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2012年06月26日

時鮭のバターソテー、冷やしうどん

今日は午後から女義太夫の竹本越京さんとイヤホンガイドの鈴木多美さんがお越しになり、すっかり話し込んで思わぬ時が経ったので、超手抜きの晩ご飯である。
おふたりは早稲田演劇科の後輩であり、武智鉄二師の歌舞伎塾でもご一緒した仲であるところから、越京さん主宰の義太夫節独演会「京の会」での対談をお頼まれして、その打ち合わせをした後、歌舞伎や文楽に関するさまざまなぶっちゃけトークが炸裂し、いずれも面白いのであるが、とてもここには書けません(^^ゞとにかく古典芸能を後世に伝えるのは演者としても、解説者としても今後ますます難しくなるだろうし、その際にどこまで取っつきやすいものにするかについては、これまたさまざまな見解があろうかと思われる。何事によらず、簡単に手に入るモノは簡単に捨てられるというのが一面の真実であり、簡単にわからないからこそ、簡単に出来ないからこそ、人はのめり込むのだという見方がこれまでの人類には通用したのであるが、それが果たして何もかもがこんなに簡単になってしまった時代に生まれた人類にも通用するかどうか全くわからないのであった(-。-;)各分野の古典芸能が、私たち世代が若い頃に見たり聴いたりしていたものと「レベルが違っちゃってるのは、まあ、仕方ないと思うんですけど、まるでジャンルが違うような感じになっちゃってるのはちょっと困っちゃうんですよね」との発言もあったりして、この世界も今後はなかなかシビアな局面を迎えるであろうことが予想されるのだった。
だが、まあ、日本の古典芸能がどうなろうが別に全く痛痒を感じない人のほうが世の中的にはメジャーなのだろうけれど、日本の政治というものが昔とジャンルが違う感じになっちゃってることに関しては、物凄い迷惑を被っている人が大部分なのではないでしょうか(-_-#)


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コメント (2)


今日はお忙しいところ、お時間を割いていただいて有難うございました。
あっという間に時間が過ぎて、あんなに長居をしてしまったとは…でも面白かったですねぇ~いつか第二弾をぜひ!

投稿者 越 : 2012年06月26日 23:31

 先日 三浦しをんさんの「仏果を得ず」を読みました。
1976年生まれの方が、越路大夫を見ていないだろうに
ビデオやCDなどでしょうか?  ちゃんと楽しんでおられ
それが文章に反映されているのに驚きました。 もちろん、それはメジャーでなくて一握りの人でしかないのですが、その語り部がほそぼそでも、必ず未来に繋げていく、、と 日本史を見ると信じられます。世界史と比較して、その連綿とつなぐ意志が日本のエートスなのだろうと思います。 食べ物など昔の方が 断然良いと思いますが、それでも日本料理は生き続けています。

投稿者 八島秀二 : 2012年06月27日 18:02

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