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2012年11月08日
こんにゃくと豚肉の照り煮
QPで見た料理。豚肩ロース肉のブロックを切って炒め、脂が出たらこんにゃくを入れて表面がちりちりになるまでじっくりと炒め、長ネギのぶつ切りを入れて焼きつけてから水と酒を注いで昆布を加えて15分程度煮る。そこに里芋を加えて柔らかくなるまで煮て、砂糖醤油で味付けしてさらに煮込む。こんにゃくは表面に細かい切れ目を入れた上でしっかり茹でてあく抜きしておくこと。
食事しながら見たNHKの「クローズアップ現代」では中国の経済格差が広がる一方で毛沢東回帰ブームや地方行政に対する反対運動が激化している問題が取りあげられた。中国の共産党大会では胡錦濤総書記によってやはり国内の経済格差是正を進める考えが強調されたが、経済格差は現代のグローバル社会が生んだ全世界共通の問題であることはいうまでもなく、それを是正する取り組みは世界の政治家が取り組む必須の課題と化しているようで、オバマ大統領も高所得者層への課税を強化する方針を打ち出したものの、当選した途端にNY株価がド〜ンと落ち込む展開だから、この問題は本当に対処が難しいといわざるを得ないのである。
そもそもモノを沢山買ったりしてお金をグルグルまわしてくれるのはお金持ちなわけなので、お金持ちが金を出し渋るような政策をしたら途端にお金が回らなくなってしまうという悪循環のリスクも当然考えておかないといけないのだろう。とにかく昔と違って今は大概の必需品が極めて簡単に作られて安くで売られてしまうから、別にあっても無くてもいいようなモノを余裕で高価に買ってくれるような人しか経済を活性化してくれない社会構造になっているのではなかろうか、てなことを、たまにオシャレな街を歩くとつくづく思うのであった。それに情報や流通が飛躍的にグローバル化した今日では、能力のある人やお金持ちは世界中どこへでも行けるわけだし、むしろ一国に留めておくほうが難しいのではないかと思っちゃうのである。よほど愛国心のあるお金持ちでないと、重税を課されたら逃げていっちゃうのではなかろうか。
この高所得者ターゲットの税制を日本で割合ハッキリ明言しているのはハシモト氏だが、大衆受けはしても、果たして経済効果がそれほどイイ目に出るのかどうかはまるでわからない。一方、自民党のアベボンはインフレターゲットを設定して物価の上昇を図るという経済政策を打ち出しているが、それって格差社会に追い打ちをかけるようなことにならないのだろうか?政治家にはむろんそれなりの経済学者がくっついていろいろとやらせるのだろうけれど、何かすると必ず反動で余計に事態が悪化するケースもままあって、あのとき余計なことしなきゃよかったのに!というのが概ね人類の歴史であるのを承知の上で、日本の今どきの政治家がやろうとしていることを冷静にしっかり見ていきたいものであります。
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コメント (1)
まだ熟読できていないので、直感的な感じなのですが、毎月師父の遺言をするめのようにかみ締めて拝読しています。今月は、今朝子様の子ども時代が主でますます味がありました。注釈も本当に有難いです。
私はお金持ちは基本的にケチだと思っているので今日の本文には賛成しかねるのですけど、今の日本で客商売をするなら大勢の庶民から原価を安く利を高くする商売が一番儲かりそうだなーと思っています。
全く個人的にハンバーガーの業者にむかついています。子供向けのおもちゃを餌にして慈善もやってますよと寄付を声高に言っている企業が私は嫌いです。たまに買いに行くのですが、このメニューは馬鹿にしているのか?と尼崎の美代子被告ではないですが、店舗によって違いますが難癖をつけたくなります。家族が嫌うのでなるべくクレームや腹立たしさは云わないで溜め込んでいます。
投稿者 nao : 2012年11月09日 00:14