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2011年07月23日
揚げ天、南瓜のそぼろ煮
揚げ天(さつま揚げ)は京都のデパ地下で大西叔母に買ってもらった「いづ萬」製。さつま揚げのイメージを完全に覆すようなフワフワした食感はこの店ならではだ。
昨日は京都の三条柳馬場でランチをしたが、この通りに夥しい数の飲食店が並んでいるのを見て、私と妹は心底ビックリし、「いくら観光客が増えたというても、食べるとこがこんなに仰山あったら、いずこも経営は大変やろな~」と余計な心配までしてしまうのだった。
京都に限らず、とにかく飲食店の爆発的な増え方を尋常でないと感じるのは、私たち姉妹がまさに飲食店の子だからで、人間だれしも食べる量や回数は限られているはずなのに、昔の何十倍,いや何百倍かも?といった飲食店の氾濫は一体何が原因なんだろう???と、ふたりで頭を悩ませてしまうのである。で、これまた飲食店に限らず、歯医者だって、美容院だって、マッサージ店だって、ネイル屋さんだって、今や何でもが明らかにツーマッチ状態だよね、という話になり、結局のところ、生産ライン上で人間のなすべき仕事が激減したために社会全体がサービス業へのシフトを余儀なくされたんだろうねえ、といったゴク当たり前の
答えが導きだされた。「要するに今はコンピューターやロボットが何でもやってくれるさかい、ホンマのこと言うたら、ほとんどの人が何にも仕事せんでもええわけよ。そやさかい若い人は仕事が無うて大変なんよ」と若い男の子を持つ母親は大いに憂うのだった。確かにいくら日本人の人口が減少しても、世界的には加速度的に増えているのだから、グローバル化した今日に労働力は必然的に買いたたかれるはめになるだろう。従って、そうした労働力のグローバル化への反感からナショナリズムに傾斜する若い人が世界各国で増えるのもまたやむなしという側面があるとしたら、ノルウエーの惨事はまんざら他人事ではないと心すべきなのかもしれない。
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コメント (2)
ノルウェーの右派のテロ、怖いですね。
なんかノルウェーとは、バイキングのお国柄、スウェーデンのような北欧福祉先進国というぐらいの知識しかなかった私にとっては、無知な部分がありました。今度の事件で新聞の解説によれば、ソマリアからの移民が多いのを知りびっくり。
日本もこれからはもっと移民を増やすべきだなんて、過度に推奨していったなら、テロが起きるかも。他人事じゃないですね。
天ぷらのお味って、お店によって様々、魚のすり身とつなぎのデンプンの割合が決め手ですね。
すり身多すぎはプリプリし過ぎてよろしくない、と言ってデンプン多すぎても物足りないですし。
いず萬のはそれらの限界点ぎりぎりの旨さで、結構好きです。生姜というより山葵ですね。
投稿者 毎晩晩酌 : 2011年07月24日 19:53
食べ物屋さんが激増しているのは、人口の多い所・たくさんの人が来る観光地だからでしょうか。
地方では、新幹線の駅を降りて昼ごはんを食べることが出来るのがホテルの2000円のランチだけ、ということもあります。
立ち食いそばもマクドナルドも駅からの徒歩圏に無くて、途方にくれます。夜になれば、飲み屋さんとか開くので、まだなんとか空腹が満たせるのですが。
寂れる所は、どんどん寂れるばかりです。
投稿者 せろり : 2011年07月24日 20:44