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2012年05月07日

ジャガイモとアスパラガスの炒め物

QPで見た料理。ジャガイモ、ベーコン、玉ネギ、アスパラガスの順に炒め合わせてカレー粉、塩少々、醤油で味付けするだけ。ジャガイモとベーコンは表面がカラッするまで炒め、アスパラガスは蒸し炒めにするのがポイント。
お仕事をしてらっしゃる皆さんそうだったと思うが、今日は電話やメールの連絡が相次ぐ1日で、それを見越して昨日の昼間はうちでずっと机周りや書類の整理等をしていた。すると外が急に暗くなってきたので朝干した洗濯物を早めに取り込んだものの、うちの辺は遠雷と小雨がぱらつく程度で済んでしまい、別に取り込むまでのことはなかったな〜と思いながらテレビを点けてビックリした竜巻の映像である。竜巻は生まれてこの方ずっとアメリカの専売特許のように思い込んでいたのだけれど、文献を見ればもちろん日本にも昔からあることはあったようで、今はなまじ映像がしっかり残るから強く印象づけられるのだろう。アメリカの映像との違いは通過地域の家屋の多さで、この点は今日たまたま電話でしゃべった旧友のモリも、長年アメリカ暮らしをしていただけに「日本はやっぱり狭いから、何が起きても人が住んでる場所に当たるんだなあってつくづく思った」らしく、だから何事も被害が深刻にならざるを得ないのである。「それにしても過去にこれほど天災が続くことってあったの?」と訊かれたので、江戸時代だけを取っても災難はいっきに押し寄せるパターンだし、むしろ私たちが生まれ育った半世紀が例外的に天災の少なかった時代であり、日本人は何度も何度も襲いかかる天災を何度も何度も乗り越えて今日に生き延びている、世界でも稀なたくましい民族なのかも、というような話をしたのだった。
ところでグローバル化されても、民族性が存外しぶとい証拠はフランスの大統領選にも見えており、左派のオランド氏がサルコジ氏に取って代わったことは、この国がやはり革命の本場であることを物語っているともいえそうだ。日本ではロシア革命が真っ先に浮かぶが、実はそれ以前のパリコミューンのほうが社会主義革命第1号といって間違いない。フランスの社会福祉がめちゃめちゃ手厚そうに見えるのも、この国は何度となく民衆が立ちあがって革命を起こしてきたからだろうと思う。 
今度の件も民衆がサルコジにはっきりとNonを突きつけたわけで、その結果、内外ともに非常に混乱することがわかっていても、かつて何度も何度もそうした混乱を経験してきたこの国の人たちは、混乱を承知の上で権力にNonを突きつけることを厭わないのだろう。そうしてまたドイツ人をげんなりさせることにも割と平気なんだろう。それにしても極右のルペン候補が敗北後に自らの支持者を自由投票にさせて、サルコジ支持を敢えて表明しなかったのが選挙の勝敗を決定づけたわけだけれど、それって何故だったんだろう?極右にとって左派はもちろん嫌だけど、ユダヤ系の移民二世も嫌よ!ということだったんだろうか?
ともあれこの国とギリシャの選挙結果でユーロ経済の不透明感が増したのは間違いないので、ドドーンと株安になったが、財政の健全化が先か経済の活性化が先かの選択はいずこも同じのようだから、ブースカにとってこの選挙結果はどういう影響を与えるんだろうか?と思ったりもしたのだけれど、私の若い頃からは考えられないほど内向きになったでこの国の人びとにとって、今やはるか遠い国の出来事なぞには何ら影響されないのかもしれません。



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