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2012年04月24日
焼き鳥ほか
元米朝事務所の大島さんと高田馬場の「うどの大木」で食事。ここは名古屋コーチン専門の焼き鳥店でもも肉と卵黄はホントに美味しい!
早稲田の演劇博物館が今日は夜の7時まで開館しており、明日までの「六世中村歌右衛門展」を観る最後のチャンスとあって、大島さんとご一緒した。大島さんは歌右衛門展はともかく演博そのものを見るのが初めて!とあって、各展示室を興味深げにご覧になって大いに楽しまれたご様子だったし、私も久々にじっくり見てまわると、昔に比べて芸能っぽい展示品がずいぶん増えているのにびっくりした。
何しろ私が演博をよく観ていた30年以上前は、長谷川一夫がまだ現役の芸能人だったし、まさかその人の化粧道具が博物館の陳列品になって、「彼は自分で化粧をしなかったはずだよ。専属の顔師がちゃんといたんだよね」という大島さんの解説を聞きながら見るようなことになるとは思いも寄らなかったのである。わ〜懐かしい大矢(市次郎)さんだよ〜とか、ああ、これは水谷八重子の声だよね〜とか、こういうのがすぐわかるのも私たちが最後の世代かもね〜とか言いながら見てまわり、つかこうへい時代の展示でもほとんどコンテンポラリーに見てるものばっかりだし、一体わたしは人生をどんだけ〜芝居に費やしてしまったんだろう!!と自分に呆れるしかない(^◇^;)
肝腎の歌右衛門ルームでは、どっさり陳列してあるブロマイドの演目と役名がほぼ全部わかることにも我ながらビックリで、最近のことはすぐに忘れても、子供の頃に蓄えた知識はなかなか消えないものらしいと思うにつけ、歌右衛門にうつつを抜かさなかったら、私はもっとちゃんとした人生が送れたのではないかという気がするくらいである。で、「芸を語る」のビデオが始まって、自分の声が聞こえだすと、さすがに居たたまれずに部屋を飛びだしたのでした(^^ゞ
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コメント (3)
松井様
突然のメールで失礼します。
私は、平成14年5月、JTBの小さなグループツアー(4泊5日、北京・西安・上海)で中国旅行をした時、ご一緒させていただいた烏山信弘(妻レイ子) です。
平成19年、松井様が「直木賞」を受賞された時は、新聞を見てびっくり、すごい人と旅をしていたのだと感激していました。
直ぐに「吉原手引草」を買って読み、こういう語りで展開する小説があるのかと驚嘆し2度読みました。
その後「松井今朝子のホームページ」を見つけて、毎日ブログを見ています。色々な角度からの斬新なコメントは楽しみです。
投稿者 烏山信弘 : 2012年04月25日 17:46
烏山さまへ
お懐かしう存じます。あのツアーは結構ハードでしたが、独りで参加したことにあまり淋しい思いをしなくて済んだのは、烏山ご夫妻のおかげだったと非常に感謝しておりました。馬(マー)さんというガイドさんもいい方だったので、メンバー全員がプレゼントしようということになって、私が預かったお金を送金したのもよく憶えております。あれから中国も大きく変わって、今や国力は向こうのほうが上になりつつある感じで、その後行ってないので何ともいえませんが、私たちは比較的良い時期に行ったのかもしれないように思います。いつかまた機会があれば中国を再度訪問してみたいし、烏山さんと奥様にもお目にかかりたいものです。
投稿者 今朝子 : 2012年04月25日 22:05
松井さま
]
早速お返事いただいて誠に光栄です。
アルバムを見るとご一緒の写真や、馬さんの写真が出てきて、懐かしく感慨にふけっています。
お会いすることが出来れば、これに過ぎる喜びはござません。
女房共々楽しみにしています。
からすやま
投稿者 烏山信弘 : 2012年04月26日 19:10