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2012年04月18日
スープカリー
整体治療の前に新宿の「中村屋」で食事。
久しぶりに話した整体アシスタントの青年から「ご愛用だった東横のれん街で大変な事件がありましたね」と言われて大分前に殺人事件があったのを想い出し、「それよりついこないだ、私は京都にいたのよ」と自分からつい祇園の事件を持ちだしてしまった。寺門先生も「京都と聞いてすぐに松井さんを想い出したんですが、そんなにお近い場所だったとは!」と驚かれ、「それにしても、ああいう事故が起きる時は、方位を見る人なんかだと、やっぱりそれがわかって近づかないように注意したりするんでしょうかねえ」と仰言るので、「私はちょうど前夜にあの辺を歩いてたんですけど、満開の夜桜がまるで作り物みたいに美しかったんで、一緒に歩いていた妹と『なんや怖いようにキレイやなあ』と言い合ってたんですよ。その桜のすぐそばの電信柱に激突して亡くなったんですよね」とお話ししたら、「いやー、それは鳥肌ものですね」と先生はホンキで怖がっておられた。決して作り話ではなく、京都花見行のブログにアップした「祇園の夜桜」映像のラストに映っているのがその桜である。
それにしても、地震も含めていつ何時どんなことに襲われるかわからない今の日本だが、考えてみれば本当は「一寸先は闇」の現実が昔からちっとも変わったわけではなく、この半世紀さまざま点で「安全神話」に馴らされたわれわれの感覚のほうを鍛え直す必要があるのかもしれないと思ったりもする。
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