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2012年03月10日

ビーフカレー、菜の花と塩昆布の和え物

和え物はQPで見た料理。菜の花を塩水でさっと茹でて冷水にとり、水分をしっかり切って細切りの塩昆布
と和えただけ。茹で時間はごくわずか、和えてからしばらく置いてなじませるのがポイント。ビーフカレーは中村屋のレトルトパック。風邪で相変わらず舌がバカなのでこんな手抜きメニューに(>_<)ゞ
去年の3月10日は平日の木曜日で、昼間はいつもなら執筆の仕事をしているはずなのに、この日に限って
東京日本橋の高島屋に出かけていたのを今でもよく憶えているのは、1日違えば帰宅困難者になったからであろう。当日高島屋では千家十職のお一人である当代(十七代)永楽善五郎師の作品展示会が開催されており、同時に開催されていた「美食の京都」展に祇園の「川上」が出店していたので、幻冬舎のヒメをお誘いして、店内の喫茶コーナーで「川上」のお弁当を広げて一緒に食べたのだった。その時のことは、たった1年前とはとても思えず、なんだかひと昔前のような気がするくらいである。去年の震災とその後に起きた原発事故で被災されたり、直接的にも間接的にも人生を変えられた方は大変な人数にのぼるだろうが、私のように自身はもとより親族や親戚やふだん付き合っている身近な友人の誰ひとりとして被災らしい被災をしなかった人間でさえ、3月10日以前の自分がはるか遠い昔に思えるくらい何かが確実に変わってしまったのだから、日本全体が大きく変わらないはずはなかろうと思う。それゆえ本当なら、この際どう変わったらいいのか、じっくり腰をすえて冷静に考えるべきなのだろうけれど、相次ぐ首都直下型地震報道などによって浮き足立つばかりで、各人がきちんとした将来的ビジョンを描けないまま、ひたすら色んなことを心配してるだけみたいな状態に陥っているのは如何ともしがたい感じだ。この国民的ウツ状態を如何にして脱するかは、結局のところ個々人の心の持ちように委ねられるということなのだろうか。


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コメント (1)


本当に震災前と後で生活が大きく変わりました。あの日は金曜で新宿のオフィスで仕事中でした。そして帰宅難民となり埼玉の家にたどりついたのは翌日の昼過ぎでした。2匹の猫を留守番させていたので会えた時は2匹を抱きしめ両親の仏壇の前で涙しました。あれから一年、会社を辞め今は徒歩通勤できる地元に仕事を見つけました。もちろん震災だけが理由ではありませんが退職の決心に大きな弾みをつけました。
毎月3~4本の芝居を見ていましたが劇場に行く回数は激減しました。映画館はまだ入れません。本当に大きな事だったなとそしてのんきに暮らせていたのがはるか昔の気がします。

投稿者 sachi : 2012年03月11日 18:10

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