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2011年08月18日

フレッシュトマトのスパゲティ茄子ソテー添え

夏の定番料理。ありふれたメニューなので材料のみ記す。生トマト3個、ニンニク2かけ、玉ネギ1個、豚挽肉100g、鷹の爪2つ、茄子2本、オリーブ油、塩、胡椒、白ワイン少々。
NHKBSで小林正樹監督作『人間の條件』を見ながら食事。五味川純平の原作は子供の頃に読んで人生観に多大な影響を与えた1冊であり、この映画も子供の頃に見て、日本の軍隊というものをある程度理解したのである。なにせ実際に軍隊経験がある監督の作品だから、その描写は凄まじいまでのリアリズムに貫かれていて、私はこれを見ているので、クリント・イーストウッド監督が『硫黄島からの手紙』で描いた日本の兵隊なんてチャンチャラおかしくて見てられなかったのであります。全6部作一挙放映というので毎回録画して、改めて見直すと、極端な形ではあるが、日本人が組織を作る時に陥りやすい欠陥を示すものとして、今日にも通じる面白さがあるのだった。内務班のイジメなどは若い人が見たらどう思うのか訊いてみたい気もする。今どきのニッポン男子がこうした軍隊に叩き込まれたら、戦場に行く前に大半が死んでしまうにちがいない。


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コメント (3)


「人間の条件」、全巻一挙上映、たしか10時間くらいかかったかな。
大學生だったから体力的にも時間的にも出来たことです。
「神聖喜劇」も日本軍隊から日本人のメンタリテイや組織のあり方を描いた傑作ですね。

投稿者 佐平次 : 2011年08月19日 15:13

それはぜひ見たかったです。うちの息子らとともに。
NHK再放送しないかな。

ところで、近頃の韓流ブームって、

「日本の男どもにも兵役を課してちったぁ鍛えたらどうよ」

なんていうおばちゃんを増やそうという作戦なのではないでしようねぇ(+_+)

息子血税に取られてなるものかと思う母でした。

投稿者 大石 弥生 : 2011年08月19日 20:29

まだ子供でしたが「人間の条件」は祖父が「よく覚えておけ」と全編、封切られるごとに見に行きました。日本軍の将校が主人公に中国人の首を刎ねるように迫る所、有馬稲子さんが中国の娘で出て居られ日本兵を中国語で激しくなじる場面があったような?今はNHKBSプレミアムで放送されていますが、もう一度見ようか?強烈な上官の苛めを思い出すと躊躇しています。戦争で一番怖いのは人間性が破壊されてゆく事だと知り、余計怖くてもう一度見る勇気が萎んだままです。

私も「人間の条件」以外の第2次世界大戦の事を記した本を何冊か読み「こんな苛めを今の20歳台が受けたら全員間違いなく鬱になる。戦う事はできない」とある意味安心してる所もあります。安心してたらダメなんですけど。

投稿者 お : 2011年08月19日 22:11

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