トップページ > 京都花見行
2012年04月12日
京都花見行
10日は久々に伏見の実家を訪れてランチしながら両親とゆっくり話をし、夜は妹と甥っ子の3人で高瀬川べりのイタメシで食事。そのあと祇園新橋界隈から円山公園にかけての夜桜を見てまわる。
翌11日も伏見の実家を訪ねて母親にいろいろと取材をしたあと近場の醍醐寺へ。秀吉の花見で有名な同寺院はこの季節凄まじく込み合うはずが、雨が幸いしてゆっくりと拝見できた。夜はたまたま京都で仕事をなさっていた元ミセス副編の福光さんと落ち合って祇園の「川上」で晩ご飯をして、これもたまたまカウンター席でご一緒になったご婦人方と話していたら、中にこのブログの読者の方もおいでになったのでびっくり。相変わらず世間は狭いとしかいいようがない。
12日は朝から御所と二条城を見てまわって木屋町御池のフレンチでランチをして駅へ向かう自動車の中でやたらにヘリが飛んでいるのを気にしていたら、元米朝事務所の大島さんからケータイに「大丈夫?ケガしてない?」との電話があり、祇園大和大路で起きた大事故を知る。帰宅してTVのニュースで秋葉原の通り魔事件に匹敵する死者を出した事故と知って驚愕。事故現場は京都に帰るといつも通る場所で、前の晩も通っていただけにゾッとするし、犠牲者のことを思ってもあまり暢気なことは書けない気分だが、とにかく京を美しく彩った桜の映像はお届けしておきます。写真上段は祇園円山公園のしだれ桜、中段は「川上」の鯛と筍の炊き合わせ、下段は二条城にて。
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.kesako.jp/cgi-bin/mt/mt-tb_kesako2.cgi/2243
コメント (3)
私もTVで事故を知って、ご実家の近所ですし、安否が気になりました。
やっと演劇博物館で歌右衛門インタビューを見て来ました。寄贈なさった歌右衛門筆の羽子板も展示されて、谷崎など文豪達からの書簡も興味深く、グレース・モナコ王妃の筆跡が丸文字だったのはちょっと意外でした。併設のつかこうへい展も昔の映像が流れて、紀伊國屋ホールや自由劇場へ足を運んだ当時が蘇り、感無量でした。30年以上昔の舞台の追体験は衝撃に近く、当時のポスターやVANなど風俗も再現されて、しかも無料とは感謝感激でした。
いよいよ自伝エッセイに向けての稼動、うれしいです。愛読者であり、同世代として同時期を生きてきた者として、期待が高まります。
投稿者 ウサコの母 : 2012年04月12日 21:17
四條通りと大和大路の交差点は南座に行くと良く通る場所なので本当に驚きました。大和大路は昔からある通りのままで、道幅が狭いわりには車の通行が多くちょっと危険だとは思ってましたが、車は20キロくらいのスピードでしか走ってないので、安心して大和大路通りでは南座の帰りに買い物したりしてました。観光に着て居られ突然亡くなられた方やその家族を思うといたたまれません。、早速マスコミは加害者の姉にインタビューしてましたが、これもどうかと思うのですが。しかし、しっかりした方で気丈に「私達家族の責任です」と答えておられましたね。
投稿者 お : 2012年04月12日 23:35
昨日、一昨日と親戚の葬儀のため浦和に行った帰りの高速でこのニュースを知りました。
「松井先生が京都に行っているはず・・・」が最初に思い浮かんだことでした。
3月11日の日記にあった「この世の中ではどんな出来事も本当のところは個別的な体験でしかなく、その個がつながることで社会は成り立っている」を実感しました。
現実に接した人がその場にいるかもしれないと思うとリアリティがまるっきり違うのですね。
お亡くなりになった方にのご冥福をお祈りするとともに、加害者になった方の病状についても排除の論理でない、冷静な議論がなされるように期待したいと思うのですが…。
投稿者 yosi : 2012年04月13日 06:48