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2012年02月01日
とろろ鍋
QPで見た料理。出汁を味醂と醤油で味付けしたふつうの鶏鍋にすり下ろしたヤマトイモを加えただけ。ほかの具はネギ、ささがきゴボウ、せり。とても簡単にできるし、食べると躰がぽかぽかするし、特にもちもちした食感がお好きな方には絶対オススメ。
夕方からNHK出版の加納さんと河野編集長がお越しになり、WEB連載に関する具体的な打ち合わせをしたら、加納さんはエッセイがご希望で、確か「フィクションじゃなく事実だからこそ人に訴えるものがあると思うんです」というようなご意見だったと記憶するが、河野編集長は「それこそうちのドラマにできるような」自伝的小説をお望みとあって、そうなると話が180度違ってきちゃうので、もう少しこちらも考えなくてはならないし、そちらはそちらでご検討くださいということになった。自伝というより、うちの一家の
先々代からの、えげつないまでにドラマチックな過去は、子供の頃に聞いて、それこそ有吉さんの(当時はまだ宮尾さんの存在を知らなかったので)小説にしてほしいと思っていたくらいだけれど、自分で書くなんて考えたこともなかった!!ので(なぜならまず小説家になろうなんてゼンゼン思ってなかったから)、もし書くとしたら何もかも一から仕込み直さなくてはならないし、そうなると作家としても大きくシフトチェンジすることになるので、早急に結論は出せない問題になってくる。何よりも、うちの一家の話は私が聞いてもあまりに時代離れし過ぎてて、現代人のほとんどの方には理解されないかも、という気がするのであるが、そういうある意味で濃い〜話に現代の人は却って飢えているんじゃないのかというのがおふたりの認識であるようだった。まあ、何もかもがアメリカンテイストに薄まっちゃって、人間関係もどんどん希薄になっていくようで、加納さんは私の若い頃の話でさえ今なら十分刺激的なのだと仰言るのである。そこから現代の若者論になり、なんだかこぢんまりと老成しちゃってパワー不足といわれる原因はなんだろうという話で、やっぱりどこかで教育がすっかり変わったんでしょうねえ、との意見で一致した。昨日のブログに書いた三鷹高校元校長の提訴棄却の一件なんかも、せっかくブログご投稿を戴きながら、やはり私にはゼンゼン理解できなくて、ただそこから教育現場の恐ろしいまでの変容が想像されるのみなのですが。
コメント(5)
私は、ぜひとも自叙伝的エッセイが読みたいです!有吉佐和子の「紀ノ川」や宮尾登美子の自伝的な長編小説も大好きですが、それは先に取っておいて、まずは今朝子さんが実際に見聞き、感じた昭和を追体験したいです。地方から上京した1学年下の私も池袋の学生でしたが、まだキャンパスには学生運動の残り火がくすぶり、機動隊やら火炎瓶も時折、目にしました。40年近くたって、ずいぶん遠くに来たもんだ……と思うこの歳月を今朝子さんのペンで書いて貰いたく、3ヶ月前、その構想を知った読者からも賛同が多くありましたし、書き込みせずとも、期待する読者は多いと思います。
(編集長は、朝ドラ「カーネーション」の評判が良いので、同じ関西出身でドラマチックな半生を送っている著名人の今朝子さんをモデルにして、将来の朝ドラを狙っているのでは…)と考えるのは、うがち過ぎでしょうか。
投稿者 ウサコの母 : 2012年02月02日 18:03
数行で書ける話ではないので、長くなりますがどうぞよろしく。なお、この裁判、私(晩酌子ちゃんの悪友です)の地方ではあまりニュースになっておりません、従って詳細な新聞記事を入手出来ず、ネット版とnaoさんが引用して下さった朝日の記事及びネットで見つけた元校長土肥信雄氏の主張を基に書いたものです。
なるべく、私見が入らないように気をつけました。
日本国憲法23条は、学問の自由を保障しています。極端な話ですが、天動説を研究し、生徒に教えることも保障されています。が、地動説を排除して天動説しか教えない公立学校があると困ります。
なぜなら、私立校なら、教育方針を調べ納得した上で、入学するかしないかは生徒が自由に決められますが、公立校は、学区等決められていて自由に選べないので、このような極端な学校に入学せねばならない生徒が出てくるからです。
そこで、全国的に一定の教育水準を確保するために、普通教育(小、中、高校)では、完全なる教授の自由は認めることは出来ないとして、国に必要かつ相当と認められる範囲内で教育内容を決める権限が認められています、最高裁の判決によってです。
この「必要かつ相当と認められる範囲内」とは、どこまでか、どのようなものなのか。どうとでも解釈出来るので、またもめるわけです。
そして、教育内容だけでなく、学校の運営方針についても、国や地方公共団体が決め、校長を通じて各校に徹底させるのか、言論の自由が認められた話し合いの場(職員会議)で先生達が決めるのか、とずっと争いがあります。「日の丸談義」はひとまず脇において、卒業式に国旗を掲揚しろと通達する教育委員会と、拒否する教員の板挟みになり、悩んだ校長が自殺するという痛ましい事件もこのあたりから起きています。
土肥氏は現役中、東京都の方針通りに運営させるため教育委員会が出した通知(職員会議での挙手、採決を禁じた。職員会議で学校の方針を決めることは許さないということでしょう)には従って学校運営をする傍ら、このような通知は、教員の表現の自由に悪影響を及ぼし、ひいては生徒達の表現の自由にも悪影響が及ぶ危険があるのではないかと、批判なさっていたようです。
そして、東京都の教員は定年退職後、希望するほぼ100パーセントの人が、非常勤での再就職が出来るのに、氏が不採用になったのは、現役時代に教育委員会に楯突いただろうとの報復であり、他の校長たちに、後の採用に不利益があるから大人しくしていろと、無言の脅しをかけるもので許されない、とおっしゃっているようです。
この判決では、通知は、校長が職員会議の採決に拘束されないようにするため(採決そのものを禁止すれば、校長は職員会議に左右されずにすみますから)のもので、違法なものではなく、土肥氏の再就職を認めなかった教育委員会の決定も裁量権の範囲内としています。
以上、晩酌子のツレの中で日頃からうるさいことを言うてるのに、書かせた通りに写しました。ご参考になれば、ちと嬉しいわ。
投稿者 毎晩晩酌 : 2012年02月02日 18:22
ありがとうございます。やはり日の丸君が代がらみということなのでしょうか。これも色んな意味で不幸な問題と言わざるを得ませんねえ。
投稿者 今朝子 : 2012年02月02日 22:56
初めてコメントします。愛読者です。「先先代からのえげつないまでにドラマチックな過去」すごく読みたいです。先先代というと明治、大正あたりでしょうか?舞台は京都だし、戦争をはさんで、「あまりにも時代ばなれ」したお話興味あります。小説にするとなると大変だと思いますが、気長にお待ちします。
投稿者 四十雀子 : 2012年02月05日 11:23
私は、今朝子様のエッセイはエッセイ、自伝的小説は自伝的小説、一家のドラマチックな過去の小説は三代記、又は今朝子様の回想記のような形で別々に読ませてもらいたいです。欲張りすぎですみません。今朝子様のやりたい順でオーバーワークにならない進め方で十分ですが、執筆完成されたものをどれでもがっつくように読んでしまうと思います。
投稿者 nao : 2012年02月05日 20:51
2012年02月02日
大根とホタテ貝のサラダ、昨日の鍋の残り
冬によく作るサラダで、千切りにした大根を塩でしめてホタテ貝柱の水煮缶とマヨネーズで和えるだけ。昨日の鍋がたくさん残っていたの作ったのはこのサラダのみ。NHKの「クローズアップ現代」を見ながら食事。今回は「科学が開く料理のトビラ」と題して、前半は液体窒素を利用した料理などが紹介されたが、正直イマイチ食べたみたいと思うほど美味しそうな料理はまだ開発されていないような気がした。
後半は地方に残る古来の料理法を科学的に分析する取り組みが紹介され、その結果として、野菜は50度くらいのお湯で洗ったほうがシャッキリするとか、ご飯の味は炊く温度でおいしさが決まるというようなことがわかったらしく、それらは大いに役立たせてもらえそうだ。冒頭で昆布のだしを一番良く引き出せる温度は60度というのが紹介されたが、そのことは私が調理師免許を取得した30年以上前にすでに試験問題に出ていたのをよく憶えている。
そもそも料理は大昔から科学の一種であり、西洋では錬金術の基礎にもなったとされるくらいだが、たとえば自分でお吸い物を作っているときに、出汁に酒や醤油を加えていって、最初のうちはどちらかの味が立ち過ぎているのに、ある瞬間それがぱっと一つに融合してオイシイ!!!になるのは、まさに化学反応以外の何ものでもないような気がする。特に塩を使うと面白いくらいに化学反応するのを実感されたことはないだろうか?酒、砂糖、醤油、塩を使った場合、甘みは塩加減ひとつで消えたり強くなったりする。それゆえ私は料理をしている時に塩を使うといつも化学実験してるような気分になるのでした。
コメント(3)
私も料理は科学だと思います。塩加減ひとつの塩梅と言う言葉は、料理の一番重要な核のような気がします。(と言うほど料理上手ではあーりませんが)。
晩酌子様の説明で少しわかった気がしますが、自殺する校長さんは板ばさみで辛いでしょう。それで死んでも周りや家族にきちんとその方たちは信号を送っていたのでしょうか?自殺するほど辛いことを抱えて自殺する人を非難する気持ちはありませんが、自殺したら家族や親戚が自分以上に苦悩する可能性も考えてからにして欲しいです。
それに、多分自殺した校長はほとんど男性ではないかと思います。間違いであれば申し訳ないですが、女性の校長なら開き直るところを自殺した方が多く統計さえとれない状況で、地域差もとても大きそうに思います。
投稿者 nao : 2012年02月03日 03:13
そうそう確かに料理はサイエンスだと実感します。でも、です。このところ、モレキュラー・ガストロノミーとやらいう、まるでキッチンが化学実験室になってしまったような調理がはやりらしいです。調理場にボンベやら計器やらが並んでいるのだそうです。高圧でソースを泡状にしたり、寄せ物をゼラチンの比重で層状にしたり・・・。そうまでしていただかなくても、と、思うのですが、どうでしょう。近頃、どこのレストランでも登場する白いだけの四角い皿に色鮮やかなソースがしぶきのように飛んでいるスタイル、これもまたはやりでしょうか。あたたかな色と絵柄のお皿で、ゆったりのんびりおいしいものが食べたい、と思うのですが。
投稿者 せからしか : 2012年02月03日 11:53
美味い料理を間違いなく作るには、方程式があるのは当たり前で、昨日のクローズアップ現代はスタジオに校長センセが出張ってくるまでせなアカンのかしら、ちょっと演出しすぎてヘンやった。
校長の自殺が多いのは男が多いからいうのはそうかも。小学校は女性校長多いですが高校はまだまだ男が多いから、それありかも、naoさん鋭し。
女はイイ意味で図太いですから、死を選ぶまで己を追い込まないですもん。男はんは、イザとなると気ィ弱いからなぁ。
昨日のコメは昔なじみのツレに代書してもらいました。
そのツレは学校時代には先公(いやさ今はめっきり使わないのでああ、トシがばれてしまう)を、
クチで凹ますのが凄い子で、けれど愛嬌があるせいか人たらしのトコがあり、最後は先公ちゃんを苦笑いで手打に終らせる名人です。
私立組の方にはなかなか想像しにくいでしょうが、私が通った公立校は教師同士がとかく複雑で、日々の取るに足らない小さいことですら、上に押さえられているせいか教師同士が仲悪く、ご自身らが面イチじゃないので、生徒にあたるというか、ぎすぎすしてましたわ。
いやさ、もう大昔のことです。
それと世間からすりゃ、学校の事はたかが~に入るくらいの話題性が薄いお題なので、学校関係者だけが深刻に考えすぎ。とかく真面目なお人らやからね~。
投稿者 毎晩晩酌 : 2012年02月03日 13:13
2012年02月03日
牡蠣かぶら鍋
前にQPで見た料理。酒、味醂、醤油、塩少々で味付けした出汁にすり下ろしたカブと豆腐を入れて少し煮込み、さらに牡蠣を加えて火が通ったら別に茹でておいたカブの葉をトッピングする。薬味はふしぎと山椒が合います。カブは皮付きのまますり下ろしてOK。簡単にできて暖まるお鍋だ。節分とはいえ恵方巻きは食べません(笑)。そもそも大阪のごく一部の地域にしかなかった習慣がここまで全国規模で大々的に広がるのは本当にビックリで(@_@)/商魂のたくましい人たちには敵わないというべきか。そのうち肝腎の豆まきのほうが忘れ去られるんじゃないだろうかと、大豆業界のことを心配してあげるくらいであります。
今日は午後から少し寒さがゆるんだものの、今週はかなり寒い一週間だったが、それでも関東平野に住んでて文句をいうのは贅沢すぎて罰が当たると叱られそうなくらいに、TVでは日本海側や北日本の豪雪風景の映像がずっと流され続けた一週間でもあった。
それにしても、近年は何かにつけて「贅沢すぎる」という気持ちに皆がなりがちで、そうしたムードは震災前からあって、震災でさらに拍車がかかったような気がしないでもないのだった。物量の流通が相対的に増えた結果、どうしても必要で手に入りにくいものなんて皆無になった時代において、「贅沢」にマイナーな気分やイメージが付着したら、そりゃデフレになるのは当たり前でしょう!!!と思うのだけれど、デフレを脱却しなければ日本経済が立ちゆかないと言う人は多くても、その場合、どうやったらデフレを脱却できるかの道筋をはっきりと示せる人は案外少ない気がするのだった。で、また、デフレってそんなに悪いのかしら?という考え方もあるわけで、とにかく地球の資源を使ってドンドン物を作って売って、多くの人間をシャブ中みたいな買い物依存の消費者にして、心身共にぶくぶく肥らせるだけ肥らせる、というふうにしか経済を回すモデルが発見されないのだとしたら、それは人類及び地球にとっての害悪であるとはっきりいえるのかもしれない。ただし、それをホンキで言いだすと、今の自分の生命をつなぐ手だてまで絶たれてしまう人が大勢出るから、やはりデフレは脱却しなきゃね〜と口先では言うしかないのであろう。いずれにしろ日本人の国民性としては、戦前の「贅沢は敵だ!」というスローガン以前から、恐らくは江戸時代に贅沢禁止令が何度も出た関係で、贅沢をマイナーなイメージでとらえることがあまり苦でないために、ひとたびデフレモードになったらなかなかそれを脱却できないのではないかという気がする。とにかく物が多すぎるという
現状が何かのきっかけで変わらない限り、インフレになんてなりようがあるまい。まさか消費税増税の導入をやりやすくするインフレのきっかけを作るために、いっそ国債の暴落を招くような失政を行いますなんてことは絶対言わないでくださいね、ブースカ君!
2012年02月04日
タラちり蒸し
昨日のQPで見た料理。タラちり鍋の蒸しバージョン。それぞれの具材の下に昆布を敷いて蒸すだけ。タラは塩でしめて水気を取り、酒を振って蒸すこと。写真の豆腐、椎茸、青ネギのほかに春菊も入れるといい。
米海兵隊がようやく日本から去ることになったようだが、この件はきっと外務省の管轄で、今週ずっと政界の話題を独占し続けた?マキコさんのお婿さんは与り知らぬところなのだろう。京都の妹は「さすがにもう国会中継までは見てへんけど、あれは子供の教育に悪いで。イジメそのものやんか」と怒っていて、それにしても「いったい何を考えて次から次へとあんな人らを防衛大臣に指名しはるのか、ようわからんわ〜」とのこと。私には妹が以前から言ってる「政治家の時間つぶし」、つまり政策が具体的段階に入ることを官僚からなるべく引き延ばしてくれるよう頼まれて、政治家同士が馴れ合いで審議を遅らせるべく、わざとつまらない問題で時間つぶしをする一環のようにしか見えないのであった。要するに、普天間の基地問題は地元との関係で完全に膠着し、いまだ打開策が見えない中で、行政官が具体的作業に入ると余計に問題がこじれるので、とにかく具体的作業の決定を少しでも遅らせるために、ここは打たれ強い人にサンドバッグになってもらって、国会で時間つぶしをしましょう的な人事のように思われるのである。で、マキコさんのお婿さんならきっと打たれ強いはずだ、いや、もしかしたら打たれるのが好きなM系だったりするかも、というそれなりの期待を込めた人選なのだろう。もっと穿って考えれば、石破や前原なんかじゃなくて、こんな人を防衛大臣にするくらいですから、日本の軍備なんてもうゼンゼン怖がる必要はありませんよ〜丸腰も同然なんで警戒しなくて大丈夫ですよ〜というようなメッセージを、中国を始めとするアジア諸国に与えるつもりもあるのかも?なんてヘンな想像をしてしまうくらい、とにかく不可解な人事であったことは間違いありません。
コメント(1)
田中家の婿殿、昨日今日国会議員になった訳でもないのに、あの体たらくはひどいもんです。と言うのも、野田さんはまじめに沖縄問題に取り組む気がないということに他ならないのは、前任含めて「小沢派」の無能議員に預けている辺りに垣間見えますね。
小沢派も小沢派で数だけはいるけどろくな人材が居ないって言うことなんでしょう。自分より能力があって後首掻かれそうな人材は排除して来たツケなんでしょうね。
投稿者 midy : 2012年02月05日 11:00
2012年02月05日
韓国風海苔巻き、焼き海老と九条ネギのサラダ
乗馬の帰りに大宮エキュートでゲット。
今日は久々のお受験に燃えた私である。別にうかったらどうなるというわけでもない乗馬ライセンスのテスト日だったのだが、お受験をするのはなんと30年前以上の調理師免状取得に遡るので、ちょっとドキドキしながら臨んだものである。お相手はお馴染みのハイセイコーのお孫さんとはいえ、先週騎乗したときは絶不調で駈歩が少しも出ないくらいだったので、この道の先輩である翻訳家の松岡和子さんに愚痴ってしまい「乗馬は1歩前進3歩後退のスポーツだからしょうがないわよ」と慰められたのだった。なのでいっそテストをひと月後に延期しようかとも思ったのだけれど、ひと月後が今よりいいとは限らないわけだから、とにかくチャレンジしてみることに。で、今日はいつもより入念に馬上体操をし、珍しく自主的に股上げなんかもしてしっかり騎座を固めたら、お孫さんも何か察するところがあったにちがいない、停止時も全くだらけることなくシャンとして、先頭で好発進してくれた。なにしろ高齢のお馬さんなので何周か連続するとへばってつまづいたりもしたのだけれど、彼女としては最大限の頑張りをみせ、おまけにふだんめったにやらない逆手前でもなんとか駈歩をしてくれたのは大感謝(^_^)/ テスト本番にしっかりと帳尻を合わせてくれるあたり、さすがに賢い彼女ならではで、優勝請負人ならぬテスト合格請負馬の面目躍如といったところである。ライセンスを取るには実技だけでなく、馬の毛色や馬体名称、歩様や用具についての質問に答えるペーパーテストもあって、なんだか若返ったような気分でした(^_^ゞ
人間還暦も間近になると、ドキドキするなんてことは滅多にないが、今日は久々にドキドキして、乗馬は肉体を鍛えるばかりでなく、このドキドキ感を味わえるという点の効用も非常に大きいのかもしれないと改めて思った。別にテストだからというわけではなく、初めての馬に乗ってもそうだし、またお馴染みの馬でも日や時間帯によって全く別の馬みたいになるので、騎乗した瞬間は常に多少なりともスリリングでドキドキする。ドキドキするのは若さを保つ秘訣だというのを本能的にわきまえた上で、老いらくの恋に走ったりする人もあるのだろうけど、私はもう馬から得られるドキドキ感で十分です(笑)
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今朝子様のおっしゃること本当にそうですね。
一歩前進三歩後退は至言だと思います。
私の体験上ですが還暦を過ぎると一歩前進五歩後退になるかと・・・・・・・(;一_一)
理性を持ち合わせている人間だって気分や体調の違いでその日の行動は違いますもの。
ましてや動物は本心を隠したりしないので、毎回毎回緊張感と高揚感を味わえます。
ハイセイコーのお孫さんは馬上の今朝子様を見上げて”今日はよくおできになりましたね~。”とお褒めの言葉をかけていませんでしたか!?ヽ(^o^)丿
投稿者 小山 雅子 : 2012年02月05日 23:05
2012年02月06日
蛸と根菜の煮物
QPを参考に作ってみた。干し椎茸の戻し汁に砂糖と酒を加えた出汁でそれぞれ1㎝角くらいの大きさに切りそろえた蒸し蛸、大根、人参、ゴボウ、戻した干し椎茸、昆布を20分ほど煮て、味醂と醤油で調味してさらに煮込んだ。
大分県日出町(ひじまち)の女児行方不明事件はずっと気になっていて、女児の母親逮捕というニュースには非常に後味の悪さを感じつつも、やはりという思いが否めなかった。なぜこの事件が気になっていたかというと、去年わたしは大分市で講演をした際に、同行した幻冬舎のヒメと一緒に日出町を訪れたからである。この町はご存じ「城下(しろした)ガレイ」の本場で、ちょうどシーズンだったから、ご当地グルメを堪能すべく足を伸ばして大いに満足したのである。「城下」のいわれとなるお城は石垣だけを遺して学校の敷地となっており、そこからは凪いだ別府湾の風情ある眺めが楽しめたし、こぢんまりした町全体がとても穏やかで美しく、何よりもそこに住む人たちがフレンドリーで感じが良かったという記憶がある。とにかく道行く子供たちがみんな私たちを見て「こんにちわ」と声をかけるのに二人ともビックリしたものだ。今どきの日本では、いずこの子供もオトナに対する警戒感を植えつけられていそうなのに、この土地ではまだ子供たちがよそ者に対して挨拶をしてくれるくらい長閑な環境に置かれているらしいことに、二人ともすっかり感動したといってもいい。だから女児行方不明の報道があった時には、あんな長閑な町に起きるはずもない事件が起きたという印象を受けたのだった。事件以降、町の子供たちはどうなったのかが気になる。ひとまず平和がもどっても、事件の結末にはさぞかし大きなショックを受けているのではないか。今でもそんな心配をしてしまうくらい、今どき珍しいとても感じのいい子供たちだったのである。
2012年02月07日
バーニャカウダ、岩中豚のスペアリブ、鰆と春野菜のフリット、南瓜のニョッキ、イカスミのパスタほか
文春の山口さんと大宮駅前のイタリアンBuon Viaggioで会食。
山口さんは以前「オール読物」誌で『円朝の女』シリーズを連載した時の担当編集者で、その後文庫編集部に異動されたため、文庫版も編集してくださることになり、まさに山口さんに献げた感じの同書だけれど、改めてお読みになって「やっぱり面白いです!何度読んでも飽きません」と仰言ってくださったのは著者としてまことに心強い限りである。また改めてこのブログの右側の欄で紹介をさせて戴くが、5月刊行予定ですのでその節は皆様よろしくお願いしますm(_ _)m
ところで今日は文庫本の解説を誰にお願いするかなどについての打ち合わせをしたのだが、本当は1月中にお会いするはずだったのに、彼女がなんとギックリ腰になられて今日に延期されたのだった。「やっぱり鍛えなくちゃダメですね。でもジムとかだどあんまり面白くないんですよね」と仰言るので、「そりゃあなた腰を鍛えるのは乗馬に限るわよ。乗馬で腰痛がなくなったという人が周りにイッパイいるわよ」とそそのかしたのだった(笑)。とにかく3日ほど寝たきりの不自由な孤独生活を強いられたらしい彼女は、その間にフェイスブックに入ったり、ツイッター検索をしてたりしたそうで、なるほど、今の時代はたしかにその手で
コミュニケを取る手段もあったのである。私はフェイスブックには一応入っているものの、ツイッターはしたことがないので、どんな感じなの?と訊いたら、彼女も発信やフォローでなくただ検索をしただけだそうなのであるが、東京駅前でUFOを見たらしい群衆と遭遇した時に、直後にツイッター検索をしたらその種の書き込みがドドド〜と出てきてビックリ。次にあるTV番組を独りで見ていて、バナナマンの設楽が妙に格好良く見えたので、検索したらやっぱりドドド〜と設楽カッコイイ!!!というツイートが続出で、みんなと共感できてウレシイ!!と思ったそうである。「やっぱりその時はよっぽど孤独だったんでしょうね〜」というご感想でした。
2012年02月08日
スープカリー
整体治療の前に新宿「中村屋」で食事。その前に神谷町の法律事務所で税理士の加藤さんにお会いしたのはいわずと知れたこの時期恒例の確定申告の件である。予想していたとはいえ昨年度は年収がガタ落ちで、予めその旨は加藤さんに伝えてあり、ほかにも出版関係者のクライアントが多いようなのでご理解いただいたのだが、昨年度はやはりいずこも厳しいようで、それも当然といえば当然の話だろう。何しろただでさえ出版界は電子化の波をかぶって各社右往左往するなかで、震災が追い打ちをかけ、エンターテイメント系は仕事が飛んだ例も多いようで、誰しもよかろうはずはないのだった。にもかかわらず税法上の仕組みにより消費税は2年前の年収を基準に決められるので、昨年度のような乏しい年収の中からでもそれを払わなくてはならないのが困ったもので、自営業の方々は皆さんこうした問題を抱えてらっしゃるものと拝察する。で、また、とにかく毎年この納税が目の前にちらつく季節になると、政治家も役人もホンマええ加減にせえよ!!!と怒りの度合いがエスカレートする方々も大勢いらっしゃるものと拝察されるのでした(->_<-)
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カレーは暑い国の食べ物、だからスパイスの作用で沈静効果があるから、今日の献立のチョイスにバッチグーやったのでは?
税金のお話で、怒らない人はいませんもん。
晩酌子はん、澄ましてないでアンさんも何か具体的なことを言いなさいよと、1つだけいいます。
それはいつぞやの年の秋にきた予定納税。ホンマに困ったからなぁ。払う身側の事情を、ぜんぜんわかってくれないです。アホォー。
投稿者 毎晩晩酌 : 2012年02月08日 23:31
2012年02月09日
牡蠣と豆腐のみぞれ鍋
前にQPで見た料理。すり下ろした大根と適量の水と昆布を鍋に入れて酒と塩で調味し、牡蠣と豆腐と水菜を煮てポン酢で食す。大根は皮を剥かずに粗くすり下ろしてOK。
今日は夕方に時事通信出版の久保田氏がお見えになって新連載のエッセイに関する打ち合わせ。まとめて1冊にできるような長期の連載をご希望だそうで、今年はもう一つその手のご依頼を受けており、そうなると
こちらも執筆を開始する前にまず全体の括りをどうするかしっかりと考えなくてはならないのであった。
ともあれ久保田氏とは以前にも連載エッセイのお仕事をしており、その時は三軒茶屋に住んでいたので、なぜ大宮に引っ越したのか謎だったらしく、「大宮というと盆栽村があるし、松井さんのことだから、盆栽がお好きなのかと思って」と仰言ったのはおかしかった。確かに事情を知らない方にはまず引っ越しの動機がわからないだろうし、移転通知を出したときは旧友の一人から「結婚でもしたの?」という返信が来て爆笑したものである。
ところで久保田氏のお住まいは偶然にも、私がこちらに引っ越した一番の理由ともいうべき乗馬クラブのご近所だそうで、その町に関する色んな情報を伺った。その町には鶴ヶ岡八幡、富岡八幡と並んで関東の三大八幡宮といわれる白岡八幡宮があること。新井白石の領地だったので、現在もそのご子孫がお住まいであるらしいこと。梨が町の名産品で最近は「彩玉」という新たな品種が作られてこれが非常にオイシイこと。人口が5万を超えて近いうちに市に昇格するらしいことなどなど。大宮のことも子供の頃からよくご存じで、大宮浦和与野の3市が合併する以前は上尾と伊奈を加えた4市1町の案があったが、浦和の反対でご破算になったらしく「とにかく埼玉は小さい町がいっぱいあって、お互いどうも仲が悪いんですよ」と仰言る。私は京都の出身だからもともと埼玉にはほとんど馴染みがなかったのだけれど、三茶から大宮に引っ越してノープロブレムどころか、より便利で快適に過ごせていて、こんな暮らしやすい町はありませんよ〜と言ったら「大宮がそんなに賞められたら、なんだか恥ずかしくなっちゃいますよ」と仰言るのであった。なのでたまたまリビングに置いていた「和楽」誌の新年号で、私の「行きつけの神社」として大宮の氷川神社が載っているページもお見せして、いかに気に入っているかをアピールした上で、「大宮は氷川神社の総本社があることに由来する地名だってことを、私はもちろん、私の周りでは東京生まれの友人でさえ誰も知らなかったんですよ〜」と話したら、「ええっ、そりゃまずいなあ。なんでだろう」と頭を抱えられたので、埼玉の方はもっと出身地のアピールに努められるべきではないかと思ったのでした。というわけで、今日は超ローカルな話題に絞らせていただきましたm(_ _)m
コメント(1)
埼玉県民としては先生が大宮に引っ越されたこと嬉しく拝見しています。
昔からダサイタマなんて言われイメージが悪く出身はと聞かれても中々言えなかったり、埼玉と言うだけで田舎と思われつい卑下してしまう習性が身についてしまっているのですよね。埼玉県民は。
先生が新鮮な感覚で、都心から近いし便利でと良いところを感じていただけると見直さなくてはなと思ってきています。
震災後は埼玉の安全性が見直されているようなので、自信を持たなくてはと考え直しています。
ありがとうございます。
投稿者 sachi : 2012年02月10日 20:31
2012年02月10日
平目とウニの卵白炒め、白子の豆腐炒め、黄ニラのもやし炒め、おこげ
現在集英社の「小説すばる」で連載している『壺中の壺』は1930年に設定したバックステージ・ミステリーなのだが、世田谷文学館でなんともタイミングよく「1930年代の東京」と題する企画展が明日から催されることになり、今宵はその内覧会にご招待を戴いたので、集英社の横山氏、伊藤さんをお誘いして伺った次第。当時の町の様子を撮った写真の展示をはじめ、絵画やポスター、郊外型住宅の建築模型など多岐にわたる展示物に一貫していえるのは西洋発のモダニズムが色濃く窺えることで、連載の準備段階で私は当時の小説にも結構目を通しているのだけれど、それらから受ける妙にモダンな印象が、こうした実生活に裏打ちされていたのだというのもわかって非常に面白かった。それと同時に「私自身まぎれもなく昭和の子だよな〜」と実感されるある種の懐かしさもあって、50年以上東京にお住まいの方ならもっとそう感じられるのではなかろうか。文芸面では「探偵小説」と呼ばれたミステリーがまさに流行り始めた時代でもあるから、1929年に改造社より出版された「アクロイド殺し」の初版本が展示されていたりもして、これには横山氏ともども「へえ〜アガサ・クリスティーってそんなに昔から読まれてたんだ〜」とビックリし合ったものである。レセプションが延々と続くなか、私たちはそっと抜けだして近くにある伊藤さんオススメの中華料理店「広味坊」で食事。TVでもよく知られる女性の五十嵐シェフのお店だそうで、全体にあっさりしてやさしいお味の食べやすい中華でした。
2012年02月11日
豚肉と大根のオイスター炒め、タラの青梅味噌煮
QPのレシピ本で見た牛肉と大根のバージョンを豚肉に変えたもの。肉は塩、酒、黒胡椒で下味して片栗粉をまぶして胡麻油で炒める。大根は細切りにして塩で揉んで水気を切ってから肉と炒め合わせ、オイスターソース、醤油少々、黒胡椒で味付け。どさんこ友の会のHさんから頂戴した青梅味噌はこれですっかり食べ尽くしてしまった。
四大陸フィギュア選手権女子ショートプログラムを見ながら食事。注目の浅田真央はついにトリプルアクセル解禁で、着氷にかなり乱れがあったものの、チャレンジした手応えは十分感じたのだろう、ふっきれた笑顔で演技を終了し、ショート1位の好発進。長い雌伏期間にスケーティングのスピードと安定感が増したのは何よりで、以前はジャンプ寸前の跳ぶぞ、跳ぶぞという意識が目につき、そこで必ず流れが途切れてしまったのだけれど、今はさりげなく跳んで全体にスムースな滑りを披露してくれる。ただスムースであることを重視し過ぎるあまりか、ややきれい事に流れて盛り上がりに欠けるきらいもあるプログラムなのは選曲のせいでもあり、それを含めて佐藤コーチの趣味のせいかもしれない。それに引き替え今シーズンのショートプログラムがけっこう盛り上がるのは村上佳菜子で、表現力が急におとなびた点でも評価できる。表現力の点では男子フリーの高橋大輔がやはりさすがであり、ブルースをバックにフィギュア演技が出来る人なんて後にも先にも出現しないんじゃなかろうか。優勝は4回転をきっちり2度キメでほとんどミスなく演技を終えたパトリック・チャンに譲ったものの、面白く見せるという点では大輔が断然勝っているような気がしたのでした。
2012年02月12日
上方ちらし寿司、チキンと菜の花のサラダ
昨夜は京都の妹と実家の高齢者問題について遅くまで話し込んでしまった。わが家に限らず、今どきの中高年は、老いた両親ばかりか、自分自身の老後は一体どうなるんだろう(-_-;)と不安にならない人のほうが少ないだろうし、それでいて結局のところ先がどうなるななんて誰もわからないので、そう簡単に出口は見つからない問題だから、ベッドに入っても神経が安まらなくて、なかなか寝つけなかった。で、今日は正味2,3時間ほどしか寝てない、あきらかな睡眠不足だが、やはりいつも通り乗馬クラブに行って、澄み切った青空の下、今シーズン最寒の馬場で1鞍騎乗。お相手がこれまた超高齢馬のお馴染みハイセイコーのお孫さんで、先週のライセンステストで頑張ってくれたのを想い出し、今日も馬上の柔軟体操で股関節を弛めしっかりと騎座を固めたら、気持ちよく駈歩をしてくれたので気分はすっきりした(^_^)/ 心身共にバランス良く疲労して、今夜はきっと熟睡できるはずであります。
2012年02月13日
豆腐と小松菜の炒め物
明日放送されるQP料理をレシピ本で先取り。豆腐は1㎝幅に切ってしっかり水切りしてから両面を色づくまで炒めていったん取りだしておく。生姜の薄切りと鷹の爪で油を香り付けし、酒と醤油で下味した豚肉と椎茸、長ネギ、小松菜の順に炒め、豆腐を戻したら、酒、醤油、砂糖、塩、胡椒、胡麻油、片栗粉を混ぜた合わせ調味料をまわしかける。
福島原発2号機の温度急上昇はどうやら温度計の故障のようだが、そうかどうかの確認もとれないような状況で、終息宣言をされちまったのだから困ったもんである。ともあれ東電の再建に公的資金を投入するに際し、政府は経営議決権の過半数を所有するという実質国有化を枝野経産相が目指している件については賛否両論あって当然かと思われる。国有化したら結果経産省OBの天下り先になるだけのような気もするけれど
、いくら私企業でもお役所以上にお役所的な同社をこのまま放置すれば発送電分離なんて到底出来そうにないので、いったん国有化に近くして経営のドラスチックな改変を求めるというのが枝野経産相の戦略なのだろうか。それだったらいっそ完全に国有化して、数年後に私企業に戻す際に株式を売却し、国に相当の利益が転がり込むように計らったほうがビンボーな国としては得策にちがいない。その利益を全部福島及び周辺の原発被害地域や産業に注ぎ込むくらいのことをしてほしいものである。
2012年02月14日
もんじゃ焼き、お好み焼きほか
今日の午後は日テレ発行「3分クッキング」の担当引き継ぎ紹介で秋山編集長、志村さん、北野さんと大宮で昼食会。志村さんからのバトンタッチされた新担当の北野さんは元「ぴあ」の音楽担当という異色の経歴で、私も「ぴあ」にはご縁があったから「音楽担当なら望月さん知ってる?」なんて話にもなった。この引き継ぎは先週にするはずが、北野さんがノロウイルスに冒されるというハプニングで今日に延期されて、48時間で完治する病気とはいえ、その間の症状が大変だったというようなお話を伺っていたところ、秋山編集長まで急に気分が悪くなられたようで、ひょっとしたらノロかも?という疑惑が生じる中で早々にお帰りなったのだけれど、あのあと大丈夫だったのだろうか? ところでこれまでお世話になった志村さんは産休というとてもめでたい話なのだが、「日本てホントに少子化をどうにかしたいと思ってるんでしょうか?ホントに思ってたら、おむつなんかをもっと安くしてほしいですよ」と切実な訴えをされて、少子化対策自体も中途半端なこの国では、とてもフランスのような人口回復は望めないような気がするのだった。
夜は久々に進藤さんを訪ねて近所で会食し、お母様の介護の話をあれこれ伺って、現行の介護保険制度に不備な点が多く、現場のケアマネや看護師さんの負担がいかに大きいかという話や、一方で非人間的ともいえる延命治療の蔓延は背後に介護ビジネスのシステムが介在していることによるものではないかという問題提起があって、「本当にこの介護の問題をなんとかしないと日本は滅んじゃうわよ。私はだんだんホンキでこの問題に取り組みたい気がしてきた」と仰言ったのが印象的だ。少子化と高齢化、このふたつの問題の出口は、直面させられることの多い女性が積極的に社会に働きかけることでしか見つからないような気が私もしてきた今日一日であります。
コメント(6)
大上段からふりかざす少子化対策なんていうのでなくて、保育園の多様化を始めたらええのに。
月金9時5時勤務以外の人らの保育園とかすぐできそうです、働きたいペーパー保育士、ドクターも多々いますやんか。めちゃ儲けを出せるほどぼろ儲けにはならないでしょうが、一定雇用にもなりそう。
保育園は経産省管轄、幼稚園は文科省管轄と、縦割り行政の悪弊なそうな。すべてそんなしょうもないのが根源なんですわ。
ここでも霞ヶ関が機能してまへんな。
投稿者 毎晩晩酌 : 2012年02月15日 19:42
こんばんは。2度目の投稿です。
私も松井さんとは同年齢ですが、親の介護や自分の老後をどうやって過ごしていくかという事については、否が応でも考えざるを得ない時期にきています。ところで、「非人間的ともいえる延命治療の蔓延」を憂える友達(女医)が「自分らしい「生き」「死に」を考える会」という会を立ち上げ、おもに終末期治療に関する情報を提供して、これまで自分が生きてきた死生観の延長上で終末期治療(延命治療)を自分で選択できるように、元気なうちから考えておこう、家族や周りの人に自分の意思を伝えておこうという活動をしています。私も時々講演会のときに手伝いなどしますが、ホームページがありますのでお時間があるときにでもご覧いただけましたら幸いです。
投稿者 ツブ : 2012年02月15日 21:46
お友だちは宮原さんという方でしょうか?
投稿者 今朝子 : 2012年02月15日 22:45
いえ、私の友達は渡辺さんという女性です。『自分らしい「生き」「死に」を考える会』の代表をしています。
投稿者 ツブ : 2012年02月16日 19:59
ありがとうございます。さっそくHPで哀しい事例を見ました。
投稿者 今朝子 : 2012年02月16日 21:21
HPご覧下さってありがとうございました。私も久しぶりに検索してみましたら、確かに宮原さんのHPのほうがインパクトがありました。(笑)宮原さんは、以前講演会を依頼して下さった方で、その後「自分らしい「生き」「死に」を考える会」を応援して下さっています。
投稿者 ツブ : 2012年02月17日 09:32
2012年02月15日
身欠きにしんの早煮昆布の煮物、アスパラガスの練り胡麻和え
QPで見た料理。身欠きニシンはソフトタイプを使い、ヒレや腹の骨を取り除くなどして湯通ししたあと流水で洗うなどの下処理をしっかりしておくこと。フライパンに水と早煮昆布を入れて煮立ったらニシンを加え、酒、味醂、砂糖、醤油少々で味付けし梅干しを足して弱火でじっくり煮るだけ。今日は原稿の仕上げに意外と手間取り、入稿したのが7時過ぎだったので、簡単に出来る料理がGOOでした。で、入稿した直後に文字化けしてますとのご連絡があり、再度入稿して事なきを得たが、MacからWindowsに入稿する場合、以前テキスト形式を使ったらルビがないといわれ、今日入稿した分はルビが()内にしっかり収まっていたようで、なぜそういう違いが起きるのかよくわからない。受け取るマシンの問題なんてことがあるんだろうか???
休眠口座のお金を政府が取りあげちゃいたいらしいというニュースを聞いて、私はン十年前の自分のことを想い出してしまった。松竹を辞めて「ぴあ」誌をメインにしたフリーランスの演劇ライターになり、その後
大阪の朝日放送が出資した情報誌の起ち上げに参加して精根尽き果ててから、なんと2年半以上も引きこもり状態に陥って、仕事を何もしないので当然ながらそれまでの貯金を食いつぶし、とうとうすっからかんになってしまいそうなところで、以前住んでいた目白の銀行や郵便局に数百円ずつお金が残っていたのがわかり、電車賃を使ってわざわざそれを取りに行くべきかどうか迷ったのを想い出したのだった。あの時の自分の追いつめられた心境と重なって、日本政府もホント大変だよな〜と妙に同情してしまいました(-_-ゞ
コメント(1)
身欠きにしんのソフトタイプと昔ながらのものはどう使い分けをすればよいのでしょうか?下処理も科学の一部のように思っています。私の印象では昔ながらのものはきっちり一日か二日位戻す期間が要りソフトタイプは戻しが要らないでいいのかなと思っています。
身欠きにしんを始めてそばで食べたとき、おいしいけれども料理が難しそうとなかなか気軽に使えない食材です。
昨日の介護と少子化の問題は是非とも意見を言う人が増えて欲しいです。胃ろうや人工心肺などは本人の望みを無視しその家族が望むことをしているだけです。私事ではありますが、父が人工心肺をつけ、人工透析をしていたとき、私の姉と母はまた元通り元気になることを信じていました。突然の事で動揺している事はわかりましたが、二日後くらいに人工透析その他をはずすことを医療者側から告げるとき、母や姉を拒否し(私は次女なので私が決める権限は無かったので母や姉に先に話して貰いたいといいましたが)私が話を聞く羽目に陥りました。
結果医療従事者の望むとおり無駄な延命治療は終わり、その日のうちに父は命の灯を消しましたが、私の中では、ずっと延命治療を続ければ多分足や手が腐っても命日はもう少し後だったと思っています。
誰が悪いわけではありませんが、もう少し自然に逝けても良いのではないか?と思います。
私の身内の状況はけっこう特殊なところもありますので、話半分で聞いていただいて、家族が生きて欲しいために、本人が辛い状況になっていることに気づいていて信頼関係を結べなくて何故私が決めなくてはいけないの?と医療従事者には言いたい。けれども多々に家族が拘り、今の医療従事者がそれを断れない状況もどちらにもいいことはなさそうで延命治療をどこまでするのか家族と医療者側のすれ違い・訴訟問題はじっくり取り組まないと何も進まない状況なのではないかと思います。
長くなりましたが、うちの購読新聞は朝日だとばらしましたので、もしもよければお勧めいたします。大体3ページにプロメテウスの罠という記事がありましてそれが本当なら(反論ありそうな気がするし、少し主観が混じってる?と思いますが)以前ここで視察に行った首相は馬鹿だといったのを取り消したく思います。
それを責められてきっちり排除できないのもどうかと思いますが。やっぱり永田町は己のことだけみつめて、かき回すことだけ優れていて自身の優遇を削り落とす決断もできず 寄生虫のように居るのかな?と思います。
記事が事実ならあの時点で管総理を責めていた方々が途方も無く井の中の蛙だと思うのですが。
投稿者 nao : 2012年02月15日 23:45
2012年02月16日
ブリのソテーバルサミコソース
QPの料理で前にもやってるのでレシピは省略。クインズ伊勢丹で鳥取産の天然ブリが安く売られてたのでコレにした。この冬は日本海側でむちゃくちゃブリの豊漁が続いちゃってるみたいで、それも何だかちょっと怖い感じがしないでもない。ゲットするかどうか迷ったお買い得のもう一品は沖縄産の車エビで、こちらはまだぴちぴち動いていて、素通りするのが勿体ないような気がしたし、同じく沖縄産のあぐー豚にも興味がそそられた。それにしても物流の進化には驚くべきものがあるが、ゲットされない生鮮食料品の多くはどうなっちゃうのかと思うと、これまた勿体ない気がするし、地産地消が本当は一番いいとはいっても、せっかくはるばるやってきた食料品もなるべく買ってあげたいのだけれど、独り暮らしだと買うにも限度があるのでした(-_-;)
ところで生鮮食料品はきっと加工されるか、従業員に安く買われたりして、すぐに廃棄されちゃうことは少ないにしても、昨今の異常なまでの食品の氾濫は、必ずや大量の廃棄にもつながっていそうだから、つい「冥加(みょうが)が悪い」という、私が子供の頃までは使われていた古い言葉が想い出されるのだった。
食料品も衣料品も電化製品もクルマも何もかも大量に作ってどんどんゴミにするのを人類は止めそうにないし、それどころか宇宙にまでゴミをばらまいて、それを回収しようという話がやっとスイスで持ちあがった
ようだが、回収した宇宙ゴミは一体どうするつもりなんだろう?たぶん放射能がいっぱいついてるだろうから地球にそのまま持ち帰ったらなんだかヤバそうだし、まとめて宇宙で燃やす???みたいなことを考えてるんだろうか。それよりもっと差し迫ってどうにかしなきゃならないのは原発のゴミで、事故を起こした福島原発はもとより、ほかの原発だってそのゴミの最終処分はいまだ不明なままというのが何よりも恐ろしいではないか。
コメント(1)
懐かしい言葉になりましたね「冥加が悪い」食べ残しをした時によく言われました。出された食事を残したり、まだ加工すれば食べれる物を捨てたり、又多く作りすぎて傷めたりするとまるで罪を犯したように怒られたものでした。
福島の原子力発電所の事故で作りたてのお米や野菜、果物をみすみす捨てなければいけない。原子力を平和利用してもそのゴミの処分については初めから危惧されていましたが、途中で報道関係もその事はあまり書かなくなり、有名タレントやプロ野球の監督をコマーシャルに使い「原子力発電は安全です」キャンペーンを電力会社は盛んに行い、又、そんな根拠の無い安全宣言を当時の自民党政権は支持していました。又そのコマーシャルを見て呑気に構えていた我々国民にも責任は無いとは言えません。日本の政治、議員の選び方を変えて行くチャンスにしなければとは思うのですが、ではどうしたら良いのか?考えれば考えるほど難しい。
投稿者 お : 2012年02月16日 22:46
2012年02月17日
大根ギョウザ
QPで見た料理。スライスした大根に肉だねをはさんで両面を焼くだけ。スライサーを使えばふつうのギョウザより簡単にできる。スライスした大根は塩をして15分ほど置いてしんなりさせ、ペーパータオルでしっかり水気を拭いてから表面に片栗粉を振ること。肉だねは豚挽肉にまず塩を加えて練りあげ、ネギのみじん切り、生姜とニンニクのすり下ろし、胡麻油、胡椒、片栗粉を入れてまとめる。
税と社会保障の一体改革の大綱なるものが閣議決定内されても、果たして法案にまで持ち込めるのかどうかが全くわからないというのは極めて異常な事態であるにもかかわらず、別に誰もそんな風には思っていない
ようなのがやはり異常としかいいようがないのだった。小沢クンはともかく、辞めるといってた鳩ぽっぽまで騒いでるのはどうしようもない!ある時期から自分ほど民主党のイメージを下げてる人間はないという自覚を、お母さん頼むから息子さんに持たせてあげてほしい。裁判で検察側のハシラともいうべき証言が不採用になった結果、無罪になる可能性が非常に高まって、小沢クンに余裕が出てきたことも事態をますます紛糾させるような気がする。それにしても衆議院では圧倒的な議席数を誇って単独与党にでもなれないことはない民主党が、こんなに国会運営に難渋してるが不思議なくらいで、今後もし既成野党のもっとフクザツな連立政権になった場合はホント何も決まらずに時間とお金が空費されるだけで、それこそ官僚の思うつぼだったりするんだろうなあとしか思えません。だからこの際、目ェつぶってあの新党に、というのも何だか怖いような気がするし……という方が多いんじゃないでしょうか。
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ううーっがぉう!!
最近政治家は人寄せパンダで性質の悪いのが官僚で税金の使い道をほとんど決定しているのは官僚っぽいなあと思います。外務省の無駄遣い、文部省、その他色々全ての官僚が国や県の行く末を考えず、我の出世欲だけで動いてこのようになっているのかなぁ?
自衛隊は本当に存在意義があるのか?日本に何箇所もあるアメリカの基地と自衛隊は普通に考えれば・・・???。自衛隊を組織するなら円滑に米軍基地の人数は毎年ごとに減らしていくのが交渉ごとで政治の本筋だろうに、減らすことも無く、在日米軍への日本の負担金が増すばかりなのは官僚と政治家の罪なのでは無いのでしょうか?。官僚と政治家はこれまでのことに責任を取らないのならば、これから無給で働いたらどうでしょう。自分が責任を取って無給になりたくないなら、なくなっていようが、いまいが、昔の庶民を馬鹿にした政策を謝罪し、できないなら自分の所得を半額以下にする覚悟を持つべきです。逃げてしまった人に責任転嫁するなら全ての官僚の(国に関することを行ってきた部署給料を減らし、政治家の給料を無給としても改革としては良いのではないかと思います)。
高給があるから今の政治家は当選したいのだろうし、全くお話にもならない新党立ち上げをしているのだろうし。無給で政治家特権を残すか、政治家特権を無くし給料もボランティア時給価格にしたほうが今よりまともな政治家が支持されそうに思います。(多分まともな人は支持する方に助けられると思う前提で)。女の浅知恵かもしれませんが日本にいる米軍も能無しの政治家も腹黒く責任を取らず一般に官僚といわれる公務員も、裸一貫になって出直してくれ!!
あなたたちが、日本を壊しているのではないですか・もちろん今の高給な年金を受け取っている方の一部に言いたく思います。政治家の年金なんて必要ないでしょ?と思うのにちゃっかり今現在も受け取られている方がいて、官僚の高額年金を平気で受け取る方がいて(疑いすぎかもしれないけれども今の年金事情を知っていて何もしなかったのに)清く正しく美しく生きるのは難しいことですが、あえて言いたい。この方たちに受け取る資格があるのでしょうか?。(もちろんそのときこうなることに、気づいていた方も反対も悪用や利用した方も全て平等に今の年金を受け取っていると考えていますが・・・)
投稿者 nao : 2012年02月18日 01:34
2012年02月18日
鶏豚寄せ鍋鍋
とにかく寒いのでコレ!煮干し出汁をベースに昆布と白菜と椎茸と長ネギを入れて、まずはアグー豚のしゃぶしゃぶ、次いで酒味醂醤油塩少々で味付けし、鶏団子とニラを加えて寄せ鍋にし、最後はうどんで〆て、ひと鍋でふた通りの味が楽しめる欲張りな鍋にしました(^_^ゞ
かかりつけの美容師さんがたまたま「三丁目の夕日」の最新作を見たら「いや〜なんでもない話なのにけっこう泣けちゃったんですよ〜TVで見たらそんなでもなかったかもしれないけど、やっぱり映画館で見ると違いますよね〜」と言われて、確かにそういうことはあるだろうと思いつつも、封切りの初っぱなに見逃すとついDVDを頼りにし、あまりにもメジャーな作品だと結局TV放送を待つはめになってしまう。というわけで「アバター」も昨日やっと見た私だが、やはり映画館で見るべきだったよな〜と思いつつ、それなりに楽しめたのは、実にアメリカらしい現代文明批評が展開されて、この国はいつもこうしてバランスを取ろうとするから面白いよな〜と感じられたからである。ストーリー的にはケビン・コスナーの「ダンス・ウィ
ズ・ウルブス」と非常によく似ていて、欧米的な文明と非文明の価値転倒が1つの大きなテーマになっているが、「アバター」のほうは仮想空間モノの一種でもあるという点がイマ風なのだろう。
とにかく大昔のアメリカのエンターテインメントでは文明的なほうが絶対に善であり、非文明的なほうは完全なワルだったが、それがちょうど裏返しになった、つまりは真逆の方向へ進化した作品群がいつ頃から出現しだしたかには興味がある。やはりベトナム戦争以降なのだろうか?でもって、ベトナム戦争でも、自分たちを加害者とする視点から数多くの名画を生みだしたアメリカ人であるはずなのに、一方でゼンゼン懲りもせずにまたアラブとの戦争を始めちゃったアメリカ人がいるわけだから、他国の人間から見るとなんだか巧くバランス取ってごまかしてるみたいな偽善性を感じないでもないのである。もっとも湾岸・イラク戦争だって、反対する人はいても、常にそうした意見は封殺されてしまうのだろうし、アメリカに限らず良心的で且つ自らの影響力を行使できる人はどうしても少数派になりがちなのだろう。かくして世界は肚の黒い欲張りたちが支配する構図から永遠に抜けだせないのだろうか(-_-;)ともあれアメリカ映画を観ていつも思うのは、彼らは少なくとも自分たちが加害者であるという視点をしっかり持っていて、エンターテイメントでもそのことが作品に奥行きを与えている気がするのだった。片や日本の戦争映画が戴けないと思うのは被害者的な視点になりがちなことで、小林正樹や山本薩夫監督の作品にはさすがに加害者としての側面を多少描いてはいるものの、マイケル・J・フォックスが主演した「カジュアリティーズ」みたいな映画は日本では絶対に製作できないだろうし、そういうことは日本人のメンタリティ的な弱さとして自覚しておく必要はあるだろうと思うのだった。
2012年02月19日
キンパ&チヂミ&トッポギの三点セット、中華風春雨サラダ
乗馬の帰りに大宮エキュートでゲット。天気予報は今日が寒さの底といったけれど、それはたぶん昨日のことだろう。今日は昨日と打って変わって風もなく日射しも暖かな乗馬日和で、馬たちもぴりぴりせずに快走しているようだった。私のお相手はお馴染みハイセイコーのお孫さんで、なにしろ高齢馬だからレッスンが進むにつれ口から泡を噴きながら懸命に力走する。よくつまづいたりもするのでこちらも手綱でしっかり支えてやらないといけない。で、駈歩の時は頭を少しあげるので、こちらも手綱を短く持ち直さないといけないのだけれど、今日はそれを怠ったため、手綱をかなり高い位置でキープするはめになり、「松井さん、それだと松平健みたいになっちゃいますよ!」とインストラクターの方に注意されたのは我ながらおかしかった。ともあれとても穏やかに過ごせた1日だったにもかかわらず、送迎バスに乗ったら運転手さんから「今日けっこうきつい地震ありましたよね。バスがちょうど信号待ちだったのでかなり揺れましたよ」と言われてビックリ(@_@)「ええっ!何時頃ですか?」「2時50分くらいですよ」と聞かされて、その時はちょうど馬に鞍を着けたところだったが、揺れは全く感じず、どの馬も騒いだ様子はなかった。騎乗している時は震度3くらいだとまるで感じないとはいえ、ふつうに地面にいて感じなかったのだから、同じ地域でも地震波の伝わり方はゼンゼン違うということなのだろう。そこからふたりで地震の話になり、「色んな学者さんが色んな方法で研究してんですねえ。雲のかたちや動物を観察したり、イオンの量を計ったり」と運転手さんもこの手の情報には随分とお詳しいのであった。直下型なら馬たちがもっと騒ぐだろうし、隣接した動物園でも大騒ぎになるだろうから、たぶん事前にわかるんじゃなかろうかというような話になるも、「今日はラジオで地震警報が出たんですよ。しばらくして揺れだしたんで、そこからラジオが消せなくなって、ずっと国会中継を聞いちゃったんですよ〜」とぼやかれたのはお気の毒で、「それはそれは。聞いててだんだん腹が立ってきたでしょう!」とお慰め申しあげたのだった。
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松平健さんですか・・・・・(^-^)
乗馬を知らなかった時は騎乗姿がかっこいい~と思っていましたが、少しばかり乗馬を知ってからはあららら~そーだったんだと・・・・・。
それにしてもうらやましいですね~。
青森は積雪150cmを超え12月以降馬場の砂を見ていません。
雪の回廊を速足でおそるおそる駆けています。
駈足は滑るので怖くてできません。
馬達は運動不足なので、ずいぶんと筋肉が落ちてしまいました。
来週からはようやく長かった真冬日から脱出できそうです。
投稿者 小山 雅子 : 2012年02月20日 00:50
カメラ写りを重視するのを実戦で試すと、全然アカン、間違ってるんですね。あはは。
三枝さんが初ドラマで騎乗シーンを撮るのをやった時に、普通に前傾姿勢を取ったらダメ出しされて、
じゃぁどうやるんですかと監督さんに言うと、腰の下からうねるような動きを出すようと注文されはって、
ヘンやな~と思いながら素直に言われるとおりにしたら、後でフィルムを見ると顔は一切映らずに臨場感はバツグンで納得した、とマクラに使ってたのを思い出しちゃいました。
カメラの世界はトリックだらけなんですね。
投稿者 毎晩晩酌 : 2012年02月20日 13:38
2012年02月20日
さいたまネクスト・シアター第3回公演こまどり姉妹版「ハムレット」
蜷川幸雄主宰の若手劇団「さいたまネクスト・シアター」第3回公演で「ハムレット」を上演し、そこになんと懐かしの「こまどり姉妹」が出演する!!!とあって、怖いモノ見たさにも似た期待はしていたし、シートに着席するなり舞台稽古をご覧になった扇田昭彦氏から「度肝を抜かれますよ」と聞かされていたにもかかわらず、見たら本当に度肝を抜かれ(@_@)次いで滂沱の涙を誘われてしまった私である(;_;)
今日が初日ということもあり、あまり詳しく書くとネタバレしてこれからご覧になる方の衝撃度が薄まると思うので敢えて省略するが、「蒼白の少年少女たちによるハムレット」という副題通り、内にこもって外への回路を喪った若者としてハムレットと、そんな彼に関わろうとして拒絶されてしまうオフィーリアの悲劇が等身大的リアルさで描かれ、序幕とエンディングに不穏な時代の空気が濃厚に反映されている点などからも極めて現代的な印象を受ける「ハムレット」であり、また装置も含めて「メタ・シアター」的すなわち演劇自体についての考察をさせてくれるような演出でもあるのだけれど、こまどり姉妹の登場はそれらすべてを蹴散らすような大いなる存在感を持って「本当の人生とは何なんだ?」というような問いを私たちに投げつけ、芝居のみならず都会的な現代人の人生までも異化させるような効果があるのは凄い!!!としか書きようがないのである。とにかく昭和30年代に一世を風靡したいわゆる「芸能人」の存在感は、今どきの薄まっちゃったタレントとなんかとは違って全く別次元を生きるいわば異形(いぎょう)の人ならではのオーラに彩られたものなのである。ご興味のある方は是非この芝居をご覧になるといい。この芝居はこまどり姉妹をナマで観られるだけでも損はないと思う。とにかく今回は蜷川さんの飛び道具というか、野暮な観客なら怒っちゃいそうな自爆テロ的ともいえるカゲキな演出にただただ圧倒されてしまい、文化勲章受章パーティ時の発言通りいまだ守りに走ることのないそのパワフルさ拍手を送りたい!
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今朝のブログを読んで、即、チケットを買ってしまいました!以前、「こまどり姉妹がやって来る、ヤーヤーヤー!」を見て、不覚にも涙が止まらなかったのを思い出し、これは行くしかない!と即決でした。現代劇は苦手で、ハムレットにどう関わるのか、 私に理解できるか、と気になるものの、生で聴く機会があろうとは思いませんでしたから。
投稿者 ウサコの母 : 2012年02月21日 20:51
2012年02月21日
鶏肉と菜の花の炒め物
昨日のQPで見た料理。潰したニンニクと斜め薄切りにした長ネギを入れた油で棒状に切った鶏胸肉を炒め、茹でた菜の花を加えて酒、醤油、塩、隠し味程度の砂糖で調味する。胸肉は繊維を断ちきるように切るのがポイントで、酒と醤油で下味し、片栗粉をまぶしてから炒めること。菜の花は塩と油を少し入れたたっぷりのお湯で茹でること。簡単にできる早春らしい一品で、あっさりして胸肉が意外においしく食べられる。
調理しながらNHK7時のニュースを見ていたら、パーキンソン氏病に新たな治療法ができるかもしれないという報道があった。ヒトES細胞からドーパミンを作る神経細胞ができて、それを猿に移植したら100%
治癒の方向を示したらしく、4年後には人間にもテストを始めるという。母親がこの病気であり、遺伝性が高いとされるだけに他人事とは思えず、なんとか早く実践段階に入ってほしいと願わずにはいられない。このところ日本では悪いニュースばかり流れる中で、ワタシ的にはメタンハイドレードの開発に向けての掘削試験が始まるという報道に次ぐ朗報に感じられた。
続けて見た「クローズアップ現代」では、ピンク・マルティー二とのコラボによって海外で時ならぬ人気が沸騰した由紀さおりの特集で、その人気の秘密をさまざまに分析し、日本語の母音を強調する歌い方、つまり「ル〜ル〜ルルル〜」なら「ルゥ〜ルゥ〜ルゥルゥルゥ〜」と聞こえるように歌うのが魅力の1つと聞いて要するに浄瑠璃の産字(うみじ)じゃない!と思った私である。それにしても「クロースアップ現代」にまで取りあげられたのはビックリで、人間ナニが当たるかわかったものではないが、この人は「夜明けのスキャット」で世の中に登場した時も何だかとても唐突な出現だったように記憶する。歌詞がなかなか出てこないので、ナニこの歌〜???と思った人も当時は多かったのではないか。ちなみに私は一時この人の「ルームライト」を持ち歌にしておりました(^_^ゞ
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今日の内容はほんわかと心温まる気分にさせて貰いました。もしも次にオフ会をしていただけたら、今朝子様の「ルームライト」拝聴願いたい♪と図々しくリクエストしたいなと思います。
前々回のコメントで介護の問題について多分触れていなかったのですが、介護の第一人者より医療の第一人者が圧倒的に力を持ち、お金があるので当然発言力も大きいです。昨年の大震災以降、福祉や介護をしている方の低収入に切り込む記事をほとんど見かけていません。そもそも介護福祉士(漢字間違えていたら失礼ですみません)は今から約二十五年前ごろ準看護師より安く使えるからと医師会が作った資格だと思います。週刊誌が少々騒いでも高給になるわけが無いからくりが絶対にあるので増える介護者に寄り添うのはけっこう手弁当覚悟のボランティア精神にあふれた方々です。最近話題になった高齢者に暴力を振るうような方は基本的に0.1パーセントにも満たないくらいわずかな確立です。なのに、マスコミはそのわずかな人にスポットライトを浴びせ、他のどんな親切そうな職員にも油断は禁物と報道するのは真面目な方々に失礼極まりないのを自覚しているのかしら?と時々思います。基本的に介護福祉従事者は、クレームに対して敵と認識するよりも、なるべく寄り添い訴訟沙汰にしたくない方が多々居るのが実情だと思うのにそれを実感する記事はほとんど見たことがないです。(私が気づいてないだけの可能性はありますが。)
ただし、高齢者を扱う施設は膨大に増えたのでピンキリあり、お高い入居費を取るところほど、職員の鬱積も溜まっている可能性が高いとので注意は必要だと思います。
投稿者 nao : 2012年02月22日 02:02
安田章子さん、だったと思いますが、少女歌手だった頃の由紀さおりさん。子供の頃は少女雑誌の表紙にもなっておられました。「夜明けのスキャット」を初めて聞いた時は「安田さん頑張ってはるんや」と嬉しくなりましたが、去年末からのクローズアップにはちょっと驚きです!(^^)!
今月の松竹座の「すし屋]、壱太郎さんのお里、純朴さがよく出ていていいですよ。役者は幾つになっても娘役をやれる、と言いますが、今月のお里を拝見して「やっぱり適齢期はある」と思いました(^◇^)
投稿者 お : 2012年02月22日 22:42
2012年02月22日
ハンブルグステーキ
紀伊國屋サザン・シアターで井上ひさし作「雪やこんこん」を観る前に近くの「つばめグリル」で食事。
大衆演劇の女座長を主人公にした井上作品では「化粧」のほうを何度か観ているが、この作品は初めてで、
初演はどなたが主演されたのか知らないのだけれど、今回の高畑淳子はぴったりのハマリ役だし、彼女と渡り合う小屋主役のキムラ緑子を始め座員の男優陣もみな好演している。何しろ役者が役者や元役者を演じるのだから、ある面では心情をぶつけやすいだろうし、逆にやりにくい面もあるかもしれない。大衆演劇をモチーフにした演劇賛歌というか芝居に対するオマージュが語られる作品で、井上作品によくあるテーマが実にプリミティブに展開されるので、ストーリーとしてはたわいがないとはいえ、芝居好きのハートはしっかりつかんでおり、ことに幕切れの演出は秀逸で、カーテンコールもしゃれている。井上作品のもう一つの特徴であるセリフの凝り方に関していうと、雪国を舞台にしながら方言は全く使われず、その代わりにどこかで聞いたようなセリフ、即ち歌舞伎を始めありとあらゆる有名な芝居の台本からピックアップしたセリフをコラージュしているのが面白いのだけれど、今や観客がそれらをどこまでキャッチできるかは疑問といえなくはない。幕間のロビーでお会いした翻訳家の松岡和子さんが「昔はこういう大衆演劇を通して歌舞伎のセリフをもっと沢山の人が知ってたわけよねえ。それが日本人の財産だったんだよなあ」と仰言ったのは、まさに通り!!!で、私もいま昭和初期を背景にしたバックステージ物を書きながらそれを痛感しているところなのだとお答えしたのだった。演劇評論家の藤田洋氏ともお目にかかり、猿之助襲名についてのお話をあれこれ伺って面白かった。
コメント(3)
なんじゃいなぁ、こさんせえぃな~、しや、みや、ははじゃびと、とかあまりむづかしいくないのでも通用しませんよ。
若い人らじゃなくても、中年でも知りはらへん。
おっつけもアカンかったな。便利な言葉やと思うのですがねぇ。
使ったこちらをアホ扱いしてくるか、「お年寄りと一緒に住んでらっしゃるんですか」ときたもんだ。
「いーや全然、ちゅうよりもコレくらい知っとくのも教養のうちやよ」と言ってムリムリ締めたりして。(苦笑)
某一流どころな飲食店でもみつくろう、ですら死語でした。
これからは、まずビールを頼みながら2,3品みつくろってくれいの代わりに「空き腹にビールだけでは体に毒やから、そんなにお高いものでない範囲で新たに調理することがないすぐに食べられるものを、プリーズ」なんて舌を噛みながら言わなあかんみたいですよ。
世の酒飲みな方にはわかってもらえるかと思いますが、そんなそんな事はできまへん。ツライわ。
投稿者 毎晩晩酌 : 2012年02月23日 19:44
昭和初期といえば、幼い頃の今発展している町や市は汽車や車社会になってからだったのね。と思ったことがあります。大正生まれの祖母っ子だった私は昔のお話を聞くのが異常に好きで、汽車と車社会が発展する前は港町近辺がとても繁華街だったようで今の衰退振りからは想像できない位の活気の良さを誇っていたらしいです。
今はニュータウンと言われるところに住んでいますが、昭和四十年頃に炭焼き小屋しかなかったといわれるところが今は町になり、新撰組の活躍する頃は真っ暗なところが今明々と明かりだらけになっていたのか-と思うと今までよりももっと昔の話を聞きたく思います。
投稿者 nao : 2012年02月23日 23:56
今朝子姉さん、ご無沙汰しています。
「雪やこんこん」はボクの大好きなお芝居です。初演なのか再演の時なのかは覚えていませんが、場所は確か紀伊国屋ホールでした。市原悦子、浅利香津代、ピーター、小野武彦といった芸達者な皆さんが、役になりきって大熱演していました。井上作品の中でも、文句なく楽しめる芝居です。その後、別の配役でも2回ほど観ましたが、やはりあの時の公演が一番面白かったです。
京屋さんが亡くなってしまいましたね。京蔵君もきっと落ち込んでいることと思います。京屋さんは数々の名舞台を残していますが、ボクが特によかったの思うのは団十郎さんが海老蔵時代に助六を演じた時の揚巻です。歌右衛門さんとはまた違った意味でいい揚巻でした。特に悪態の初音のところなんか最高によかったと思います。天王寺屋さんが逝き、芝翫さんが逝き、今度は京屋さん。何だかとっても寂しいです。皆さん、新しい歌舞伎座の舞台を踏みたかったでしょうね。
投稿者 和友 : 2012年02月24日 17:19
2012年02月23日
大根とタラのキムチの炒め煮
QPのレシピ本で見た料理。胡麻油で薄切りにした大根を炒め、アサリとキムチを入れ、水、酒、味醂、醤油で味付けしてタラを加えて煮込むだけ。出汁の出る素材で作るのでザツに作れるわりにオイシイ。
中村雀右衛門さんがとうとうお亡くなりになった。この方の演じられた役で最初に印象に残ったのは南座で上演された「妲己」で、殷の紂王が実川延若だったと記憶するが、何しろ私が小学生の頃だから、それをご覧になった方は今やうんと少なくなっただろうし、ひょっとしたら松竹の社員でもいないのかもしれない。
私は今さらいうまでもなく歌右衛門の大ファンだったので、昔は歌右衛門の芸がやはり一流で、この方は二流だというイメージを長らく持っていて、同じく南座で上演された「山の段」の定高などは歌右衛門のコピーのように見えたくらいなのだが、歌右衛門がしだいに舞台を踏めなくなったあたりから、この方がどんどん本領を発揮されるようになり、可愛らしい女性たとえば「廿四孝」の八重垣姫を演らせたら、こちらのほうがずっと上かもしれないと観られるようになった。歌舞伎役者の芸が本当に開花するにはなんという長い歳月がかかるんだろう!!役者はやっぱり長生きしなきゃダメだ!と感じさせられたのは十三代目仁左衛門と、この方である。お弟子さんの京蔵さんと親しかった関係で一度お目にかかったことがあり、その時は「雀右衛門の会」で上演する台本書きをお頼まれして、六本木の「キャンティ」でご馳走になったのだけれど、とても腰の低い方で、当時まだ30代の私に「先生」と呼びかけられたのにはビックリしたものだ。
もっとビックリしたのは非常に若々しくて、食欲旺盛だったことで、歌右衛門を兄さんと呼んで、「兄さんと僕は三つしか違わないのに、兄さんは僕のことを『この子』って仰言るのよ。いまだに『この子』なんですからねえ」と可笑しそうに仰言った。歳がいくら近くても、雀右衛門さんが女形に転身したのは戦後であり、修業を始められたのがずいぶん遅かったため、歌右衛門から『この子』呼ばわりされても致し方ないし、自分はまだまだこれからだという気持ちが70代にしてあったことや、その時の可愛らしいしゃべり方がいまだに忘れられない。本当に気持ちの可愛らしい方だったのだ。とても正直な方でもあり、実は私の母方の伯父と昔は親友関係にあったらしく、その伯父がとんでもない人だったので会った時に恐る恐る話をしたら、「本当に困った方でしたねえ」と実にさらりと仰言ったのも面白く、それについてこちらに全く気を遣わせない優しさも感じられた。そうした優しさはお弟子さんにも存分に発揮されて、「桜梅会」というお弟子さんたちの自主公演にも大変にご理解があったように思う。
その昔、新宿にあったシアター・トップスという小劇場で、三島由紀夫の「班女」と「卒塔婆小町」を新劇の中村まり子さんと中村京蔵さんの主演、私の演出で上演したことがあり、それにもわざわざお越しなり、チケット代もきちんと払って一番奥のシートでご覧になっていた。黒のトレンチコートを粋に着こなしたその姿を見たら、誰も歌舞伎役者とは思えなかったに違いない。弟子の他流試合まで見届けてやろうとするその優しさには感じ入ったもので、ちなみにこれも故人になられた中村又五郎さんも教え子の京蔵を観に独りでお越しになって、そっと隅のほうでご覧になっておられたのを想い出す。おふたりとも若い頃から苦労に苦労を重ねて大成された方々だっただけに、いわゆる御曹司ではない若手の役者に対して思いやりが深かったのであろう。歌舞伎界にはそうした人たちがいたからこそここまで保ってきたのだということを、これからの若い役者さんも決して忘れないでほしいと思いつつ、謹んでご冥福をお祈り申しあげます。
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京屋さんへの哀悼文の暖かさに感激して、初めてメールさせていただきます。川口在住の74才の隠れ京屋ファンです。友右衛門時代の「佐々木小次郎」から、第一劇場での「藤娘」「お艶殺し」「妲妃」にはじまり、「傾城浜真砂」まで。「会」なども拝見してきました。私は 歌舞伎ファンでなく京屋ファンだったのです。丈の芸をずっと拝見できたことは私の人生の喜びであり幸せでした。 京蔵丈の会では背筋を伸ばして端座され、暖かい拍手を送っていられる姿に感激しました。私は昔風のファンなのでご挨拶など出来ませんでしたが、妻が「いつまでもご活躍くたざい」と申し上げたところ、丁寧に頭を下げられ「ありがとうございます」とお答えいただき恐縮感激しました。その際松井さんのお姿にも接しました。
訃報に接し、ああ、とうとうと万感の思いでおります。ご冥福をいのるばかりです。
末尾ながら松井さんのご本と、社会への目にも感心していつも拝読しております。ますますのご健筆を期待しております。
投稿者 落合兼武 : 2012年02月24日 11:33
2012年02月24日
イベリコ豚のグリル、しゃものグリル、チーズのグリル、鶏の唐揚げ、シーザーサラダほか
新潮社の小林姐さん、田中ノリオ君と大宮駅前の「喰心」で会食。牛豚鶏肉の専門料理店で鶏肉がとてもオイシイ。深夜4時までやってる店で、私たちがいる間中ほぼ満席状態でした。
私の一家をモデルにした小説をご希望だった姐さんが、もう少し話を詰めましょうとのことでお越しになり、こちらもNHK出版さんとの兼ね合いで連載時期や内容がバッティングしないように調整しなければならない旨をお話しした。その話とはゼンゼン関係なく姐さんは開口イチバン「いや〜いきなりこんな話をするのもなんですが、私はずっと民主党を一応支持してきたつもりだけど、ここに来てさすがにこの人たちダメなんじゃないのかなあと思って」。「そういう人、多いんじゃないの」と冷ややかにいう私。「かといって自民党もどうよ!だし、橋下はやっぱりやばそうな感じが臭っちゃうじゃないですかあ」「まあ、だからみんな困ってるわけでしょう。でもマスコミが橋下を持ちあげ過ぎちゃってる感じは、私としてはオウムを想い出しちゃうくらいだけどねえ」「結局、日本の一番いけないとこはマスコミなんでしょうか?」と姐さん
「はい、はっきりそう思いますよ。それも今現場のトップやってるくらい世代に問題があるんじゃないのかなあ。思春期にジャパンアズナンバーワンが刷り込まれちゃって、いまだに地に足がついてない考え方が平気でできるんじゃないの。日中戦争に突入した関東軍の参謀は思春期に日露戦争で昂奮した世代だったというのと同じような負の連鎖が起きてるような気がするんだよね」と私はここぞとばかりに言いたいことを言ったのであります。
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子どもが熱を出し、しばらくブログを覗けませんでしたが、この回の会話風景はやったぁ!!と思いました。今朝子様その通り!!と手を叩いています。ただ、マスコミが全て悪いとは思いません。多分昔にはあったと思うのですが、このところどこを見ても他社のスクープを二番煎じするのを恥じない姿勢は悪いと思います。無視できないなら三番目扱いにして他の記事をあげるプライドは無いのか?とスクープ右へ倣え状態は非常にむかむかします。
しかし新聞記事が何かの手かせ足かせがあったかもしれないところに週刊誌は(私は月刊誌をほとんど購読していないので触れることが出来ません)けっこう切り込んだ(見切り発車だったらちょっと不快ですが)記事がありました。一面スクープでなくても、色々な独自の取材をきっちり記事にして貰ったほうが私は好きなのですが。
今まで似た題材のものの週刊誌を読み比べてみましたが、単に切り口が違うだけで、いやおう無く記事には主観が混じり基本的に(失礼ですが)週刊誌や月刊誌は趣味で購入するもの。新聞も今のところ同様ではないかと思っています。マスコミが、持ち上げても、叩くようになっても、評価が分かれず全てがいっせいにそうなることが一番今のところ私は嫌いです。
投稿者 nao : 2012年02月26日 17:51
2012年02月25日
牛肉と里芋の炒め煮
昨日のQPで見た料理。胡麻油で里芋と長ネギのぶつ切りを炒めて牛肉を加え、肉の色が変わったら出汁を入れてしばらく煮立て、酒、醤油、塩少々で調味して柔らかくなるまで煮るだけ。里芋は茹でなくてOKで手間いらずに作れます。
グーグルがプライバシーポリシーを統一して個人情報を一元管理することに対して、個人情報が冒されないかどうか本国でも懸念されているというニュースを聞けば、やはり今後の世界のありようについて思いを馳せずにはいられないところだろう。要するにまあ、近代に成立した「国家」という枠組みはなし崩し的に解消されるんだろうなあという、これまでも漠然と思っていたことがいよいよおぼろげながらもカタチとして見えてきた感じである。小規模な集落から面積と人口が拡大する方向の頂点として近代国家が成立し、それがさらに大きくなっていく方向の延長線上に誕生する人類共同体がポストモダンの枠組みでは無いみたいな感じも、どうやら鮮明になってきたようである。従って国家の規模でいえば、これまでのいわゆる大国みたいな共同体はお荷物を一杯抱えてあんまり有利とはいえないような状況になるだろうし、組織も同じくただ
規模が大きいだけだとお荷物的な人が沢山いるだけになって、結果、却ってそれが組織の機能に不利に働く要素となるのは何も日本の二大政党を例にあげるまでもなく、あらゆる組織や企業でも同じことだろうと思う。それにしても近代の均質化した「量」の時代には非常に強みを発揮した日本人だが、個別的な「質」の時代に転換すると、今までの強みが逆に大きな弱点となってくるのは心すべきことであるし、すでに過度に均質化された社会や親たちの下で育つはめになった結果、寄らば大樹の陰志向がますます強まってしまった若年層が、これからの時代をどうやって乗り切っていくのか、大人たちはそれなりの責任を感じつつ、ただ見守るしかないのかもしれない。
2012年02月26日
上方寿司、マカロニ野菜サラダ、紫蘇ギョーザ
乗馬の帰りにクインズ伊勢丹でゲット。
雨こそ降らね、馬場は写真通りの泥んこ状態だから、お馴染みのお相手ハイセイコーのお孫さんも今日は不機嫌な様子で、何しろ高齢馬は泥に足を取られてつまづくのを恐れ、比較的ましな足場を探そうとするのか、いつもより首を下げて文字通りアゴを出した姿勢で走ろうとし、手綱が張られるのをとても嫌がるので、こちらもつまづかせないように騎乗のバランスをとるのが大変だった。で、駈歩になると今度は猛然と走りだして、他の馬も含めてかなりスピードアップしたので、インストラクターの方からもう少しスピードを落とした駈歩にするよう支持が飛んだのだけれど、馬たちとしては「こんな足場の悪いとこでチョコチョコ走りなんて出来っかよ〜!」てな感じでなかなか勢いは止まらない。それでもさすがに馴れてる馬だけに、騎座は安定しているから駈歩の途中で手綱を短く持ち直すことや、逆に弛めることをしながら最終的には緩やかな駈歩に持っていけたし、先週いわれた「松平健状態」は脱したのでした(笑)。とにかく悪い足場で懸命に走ってくれたお孫さんには大いに感謝し、脚とヒヅメの泥をしっかり洗い流してから厩舎にお帰し申しあげたのだった。今日はやはりどの馬もコントロールが難しかったようで、クラブハウスで人事部のSさんと話したら「そっちのレッスンはけっこう気持ちよさそうに飛ばしてたじゃないですか。うちのレッスンは速歩さえ出せない感じで、ほとんど常歩でしたもん」とのことである。
クラブハウスではスピルバーグ監督作「戦火の馬」の割引券が売られていて、今日はそれを買いに訪れた休会中のバリキャリOさんともお会いしていろいろとおしゃべりをした。まずは都立図書館の検索システムが改変されたことについての感想を求められ、「う〜ん、正直いうと、曖昧検索的な傾向が行きすぎて関係の無いモノまで沢山ひろってくるから、書名がわかってる本があるかどうかを調べるのがめちゃめちゃ面倒になっちゃった。グーグルなんかでも余計なモノを拾いすぎてるきらいがあるけど、この検索システムっていうのは、網羅性に「絞り込み」をプラスしないと、結局だれの役にも立たなくなっちゃうんじゃないのかなあ」とやや辛辣な意見を申しあげたのだった。で、「戦火の馬」を私は翻訳家の松岡さんとご一緒する予定なので、Oさんとはメリルストリープのサッチャーを観ましょう!という話になったのだった。
2012年02月27日
たらのカレー竜田揚げ
前にQPで見た料理。生姜とニンニクのすり下ろし、ケチャップ、カレー粉、酒、醤油を混ぜ合わせたタレに鱈をしばらく漬け込んでから多めに加えた薄力粉を衣にして揚げるだけ。残ったタレ衣で付け野菜の揚げ物を作る。QPはカリフラワーだけだったが、私はクインズ伊勢丹で見つけた福岡産のつぼみ菜をプラスした。かすかな苦みと甘みがあってオイシイ。NHKの「クローズアップ現代」を見ながら食事。今回は「揺れるプーチンのロシア」と題して、まさに「権力は腐敗する。専制的権力は徹底的に腐敗する」というアクトン卿の格言を地で行くような長期化した強権政治の腐敗による強い閉塞感が漂う中でも、プーチンの再選は揺らぎそうもない大統領選直前の模様が紹介され、国それぞれの国民病ってあるよな~と改めて感じさせられたものである。ロシアの場合、これはロシア革命以前から言えることなのだろうけれど、国土が広大すぎるのと、民度の幅があり過ぎて、結局強権でないと国が保たないところに一番の問題があるのだろう。日本の場合は逆に、よくぞこんな弱っちい権力者で保つものだと思えるくらいで、つまりは政治家を除く国民全体の民度が非常に高いのだというふうに自信を持ったほうがいいのかもしれない。日本史上に専制的な為政者が全くいなかったわけではないけれど、そうした政権は大概短命で終わっているか、あまりろくな結果を生んでなかったりもするのだった。現ロシアとは真逆な感じで政治的ヒーローの不在が閉塞感をもたらしているように報道される日本であるが、だからといって安易にヒーローを待望するのが果たして日本の民族性に適ったものなのかどうか、ここは歴史認識に乏しい浅薄なマスコミに踊らされることなく、各自きちんとした判断をしたいものであります。
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うーん・・・?ロシアがどうだの日本がどうだのと判断できませんがもうこだわらなくて廃止にして良いのは皇族ではないかと思います。罰当たりかもしれませんが、天皇も自力で独立採算を取れないなら、自分の収入でお手伝いや、官僚を雇ってみる形にすれば、少しは庶民の苦労もわかるのではないかと思います。
言葉は悪いですが、戦後五十年以上経って天皇制を廃止できない日本が、北朝鮮を非難できない気がします。もともとは大昔、似たような経緯で天皇制が敷かれ敬う対象にされていますが現在の天皇がきっちり今の地位を辞退すればよいのではないかと思います。
私は今のところ被災者ではないですが、天皇のために使われる国家予算を考えたら、一年たった記念式典に出席しなくて良いから、出席する費用を、計上して、それぞれの避難や生活資金や自宅建築、又はローン返済費用に当てたほうがずっと有難いのでは?と思えてなりません。天皇や美智子妃が嫌いではないのですが、はっきり言って、そこへいってお言葉を賜るより、それらの費用をもっと役に立つことに回したり、住居再建に向けてローンを軽減されるように動いたほうが実際には有難いのではないか?と思えてなりません。
投稿者 nao : 2012年02月28日 01:33
noaさん、日本人にとって一番悩ましい問題について書かれましたね、他のブログなら炎上していたかも?
しかし、今上天皇様や美智子皇后はそれなりに日本の対面を保ち、国民の象徴となるべく努力してこられたと思います。多分戦後の日本を考えた時、やはり御二方は必要だったと私は思います。ただ今の皇太子ご夫妻にはそれを全く期待できませんし、又雅子妃はしたく無いのでは?と思います。今後は女性宮家云々よりも、天皇家そのものの存続について議論が必要なのかも?と思います。日本人の国民性を考えると、確かに権力者もいつのまにか象徴になってきた歴史がありますね。
投稿者 お : 2012年02月28日 22:27
2012年02月28日
お好み焼き、もんじゃ焼き、ネギ焼き、鶏照り焼き、豆腐サラダほか
お茶の稽古の帰りに文春の山口さん、クルックの矢内さんと一緒に近所の「文字平」で食事。
矢内さんは現在安全な食品作りに関するお仕事がお忙しく、関西方面への出張が非常に多くなったため、しばらく稽古をお休みなさるとのことで今日ご挨拶に見えられたのだった。山口さんは茶道に興味を持たれたとかで、会社のお近くだということもあって、今日は稽古場を見学にお越しになり、リラクゼーション的な雰囲気にとても居心地の良さを感じられたみたいなので、「会社と近いから昼間に抜けても来られるんだしやってみれば〜」とオススメしたのだった。
おふたりとも仕事をバリバリなさってるいっぽうで一児の母でもあるからして、地震や原発も予断を許さぬ状況下にある今日の日本では、気が気でない心境になられることも多々あるのだろうが、たまにお会いしたところでは、いつもしっかり落ち着いてらっしゃって非常に頼もしい方々である。ところで3人共通の知り合いである文春の内山さんは現在育休中であり、4月の職場復帰に向けて目下保育園探しに大変だというメールをたまたま頂戴したところだったので、私がその話をしたら、二人共に経験者ならではさまざまなご意見が出たまでは良かったのだけれど、そこからどういうわけか内山さんがよく転んで怪我をしやすい人だという話になり、その話で妙に盛り上がった?ところへ再びご本人からのメールが届いたのはメチャおかしくて、ケータイがくしゃみをしてるんじゃないかと思われたほどでした(笑)。
2012年02月29日
なごり雪
けさ起きたら外は真っ白で、こういう日は散歩好きの私でもふつうなら籠城してしまうところだが、今日は中村雀右衛門さんのご葬儀とあって、午前中に家を出て青山斎場へ。電車は遅れるし、タクシーがなかなか拾えず、葬儀の開始時刻には遅刻するも、片山幽雪師に続く坂田藤十郎丈の弔辞からはスピーカーを通してしっかり聞くことができた。その間ガラス張りの控え室で降りしきる雪をずっと眺めながら、故人が「兄さん、雪を降らすんだったら、僕も負けてませんよ」と言わんばかりの降り方だなあと思われたのは、歌右衛門が亡くなった日も、四月一日で桜が咲いていたにもかかわらず、雪が降ったのを想い出したからである。これで雀右衛門さんの葬儀も決して忘れることはないだろうし、天の力を借りた演出で自らの死までも深く印象づけるのはさすがに名優ならではと思われたのだった。藤十郎丈の弔辞にも、喪主である大谷友右衛門丈の挨拶にも、同様に雪についての感慨が込められていたのは、これまた芝居の世界に生きる人たちならではというべきだろうか。
告別式のあと近くの東京都立中央図書館に向かい、気になっていた調べ物で、大正から昭和初期にかけて刊行された築地小劇場の機関誌に目を通していたら、なんとまだ二十歳そこそこの杉村春子の写真を発見!その可愛らしさにビックリ(@_@)/ 考えてみれば、小津安二郎の映画に出てくる杉村さんだって、もう相当なオバさん顔だったから、昔はこういう人でも女優になろうとしたんだ〜なぞと失礼にも思っていたことを深く反省するくらいキュートな写真でした(^_^ゞ 情報誌の「ぴあ」で演劇ライターをしていた頃に、杉村さんとも一度お目にかかってインタビューをしたことがあるのだが、こんな若造の質問にも丁寧にお答えになり、最後に「あなた方のお仕事も大変ねえ」とねぎらわれたのが今も忘れがたい想い出だ。半日激しく降り続け、夜にはもう溶けてしまったなごり雪のせいか、今日は自分の出会った名優たちがやたらに想い出される日でありました。
コメント(3)
大好きだった雀右衛門さん亡くなられてしまいご高齢だったとはいえ残念です。大昔の事になってしまいましたが亡き川口秀子師の会で地唄舞を舞って下さった時のことを思い出します。
あれだけの方が緊張して細かく手が震えて舞っていられ舞台のそでで観ていた川口先生が感激して涙ぐんでいらしたのを憶えています。合掌
投稿者 ねこかおる : 2012年03月01日 13:35
歌右衛門の命日は3月31日です。
投稿者 匿名 : 2012年03月02日 00:11
歌右衛門さんは桜に雪でしたが、雀右衛門さんは満開の梅に雪でしたね。開花が遅れていた梅もこの時期を選んだように満開でした。東京ではめったに降らない雪、しかも本当にみごとな雪景色でした。寒い中、ご葬儀に行かれてお疲れさまでした。
投稿者 ツブ : 2012年03月02日 09:24