず、こちらのブログでようやくなるほどと読み解いた気が致します。素養が違うとはこのことですね。タイムリーに読めて有難かったです。
投稿者 もりゆき : 2012年12月13日 22:40
2012年12月10日
中村屋を偲んで
今日は午後6時から文京区小日向の自宅で行われた故中村勘三郞の通夜に参列し、同行した元米朝事務所の大島さん、中村京蔵丈と会食して故人を偲んだ。近親者のみによる密葬とされながら、その通夜でさえ長蛇の列ができて、受付を通過するまで1時間以上並ばなくてはならないほどの会葬者が詰めかけていたのは、故人の交友の広さと共に、やはり大勢の人びとから本当に愛されていたことを十二分に窺わせるものであった。大島さんも京蔵丈も、自分が病気やケガで入院した時に、故人がいち早く病院に駆けつけてくれたり、花束が届けられたりしたことが忘れられない想い出になっていると仰言っていて、いかに他人に対して思いやりが深く、まめやかな気づかいをみせる人であったかが改めて実感されたものだ。一方で彼の亡きあと歌舞伎は一体どうなるんだろう?という心配は関係者のみならず歌舞伎愛好者ほぼ全員に共有されていることだろうし、直近の問題としては、まず12月に発表される予定だった歌舞伎座再オープン記念興行の演目が果たして年内に決まるかどうかもわからないのだった。
ひと昔前を思えば、歌舞伎はいつの間にか座組が非常に薄くなっているわけだから、とにかく人気役者が各自主演する演目をバラバラに並べ立てるだけで観客を呼べると思ったら大間違いだという認識を、役者にも興行会社にもきちんと持ってもらわないと本当はどうしようもないのだけれど、この間なまじ閉場カウントダウン公演や今後の再オープン記念興行という、役者の魅力とは直接関係のないイベントが、ただ単にイベント好きなだけの人たちを観客に取り込んだ結果、一時的に儲かりはしても、長い目で見た場合は却って歌舞伎の衰亡を招くという、シビアな状況に陥らせているのだった。誰かが責任を持って歌舞伎の今後を真剣に考えた上での方向を示さないといけないはずなのだけれど、さて誰にその舵取り役が本当に務まるのか、
三人とも最後まで頭を抱える始末だった。
コメント(4)
勘三郎さんの訃報に接してから、言葉にならない思いでいっぱいです。同世代ではありますが深いファンでもなかったのにこれほどショックをうけている自分が不思議なくらいです。
数回舞台は拝見してて、そのエネルギー、オーラ、艶っぽさに圧倒されました。テレビなどではチャーミングな人柄が画面からはみだすくらい伝わってきました。歌舞伎の枠を超えた好奇心、行動力、真の”芸能人”であったと思います。
闘病はつらいものがあったとおもいます。そこから開放されたと察するだけが慰めです。門外漢のわたしですらこの喪失感、松井さんのようなお立場の方はいかばかりかと思います。
あらためて、勘三郎さんのご冥福をお祈りします。合掌。
投稿者 久保 裕子 : 2012年12月11日 09:11
来春の新歌舞伎座開場を楽しみに、我慢して?演舞場に通っていましたのになんともやりきれない勘三郎さんの訃報でした。いまの時代になんで助けられない!と腹立たしい気持ちにもなります。
先月は仁左衛門さんの病気休演でがっかりでしたが、歌舞伎座開場前に訃報続きですから、とにかくお体大事に長生きしてくださいと祈る気持ちで帰りましたのに、ずっとお若い方が先に行かれるとは・・・
高下駄を履いた和製タップに大向こうから”たっぷり!”と声がかかって劇場中が沸いたっけ、もう見られないんですね 合掌
投稿者 MOZU : 2012年12月11日 11:51
勘三郎さんはチケット代が高いとボヤきつつも、劇場に足を運ばせる役者でした。
客側もコストパフォーマンスを考えいますので、無条件に毎回一等席で観られるわけではありません。魅力的な座組、演目、企画かどうかで、何等席にするか、何回観に行くか判断ています。同じ演目のローテーションでは観る時のわくわく感は薄れます。役者にしても、血統にこだわる風潮が、現代にはあるようですが、素質ある人が名前を継げばもっと歌舞伎が面白くなると思います。とにかく客はいい役者、いい芝居を観たいだけです。
投稿者 tucci : 2012年12月11日 12:19
今日のニュースを見ていて、お棺から「バァ~!」っとでてくるんだよ、って何度か思いました。ひょっとしたら、霊柩車の運転席にいたりしてなんて。
夢だぁ夢だぁ、でも、夢であったな、でも、どっちでも良いです。夢であったら本当に。
投稿者 でじょん : 2012年12月11日 21:35
2012年12月11日
鯛のカルパッチョ、牡蠣のパスタ、牛ヒレの網焼きほか
集英社の横山氏、伊藤さん、伊礼さんと大宮のイタリアン「イルクオーレ」で会食。
小説すばるで連載していた「壺中の回廊」の打ち上げで本来はめでたい乾杯となるはずが、「献杯にしたほうがいいですかね」と横山氏が言われたように、勘三郞が亡くなったことを全員が気にせずにはいられなかったのは今日が密葬だったというほかにも理由がある。というのは、この小説が近代の歌舞伎界を背景にして、六代目菊五郎と二代目猿之助を併せてモデルにしたような人物が登場し、それを現代の歌舞伎しか知らない人が読んだなら、故人をイメージするであろうと思えるからであった。連載開始時はまさかこんな悲劇が起きるとは想像もできなかったわけで、なんとか年内か年明け早々に手直しををして四月の歌舞伎座再オープンに間に合わせるグッドタイミングな刊行を予定していたわけだけれど、今はもう少し出版時期を遅らせてでも手直しを出来るだけきちんとしたい気持ちに私はなっていて、その旨を集英社の皆さんにお話ししたのだった。思えば伊礼さんの前の単行本担当であった八代さんは故人の本を何冊も手がけてらっしゃった方なので、そのお気持ちは察するに余りある。私としても、こういう事態になると、とにかくヘンに急いで出して歌舞伎座開場を当て込んだ作品という風に見られたくはないし、出版する以上は拙くとも全力をあげていい作品に仕上げるのが作家の務めだと思うので、出版時期に対してわがままを言わせてもらったのだけれど、皆さんにご理解を戴いて気持ちよく了承してくださったのは何よりだった。そんなわけで刊行はたぶんひと月ほど遅れる形になりますが、読者の皆さまもその旨ご了承下さいますよう何とぞ御願い申し上げますm(__)m
コメント(3)
失礼でしたら申し訳ありませんが、その理由なら全く手直ししないほうが良いと思います。
今朝子様がどうしても手直しする必要があると思われるなら、文句はありませんが、難癖をつける人のために手直しをしたいのならする必要は無いと思います。
嫌な気持ちにさせていたら申し訳ありません。
投稿者 nao : 2012年12月12日 19:42
別に難癖をつける人?のために手直しをするのではありません。より良い作品に仕上げるために、自分が納得できるだけの時間をかけようとしているのです(^^ゞ
投稿者 今朝子 : 2012年12月12日 20:34
お答えありがとうございます。
刊行を楽しみに待たせて貰います。
投稿者 nao : 2012年12月12日 22:43
2012年12月12日
豚ネギ鍋
QPで見た料理。酒と塩を加えた出汁に豚シャブ肉を入れて火を通し、アクをとってから味醂と醤油で調味。そこに斜め薄切りにしたネギとエノキダケをたっぷり加える。仕上げにおろし生姜ちらし、七味を添えて食す。簡単に出来て温まるのでオススメ。
今日は朝からほとんど休まずに仕事を続けていて、夜のニュースでようやく北朝鮮のミサイル発射を知ったが、角田被告の自殺報道にはビックリである。あれだけワケのわからん事件が結局はナゾのままで終わるんだろうか?ものすごく気になってて気持ちが悪い人がイッパイいそうである。とにかく、そんなわけで今夜はちょっと疲れているので、ブログはこれで切りあげて、早めにお寝みさせて戴きます(-o-)/
2012年12月13日
ミル貝の刺身、茶碗蒸し、太刀魚の西京焼き、蓮根饅頭、焼き鯖の棒鮨ほか
旧友のモリと近所に出来たびっくりするほどリーズナブルな和食「魚匠 基」で食事。
駐米時代が長かったモリからは、アメリカの壊れちゃった具合いをいろいろと聞かせてもらい、それにしても今度の選挙で日本は一体どうなるんだろう(-。-;)と心配しつつ、どの政党を選択したらいいのかさえ、お互いまだわからない状態というよりも、「本当にまともなリーダーってゼンゼンいないよね〜」「ああ、勘違い!でリーダーぶってるヤツはいるけどねえ」という意見で一致したのだった。
「日曜日の討論番組だったなんかで、イシハラが福島さんに『うるさい!黙れ!』って言っちゃったのはアゼンよ。あんなのを日本の代表に選んじゃったらホント世界の笑いものよ。ハシモトなんか時々いいことも言ってるのに、なんであんなのとくっついちゃったのかしらねえ」とモリ。「ハシモトはどこかで自分の降り時を見つけたかったんじゃないのかしらねえ。バカじゃなければ維新の会が自分の手の回らない状態になってて、今へたに自分が矢面に立つのは得策じゃないことくらいわかっただろうしねえ」と私。「自民党もアベじゃなきゃまだ考えてもいいんだけど、あの人も一度投げだしといて、よくまたやろうなんて気になれるわよねえ」とモリ。「まあ結局その程度に脳天気な人なんじゃないの」と私。「未来の党も私はゼンゼンどうかと思うワケよ」とモリ。「まあ嘉田さんはともかく、副代表が森ゆうこじゃねえ」と私。「結局みんなの党が一番マシかなあとは思うんだけど、でも、あの党が少し増えたくらいで何が変わるってわけでもなさそうだしね〜」「まあ、あそこは少ないからまだまとまりがある感じはするんだろうけどね〜」てな具合で、結局リーダー不在の政治を嘆くばかりだった。「勘三郞が亡くなった時に、ああ、歌舞伎界はホントに大きなリーダーになる素質がある人を亡くしちゃったんだなあと思ったんだけど、リーダーがいないのって歌舞伎界ばかりじゃなくて、今日本のどこにもいないんじゃないの、って思ったワケよ」と言ったのは私でなくモリでした。
2012年12月14日
前菜、ふかひれスープ、北京ダック、海老と帆立貝の炒め物、豚ヒレ肉の煮込み、翡翠麺ほか
幻冬舎のヒメと大宮東口の「銀座アスター」で会食。忘年会シーズンで、おまけに金曜の夜とあって、飲食店の数がめちゃめちゃ多いにもかかわらず、どの店も超満員で、予約してなかった私たちは危うく食事難民となりそうだった今宵の大宮である。「いや〜なんだか大宮に圧倒されちゃいました。若い人もスゴク多いし、まるでふた昔前の東京の賑わいみたいな感じですよね〜」とヒメ。「そうなのよ。ここに住んでると少子高齢化なんて一体どこの国の話?って感じなのよ〜」と私。ともあれ店舗面積が広いこの店にはなんとか潜り込めたものの、ここでも大騒ぎしてる人たちがいて、「この手の店で忘年会やるってスゴイですよね〜」と互いに驚きの顔を見合わせてしまったものである。
社会派のヒメとはよく世の中を憂う仲なのであるが、それにしても今度の選挙は困ったもので「このままだとゼッタイ自民党になるとは思うんですけど、政党CMを見るたびに、『日本を取りもどす』って言ってるアベの滑舌が悪いのにがっかりして、顔色もなんだか悪そうだし、あ〜日本は大丈夫なんだろうかって思っちゃうんですよね〜」とのこと。なにせ幻冬舎は色んな政治家の本を出版して、色んな情報も入ってきやすいせいもあってか「ホントに日本は大丈夫なんだろうか?って近ごろ思うことばっかりなんですよ〜」「アベボンが『日本を取りもどす』っていうのを聞くたびに、私はどこかの国が『強勢大国』っていってるのと、どこが違うんだろう?って思っちゃうわけよ。富国強兵の時代じゃあるまいし、はっきりいって目指していることのセンスが古すぎるんだよねえ。まあ結局、ああいうセンスの人を支持したら、日本はいつまでたっても世界的な潮流に周回遅れで乗り遅れちゃうことになるってことが、まだ気づけないんだからどうしようもないけどね」てな話から、日本の現在さまざまな分野で起きている劣化の問題やら、さまざまな話に及んで、相変わらず憂い且つ飲むのもしっかり、憂い且つ喰うのは忘れぬ私たちでありましたf(^ー^;
2012年12月15日
大根と鶏肉の味噌煮
QPのレシピ本で見た料理。水に昆布と水を入れてしばらく置いてから煮立たせて、鶏の骨付き肉と大根を入れて20分ほど火を通し、さらにニンジンと味噌を加えてじっくり煮込んで仕上げに大根の葉を入れる。
今日1本入稿して、年内入稿も残すところあと1本で、ようやくなんとか年越しができそうな感じになったが、そうこうしてるうちに明日はもう選挙である(__;)
晩ご飯を作りながらTBSの報道特集を見ていたら、韓国の大統領選挙のほうがまず選択の基準がはっきりしてるし、おまけに両候補ともイッパシの背景とそれなりの雰囲気を持ってる人たちのようなので、これなら投票もしやすいよな〜と思われたのである。片や日本では、若い人たちの選挙に対する関心のなさが問題として取りあげられたが、今回はそれを非難するのもちょっと気の毒なくらい、まず誰に投票したらいいのかさっぱりわからないという、政治家たちの問題のほうが大きいのだった。この人だけには当選して欲しくないと思う人はイッパイいるので、最高裁判事と同様に、×印を付ける方式ならゼッタイ投票所に行くのに…といってる人が、私の周りには何人もいらっしゃるのである(×_×)
私自身、何はさておきまずこれだけをキッチリ解決してほしい問題があって、それはもちろん4号機の剥きだしになった燃料プールを始めとする福島原発の事故処理で、本当にそれはどこまで可能であるのかということや、可能であることを前提として、瓦礫等の処理を含めたスケジュールの詳細を早急に明示してほしいと真剣に思っているのだけれど、その問題に言及している政党がどこもないのはビックリなのであった。
というわけで積極的に支持する政党は無い!に等しい状況のなか、それでも敢えて選ぶとすれば、各種調査の読みを信じたとして自民党の単独政権や維新の会との連合政権だけは避けたいと思うので、なんとかそれを阻止するような投票行動を取ろうとすれば、結局は民主党を連合政権に残すという選択になるんだろうか?とにかく大変な時期の選挙であり、大きな節目ともなりかねない選挙でもあるので、自らの意志をきちんと反映したいとは思いつつ、否定形でしかそれを反映できないのは非常に残念である。
ともあれ経済の停滞は、何も自民党が声高に言っているように、民主党が政権を取っていた日本だけの問題ではなく、雇用の安定や中間層の回復は今や世界中の先進国が共有している課題だし、グローバリゼーション後に社会不安が増大し何かと混乱が相次ぐことに関して、世界の中で日本はまだ相当マシなほうなわけだし、これは人類全体がすぐに解決できるような問題ではないと覚悟して、さまざまな現象や物事をもっと長い目で見て判断すべきだろうと思うのだけれど、如何せん、先があまり長くはない不労所得をあてにする高齢者が目先のことで判断するのは致し方ないのかもしれない。かくしてそういう人たちの選択が将来に禍根を残すことにならないよう祈りつつ、私はなんとか少しでも自分の一票を有効に活かすよう考えて投票だけはしたいと思っております。
コメント(2)
本当に今回の選挙は消去方、○か×かで投票したいです。
石原氏はテレビに出てくるたびに「自民党が政権を取ったら維新と一緒に憲法を変えます」ばかり。何処が今の憲法がダメで何処を替えれればどうなるのか?福島の原発事故処理の解決を全世界が見ていると言うのに「憲法を替えなければ世界の中で日本はついて行けない」どうついて行くつもりでっか?
安倍さんは相変らず早口で自分の観念ばかり口走るし、鳩ぽっぽ叔父さんとかわらへん。
滋賀県知事もどうすれば自然エネルギーに変換できるのか?どれだけの時間と費用が要り、雇用はどの程度生まれるのか?そこが全くわからへん。
投稿者 お : 2012年12月16日 15:25
党は乱立、党首は乱心…
今回は消去法で期日前投票をしました。ぶれない共産党です。
投稿者 hana : 2012年12月16日 16:01
2012年12月16日
点心セット、昨日の残り
点心セットは乗馬の帰りに近所の高島屋地下でゲット。
今日は写真でおわかりのように素晴らしい乗馬日和で、お相手のユウ君も久々に快走してくれて幸せな気分(*^_^*)で帰ろうとしたら、「今朝子さん!」と声がかかって、見ればバリキャリのOさんだった。クラブの近所にお住まいの彼女は退会後もしばしば遊びにいらっしゃって、今日は時間に余裕があるとのことなので大宮にお誘いしてお茶したのだった。「で、選挙行ったの?」と訊いたところ「入れたい党が全くないんで今回は断固棄権しました!」とのこと。クラブで会ったオペラ歌手のSさんにも同じことを訊いて、同じような答えが返ってきた。好天に恵まれた分、意外といいような気もするのだけれど、果たして最終的な投票率はどんなもんなんだろう?
バリキャリのOさんからはPC関連やゆとり世代社員等々のいろいろ面白い話をお聞かせ願ったが、やはり政権交代必至の状況で、予算の組み換えがありそうだという感触は企業的にはいい風に受け取られているようだけれど、「アベさんが総理になったらまたお腹こわしちゃうんじゃないんですかねえ」という自民党への不信感も相当なようで、この点は京都の妹を始め、私の周囲の四、五十代の女性みなさんが口にされることなので、やはり前回の辞職は政治家にとっては致命的ともいえる失態であり、今回はもうどんな大病でも現職で死なないといけない雰囲気であるのがよくわかるのだった。とにかく現在四、五十代の女性は日本がイケイケ状態の時代に青春を送られているからなのだろうか、弱っちい男に対して大変に手厳しい面があるようで、うちの妹と話すと必ず「日本の今の男はホンマにあかんで〜」と自らも男の子を持ちながらいうのである。世代が上でもアベボンなんかを見てるとイラッとするらしい。で、結局のところ彼女は筋金入りの民主党支持者なので、「フタを開けたら民主党が意外にそれほど負けてへんかったという風にならへんやろか」と昨日の電話でも言っていた。
これを書いている今現在午後6時、まだ開票もしてない段階で、私自身は一応すでに投票を済ませているが、さてどういう結果になるのやら、その感想は明日に回すことにし、今日敢えてブログの書き込みを早めに終了してTVの開票速報を見ることに致します<(_ _)>
コメント(3)
私も入れたい党が無い様子の夫を置いて投票してきました。死に票覚悟の共産党と猪瀬さん以外です。
棄権はある種の意思表示ですが、本当に怒っているなら投票所に足を運んで棄権と書いたほうが有効ではないかと思うのですが?
投票所に足を運ばない棄権は、意思表示どころか今回有望視されている人をらくらく当選に導く行為なのではないかと思っています。当選する政治家も都知事なら50パーセント以上、衆院選なら得票率80か70を切ったら再選にしたほうが良いのではないかと思います。
庶民の声が政治家に届かないのは与党有利の選挙法にあるのではないかと、官僚より明らかに馬鹿な私は思います。
投稿者 nao : 2012年12月16日 22:55
私も前のコメントに賛成です。投票しなきゃ某政党が大勝するのを助けただけではないですか。入れたい候補者や党がなくても、候補者の中からマシな人を選ぶとか、意思表示としても死に票覚悟で投票するとか、大勝ちしないため、とか、別の視点の選び方があるのではないでしょうか。
今回は「自民党に政権に復帰して欲しい!!」というマスコミのミスリードが酷過ぎて政治家よりも報道に対しての方が腹立たしいです。
投稿者 minmin : 2012年12月16日 23:56
みんな(ここの皆さんの事とちゃいまっせ)単純やな~というのが私の感想。投票率は最低やし。
自民に入れすぎやわ。勝たせすぎたらあかんのに、もう。
まあ民主もだらしなかったけども、一期ではなにもかもそうはうまくいかないのに。
私は小選挙区は民主、比例代表は府市あわせを解消すべく維新に入れました。もっとも石原のじいさんは嫌いは変わらず。
迷いましたが、棄権すると後の開票速報が楽しめないので。
今度の内閣も案外短命かもしれませんね、来夏には参議院もあるし、その時はどうなるんでしょね。すぐですわ。
歌舞伎は良い役者に現役で出てもらいたいので、もう少し公演日を短くして健康面を重視する労働環境にしてもらいたいです。ほとんどの役者は休みがないのが売れっ子の証しと言うてますが、勘三郎の命の電池があまりにも早く切れたのをみて何とかならぬものかと思います。
それといつもは私、中日過ぎに観に行くのがマイセオリーやったんですが、大体の人が初日に行かないと・・・と言うので1回だけ行きましたところ、こなれていない感が目立ってましてアカンかったです。
ひと月公演に何回も行く人にはなんともないんでしょけど、こなれ感のないぎくしゃくしたのを生まれて初めて観たお客さんならば「歌舞伎ってこんなもの?」て、なって二度と劇場に足を運んでくれへんかも?と思っちゃいましたわ。
もう少し新劇のようにお稽古日やお休みをとっても良いのでは。儲けを出すだけのために不完全な芝居まで見せてめいっぱい幕を開けるのは本末転倒に感じます。皆さんどう思われますかしらん?
投稿者 毎晩晩酌 : 2012年12月17日 18:35
2012年12月17日
イモ煮汁
イモ煮汁というのはこんなものかも?と想像しながら作ってみた。出汁に里芋と豚肉と舞茸とシメジと長ネギを入れて酒、砂糖、味醂、醤油、塩少々で味付け。
妹の選挙区では前原氏が早々と当確を決め、私の選挙区でも枝野氏がなんとか議席を死守したものの、民主党の惨敗ぶりは呆れるほどで、今後も党が存続するのかどうかさえわからないような感じである。戦後最低の投票率が意味するものは、前回民主党を支持した人のほとんどが投票所に行かなかった結果と推測される。要するに党と同様に、支持者もまた野党気分が抜けていなかった証拠であろう。日本の都市部有権者の多くは、長期に続いた自民党独裁政権下において、別に支持しているわけでなくても社会党や共産党に票を入れるのが良心的な投票行動のような刷り込みがなされており、そこから脱しきれないまま二大政党時代を迎えた結果ともいえる。自らの寄って立つ基盤を鑑みて政党を支持するという感覚が、いまだ都市部有権者に育たないのは、この国の人びとに議会制民主主義が本当の意味で理解されていないことを物語っているようだ。
ともあれ今回もまた国民は自民党を支持したというよりも与党バッシングをしただけなのであって、このパターンの繰り返しがなんだか学校のイジメにも似てどんどんエスカレートしているだけに、あまりにも大勝ちし過ぎた自民党は却って首筋がひやっとする思いであろう。それだけに当分は慎重運転に徹するだろうし、少なくとも来年の参議院選挙までは失点を極力セーブするにちがいない。景気も当面はよくなるだろうし、外交面も当座は意外と雪解けムードになる可能性がある。しかしながら自民党は所帯が膨らんだツケとしてのトラブルを当然あれこれ抱えるだろうし、たとえば財界にTPP参加を迫られたり、アメリカの要請を受けたりしたら、すぐにこれが党内トラブルの発火点になるだろう。原発政策についても当面は河野氏を表に出して誤魔化していても、これまた財界の再稼働要請にどう応えるかで激しい世論の反発を浴びそうである。景気も一時的によくなるとはいえ昔ながら土建屋行政に舞い戻るだけのようだし、結果、日本はまたまたカンフル注射を打つことで根本的な治療が手遅れになるリスクを背負っちゃったわけだけれど、とにかくそれも有権者の選択だったのだから、自民党に投票した人はあとで文句をいいなさんなよ、と申しあげるしかない。また今回は自民党が勝ちすぎだと文句をいう資格も、投票していない人にはないはずである。リスキーな経済政策でかりに国債が暴落したら、融資を受けたりローンを組んでたりする人は地獄をみるけど、日本人はそれを覚悟の上でアベボンを支持したというふうに、当然ながら海外メディアは受け取っているにちがいない。えっ、そんな覚悟はゼンゼンしてないよ〜なんていう泣き言は自民党に投票した人も、選挙に行かなかった人にも許されないのである。
今回の選挙で私は自民党と維新の会が連立する結果になるのを一番恐れたために敢えて民主党を支持したが、それにも抵抗がなかったとはいえないくらい、ブースカのやり方は田中秀征氏が言ったように「アメリカと財界と官僚のこの3つの支持さえ取りつければ政権は安泰だとたかをくくっている」感じがしていて、そのくせ一方で庶民のための政治をアピールしているのが嘘くさくて嫌だったのだけれど、多くの有権者も案外その辺を見破っていたのかもしれないと思うところもあるのだった。
片や自民党は憲法改正まで明言するなどして、そうした意味ではこれまでにない正直なアピールの仕方だったともいえる。自民党に投票した人は当然ながら憲法改正を望んでいるのだと海外メディアが受け取っても仕方がないし、ええっ、そんなことまで望んでないわよ〜という文句もまた、自民党や維新の会に投票した人はもちろん、今回投票所に行かなかった人には許されないことを自覚すべしである。
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12/14、某駅そばを歩行中、街灯演説が耳から入り、珍しくまともな演説だったので、だれかしらと姿を見たら某候補の応援の田中秀征氏でした。寒い夕方の日陰に慎ましいコート一枚で道路に立っての演説は氏らしく思われました。
世論調査で投票する先を決めていない人が多いのは
有権者が政治に無関心だからではなく
むしろ、政治に関心があっても
入れたいところがないゆえでだ。
今回の解散総選挙は野田総理が
「今解散しないと、消費税増税に間に合わない」と
官僚達にまるめこまれた結果だ。
ばらまき公共投資等で4月からの上半期の景気を、
うわべダケでも上昇させ
その数値を基に、消費税率を引き上げる根拠とするには
逆算するとこうせざるを得ないのだ。
といった内容のお話もされていました。
私、個人的には
憲法改悪をしたくてうずうずしている人たちが
2/3以上の議席を得てしまったことが何よりも心配です。
投稿者 芙蓉 : 2012年12月17日 23:44
対GDP 比で世界一発行残高の多い日本国債はまた、世界一金利の低い人気国債でもあります。過去に入札に対する札割れもありません。さらに、これだけ発行残高が多いと、ヘッジファンドなどからの仕掛けも難しいようです。
誤解があるようですが、安倍さんが言っている経済対策は全くリスキーなものではありません。これ以上発行残高を増やさない方法、つまり一度市場で落札された国債を日銀が買いオペで引き受ける訳ですからデフレギャップがある限りインフレも考え難いと思われます。
それでも仮に暴落したとしても、今度は円安に直結しますから輸出産業が息を吹き返します。どう転んでも最強の日本経済に死角はありません。(^_^)
投稿者 TT : 2012年12月18日 00:35
獲得票数と獲得議席数の乖離。これが選挙の一番の問題点ではないでしょうか。死票率について国民も、マスコミももっと問題視した方が良いです。一つの党で衆院再可決可能議席数があるというのは危険ですね。党内の良識派が力をもつことに希望を残します。
投稿者 tucci : 2012年12月18日 05:58
2012年12月18日
絶食
先週までの食べ過ぎが響いたのか、ここ二、三日胃の調子がイマイチだなと思っていて、おまけにここのところ仕事の追い込みで根を詰め過ぎたせいか、背中がパンパンに張っているので、夕方マッサージにかかって帰宅したら、急に気持ちが悪くなって久々に胃液をどっと吐いてしまった。年に一度はあるパターンなので、あまり心配せずに今夜はさっさと休もうと思います(>_<)ゞ
コメント(2)
何あんたって松竹勤務時代の頃から知ってるわよ。あなた仕事が出来るのを鼻に掛けて上の者にはゴマすって、下の者、裏方さんには随分と横柄だったんだって?それくらいの要領がありゃ直木賞獲るのも簡単だわな。
投稿者 木崎秀 : 2012年12月19日 15:10
友人家族と遠出をした時、夫の横にはシンママがべったりで間接キスまで。夫を下の名前で呼ぶのをやめてと言ったら……。
投稿者 ヴィンテージ : 2012年12月19日 22:19
2012年12月19日
ポトフ
絶食明けの定番メニュー(笑)。
このところの仕事疲れがどっと出たのだろう、途中で一回目覚めたものの、昨夜から通算10時間近く眠ってしまい、今朝はみごとに復活しました\(^O^)/といっても胃液を吐き尽くしたせいか食欲はなく、朝昼まったく食事をしないままいつもよりサクサク仕事が捗って、晩だけいつも通りに食事。食事しないほうが快調なのは、野口式整体でいうところの九種体癖だからかも知れず、またこの年イチのデトックスのような絶食は断食療法的な効果があるのかもしれません。とにかく明日はまた忘年会なので、今日も早めにお休みしよう(-o-)/と思っていたら、韓国初の女性大統領誕生のニュースが飛び込んできたのでまだちょっと書いてしまう。
こないだの日曜日にお会いしたバリキャリのOさんは「パクさんがなってほしいんですよ。なんたって儒教の国に女性の大統領が誕生するわけですからねえ」と仰言っていたが、日本よりはるかに儒教の影響が残っている国で、しかも保守党から女性大統領が誕生したのだから確かに時代は変わったのである。もっとも保守党の候補でも、今回は民主党の文候補と同様に貧富の是正を訴えていことで、この間いかに韓国の経済格差が凄まじくなっているのかも内外に示した大統領選だったといえよう。70パーセントを超える投票率も、そうした国内矛盾が背景にあるのだとすれば、日本はまだそこまで深刻な事態に至っていないということなのだろうか?それとも本当に深刻な事態になってしまっても、なお政治に期待することは全くない国民性なのだろうか?ともあれ両候補ともそれなりの背景がしっかりある人たちなので、選ぶ方も選びやすいだろうとは思われたのだった。パク候補も単なる朴正煕大統領の娘というだけでなく、両親が共に暗殺をされ自身もテロに遭うという非情な体験を経て大変に腹の据わった女性と拝察される。人間の背景とは本来そういうことであって、お父さんやお祖父さんが偉かっただけとか、辻立ちで演説が巧かっただけとかいうのは背景にはならないのである。それにしてもイマ時のマスコミが朴正煕を韓国経済を発展させた親日派の大統領としか紹介しないのは、実際に当時の報道を知っている人たちが現場にいないからだろうが、当時は激しい政治弾圧を繰り返すヤバイ人物として日本のマスコミはこぞって報じていたので一般の日本人には印象が悪く、親日というより親自民のイメージだったはずである。自分が年を取ると、マスコミがいってることは本当にいい加減だというふうに、だんだん思うようになってくるものであります(-.-;)y-゜゜
コメント(15)
お仕事が忙しそうなのに毎日の食事もちょくちょく外食がありハードスケジュール過ぎないか?と思っていたところでした。小姑っぽいですが・・・。
韓国はさすが儒教精神が少しは残っている国だけに六十歳までの投票率が日本よりはマシなだけの違いではないでしょうか?
日本は氾濫している情報に洗脳されて自分の意見や投票に意義を見出せない人が多数居るのではないでしょうか?。
私は、韓国よりずっと厳しい状況が日本だと思いますが、それを良くするために投票をする義務と権利があることを日本人は意識しないできたことが一番の問題に思います。
今回自民が圧勝したことが後々大きな迷惑を国民の皆様?にかけないことを切に祈ります(皮肉をこめて普通は皆さんですが皆様にしました)。
投稿者 nao : 2012年12月19日 23:54
naoさん、韓国より日本が厳しいというのは、韓国資本の入ったマスコミに影響され過ぎですよ。ウォン安誘導しなければやって行けない輸出依存国で、その弊害がインフレです。国民生活は悲惨です。日本から技術と経済援助がないと成り立たない哀れな国なのです。
私は韓国に出張で150回も行っていますから、少しは分かっているつもりですが、儒教の国と言うのは最早幻想に過ぎません。ポスコに見られるように日本から特許侵害をし、バレたら開き直る、また大統領自ら恩ある日本を恫喝するヤクザな国です。
投稿者 TT : 2012年12月20日 01:14
TTさんコメントありがとうございます。韓国のことを自分がどれほど知っているか自信が無いだけになるほどと思いました。でもしかし、日本もどちらかといえば輸出が立ち行かないと良くない国なのでは?馬鹿すぎたらお許しください。
私が厳しいと言いたいのは、一番は政治の問題です。今どうしても自民に託さなければいけないならきちっと民意を反映してくれよと思っています。
あと少し失礼な気もしますが、ニュアンスから韓国を侮蔑している響きを感じるのですが、韓国も中国も特許侵害をしているのは明白なのにそれがまかり通っているのは政府が交渉下手だからと思うのは私の勘違いでしょうか?
投稿者 nao : 2012年12月20日 02:13
朴大統領の活躍に期待します。
ぼんぼん育ちの多い日本の政治家にカツを
いれて欲しいですね。
投稿者 モイラ : 2012年12月20日 09:26
naoさんTTさんありがとうございます。ここに来るとエエ勉強できますわ。日本のマスコミはだいたいが一辺倒な記事ばかり。
韓国だけが特許侵害してるのではない事は事実で中国は腹が立つより呆れてます。国の威信とはなんぞや?と聞きたいくらい。韓国には膨大な円借款、返してもらえない貸金がありますがそれもこれも戦後処理を金で解決してきたつけですわな。
しかし韓国もとれるだけ取って自分の国の経済格差が大きくなり国民の不満が大きくなると日本国軍が67年前にした事をほじくり出してくる。中国も一緒。
近所付き合いでも近い家ほど気をつけて付き合わんと延々ともめごとは続きます。日本の政治家のウイークポイントをついてこられっぱなし。外交下手。これが今回の選挙に表れているような気がします。ここからは我々もですけど若い人が真剣に今後どうしたらエエのか?政治家に何を求めるのか?考えないと矢面に立たされるのは今の10代ですよ。
投稿者 お : 2012年12月20日 12:45
naoさん。150回も韓国を往復した私には韓国人の友人も尊敬出来る恩人もいます。従って全員がヤクザだと言っている訳ではありません。しかしながら国として、あるいは企業として超えてはいけない線を簡単に超える人達が多い事は紛れもない事実です。その人達に関しては軽蔑しています。また、その人達に日本企業の貴重な知的財産を与えてしまう、お金だけが目的の日本人がいる事も事実で、同じく、その日本人も軽蔑している訳です。よろしいでしょうか。(^_^)
日本の輸出に関してですが、今現在の日本の貿易依存率(輸出+輸入の対GDP比)は米並の20%台です。韓国や中国は70〜100%にもなります。内需を自律的に成長させられない発展途上国ほど貿易依存が高いという事になりますが、日本は過去に散々輸出で稼いで経常黒字を積み上げて来ました。その累積黒字が対外純資産として250兆円となり、世界で最大の債権国です。これ以上黒字をさらに積み上げて、ギリシャのような国(経常赤字国)を作りかねない事をするよりも、その資金力と技術力を持ってすれば、十分内需大国になれます。
さらに言えば、日本は過去の貿易摩擦から生産拠点の海外への移転が進んでおり、その売り上げだけでフランスのGDP並の200兆円にもなります。経常収支の所得収支の黒字が年15兆円もあって、純輸出(輸出マイナス輸入)が対GDP比、例年で1%に過ぎない(今年は311からのエネルギー輸入が多いのでマイナスです)日本は貿易立国とは言い難い事がお分かりいただけたでしょうか。
従って、これらの事からも分かるように日本が借金大国であるというのも消費税を上げたい財務省などが流すデマです。確かに財政赤字はありますが、それは徴税権や通貨発行権を持つ政府が、その権利を正当に行使せず、外圧や自らの都合で増やして来ただけの事です。しかもそれに関しても政府は有形と金融資産を持ちますから、プラスマイナスすれば若干の黒字だという事は内閣府からも発表されています。
企業でも借金のない企業はありません。プラスマイナスでプラスであれば何の問題もないのです。つまり財政再建は純粋にテクニカルな問題と言えます。にも関わらず、国民一人当たり700万円の借金というのは、とんでもない悪質なデマで、全くの逆なのです。日本は一人当たり2300万円の有形純資産と金融純資産を持つ世界一の金余り国です。これは国富と言いますが、土地建物、企業の生産資産、金融純資産を足して人口で割ったものです。(財政赤字分も勿論含での数字です)
最後に、安倍さんが打ち出している経済政策をきちんと実行すれば、政府債務の対GDP比が下がって行きますから、そのうち財政の問題は話題にも上らなくなります。。。自民党はベストとは言えないが最善の選択であった事は確かではないでしょうか。余計な話をしてしまいました。(笑)
投稿者 TT : 2012年12月20日 13:23
150回も行ったというところが嘘くさいのですが、いちいちそこまで数えていますか?
昔マンションのモデルルーム見学に行ったら、口八丁手八丁といった若手社員が、何千万のマンションを買うことをいともたやすい日常のことのように言っていました。申し訳ありませんが、あなたの言うことにもそのような嘘くささが匂います。
詭弁でも本当でも勉強にはなりましたが。
投稿者 nao : 2012年12月21日 22:09
150回は大韓航空のチケットに記載されますから間違いありません。そのマイレージで3回くらいビジネスクラスでソウル往復しました。(^_^)それでも疑われるならパスポートをお見せしましょうか。
嘘をつくにしても簡単にバレる嘘はつきませんよ。あとの経済に関する数字は内閣府や経産省のホームページで確認出来ます。ご自身で調べられたらいいです。
意外なコメントに少し驚きました。
投稿者 TT : 2012年12月21日 22:32
申し訳ありません。愉快犯の書き込みと重複していたため、ひょっとしたらすっかりだまさたかもという疑いを抱いていました。
でも事実ならあなた様はエリートですよね。ひがみ根性かもしれませんが、自民党は避けて通れない今回の選択肢だったと思いますがまだ信用しきれないのです。
数々の問題を、これから自民党がどう解決していけるかの道筋はありますか?これから先にまだまだ解決する問題を自民党はどう解決できるのでしょうか?もしもお答えしていただけたら大変嬉しく思います。
投稿者 nao : 2012年12月22日 00:02
naoさん。
誤解が解けたようで安心しました。(^_^)
私はエリートなどではありませんが、自動車の開発関係の仕事に長年携わって、日本の技術のアドバンテージをいやという程感じています。
そんな凄い国が、数字的なアドバンテージはともかく、今の状態にいること自体あり得ません。
原因がある筈と思い、色々調べて来ました。それをこの限られたコメント欄で全て開陳するのは不可能です。(笑)
何らかの、他の方法を考えますので、少し時間を下さい。ご期待に添えるかどうかは分かりませんが、多少の、お役に立てるかもしれません。
投稿者 TT : 2012年12月22日 00:21
naoさん
答えになっているかどうか分かりませんが、下記ブログで読んでみて下さい。
http://ust.cocolog-nifty.com/blog/2012/12/post-736d-5.html
投稿者 TT : 2012年12月22日 15:08
naoさん
答えが長くなりますから、私のブログで読んでもらおうと思ったのですが、URL をコピペしたところ、多サイトへ誘導する為のリンクとして削除されたようです。
投稿者のところのTTをクリックしてみて下さい。
投稿者 TT : 2012年12月22日 16:08
naoさん
これでどうでしょうか。
TTが答えです。(^_^)
投稿者 TT : 2012年12月22日 16:16
TT様丁寧なお答えをありがとうございました。あつかましい質問でしたのに本当にありがとうございます。
内容は三割くらいは掴めたかと思いますが、もう少し読み込んで噛み砕かないと私の脳みそは理解しきれていないような気がします。なんとなく今の政権は刃の上を渡っているようなものでしっかり見ていないといけないのだと教えていただいたように思います。
投稿者 nao : 2012年12月23日 01:48
どう考えても今この社会がひどい状態に陥った原因を作ったのは自民党の時では?金融緩和による借金大国、政治家の愚策である不採算の飛行場、大学許認可、処理場なしの原発、ダム天下りetcどうしても許せないのは選択性別姓を認めず、保守的は家族制度からの視点しか持たない政治家が多いこと。世の中は多様な家族形態が多いのにもかかわらず。
投稿者 pon : 2012年12月23日 23:12
2012年12月21日
刺身の盛り合わせ、野菜の盛り合わせ、牡蠣のクリームコロッケ、鶏のつくねほか
翻訳家の松岡さん、元ミセス副編集長の福光さん、松岡さんのご友人Fさん、Fさんのご友人Hさん全員そろって今日はどさん子友の会忘年会を渋谷文化村の「春秋」で催しました∈^0^∋とにかく会えば馬グッズの交換や馬話ばかりで盛り上がるメンバーの全く罪のない忘年会で、今年は愛する自馬を手放されたFさんのお話を伺ったり、また神戸市が助成している神戸乗馬倶楽部が素晴らしいというお話など、乗馬クラブ関連の情報も何かとお聞きして大いに参考になった。それにしても馬にハマルのは一種の宗教みたいなところがあるよね〜、なぞと引けて話せるオトナのメンバーなのだけれど、それでいて別れ際にはやっぱり「来年はいつ釧路へ行きましょうか?」となるのだから、これぞまさに病膏肓というべきでありましょうf(^ー^;
コメント(1)
週刊朝日、買いました。時代考証無視で、途中で読む気が失せる時代小説もあるので、このリストは参考になります。遅読なので、読みたい本が山積みですが、「平蔵の首」など、すぐ読みたくなりました。
投稿者 ウサコの母 : 2012年12月21日 22:02
2012年12月21日
刺身の盛り合わせ、野菜の盛り合わせ、牡蠣のクリームコロッケ、鶏のつくねほか
翻訳家の松岡さん、元ミセス副編集長の福光さん、松岡さんのご友人Fさん、Fさんのご友人Hさん全員そろって今日はどさん子友の会忘年会を渋谷文化村の「春秋」で催しました∈^0^∋とにかく会えば馬グッズの交換や馬話ばかりで盛り上がるメンバーの全く罪のない忘年会で、今年は愛する自馬を手放されたFさんのお話を伺ったり、また神戸市が助成している神戸乗馬倶楽部が素晴らしいというお話など、乗馬クラブ関連の情報も何かとお聞きして大いに参考になった。それにしても馬にハマルのは一種の宗教みたいなところがあるよね〜、なぞと引けて話せるオトナのメンバーなのだけれど、それでいて別れ際にはやっぱり「来年はいつ釧路へ行きましょうか?」となるのだから、これぞまさに病膏肓というべきでありましょうf(^ー^;
2012年12月21日
塩鮭のソテーアーモンドソース
昨夜どさん子友の会のHさんから頂戴した塩鮭をソテー。アーモンドソースはQPのレシピ本を参考に、バターを溶かしてアーモンドスライスを色づくまで炒め、レモン汁と醤油で調味。付け野菜はポトフの残り。食欲は相変わらずイマイチながら塩鮭が美味しくて完食しました。
今日でようやく先が見えた感じだが、それでも週明けに最後の入稿を控えて、3連休なんかとてもとてもしてらんない雰囲気で、年末はホントお互い様でございましょう(^_^;)
もっとも、こんなに大変な思いで入稿だの更訂だのしてて、今日ですべてがお終いだったらがっかりだったが、幸か不幸か、人類はなんとかまだ続くみたいである。マヤ暦による世界最後の日が今日だということなんて私同様すっかり忘れていた人が多いのではないか。というよりナニそれ?と思ってる人のほうが多いのかも。日本でノストラダムスの時ほど騒がなかったようなのは、当時と違って、今やもっとずっとリアリティを持って感じられる危機がいくつもあるからであろう。
それにしても今日発表された地震6弱以上の地震が起きる全国地域別の確率って、一体どんな意味があるんだろうか?関東で全体に確率が上がっているのはさもありなんとおもえるが、静岡で90パーセント近い数字が出ているのに東北のほとんどが数パーセントという大きな落差があったり、奈良が70パーセントという異常に高い数値が出ているのも不思議だし、結局のところ確率とは関係なく、日本ではいつどこで起きてもおかしくありません!という報道の仕方を聞くと、それなら確率を出す意味がないじゃん、とか思ってしまうのだった。そもそもこの確率の出し方で東北に起きた東日本大震災が予測できなかったんじゃなかったんだろうか?それをまだそのまま続けているんだろうか?
2012年12月22日
タラの梅味噌煮、カブのホットサラダ
サラダはQPのレシピ本で見た料理。カブは厚めの薄切りにしてオリーブ油でソテーし、塩胡椒で調味。白練り胡麻とマヨネーズと醤油、砂糖少々を合わせたマヨソースでカニかまといっしょに和える。梅味噌は去年に引き続いてどさん子友の会のHさんに頂戴したもの。青梅を味噌に漬けて溶かし込んだものというお話だったが、今年は去年よりも梅の酸味と旨みがよく出ていて、淡泊な白身魚の煮汁にしても美味しかったが、次は焼き魚のタレにしてみようと思う。
食事しながら見ていたNHK7時のニュースを見ながら食事し、次期首相のアベボンが早くも民主党の原発政策を一から見直すと明言し、新設の容認を示唆するような発言をしたことには正直すぎてちょっと驚いてしまった。この人お腹が痛くなる前に言えるだけのこと言っちゃおうという感じなんだろうか、あれもこれもいっぺんに口に出しているから菅次期官房長官は泡を喰ってるのではあるまいか。このニュースのすぐあとに中国で広州北京間を八時間で結ぶ高速鉄道が完成したニュースが流れ、それに関連して、中国では例の大事故のあと一時中断していた高速鉄道の開発を再開していたという報道がなされたので、なるほど、日本でも原発事故があって一時は中断していたが、すぐに開発を再開したというふうに報道されるのだろうかと一瞬思い、冗談じゃない!事故が及ぼす影響の凄まじさをちゃんと考えてみろ!!!と改めて憤りが込みあげてきた私であります(-_-#)
2012年12月23日
柿の葉鮨、昨日の残りのサラダ
乗馬の帰りに大宮エキュートでゲット。
しんしんと冷え込む馬場で午前11時から昼過ぎまで2鞍連続のレッスンを受け、お相手はお馴染みデカ顔の青鹿毛ユウ君で、寒いせいかいつもよりサクサク動いてくれて、駈歩もかなりのスピードが出たので気持ちよく乗れたつもりだったが、インストラクターの方からは「松井さん、走られましたね!」との鋭いご指摘がf(^ー^; 確かに右手前の駈歩は、私が不馴れなせいもあってバランスを崩し、別に怖いほどではなかったが、ちょっと持って行かれ気味に感じた瞬間はあったのだった。それにしても、ユウ君はガタイがでかくて障害も跳ぶ馬なので、馬場レッスンだと小回りが利きにくい難点はあるのだけれど、このところお互い巧く息が合ってきて、大変よく動いてくれるようになったにもかかわらず、以前あまりにも動かなかった時があったから、来月は専用馬を替えることにしてしまい、今日でお別れだったのは淋しいかぎりでした (;O;) てなわけで、 また乗せてもらうからねユウ君\(^_^
ところで馬を走らせるのと「走られた」というのはゼンゼン違っていて、やっぱり勝手にずんずん走られちゃうともちろんマズイのであるが、ある程度勢いよく走ってくれないとといけない面もあるわけで、つまりは自分がそのスピードにしっかり対応してれば問題ないのだけれど、その対応も自分の体調とかで変わってくるし、馬もまた日によって、時間帯によって動きが相当に違うので、お互いに折り合いを見つけるのが乗馬の難しさでもあり、面白さでもある。とにかく相手は動物という自然だから、人間がそれをいかにコントロールするかが問われるわけで、若い時ずっとアーバンライフを送っていた私は、乗馬を始めて本当に自然を舐めてはいけないという実感が持てるようになった。それと「走られた」で想い出すのは「口が走る」とか「筆が走る」という言葉で、正確には「口に走られた」「筆に走られた」というべきなのかも?と思っちゃいます(^○^)
年末だからクラブで借りているロッカーなどを掃除してから帰宅してすぐに有馬記念のTV中継を見て、今年のダービーで応援してダメだったゴールドシップがめちゃめちゃ強いレースをして勝ったから嬉しくなってしまった\(^O^)/久々の芦毛クン人気がまた来るかも?であります。
晩ご飯を食べたあと見たのは昨夜と同様やはりフィギュアスケートの全日本選手権で、男女共に現在日本のフィギュア陣はいかに層が厚いかを実感させてくれた。浅田真央は本人がイマイチ不本意な出来ながら順当に優勝を果たしたものの、SP1位だった鈴木明子が3位入賞さえ逃すという番狂わせも層の厚さを物語っている。男子はSP1位の羽生結弦が譲らずに優勝をキープしたが、昨夜はやはり高橋大輔の素晴らしいフリー演技が魅せてくれました。
コメント(3)
ponさん、おっしゃる通りです。今の日本の体たらくの基礎は古い体質の自民党が作りました。特に構造改革や金融改革(改悪?)で世界で最もまともだった日本の経済構造を壊した小泉時代が最悪です。その時代の古き利権構造にまみれた自民党長老議員が、殆ど引退した今、新しい経済理論に武装された新保守層が力を持つようになりました。だから私も昔は自民党批判をしていましたが、今回だけは期待しているのです。尤も、一番ましな政党という意味でしかありませんが。(^_^;)
それから、誤解があるようですが、金融緩和では借金は増えません。マーケットにある債券(日本国債など)を日銀が円を刷って買う訳ですから、むしろその分減ります。では何を白川日銀総裁が心配しているのかと言いますと、マネーサプライが増える事によるインフレです。ところが日本には膨大なデフレギャップがありますから、本当はインフレになどなりっこありません。なのでインフレターゲットを設定しても多少の金融緩和(10兆円や20兆円)では目標数字(2%)に達しないでしょう。
ではそれをなぜ、どんどんやらないのかと言いますと、財政規律、つまりお金をどんどん刷ってもいいのかという事で、真面目な日本人には抵抗があるのです。しかし、リーマンショック以降、米や中国は日本の何倍もマネーを増やしました。要するに刷り負けて円高にもなっているという訳です。(何でも、少ない方が希少価値が出るでしょう)だから安倍さんが金融緩和を本気でやると言った途端にマーケットが反応して円安、株高になりました。
選択制夫婦別姓に関しては、半島の影響力を強く受けている勢力(民主党や社民党など)主導で進めていますが、外国人参政権や人権救済法などと同じで、半島勢力(帰化人や在日外国人)の権限拡大を狙った政策の一環です。今の自民党はこれらの法案には反対しています。
投稿者 TT : 2012年12月24日 13:47
半島の影響力?半島勢力の権限拡大?・・・なんか古い時代の映画でも見ているような感じを受けました。他の国で普通に行われている夫婦別姓や外国人参政権もどこかの勢力権限拡大を狙った政策でしょうか?こうなると子ども手当や脱原発も、半島の権限拡大狙いの政策といわれそうですね。そんなことより世帯主を基本とした戸籍制度や、働く女性と男性の賃金差をなんとかすべきです。
投稿者 pon : 2012年12月25日 12:01
ponさん。そうなんです。言い方がまずく、分かり難かったかも知れませんが、子供手当や脱原発で日本人以上に喜ぶ人が誰かを考えれば見えて来る世界があります。
日本人は平和ボケして何も疑わなくなっていますから問題ある消費税に安易に賛成したりしました。
それにしても、夫婦別姓や外国人参政権が普通の国で行われているとは知りませんでした。因に日本が参考にすべき国はどこでしょうか。
一部の国で採用されている事は確かですが、その国その国で事情が違います。そのような制度が日本に本当に必要か、あるいは何か裏に意図がないのか、熟考する必要があるのではないでしょうか。構造改革や規制緩和で痛い目にあっているので、何かを変える事には慎重になりたいです。
戸籍制度や賃金の男女差は、おっしゃる通りかも知れませんが、知識がないのでよく分かりません。ご免なさい。
投稿者 TT : 2012年12月25日 13:42
2012年12月24日
鶏もも肉のバター焼き
クインズ伊勢丹に沢山並んでいた九州赤鶏が美味しそうだったのと、これって今夜売れないと廃棄処分になるんだろうか?それって冥加が悪すぎないか〜という老婆心で思わずゲットしてしまった(笑)。鶏もものバター焼きはその昔わが家「川上」の献立にもあって、今だと祇園の料理屋でわざわざ食べるような代物でもなさそうだが、当時昭和30年代はまだ鶏肉が貴重品だったのか、非常に美味しくて大好きだったのを想い出す。「川上」ではこのバター焼きにレタスを添えていて、当時はレタスと呼ばずに「ニューヨーク」と呼んでいたくらい、まだ珍しい洋野菜だったことを知る人は今や少ないのではなかろうか。
そんなわけで今夜はいかにもイブっぽいメニューではあるけれど、私自身は年内入稿をお約束した手前、クリスマスなんかどこ吹く風で朝から原稿の仕上げにラストスパートをかけておりました(;O;)
ところでマヤ暦の世界最後の日が無事に過ぎちゃっても関西方面の方は29日が過ぎないと安心できないないのかもしれないけれど、日本の場合は具体的に震災の心配があるとはいえ、世界で終末論めいたものが流行る時代というのもあるんだろうな〜なんて思ってしまうのは、このところ何故か立て続けにキリスト教の「最後の審判」に関する話を読んでしまったからである。これまたクリスマスシーズンとは全く関係なしに、ベッドの中で読んだ本がたまたまそうだっただけであって、ベッドの中で読む本はナイトキャップ代わりに気分を沈静化させて眠くなるようなものを昔読んだ本の中からわざと選んでいるつもりなのだけれど、その中で久々に手に取った澁澤龍彦の「最後の審判」に関する本が昔よりずっと面白く感じられつい夢中になって読んでしまった。そのことにはそれなりの理由があるのかもしれない、と思ったりする。とにかく人類全体が立ちゆかなくなっちゃうように感じられた時代が過去にもあって、それがどんな時代だったかを知ること自体が今はとても面白いように思ったのでした。
コメント(1)
レタスをニューヨークと呼んでいたと懐かしいお話に思わずそうそう!!(私は松井さんと同年齢、岡山出身)子供の頃はいまサラダ菜と呼んでいるものをレタスと言っていました。レタスがサラダ菜より後で市場に出回ったように覚えています。子供の頃、なんでこれがニューヨーク?とお店の人に聞いたら、「アメリカではこれをレタスと呼ぶ、区別するためにニューヨークじゃ(岡山弁)」と言われ、妙に納得したのを思い出します。でもいつ変わったのか・・
テレビの影響?農水省が指導?言葉っておもしろいですね。
投稿者 なおこさん : 2012年12月25日 06:24
2012年12月25日
おでん
寒いのでコレにした。紀文製をゲット。
今日は2本まとめてざっと100枚の入稿を済ませ、コレで三が日はなんとかゆっくり過ごせそうである。いや〜ここまで漕ぎつけるのが大変でしたσ(^◇^;)
大変といえば今後の民主党を率いる海江田氏もご苦労なことだが、この人はどうもビンボークジばかり引いてるような印象があるのは私ばかりだろうか。そもそも前回の代表戦では最初この人のほうが得票数は多かったのに、決選投票でブースカが代表になったのだと記憶するのだけれど、あの時にこの人が代表になっていたら果たして民主党はどうなっていたのだろうか?まあ遅かれ早かれ空中分解は避けられなかったにしろ、ブースカらの松下政経塾グループのほうが出て行って自民党入りしたのかもしれず、あの時点だと政策的にはそうなったほうがわかりやすかったような気もする。でもって海江田氏はオザワ君の傀儡とかいわれて、結局気の毒な目に遭ったりしてたのかもしれない。ともあれ自民党は安倍政権で財政出動に明解に舵を切ったかに見える中で、民主党はブースカらの唱える財政規律派で一致するのかと思いきや、また舵を切り換えたので、ますますどうしたいのかが国民にわからなくなってしまった。もっとも今や飽きっぽい国民の多くは民主党なんてどうでもいいと思ってるだろうから、別にどうしようがいいんだろうけど(-.-;)y-゜゜
とにかく米国の民主党と共和党や、お隣り韓国の民主党とセヌリ党のほうはまだ何となく違いがわかるような気もするのに、自分の国の政党の違いがイマイチよくわからないなんてのは一体どうしたものか。いかに情緒的な民族といっても、党首のフィーリングだけで投票はできないわけで、結局こないだの衆議院選の投票率が戦後サイテーだったのは、政策より何よりも、どこの党も理念が統一されてない感じを有権者の多くが受け取ったからであろう。今の自民民主よりは戦前の民政党と政友会のほうがまだ基本的な違いは明確だったような気がするのである。水ぶくれした自民党も今はまだ緊張感があってそんなにヘタは打たないだろうけど、時間が経てば要注意の党であることは変わりなく、結局のところ理念なき権力闘争つまりはヤクザと変わらぬ仁義なき戦いが始まって、アベボンがまたぞろ腹痛に見舞われないとも限らないわけですヾ ^_^
コメント(3)
安倍自民は、前とは違うと言いたいのでしょうが、早速公約に反しかねない言動が見られます。選挙用の玉虫色「総合政策集」に、そもそも無理がありました。
正直なところ、私は、この党に未だ多くは期待出来ないと思います。せめて経済だけでも上向かせてくれたら万々歳ではないでしょうか。民主党では何も期待出来なかった(むしろどんどん悪くなる)だけに、精神的には100倍楽ですが。。。(笑)
あと、来年1月の訪米時が大きな山です。TPP 交渉参加などと言い出さないか、とても心配です。
投稿者 TT : 2012年12月26日 10:02
本当に個人的に憤慨することを書いているだけなので、ここで言って良いのか迷いますが言わせてください。
皇太子妃雅子様の事ですが、今週発売のセブンの記事を見てはぁー?と思いました。
全く雅子様の性格を理解していない記事を載せるくらいなら、秋篠宮か紀子様の記事にすれば?と思います。
雅子様は自分で出来る限り一所懸命な事をしています。回復が遅れているなら、このような心無い記事が回復を遅らせているのだと思います。どうしても売り上げのために、皇室の記事を載せたいなら、秋篠宮でもその息子でも、紀子様のことでも中傷か批判かわからないことをせっせと載せてくれ!と思います。
雅子様は、私は真面目で真摯な方であるゆえなかなか公務に復帰できないのだと思います。
最近は見かけていませんが、雅子様の妊娠に関する報道が全く配慮に欠けた記事であったことを自覚していないのですか?これ以外にも報道の名目で数々傷つけていますが。
雅子様が繊細な方でなければ、いままで療養する事態になってはいませんが、はっきり言ってマスコミがとことん傷つけていることに気づかない記事はこれっきりにして欲しいと痛切に願います。
投稿者 nao : 2012年12月26日 15:23
あれっと思ったのは今日発売の週刊文春を読んでからです。しかし皆様お茶を濁す意見でした。
全て批判を避けようとするかのような当たり障りの無い意見だと思います。更に最後の意見の新型うつなどありえません。新型だろうが旧型だろうが好きな活動は積極的に行えるのが普通です。やはり今回の知事はお話にならない現実を見据えないかたなのか?
私はお利口ではないけどその覚悟を持って嫁いだ雅子様が適応できないのは計り知れない障害があったからだと思っています。
周りからあれこれ茶々を入れるのは簡単ですね。
投稿者 nao : 2012年12月26日 22:04
2012年12月26日
サバの塩焼き、カボチャの煮付け
年末になると晩ご飯がだんだん手抜きになるのは、QPがおせち料理を紹介し始めるし、スーパーもお正月の食材で占められるからであります(-_-;)
さてアベボン政権が発足し、党務の要職に女性をふたり起用したくらいでマスコミが騒ぐのは、日本の政治がはいかに遅れてるかのいい証拠であろう。ともあれ女性なら誰でもいいわけではなくて、稻田朋美行革相なんてのは私よりちょい若いくらいの年齢で、一体どういう育ち方をしたら、こんなウヨクのねえちゃん、もとい、オバハンが出来てしまうのか以前から不思議でならず、まあ、だからこそアベボンの「お友だち」なんだろうとしか思えない特異な人物なのであった。
お友だちの中でも、これまた以前からちょっとたまらん人物なのが山本一太沖縄北方担当相で、ただでさえ政府に対する不信感が増大しているであろう沖縄の人たちの神経を逆撫でして怒らせなきゃなきゃいいけど……と今から心配される。心配といえば、林芳正農水相はTPP推進派のようなイメージなのだけれど、TPP反対で自民党に流れた農業票も多いはずなので、その点は大丈夫なんだろうか?
それより何より本当に心配なのは原発担当相である。年齢と党歴はいっちょ前でも、今や親父でさえ全くあてにしてないようなC調男イシハラの小せがれに任せておいて本当に大丈夫なんだろうか? 今現在、原子力規制委員会が次々と再稼働に警鐘を鳴らしている一方で、各電力会社は政権が代わったもんでかなり強気で規制委員会の指摘に反論しているが、それに対して彼がいかなる政治判断を下すのか、脱原発派は決して見逃せないところである。
とにかく今度の内閣は景気浮揚が第一目的で、財政出動に思いきって舵を切った内閣とはいえ、昨夜京都の妹と電話で話をしたら「なんせアベボンとアソーやろ。金に困ってへんふたりのボンが結局は日本をむちゃくちゃにしよんのとちゃうか思て、私は心配でならんねん」と言っておりました(-.-;)y-゜゜
コメント(1)
ご心配はもっともですが、自民党にはブレーンとして昔とは違う政策を提案する新しいタイプの経済専門家がついています。
いずれにしても、財政に関しては、国内のお金を右から左に移動させるだけなので問題ありません。EUなどはそれが出来ないから大変なのです。
欧米と違って日本政府には通貨発行権がありますから、最悪の場合(考え難いのですが)でも、円を刷る事で解決します。(^_^)
投稿者 TT : 2012年12月27日 10:35
2012年12月27日
カニしゃぶほか
今年の年末は仕事が立て込みすぎたおかげで、常連メンバーと会うのも久々の今宵。お昼は中村屋の本葬だったので勢いその話になり、またこないだの選挙の話にもなり、日本はこれから一体どうなるんだろう?10年後どころか5年後もわからないよね〜というより今年はなんとか無事に過ぎたことに感謝しつつ、来年もまたここに集まれたらいいね〜という実に殊勝な気持ちになった忘年会でした。
2012年12月28日
きつねそば(関西ではたぬき)
整体治療に行く前に自宅で食事。
10日前に胃液を大量に吐いた前あたりからずっと胃腸が不調で、その後もあまり食欲が湧かないまま食事していたのだが、今日は背中と脚に針を打たれた瞬間ズンと響いて、思わず声をあげたら、「これは胃のツボです」と涼しげに仰言った寺門先生であります(^_^;)
今日のニュースは松井の引退で持ちきりだったが、この人とは何の縁も無いのに、同姓だというだけで高校時代からなんとなく気になっていて、これまたなんとなく気の毒な人だなあという印象を受けていた。別に気の毒がる必要は全くない、非常に才能に恵まれ、且つプロ野球選手として十分過ぎるほどのサクセスを収めながら、5連続フォアボールされなかったら優勝できたのかも?に始まって、ケガさえなければ大リーグでもっと活躍できたのかも?に終わる野球人生は、いみじくもご本人自身が仰言るように「もっといい選手になれたんじゃないか」という感じが最初から最後までつきまとったのである。当時としては日本人離れした肉体に恵まれ、フツーやれて当たり前、頑張ればもっとできるはずだという期待が常に周囲からも本人自身にもあって、それに応えることをずっと心がけた結果、選手寿命を短くしたといってもよい。期待に応えられない自分を見せるくらいなら、プレーをしないという判断もまたいかにもこの人らしい気がする。阪神にでも入団していれば全く違った野球人生を歩めたかもしれないけれど、巨人に入団したことで優等生に拍車がかかっちゃったところもまた、非常に恵まれているように見える反面、この人をついに大化けさせなかった理由かもしれない。そういう意味でイチローとは対照的な野球人生だったといえるのではなかろうか。
コメント(2)
今年の終わりに何とも感慨深い松井選手の引退ですね。
いろんな人生があり、いろんな幕引きがあり、だからこそ精一杯行きたいと思うのであります。
巨人の選手でしたが彼はなぜか好きでした・・・
本当におつかれさまでした。
投稿者 yuu : 2012年12月28日 23:30
スポーツメディアの末端に連なる人間なんですが、
松井選手ほど、メディア対応のうまさ、誠実さを持ち、
情報発信力がある野球選手というのは、もう現れない気がします。
その能力は、本人の素質によるのは当然ですが、「巨人」という球団だったから磨かれた、という側面もあると感じています。
これから何を発信していくか、充電期間の先にある姿が楽しみでなりません。
投稿者 たろう : 2012年12月29日 13:00
2012年12月29日
ちゃんぽん
市販の冷凍製品を食す。相変わらずあまり食欲はないのだけれどくて、整体の寺門先生のオススメにしたがってとにかくスープっぽいものを選んだ次第。
今日の午前中はゲラの手直しをして、午後からはお片付けモードに突入。毎年のことながら資料や今年購入したり頂戴したりした本や雑誌の整理だけでもかなりの時間を費やしてしまい、夕方になってポストを見たら、早くも次のゲラが入っていたのでドーッと疲れてしまった(×_×)「働けど、働けど」じゃなくて「働くから」楽になれないんじゃないかと思う今日この頃。一昨日は税理士さんから来年度より復興特別所得税が始まるというお知らせメール頂戴し、これでさらに消費税が増えたらどうなるんだろうとマジ心配になりつつも、震災や原発で働く場所を奪われた方々も大勢いらっしゃる現実を考えたら、やっぱり「働かなくちゃ、ただもう働かなくてはねえ!」という『三人姉妹』のイリーナ的な心境にもなるのだった。とにかく今年はトータルとしてそんなに物凄く働いたという感じでもないのだけれど、11月後半からやたらに忙しくなったせいで今は心身共に疲れがピークに達してるようだ。こうなるのを見越して、早い内に換気扇等の厄介なクリーニングを業者さんに託したのは大正解で、なんとかクリーンな新年を迎えるべく、今宵はこれからもうひと頑張りしたいものです(^^ゞ
2012年12月30日
大阪寿司
近所の高島屋でゲット。
けさも食欲がなく何だか頭も痛いので風邪?にしては寒けがしないし、空も小雨がぱらつく程度だったので思いきって乗馬に出かけた私である(^^ゞ クラブは今日が年内最終日とはいえ、こんなに押し詰まって来てる人なんかいるのかしら?と思っていたら、オペラ歌手のSさんを始め,常連さんの多くが来てらっしゃるから恐ろしいヾ(℃゜)々で、今年の乗り納めはやっぱり私を落馬させたハイセイコーのお孫さんにしたら、ドロドロの馬場でも駈歩で快走してくれたから、お湯で脚やお腹を洗ってやったり、蹄油を塗ってやったり、馬着もしっかり着せて厩舎へ帰し、ごほうびのニンジンをどっさりやったのでした。かくして気持ちよく乗れたせいか、頭痛は消えたし、急にお腹がすいて、帰宅後すぐに快食できたのだからなんともゲンキンな私であるf(^ー^; 要するに、このところずっとカラダの調子が悪かったのって、ひょっとしたら新型ウツっぽかったのかも?という気がしないでもなかった。
ウツっぽくなった原因の一つはやはり勘三郞が亡くなったことに違いない。
さらに衆議院選挙の結果に呆れたというのも重なっている。自民党の勝利は揺るがないところだったとしても、あれだけの圧勝を許した民意というものは、維新の会をそこそこ勝たせたことも含めて、この国の民度を疑わしめるのに十分なものだったような気がする。
民主党が酷すぎたということはもちろんあるにせよ、これじゃすべてとはいわないまでも、ほとんどが元の木阿弥になってしまうわけで、自民党は官僚機構とは揉めないようにするだろうから、たぶん表面的には問題のない政権運営をするだろうし、それに加えて景気も回復基調なら、万々歳とする人も大勢いらっしゃるにちがいない。来年還暦を迎えて、子供もいない私なんかは、それこそ万々歳で快哉を叫んでもいい口なのかもしれない。それでも長い目で日本の将来を見すえた時は、目先の景気回復に踊らされて、後世にどれほどのリスクを背負わせてしまうかを考えざるを得ないのだから、子供を持つお父さんやお母さんは一体どう考えてらっしゃるのだろうか?と思うばかりである。
アベボンは古い原発を停止廃棄する代わりに新たな原発を造ることで安全性を確保したいような考えらしいが、実際問題、溢れかえる核のゴミの処理をどうするかについては真剣に考えておらんのではなかろうか?真剣に現実的に考えたら、それは核燃料の再処理を速やかにフル稼働するしかないわけだが、六ヶ所村の再処理工場ですら完成が延期されているのに、それがたとえフル稼働したとしても、国内で排出される核燃料のゴミ1年分も処理できないという問題が一方にあるのだった。棄てどころのない核のゴミをどうするかも真剣に考えないまま原発をどんどん増やしちゃった上に、そのことについての責任を言葉の上だけでも明確に取ろうとしてこなかった政党に票を投じた人の気が知れない。とにかく、この問題を考えだすとまた胃腸がおかしくなりそうなので、年末の締めくくりにはワタシ的に今年イチオシのニュースを挙げておこう。
iPS細胞の発見は、政治や経済といったちまちましたレベルをはるかに超えて、人類史上画期的な出来事だったと後世に伝わる要素が大きいように思う。なにしろこれで理論上では不死さえも可能にできるわけだから、発見した山中教授がマッドサイエンティストみたいなタイプの人じゃなかったことを世界中の人が感謝すべきだろうと思うくらいだ。この方のエピソードでとてもいいのは、手先が不器用で外科医を諦めたことが研究者の出発点になったという話である。
つまり山中氏が手先の器用な人だったら、人類史上の画期的な発見はもっとずっと遅れたかもしれないのだ。それを思うと、人生って一体何が幸いするかわからないよな〜という気持ちになる。私は昔からこの手の逆説的な話がとても好きなので、今年度やっぱり一番うれしく感じたのは山中教授のノーベル賞受賞でした\(^O^)/
なお、年内のブログ更新はこれが最後となります。年明けは2日に開始します。
皆さまどうぞ良いお年をお迎えください<(_ _)>
コメント(5)
今朝子様、日本の将来をご心配されているようですが、間違ったデータによるものと思われます。日本の経済の状況を示す数字を、朝日新聞の記事を用いて紹介させていただきます。
土地や建物などの資産から負債を差し引いた国全体の正味資産(国富)は、2010年末に3036兆2千億円となった。
内閣府が25日、発表した。国民経済計算確報の推計方法が見直されたため、2009年末の国(政府)と地方自治体の借金総額を土地などの資産総額から差し引 いた金額は、昨年発表された48兆8千億円のマイナスから、74兆4千億円のプラスになった。すべての資産を売り払っても借金が返せない債務超過の状態と みられていたが、修正された。(朝日新聞)
2010年12月末段階では、日本政府には1037兆円の債務があります。同時期の日本政府の資産残高は1073兆円です。つまり、借金よりも資産が上回る、企業でいえば優良の部類です。
上の国富とは日本の有形資産と生産資産、金融資産の総額の純資産を示します。つまり、政府の金融負債を全て差し引いても、日本人一人当たり2400万円程の純資産という事になります。これは世界一です。日本にお金はあるけど、政府の政策が、いかにまずかったかがお分かりいただけるでしょう。
国土強靭化計画に関しても間違った解釈がされていますので、説明させていただきます。
安倍さんの言っている公共事業が古い形の無駄なお金の使い方だと思われている人は多いのですが、実はまるで違います。
「国土強靭化計画」で言っている公共事業での資金調達は次のような方法によります。まず建設国債発行でマーケットから調達した資金は、耐震補強などの 工事を実行する事で民間に支払われます。つまり、銀行にあった資金が政府へ吸い上げられ、それが直接政府から業者へ支払われるのです。この時点で企業側の資金量が増えま す。それはまた、企業側の手持ち現金が一定だとすれば、全額金融機関側へ預金として戻る事を意味します。ここまでは従来と同じです。
さらに、日銀が市中銀行などから、その国債を買いオペレーションで買い取れば、日銀は国債購入代金を日銀内の当該銀行当座預金に振込(印字するだけ)ますから、銀行から政府へ支払われた資金が、廻り廻って日銀経由で、貸し出し枠までが増えるという、おまけ付きで元へ戻るという訳です。つまり、資金量は実質的な負債を増やさない方法で、建設国債発行額に対し倍に増えるのです。説明が下手で分かり難いかもしれませんが、これが従来の負債と現金を同額だけ増やすやり方とは決定的に違う点です。ブレーンが違うと全く違う経済政策が行われると言う訳ですね。(^_^)
それでは、よいお年を!
投稿者 TT : 2012年12月30日 23:04
TTさまのおっしゃる通り来年はすばらしいブレーンがしっかりがんばってくださいますように、一般人としては切に切に祈るしかないです。
それと、またぞろ利権争いなど繰り返されることのないように、なんとか3.11にもっと迅速な手を打ってくださるようになどなど、ああ誰に伝えたらいいのでしょう・・・
去年と同じ感慨ですが、来年は違っていたいものです。
投稿者 MOZU : 2012年12月31日 08:45
今年も1年、ブログを楽しませていただきました。
乗馬の記事の時が一番楽しそうですが、私は鋭い切り口の観劇評が大好きです。来年も楽しみにしています。
投稿者 天 : 2012年12月31日 12:36
1年間お疲れ様でした。 海外に住んでいるので、舞台は見られないのですが、このブログ評で楽しんでいます。
来年も鋭い時評をお願いします。
投稿者 ラスヴェガス : 2012年12月31日 23:23
ほんとうに、2012年のよいニュースのトップがノーベル賞だったような気がします。山中さんの清々しい科学者ぶりには、私の友達のおばさんたちがみんなほれぼれしています。こんなに良質のユーモアのセンスを備えた男が日本にもいたんだ!という驚きもありました。整形外科医としてはジャマナカと呼ばれていたというエピソードも含めて。今朝子先生、山中さんはiPS細胞を発見したのではなくて、こしらえたんです。そこがすごい。いろんな応用がこれから続々と出てくるんでしょう。期待したいです。
投稿者 トントモ : 2013年01月06日 00:30