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2012年01月01日
大晦日~元旦 きりたんぽ鍋、漬けマグロのアボガド豆腐のせ、ハタハタ鮨ほか、川上のおせち、白味噌雑煮ほか
2012年01月02日
あけまして おめでとうございます!!!
関東は元旦からグラグラッとして、年が明けてもさっぱり片が付いていない色んな問題を早くも想い起こさせましたが、今日の昼間は絶好の乗馬日和とあって私は早くもクラブに出かけ(^_^ヾ初乗りのお相手はやっぱりこの馬しかなさそうなハイセイコーのお孫さんとのツーショントをアップ!丸2日しっかりカラダを休めたお孫さんは元気いっぱいで猛然と駈歩をしてスピードコントロールが大変なくらい。それでもご高齢の牝馬なので騎乗後はさすがに鼻の穴を大きくふくらましてゼイゼイしておりました。クラブハウスでは、恒例のおせち料理とお雑煮が振る舞われた上に、今年は男性インストラクター5人による競馬(写真下段)も加わっての大サービスでめでたく新年が祝われて、オペラ歌手のSさんやソフト製作のMさん、ペンギンのOさんや人事部のSさん等々お馴染みのメンバーとご挨拶を交わしました。そんなわけで、お目にかかれない皆様にはブログでご挨拶を。本年も何とぞよろしくお願い申しあげますm(_ _)m
コメント(1)
どなたサマが実況中継しはったんでしょ!!
取り立てて競馬好きじゃないですが、上手い人の競馬の実況はよく出来ていると思いますので、あの臨場感はすごい。
こんなしょうもない事ばかりを思いつく晩酌子です、大阪弁特有な、ら抜き言葉ともすれば誤解されたりと騒動児ですが、今年もよろしくお願いいたしまする。
謹賀新年
投稿者 毎晩晩酌 : 2012年01月03日 18:33
2012年01月03日
初芝居
寒波襲来の予報に怯えた関東の三が日だが、けさは暖かく感じられたので急に思い立って浅草へ歌舞伎を見に行った。三が日の観劇はン十年ぶりではないかと思う。年の瀬にたまたま松竹のチケットサイトを見たら、どの劇場も三が日に空席があるというありさまで、ひと頃からはちょっと考えられない危機的状況に陥っているのだろうかと心配にもなる一方、歌舞伎はやっぱり上演時間が長いし値段も高いから、こんな時代に敬遠されるのは当然かも?という気もしていて、私自身コスパ本位で選ぶと浅草新春歌舞伎になるし、幼い頃からよく知っている中村壱太郎が「廓文章」の夕霧を初役で務めているから、その応援のつもりもあって出かけたのだった。とにかくけさ起きて決めたことなのでむろんチケットは手もとになく、これまた久々のツッカケ客になって開演直前に劇場の窓口を訪ねたら、前から五列目の中央という超いい席が空いていたので即ゲットした(ちなみにどこの劇場でも、いつ何時VIP客が来るかわからないので、必ずこうしたテッポウ席と呼ばれる超いい席をギリギリまで売らずに残しているから、急に思い立って観劇すると案外いい席が確保できるのを知ってるとベンリですよ)。で、場内に入ると結構お客さんが入っていたのでホッとする。今や別に関係者ではないけれど、元は関係者だったからやはりお客さんが入っていない劇場を見るのは辛いものがあるのだった。
で、観た結果、一般的に考えると決して安い料金とはいえないものの、11時開演2時過ぎ終演という短めの公演もお正月にはもってこいだし、座組もコンパクトにしてこの値段なら、歌舞伎としてはまずまずの公演といってよかろうと思う。序幕は浜路の件を中心にした「八犬伝」の超ダイジェスト版で(八犬伝をまるで知らない人にはストーリーがわかりづらいかも)、亀治郎はいかにも座頭然とした犬山道節の役で登場するほか爺敵の蟇六を軽妙に演じて客席を沸かした。壱太郎はこの演目の浜路も演じて、本公演ではまさに立女形の扱いといえる。以前に比べると発声が安定してセリフまわしも整ってきたが、いわゆる「浜路くどき」の場面では、所作がクドキらしいフリにならず、思い入れのみのちまちました動きに終始したので、ここは躰を大きく使ってフリがきっぱりとしたクドキらし動きを見せてほしいというような注文を、劇場でお会いしたご母堂の吾妻徳彌さんに申しあげたのだけれど、たぶんお手本がない役であり、若い彼だとフリを自分で一から創りあげるのは難しいだろうし、誰かそうしたことも含めての演出をきちんと果たすべきだろうと思われたのだった。二枚目格の愛之助は「八犬伝」のだんまりにちらっと登場するも、メインは二幕目の「廓文章」で、当然ながら松嶋屋の型で演じて、これが意外に悪くないのである。松嶋屋の型はコミカルなフリが多くて下手をするとマンガチックになるし、現仁左衛門が孝夫の頃は本人が照れくさそうに演じるので観ているほうも困ったのだけれど、愛之助は若いにもかかわらずこの役をちっとも照れずに演じて実に可愛らしい男に見せてしまう。壱太郎も夕霧では堂々と大きくフリを演じてこの役の性根をしっかり伝えており、
おきさ役の春猿も花車方としての魅力を存分に発揮していた。もちろんまだまだこれからもっと大きな舞台になるよう各人の精進が必要とはいえ、現時点でも及第点は十分に取れる出来だったように思う。
せっかく浅草に行ったのですが、初詣は元旦の深夜に氷川様で済ましているので無理はすまいと思われた浅草寺の賑わいをフォトアップしておきます。
コメント(4)
2日のNHKEテレで「こいつは春から縁起がいいわえ」で少しだけ「吉田屋」が映りましたが、可愛い伊左衛門と美しい夕霧はんやと思いましたが、松井様の評を読み、浅草に行くのが楽しみになりました。
確かに、孝夫さんが初めて伊左衛門をされた時には、ホンマニ照れくさそうで、見てる方がなんや恥ずかしいような、なんとも言えん気持ちになりました。その頃の孝夫さんより愛之助の方が若いですが、彼は照れてる余裕が無いんやろと思います。
部屋子として仕えた13代目の当たり役を、浅草とは言えあの若さでやらせて頂くのですから。
投稿者 お : 2012年01月03日 22:30
ぎりっぎりの方がエエ席取れるかも式は、ぶらり一人観の時やってみたいと思います。
らぶリンの伊左衛門、どんなんか、案じていましたが(またセリフが早口過ぎひんやろか・・)、
通通で的確な松井センセが見はったとおりでまぁまぁ鑑賞に堪え得れてよかったな、とホッ。
私、なんもらぶファンちゃいますけど、上方系が好きやから、あのお兄チャンに上手になってもらわな老後の楽しみに困りますやんか。
前にNHKのスタパに松方弘樹が役作りのときにラクな役は、普段の自分と一緒なタイプかそれか正反対なタイプで、一番難しいのはそれらの中間地点な人物の時だ、と言うてました。そうやとしたらば、らぶリンご自身とは伊左衛門みたいに今時風に言えばKYな、ポォ~としてるのか、正反対なキチキチっと理性派なんかどっちやろと、又ヘンテコリンな事を考えてしまいましたわ。
投稿者 毎晩晩酌 : 2012年01月03日 23:04
松井様
浅草の様子を拝読、心打たれました。
「お」様へ一言
「孝夫さんが初めて伊左衛門をされた時は…、その頃の孝夫さんより愛之助の方が若い…」とコメントされていますが、孝夫さんが初めて伊左衛門をなさったのは昭和47年8月、28歳の時でしたが。
投稿者 仁左衛門様ファン : 2012年01月04日 13:02
テッポウ席、教えていただき大感謝です。
投稿者 hanako : 2012年01月05日 09:46
2012年01月04日
海老とブロッコリーの山椒塩炒め
QPのレシピ本で見た超簡単シンプルな料理。生姜の薄切り、長ネギの斜め切り、塩胡椒で下味して片栗粉をまぶした海老とブロッコリーを炒め合わせて酒と塩で味付けし、山椒を振るだけ。塩を酒に溶かし込んで回しかけて蒸し炒めにするのがポイント。
私も今日から仕事始めで連載小説の執筆をスタートさせたが、まだ全開とはいかず7分咲きくらいのペースである。で、執筆中に新年会のお誘い電話も相次ぐなか、旧友のモリからも電話があって、「ねえ、ユーロは一体どうなるんだろう。もし破綻したら日本は大変なことになっちゃうわよ」というイキナリの発言でドキッとしたのは何しろ相手のダンナが外務省のお役人だからである。もっとも話せばダンナの極秘情報で狼狽えているのではなく、新聞やTVのニュースを見て彼女なりに心配しているらしいとわかったものの、深刻な事態にはちっとも変わりがないのであった。ユーロといっても結局のところイタリアが三番目の経済大国だったりするので、元々そんなに頼りには出来なかったのかも?と世界中が今さら思ってもあとの祭りである。「オバマにもガッカリよ。なんで誰も彼も選挙で票取るための政治を露骨にするんだろう。私はホントそれに腹が立つのよ~」と彼女は帰国後もまだアメリカの政治情勢に関心があるらしく、確かに今年は大統領選挙の年とはいえ、日本も他人事ではなくどうやら総選挙と政権交代は避けられない雰囲気になって来たようである。それにしても、今や存在自体が物事を決めさせない障害物となっているような政治家を私たちはまた選ぶはめになるのかと思うと新年そうそうウンザリしてしまった(-_-;)
コメント(1)
↓の投稿の件ですが
仁左衛門ファンさんごめんなさい。自分が見た時が初演だと勘違いしてました、
投稿者 お : 2012年01月05日 14:08
2012年01月05日
挽肉とブロッコリーのカレー
QPで見た料理。ニンニクのみじん切りで香りづけした油で粗みじんにした玉ネギを透き通るまで炒めてから合挽肉と炒め合わせ、薄力粉を振ってとろみをつけ、カレー粉で味付けし、水煮缶のトマトと生姜のすりおろしとスープの素、酒、湯を加えてじっくり煮込んだ上でブロッコリーを足して柔らかくなるまで煮て、仕上げのカレー粉を入れ、ウスターソースと醤油、粗塩、胡椒で調味する。こう書くと面倒そうな手順だが、意外と簡単に作れる。ただし水煮のトマトを1缶使ったらカレーというよりハヤシっぽい味になった。ブロッコリーは茹でずに入れる細かく小房に分け、茎も皮を剝いて使うべし。玉ネギは1センチ角くらいの大まかなみじん切りでOK。
大間で水揚げされたマグロ1本に5千万以上の高値が付いたというニュースを聞いて急に銀座の「あら輝」に行きたくなった。誰かいいパトロンを探したいものである(笑)。それにしても原発の風評被害はどうやらマグロにまでは及ばなかったようで、ホットしてらっしゃる関係者も多いのではなかろうか。とにかく人口爆発や新興国の進出によって、これからますます食べられなくなるものが増えそうな勢いだから、食べられるものは何でも今のうちに食べといたほうがよさそうな気がする人もきっと増えているにちがいない。
ところで食べログにやらせが見つかったというニュースはさもありなんだが、これは私もときどき見ていて、メニューがいちいち書いてあったり、グルメ評論風の文章や結構シビアな意見が載ってたりするので、皆さん本当にマメだなあと感心していて、知らない土地で店を選ぶときには大いに参考にしたりもしているのだけれど、別に全面的に信じているわけではないのは雑誌の紹介ページと同断である。実際に行って食べてみれば、ワタシ的にはどれもそこそこにオイシイけれど、だからといって何が何でもこの店で次もゼッタイ食べたいと思うような店もほとんどないのが「食の現在」だし、何故こんな店が!!的な疑惑が今やどんなジャンルの情報にも生じてしまうのは、店でもなんでもとにかく多すぎるからである。こんなに沢山ある中で、一体どうやって選べばいいのかというような悩みは、私たちの若い頃になかったもので、それは実に幸いだったのかもしれないと今にして思うのである。モノが無いのは確かに不自由だが、有りすぎるのがもっと不自由であるのは、選ぶという事前の行為に人生の大切な時間を奪われてしまうからで、選択のための情報を選ぶことさえ大変で、しかもそれが必ずしも正確なものばかりではないとしたら、いっそ何もかもミズテンで世渡りしたほうが時間の無駄遣いは避けられるということなのかもしれないと、今や徐々に残り少くなりつつある人生の時間のほうが惜しい私は思うのでした。
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あけましておめでとうございます。旧年中はいいたい放題してお世話になりました。今年は、少しでも大人の女らしいコメントをしたいと思います。(なるべく感情的に流されているようにしたくないので気をつけてはいるのですが・・・)たまに、不快な気持ちになった方がいるのではないか、とーっても不安になります(臆病者ですが・・・)
カレーにトマト水煮一缶使ったことがあります。(料理番組で観たか本かです)。最初のほうは美味しかったのですが、結構くどくてはけませんでした。これは、ブロッコリーから野菜の美味しい水分が出てちょうど良くなりそうなので一度作ってみたいと思います。
投稿者 nao : 2012年01月06日 02:31
10年前ぐらい前にアメリカの有線チャンネルがたくさん有り過ぎてわからない人用にガイドブックがあると聞きました。
食べログもまぁそんなもんでしょう。
私はひねくれてるから、自分がイヤな目に合った店を後で読むのに使ってます。
クレーム付けてる人のを「そうそうわかる、あの店いつもいっしょな慇懃無礼しとんなぁ」と共感したり、
褒めてるのも読んで「ええ~そんなんが心遣いかな?それとシェフ自らがホンマに撃ってきた鴨やないのに、この日も豊漁でしたんか~オカシイわ」とか。
料理学校出たらすぐに親にお金を出してもらいでもして、ほんとカンタンに開業できる世の中ですもん。
まぁ3年も持ちませんわ、方丈記です。
食べに行く客もホンマもんもわからずまま毎晩外食の人も増えて、値段だけであっちの店こっちの店と渡り歩きますからね。
食べログは時代のアダ花、在ってもわるぅはないけど、証券取引所がカンタンに上場させるほうが問題ちゃうかと思いますわ。
投稿者 毎晩晩酌 : 2012年01月06日 14:23
2012年01月07日
下谷万年町物語(1月6日初日所見)
シアターコクーン再オープンのこけら落とし公演になったこの作品を、私は約30年前の初演も観ていて、当時はパルコという商業施設内の劇場で唐十郎の芝居を上演すること自体が演劇界のみならず社会的な事件だったように記憶する。それゆえ私も社会的な事件に立ち合う昂奮に眩惑されて、芝居そのものにちゃんと向き合う精神を欠いていたのかもしれない。おかまの集団が暴れ回る猥雑な雰囲気の中でテント芝居さながらの本水を使った池から主人公が登場するアングラ劇が座り心地のいいシートの前で繰り広げられた驚きと、おかまの大将を演じた故塩島昭彦の異様な存在感が記憶に残るのみで、今回の再演が初めて観る舞台のように新鮮に感じられた。そしてこれは唐十郎が「演劇の持つ力」について真摯に語った、極めてメタ・シアター的な戯曲であることにようやく気づいたのだった。
唐十郎の芝居は常に「無惨な現実」とその対極の「本来あるべき世界」とが交互に押し寄せる仕掛けで展開され、最後には必ず「無惨な現実」のほうは夢であって、「本来あるべき世界」のほうが真実だと感じさせてくれる。それこそがまさに「演劇の持つ力」であると、この作品がストレートに訴えかけるのは、キティ・瓢田という女優と田口洋一という舞台演出家の悲恋をモチーフにしているためであり、一方に上野公園を視察した警視総監が殴られたという実際の事件をモチーフに公権力と闇の権力のぶつかり合いを芝居に仕立てようとする一座の話も出てくる。公権力が闇の権力に負けるのもまた演劇の世界ではありがちなことなのだった。
ヒロポン中毒の果てに自殺という無惨な現実とは裏腹に、水中の大劇場で男装の麗人として颯爽と舞台に立つキティ・瓢田は本来初演時の李礼仙に書き下ろされた役だが、今回演じる宮沢りえによって全く異なる造形がなされたといってよい。いま思えば李礼仙は不思議な女優で、セリフは一本調子に近かったけれど、一貫して無惨な現実とは無縁な存在感を放つことができたからこそ唐戯曲を立派に体現し得たのだろう。宮沢りえは無惨な現実をもリアルに感じさせる演技力がある一方で、颯爽たる姿態が夢のような舞台を現出せしめ、本来あるべきキティの姿を強く印象づけるのだった。
洋一の役を初演したのは今をときめく渡辺謙だが、正直いって申しわけないくらいに全く印象に残らなかった。今回は藤原竜也が相変わらず達者な演技を見せつけたものの、役自体が途中から尻切れトンボのようになってしまう憾みがないとはいえず、むしろ少年の文ちゃん役のほうが最後は印象に残りやすいのだろう。この役は西島隆弘が好演し、声にも特徴があって実にいいのである。
オトナになった文ちゃんを演じるのは唐十郎本人で、相変わらず滑舌に難があって自分が書いたセリフなのに何を言ってるのかわからないのだけれど、役者としてもやはり存在感は圧倒的であり、この人の肉体を久々にナマで観られたことに幸せを感じた。
その唐十郎をも舞台に立たせることができるのは、本人を除いて蜷川幸雄だけだろうし、こうした暴力的ともいえる猥雑な舞台を演出できるのは世界広しといえどもやっぱり蜷川さん以外にないだろうとの思いを改めて強くした今回の公演。装置等は初演時とそんなに変わっていない気がするが、変わったところがあるとすれば、戯曲がわかりやすく感じられた点だろうか。さまざまなイメージが縦横無尽に飛び交う唐十郎の膨大なセリフに圧倒されながら、3幕の長編戯曲があっという間に感じられたのは、セリフを聴かせる力が役者たちに求められた演出の結果であるような気がするし、30年前の蜷川さんはそういう点にはあまりこだわらなかったのではないか?というようなことも今回つくづく感じたのである。最後にせっかくきれいになった舞台でこんなカゲキなこけら落としを企画した劇場の制作に拍手を送りたい。
2012年01月07日
豚の生姜焼き
レシピは不要だろう。付け野菜はスナップエンドウとエリンギの塩炒め。七草とは全く関係ない料理です。
NHKの海外ネットワークを見ながら食事。米国の大統領選を大きく取りあげて、こないだ旧友のモリも電話で文句をいってたオバマの不人気を改めて知らされた。オバマも打つべき手は打ってるらしいのだけれど、景気は一向に回復しないようで、ことに中間所得層の有権者にとっては期待はずれもいいとこだったのは、どこかの国とよく似ている。先進諸国は現在いずこも同根の病を患っているといってもよい。要するに人間のやる仕事がなくなってきたから収入を確保する道も断たれてしまうのだという厳然とした事実から目を背けけるわけにはいかない。
日本では消費税増税の前にまずデフレ脱却を!なんていってるけど、震災による消費の冷え込みを是正すべく大手スーパーは合同で食品の値下げに踏み切るとのニュースが今日流れて、こんなことだと時がたてばたつほどデフレの勢いがどんどん増すばかりだと思われた。とにかく衣食住にまつわるあらゆるモノが溢れ返っている現状では、いくらモノを作っても高く売れるなんてわけがないし、どうしたってデフレになるのが当然だろうと思う。先進諸国でモノ作りをするならよほど特化したモノでないと割に合わないのだった。 かくしてもはやモノ作りでは経済が回せないから、金融経済に頼るはめとなり、それが過熱してバブルがはじけちゃったのは何も近年の話ばかりではないのである。1929年に起きた世界恐慌もまた全く同一パターンだったという事実を、私は現在連載中のミステリーを書くために読んだ資料で知った。戦前の世界恐慌の際はルーズベルト大統領がニューディール政策を打ち出したが、それは専ら場当たり的な公共投資でしかなかったという批判もあり、結局のところ景気が回復したのは第二次世界大戦に突入したおかげというのも実に皮肉な話であった。それにしてもオバマが謳ったグリーンディール政策というのは一体どうなっちゃったんだろう?それを推進しても所詮、景気の回復は望めなかったのだろうか。あるいはそれをするにもまず国家の予算が必要で、そこに思いきって注ぐ資力がないほどに、米国はもはやビンボーになってしまったのだろうか。日本の野田政権がハツ場ダムや東京の外環道に予算をまわすのは、震災後のニューディール政策を狙ったものなのだろうか。
2012年01月08日
おこわ弁当、海老と緑野菜のサラダ
乗馬の帰りにエキュートでゲット。今日も夕方から2鞍連続の90分レッスンを受けたが、最初に常歩をみっちりやらされて、その間に手綱の持ち方を厳しくチェックされたのがとてもよくて、久々のお相手である葦毛の牝馬ゴマちゃんを巧くコントロールできた。葦毛の馬は他の馬にイジメられやすいせいか大変に神経質で臆病だったり、偏屈だったりして、ゴマちゃんもその例外ではなく、前回乗った時はようやく折り合いがついたところで残念ながらレッスンが終了したのだけれど、今回は常歩を長く続けたせいで、一貫してお互いとても相性が良い感じに乗れた。最近やっと馬をコントロールして乗る面白さに目覚めたという未熟な私であるが(^_^ゞこの段階になるとインストラクターの細かい指示も非常によくわかって受け入れることができるのが有り難い。今日のインストラクターI氏は指示がいつも的確なので安心して乗っていられるし、帰りのバスで一緒になった会友のUさんも「I先生の指示通りにしたらどんな馬でも動かせちゃうのよねえ。あれはまさにIマジックよ!」と絶賛だった。それにしても、手綱の持ち方や鐙の踏み方といったキホン中のキホンを今の段階で教わるというのもちょっと不思議な気がするけれど、やはり今の段階だからこそ教わった通りにすれば、自分がちゃんと乗れることもわかるのである。最初のうちはやはり馬の高さやスピードに対する怖さもあるし、何よりも馬にきちんと座れていないから、手綱を持ちかえた時に馬がどう反応するかを自分がキャッチするだけの余裕はないのであった。でもって、乗馬に限らず、何事でも、キホン中のキホンこそは自分がある程度それが出来るようになって初めてその本当の意味を理解できるのではないかという気がする。小説も、私は自分が小説を書くようになってから読むのが面白くなって、改めて名作と呼ばれるものを再読すると、なるほどと思われる点が頗る多いのである。一体ナニを読んでたんだろうと思うくらい、内容をすっかり忘れてるところも我ながらスゴイ!と思うのであった(^_^;)
2012年01月09日
ゆず味噌おでん、アジの干物、アボガドの刺身
ゆず味噌は乗馬クラブのSさんから頂戴した福島のおみやげ。コンニャクは年末に大島さんから頂戴した兵庫県産。干物は伊勢丹クインズでゲットした大分産、アボガドはニュージーランド産。
今日は通常通りに執筆した私だが、世の中は成人の日とあって、京都の妹から成人を迎えた甥っ子の写メールが送られてきた。去年は大変な年だったから、今年は皆さんそれなりに社会に役立とうとする意識が強いしっかりした成人が誕生しているように報道されていたけれど、私は妹から話を聞いていて、どうもそれ以前から徐々にそうした傾向が強まっていたように感じている。たぶん「ゆとり」とは別にどこかの時点で自己実現を目指すことから、社会に役立つことへと意識がシフトするように教育が変化したのではなかろうか。自己実現を目指す意識が結果として大量のフリーターを輩出したこととも関係があるのかもしれない。そもそも長引く雇用不況で、とにかく就職できるかどうかが人生最大のテーマのようになっており、わが甥っ子なんぞは、かりに有名私大の一般教養的な学部に推薦入学できたところで就職難は目に見えていると高2の頃からいい張って、理学療法士の資格が取れる大学だけに的を絞って入学したらしい。今後当分のあいだ高齢化社会が続くであろう日本にあっては、理学療法士は絶対に必要とされ、就職面も約束されるという実際的な判断に基づいた選択で、そのあまりにも現実的な考え方にはビックリさせられたもので、夢がなさ過ぎるようにも思えたのであるが、就職氷河期を生きる当人としては真剣に考えた上での判断なのだろう。まあ、それだけ堅実な世渡りを考えても、世の中がどう転ぶか、また自分もどうなるかは結局のところ全くわからないからこそ人生は面白いので、どんなに用心して生きても人間は必ず「死」というゴールを目指すしかないのだから、そこに至るルートがすべてわかっていたら、別に生きる必要もないような気がしてくるのではないかと私なんかは却って心配してしまうのだった。こんなヤクザな考え方をするオバさんが甥っ子の役に立つのは、彼が堅実に生きることに疲れた時か挫折した時くらいだろうし、まあなるべくそんな風に私の役に立つ日が来ないことを願っております。
コメント(1)
今の二十歳はこれからは暗い世の中になるからと、ホンマにマジメに現実的すぎますね。
堅実主義になりすぎたその子らが60才になった時に「若い時もっと遊びが必要だった・・今やろうとしたらお金はあるから可能だけど肉体がついていかぬ・・・嘆き」なんて後悔しないのかな?と思っちゃいます。
西宮えびすの福娘や天神祭りのギャル神輿も就職時の面接に有利になるという動機で応募するんですて。
晩酌子なんかああいうもんはまぁ遊びというか記念と言おうか、と思ってますから、夢が無いというより、ムダも利というのがないんやねとようよう感じますなぁ。
だから今の教師はもっと大きく考えるように導くのに苦労すると何かで読みました、私の時と正反対だわ。
あの頃は目標を下げさせるのが教師の役目だったもん。こちらも随分と噛み付きましたけど、あの時の労力はいったい何やったんでしょ?
投稿者 毎晩晩酌 : 2012年01月09日 23:08
2012年01月10日
刺身の盛り合わせ、白子の天ぷら、牛タンのシチュー、鯛兜の酒蒸し、卵焼き、鯖棒鮨ほか
渋谷東急本店前の「春秋」で道産子馬トモの会食。
翻訳家の松岡和子さんに、釧路鶴居村のどさんこ牧場へ初めてお連れ戴いたのは去年の5月で、今夜はその時にご一緒したFさんとHさんと4人で新年会を催すことに。お二人ともお会いしたのはその時が最初で、今夜が2度目なのだけれど、なんだか長年お付き合いしている方々のように馬の話がはずんでしまうのは何故なんだろう?と、これは馬でお知り合いになった方皆さんに思うことでもあるのだった。
今夜の4人は私を除いて皆さん自馬をお持ちの熟練者なので、乗馬界のとてもディープな側面も身をもってご存じでありながら、馬に対する純粋な愛情をとても無邪気に語られるので、話を聞いていても気持ちがいいのである。馬に対する愛情は、当たり前だが全く見返りを求められないものだからして、ただただ贔屓として貢ぎ続けるといった感じの気前の良さが、これは自馬を所有するしないに関係なく、私が知っている馬好きの人たち皆さんに共通しているように思えるのだった。
昔わたしが歌舞伎の世界にドップリ浸っていた頃にも、役者に対してそんな風に接しているご贔屓さんがまだいくらかいらしたけれど、芸に対する理解や愛情と、役者に貢ぐだけの経済力とが一致するようなご贔屓さんはだんだん減っていく一方で、役者のほうもなんだか偉くなりすぎて、無邪気な可愛らしさのようなものは喪われてしまい、昔の芸人とご贔屓のような関係はもう成り立たなくなっているのではなかろうか。もしかしたら、それで私は馬を贔屓し始めたのかも?なんてことまで考えてしまいました。
で、今夜の4人が最後に一斉に口にしたのは3月に封切られるスピルバーグ監督作「戦火の馬」で、これはもともとロンドンのミュージカルで現在もNTで上演されているらしいとの情報を松岡さんからお聞きして、久々にロンドンに行きたくなった私であります(^_^ゞ
2012年01月11日
PCチェンジ
午前中になんとか一章分を書き終え、プリントアウト試みたところで、年末から不調だったプリンターとPCがどうやら臨終間際と判明し、この際ウインドウズからMacにチェンジすることにして急きょ岡野夫妻にHELPを要請した。なのでPC引っ越のため、今日のブログはお休み致しますm(_ _)m
コメント(1)
いいですね新年会。頭数が集まるとお料理5~6品頼んで皆で分けられるからイイ。
特に鯖寿司おいしそう。
類友やないですが、今の歌舞伎役者とそのファンについては同感です。
私がよく感じるのは高級店ファンの心理に似てます。
そこのお店のことが単純に好きでくつろげるから通うと言うより、そんなお高いお店に通えるワタシってすごいでしょ~と思ってはるお客さん心理。
歌舞伎観に行く、と言うと大抵の人は決まって「すご~いお高いし格が上過ぎて、あなたってお金持ちで高教養ですね」と言われてしまいますもん。
「ちゃうよ~暫くはお茶漬けやで、今回は堅苦しくない世話物もあるし、たかだかお芝居やよ」と言ってもわかってもらえないですよね。
昨日、吃又観たさで出かけましたが、お客さん高齢化でした。少し目を凝らすと40才前後もいるにはいますが、そのうち何人が自腹組か怪しい。
会社や組合のタダ券で来てると豪語してる輩もいました。(黙っといたらええのに)
やはり先細り産業かしらんなんてチラリ思ったりして。
機種換えなさるとは、だ、大胆なというよりはその方が便利で優れているからなんでしょうか、
よろしかったらその辺りを、ボチボチ、ブログでご披露くださいまし。
投稿者 毎晩晩酌 : 2012年01月12日 15:00
2012年01月12日
ハンブルグステーキ
紀伊國屋サザンシアターで井上ひさし作・長塚圭史演出の「十一ぴきのネコ」を観る前に近くの「つばめグリル」で食事。今日から新たにiMacでブログを更新することになり、その感想は後日に譲るとして、ここではお芝居に触れておきます。
私が最初に観た井上作品の舞台はテアトル・エコーの「それからのブンとフン」で、明るいコメディタッチがラストで一転するのに驚かされたが、その時に誘ってくれた友人が引き合いに出したのがこの「十一ぴきのネコ」だったと記憶する。つまり初期の井上さんらしい作品であり、この作品はその後書き替えられたにもかかわらず、今回はその初演時の台本を使っているので、ベトナム戦争や三島由紀夫の切腹がモチーフに使われ、ゴーゴー(ダンス)や赤尾敏というコトバまで飛びだすから私以上の世代にはとても懐かしいだろう。片や今回の演出家も俳優陣も、そうしたセリフの端々に登場する当時の世相や風俗に対してはおよそ無縁な世代にちがいないのだけれど、別に違和感なく演じて、それぞれの個性を大いに発揮している点で好感の持てる舞台だった。中でもいわゆるカルチャーヒーローとして前向きに仲間を引っ張ってゆくにゃん太郎役の北村有起哉がそこそこ歌えてちゃんとミュージカルに仕立てているのに感心し、はみ出し者のにゃん十一を演じた山内圭哉も良い味を出していたように思う。宇野誠一郎の原曲を巧くアレンジしたことで、全体的にテンポのいい舞台に仕上がっており、長塚演出はブラックなラストシーンを敢えてソフトな仕上げにして、その代わりにネコたちが大きな魚を仕留めるシーンの音響で、そのぞっとさせられる結末を暗示したようである。
コメント(1)
北村有起哉さんがミュージカル!(^^)!知りませんでした。
井上作品の舞台も一度見たいと思いながら、歌舞伎、邦楽関係で手一杯なのが残念です。
昨日は文楽、住太夫丈がまだまだ元気で「桜丸切腹」の切り場を語って居られました。客席もほぼ満員。しかし歌舞伎以上にギャラリーは高齢化です(+_+)
浅草歌舞伎は活気があって若い歌舞伎ファンで一杯でした。あの辺りの商店街が協力して盛上げておられるので行くだけでワクワクします。もちろん壱太郎さんの夕霧しっかり見てきました。はんなりした傾城ぶりでした。
来月の松竹座は若い歌舞伎ファンが集まり、壱太郎さんのお里に期待感一杯です。
マックの方がウイルスには強いど聞いていますが、直ぐに使いこなしておられるのが凄い!!
投稿者 お : 2012年01月13日 16:24
2012年01月13日
白身魚のトウチ炒め、酢豚ほか
旧友のモリと大宮そごう内「銀座アスター」で食事。
モリのダンナは外務省勤務の公務員だが、なんだかんだと少しずつ削られてすでに給料はここ数年でしっかり2割減になっているそうで、これからまだ2割削られるのは、主婦として正直アタマの痛い問題らしく、今度の内閣改造で蓮舫議員が退いたのは良かったとしていて、「彼女を恨んでる人は多いと思うわよ。いつか刺されんじゃないかしらとカレに言ったら、それもあり得るなあって言ってたくらいだもん」というので私はちょっと驚いてしまった。蓮舫議員の肩を持つわけでは全然ないが、公務員の給与削減は別に彼女が思いついて推進していたわけじゃないだろうから、どんな仕事でもその世界の「カオ」になるというのはそれなりに大変且つリスキーなことなんだ!と改めて感じた次第。それにしても内閣改造をするたびに、大臣なんて別に誰がやっていいような職業なんだ〜と思われちゃうのは如何なもんだろうか。当選6回もすれば大臣の肩書きが一度もないのは気の毒だというふうにして成ってしまう人がいるなんて、今どきまともな業界のやることじゃないのはいうまでもない。高校野球だって3年間で一度もレギュラーになれないのは気の毒だからというような理由で、下手くそでもレギュラーにしちゃうような学校は少なくとも甲子園には出場しないであろう。俳優だって、長年一生懸命やってるんだから、今度はあの人を主役にしてあげようなんていう芝居があったら、金払って観る客に失礼極まりないのではなかろうか。政治家は税金という入場料を納めている国民に対して失礼極まりない仕打ちをしているという自覚も全くなさそうなのがコワイ(-_-;)
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公務員給与が大きく削減されているのを知らずにいる人は多く、いまだに前と同じトーンで公務員たたきが行われているのを見て心を痛めていましたが、公務員たたきを選挙の道具にしている政治家も多いんですよ。
東海地方で人気の自民党出身の政治家が後援会の演説で「公務員の平均給与は800万円です」と言っているのを義理で参加した公務員が聞いて愕然とした話を聞いたばかりですが、来ていた人の中にはまともに信じて公務員の給料を減らせばすべての問題が解決すると思った人もいるかもしれません。
騙されやすい人たちに嘘の情報を与えて選挙で勝ってもその次にできることはありません。そんな人たちが作る業界がまともなわけがないと思います。
それでもさっき、野田首相が消費税の値上げについて「つらいことから目をそむけずにやるべきことをやらないといけない」とおっしゃっているのを見て、この人はある程度まともなのかもしれないと思いました。
私も騙されているのかもしれませんが。
投稿者 ぷみ : 2012年01月13日 22:41
2012年01月14日
タラの青梅味噌煮、関東風雑煮
青梅味噌はどさんこ友の会のHさんに頂戴したもの。味噌に青梅を漬け込んで砂糖を加えただけと仰言るものだが、青梅が完全に溶け込んで素晴らしく美味しい粘液状の調味料に仕上がっている。それに少し水を加えて淡泊なタラを煮た。関東風の雑煮は昆布と鰹出汁に鶏肉と小松菜と焼き餅を加えただけ。NHKBSで録画しておいたジンガロの映像を見ながら食事。「馬のオペラ」と称されるジンガロの主宰者バルタバスにビートたけしがインタビューし、新作や調教風景、ベルサイユ宮殿で調教されたいかにもフランス風の馬たちのパフォーマンス等を面白く観た。
今週は以前使っていたPCとプリンターがいよいよいけなくなったため、新たなマシンを購入しなければならず、その際にOSをWindowsからMacへという大胆なチェンジをすることにしたため、11日は急遽岡野夫妻にわが家へお越し戴いて、PCの引っ越しをすべてお任せしたのだった。岡野夫妻は何しろ日本にパソコンがまだ100台くらいしかなかった頃からのMacびいきであり、以前からオススメ戴いてはいたのだが、最初に買ったのがWindows系のマシンだったために、以来ずっとその系統のマシンを使い続けていたのだった。最初に買ったのはWindows95が出た年で、ちょうどその年に私が監修をてがけたCD−ROM「歌舞伎エンサイクロペディア」(後に「マルチメディア歌舞伎」と改題)がアスキーから刊行され、作った人間としてはマシンを買わないわけにはいかず、その時に米朝事務所の大島さんとふたりして
秋葉原の石丸電気に行き、Windows系かMacかずいぶん迷ったのだけれど、当時はWindowsのソフトが圧倒的に多くて、Macのマシンがいくら高性能でも、ベータがVHSに負けたのを想い出させたために、ふたりとも日和ってWindowsにしたのだった。今回チェンジしたのは近年Macの巻き返しが凄いふうに見えたのと、iPadを先に買ってMacの良さに目覚めたからといってもいい。とはいえこの歳でこの期に及んでOSを切り替えて、今まで馴れていた操作を一から改めるのはやはり大変なことだから、岡野夫妻の存在がなければとても思い立ちはしなかったであろうと思う。で、切り替えた結果だが、今まで使っていたマシンがあまりにも重くなり過ぎていたことや、Windows歴代でも評判の悪いVISTAがOSだったので、マシンを替えたら、いや〜その起ちあがりの速いこと!!サクサク感にびっくりだし(@_@)操作の違和感もさほど無いので、こんなことならもっとさっさと替えときゃ良かった、と後悔してしまうくらいである。Macに替えようと思った理由の一つにはWindowsには迷惑メールが多すぎるという問題もあって、むろんMacにも来ることは来るけれど、メールソフトが巧い具合に色で仕分けしてくれるのであまり気にならないのである。で、今のところまだほとんど色んな機能を使いこなせていない状態でMacの良さを吹聴するレベルには達していないのだけれど、画面の美しさと起動能力の優秀さ、そしてデザインの素晴らしさからしたら、Windows系のマシンは足もとにも及ばないだろうと思う。
ところで今回数年ぶりにPCを新規購入し、30インチくらいの大型iMacを選んで、ちょっと前なら確実に50万円以上はしたくらいのマシンが、その3分の1にもならない値段でゲットでき、多機能型のプリンターに至ってはPCで得たポイントでほぼ購入できたとあってビックリした。家を引っ越しした際にも大型家電が高性能化した一方で低廉化したのにもビックリさせられたものだけれど、私はそこになんだかデフレの元凶が潜んでいるような気がしないでもない。こんなにデカくて立派な商品がこの値段なら、洋服代だの飲食代だのその他もろもろのグッズには当然お金を出し渋りたくなるはずだと思ってしまうのであります。
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つい先日、御堂筋西詰にあるアップルのお店の前を通りかかった所、結構賑わってました。
スマフォでかな?と思いましたが、そんなにサクッといくのであればウインドウズはアカンわ、アップルかや?と、ウインドウズのユーザーがパソコンの乗り換えを企むため商品を見にくるのが増えているのかもしれませんね。
そんなにええのであれば、私も足掛け5年使っているこのXPの次はMacにするやも。
なんせこっちはまぁまぁ永く使う気でいるけど、部品が無くなれば買い替えせざるを得ませんからね~。
それと家電安すぎ、だから大手家電は売り上げは伸びていても実利が少ないのが大変で、しわ寄せでサービス残業で泣いている従業員や出入り業者さん、多いです。
投稿者 毎晩晩酌 : 2012年01月15日 16:34
2012年01月15日
シュウマイ、キャベツカツ、コロッケ、菜の花とヤリイカのサラダ、関東風雑煮の残り
乗馬の帰りに大宮エキュートでゲット。
今日の90分レッスンは新たなパートナーに騎乗し、黒鹿毛のカレはレッスン中に蹄跡の軌道をそれて内側に入ってしまうシーンを何度も目撃しているので、この馬に乗り慣れているNさんから先に情報収拾をしたところ、普段はとても乗りやすい馬なのに「今日はどういうわけかとても乗りにくかったんですよ〜速歩のタイミングが合わなくてぴょんぴょん跳ねちゃうし、この馬でもこんなことがあるんだ〜と思ってちょっと凹みました」とのこと。で、いざ乗ってみると常歩は全く問題なく相性バッチリの感じだし、速歩にしようとするとすぐに駈歩になろうとするので確かに最初はタイミングが合わせづらかった。ああ、早く駈歩にしたいなあと思ったところで号令がチェンジして好発進の駈歩ができたし、ほとんど反動がない馬だから乗り心地はまるで雲のじゅうたんみたいだったのだけれど、前がスローモーな馬だったため、馬間隔がなくなって急停止をしたのがどうも黒鹿毛のカレの気に障ったのか、ぽんぽん弾むような速歩になって制御不能な感じになってしまい、ああ、これがNさんの言ってたやつねとわかったところで、二度目の発進でも同様のパターンで失速し、再びぽんぽん弾むような速歩になって、後ろ跳ねした感じの時に足があぶみから外れ、その直後に黒鹿毛のカレが手綱をぐっと前に引っ張ったので、乗ってる私はオットットてな感じで前のめりになり、即「松井さん、大丈夫?」とインストラクターの方から声をかけられる始末。結果、退場になってしまったが、Nさんから今日の黒鹿毛のカレの乗りにくさを十分聞いていたので、同じレッスンを受けたNさんから「あの馬で内側に入られなかっただけでも素晴らしいわよ」と言われるまでもなく、私は別にゼンゼン凹みませんでした(^_^ヾで、帰りのバスでも一緒になったUさんは現在都内にお住まいながら、近々お引っ越しをなさる予定だそうで、「大宮に引っ越そうかと思うんですけど」と仰言るので、「大宮いいですよ〜私は三茶に住んでたけど、電車ならどこへ行くのも三茶よりベンリなくらいだし、いま引っ越すならやっぱり内陸がオススメだわよ」てな話をして、現在首都圏で引っ越しをお考えの方には埼玉を、PCを買い換えるなら断然Macをオススメしたい私である。
帰宅して食事したあとNHKスペシャルで海の放射能汚染の特集を見て、海にもホットスポットが存在することや、陸地の汚染よりもタイムラグと汚染物質の移動がある分非常に厄介だという深刻な情報に改めて暗澹たる気持ちになった。農業にしろ漁業にしろ、その場所での経験値が物を言う第一次産業の従事者に今回の原発事故が最も大きな被害をもたらしていることは、本当に取り返しのつかない酷い話だと、またしても憤らずにはいられなかった。
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昨日はこちらからのアップルナンバ店(?)の活況ぶりだけを書いてしまいお礼を言うのが遅れました、詳しくご披露して頂きましてありがとうございます。
いやなに晩酌子なんかPCの事はわからんままに毎日使っている中、時々新聞の広告欄でPC専門誌で<今のあなたのパソコンを100倍活用する方法>とかを見て買ってみてもド素人が読んでもようわからん、消化不良で困ってましたのさ。
お馬さんの事は全然わかりませんが、馬相手にこういうご苦労があるのね、と、おもしろいです。
時代劇ではじゃじゃ馬馴らしの専売特許は男はんばっかりで女が馬を馴らすのがよくわかったりして。
毛色で性格のタイプがあるとかはネコと一緒だな、とか。
(人見知りしなくて用心深いのは白黒ガラぶちなネコです)
投稿者 毎晩晩酌 : 2012年01月16日 20:40
2012年01月16日
オニオングラタンスープ、穴子と慈姑のフリット、鰆と春野菜のオーブン焼き、牡蠣と菜の花のクリームパスタほか
角川春樹事務所の原さんと並木拍子郎種取帳シリーズ第四弾「四文屋」の刊行に関する打ち合わせをしたあと大宮駅前のイタリアンBuon Viaggioで会食。10年以上前から細々と書き続け。今回久々の刊行となるこの捕物帖シリーズで、震災直後に書き出した今回は殺人を扱った作品が自ずと控えめになっていて、原さんは「それが却っていいと思うんですよ」と仰言った。6月刊行の予定で、発売前にまたこのブログでお知らせしますが、その節はまた皆さまどうぞよろしくお願いしますm(_ _)m
食事しながら原さんからは出版界の諸事情をいろいろと伺ったが、「前に松井さんが仰言ってたことで、大型マンションに必ず図書館を設置する法案を作るというのと、出版界から誰か国会議員を出すという話、あれって今ホントに必要だなあって、つくづく思うんですよ」と仰言ったのはどうやら消費税がらみのことがあるらしい。たしか入場税に関しては、歌舞伎は古典演目に限って無税となっていた経緯があり、それに対しては国会に働きかけがあったので、消費税に関しても出版界が何らかの免除を求める動きがあってもいいのではないのか、というような話を以前たしかに私はしたのだった。
消費税が10パーセントになったら勿論さまざまな業界に響くとはいえ、住宅やクルマや大型家電の類は駆け込み需要という側面もあるけれど、出版物の駆け込み需要ってナニ?てな感じだし、単価からみて最も値上がり感が顕著になりそうだから、出版界はみな戦々恐々としているのではあるまいか。ただそれ以前に出版界自体が今後生き残りをかけてどんな風に動いていくのかが問題だろう。とにかく近年はどんな業界も一年一年で状況がガラッと変わってゆくので、上から下まで先のことはほとんど誰もわからない感じで動いているといってもいいような気がする。こういう時代は何事もあまり思いつめ過ぎると心を病んでしまう恐れがあるから、きょう一日を精一杯努力もし、楽しみもして、あとは野となれ山となれ方式で生きてくしかないように思うし、そのためにはまず躰を鍛えといたほうがいいよね〜というのが原さんと私の毎度の結論になるのでした(笑)
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並木拍子郎シリーズ、続編、嬉しいです。6月を楽しみにしております。
ところで、出版会からの政治家、ご発言。まさか、まさか、松井様が、扇オバサマにならって、担ぎ出される事がない事を、切に切に祈るばかりです~。
ちなみに、私の息子が通う小学校では、図書館ボランティアを募ると、相当数の応募があるそうです。これは、学校の図書館活動=本の読み聞かせ、蔵書の整理、図書購入の計画と実行など、に対し、父兄の間で、それなりに、興味も関心も、また、期待もあるからだと思うんですよね。なんだかんだ、私は、自分の周りは、「活字」好き、「本」好きな人が多いな、というのが実感なんです。図書館も、町の本屋も、もっともっと活性化できる、と思うんですよね、、、。
投稿者 miyako : 2012年01月17日 14:44
出版会から政治家、石原都知事がいらっしゃるのでは?何処かの週刊誌が「国政に復帰を考えてる?」と書いていたように思うのですが。私は都民では無いので石原都知事がどの程度図書館を増やされたか全然知らないのですが。
作家と出版家は違うのでしょうか?
私も含めて周りを見渡しても、まだIPATやIFONで読書している人はいません。やはり本は活字を追いかける面白さが無ければ読書を楽しむ境地にはなれないと思います。
並木拍子郎シリーズ続編お待ちしてます(^◇^)
投稿者 お : 2012年01月17日 22:52
2012年01月17日
焼き鳥、串揚げ、ピザ、チキンライスほか
今朝は4時起きで執筆を開始。午前中でほぼ一段落し、午後一で再び岡野ご夫妻をお迎えしてPC引っ越しメンテ第2弾を敢行。夜の8時過ぎまでかかって完了後、3人で近所の串焼き屋「ザ・かもん」にて晩ご飯。昼寝もしなかったから今やさすがにグッタリしており、ブログはこれでおしまいに致しますm(_ _)m
2012年01月18日
魚介と野菜のカリー
整体治療に行く前に新宿の中村屋で食事。中村屋のビルは去年からずっと工事中で、新年になったら新装オープンしてくれるのかと思いきや、今日もまだ工事してるので、一体いつまでやってるのか張り紙を見に行ったら、店自体はお隣の高野のビルを借りて営業していることがわかって久々に食べられました(^_^)/
こことかタカノが新宿からなくなったらやっぱり淋しいし、銀座の資生堂パーラーや千匹屋や木村屋もなくなってほしくないなんて、東京人でもない私がいうのはヘンだが、生まれ育った京都には不思議とそんな店が思い当たらなのは自腹で食べていないせいだろうか?
私は別に「食」に関してスゴク保守的なわけではなくて、突然ワニ食べてもオイシイ!!と感じちゃうほうなのだけれど、ゼンゼンとはいわないまでも、あまり変わらない味をキープしてくれている店があるのは有り難いと思っていて、ことに近年はなんでもかんでもマヨネーズかけたりクリームのせたりという要らんことをするヘンな料理が増えちゃったので、時々は昔ながらの店でフツーの料理を食べたくなってしまうのである。中村屋もメニューが変わったとはいえ、基本的なレシピはあまり変えていないようなので愛用しているのであるが、料理というものは食材や調理法、盛りつけを変えることでかなり斬新にも出来る一方で、レシピの存在によっていくらでも保守的にできるという利点があるんだよな〜と改めて思った。で、変わらない味をキープしてくれる店もこういう時代だからこそ必要な気がするし、なかなか他の業界ではそれが難しくなっているような気がしないでもないのである。ああ、昔は岩波や新潮の本といえば……なんで自分の属する業界についてはともかく、NHK大河ドラマなんかも往年のファンをがっかりさせているのはまちがいない。今年の「平清盛」は第一回から「汚い」という批判があったようだけれど、私は映像的にはとてもいいと思っていて、むしろ映像に頼ってなんとかしようという魂胆がアリアリな感じで戴けない気がするのは昨今のTVドラマに共通していえることである。昨日おいでになった岡野夫人からもその話が出て、「第一回からセリフでテーマをべらべらしゃべっちゃうなんて、絶対あっちゃいけないシナリオだよね〜」とお怒りでした。ちゃんとしたドラマを見ていない世代にとってはシナリオがどんなものかもわからないだろうし、
制作者もそれをチェックできるような世代ではないのだろうし、とにかく往年のファンの心が安らぐ時間帯ではなさそうなので、今年もこの時間帯はどうやらパスしてしまいそうである。
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何時からでしょうか、何でもマヨネーズにトウガラシ、味の濃い物とピリ辛なものをかけるようになったのは。
下世話ですが、お好み焼きもタコ焼きも昔はマヨネーズなんてかけなかったし、烏賊の一夜干しにもマヨネーズはつけなかった。私は今でもこれらにはマヨネーズはつけません。烏賊の一夜干しなんて烏賊の美味しさが消えると思うのですが。
テレビドラマも安直になり「見たい」と思わなくなりました。
「平清盛」映像はあれくらいでいいと思います。またあの時代は常に砂ほこりでもっと視界はかすんでいたかも?着るものも武士は一番下層階級の番犬みたいな扱いですから、あれくらい汚れていたと思います。が、続けて見たいとは思わないです。
投稿者 お : 2012年01月19日 22:23
2012年01月19日
鶏手羽とカブの味噌煮
QPで見ようとしたら見られなかったのでレシピ本を見て作った料理。鶏手羽を種を取った赤唐辛子といっしょにフライパンで両面をこんがり焼いて脂を除き、水を加えて煮立ててからアクと脂をさらにとって、酒を加えて30分ほど煮込んでからカブを入れ、味噌と砂糖をで調味して柔らかくなるまで煮て仕上げにカブの葉を足して火を通す。TVで見られなかったのは三軒茶屋でお世話になったメインバンクのA青年から電話があって、支店を移動になられるとのこと。A青年には引っ越しの際も、引っ越し後も大変お世話になっていて、振込先等はずっと世田谷支店のままにしてあったのだった。今日は後任の方ともお電話したので、まあこちらの口座は移動させずにおこうかと思うが、春先は何かと人事異動があって、立場の変わられる方も多そうである。
立場といえば、食事しながらNHKのクローズアップ現代とBSフジのプライムニュースを見ていて、フジでは枝野経産相が出演して原発の稼働についての発言があったが、この人なんかも本当なら原発反対運動の旗振り役でもしそうなところが、与党の閣僚になった立場上、原発の再稼働はやむなしという発言をしなくてはならないのがなんとも悩ましいところだろう。まあ、それでも原発反対の考えは理解するという、本来推進役であるべき閣僚としてはギリギリの発言をするくらいのパワーはまだこの人から喪われていないようである。
クローズアップ現代では3.11でもたらされた地震学者たちの失意と今後の展望が伝えられて、以前も同様の報道を他局で見た時に、ゲストで登場した地震学者がこの人大丈夫かしら?と心配されるくらいにめげた感じだったのだけれど、今日もなんだか発言を聞いていてイライラし、この問題に関しては、結局のところ学者という立場にある人が陥りがちの慎重さがネックなんだよな〜と思うしかなかったのである。もっともアハ!なんてことばかり言ってると誰からも相手にされなくなっちゃう学者の世界では発言が慎重になるのはもっともながら、結果として、それじゃ何も言ってないのと同じじゃない!になってしまうのが学者さんの発言の困ったところである。ことに地震に関しては発言の与える影響が大きすぎて、それだけ大きな責任を取るだけの肝っ玉の太い人がまた余りいそうもないのだろう。で、ゲストの学者さんの最後の発言は、この日本列島に住んでいる以上いつどこで地震に遭うことも覚悟しておいてください(-_-;)というものだったので、私は雲のかたちや亀の動きなんかを見て注意することに決めました。雲のかたちについてはYouTubeに2週間前、1週間前、三日前、当日と四段階に分けてくっきり形が違う例を実験付きで見せたものがあって面白かった。亀が異常に怪しい行動を取ったら、私には別に何の「立場」もないので、このブログに載せて皆様に注意を促そうと思っています。
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私のXPも6年経ち、そろそろ寿命か、と気になるので、Macに買い換えた話は興味深かったです。85才になる叔母からi padを見せられ、驚いたばかりですが、メカに弱く、頼る相手もいない私は、使い勝手が良さそうでも、Macに替える勇気は持ち合わせず、次もWindowsで決まりでしょう。
「壷中の回廊」第1回、浅草や銀座など、劇場外の雰囲気や世相を感じ、登場する役者達のモデルを想像したり、楽屋内の様子も現実感があって、ワクワクしました。劇場には行かなくても、歌舞伎が身近だった昭和の時代と違い、平成の今、歌舞伎と無縁の読者にも満足してもらうには、どれだけ苦心があるのか。歌舞伎だけでなく、どうもピンと来なかった築地小劇場も巻き込んで筋が展開しそうで、期待が増します。完結する頃には、新しい歌舞伎座も姿を現しているでしょうし、新しいお楽しみが増えました。
投稿者 ウサコの母 : 2012年01月20日 12:03
動物の異常行動のほうが精度が高いのであればそれに不可欠なのは、ドリトル先生みたいに言葉が喋れたら更にグッド(爆)。
俊寛「大変、来るよ~大きいわ震度6,7か、ううう、避難するにはなんせ鈍足やから間に合わない、どうかファミリー全員担いでくんなまし~松井センセ頼む~ガスも消したか?」なんてなるのでしょうか。
義太夫風に言うと、そん時、ようにいざという♪~時の緊急避難リュックゥゥ亀3匹用をはっしと摑み(ハッ)エッサンサンエッサンサ~
と又アホな事を思いつく晩酌子でありんした。
まぁわが家では転倒防止用具を付けるぐらい、この頃考えてるのは冷蔵庫専用のを考えてます。(なんせ地震後の食料確保にもなりますから)
投稿者 毎晩晩酌 : 2012年01月20日 18:22
2012年01月20日
るぱたき
今宵は集英社さんとの新年会でお馴染みの八代さん、「小説すばる」の横山氏、文庫担当の伊藤さん、単行本新担当の伊礼さんと銀座のビストロ「るぱたき」で会食。ここはカウンター10席弱のこぢんまりした店だが、氏家シェフひとりの奮闘により何もかも心のこもった料理が堪能できて、料理店は本来こういうあり方が理想的なのかも?なんて料理屋の娘である私は思ってしまうのだった。写真をUPしたバーニャカウダ風サラダ、甘鯛のソテー、アワビのステーキのほか聖護院カブラのポタージュスープやアンディーブのコンソメ仕立てなど、いずれも優しいお味をおいしく戴けたし、デザートもたっぷりでした(^_^)/
食事しながらの歓談では様々な話題が出るも、集英社の皆さんに私のほうから振ったのは「そういえば今度の芥川賞って、おたくの本じゃなかったっけ?」というもので、何しろ受賞後の記者会見の「不機嫌」さで一躍有名になっちゃったらしい田中真弥氏が昨日からTVに出まくりなので、私もつい訊いてみたのだった。そしたらやっぱりというべきか、「すばる」の編集部には一時電話が鳴りっぱなしだったらしく、取材の問い合わせはともかくも、石原慎太郎氏の選考委員辞任もからんで話がふくらんだ結果だろうが、中には「沖縄の基地問題について石原慎太郎はどう思ってるのか訊いてくれ、なんて電話が入ったりして。うちとしては田中さんのほうはともかく、石原さんのことはどうぞ文藝春秋社にお問い合わせくださいと返事したみたいなんですがね」という伊礼さんの話には大笑いしてしまいました。
2012年01月21日
タラの青梅味噌煮、湯豆腐の柚味噌かけ、アボガドの刺身
昨晩ガッツリ食べたので今晩はカロリー控えめのメニューにした。青梅味噌はどさんこ友の会のHさんから
、柚味噌は乗馬クラブのSさんから頂戴したもの。
昨日から久々のお湿りで、週末に乗馬を欠かさぬ私としてはあまり歓迎したくないとはいえ、干ばつ状態にあった関東平野にとっては恵みの雨である。私自身は別にカサカサが気になるというほどでもないし、幸い風邪もまだひいてないのだけれど、うちで炊くご飯が異様にまずくなっていて、その理由はどうも常備の白米が乾燥しすぎてもろくなってるせいではなかろうか?と思われるのである。なぜなら米をといでると細かい屑米のようなものがたくさん出ちゃうからで、その米自体は魚沼産ではないが新潟産のコシヒカリ2キロ袋入りで、同じ米がひと月も経たないうちにもろくなるなんて乾燥しすぎたという以外の理由がちょっと考えられないのである。で、砂糖も同様で、袋を開けた時点ではしっとりしてたのに、別の容器にうつしておいたら、まるで凍っちゃたみたいにガチガチになってしまってビックリ(@_@)/でした。皆様そういうことってありませんか?
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こんにちは。
お米の件ですが、「米について語る語る」と他県の方から
笑われる新潟県民として、米の保存について
おせっかいとは思いつつも一言。ご存知かもしれませんが・・・。
お米屋さんに取材時にお聞きすると、どこでも
「米は密閉して冷蔵庫の野菜室に保存するのが一番」と
言われます。新潟はあまり乾燥しないので
私も普段は常温で保存していますが、古米などが
余ってしまった場合は空きペットボトルなどに米を
入れて冷蔵保存します。
そうするとあまり味が落ちないようです。
少々手間ですし野菜室がふさがるのが難ですが、
よろしかったらお試し下さい。新潟の米を食べていただいて
農家でないもののなんだかうれしいです。
投稿者 ちえこ : 2012年01月22日 13:45
教えて戴いて有り難うございましたm(_ _)m今度からそうして保存するように致します。
投稿者 今朝子 : 2012年01月22日 20:23
2012年01月22日
白身魚の西京焼き弁当、30品目サラダ
乗馬の帰りに大宮エキュートでゲット。
大寒の昨日に比べたらかなり暖かい今日も夕方からの90分レッスンで、お相手は先週と同じ黒鹿毛のカレ
で、反動の少ない乗り心地抜群の馬なのだけれど、とにかく部班全体が速歩の段階でも駈歩をしたくてウズウズし、ともすれば駈歩の歩調になるので抑えるのが大変。で、みっちり速歩をしたあと、さあ、いよいよ駈歩になったところで好発進したものの、イケイケ過ぎてやや引きずられぎみになった私の躰がやや前傾した途端に速歩に落ち、そこから急にわがままになってクビを振りだし、3度目の駈歩発進ではちょっとキレぎみで暴れたので乗り替わってもらうはめになり、今日は完全に自分のミスだとわかったので大いに凹みました(;_;) ただ2週連続でこっちが乗り負けた感じで終わりにすると馬のためにもよくないからだろう、最後にもう一度私が乗り替わることになり、またカレのわがままで駈歩で引きずっていこうとした瞬間、手綱を引いてがっちり座り込んだらなんとか収まり、「そう、松井さん、そうやって、私もしっかり乗れるのよってところを馬に示さないと!」とインストラクターのI先生にすかさずハッパをかけられて、ああ、そうだ、こういうことって人間社会にも必要なんだよねえと思われたのだった。馬を相手にする時はやっぱり舐められたら終わりで、だからわがままをしたらすぐに叱らないといけないのであるが、如何せん、きちっと乗れてる自信ががないと叱りそびれちゃうのである。で、馬を相手にしていると、叱ることと怒ることが本来ゼンゼン別モノであるのがとてもよくわかるのである。親は子供を叱っても、子供に怒ったら負けなのだけれど、なかなかそう巧く叱ってる親ばかりではないのがよくわかるし、オトナ同士の場合、他人をちゃんと叱れる人が結構少ないことに気づくのであった。
人間も動物の一種なので、やはりしっかり動かそうと思ったら、巧く褒めて、巧く叱ることをできるかどうかが決めてになるはずで、現代日本のリーダー不在論が出るたびに、私はいつも他人をちゃんと叱れる人がいなくなったことに一番関係しているような気がするのでした。
2012年01月23日
スンドウブ
市販のスープに豆腐と豚しゃぶしゃぶ肉と万能ネギを加えて煮て仕上げにタマゴを落としただけ。寒いといつも鍋でごまかして、超手抜きの晩ご飯になってしまいます(^_^ゞ
今日のニュースでやっぱりドキッとしたのは東大地震研究所が、M7の首都圏直下型地震が4年以内に起きる可能性を70%にまで引き上げて発表したことだろう。つまり4年以内に地震が起きない可能性は30%しか無い!!ってことなの? そんな風に換算をしていいのかどうかわからないが、もしそうだとしたら、政府にとって今や税と社会保障の一体改革なんていってる場合じゃなく、こっちのほうが喫緊の課題じゃないかと思うくらいである。昨日もたまたま立ち寄った喫茶店で、隣に座ったご婦人の一団が「雲の形ばかり見てるのよ。そしたらどれも怪しそうに見えちゃって。地震雲って本当に見てわかるんだろうか」なんて話をなさってたから、関東圏に住む人たちにとっては言うまでもなくとても切実な問題だけれど、一極集中がいまだほとんど解消されない中では関東圏ばかりじゃなく日本全体に与える影響の大きさを想うとぞっとしてしまうではないか。なんて国家の心配よりも個人的な心配のほうが先だったりしても、だからといって誰しも簡単には引っ越せるわけではないし、出かけずにずっと家にいるわけにもいかないし、せいぜい心がけることといったら、財布に入れておく現金を前より多めにするとか、どこへ行くのもスニーカーを履いて出かけるとか、水や食糧や懐中電灯やラジオを用意しておくくらいのことだろうか。今年になって私が購入したのは簡易トイレ用のキットで、これは案外安価でしかもゼンゼン嵩張らないものだった。もう一つはイワタニのカセットストーブで、これは相当なヒット商品らしく、注文して来るまでにひと月以上もかかりました!
ともあれ私なんかは家族の心配をする必要がないだけまだましかもしれない。あと仕事の点でも、年明けそうそう色んな方と先々の仕事の打ち合わせをすることになっていて、ホントのところ先がどうなるかまるでわからないままお引き受けしたりするわけだが、かりにもしそれが全部パアになったらそりゃァ困るとはいっても、自分が持ちだしをしている分は少ないだけまだましともいえる。たとえば借金をして出店するような予定でいたら、4年以内に70%以上の数字はかなり厳しいものがあるだろう。そう考えると、やはり地震予知は軽々に出来ないとする気持ちもわからないではないのだった。わたし的にはとにかくもう少し暖かくなって、亀らが冬眠から目覚めるまで起きるのは待ってほしいという気持ちだ。もっとも直下型なら冬眠しているヘビや蛙が起きて動きだしたという話を聞くので、わが家の亀も目覚めて動きだすかもしれない。寒いうちに早々と動きだしたらぞっとするだろう。
コメント(4)
亀さんの動き是非お教えください。この前の叱ることの難しさもいつも痛感しています。
週刊誌や新聞で、地震に遭って役立つものはカセットボンベ&コンロだったと初めて知り、昨年の三月の大地震の後、ガスボンベは予備を購入していましたが、カセットストーブのことは、全く知りませんでした。早速購入しようかと、確かめたら、二月中旬まで品切れのようです。入手できないうちに地震が着たら、がんがん動いて寒さを感じないようにするか、ふとんや毛布に包まって何もしないか、湯たんぽのように暖を取るために子どもにくっつこうかなと思います。水やトイレはまだ十分準備できていないように思いますが・・・?
なるようになるさと開き直ります。
お米の件でもなるほど!と思ったのですが、市販のお米は米虫が出にくいように思います。夏場に一ヶ月放置すると、大抵米虫が1-2匹出るのが二十年前くらいは普通でその頃のお米は実家からのものを使っていたのですが、市販のお米は何か米虫の湧かない薬を使っているのでしょうか?大体一ヶ月以内に食べきっているのではっきりしたことはいえないのですが、なんとなく市販のものは米虫が湧きにくいと感じています。
投稿者 nao : 2012年01月24日 00:00
いつも楽しく拝読させていただいています。
地震間近かも!と聞いて、やっぱり木炭の準備もお勧めしたいと思います。確かに一酸化炭素中毒の心配はありますが使い方次第かと思います。水の浄化とか消臭などにも役立ちますし、家に供えて置かれてご損はないかと思います。若い方は使い方がわからないかとおもいますが、先生のご年代なら(失礼)と愚考いたします70ばあさんのチエですが
投稿者 さくら鳥 : 2012年01月24日 11:58
いつも楽しく拝読させていただいています。
地震間近かも!と聞いて、やっぱり木炭の準備もお勧めしたいと思います。確かに一酸化炭素中毒の心配はありますが使い方次第かと思います。水の浄化とか消臭などにも役立ちますし、家に供えて置かれてご損はないかと思います。若い方は使い方がわからないかとおもいますが、先生のご年代なら(失礼)と愚考いたします70ばあさんのチエですが
投稿者 さくら鳥 : 2012年01月24日 11:59
木炭!なるほどです。さっそくネットでゲットします。
投稿者 今朝子 : 2012年01月24日 18:40
2012年01月24日
甘鯛のソテー、石垣牛のステーキほか
六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで「歌川国芳展」を観た帰りに講談社さんとの新年会で単行本担当の堀さん、文庫担当の森山さん、新さんとご一緒に近くの鉄板焼き店「けやき坂」で会食。
国芳展は物凄い人気らしく、森山さんは一度チャレンジして中に入れなかったとかで、今日はみんなで早めに出かけることになったのだけれど、昨夜の降雪のせいか存外すいていたので、一枚一枚しっかり字まで読んでじっくり鑑賞できたのは何よりでした。改めてずらっと並べて観ると、国芳の絵はどれもいわゆる「キャラ立ち」がしており、化け物系や動物系など現代のマンガや「ゆるキャラ」に通じる絵ばかりでなく、美人画でも表情やしぐさに人物の個性がはっきりと打ち出されている。また風景画では同時代の広重などに比べて、西洋絵画の影響をもろに強く受けているのもわかって面白かった。猫を五十三匹描いて東海道五十三次にした絵に代表される「見立て絵」にも非常に凝ったものが多く、それらはそばに近寄って版木文字を読んでやっと意味がわかったりするので、なるべく空いた時にご覧になることをオススメしたい。
堀さんたちとお会いするのは久々だったこともあって、話題はやっぱり震災時とその後の話になり、また昨日の東大地震研の衝撃の発表にも話が及んだが、「地震予知の業界にもやっぱり予算分捕り合戦とかがあるみたいなんですよ。だから発表するのもそれなりの思惑がありそうで」なんてことを教えてくださったのは新さんで、講談社からその手のことを暴いた本が出ているらしく、学界にはありがちな話だけれど、原子力にしろ、地震にしろ、多くの人命に関わる学界の人たちはくだらない功名争いや縄張り争いや足の引っ張り合いなんかしてる場合じゃないだろ!!!と思うのだけれど、とかく学者さんには幼稚な精神構造の持ち主が多かったりするので、実に困ったもんである。で、私たちがこうした話をしている時に講談社内ではセクハラ講座?なるものが開かれていたらしく、それってナニ?と訊いたら、どういうことがセクハラやパワハラに該当するのかを社員に徹底するためのものらしい。で、部下の姓を呼び捨てにしたり、名前のほうを呼ぶのは今や御法度らしく、「髪切ったの?」なんて何げなく言ったりするのもタブーなんだそうである。いやはや上司のほうも大変だよな〜と思ってあげるしかなく、一体だれがそんなことを決めてんだろう?という疑問も湧いて、今やきっとセクハラマニュアル業界なんてのも出来ちゃってるんだろうなあと思われたのでした(笑)今日はケータイを忘れて写メできず、堀さんに写メして戴いたのも容量が大きすぎてUPできませんでしたm(_ _)m
コメント(1)
大阪でも去年の秋に国芳展、やってましたので行きました。見ごたえありますよね。
そん時「東京開催は来年か~ヒルズやったら環境ええやろね、うらやましいな」とこちらは大阪市立主催だったせいで味気のないムードでうらやましく思いましたのさ。
建物は旧財閥のええ館なんですけど、なんせ運営が悪名高い市役所で(5時閉館、喫茶は4時30分終い、売店も閉めよ閉めよとするし)あちこちにこちらの眉間にピシピシっと不愉快なのが刺さる感じで。
国芳はさるものの、彫り師の腕もすごいですよね。
セクハラは不愉快に感じると、ハラになるからムズカシイ。
イヤな感じやない人に言われると、フツーやしむしろ受けたりして。
それよりもナントカ講座のナントカ講師なるもののこの世に商売が成り立って、新たなる雇用をわざわざとしている気がします。
アメリカの悪い面であるなんでも講座、講習がはびこらなきゃええがと思います。
投稿者 毎晩晩酌 : 2012年01月24日 21:12
2012年01月25日
おでん
寒いのもあるが、今日は午後から共同通信社の八木記者から取材を受け、そのあと朝日新聞出版の芝田氏、長田氏のご訪問を受けたので、料理時間をカットして手抜きメニューになった。八木記者はわざわざ大阪支社からお越しになり、日本の色に関するシリーズ企画の一環として「柿色」と歌舞伎に関するさまざまな質問をお受けした次第。柿色は「暫」の主人公が着ている衣裳や定式幕の一色に使われるなど、歌舞伎と非常に縁の深い色だが、八木記者は事前に早稲田の演劇博物館でも取材されるなどして、かなり突っ込んだ質問をなさってので、こちらもしっかりとお答えした。この「日本の色」シリーズは月一で一年間12回連載なさるそうで、第1回は「黒」、第2回が「柿色」というなんともマニアック色が選ばれたらしい。共同通信社は全国の地方紙に記事を発信するも、その記事が載るかどうかは各地方紙の判断なので、残念ながらどの新聞に載るかは全くわからないのであるが、私がお受けした限りではかなり突っ込んだ話にもなっているので面白そうなシリーズであり、チャンスがあれば他の色に関しても読んでみたいものだと思われた。
色にちなんだ話題としては、今日全般のニュースの中で、日本の貿易収支が「赤」字になったというのはちょっと驚きで、何しろ黒字続きで米国から叩かれまくった過去を知る世代としては、ああ、日本はもう先の短い経団連の人たちの言うことなんてあてにせず、これから先はみんなで何をして食べていくのか、各自が真剣に考え直さないといけないんだよな〜と改めて思ったのでした。でも、モノツクリで食べてゆくある種の健全さが喪われた時に、果たして人類はどんな風に変貌するのかちょっと怖い感じがしないでもない。NHK「クローズアップ現代」で「ゲーミフィケーション」すなわち現実社会にゲーム感覚でコミットしはじめた産業の実態を見て、うーん、こういう労働?を通して人間は一体どんなふうになるんだろう?てなことを考えてしまいました。
2012年01月26日
おでんの残り、野菜ジュース
年末からの食べ過ぎモードが祟ったらしく、口内炎になったのは明らかに胃の不調だと思われて、今日は朝ミルク1杯飲んだだけで、夕方になってもそんなに食欲が湧かないので昨日のおでんの残りとお歳暮にもらった野菜ジュースを口にしたばかりだ。禁煙してからずっと食欲過剰ぎみだったので、そろそろ絶食モードに突入して、少しはダイエットしたほうがいい頃なのである。ただ食事をしないと躰が温まらないので、この寒い時期にどうよ!って感じだし、体力が落ちてインフルに感染するのはマズイけれど、今のところはこれまでフォアグラのようにたっぷりと蓄えた栄養でなんとか凌げそうである。まあ、食欲は徐々に回復するだろうからゼンゼン心配はしておりません。ただ先週あたりから急に今年の仕事に関する色んな打ち合わせや実際の作業が入ってきて、通常の執筆以外に何かと神経を使ったせいか、昨夜は睡眠をたっぷり取ったにもかかわらず、今日もまた執筆中に書斎の床で思わず寝てしまうはめになった。それでも予定通りの枚数は意外に早く執筆できたので、氷川神社にお詣りしたら、まだ結構多くの方が初詣?に詰めかけてらっしゃる感じだった。お詣りして私が何をお願いするかといえば、とにかく直下型大地震に襲われませんようにということしかありません。
コメント(3)
口内炎&口の周りのにきびは私はストレス強すぎと体が教えてくれているのかも?と思っています。(自分に都合よすぎる解釈かもしれませんが。)速やかに良くなることを願っています。
ここで小学館のものを言及するのは反則っぽい気がするのですが、憂国のラスプーチンという漫画(月二回の現在発売中のもの)で衝撃を感じどうしても頭がそのことばかりを考えています。グロなものが少し苦手ですが、吐き気を及ぼす内容でした。しかし、平和ボケと言われる日本でこれを掲載したのは非難できないのですが、若者や子どもが見るには強すぎたのではないかと思っています。
歌舞伎にも結構グロい内容のものがありますが人間の汚さ怖さ残酷さを子どもに関係ないことと教えるのは現実から逃げているし、素晴らしく素敵で心が温まる出会いもあるので。出会いは運だとおもうしかないのでしょうか?
余計なお世話かもしれませんが、七輪を使うときは火事に気をつけてください。火鉢も若い頃、灰の少ない状態だとその下が真っ黒になりいつ火がつくか状態になっていたことがありました。一酸化炭素中毒も怖いですが火事ややけどの可能性で私は使えません。いうことをおとなしく聞き分ける子どもでは無いし親の育て方が悪いのかもなのですが。
投稿者 nao : 2012年01月26日 22:43
憂国のラスプーチンとは何ぞや、はじめて知りました、今度読んでみよっと。
グロモノだという事で勝手に想像するに、楳図ワールドみたいなのでしょうか。
大人は刺激的なものを子どもに勧めませんが、子どもはもう知ってるかもしれませんし、意外と親の好きな分野と違うものをお好みかも。
晩酌子は子ども時分からオール乱読派なので、けっこう学級会の議題提供者だったんです、その時に呼び出し食らった父が
お堅いPTAに「純粋培養できまへんで、それに仮に悪いものを読んでおかしな方向に行ったとしたら、それはわが子といえどもそれはそれくらいの人間だったということです、まぁ私は娘を信じていますので」と言ったそうな。まぁ最後の信じているというところは、ええかっこしすぎかなと思いますが(笑)そんな芝居がかったこと言うなんて、大分たってからは、笑い話にようなりましたわ。
親御さんは大変ですね、わが子の読み本にまで気を揉まないといけないとは、子のない晩酌子にはせんで済む苦労どす。
投稿者 毎晩晩酌 : 2012年01月27日 18:00
晩酌子さんコメントありがとうございます。どうしても頭から振り払えずについ昨日ここにかきこんでしまいましたが、少し気が楽になりました。漫画の中身は拘置所での出来事を中心とした連載ものなのですが、今回は戦地での出来事があり私は読まなければよかったと思う気持ちが少しあるのでお勧めできません。
投稿者 nao : 2012年01月28日 02:59
2012年01月27日
キャベツ入りポトフ
絶食明けの定番メニューで、昨日から絶食に近いほど食べていないのでコレにした。人間は食べないほうがよく眠れるのか、ふだんは5時間くらいなのが昨夜はなんと8時間!も睡眠を取り、却って午前中は頭が痛かったり気持ちが悪かったりもしたが、執筆しているうちに躰がだんだ元通りになって、晩ご飯はしっかり食べられたのでご心配なく。年に一、二度はこうして躰が自ずと弛んでくれて、幸いその時に無理を強いられることが少ない職業なので、なんとか今日まで大病をせずに過ごしております。
ところで今年中に必ずありそうな衆議院選挙にも困ったもので、さまざまな状況において日本がこんなに追いつめられている時代に、バカバカしい「引用合戦」を暢気にしている二大政党なんかには絶対に票を入れてやらない!!と思いつつ、さりとてどこに投票したらいいものか悩んでいる人は多いのではなかろうか。いくらなんでも石原新党なんて選択肢は全くナシだよな〜「立ちあがれ」も一緒になって、要するに時代錯誤な右寄りのジイサンたちの老老介護みたいな集団だもんな〜と思いながら、このジイサンたちにそれこそクリンチされたら橋下市長は一体どうするんだろう?なんて気にしている人も多そうである。ジイサンたちに抱きつかれそうな理由は、橋下市長にも教育に関する言動等に反動的な色彩がハッキリ見えるので、同類と思われているからだろうし、ジイサンたちと合体すれば、ちょっと心配してたけどやっぱり本当にそうだったんだ〜と思って離反する支持者もたくさん出るだろうから、彼が国政に打って出るつもりなら、ジイサンたちに抱きつかれるのはいささか迷惑だろうとも思われるのだった。一方、彼も本気で右翼的な改革者たらんとしてジイサンたちと組む可能性もあるわけで、何しろ「維新の会」というネーミングがそれを物語っていると解釈できなくはないのである。ブログ読者の若い方はあまりご存じないだろうが、かつて「昭和維新の歌」というのが流行った時代があって、「べきらのふーちに、なみさわぎー」なんて歌詞を何故か私も知ってるのだけれど、流行ったのは昭和初期の5.15や2.26事件が起きた時代で、当時も今と同じような世界的不況のまっただ中で、二大政党は汚職合戦でだらしなくてどうしようもなく、青年将校たちはこの歌をうたって国家主義的なクーデターを企てたのである。二番目の歌詞には「権門上に傲れども、国を憂える誠なく、財閥富を誇れども社稷を念う心なし」、三番目は「ああ、人栄えて国滅ぶ、盲たる民世に踊る」というような考え方の持ち主はジイサン新党やそれを支持する人たちには当然いらっしゃるとしても、「維新の会」はどうなんだろうか。ひょっとして「昭和維新」という言葉を全く知らずに「維新の会」を名乗ったとしたら歴史観があまりにもなさ過ぎる無知な集団だと思われるし、十分に意識してわざと名乗っているのだとしたら、それはそれでまた怖いのであった。
コメント(1)
老々介護で思い出したわけではありませんが、書籍類の消費税の扱いに関して、読売のこの方が一説述べられたそうです。
(既にご存じかもしれませんが、送らせて頂きました)
http://www.webdoku.jp/shinbunka/2012/01/26/134134.html
投稿者 miyako : 2012年01月28日 15:38
2012年01月28日
サラダ、キッシュ
渋谷東急文化村の「ドゥ・マゴ」で翻訳家の松岡和子さんと会食。
松岡さんには去年の5月に釧路鶴居村のどさんこ外乗にお誘い戴き、すっかりハマッテ去年の10月には乗馬クラブの友人Sさんとまた行ってしまった私であるが、松岡さんは既に5回も行ってらっしゃるというハマりようで、またまた今年の6月にお誘いを受け、今日はその打ち合わせでお会いした。今回は旧友である元「ミセス」副編の福光さんもお誘いすることになり、福光さんはかつて松岡さんの妹さんを編集部の上司に仰いだことがあるという奇しきご縁の持ち主でもあった。松岡さんとお会いするといつも馬の話のみならず当然ながら演劇のお話、それもシェイクスピア劇にまつわるとっておきのお話を、タダで聴講させてもらえてとてもお得な気がするのだけれど、松岡さんのほうも「今日は松井さんに会ったらゼッタイ聞きたいと思ってたのよ」と仰言って、それは何かというとMacの使い心地であった。舞台美術家としてご活躍のお嬢様松岡泉さんはこれまた当然ながらMac愛好者であり、「泉には前からMacにしろMacにしろって勧められてたんだけど」と仰言るので、「うちにそんな心強い味方がいらっしゃるんだったらゼッタイMacに切り替えることをオススメします!」と申しあげたのだった。私の場合、岡野ご夫妻という強い味方があったので、何の苦労もなしに切り替えて、その後は会う人会う人にMacを勧めている始末であるが(^_^ゞ このブログにもご投稿を戴いたように、身近にセティングしてくださる方がない場合はOSからチェンジするのはやはり大変な気がして当然だろう。こないお会いした講談社の堀さんもちょうど買い換えようと思ってらっしゃる時期だったので、何かと訊かれてオススメしたものの、やはりコンバートが巧く行くかどうかがどうしても不安になるし、「いっそパソコンコーディネーターみたいな職業って出来ないんでしょうかねえ。もしそういう人がいたら全部お任せしていいんだけどなあ」と仰言ったのが記憶に新しく、本当にこれからはだんだんPC機能を搭載した家電類もますます増えるだろうし、そうしたものの商品選びも含めて、個人的にすべてコーディネートしてもらえる存在があったら、高齢化に向かう社会において、どんなにかみんなが助かるのではないかと思ってしまうのであった。きちんとした職業として成り立たせるなら、結局は国家資格とかなんとか余計なものが必要になるのかもしれないのだけれど、とかく就職難の時代なので、PCや家電業界のほうでもそうしたコーディネート的な仕事のできる人を養成し、派遣するシステムのようなものが生まれてもいいような気がします。
2012年01月29日
キンパ(韓国風海苔巻き)、菜の花入りグリーンサラダ
乗馬の帰りに大宮エキュートでゲット。
いや〜寒い1日でしたが、私はいつも通り夕方からの90分レッスンを受けるべく、ヒートテック二枚重ねの上に薄手のカシミヤセーター、さらにネルのシャツを重ねて厚手のセーターを着込んだ上にフリースジャケットとキルティングジャケットを重ね着するという、とんでもない重装備で挑んだのでした(^_^ゞそれでも陽が落ちてからの馬場はしんしんと冷え込んで、躰が硬くなるところを、今日はあぶみを外して股上げのストレッチを延々とさせられ、それをしながら常足で馬場をぐるぐるまわったたおかげで、その後は尻も脚も馬にぴたっと吸い付くような感じで完全に手の内に入ったという感じだったのだけれど、お相手の黒鹿毛のカレは相変わらずテンションがあがって猛ダッシュしようとした瞬間に私が手綱を引いてしまうという悪循環になり、結局また乗り代わってもらうはめになった(;_;) 黒鹿毛のカレをこの時間帯に乗りこなすラストチャンスだっただけに、私としてはもう少し粘ってみたかったのだけれど、馬のテンションがあがっているのでリスクを避けて下馬することに。 もっとも、帰りのバスで一緒になった若い女性でかなり巧い人でも、今夜は最終レッスンで馬が思わぬ疾走して落馬したと聞かされ、私の場合は無事に済んでよかったのかも、という気持ちにさせられた。ただ、馬上で股と脚のストレッチを入念にすると、こんなにも馬に乗りやすくなるんだ!というのが実感できてよかったし、自主的にはやっぱりここまで入念には出来ないよな〜と痛感して、90分レッスンだとこうした基礎訓練が充実するので、このひと月のレッスンは非常に得るところが大きかったが、さすがに冷え込みが厳しくて足先が凍傷になりそうな無感覚に陥ってしまうから、来月は夜間レッスンを見合わせることにしました(-_-;)
2012年01月30日
ヅケのアボガド豆腐かけ、アスパラガスの練り胡麻和え
醤油と味醂に漬け込んだマグロの赤身にアボガドと豆腐を潰して混ぜ合わせたディップをかけたものはスラッシュの守部さんから作り方を教わった。飲み屋の一を再現したものらしい。相変わらず口内炎が痛くて熱いものが食べられず、醤油もストレートに口に入れたくないのでコレを作ってみました。そんなわけでここ数日食欲は激減し、2、3キロはダイエットできたかも。そもそも禁煙してから5キロ近くオーバーしてたので、ちょうどいいチャンスでした(^_^)/ ダイエットといえば、盗人たけだけしいと思われているにちがいない東電や政府もしっかりダイエットしてから値上げや増税をしてほしいものであります。それにしてもこの両者の問題に関する報道はあまりにもよく似ているのでどっちが料金でどっちが税金かわからなくなるほどである!!!
ところで食事しながらNHKの「クロースアップ現代」を見ていたらキャスターの国谷さんが大宮の盆栽美術館に登場し、盆栽が世界的なブームになって、海外でビジネスとして成功している例を紹介。盆栽美術館には去年園芸ライターの光武さんと一緒に行って、周辺の盆栽農家にもご案内戴き、海外では相当なブームになっていると聞いていたのであるが、この番組を見て、実際、海外にBONSAI社なるものがあり、キッズ向けのBONSAI教室まであるのには驚いた。
片や日本では需要がいちじるしく減少した結果、海外に販路を求める盆栽農家が紹介され、今や全体で輸出額は60億円を超えているとのこと。番組では、日本の若い人が盆栽にあまり興味を持たなくなったようないい方をしていたが、私が去年大宮の盆栽村めぐりをした感想としては、意外に若い人は盆栽に関心のある人もいるような気がしたし、実際のところ、日本で盆栽が廃れたのは現在の70代から4,50代の西洋ことにアメリカンな文化がメジャーだった世代の人たちの間で関心が急速に薄まったからだろうと思われる。これらの世代は盆栽に限らず、いわゆる和モノ文化に若い頃にあまり触れなかった世代であり、私はたまたま和モノに取り囲まれた環境に身を置いたため、比較的若い頃から和モノ的な知識のあるほうだったけれど、同世代やかなり上の世代の方でも、当時は和モノ的な知識や関心の乏しい方が断然多かったような気がするのである。で、とにかく海外のBONSAIブームが日本に逆輸入され、定年後の海外大好き世代のあいだで盆栽ブームが巻き起きる可能性は大いにあるように思われるのは、自分でも盆栽をいろいろと見て、とても奥の深い、小さくてスケールの大きな文化であり、まさしく一つのミクロコスモス小宇宙であることが実感されたからである。ご興味のある方は一度大宮の盆栽美術館と周辺の盆栽村をを訪れてご覧になるといい。盆栽村の農家は実に開放的で、ひと言お断りするだけで、別に買わなくても中を見学させてもらえます
コメント(3)
見ました、クローズアップ現代。祖父が盆栽好きで手入れしている時はホンマニ楽しそうでした。どう見ても「面倒くさっ」としか当時は思えなかったですが、笑い。
確かに今の70歳代から50歳代は舶来物信仰の大人に囲まれて育ちましたから和物の知識が無いですね(私もその年代です)
和服の着方を知らない方も多いですし。祖母や母の着るのを見て育った私は幸せかも?着付け教室にも若い方だけでなく、この年配の方が通って居られるでビックリした事があります。
投稿者 お : 2012年01月30日 22:43
Oh,Wamono,very very beautihul, and greatフル.
とこんな感じで絶賛されているのですかね。
同じように錦鯉も北米でちょっとしたブームで富裕層の間で高値で取引されてるんですて。
今日びの日本においては、成金が豪邸を構えるときの庭の流行はイングリッシュガーデンかイタリー風なのが主流で、万博以前の和風池に鯉の4~5匹ちょろりなんてないから、養殖業者さん困ってるんやろなと思いきや、ノノンノウ。
輸出増えているんですて、捨てる神あれば拾う神あり、ちょっと違うかしら、大分違うか(笑)
投稿者 毎晩晩酌 : 2012年01月30日 23:16
昨年秋、今朝子さまのブログで知って、盆栽美術館に行って
きました。
見方がわかると、盆栽は何倍も興味深くなりますね。
埼玉に住んで二十年なのに、今朝子さまが引っ越してこられて
から、まだまだ知らなかった(知ろうとしなかった)埼玉を知り、
埼玉を見直し、とても好きなりました。
ありがとうございます。
体調、ゆっくりとご快復されているようでよかったです。(^^)
投稿者 彩の女 : 2012年01月31日 08:28
2012年01月31日
ブリのバルサミコソース
久々にQPで見た料理。フライパンでハチミツを熱してカラメル状にしてからバルサミコ酢をたっぷり注ぎ、煮詰めて塩、醤油で調味してソースを作る。煮詰めすぎると飴状になるので要注意!ブリは塩胡椒してしばらくおいて水分を拭いてから付け野菜のミディトマトといっしょに火にかける。盛りつけにはクレソンを添えて出来上がり。
昨夜遅くに再放送されたNHKアーカイブス「山田風太郎が見た日本」の録画を見ながら食事。日記の抜粋には氏の意外にふつうの人っぽい感想が綴られ、それを通して戦中派の見た戦後日本の風景が映像で紹介される。私が幼い頃や若い頃に見た同じ風景を、戦中派の人はこんな風に見てたんだ!と面白く感じられた。風太郎氏は戦後社会における人心の急速な変わりようや、教育の変わりようを「恐るべし」と見られたが、別に戦争というような目立ったエポックなしにでも世の中は激しく変わってしまうようで、子供のいない私なぞは現在の教育現場がどんなふうになってるのか見当もつきません。
それにしても昨夜ちらっと見たニュースで、三鷹高校の元校長の訴えが棄却された件については、恥ずかしながら経緯を全く知らないために、何が何だかさっぱりわからないままで、今日になってもなんだかそれがひっかかっていて気持ちが悪いのだった。そもそも都の教育委員会が教職員室で挙手・採決を禁じたということの意味がまるでわからないので(これは別に非難してるのではなくて、純粋に意味がわからないのです)、誰かご存じの方があれば、公平な見方で教えてください。
コメント(3)
私は新聞で見て一体?どういうこと?とよくわからないのですが、朝日新聞の記事をとりあえずここに抜き出してみます。
-都教委は2006年4月、学校の運営方針を職員会議で決めるのは不適切だとの理由から、都立の学校長に対して挙手や採決で職員の意向を確認することを禁じる通知を出した(中略)判決は、都教委の通知について「挙手によって校長の決定権が拘束されていた一部の都立高の状況を改善し、校長が権限を十分に行使できる環境をととのえるためのもので、必要性があった」と指摘。「教育への不当な支配にもあたらない」と延べ、通知の違法性を否定した。さらに、「通知はそもそも個人の権利を対象としたものではない」として、国家賠償請求の対象にならないとも述べた。(後略)。ー
私見ですが、全く禁じた理由に正当性が見つけられないのですが...。お役に立てていないような気がしますが、客観性のありそうな都教委が主張したことの記事はこれだけでした。
投稿者 nao : 2012年02月01日 01:17
こんばんは、私は「花の会」会員です。
時々、松井さんのブログを読んでいます。
さて、三鷹高校の校長の裁判の本質は
外務省を首になった天木直人のコメントが
わかりやすいのでお知らせします。
他人のコメントをそのまま載せるので
読み終わったら削除してください。
お願いします。
天木直人のメールマガジン2012年2月2日第89号
投稿者 純 : 2012年02月04日 20:14
純さん有り難うございました。確かに天木直人さんのメールマガジンのコメントは、この問題をとてもわかりやすく伝えていると感じました。
この問題の報道が余りにもあっさりし過ぎてわかりづらいという点が私の一番の疑問だったのですが、その理由がやっと呑み込めました。
投稿者 今朝子 : 2012年02月06日 08:20