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2011年06月26日

京都行その1

仕事ヌキでかつ友人を同伴せず、家族と過ごすためだけに帰京するのは何十年ぶりかである。梅雨前線と台風接近とで天気予報は完全に雨マークだったにもかかわらず、私が相変わらず脅威の晴れ女パワーを発揮した結果、京都は久々の快晴に恵まれて、いや~もう暑いなんてもじゃない!!!週末でした(;-_-;)
金曜日はとにかく家族会議で、今後両親の面倒をどう見ていくか、お墓はどうするか、などといった話しにくいけれど、意識がまだしっかりしてるうちに話し合っておかなければならないことをハッキリ話し合っておきたいという母の提言に始まり、妹ともども親子が本音トークで互いの状況を説明し合ったものの、結局なるようにしかならないね~と言うような、いつもながら展開になってしまった。
「自己愛の強いオトコが年を取ると、菅直人にしろ、石原慎太郎にしろ、うちのパパにしろ、周りがホンマに迷惑するわ~」てな具合に娘二人はゴネリルとリーガン並に老いた父親には酷く冷たい一方で、要介護認定5の母親に対しては「もうこれが最後になるかもしれへんのやさかい」と強く説得して八瀬のホテルに一泊させたのだった。大学で理学療法士の資格を取ろうとしている甥っ子も同宿して、プロ的な介護テクを披露してくれたのは助かったが、そうした仕事を続けるのは体力的に相当大変なのを改めて感じた次第。母親を寝かせたあとは3人で近くの渓流へ蛍狩りに出かけたら、想像以上に夥しい数の蛍の飛乱し、儚い命の火を燃やしてとても美しく輝いていた。
土曜日は甥っ子が比叡山中腹にあるソーセージ屋でバイトをするため先発し、代わって母親の女学生時代の親友Kさんが合流。ケーブルカーとロープウエイを乗り継ぎながら4人で比叡山山頂に達し、そこで幸い車椅子が借りられたので母親と一緒にいろいろと見てまわれた。若い頃はとにかく高い場所が異常なくらい好きな人だったので、東京に新たな高層ビルが出来る度に見に来ていたくらいだったが、さすがに今度のスカイツリーは無理かもしれない。
ロープウエイとケーブルカーの中継地点に位置する店で、甥っ子が焼いたソーセージに舌鼓を打ちつつ4人がランチをしていたら、なんとそこに追い払ったはず父親が再び姿を現したのでビックリ!どうやら孫の顔を見たさに来たようで、バッタリ会ったのは全くの偶然らしく、それもまた何かのお引き合わせと申すべきなのかもしれません。かくしてゴネリル&リーガン姉妹は母親を無事に父のもとへ返したあと、この夜は自分たちの慰労をすべく大原の里に泊まって鱧スキをたっぷり頂戴しました。
写真上段は八瀬のホテル、中段は八瀬の渓流、下段は骨切りした鱧
映像は比叡山山頂から見た京都市と大津市と琵琶湖。


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コメント (1)


 美しい流れや、生唾の出そうな鱧、今が最盛期のむくむくとした若葉の映像を堪能しました。 蛍は今が最盛期でしたでしょうか?
 昔、稲の草取りの帰りに真っ暗な中、田んぼの畦道、川面に沢山の蛍を見たことを思い出しました。 
 沢山の蛍は夢のように美しいのに何で少し悲しい雰囲気を思い起こすのでしょう?あの蛍を見たいなと思いながら、この時期は帰郷する機会が少なくかなえられません。昔と違って治水のための護岸工事が進み帰っても、蛍が昔と同じに飛んでいるか確かめられないのですが、いつ帰ってもうるさいくらいの蛙の合唱は健在です。

投稿者 nao : 2011年06月26日 22:23

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