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2011年07月02日
豚肉とナスと茹で筍の味噌炒め
夏場によくやるメニュー。順に炒めて味噌と砂糖と醤油を合わせたタレで調味するだけの簡単な炒め物。豚肉は先に炒めていったん取りだして後で合わせるといい。いつもは油にニンニクと赤唐辛子を入れておくが、今日は味噌ダレにおろしニンニクと島唐辛子醤油を加えた。島唐辛子醤油は乗馬クラブのSさんに頂戴した八丈島産。
今日は朝曇りでえらく涼しかったので、執筆や校正の仕事がサクサク捗って、午後から久々に乗馬に出かけたら急に空が晴れ晴れとして、これは梅雨明け?てな感じの強い日射しが照りつける中で1鞍騎乗。馬上では涼しい風に恵まれて思ったほどの疲れはなかったが、下馬した途端にどっと汗が噴きだした。今月からレッスン終了後にミーティングが行われるようになって、インストラクターの方から馬に合図を送る足の使い方についての注意を受ける。北軽井沢のクラブで石田ご夫妻に教わった足の位置とはずいぶん違うのが以前から気になっていたのだけれど、今日の説明を聞いてナルホド!と納得できた。要するに石田ご夫妻に教わったのは高度な馬場馬術に必要な足の位置ではあるらしいのだけれど、クラブの馬は私が今の段階でその位置に合図を送るとビックリして固まっちゃうようである。とにかく乗馬は非常に奥が深くて、同じ人でも去年の段階と今年の段階では技量も違えば乗り方も微妙に違ってくるし、馬もまた年々乗り心地が変わってくるしで、これが絶対に正解の乗り方というようなものはなく、今の自分と今乗ってる馬に合った乗り方を体感を通じてそのつど自ら発見していくところに本当の面白さがあるような気がする。むろんインストラクターの指導を受けるのはとても重要で、どこに欠陥があるかをそのつど端的に指摘されてこそ次のステップにつながるわけで、ただ最初のうちはそれらの指摘が未消化に終わってしまい、何を言われているかがわかって、その場でなんとか対処するようになってきたのは最近やっとのことであります。
洗い場で「松井さ~ん」と声をかけてくれたのはこれまた久々にクラブに現れた高校生ならぬ大学生のナッちゃんで、大学生になってすっかり女らしくなったように見えました。で、大学でも馬術部に所属して「毎日4時起きですよ~」と言いながら、ちょっと暇があればクラブにも顔を出し、馬術部で早くもごひいきの馬が見つかったというのは、さすがに馬好きのお嬢さんならではです。
当然ながら自馬(マイ・ホース)をお持ちの方もいらっしゃって、今日オペラ歌手のさんにご紹介戴いた方も
オーナーだったので、その話をNさんにしたら、「そういえば最近クラブに自馬がどんどん増えてる感じですよねえ。でも動物は病気すると保険がきかないから大変ですよねえ」てな話から、先日、わが家の♀カメを動物病院に連れて行った話まで披露したのだった。
帰りのバスではこれまた久々に登山好きのSさんとご一緒したら、Sさんは登山の趣味を断念なさったとのことで、理由は長年お世話になっていた登山の指導者がお亡くなりになったためらしい。すばらしい指導者
で、その方がいつも仰言っていたのは、「もし悪天候に見舞われたりしたら、ここまで登って来てるのに、ここで諦めるのは惜しいなんて絶対に思わず、引き返す勇気を持つことだ」とのこと。「引き返す勇気」とは実にいい言葉で、これまでの日本の指導的立場にある人びとは、その勇気がなかなか持てないばっかりに、税金の無駄遣いを山ほどして、キケンなモノをそこら中に増やしたりもしてきたのだろうと思われる。3.11
を契機にして、今後は「引き返す勇気」が持てる人に、この国を引っ張ってほしいものであります。
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コメント (1)
引き返す勇気こそが真の勇気がないとできないでしょうね。
命からがら悪天候にかかわらず、登頂した成功体験が武勇伝みたく、エエことみたいにもてはやされる
カン違い報道は嘆かわしい事どす。
まっ、もっとも私は無理無駄無茶の3拍子が嫌いな風に育ったので、登山とは縁の無い世界に身を置いている軟弱モノですが。
ウチの父が昭和50年前後に流行った大学山岳部の遭難事故を新聞で読むたびに「アンタら~何をやっても止めはせえへんけど、大学の山岳部に入ったら勘当するからな」と刷り込まれた影響かもしれません。
オチを付けるとしたら、その時私は「大丈夫。パパ、心配御無用。毎晩晩酌子は登山みたいなキッツイのは興味ないから」
と答えたのを苦笑いしてましたとさ。
乗馬クラブで専用馬を持てるというのはまたまた初耳です、また賢くなれそうです、ありがとうございます。
投稿者 毎晩晩酌 : 2011年07月03日 22:40