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2011年07月01日
ハンバーグステーキ
にしすがも創造舎体育館で大規模修繕劇団旗揚げ公演/清水邦夫作・蜷川幸雄演出「血の婚礼」を見る前に池袋ルミネのつばめグリルで食事。
「大規模~」はシアターコクーンが改修工事で休館中にプロデュースされる蜷川幸雄演出の公演を総称するものらしく、旗揚げの今回はやはり盟友清水邦夫の戯曲が選ばれたようだ。
ロルカの同名戯曲にインスパイアされたこの作品は、人間の原初的な営みに対する問いかけがさまざまなモチーフとして清水ならではのリリカルなセリフで綴られており、ビデオショップとコインランドリーに挟まれた路地という舞台設定は、蜷川が文化勲章受章祝いのスピーチで宣言した通りの「猥雑な」昔懐かしのアングラ的な空間として蘇っている。今日の日本で人間の原初的な営みに対する問いかけをすれば、それは必然的に不条理な運命に弄ばれる人間のレクイエムとならざるを得ないだろう。憤りを全身で表現しながら行進する鼓笛隊の少年少女たち。警報と共に凄まじい勢いで通過する何かを呆然と見送る人々の群れ。立ち入り禁止の黄色いテープでふさがれた舞台全体。いずれも震災と原発事故後の日本人が置かれた不条理な状況を視覚や聴覚に強く訴えかけるあたりは蜷川演出ならではだろう。キャストでは中島朋子の生々しいまでのリアルな役作りに、これまでの清水作品の上演にはあまりない新鮮味が感じられた。伊藤蘭は清水らしい観念的かつ詩的に美しいセリフをよく観客の耳に届けさせている。男優陣の中心となるのは窪塚洋介で、存在感には彼独特のものがあって魅力的には映るのだけれど、前回の『血は立ったまま眠っている』に比べると、今回はいささか戯曲の中で自ら位置を掴み損ねていたような気がする。とにもかくにも上演時間の半分以上?に本水(ほんみず)の雨を降らせて、ほぼ全員ずぶ濡れになりながらの舞台だから、観客は涼しそうでいいけれど、役者さんは皆さんお疲れ様でした。
2011年07月02日
豚肉とナスと茹で筍の味噌炒め
夏場によくやるメニュー。順に炒めて味噌と砂糖と醤油を合わせたタレで調味するだけの簡単な炒め物。豚肉は先に炒めていったん取りだして後で合わせるといい。いつもは油にニンニクと赤唐辛子を入れておくが、今日は味噌ダレにおろしニンニクと島唐辛子醤油を加えた。島唐辛子醤油は乗馬クラブのSさんに頂戴した八丈島産。
今日は朝曇りでえらく涼しかったので、執筆や校正の仕事がサクサク捗って、午後から久々に乗馬に出かけたら急に空が晴れ晴れとして、これは梅雨明け?てな感じの強い日射しが照りつける中で1鞍騎乗。馬上では涼しい風に恵まれて思ったほどの疲れはなかったが、下馬した途端にどっと汗が噴きだした。今月からレッスン終了後にミーティングが行われるようになって、インストラクターの方から馬に合図を送る足の使い方についての注意を受ける。北軽井沢のクラブで石田ご夫妻に教わった足の位置とはずいぶん違うのが以前から気になっていたのだけれど、今日の説明を聞いてナルホド!と納得できた。要するに石田ご夫妻に教わったのは高度な馬場馬術に必要な足の位置ではあるらしいのだけれど、クラブの馬は私が今の段階でその位置に合図を送るとビックリして固まっちゃうようである。とにかく乗馬は非常に奥が深くて、同じ人でも去年の段階と今年の段階では技量も違えば乗り方も微妙に違ってくるし、馬もまた年々乗り心地が変わってくるしで、これが絶対に正解の乗り方というようなものはなく、今の自分と今乗ってる馬に合った乗り方を体感を通じてそのつど自ら発見していくところに本当の面白さがあるような気がする。むろんインストラクターの指導を受けるのはとても重要で、どこに欠陥があるかをそのつど端的に指摘されてこそ次のステップにつながるわけで、ただ最初のうちはそれらの指摘が未消化に終わってしまい、何を言われているかがわかって、その場でなんとか対処するようになってきたのは最近やっとのことであります。
洗い場で「松井さ~ん」と声をかけてくれたのはこれまた久々にクラブに現れた高校生ならぬ大学生のナッちゃんで、大学生になってすっかり女らしくなったように見えました。で、大学でも馬術部に所属して「毎日4時起きですよ~」と言いながら、ちょっと暇があればクラブにも顔を出し、馬術部で早くもごひいきの馬が見つかったというのは、さすがに馬好きのお嬢さんならではです。
当然ながら自馬(マイ・ホース)をお持ちの方もいらっしゃって、今日オペラ歌手のさんにご紹介戴いた方も
オーナーだったので、その話をNさんにしたら、「そういえば最近クラブに自馬がどんどん増えてる感じですよねえ。でも動物は病気すると保険がきかないから大変ですよねえ」てな話から、先日、わが家の♀カメを動物病院に連れて行った話まで披露したのだった。
帰りのバスではこれまた久々に登山好きのSさんとご一緒したら、Sさんは登山の趣味を断念なさったとのことで、理由は長年お世話になっていた登山の指導者がお亡くなりになったためらしい。すばらしい指導者
で、その方がいつも仰言っていたのは、「もし悪天候に見舞われたりしたら、ここまで登って来てるのに、ここで諦めるのは惜しいなんて絶対に思わず、引き返す勇気を持つことだ」とのこと。「引き返す勇気」とは実にいい言葉で、これまでの日本の指導的立場にある人びとは、その勇気がなかなか持てないばっかりに、税金の無駄遣いを山ほどして、キケンなモノをそこら中に増やしたりもしてきたのだろうと思われる。3.11
を契機にして、今後は「引き返す勇気」が持てる人に、この国を引っ張ってほしいものであります。
コメント(1)
引き返す勇気こそが真の勇気がないとできないでしょうね。
命からがら悪天候にかかわらず、登頂した成功体験が武勇伝みたく、エエことみたいにもてはやされる
カン違い報道は嘆かわしい事どす。
まっ、もっとも私は無理無駄無茶の3拍子が嫌いな風に育ったので、登山とは縁の無い世界に身を置いている軟弱モノですが。
ウチの父が昭和50年前後に流行った大学山岳部の遭難事故を新聞で読むたびに「アンタら~何をやっても止めはせえへんけど、大学の山岳部に入ったら勘当するからな」と刷り込まれた影響かもしれません。
オチを付けるとしたら、その時私は「大丈夫。パパ、心配御無用。毎晩晩酌子は登山みたいなキッツイのは興味ないから」
と答えたのを苦笑いしてましたとさ。
乗馬クラブで専用馬を持てるというのはまたまた初耳です、また賢くなれそうです、ありがとうございます。
投稿者 毎晩晩酌 : 2011年07月03日 22:40
2011年07月03日
わたり蟹のクリームパスタ、サラダ
乗馬の帰りに大学生のナッちゃんと大宮駅ナカのレストランで食事。年齢差40歳!!!でも対等に話ができるのは馬のおかげで、ほぼ馬術部漬けの毎日らしい大学生活を伺いながら楽しく食べられました。
今日は朝からまめに家の掃除をして、しっかり買い物もしてからクラブに行った。ところが予約したはずの夕方のレッスンに私の名前がないといわれて、ええっ!!!そんなはずは…と騒いで調べてもらったら、もっと早い時間帯のレッスンを予約して間違えたらしく、その時間帯のインストラクターの方に「あれ?どうしたのかなあと思ってたんですよ」と言われて恐縮しました(^_^ヾ暑さボケでしょうか。ともあれ急きょ夕方のレッスンに参加させてもらい、幸い専用馬のスーパー氏にも乗れて快走してくれたのでラッキーでした。スーパー氏は先日クラブの近所に落雷して凄まじい雷鳴が轟いてもびくともしなかったという実に落ち着いた利口な馬なので、今にも夕立が来そうな時に乗っていても安心していられます。
ちっとも安心していられないのは福島原発と日本の政治で、相変わらず色んな地域で余震が続いているのも不気味です。
ところで今年も早や半分過ぎちゃいましたが、お正月の日経新聞に書いたコラムの中で、いわゆる議会制民主主義は「果たして日本の国民性に合致した政体であるかどうか」とか、「代議士になるやうな連中はとても鼻持ちならないやうな下品な人物が多い」とかいった、戦前に書かれた谷崎潤一郎の文章を引用していたところ、それがこんなにも早々とピッタリ来るご時世を迎えたのは我ながらビックリです。谷崎は初期の頃から三島のような気負った若書きはせず、比較的読みやすい文章を心がけた人なので、昔から好きでよく読んでいて、最近また自作の執筆に当たって戦前の雰囲気を掴むのに再読しているのだけれど、以前はあまりなんとも思わずに読み飛ばしていた作品で、今読むと慄然となるのは『病辱の幻想』である。関東が巨大地震に襲われるのを妄想する男の話で、安政の大地震を経験した老婆から当夜のことを教えられたり、自身でもさまざまに調べながら、妄想をどんどんリアルに膨らませてゆく筆致は谷崎ならではであり、そもそも彼がこうした妄想を起こすようになったきっかけは、明治26年の7月に東京で起きたかなり大きな地震だったらしいのが本文で知れる。で、その3年後に三陸大地震と大津波が起きて、さらにちょうど30年後に関東大震災が起きたのだった。『病辱の幻想』はまさに関東大震災を経験した人が書いたとしか思えない生々しい描写に満ちているが、実際に起きたのはこの作品が発表された7年後のことで、やはり優れた作家ならではの一種の予知能力みたいなものが働いたというべきだろうか。
コメント(3)
昨日、NHKBSプレミアムをぼーっと見ていたら、京都の街中、井戸水をポンプで汲み上げ野菜を洗っている板前服の若者が二人。
「お店は何処ですか?」というインタビュアーの声に
「そこの『川上』です」と爽やかに応える。
わぁー、川上!
いつかは訪れたい川上を、ほんの少しでも見ることが出来て感激でした。
昔、車のコマーシャルで、「いつかはクラウン」という憧れを込めたコピーがありましたが、私の場合、「いつかは川上へ」です。
投稿者 せろり : 2011年07月04日 14:40
物書きになるための資質の他に、天変地異とか戦争とかそれまでの世の中がひっくり返るような出来事も必要なのでしょうか。外部環境も重要なのですね。
松井センセはご自身がお書きになるだけでなく、他の人のものもよくお読みになるんですね。
よく言いますやん、上手く話したかったら、よく聞くことだとか、文章の世界もそうなんですね。うむむ。
前のせろりさん、いつかは・・・の件、うまいパクリですね。(笑)
昔の私にとっていつかはの・・お店とは大阪ロイヤルホテルのレストランガーデン(今は亡き松本シェフ)でした、もっともいらちな私はいつかは・・と自分で言った半年後にさっさと行きましたし
その後足掛け7年、通いつめました。
今はもうそのレストランは無くなりましたし、松本シェフもこの世の人ではありません。
何でこんな話をするのかと言えば、もしもいつかはいつかはと先送りしている内にお店自体がこの世から無くなることもありますよ。
ですから、せろり様、思い立ったが吉日、お早くに行きはる事を是非おすすめします。
投稿者 毎晩晩酌 : 2011年07月04日 16:55
せろりさんへ
裏通りで少し入りにくい感じの場所にありますが、入ってしまえば意外と気楽に過ごせる料理ですので、ご遠慮なくおいでになってください。
投稿者 今朝子 : 2011年07月04日 22:48
2011年07月04日
ゴーヤチャンプルー
ゴーヤチャンプルーはこの季節に欠かせないメニュー。味付けはお好みで、私はお酒を効かすのが好きです。
今日の昼間はさすがに蒸し暑くて、わが家の仕事部屋だけエアコン初出動で除湿したものの、執筆が一段落して窓を開けたら涼しい風が吹き込んでた。この時期は亀ファミリー朝晩の涼しいときだけ活動をしていて、水が巧く飲めない動物なので、夕方に水分補給のレタスを与えているが、今日は3匹揃って勢いよくパクついている姿を映像に収めました。
動物ネタばかりになるが、多度神社の上げ馬神事で、関係者が動物虐待を訴えられて書類送検されていたというニュースを知って、なるほど古くからのお祭りも今の時代はそんなふうに問題視されるケースがあるのかと、改めて考えさせられてしまった。そもそもこの神事をニュースの映像で見ると、登場する馬がほとんどサラブレッドであるのが今さらに気になるのは、北海道で道産子に乗って、和種の馬なら急坂をものともせずに登れることが実感されたからである。まず、同じ馬でもサラブレッドにそれをさせるのはあまりにも過酷だし、日本古来の神事ならなぜ和種の馬を使わないのだろうか?和種はやはり小型で見映えに迫力がかけるからだろうか?なんてつい余計なことまで考えてしまう。ともあれ馬のお腹を棒で殴って興奮させている映像を見せられるとさすがに可哀想なになるが、それぐらいして興奮させないとサラブレッドがあの急坂を登りきることはできないのかもしれない。なので、あの神事の関係者には是非とも和種の馬を見直してほしいところだけれど、動物虐待をいいだせば、競馬だって、障害レースだって、そう見えないことはないわけで、この点は体育会系のシゴキが果たして訓練なのか虐待なのかといった問題にも似ている。つまるところ人間を含めて動物が非常なパワーを発揮するには、脳がブチ切れるようなハイテンションになる必要があるのは確かだし、そうしたハイテンションになって非常なパワーを発揮させられるのがこの上もなく快感な人がいる一方で、全くその手のことはダメな人もいるからこそ、多度神社の上げ馬神事に限らず、近年は日本全国津々浦々でお祭りに起こりがちな異常事態が何かと問題にもなるのだった。
それにしても松本復興相の一連の発言は、被災地がこの非常時を乗り越えるために、まず現地の責任者にハッパをかけようとしたつもりなのかもしれないが、やはり今の時代は暴言としか受け取られないのも当然だろう。
ところで『仲蔵狂乱』と『奴の小万と呼ばれた女』の文庫本が共に重版となりましたので、未入手の方はどうぞこの機会にお求めくださいませm(_ _)m
コメント(4)
レタスを気持ちいい勢いで食べていますね。小亀が大人に負けない勢いなのが余計に可愛く思います。
仲蔵狂乱読みたかったので本屋さんで探します。古い人間なのでしょうが、本屋で手に入れてじっくり読むのが私は好きです。
今回の内容に関係ありませんが、今の政治家は踏ん張りがありませんね?たとえ田中角栄が今を生きていても打つ手に逡巡する状況ではあると思います。管総理が辞めようが、ストレスで病気になろうが、どうでもいいのですが、国としてろくでもない支援方針を打ち出すより、地元でもっとも妥当な支援方針を打ち出して貰ったほうが、現実に即していると思います。何ヶ月前か忘れましたが、大きな漁業センターを作ると新聞に出ましたが、作ってもいいけど、それは反って漁業をする人には仕事をやりづらくし、手間や負担をかけることになるのではないかと思います。放射線被害にしても、後から政府にだまされたと思わされるようなことばかりで、対応が遅すぎるのも本当に腹がたちます。自分の住んでいるところは、グレーだろうと思いますが、避難した人が多分二十年は帰れないのだろうし、生活や仕事など現金収入が無くて困窮する可能性が高いのに対策は聞こえてこないし、パニックを恐れるのか原発はずっと安定せず、政府の処理の見通しなんて机上の空論で現実を直視できてないと思います。避難している人やその近辺に居住している人など精神的被害もとても大きいのにまったく何もしていないのは給与の報酬を得る資格はまったくありません。どうせなら、粘り腰の管総理に今後一年間議員給与やボーナスを返上してほしいです。
ついでに、アレバ社に任せている処理も見直してほしいです。週刊誌の記事に毒されているのでなければ、アレバ社は高コストで他に良い方法もあるのにそれは検討さえされず最初から否定されているようですから。
投稿者 nao : 2011年07月06日 04:28
オフ会から間もなく二ヶ月。
あの時参加できてやはり良かったと思い返しております。
『仲蔵狂乱』と『奴の小万と呼ばれた女』の文庫本が共に重版と出版(のみならず)不況の中、久々の明るい話題です。
ところで、『仲蔵狂乱』はリイド社「コミック乱」での連載が不本意な形で終わってしまいましたが、量的には第二巻が出せるくらいはあったかと思います。
第一巻は持ってますので、発表された分はまとめて読みたいと思うのですが、第二巻を出す動きはあるのでしょうか?
不躾な質問で申し訳ございません。
投稿者 yosi : 2011年07月06日 05:58
yosi様へ
『仲蔵狂乱』のコミックについてはリード社から第2巻を出す動きがなかったので、高見まこさんの尽力により、ある大手のマンガ出版社でもう一度最初から出版し直すという話がありました。そこに震災が来て、ご存じのように、漫画誌の出版は紙の関係もあってどこも非常に厳しくなっていると聞いたため、その話はどうなったのか、高見さんにもいまだ訊けずにおります。
投稿者 今朝子 : 2011年07月07日 08:37
ありがとうございます。
厳しい状況がひしひしと伝わってきます。
高見まこさんが別の出版社で出し直そうとご尽力したことも知らず(当然ではありますが)、いきなりの質問で失礼いたしました。
一読者として気長に待ちたいと思います。
投稿者 yosi : 2011年07月09日 08:09
2011年07月05日
明太子スパゲティー、ソーセージステーキ
パスタはQPのレシピ通りに作ってみた。ソースは明太子とバターとおろしニンニクと、そしてマヨネーズ!!を混ぜ合わせたもの。麺と一緒にアスパラガスを茹でて加える。アスパラはもちろんタイムラグをつけて投入すること。ソーセージは市販の製品をフライパンで焼いて塩胡椒しただけ。
なかなか辞めないのがいるかと思えば、あっという間に辞めちゃうのもいて、永田町に棲息する動物は全く人知を超えている!!!といっても過言ではない、と敢えてチョー上から目線で書かせてもらう。
一体全体どういうことなんだろう???歌舞伎ではよく心にもない悪態をついて愛想づかしをするというシチュエーションが見られるが、あの松本元復興相の暴言は菅首相に対する愛想づかしだったとでもいうのだろうか???もしそれをするために敢えてこの時期に最も重要な役職に就いたのだとしたら完全な異常者というほかなく、恐らくは暴言をめぐってまたもや国会審議が紛糾するのを避けるために辞職したのだと、いいように解釈したいが、それでもまだ任命責任をめぐって紛糾し、肝腎の審議が延ばされることは避けられそうもないのが腹立たしい。本当は役人の描いたシナリオにきちんと目を通した上でミスを指摘する能力のある政治家が与野党共に極めて少数しかおらず、多くが凡庸な頭脳を抱えて政局ゴッコをするしか能のない連中のために、絶えずこうした馬鹿げたことが繰り返されるのだとしか思えないのだけれど、居座り続ける菅氏も菅氏だが、そんなに辞めてほしいなら与野党共に菅氏が一定のめどとして挙げた3つの条件をさっさとクリアしてしまえばいいようなものなのに、わざと居座りを長引かせるようなことばっかりするのは何故なんだろう?
それにしても、この国の政治の異常さはもはや笑い事ではなくなっているが、とにかく指令系統や責任の取り方が支離滅裂としかいいようがなく、果たして政界だけの問題なのかどうかもわからないのがちょっと恐ろしいのであった。
コメント(2)
松本元復興はこんな人が20年も代議士当選し続けてたんやと思うと呆れてしまいます。
お膝元の選挙民は、そこな地元では有力者なり代々続く旧家から選挙で選び続けて国会議事堂に行ってもらう、やがて大臣になっていただくという古い考え方を改めないかぎり、こんな男(今は女もあり)があちゃこちゃで増えるのじゃないでしょうか。
麻生クンの時に似てる気がする、確か麻生クン「半径2メートルの男、深く付き合えばこんな良い人いない」なんて褒め言葉がついてましたよね、それって裏を返せば政治家に向いていないという事ですよね。
そんな男が人生まさかの坂で一国の首相になってあの騒ぎ(漢字読めない、愛読書が少年ジャンプ)でしたやん。アホか。
一日も早く被災した方々の住まいを何とかしてもらいたいです。
家でパスタをして一番良いところはソースたっぷりな所。
気取ったイタ飯屋だったら、明太子スパ頼んだらめんたいケチケチで乾燥している感じ、のどにひっかかりそうですもん。
大体イタリアンのシェフは軟弱顔が多いと感じるのは私だけでしょうか。
イタリア<フレンチ<日本料理の順で料理人の顔の引き締まり度が上がっていくという今夜も毎晩晩酌子の勝手な結論を発表いたします。
全般的に見て経営面で大変な(高級和食の価値がわからない人間が増えている)日本料理屋の肩を持ちたい一心で
夕べ、せろり様に説教めいてしまいまして、せろりさん、ごめんなさいね、熱が入りすぎました。
私、むろん洋食も好きやけどやっぱり和食の質の高さは世界中どこを探してもないと思うので、力、入り過ぎました。
投稿者 毎晩晩酌 : 2011年07月05日 22:46
毎晩晩酌さま
前回のコメント、かの「川上」が今にもなくなってしまうかのようにも受け取れます。今朝子さまに失礼なのでは、と心配になりました。
また、ちゃんとしたイタリアンでは「明太子スパ」など、あまり出さないと思います。
高級和食にはお詳しいようですが、イタリアンにおいても品(ひん)と格のある、本格的なお店に行かれてみてはいかがでしょう。きっと顔の引き締まったシェフに出会えると思いますよ。
自分の価値判断がすべて、というのでは、くだらない政治家と同類とみなされます。お気をつけあそばせ。
投稿者 ばじる : 2011年07月06日 16:55
2011年07月06日
岩ガキ、コチと水茄子の刺身、ズッキーニの天ぷら、ベビーコーンのオーブン焼き、刺身土鍋ご飯ほか
夕方から渋谷で家庭画報編集部の方と取材の打ち合わせをして、そのあと東急文化村近くの「春秋」で翻訳家の松岡和子さんと食事。
松岡さんとゆっくりお目にかかるのは釧路外乗以来で、久々に歓談を楽しませてもらった上に、お手製のジャムまで頂戴しましたm(_ _)m
とにかく松岡さんとお会いすれば、当然ながら必ず馬の話になるが、今年もし相馬の野馬追いが開催されることになったら、馬好きの私たちとしては、やはり応援に行くべきではなかろうか、というような話も出た。
ご自身は南相馬市のHPにアクセスして、義援金を当市に直接送ったりもなさっているという。お嬢様の影響もあってか、近ごろはとにかくネットのヘビーユーザーらしく、松本元復興相の騒動も東北放送がまず流してその映像がネット上に流出した時点でノーカット版をご覧になり、本当にとんでもない人物だ!!!という認識に至った経緯をしっかりとお聞かせ戴いた。原発事故の問題を機に、テレビや新聞等の既成マスメディアがイマイチ信用できなくなり、別に菅首相を擁護するつもりはゼンゼンないけれど、異常なまでの菅叩き報道を見ていると、ひょっとしたら裏に何かあるんじゃなかろうか?と却って疑ってしまうという点では意見が一致した。本当にこの国は一体どうなるんでしょう……と共に嘆きながら、自らの身の上を顧みても、やっぱり何でも出来る間にやっておきましょう!という気持ちでも一致して、今年中にまた釧路に行く予定を立てましょう!!!と誓い合ってお別れしたのだった。
コメント(3)
私も菅さんを擁護する気はありませんが、全原発のストレステストを実施するという報道にほっといたしました。電力各社やお国の原子力安全不安院の皆様のことはまるで信用できません。また新聞も今頃テストとは何事だという論調ですが「そういうマスコミのあんたたちは何なのさ」と言いたくなります。こんなテストをやって再稼動が遅れれば景気が悪くなるぞ、電気料金を上げるぞと、無辜の民を脅しにかかっています。この際菅さんを応援することにいたします。
投稿者 hanako : 2011年07月07日 10:58
鳩山前総理の時も感じていましたが、今の菅バッシングの過熱ぶりは異常だと思います。確かに批判すべき点は多々ありますが、余りにも偏っています。
菅総理を積極的に支持はしませんが、がんばって欲しいとは願っています。
私たち情報を受け取る側も、しっかり考えなければなりませんよね。
投稿者 h・a : 2011年07月07日 20:10
全く同感ですわ。確かに菅さんの政治家としての責任の取り方には問題もありそうですが、しかし、じゃあ今まで経験したことの無い今回の津波と原子力発電所破壊問題を国民が納得行く復興を粛々とやり遂げる政治家が居るんでしょうか?
国会審議でも非難と文句ばかりが飛び交って建設的な発言は皆無。これは野党のみならず与党の民主党員でさえ上げ足とりばかり。もっと首をかしげるのは原子力関係の「専門家」と言われる学者の方々は今まで何を研究してきたのか?莫大な国家予算を使いながら出てくる話は殆ど同じ内容で今の急務を要する問題に役立つ話は殆ど無し。今の大学生は入学したら勉強しないと言われて久しいですが、その上の教授達も教授に収まったら安心していたとしか思えない。
投稿者 お : 2011年07月07日 22:40
2011年07月07日
一の家
大宮の氷川神社の参道脇にあって森鴎外の小説にも登場する老舗料亭で、集英社の八代さん、横山氏、伊藤さんと会食し、前ハ寸(写真)からスタートする本格的な会席料理をたっぷり頂戴した。
集英社の「小説すばる」で昭和初期の時代を背景にしたバックステージ物のミステリーを新たに連載する話は大分前からしていたのだけれど、震災があって構想の段階で中断したままになっていたのを、今宵はいよいよいつから開始するかといった話し合いがもたれた。『非道、行ずべからず』シリーズの3部作に倣って、「今度も3部作を受け取るつもりでいますから」と横山氏。「それと今回は時代小説というより、松井さんにミステリーを書いてもらうつもりですから」と言われ、「う~ん、それってホントにできるかな~」と私が心配すれば、「大丈夫ですよ~」と八代さん。どんな小説を書くときも、私は自分がホントに書けるかどうか常に不安で一杯だし、編集者の皆さんも常に「大丈夫ですよ~」と何の根拠もなく仰言るのであった(笑)。
大枠の構想はある程度できてはいるのだけれど、今回はタイトルの雰囲気をどの線でまとめるか決めかねているという話をしたら、時代小説的な題名よりもやはりミステリーっぽい題名がいいとのご意見だったから、その線で絞り込んで考えてみようと思う。とにかくこれで晩秋か今年の末くらいにはなんとか連載をスタートすることになりそうです。
コメント(2)
暑い鎌倉を離れて箱根に一晩だけのプチ贅沢!でもやはり暑かったのでびっくり!おまけに次の日は嵐みたいで肌寒かったし
ミステリー楽しみにしています。ミステリー大好き人間としては亀のように首が伸びてしまいそうです!
暑い日々 御身お大切にでも早く書いてくださいね!
投稿者 ねこかおる : 2011年07月08日 08:01
全く管さんがいいとは思いませんが、あの国会はなんでしょう。野党は、復興利権にありつけるよう管氏の足を掬って辞めさせるようあの手この手…原発を巡る自民党時代の金づる問題が表に出る前に必死なのではと思ってしまいます。
投稿者 金武美和 : 2011年07月08日 14:22
2011年07月08日
鶏肉のソテーサルサソース
昨日のQPで見た料理。暑い時にこのサルサソースは清涼感があってオススメだ!皮を剝いたトマトを潰して玉ネギとピーマンのみじん切り、トマトピューレを混ぜ合わせ、蜂蜜と酢と塩とタバスコで味付け。塩胡椒した鶏もも肉と皮付きままスライスしたジャガイモをソテーしてソースをかける。ソースはたっぷりめに作って、トルティーヤにも。
その昔ある雑誌の編集長で、とても粘り強い仕事をする人がいて、それはそれなりに感心して見ていたのだが、あるとき青校の段階でデザインを変えようと言いだされたのにはさすがにスタッフ全員ビックリしてしまい、なんでもっと最初からちゃんとチェックしなかったんだ!!!と怒ったことを今回の原発ストレスチェック問題で想いだしてしまった。判断力が遅い上司というのは、部下にとって耐えられない存在であるのは、私も若い頃に色んな仕事をして体験済みだから、菅氏が総理としてかなり問題があるのはわけるのだけれど、
それはそれとして、とにかく電力不足なんだからグジャグジャ言ってないでさっさと原発を稼働させようというような動きには大変な危惧を感じるし、今の段階でそんな風だと、何年か経てば、日本人にありがちな喉もと過ぎれば熱さ忘れる症候群で、なし崩し的に原発容認に流れていく恐れが十分ありそうな気がする。
すぐに廃炉にしてもその後も20年くらいは面倒をみないとならない原発に関しては、脱原発を支持するにしても粘り強く現実的に考えていく必要があるだろうと思うし、取り敢えずは、事故が起きるのを前提とした対処法を、電力会社と国がきちんと整備する方向に向かうことがまず求められるべきなので、ただただ過激に原発反対を唱えることにより、却って向こう側の隠蔽体質をますます助長させたり、九電のやらせメール事件のごどき誤魔化しに走らせるようなことがあってはなるまいと思うのだった。
菅氏が脱原発に舵を切ったのはそれなりに善しとしても、今のままだとその結果として政権が交代した途端に、菅氏と共に脱原発の論調が葬り去られる危険性も懸念されるのだった。
コメント(2)
喉元過ぎれば症候群は本当に恐ろしく思います。自民党は原発推進してきたことを反省するどころか、今でも強行に推進する方向性らしいですし。
民主党は墓穴を掘るのが得意だし、自民党は利権を発掘するのがお好きらしいし、共産党はいまだに、名前が共産党なのは推して知るべしだし。
公務員もどちらかといえば、公より私を優先しているようだし。
確か一年位前に、政治家の真のリーダーが出ることを信じていたいと書き込んだように思います。しかし絶望している状況ではないのに、まともな人材は冷遇されて出てこれない社会が今の日本なのか?と、暗ーい気分を打ち消す元気がなくなってきています。
投稿者 nao : 2011年07月08日 23:13
今日もうだるような暑さでしたが、こんな日でも一宮氷川神社の参道は涼風が吹いていそうですね。
オフ会で語っていただいた新作が、いよいよ動き出して、とてもうれしいです。活字化される今年の暮れ頃には、福島原発はどの程度収束しているのか、電力事情は好転しているのか、政権はどうなっているのか等々、気になりますが、何よりもまず、被災した方達の生活のめどがつく事を願うものです。
投稿者 うさこの母 : 2011年07月09日 00:05
2011年07月09日
豚しゃぶサラダ
レタスを敷いてトマトを添えて、クレソンと白髪ネギをトッピング。胡麻ドレシングは市販のもの。
NHKスペシャル「原発危機」第3回の討論番組を見ながら食事。
関東の梅雨明け宣言にふさわしく青空に入道雲が聳える今日も午後から乗馬クラブに行って1鞍騎乗。馬装の段階で汗だくになったが、レッスン中に何度か休憩があり、馬上では涼しい風に吹かれて、専用馬のスーパー氏も意外なほど頑張って快走してくれた。下馬したらどっと汗が噴きだして、鏡を見たら、水もしたたるイイ女状態とはいえ、熱中症とは無縁で気分は爽快である。正直いって家でエアコンを点けずに原稿を書いていると、途中で必ず短い昼寝をしないと躰が保たないくら猛烈な疲労を感じるのだけれど、1鞍騎乗したくらいではそこまで体力を消耗した感じはしないもので、やはり疲労は脳が感じるのだから、直接脳を酷使したほうが疲労度を激しく感じて当然なのかもしれない。ともあれ暑い時は汗をかくほうが躰を好調に保てるので、エアコンはほとんど使わず、お風呂では毎晩半身浴を欠かさないし、なるべく熱いものを飲んだり食べたりするようにしている。別にガマンしてそうしているというのではなく、たとえばエアコンを使わずにいると、窓から吹き込んでくる風が本当に涼しく感じられて快適なのである。人間は動物としての適応性を備えているので、絶えず環境を比較的に感じるという仕組みが脳の中にあって、また最初に遭遇した環境がその原点となるのは間違いない。つまり生まれた時にエアコンがあった世代とそうでない世代とでは暑さの感じ方が違って当然なように、ありとあらゆる点で生活の豊かさや便利と不便をどう感じるのかは世代によってちがってくるだろう。これまでは物質的にどんどん豊かに便利になる方向に突進していたのが、かりに逆のベクトルを辿ることになったとしても、存外人間は動物としてそれに適応していくのではあるまいか、などということを脱原発問題にからんでつい考えてしまう昨今である。
コメント(5)
便利なものがどんどん出てくる度に快適さは得られますが、人間力は低下していく感じ、します。
ハイテクから、アナログへと極端な方向転換はムリにしても、コレはアナログ、ローテクでええんやないの!と使い分けてゆく時代になればいいなと思います。
自販機も無いと困る場所は必ずありますが、小さな従業員数人の事業所に設置されているのを見ると、もったいない気がになります。(唯一のメリットは、女子社員がお茶汲みから開放されるくらいですか、笑)
市販の胡麻ドレッ、大小のメーカー各社からたくさん出てますね、私は1社に絞らず小さい会社のを買いますが、酸味が利いているのは少ないから苦労します。
味が自分好みじゃないのに出くわすと、お酢、ラー油、生姜と数種を混ぜ混んでるうちに「ラクするために出来合いを買ったのに何をしていることやら・・」というアホ~な事に陥いったりして。バカですね。
投稿者 毎晩晩酌 : 2011年07月09日 22:44
同じ事をやりますね、笑い。私も市販のドレッシング買っていた頃は自分流の味にするためにお酢入れたり、練りゴマ足したり。最近は市販のドレッシングは買わない事にしました。
シンプルイズベストで振りかけ用のちょっとお高いゴマ油、菜種油、オリーブオイルを使い分け、それに五香塩とお味噌や香辛料、お酢も3種類から選んでを食べる寸前に混ぜてます。
キャベツはここのサイトで教えて頂いたゴマ油とお塩が一番!!
投稿者 お : 2011年07月10日 09:23
初めまして。歯切れの良い文章が好きで文庫を買い読んで魅了されました。芝居好きなので、今朝子さんの芝居批評を読むのも楽しみです。
ところで、NHKBSプレミアム「京都ふらふら 一の旅 清水へ ぶらり街歩き」という番組があり、京都の小路を歩いて京都を紹介する番組ですが、若い板前さんが「川上です」と言っていました。因みに何度も再放送されていて、次回は7月15日午後2時30分に放送されます。
文庫で主に読んでいて、ブログは久しぶりに開けたので、もしこのブログですでに紹介されていたらご免なさい。
投稿者 エグチ : 2011年07月10日 20:37
エグチ様へ
その件については、せろり様からご投稿で気になって、機会があれば見たいと思っていました。お知らせ戴いてありがとうございます。
投稿者 今朝子 : 2011年07月10日 21:55
BSで「川上」が登場したことを知り、見れずに残念でしたが、再放送を教えて頂いて、有難うございます。録画してぜひ見ます。前回、京都に行った折、お店の場所は確認しましたが、次に機会があったら、勇気を出して伺おうと思っています。
投稿者 うさこの母 : 2011年07月10日 23:36
2011年07月10日
ちらし寿司、揚げ鶏のサラダ
太平洋高気圧の凄まじい威力を感じながら、今日も午後から1鞍騎乗。専用馬のスーパー氏はへばることなく快走して気持ちよくレッスンを終え、エアコンの効いたクラブハウスに戻って、ああ、涼しい!と思ったとたんに頭がくらっとしてその場にしゃがみ込みそうになり、「松井さん、大丈夫ですか?」と声をかけてくださった受付の女性から凍ったタオルをもらって首に当て、ようやくホッとひと息ついた。いやはや、この年で倒れたりしたらシャレになりません(^_^ゞ
今日クラブハウスで初めてシャワー室を使って着替えたのは、翻訳家の松岡和子さんとご一緒に、信濃町の慶応病院におめでた入院をなさっている文春の内山さんをお見舞いするためである。そもそも松岡さんと私は10歳ちがい、私と内山さんは17歳ちがいで、およそ世代は異なるのだけれど、共にお芝居好きで家が三軒茶屋に近いということで、しょっちゅう3人一緒にお芝居を見たり、会食をしたりしていて、今週の水曜日に久々に渋谷で松岡さんとお会いしたとき、内山さんはご無事に出産を終えられたのだろうか?という話が出て心配していたら、なんとその日にご出産だったことが、翌日にご本人からメールを頂戴して判明!!!さっそくそのメールを松岡さんに転送したら、お見舞いするなら入院中のほうがいいだろうと仰言って、互いの日程をすり合わせた結果、今日の5時にサプライズお見舞いを敢行することになった。ドアをおそるおそるノックして、ふたりが顔を見せると内山さんは当然ながら目が点(・_・) とはいえ、全然お変わりなくとてもお元気そうだったのは何よりだった。
面会時間が遅かったために、肝腎の赤ん坊とは、残念ながら対面が叶わなかったが、私はともかくも、大学教授としてお勤めをなさる一方で、2児の母親業もしっかりとこなされた松岡さんは先輩としていろいろとアドバイスをなさっておられた。内山さんの話では、今年は慶応病院が6,7年ぶりのベビーラッシュに沸いて産科がてんてこ舞いなのだそうで、生まれてきたその子たちのためにも私たちは日本の未来をちゃんと考えなくてはならい気持ちにさせられました。
コメント(1)
いや~大事なくて幸いでしたね~。冬場のお風呂に入る時だけではないのですね、ヒートショックとは。
熱い所から寒い所への移動時に・・というと夏にもあり得るんですな、私も気を付けよっと。
余談ですが、わが家は夏のエアコン稼働中はそれぞれの部屋のドア、襖を開けて生活します。そうすると廊下に出た時の、ムゥ~としたいやな感じからくる心の臓がドキドキがなくていいみたいです。
(検証したところ、電気代は閉め閉め時とそう変わらないです)
投稿者 毎晩晩酌 : 2011年07月11日 17:18
2011年07月11日
とんかつ
今日は夕方から元米朝事務所の大島さんと一緒に目黒雅叙園で「わが心の歌舞伎座展」を見て、目黒といえばお互いココしかないよね~ということで老舗「とんき」の味を久々に堪能しました。
「わが心の歌舞伎座展」のチケットは松竹の藤崎さんから頂戴したものだが、新作ミステリーで戦前の歌舞伎座をモデルにするつもりの私としては、やはり見逃せない気がしたし、大島さんをお誘いしたのはなんといってもご自宅の近所なのと、米朝事務所以前は歌舞伎界で敏腕マネージャーとして知られた存在だったからである。で、やはりお誘いして正解だった!!!のは、彼女くらい幕内をご存じだと、何を見ても楽しみ方
が全然違うことで、お互いVTRを見ながら、普段着の後ろ姿だけで、役者の誰かを当てっこしたりもしたのだけれど、彼女がもともと目黒在住で雅叙園に昔から詳しいのも幸いして、今回私は初めて訪れたこの場所をいろいろと見てまわることもできた。結果、見る前は歌舞伎座展をなぜこの場所で開催するのかとても不思議だったが、見たあとは、ここ以上にふさわしい場所はないと思えるほどフィット感があって、ここでの開催を決定した方に敬意を表したいくらいである。もし雅叙園の内部をご存じなく、且つ歌舞伎座にご興味がある方なら、この際ぜひ一緒にご覧になることをオススメしたい。歌舞伎座のあの独特のキッチュな感覚は、日本の近代が有していた国内的ジャパネスク趣味の反映ともいうべきものだったことが、雅叙園
の中に置かれることで瞭然とするだろう。ブログの写真は許可された場所の撮影で、正面に飾ってあるのは暫の衣裳。花道の所作台と客席もホンモノである。
コメント(2)
6月、歌舞伎座の前を通り「あ~~歌舞伎座はもう心の中にしかないんだ」とぽっかり穴が開いたような寂しい気持ちになりました。6月の演舞場は5月に比べれば客席が埋まっていたものの歌舞伎座の縁日のような不思議な空間はなく、歌舞伎は役者と劇場の相乗効果によって生み出されるものだとしみじみ感じたしだいであります。さて、今朝子様にお願いがあります。私は3月11日に国立劇場に向かう途中で地震にあい、帰宅難民になりました。あの幻になった「絵本合法がつじ」来年是非とも再演してもらいたいのです。国立劇場の関係者の方にお会いになる機会がありましたら、ぜひともお伝えくださいませ。
投稿者 hanako : 2011年07月12日 20:46
hanakoさんへ
「絵本合法衢」、私は最終日を見ることが出来た幸せ者です。国立側でも記録録画できなかったらしく、多くのファンには幻の舞台になってしまいましたが、悪の魅力がたっぷり盛り込まれ、仁左衛門二役の出ずっぱりの素晴らしい舞台でした。国立での再演は難しくとも、仁左衛門さんが座頭公演の折にでも、いつか必ずや再演してくれるものと信じています。
投稿者 うさこの母 : 2011年07月13日 22:01
2011年07月12日
豚肉ともやしとニラの黒胡椒炒め、もずく酢
昨日のQPで見た簡単な炒め物。豚もも肉を細切りにして醤油と生姜汁で下味し、片栗粉と油を混ぜてから炒めていったん取りだしておく。油を足して強火でもやしを炒めて、ニラを加え、肉をもどして粗塩と粗挽き黒胡椒で味付けするだけ。シンプルな夏向きのスタミナ食だ。
今日は朝から昨日よりも若干涼しさが感じられるが、大宮に引っ越してちょうど1年が経ち、思えば去年の今ごろはまだ涼しかったのを憶えている。お盆過ぎ頃からどんどん暑くなりだし、月末の海老婚式で着物を着るのが結構大変だった気がするのだけれど、そんなふうに回顧してみると、1年はあっという間のようでいて、案外いろんな事が起きるものである。ことに今年になってからは日本の歴史上特筆に値する災害と事故があったために、他の出来事がみんな飛んでしまったが、去年のちょうど今ごろは参議院選挙で自民が巻き返して、衆参のねじれ現象を作ってしまったことが、民主党の迷走を深刻化させたのは今さらいうまでもあるまい。沖縄の基地問題や、尖閣諸島の帰属をめぐる問題等も何ら解決していないわけだし、年金の財源をどうするかもまだハッキリ決まってないし、そもそも赤字国債を早く解消しないと日本は財政破綻が間近だなんて言ってたはずなのに、今度の震災でまたまた財政出動が必要になったわけで、この1年をちょっと振り返ってみただけで、私は心臓がバクバク頭がクラクラして参りました(@_@;)
コメント(3)
私も頭がクラックラしている感じです。ここで、教えていただいた、小出裕章先生のような無私で誠実な方に政治をして欲しいです。 ただ、政治家でいますぐ、そのような方を存知あげないし、いたとしても、リーダーシップを取る人なのかサポートが得意なのかでまた、違ってきそうですけど、政治と行政の絡みはよくわかりませんが、管総理が頑張ってもできる課題を周りが、邪魔しているだけのような気もします。
投稿者 nao : 2011年07月12日 22:56
赤字国債の問題は一番痛いお題ですね。
まだニュースステーションのキャスターが久米宏だった昔に赤字に利息が付いてどんどん増えていく様を、視聴者にわかるように、デジタル表示にしてすごい速さで負債が増えていくのをやってました。
それから10年ぐらいは経っているのに、有効な手立て無いままにきてます。
今晩のおかずはお家ならではの美味しさ(もやしと豚は相性グーですもん)がいいですね。野菜も採れますし。
松井センセがお求めになったニラは、食べてほろっと口の中で解けるタイプでしょうか?
そうだとしたらノープロブレムでいいなぁ。
近頃は日持ち重視で噛んだ時に美味に感じる野菜がニラに限らず多いですね。
野菜にはちとうるさいアタクシは、関西でよく売られている
鮮度袋入りの徳島産のニラに満足できない不幸の始まり真っ最中です、クスン。
投稿者 毎晩晩酌 : 2011年07月13日 19:43
借金時計は、いろんなところで見ることができます。
日本の借金時計
http://www.takarabe-hrj.co.jp/clockabout.html
全国都道府県の借金時計 http://www.geocities.jp/mkqdj167/map.htm
もっと目まぐるしく動くのが、
アメリカの借金時計 http://www.usdebtclock.org/
見てるとほんとに頭がクラクラしてきます。
投稿者 せろり : 2011年07月13日 22:45
2011年07月13日
スープカレー
整体治療の帰りに新宿の「中村屋」で食事。
寺門先生のアシスタントを務める青年に 今年はエアコンをまだほとんど使っていない話をたら、「それは凄いですね~」と感心された。「だってそのほうが体調がいいんだよね」と私。「そうです。カラダには絶対そのほうがいいんですけど、いつもエアコンを使ってる人が、急に節電して使わなくなったりすると熱中症になっちゃうんですよね」と青年。「暑さや寒さの感じ方は相対的なもんだからねえ。エアコンで夏は涼しいのが当たり前になっちゃうと、もっと涼しいほうがよくなっちゃって結局キリがないんだよね。それって、一種のヤク中みたいじゃない。今日の夕方なんか、とても涼しい風が吹いて、気持ちよかったし、そういう風を感じられなくなるほどカラダが鈍っちゃうのはマズイというか、勿体ない気がするのよ」と言ったら、「ああ、確かそれと同じようなことを、村上春樹が書いてましたね」とのことでした。
とにかく感じ方は常に相対的なものだから、京都生まれの私は暑さ寒さに比較的強いほうなのかもしれない。やはり北国の人は暑さに弱いみたいだし、南国の人は寒さに弱いようなので、こうなったら全国の赤ん坊は必ずエアコンが付いていない京都の町屋で育てるべし!という法律(笑)を作ったらどうなんだろうと思ったりする。そういえば村上春樹はたしか京都生まれで2歳まで住んでいたのではなかったかしら。
コメント(2)
エアコンを使わなくもよい環境にいる方は幸せです。埼玉北部から群馬南部は沖縄より暑く、おまけに湿度が高いため、エアコン無しの生活は熱中症から死に直結するといっても過言ではありません。10時のわが家は室内温度が32度、室外が39度あります。節電のために死ぬことのないよう、エアコンを上手に使いましょう。
投稿者 hanako : 2011年07月14日 10:10
たまたま先週読んだのですが
約一ヶ月前の6月9日
村上春樹氏は カタルーニャ国際賞を受賞しました
その時のメッセージです
もしよかったら読んでみてください
もし既に読まれていたらごめんなさい
下記に
http://www9.nhk.or.jp/kabun-blog/200/85518.html
投稿者 天 : 2011年07月14日 20:53
2011年07月14日
海老と豆腐のチリソース
昨日のQPで見た料理。鶏ガラスープにケチャップ、酒、醤油、塩、胡椒をプラスした合わせ調味料を先に作っておくのがポイント。海老は生姜汁と酒、塩で下味し、片栗粉をまぶして先に炒めておく。生姜、ニンニク、玉ネギのみじん切り、豆板醤を炒め、合わせ調味料を入れて海老を戻し、水溶き片栗粉でとろみをつけてから絹ごし豆腐を加えてしっかり熱を通し、仕上げに胡麻油をまわしかける。
午前3~4時台に起きているとさすがに仕事に差し支えるので、ライブ中継を見るのはパスして実に残念だった「なでしこジャパン」ワールドカップ決勝進出おめでとう(^_^)/2008年8月の北京オリンピック中継でしか試合は見たことがないが、今回の決勝戦はなんとか早起きして後半戦だけでも見たいものである。それにしてもスポーツの世界では日本女子の進出がめざましいのに、政治の世界ではアジア諸国の中でも非常に出遅れてる感じがするのは何故なんだろう。所詮オジサマに好かれるタイプにしかお声がかからないからなんだろうか?それとも気の利いた女性は今どき政治家なんかにゼッタイ成りたがらないからなんだろうか?昔のほうがまだ婦人運動あがりの骨のある女性政治家がもうちょっとはいたような気がするのだけれど、近ごろは小泉トルドレンにしろ小沢ガールズにしろ、現代の日本女性の意見をこの人たちが代弁するわけか???と大いに疑問に感じてしまうのだった。
ところでゼンゼン話変わって、もう一つのおめでとう!!!は史上最多の通算勝ち星を達成した魁皇である。思えばその昔、私がまだ坂田藤十郎丈の座付き作者として楽屋に出入りしていた頃に、たまたま相撲のTV中継を見てらして、そこに魁皇が映っていたので、「私この関取好きなんですよ~」と言ったら、「そうなの。
いや~僕も好きなのよ~」と仰言ったのを今でもよく憶えているが、それってもう15年以上前のことであるからして、この間ずっと相撲を取り続けていただけでも凄いことだと言わざるを得ない。当時は大関になれるかどうかでファンをやきもきさせていたのである。この人の前は琴風が好きで、共に苦労人だから人柄がとても練れているのだけれど、一方でそうした常識人的な気の優しさが勝負の世界での出世を阻んでいる点は否めなかった。
コメント(3)
「昔のほうがまだ婦人運動あがりの骨のある女性政治家がもうちょっとはいたような気がするのだけれど」
同じ意見です。今の女性政治家の方達、政治もファッション感覚でやっておられるような気がしてました。前政権で「次の総理は」と一度だけ噂された防衛相にもなられた方。環境大臣の頃夕方の銀座で浴衣に木の桶を持ち、女性スタッフと「クールビズには打ち水」とピチャピチャ水遊びされてましたが、アスファルトの焼けた道路に水を撒けば湯気が上がり余計に暑くなるのを御存じ無かったのか?言動全て映像を意識して居られるようで政治家としての意識が何処にも感じられなかった。小沢チルドレンもしかり。国民の為の政治よりも「私を政治家にしてくれた叔父様に義理をたてなければ」とまるで吉原の大門の中のような感覚のように見えます。
投稿者 お : 2011年07月14日 22:46
(涙)人柄の練れた方は、突進力に欠けるのでしょうか?
わが道を進むイメージの田中角栄は練れていた上に人情を味方につけていたように思います。
知恵や直感に優れていた人だったのでしょうね。けれど子育ては、丸だったのか?と疑問に思っています。
今は苦労して無い人が多いので、管総理を叩く方々は井の中の蛙?自分の我侭だけで動くしか能がないの?
じっくり考えてみれば、リーダーシップを取るのに難はあるかもしれないけど管総理が総理になったのはできる器があると民主党で合意したからなったのでしょう。
早々と足を引っ張ったり内紛するのは野党でないときに絶対にしてはいけないことではないのでしょうか?
阿呆でも馬鹿でもいいから恥ずかしくない行動を取れるように民主党議員は内省するべきです。
原発推進方向の自民党は支持できないのに、いつまでミスと内紛を続けていくのかな?
投稿者 nao : 2011年07月15日 00:44
こんばんは!またまたコメントをお送りせずにはおれない話題だったもので、おじゃまさせていただきます。
魁皇関、今朝子先生もお好きとのこと。そして、なんと懐かしい!怒涛のがぶり寄り、琴風もとは‼
実は私の相撲好きは琴風から始まり(寺尾、栃乃和歌を経て)魁皇に至っておりまして、今日のブログを拝見してひざを30回くらい叩いてしまいました。「あ〜私の相撲観は間違ってなかったんだ」と。
真の相撲好きなら、当然魁皇ファンですよね。
魁皇関のさらなる記録更新を期待しつつ。
「魁皇の右上手投げは永久に不滅です」
投稿者 いちかめ : 2011年07月15日 00:49
2011年07月15日
ツケそば、アスカラガスの胡麻和え
ツケそばは昨日のQPで見た料理。豚肉と玉ネギを炒めて出汁を注ぎ、味噌と味醂で味付けしたツケダレでそばを食す。ツケダレに温泉玉子を加えて薬味にミョウガと七味をプラス。
脱・原発依存の表明は別にファナティックな口調では全然なく、むしろインパクト不足かと思うほどに淡々と将来の希望を述べた実に当たり前の発言だったのに、それが党内からやたらに非難される菅総理って一体なんなんだろう(@_@)民主党の代議士連がこの発言を警戒したのは、やはり原発解散の布石と見て、今選挙やられたらたまんねえよ~!!という気持ちからなのだろうか。そこに向かっての具体的な道筋をどうつけるかは今後の大きな課題としても、今の時点で、政府のだれかが思いきって方向性の提言を行うことは当然だと思うし、そういう提言が何もないままに、結局のところ、理想はともかく現実にはなかなか難しいんだよな~という雰囲気だけ漂わせて、なし崩しに再稼働や着工の準備をどんどん進めてゆく役人たちを追認するばかりの政治家たちにはもういい加減ウンザリである。
一方で速やかな脱原発もまた本当に難しいだろうと思うのは、今のままだと電力の値上げを阻止する方策が見あたらず、家庭の電気料金なら少しくらいの値上がりは我慢できるとしても、それが製造業に影響を及ぼして、結果、企業の国外脱出による雇用の減少につながるのは非常にまずい。被災失業者だけですでに13万人といわれ、今後は原発事故の影響によって第一次産業の離職が増えるかもしれないなかで、雇用問題をこれ以上悪化させることは避けなくてはならないし、 とにかく脱原発に向かう国の舵取りは誰がやっても大変なのである。言いっぱなしは確かに無責任とされても仕方がないけれど、余計なことを言って後で責任を取らされるのはまっぴらだから、ここは何もはっきりしたことは言うまいと考えている政治家が多いのだとしたら、それはそれでまたとても困った問題であります。
コメント(3)
管総理を辞任させたい方達の目的がなんとなく見えてきましたね。今直ちに原子力発電所を全く無くすなんてできるはずはありません。しかし道筋としては無くす方向に持ってゆく発言をしなければいけないのは、日本が今回の事故で起こした自然界汚染に対する世界へのメッセージで管総理の脱原発発言は当然です。
多分、福島も福井も九州電力の社長と知事のように原発関連企業との癒着がある方が行政に携わって居られるのでしょうね。
投稿者 お : 2011年07月15日 22:33
菅さんも根性があり見上げたものです。さすがに市民活動から這い上がってきた方です。あそー、あべ、ふくだくんのようなお坊ちゃまとは鍛え方が違います。菅さんを蹴落とそうとしている民主党の有象無象ども、脱菅のあとにどんな方向に進むのかまるでビジョンがなく、誰を総理にしたいのかもわかりません。「菅さんがやめれば日本がいい国になるのかい」と言いたくなります。
一定のメドがつきいずれ菅さんが総理をおやめになった後は民主党を離党し、これまでの経験を活かして「脱原発市民の会」を立ち上げ、日本の子どもがこれ以上被爆者にならないようご活躍願いたいものです。
投稿者 hanako : 2011年07月16日 20:42
管さんの将来プランまで出てくるとは、ハハハ。
意外と御本人さんも同じ事、考えてたりして・・・。
確かに困難な局面でお腹こわしたりしてのやめ方をとる御曹司より、図太さがあると言うか面の皮が厚いと言おうか、続投できる人材かもしれませんね。ならば今どき貴重な存在かも。
投稿者 毎晩晩酌 : 2011年07月16日 22:58
2011年07月16日
ジブリの日
Pメディアの三村さんからご紹介されたクリエイターのミミさんから「一度ジブリに行きませんか~」というお誘いを受け、新作「コクリコ坂から」の公開初日となった今日はミミさんとそのご友人であるライトノベル作家のゆうきりん氏、三村さんと私の4人で吉祥寺オデオン座でまず「コクリコ坂から」を鑑賞。
東京オリンピック直前の横浜を舞台にしたこの作品は、正直いって、私世代以上の中高年層でないと理解しずらい点が多いかもしれない。ただ、私世代には懐かしくてたまらない風景が細部に至るまできちんと描かれているので、ああ、日本にはこういう時代が確かにあったし、こうした風景の中では、人間同士の関係も今とは大分違ってこんなふうだったよなあ、と私自身は見ながら妙にしみじみしてしまった。
で、わざわざ吉祥寺で見たのは何故かというと、「ジブリに行きませんか~」というお誘いは何もジブリ映画を見ようというのではなく、スタジオジブリそのものを見に行こうというお話で、アニメ界の巨匠且つジブリの顔である宮崎駿氏とミミさんはお親しいからこそのご提案だったのである。かくして吉祥寺から小金井のスタジオに直行し、宮崎駿氏はご多忙で残念ながらお会いできなかったのだけれど、渡邊制作部長自らご案内を戴いて、アニメの制作現場をつぶさに見学させてもらった。第1~第5までのスタジオの中には立派な試写室や録音スタジオもあり、総勢150名のスタッフが原画制作、動画制作、背景制作に分かれてかなりアナログな仕事の仕方をなさっている様子が窺えた。なにしろ「コクリコ坂」で約7万枚、「ポニョ」で15万枚ものセル画が描かれたというのだから、アニメの制作がいかに大変な労力を要するか推して知るべしだろう。それゆえスタジオ内は食堂や喫茶コーナーも完備した快適な空間になっていて、また女性スタッフが多いためだろうか、敷地内にスタッフ専用の立派な保育園まで設けられているには驚かされた。
写真上段は第一スタジオ。中段は第5スタジオの屋上にぶら下げられた横断幕で、「スタジオジブリは原発ぬきの電気で映画を作りたい」と書かれている。下段は宮崎氏の素敵なアトリエ。
コメント(2)
わーい!いないいな!あのもののけ姫もそんな素敵な環境で生まれたのですね。アニメ作家は大変だと伺っていましたが保育所まであるとは!
オフ会の写真も拝見!またやって下さい。今度はしっかり見逃さないようにします。
でもパソコンのある部屋は夏は暖房完備、冬は冷房完備なのでついついブログチェックを怠けてしまいます。アー!
ここ鎌倉も東京よりはましですがやはり暑いです!
投稿者 ねこかおる : 2011年07月17日 07:37
ああ、ここ。
以前、この界隈に住んでいた時に、夜のお散歩で、行ったことがあります。
玄関の扉の向こうに、大きなトトロが居て、よく見ようと歩み寄ったトタンに、ぱあーっと明かりが点いて、一帯がすごく明るくなってギョッとしました。敷地内に入ると照明が点くのかな。
開放的に見えて、セキュリティしっかりでした。
投稿者 せろり : 2011年07月20日 14:24
2011年07月17日
鰻丼、揚げ出し豆腐&野菜
乗馬の帰りに大宮エキュートでゲット。
去年の今ごろはまだここまでの猛暑ではなかったから、午後2時台のレッスンを早くに予約していて、今日みたいな炎天下ではさすがに参加者が少なかろうと思って臨んだところ、なんと定員ギリギリ10人!!!もの部班だったのはビックリで(@_@)、この人たち一体ナニ考えてんだろう???と皆さんが互いに思い合っていたのではあるまいか。その10人が全員しっかり駈歩も出来たというのはさらにビックリで、もちろんインストラクターの方の指導も良かったのだろうが、全員があまりの暑さに巧く力が抜けて、馬の動きを変に邪魔しないで済んだのかもしれない。とにかく馬が走ると風を浴びて少しは涼やかなのだけれど、止まったり、下馬すると皆さんどっと汗を噴きだして顔は真っ赤っかである。
乗馬は見た目よりずっと激しい運動なので、このクソ暑いさなかには、よほど好きなでないとやれないのは当然ながら、皆さん老若の別なく相当な体力がおありになるらしいと拝察した。クラブハウスでお話したらOさん始め何人かの方が「ウチまだエアコン全然点けてないんですよ~」とか、「ウチにいるよりここに来てどーっと汗を流したほうが気分がすっきりするし」とか仰言るので、なるほど、確かにそういう人じゃないと、この酷暑にまずスポーツしようなんて思わないよね~と妙に納得してしまう。
乗馬を趣味にしている人はいわゆる体育会系でなく、どちらかといえば文化系っぽい感じの方が多いのだが、それでもフィジカル面をストイックに鍛えることが決して嫌いではないタイプのように見受けられるし、実際にフィジカル面がそこそこパワーアップしなければちゃんと馬には乗れないのである。頭脳の場合は、テストみたいなもんで鍛えられるわけでは全然なさそうだし、過去の経験からも、頭脳が鍛えられたという実感には乏しいけれど、フィジカル面は比較的ハッキリとわかるので、フィジカル面を鍛えだすとそれにハマってしまう人が出るのもよくわかる。で、フィジカル面を鍛えるのと鍛えないのとではモノの考え方が違ってくるし、フィジカル派はそうでない人にとかく無理解で、ともすれば厳しい目を向けがちな点は、昔ながらの問題だともいえる。
ところでフィジカル面では圧倒的な優位に立つUSAを相手にして、なんとか踏み留まってほしい今夜(明朝?)のなでしこジャパンであります。
コメント(3)
「東洲しゃらくさし」を読みました。
写楽展を見たばかりなのでなおのことリアルに感じられました。
彦三=写楽説に一票!リンクさせていただきました、あしからず。
投稿者 佐平次 : 2011年07月17日 21:58
おめでとう!ありがとう!!なでしこジャパン!!!
あきらめない日本がフィジカル・体格・キャリア全て優位の米国に、ついに追いつき、勝利と世界一の称号をつかみとりました。なでしこたちのこれまでの長い努力の結果です。そして、大震災と放射能の恐怖に打ちのめされ、はかり知れない悲しみを共有している日本人へのサッカーの神様からの贈り物かもしれないとも思います。日本サッカーの聖地ともいえるJヴィレッジはあのフクシマにあるのですから。
投稿者 アナンダ : 2011年07月18日 10:59
驚異の粘り。お見事です。なでしこジャパン\(◎o◎)/!
民間超一流・政治家最低 真実でしたね。
ところでMr.スーパーの体色は如何にですか?
いや実は枕草紙47段に
馬は、
いと黒きが、ただいささか白きところなどある。
紫の文つきたる葦毛。
淡紅梅の毛にて、髪・尾など、いと白き。
げに「ゆふかみ」ともいひつべし。
黒きが、足四つ白きも、いとおかし。
千年の昔に四白や尾花栗毛や葦毛が美しいとされていた事が
解り、ちょっぴり感動いたしました。
投稿者 小山 雅子 : 2011年07月18日 21:56
2011年07月18日
鶏肉の衣焼きオニオンレモンソース
前にQPで見た料理。ソースは玉ネギのみじん切り、おろし生姜、レモン汁、砂糖、醤油を混ぜ合わせて作る。衣は溶き卵に牛乳と酒を入れ、同量の薄力粉と片栗粉を加えて溶き混ぜたもの。鶏むね肉はそぎ切りにして、塩胡椒で下味し、衣をつけて多めの油で揚げ炒めにする。QPは鶏肉に揚げオクラを添え、私はアスパラガスで代用。案外早く出来てさっぱりしてるので夏にオススメの揚げ物だ。
今朝は4時過ぎに目が覚めたので、そのまま起きて、ワールドカップ決勝を前半戦の途中からしっかり見てしまいました(^_^)/TVを点けた途端にワンバックの鋭いシュートが目に飛び込んで、その後もひやっとすることが一度あり、こりゃ勝つのはとても無理だけど、あんまり点差がつくようなことにはなってほしくないな~と思いながら前半戦を見終えるも、女子サッカーといえどさすがにワールドカップ決勝戦ともなれば下手な男子の試合よりもはるかに見応えがあることにまずはすっかり感心してしまった私であります。
とにかく前半戦はかなり押し込まれていたのが、後半戦はけっこう押し返していた雰囲気だったのに、一点先取されて、ああ、やっぱりここまでか、と見ているほうは早くも諦めムードになるも、なでしこジャパンはゼンゼン諦めないで同点に追いつき、延長戦に突入したのは完全に予想外である。延長戦の前半でワンバックのにやられた時点では、ああ、さすがにもうダメだけど、ここまでやっただけでも立派なもんよ、と、こちらは2度目の諦めモードに入り、そこから急に眠くなってきたにもかかわらず、今日はアグレッシブなディフェンスに徹しているかに見えた澤のパスが非常に巧く通り、結果は点につながらなかったけれど、なでしこジャパンはまだまだ諦めていない気持ちがしっかりと伝わって、がぜん目がパッチリ開いた。直後に、澤の超テクニカルなシュートが決まった時はまさに鳥肌モノで、これはもう神風が吹いたとしかいいようのない、一種異様な雰囲気にピッチが包まれてきたのがわかり、PK戦の直前には監督以下全員笑顔のなでしこジャパンに対してアメリカチームは顔がこわばっていて、PK最初のシュートを外した時点で日本の勝利が確信されたのだった。
いや~まるでスポーツ漫画みたいな結末って本当にあるんだ~というのが正直な感想で、見づらい時間帯のライブ中継を見て心底良かった!!!と私が思えたのは荒川静香の金メダル以来のことである。日本のスポーツ界としては戦後の復興を印象づけた「東洋の魔女」以来の快挙といえるのかもしれない。フィジカル面では決して恵まれているとはいえない彼女たちが、世界のスーパーレディーたちを相手に、山椒は小粒でぴりりと辛い的な活躍をする様は、まさしく旧来の日本人好みのストーリーでもあった。
それにしても彼女たちのメンタル面の強さは男子に見習ってほしいものである。今どきは仕事や恋愛でも男子より女子のほうが打たれ強いようで、それはいまだに根強いサベツ意識や偏見にさらされる分かえって強くなるのだといわれるけれど、まだまだ数が少ない女子サッカー選手はその最たる存在なのかもしれない。それゆえに、今回の快挙には、同じ女性として、心から、本当におめでとう!!!と申しあげたいのであった。
コメント(1)
よく時代劇で浪人が行きずりの女に対して「そこなぁ、おんな!、どけい」と言った乱暴なセリフを吐くシーンがありますが、そんな大昔の男が今の女性が活躍する様を目の当たりにすると、どんなになるのかしら?
女のほうが、男の子に比べて図太いですから、そういう気質がうまく作用して良い結果につながったんでしょうね。
投稿者 毎晩晩酌 : 2011年07月19日 18:11
2011年07月18日
麻婆冬瓜
QPで見た料理。豆腐を冬瓜に替えただけ。油をひかないで先に挽肉を炒め、豆板醤、生姜とニンニクのみじん切りを炒め合わせ、水、酒、醤油、粗塩、砂糖少々と豆チと冬瓜を加えて柔らかくなるまで煮込み、仕上げに花椒とネギのみじん切りを足し、水溶きカタクリでとろみをつけて胡麻油をたらす。味付けに豆チと花椒は欠かせない。
今日の大宮は朝からまさに沛然といった形容がふさわしい感じで雨が降り続け、文字通り梅雨明け以来の降れば土砂降り状態だったが、台風の目はまだ相当に離れていてコレだから、西日本の被害が心配される一方で、震災被災地の今後が警戒される。工程表のステップ1をクリアしたらしい福島原発はもう雨で汚染水があふれ出すというようなキケンは去ったものと信じたいのだけれど、なにしろ色んな時点で出された情報に裏切られ続けてきたから、やはり少なからず心配はしてしまう。
汚染水ならぬ汚染牛の問題も深刻化しているが、今回の件では、今まで自分が食肉牛の流通に関して全く無知無関心だったことを改めて思い知らされた感じだ。松坂牛とか前沢牛とか特定のブランド地域の牛には表示があっても、それ以外は確かに黒毛和牛と表示されるばかりで、こちらも別にそれほど気にしなかったのである。流通の範囲も想像以上に広いのがいささか驚きで、兵庫県といえば但馬牛というイメージが強いのだけれど、実際には福島からかなりの頭数が移動させられていたようだ。そういえば以前、口蹄疫の時も、宮崎生まれの牛が松坂に運ばれて松坂牛に育てられるのを知って驚いたもので、牛は地産地消型でなく、どうやら日本全国にまたがって流通しているらしいのだった。それゆえ放射能を気にする人はこの間牛肉を敬遠なさるだろうし、それによる2次被害も大変なものだろう。だんだん原発事故で迷惑を被らなかった人のほうが少なくなるのではなかろうか。
コメント(1)
牛肉は、月に一回位黒毛和牛を選んで食べていたのですが、今セシウムを気にしていたら国産牛も豚肉や鶏肉も魚も野菜も大きな違いが出るのか疑問なので、今までと似たような比率で私は選ぶと思います。ただ、進んで選ぶかと問われれば、選ばないし、こんなに毎日報道されるとまず、スーパーが扱わなくなるので、肉牛を飼っている方々が辛い毎日だろうと思います。
飼っている牛を飢えさせるか、何か食物をあげるかの二者選択なら、放射線を含んでいようがいまいが、飢えさせない選択しかとれないと思うのでどうか絶望しないでくださいと祈るばかりです。
投稿者 nao : 2011年07月20日 21:38
2011年07月20日
生姜入り餃子、茄子の揚げ出し、冷やし天ぷらうどん
総菜類は伊勢丹クインズでゲット。明日は午前中に家を出て京都に向かうので、料理はしませんでした。
今回の京都行は台風一過のムシムシ猛暑が予想されるなかで「家庭画報」の撮影があって、しかも着物姿というリクエスト!!! 「10月号でも9月発売ですから袷でなく単衣で結構です」といくら言われても、熱中症にならないか心配です(-_-;)
去年NHKドラマ「火の魚」を再放送で見て、この人もいい味になったなあと感じた原田芳雄が思いがけず早く逝かれ、遺作となった映画の舞台挨拶で見せたその痩せ衰えた姿には少なからずショックを受けた。この人の存在を印象づけられたのはやはり「ツィゴイネルワイゼン」で、その監督の鈴木清順がつい最近再婚した!!!というニュースに驚かされたばかりだから余計に何ともいえない気持ちになる。「ツィゴイネルワイゼン」は、東京タワーの下に設置された宇宙ステーションみたいなパオみたいなヘンテコリンな空間で封切られた時に見ていて、それがもう30年以上も前のことだと思うと、人生なんて本当にあっという間に終わっちゃうことがひしひしと感じられるのだった。遺作の映画「大鹿村騒動」は長野県の地芝居である大鹿歌舞伎をモチーフにした作品なので、機会を作って是非見たいものだ。「火の魚」も再放送があるらしく、ご覧になっていない方にはオススメしたい秀作である。
コメント(2)
素敵な役者さんでしたのに、まだ71歳で惜しいことです。ご冥福をお祈り致します。「大鹿村騒動記」ぜひ拝見したいと思っております。
大鹿村には大学生のとき2回地芝居を観に行ったことがあります。演目は『奥州安達原』の二段目(安倍宗任・貞任の件)他でした。役者はもちろん、竹本も地元の方による弾き語りでした。なぜか花道と言わず花橋と言うそうで、その花橋のところに、頂いたご祝儀がすべて倍付けで貼り出されます。例えば一升瓶を持って行くと「清酒 二升 ○○様」と貼り出されます。
ゴザを広げた客席で、地元の皆様は持参の重箱を広げ、燗酒はやかんでふるまわれます。盛んな飲食で、いったい舞台を見ているのかしらとも思われましたが、肝心なところではちゃんと舞台へかけ声をお掛けになります。しかも「○○(役)、△△(役)よりちょっと(演技が)落ちるぞ」などと評価を込めたヤジまで飛びます。
我々他所からの訪問客も、手作りの蜂の子の煮付などごちそうにあずかりつつ、地元のおじさまの"極めて巧みなことわらせないお酌の連続"で盛りつぶされた懐かしい想い出があります。
投稿者 秋失気 : 2011年07月22日 12:37
「大鹿村騒動記」、昨日観に行ってきました。
温かくてユーモアがあって、とてもいい映画でした。
是非、ご覧下さい。
投稿者 h・a : 2011年07月25日 19:10
2011年07月22日
京都行
この2日間、日本列島に寒気が居座り続けてくれたせいか、昨日の朝は肌寒さを覚えながら大宮をあとにして、お昼に京都駅に着いても、この時期としてはビックリするような涼しさである。おかげで着物の撮影も汗一つかかずに済んだから、家庭画報の山路さんは「きっと松井さんの念が天に届いたんでしょうねえ」と仰言ったが、私的には「やっぱり日ごろの精進がいいからですよ~」なのであった(笑)。撮影場所は何も私がリクエストしたわけでは全然ないのだけれど、まずは祇園「川上」のカウンターで、「川上」現店主の加藤氏とも大分以来久々にお会いした。そのあと編集部の方々とカメラマン氏が戸外での撮影場所を探しに行かれている間、こちらはブログに公開する加藤氏の動画を撮っていた次第。で、戸外での撮影場所が決まったというのでそこに足を運んでみたら、なんとこれまた偶然にもお茶の阪本先生のお家の前(@_@)なので先生にもご挨拶をせねばならず、世間はホント狭い!!のを毎度ながらに実感させられました。
撮影終了後は編集長の中澤さん、ライターの西村さん、山路さんともども縄手通りの「一道」というオープンしたばかりの鉄板焼き店で会食。この日は7月21日、土用の丑の日だったので、鉄板焼きで作ったう巻きの突出し付きだしに始まってウニ載せ胡麻豆腐、才巻海老のソテー、蒸し鮑のフリット、フォアグラとゴボウの壺焼きスープ等々おいしい前菜が続々と登場し、トドメに近江牛のステーキが出て、焼きめしで〆という超満腹なフルコースに舌鼓を打ちながら、皆さんと楽しく歓談して過ごしました。
今日は妹と大西叔母とランチしてから帰宅し、晩ご飯は京都の高島屋でゲットした「ひさご寿司」のちらし寿司&海苔巻き。
写真は3点とも「一道」の前菜。「川上」の料理は「家庭画報」の10月号をご覧下さい。ここには加藤氏と右腕の南氏の映像をUPします。
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京都も今日は涼しかったですよね。
今日は私も仕事で午後京都市立中央図書館におりました。
夕方ちょっと時間があったので鍵善で葛きりを食べて
実家に水ようかんを購入。
行きつけのお香店でガラスのお香立てなども購入し
帰宅しました。
京都に行くといつもおこずかいを使い切ってしまう私です。
帰りに鴨川で涼む人たちを眺め、やっぱり何時来ても
京都はいいなー、と実感です。
家庭画報10月号楽しみにしております。
投稿者 モイラ : 2011年07月22日 23:12
間違っていたらごめんなされてくだされませ。
動画の風景、もしかしたら、ホテルオークラでっか?
前に私、泊まった時にスプーンを借りたら、客室やのにナント銀製を貸してくれた太っ腹なええホテルでした。
そしてもっとびっくりしたのが、近所にある市役所から朝のみおつくしの鐘が・・・(朝寝坊を許してもらえない)。
料理人の白衣って今風な表現するとしたら、萌え~ですね、バックの業務のピカピカ冷蔵庫にマッチしますね。
世の男が、制服姿のナースやスッチーに簡単にデレデレになりますが、女子用のデレッは板場の白衣かも?なんてね。
投稿者 毎晩晩酌 : 2011年07月23日 20:34
オフ会でツーショットを撮っていただいた者です。その節はありがとうございました。
先週、祇園祭で京都に行っておりました。動画の風景はまさしくオークラの西南のお部屋からですね。もしかしたら私の泊まった部屋と同じかもーー、と思いながら拝見しておりました。
投稿者 ヒロコ : 2011年07月25日 22:42
2011年07月23日
揚げ天、南瓜のそぼろ煮
揚げ天(さつま揚げ)は京都のデパ地下で大西叔母に買ってもらった「いづ萬」製。さつま揚げのイメージを完全に覆すようなフワフワした食感はこの店ならではだ。
昨日は京都の三条柳馬場でランチをしたが、この通りに夥しい数の飲食店が並んでいるのを見て、私と妹は心底ビックリし、「いくら観光客が増えたというても、食べるとこがこんなに仰山あったら、いずこも経営は大変やろな~」と余計な心配までしてしまうのだった。
京都に限らず、とにかく飲食店の爆発的な増え方を尋常でないと感じるのは、私たち姉妹がまさに飲食店の子だからで、人間だれしも食べる量や回数は限られているはずなのに、昔の何十倍,いや何百倍かも?といった飲食店の氾濫は一体何が原因なんだろう???と、ふたりで頭を悩ませてしまうのである。で、これまた飲食店に限らず、歯医者だって、美容院だって、マッサージ店だって、ネイル屋さんだって、今や何でもが明らかにツーマッチ状態だよね、という話になり、結局のところ、生産ライン上で人間のなすべき仕事が激減したために社会全体がサービス業へのシフトを余儀なくされたんだろうねえ、といったゴク当たり前の
答えが導きだされた。「要するに今はコンピューターやロボットが何でもやってくれるさかい、ホンマのこと言うたら、ほとんどの人が何にも仕事せんでもええわけよ。そやさかい若い人は仕事が無うて大変なんよ」と若い男の子を持つ母親は大いに憂うのだった。確かにいくら日本人の人口が減少しても、世界的には加速度的に増えているのだから、グローバル化した今日に労働力は必然的に買いたたかれるはめになるだろう。従って、そうした労働力のグローバル化への反感からナショナリズムに傾斜する若い人が世界各国で増えるのもまたやむなしという側面があるとしたら、ノルウエーの惨事はまんざら他人事ではないと心すべきなのかもしれない。
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ノルウェーの右派のテロ、怖いですね。
なんかノルウェーとは、バイキングのお国柄、スウェーデンのような北欧福祉先進国というぐらいの知識しかなかった私にとっては、無知な部分がありました。今度の事件で新聞の解説によれば、ソマリアからの移民が多いのを知りびっくり。
日本もこれからはもっと移民を増やすべきだなんて、過度に推奨していったなら、テロが起きるかも。他人事じゃないですね。
天ぷらのお味って、お店によって様々、魚のすり身とつなぎのデンプンの割合が決め手ですね。
すり身多すぎはプリプリし過ぎてよろしくない、と言ってデンプン多すぎても物足りないですし。
いず萬のはそれらの限界点ぎりぎりの旨さで、結構好きです。生姜というより山葵ですね。
投稿者 毎晩晩酌 : 2011年07月24日 19:53
食べ物屋さんが激増しているのは、人口の多い所・たくさんの人が来る観光地だからでしょうか。
地方では、新幹線の駅を降りて昼ごはんを食べることが出来るのがホテルの2000円のランチだけ、ということもあります。
立ち食いそばもマクドナルドも駅からの徒歩圏に無くて、途方にくれます。夜になれば、飲み屋さんとか開くので、まだなんとか空腹が満たせるのですが。
寂れる所は、どんどん寂れるばかりです。
投稿者 せろり : 2011年07月24日 20:44
2011年07月24日
おこわ弁当、ゴーヤサラダ
乗馬の帰りに大宮エキュートでゲット。馬の乗り方に関してはどうやらバランス重視派と脚重視派があるようで、今日は昔よくお世話になった脚重視派のインストラクターの方から久々に指導を受けたところ、ちょっと勝手が違って駈歩の発進がどうも巧く行かず、いろいろ言われるうちにバランスが崩れて余計に駈歩が出づらくなった。そこで「ムチを使って」と言われたとたん、何年か前にも駈歩がなかなか出なくて、同じインストラクターのムチに追われて逃げようとした馬がラチに向かって突進し、怖くなった私が思わず手綱を放して落馬したことがふと想いだされ、とてもムチは使えず、緊張したまま乗っていたら、私の乗り方がよほどギクシャクしてたのだろう、専用馬の温厚なスーパー氏が珍しく耳を伏せて怒りだしたのでヒヤヒヤした。馬は乗り手から酷い目に遭うとそれがトラウマになるというけれど、乗り手にとっては落馬経験がそうなるのかもしれないなあと思いながらも、こっちは馬より少しは高度な頭脳を持つ動物のはずなので、トラウマもしっかり克服せねばなるまいと心に誓ったのでした。
ところで今日の正午からテレビが完全にデジタル化されるので、直前にわざとアナログチャンネルにしてどうなるのか見ていたら、いつまでたってもちゃんと映っている(@_@)夜に帰宅してもう一度アナログチャンネルを見ても相変わらずちゃんと映っているのは何故なんでしょう???
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こんばんは♪
私も確認してみました。松井さんのテレビはケーブルテレビの契約をされてませんか。これを知っていたら早々とアナログテレビを廃棄処分しないでいたのに。残念。以下ホームページのお知らせから転載。
***
JCNテレビにご加入のお客様は、2011年7月24日の地上アナログ放送終了以降もご自宅のすべてのアナログテレビで今までどおり地上波放送がご覧いただけます。現在のサービスご利用料金以外にデジアナ変換サービス分の追加料金は発生しません。
実施期間:2011年3月以降順次~2015年3月31日
(上記期間内に地上デジタル放送視聴環境への移行が必要です。)
***
投稿者 きゃら : 2011年07月24日 21:53
鞭の使い方は難しいですよね。
私なんぞ使っても先生から(蠅たたきじゃないんだから、使う時はびしッと)と言われる始末です。
見せ鞭だけでも動きに変化を見せる馬もいれば、叩かれても
(それがどうした!!)と言わんばかりにだらだらする馬もいたりして。
機械と違って毎回馬も人も体調が違うので、なかなか人馬一体にはなれませんが、たま~に上手く指示が伝わった時は馬上でほころんでしまいます。
車には(乗せてくれてありがとう)とは言いませんが、馬には必ず言ってしまいます。(*^_^*)
投稿者 小山 雅子 : 2011年07月24日 22:56
鬱陶しい、あと何日という表示はありましたか?正直にいうと家テレビでは出ていなくてあまり実感できないままどうなるのか興味深々だったのですが、家テレビは何も変わらず、車のナビテレビは、しっかり沈黙しています。
デジタル化をする必要が何故あったのか、よくはわかりません。多分、おためごかしの正論は、本当の理由ではないのでしょうね。
・・・・・。(うまく言葉が紡げませんがなんともいえず悔しく思います。)
投稿者 nao : 2011年07月28日 23:25
2011年07月26日
鮎のソテーバルサミコソース、鱧のパスタほうれん草ソース、イサキとアサリのアクアパッツアほか
25日は新橋演舞場で七月大歌舞伎夜の部を見た帰りにお茶の阪本先生、軽井沢の星野夫人とご一緒して、近所のイタリアン「ALLA MANO」で歌舞伎座(株)の大沼さんのご馳走になりましたm(_ _)m
海老蔵復帰の舞台とあって、阪本先生のお誘いを受けてご一緒に観劇し、私たちがちょうど「鏡獅子」を見ている最中に麻央さんとの第一子誕生!の朗報を終演後に知りました。
その「鏡獅子」の前ジテはとにかく丁寧に品良くつとめているが、ともすれば神妙につとめようとする意識が前に出すぎて、初演時の大らかさを損ねている点は否めない。ただ今回はなにせ復帰の初舞台なのだから、それも当然といえば当然で、ここからが再スタートとして次第にふくらみを取りもどしてくれるよう望みたいところである。序幕の「吉例寿曾我」では抜擢に応えて喜瀬川をつとめた梅丸の初々しさが印象に残った。「江戸の夕映」は年齢的に頗るバランスの悪い配役かと思われたが、團十郎の意外なほど若々しい演技によって、さほど違和感なく見ることができたのは可とすべきだろう。ここでも印象に残ったのは壱太郎の初々しい演技であり、ようやく声も風姿も安定してきて、これから本格的な若女形として活躍することが期待される。
コメント(2)
上方歌舞伎を応援する私としましては、壱太郎を応援したいです。(藤十郎はんと共演したお初役で初めて観ましたが、わりかし官能的なキャラの持ち主と感じました)上方組は女形の数が少ないので憂えてます。
少し前に夕刊のインタビュー記事で壱太郎ご本人さんが大学卒業したら、芸のために大阪に住みたい、とも言うてました。
やはり微妙な京大阪弁をマスターするには、一番手っ取り早いと思うので大歓迎。
近頃は便利な場所にセキュリティと高級感が備わっている億ションがだぶつき状態だから、御曹司にふさわしい住まいには不自由しないだろうなんて・・・。
いらちに気の早い事を、考えてしまいました。
投稿者 毎晩晩酌 : 2011年07月26日 19:20
壱太郎」さん、毎年永楽館で見せて頂いてますが、年々ランクアップされてますし、お話も楽しくお上手、口上もなかなか人を引き付ける要素をお持ちで、これは成駒屋さんの教養の深さだといつも感心してます。
ほんまに上方だけでなく、歌舞伎界全体、女形さん不足ですわ。特に上方の芝居は女形が主役ですから困ったもんです。
壱太郎さん、大阪の下町がお好きなようで、多分今も翫雀さんが大阪の時に住んで居られる、あそこらへんで、ちょくちょく買い物されてるようですよ。億ションは???かな
投稿者 お : 2011年07月27日 14:12
2011年07月26日
麻婆茄子
定番なのでレシピは不要だろう。茄子とシシトウは先に炒めてからあとで加えるほうがいい。
中国に行ったのはもう10年以上も前で、北京、西安、上海を一週間ほどで回るパック旅行をしたに過ぎなかったが、単独参加だったので却って現地のガイドさんたちと親しくなり、いろいろなお話できたのは何よりだった。最後の訪問先上海でお世話になったのは若い女性のガイドさんで、豫園を案内しながら「ここら辺は日本だとたぶん浅草の仲見世みたいな所ですねえ。実をいうと、私自身はまだ日本に行ったことがないのですが」と、実に流暢な日本語で言われたのがいまだに忘れられない。で、空港へ向かうバスの窓から長大な高架の工事が目についたので、「あれは何ですか?」と彼女に尋ねたら「上海と北京を結ぶ新幹線です。空港まではリニアーカーになります」と即答されてビックリした。「リニアカーは日本でもずいぶん前から実験だけはしてるんだけど、なかなか実用化できないんですよね」と私が言ったら、「中国では沿線の住民をどんどん立ち退きさせられるので、まっすぐの道路や線路がわりあい簡単に出来るんですよ」というふうに答えられたのもよく憶えている。
そんなわけで、リニアカーの実用化を日本に先駆けた中国が、世界に誇るべき新幹線で大事故を起こし、あまつさえその事故を隠蔽しようとするような動きがあった事実は国内でも進歩的な人びとから多大な顰蹙や反発を買っているに違いない。
非常に優秀で進歩的な知識人も多い反面、なにしろ国土と人口がハンパじゃじゃないから、国全体を見渡せば、いささか民度の低い対応をしてしまう人や組織があるのもやむなしで、それらはかつて「アジア的」と称された欠陥でもあろう。この件を日本人の多くは共産党の一統独裁による破綻と見ているだろうが、欧米諸国から見れば、原発事故隠しをした日本ともどもいまだ「アジア的」な病を脱し切れていないというふうに見られていても致し方ないのであった。
コメント(1)
中国新幹線の事故で追突された列車の最後尾に乗ってた幼女が奇跡的に救助された、との続編が報道されていますが、思わず「ホンマか~?追突された衝撃て、すさまじいのにっ。ほんまぁ~?」と鵜呑みにできないですね。
マーボ茄子おいしそう。ピーマンの替わりにししとうとは、さらに独特の爽やかな青臭さがマッチしてよさげですね。
イヤなに、高級中華店でチンジャオロースーを頼むとマイルドな赤黄ピーマンで作るので、全然物足りなくて美味しくないので。
投稿者 毎晩晩酌 : 2011年07月26日 23:09
2011年07月27日
プルコギ
前にQPで見た料理。酒、醤油、おろしニンニク、蜂蜜、りんごシュース、粉唐辛子、すり白胡麻、胡麻油を合わせたタレに牛肉を漬け込んで火を通し、玉ネギを加える。サニーレタスに載せ、キュウリと大葉を添えて食すとメチャメチャ美味しい。放射能を気にしない方にはオススメしたい。
伊勢丹クインズではやはりというべきか、牛肉の売り場面積が相当狭くなっていて、見るからに高級肉とおぼしき品が激安になっていたので、これぞお食べ得!!!とゲットした次第。放射能汚染されたワラを食べた牛は3000頭近くいるようだが、すでに食肉として出回っているのは24頭だけという話だから、遭遇するのは宝くじ的確立だし、万が一暫定規定値の倍の1000ベクレルが検出された肉を食べたとしても、100グラムでは2マイクロシーベルトくらいにしかならない計算だし、今まで40年近くも煙草を呑んだり、魚や肉の焦げ目を喜んで食べ、防腐剤や柔軟剤入りの食品等々を知らず識らず口にしたりと、カラダにリスキーなことをずっとしてきた私としては、今さら何を気にする必要があるんだろう?って感じなわけである。
とにかく今回の騒動では牛肉が地産地消型の食品では全くなかったということが頗る印象的で、京都では老舗「三嶋亭」で1200ベクレル程度のセシウムが検出された肉2キロを販売していたことが相当なショックを与えたようである。きちんと計算すれば、これだけだとそんなに恐ろしい数字でもないとはいえ、あらゆる摂取量を積算した結果は今のところほとんどの人が知りようがないわけだし、仮にその数字がわかったところで、それがカラダにどういう変化をもたらすのかはまだ全然わからないし、放射能はなにせ目に見えないのでゴーストを相手にしているのと一緒だから、異常に恐れる人がいるのは無理もないのだろう。
別に恐れてない人は、今こそ高級牛肉の食べ時ですぞ!!!
コメント(5)
おっしゃる通り!!煙草は吸いませんしお酒もあまり頂きませんが、戦後復興期に育った人間として、今までに体に良いものばかりを摂取できたわけではおまへん。まして大阪は琵琶湖にどれだけ嶺南方面の水が流れ込み、放射能汚染されているか、一度も調べた事は無い。すでにある程度の汚染された水を飲み、その水で育った野菜を食べているかもわからないのに、今さら放射能汚染された藁を食べた牛肉を少々(毎日たっぷり頂けるほど安価では無い)食べた所でべっちょおまへんわ。
関西でも5月ごろは福島の牛肉が出回ってましたのに今は全く見かけません。こんな事してたら日本産の牛肉は今後食べれなくなるような気がします。
投稿者 お : 2011年07月27日 22:50
はぁ、別に恐れてない人、ここに参上す。今度の恩恵をとっくに、享受してますぅ~。
おとつい、私、日配品を主に買う庶民のスーパーライフで、普段仕入れていない黒毛和牛が半額だったので、サーロと、いい具合に脂が差してる焼肉用のモモ肉ゲット。ウフフフ。
もう一軒の高級スーパーをはしごする手間がはぶけたわい、なんて。
けれど、ほとんどの人が買ってませんでしたよ。極端なお客さんなんか、牛肉コーナーの前で、
「今は牛は、いいわよね~」と言いながら素どうりしてました。
人によると、「ゲット、チャンス!」と喜ぶもんもいるかと思えば、「やっぱやめとく」となる人もあるんですな。
しかしここでひとつの疑問が。牛肉は元来お高いもの、しょっちゅう買うわけでなし、普段からドカドカ牛肉食べてる人が「やめとこ」となってないように思われます。
セシウムの騒ぎでわぁわぁ~しているようにしか見えないのですが。
若い主婦の間ではオージー産が人気があるんですて。
けど、外国産は飼料が危険とか、一時、嫌煙されていましたよね。わからないもんです。
投稿者 毎晩晩酌 : 2011年07月28日 15:27
わたしは年齢的に影響はないので、どんどん食べてもよさそうなものですが、東国系の人間(わたしは父が信州、母方は栃木?と福島です)ってもともとあんまり牛肉を食べないんですよね。お値段的なこともありますけど。
関西では牛・豚・鶏のお値段がそれほど違わない、なんてことがあるのでしょうか。
そうそう、むかし「のらくろ」の漫画で肉まんのことを豚まんと言っているのが印象に残っています。肉と言えば牛のことだからそういうふうに言うんでしょうけれども。
投稿者 ぱぐ : 2011年07月29日 17:28
関西ではトンカツよりもビフカツですし、豚肉が牛肉に比べてすごく安いという印象もなかったように思います。第一、近所のお肉屋さんで見かけたことがないような気がします。たぶん置いていても占める面積が非常に狭かったのでしょう。東京に来て開化丼というものがあることや、スキヤキを豚肉でするという人がいるのに心底ビックリしました。
投稿者 今朝子 : 2011年07月29日 20:55
お答えありがとうございます。
そうそう、ビフカツなんだそうですね。わたしはまだ食べたことないんですけど。
東国では肉じゃがは豚肉なんですけど、上方は当然牛なのですよね。
投稿者 ぱぐ : 2011年07月30日 22:25
2011年07月28日
挽肉とニラの甘辛炒め
QPで見た超カンタン料理。挽肉を炒めて酒、砂糖、醤油の味付けでそぼろにし、櫛形の玉ネギとニラをたっぷり入れて炒め合わせ、先に作っておいた炒り卵を加えるだけ。
未明に激しい雨の音で目を覚ましたが、中に吹き込んでこなかったので窓を開けっ放しにしておいたら、肌寒いくらいになって、午前中はわりあい仕事が捗った。日中雨が降り止むとだんだん蒸し暑くなり、夜になってまた静かに降り出している。梅雨が短すぎたので、アンコールしてるみたいな感じだ。
アンコールといえば、もうずいぶん前になるが、松竹が「日本沈没」の再映画化を企画して、CGにかなりの予算を計上しているという話まで聞いていたにもかかわらず、実際に配給をしたのは初映画化を果たしていた東宝だったから、まあそれが順当とはいえ、松竹が頓挫した理由は何だったんだろう?と妙に気になったもので、原作者小松左京氏の訃報を聞いて、そのことがふと想いだされた。原作が出版されたのは私が大学生の頃で、一世を風靡して、もちろん私も読んだが、奇想天外な話なのに、当時としては画期的な知識が盛りだくさんでそれに結構リアリティーが感じられたし、ラストで展開される一種の日本人論にはそれなりに感銘を受けた覚えもある。未曾有の大震災と原発事故が重なった今年に逝かれたことは、何やらめぐり合わせというようなものを思わずにはいられません。
2011年07月29日
茹で鶏とインゲンのサラダ
QPで見た料理。茹で鶏は水から10分以上茹でて火が通ったらそのまま置いて粗熱を取ってむしるといい。水には塩を加えること。インゲンは斜め切りして塩茹でして冷水で冷ましておく。これらと玉ネギの薄切りを合わせ、マヨネーズ、醤油、レモン汁、塩少々、胡椒を混ぜたソースで和える。
今日は朝から涼しかったので思いのほか仕事が捗り、〆切りに間に合わせてバッチリ3本入稿できたのでほっとひと息である。
大宮は今のところ涼しいだけで済んでいるが、豪雨被害の深刻な地域もあるようなのが心配される。震災被災地の福島もさることながら、信濃川の氾濫まで懸念されている新潟地方は水田の被害が大変なのではなかろうか。太平洋側の米どころが震災と原発事故でどの程度の影響を受けているのか、まだあまり伝わってこないのだけれど、宮城のワラを食べた牛の放射能汚染が問題にされるなかで、ワラの元である稲がどうなっているのか気にならないわけはなく、まさか米まで出荷停止というような、最悪の事態にならないことを祈るばかりだが、それにしても日本海側の米どころである新潟までやられた上に、今年がひょっとしてこのまま冷夏に終わるとしたら、本当に米不足が心配されてしまうのだった。小麦や大豆が高騰し、あらゆる点から今後は世界的に食糧問題がどんどん深刻化して、身近においてもさまざまな食品の値段が騰がるのではないかと想像される中で、やはりどう考えても原発事故による影響は腹立たしいばかりなのである。
コメント(2)
プルコギ、先日書いて頂いていた通りに作りました。超美味しかったです。宮崎県の牛肉がいつもの半額、すき焼き用の霜降りのロースをたっぷり頂けました。しかし喜んでる場合やおまへん。近畿地方でも、今年は6月中ごろまで涼しく、田植えを遅らせておられる農家もありました。幸い近畿は猛暑で今の所は順調に育ってるように見えますが、植え付けが遅れたのがどう影響するか?震災で東北のお米の作付が出来なかった所もあるでしょうし、秋の新米の季節が怖いような気がします。
投稿者 お : 2011年07月29日 22:33
今年の新米は大丈夫なのか少し心配になってます、私がいつも直販で買う農家が新潟なので。早速確かめなくちゃっ(新潟は横に長い地形なので、かかってない事を祈りつつ)。
それと食べるお米だけでなく飲む用の酒米も気になります。
投稿者 毎晩晩酌 : 2011年07月30日 21:24
2011年07月30日
総菜セット
今日の午後は新宿の紀伊国屋画廊で催されている桂米朝展を元米朝事務所の大島さんと一緒に見て、帰りに「車屋」で食事。大島さんは事務所を辞めても当然ながら知り合いだらけだし、私も会場に入るなり桂吉坊さんからご挨拶を受けました。高座の写真や肖像画、文化勲章等の受賞記念品といった展示物の中で、私は昔のポスターやチラシに桂我太呂や先代の今輔やアダチ龍光の名前を見て懐かしがっておりました。折しも新宿通りでは「エイサー祭」が開催されていたのでその写真をUPしておきます。今日は大雨の予報だったのに、私が新宿にいる時は写真をご覧の通りの晴天で、大宮でも全く降らずに済んでおりますが、TVの映像では新潟の水害が相当なものと見えて心配されます。
それにしても今年は大震災と原発事故の大きさにややともすれば霞みがちだけれど、各地で災害が多発しており、程度の差はあっても被災者が相当数出ているはずで、改めて、私たちは本当に大変な国に住んでいるものだという気がする。にもかかわらず、こんな国の通貨が世界で買われて高騰しているのはなぜなんだろう?と大島さんはとても不思議がっていて、デフォルトを警戒してドル売りが先行しているからだろうというような説明を私がざっとしていたら、「政府はこの際、円をどんどん刷って世界中から色んなもんを買い込んじゃえばいいんじゃないの」と言われ「円が増えたら増えた分、円が安くなっちゃうでしょう」と私が反論すると、「黙って刷ってりゃ、わかりゃしないわよ」と大島さんは仰言るのでした。
2011年07月31日
大阪稲荷寿司、小ナスのサラダ、ゴボウサラダ
乗馬の帰りに大宮エキュートでゲット。昨日の天気予報では埼玉に大雨警報が出ていたので、馬場はさぞかし泥の河状態だろうと思いきや、意外にも土が湿っている程度なのでホッとしたが、当然ながら埼玉県といっても広いのである。で、今日はその埼玉県知事選挙があったので、クラブに行く前に投票した。投票するのはこちらに転居して初めてで、さすがに県会議員選挙は候補者の名前すら知らなかったのでパスしたのだった。
知事選は最初から現職の上田氏で決まりだと思っていたら、意外とご本人は選挙運動に熱心なようで、私は大宮駅前でたまたま街頭演説を聞いてしまったし、別の日にご本人自ら配るカードも受け取ってしまったのである。それが実にいいポイントに立ち、カードをさりげなく手渡しながら、しっかりとアイコンタクトを取る人で、経歴や政策方針が書かれたそのカードには、小泉純一郎がこの人とだけは選挙で戦いたくないといったエピソードが書かれていて、なるほど、選挙巧者なのだろうと納得させられたものである。
私は世田谷からこちらに引っ越して来て、住環境がとてもいい上に、住民税がド~ンと下がったことに満足してるし、人前に出すのも東京都や千葉県の首長より相当マシな気がするし、TVのコメントを聞いてもまともな人物に思えたので、今のところ現職を替える必要はないという判断に至ったのだけれど、一方の共産党候補は反原発を掲げて選挙戦に臨んでいたから、ひょっとして、これが原発の是非が争点となる地方選挙というふうに紹介されると困っちゃうよなあと思ってしまった。
知事選に限らず選挙をワン・イシューで判断するのは何かと無理があるような気もするし、さりとてその是非の表明は今のところ選挙しかないわけだから、今後各地で色んな選挙があるたびに、投票人も候補者も悩ましい判断を迫られるのではなかろうか。