トップページ > パエリヤ、ポークピカタ

2012年05月16日

パエリヤ、ポークピカタ

わが家の東向きのベランダは横幅がそこそこあってカメ夫婦にとっては恰好の運動場なのであるが、園芸ライターの光武さんには「こんなに広いんだったら何か植えないと勿体ないですよ」と言われ、そう言われてもカメらは思いのほか力持ちで、大きめの植木鉢でもすぐにひっくり返して土を掻き出すのだと話したら「なら室外機カバーの上におけばいいですよ」と教えられた。それを早速ネットでゲットしたことを伝えると、光武さんも早速ご自分の苗をご持参くださり、またわが家の近所にある有名園芸店にもご案内を戴いて何種類かをゲットした上で、それらすべての植えつけまでしてくださったのは大感謝です こちらはその間に写真の手料理をご用意しておりました。
「松井さんが育てるならきっとお料理に使えるハーブ類がいいでしょう」とのことで光武さんからはローズマリーとスイートバジルに加えてペチュニアの花苗まで頂戴し、こちらはそれにプラスして青ジソ、チャービル、アップルミント、ラベンダーのほかに観賞用というよりカメらの大好物である多肉植物(サボテン類)を何種類かゲットした。確かに言われるように私は花より団子で「食」に結びついた植物を育てたいタイプなのだろう。
ところでハーブに関しては昔おかしな想い出がある。今から四半世紀以上前、まだ世の中に「ハーブ」という言葉が「ハーブキャンディー」でしか知られていなかった時代に、ある小さな出版社でハーブの本を出版する企画が持ちあがり、その本のゴーストライターをバイトで引き受けたことがあった。何しろハーブというものが薬草香草の総称であることすら知らなかった私は、当時某有名食品会社の商品開発をなさっていたハーブの先生からいろいろとお話を伺ってそれをまとめたのだけれど、いざ出版する段階でその先生は自分の名前で出版すると業界で何かと差し障りがあるので、なんと私の名前で出版してほしいといわれてしまった(?_?)エ? もちろん私も出版社の社長もびっくりして、そんなバカな話はないからと言って、その先生をさんざん説得したのだけれど、結局その先生は自分の名前を出すことはどうしても避けたいの一点張りで、出版自体が流れてしまったのである。それでもゴーストライターを務めた分の原稿料はちゃんと頂戴したので、こちらは笑い話で済んだのだけれど、出版社は丸損という恰好だった。日経のヒット商品番付に「ハーブ」が登場したのはその2年後くらいだから、出版の企画自体は非常に良かったのである。あのハーブの先生を尻込みさせた業界の差し障りって一体何だったのか、それが私は今でも気になる。ともあれ私の出版デビューは危うくハーブの本になるところだったのでありますσ(^◇^;)


このエントリーのトラックバックURL:
http://www.kesako.jp/cgi-bin/mt/mt-tb_kesako2.cgi/2280

コメント (3)


先日は、「海辺のカフカ」の記事を大変興味深く拝見させていただきました。私も初日に観て、ぜひ今朝子先生のご感想をうかがいたいと思っていたので、本当に贅沢な気分でした。うれしかったです。
歌舞伎は時々観に行きますが、このような“演劇”は久しぶりでした。まずはアクリルボックスという仕掛けに驚き、そしてやはり生身の人間が目の前で演じることのすごさを感じました。一人ひとりの俳優が異なるオーラというか、違うものを発しているんだなー、とか……。映像では感じられないものを感じました。
千秋楽のチケットが入手できたので、また行ってきます。

投稿者 ヒロコ : 2012年05月16日 21:35

ついにハーブ栽培でびゅーですね。
レタスも植えるとサラダの材料に困りませんよ。
オススメです。

投稿者 モイラ : 2012年05月16日 21:48

ついにハーブ栽培でびゅーですね。
レタスも植えるとサラダの材料に困りませんよ。
オススメです。

投稿者 モイラ : 2012年05月17日 08:08

コメントしてください




ログイン情報を記憶しますか?


確認ボタンをクリックして、コメントの内容をご確認の上、投稿をお願いします。


【迷惑コメントについて】
・他サイトへ誘導するためのリンク、存在しないメールアドレス、 フリーメールアドレス、不適切なURL、不適切な言葉が記述されていると コメントが表示されず自動削除される可能性があります。