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2011年06月01日
グリーンカレー
神楽坂の日本出版クラブ会館でジャーナリストの森彰英氏と対談後に「読書人」の植田康夫氏、水曜社の福島さんと共に会食。
森氏は『武智鉄二という藝術』の著者であり、週刊新聞「読書人」から対談のオファーを受けたのは震災前で、直後の対談はさすがにキャンセル願って、今日やっと実現した次第。
本書に詳しいが、私は20代の頃に森氏と仕事でお会いしたことが2,3度あって、今日なんと30年ぶりにお会いできたのも不思議なご縁というか、武智師のお引き合わせなのかもしれない。
このブログで前にも紹介したが、武智師のまとまった評伝は今のところ本書しかないし、ジャーナリスティックな淡々とした切り口が却って武智師の底知れないスケールを感じさせる名著でもある。
なにしろ武智師に関しては、どこから斬り込んでも群盲象を撫でるふうにしかならず、たとえばまっとうな演劇研究者が、武智師の文楽や歌舞伎に関する業績のみを取りあげて評価の対象にしても、狭い世界のごくわずかな人にしか通じない上に、武智師という実在からは遠ざかった評伝になってしまう恐れがあるのだった。本番ポルノと元禄歌舞伎の復活とを同時進行でおやりなっていた現場に立ち合った最後の弟子としては、そういう人物を丸ごと捉えて俎上に載せて世間に広く紹介してほしかったので、以前、作家の富岡多恵子氏が武智師の評伝をお書きになりたいと仰言った時は、私なりにご協力をしたのだけれど、それが今もって実現しないうちに森氏の評伝が世に出たのである。私自身も物書きなので、評伝を書くようさまざまな方から勧められてはいたのだけれど、身近に居すぎたせいで、却って客観的に書くのは難しくなり、小説の中でオマージュ的に登場させることしかできないでいるのだった。
森氏は武智師の異常なといってもいい多面的活動を端でご覧になっていて、こいつは一体ナニモノだ???というふうなご興味を持たれ、相当な調査をなさってこの本を書かれた上で、やはり「どう考えても武智鉄二はわかりにくい。しかし、そのわかりにくさを多くの人たちが感じ続けていることが、ときには彼を気になる存在として意識して、身近に引き寄せようとする。すなわち武智鉄二が『終わらない』のではなく、『終わらせない』のである」と〆られたが、私にとってもまさにその通りである。武智師が亡くなられてから、「ボクはあなたのずっと前に武智さんの弟子でした」というようなことを、私に打ち明けられたお二人の方、永六輔さんのことも、安部譲二さんのことも、武智師ご本人からは一度も伺ったことがなかった!!!のである。今後もまだまだ隠れキリシタンのように、あちこちで武智師に影響を受けた方が見つかるのかもしれない。
ところで富岡多恵子氏は、一種の思想家としての武智師を評価されていたようだったが、その思想は一口でいうと民族主義であろう。ただし武智師の民族主義は、アングロサクソンの影響下に成立した近代国家としての日本を認めないという点において、いわゆる右翼の国家的民族主義とは一線を画するものであっただけに、非常にわかりづらい点があったのは否めないけれど、日本民族が本来どのようなものだったかを探究する態度はわりあい一貫していたように思う。
今の日本の状態を武智師ならどう見られるだろうか?日本民族は本来どのような政治形態を取るのに向いているのでしょうか?と訊いてみたい気がする。「そりゃあなた、卑弥呼ですよ」と即答されるかもしれない。
コメント(2)
音羽の近くに住む、松井様と同年代のおばさんです。毎日、ブログの更新をして下さり有難うございます。コメントはしない主義なのですが、本日は武智鉄二氏に関する記述だった為、思わずコメントしてしまいます。
このブログで知った森彰英氏の本、非常に興味深く読ませて頂きました。「そうだったのか」と思うことばかりです。武智鉄二氏の弟子である松井様とこのブログの松井様がいつも焦点を結ばないままブログを読んでいました。
今日、松井様にも評伝を書く勧めがある事を知りました。是非お書きになって下さいませ。待っています。
昨日の新聞で詩人の清水昶さんが70才で亡くなられたことを知り、自分達の年齢を改めて認識させられました。
武智鉄二様も松井様が評伝を書かれたなら、あの微妙な笑みを浮かべられるのではないでしょうか?
追記・このブログは武智系の記事にはコメントが少ないですね。あと、編集者の方が直接連絡されてきて不思議なブログですね。
投稿者 おばさん : 2011年06月02日 16:47
以前にも同じコメントを書きましたが、武智鉄二の著作が読めないのが今の現実です。新刊で何とか読んだのは富岡さんとの対談本「伝統芸術とは何なのか」一冊だけ。「芸十夜」は古本で読みましたが、たいへん興味深い貴重な話ばかりです。松井さんには評伝は別にしても、武智さんの著作が日の目を見るように、出版社に攻勢をかけていただければと思います。岩波は出さないでしょうか。講談社文芸文庫はちょっと違うかも。河出か幻冬舎、どこでもいいです。
投稿者 tatsuo : 2011年06月03日 12:56
2011年06月02日
春雨サラダ
昨日のQPで見た料理。春雨に混ぜ込む具は海老、千切りした人参、キュウリ、セロリ、モヤシ、香菜。人参は塩を振ってしばらく置き、しっかり水気を切っておく。モヤシも塩ゆでにしてしっかり水切りすること。海老は茹でてからそのままにしておくと表面が乾燥するので必ず粗熱を取ってから冷ますこと。ナンプラー、レモン汁、豆板醤、砂糖、ニンニクのすり下ろしを混ぜ合わせた調味料で和える。
いや~今日の政治家さんたちは一体なんだったんでしょう(@_@)
こんな時期に!!!あわや解散総選???といったムードが広がった昨夜から一転、ふたを開けたら圧倒的多数によって内閣不信任案は否決され、ひとまずホッとしたのは民主党の執行部ばかりなのかどうか。大多数の民主党議員が望んでいたからこその結末に違いない。
私はお昼ご飯を食べながらNHKニュースを見てたらちょうど民主党代議士会の中継が始まって、菅氏のスピーチをすべてオンタイムで聞いたのだけれど、なんだか相変わらず煮え切らない発言に終始して一定のメドがついたら若い人に引き継ぎたいようなことは言っても、まさかそれがきちんとした辞意表明とは思いもよらなかったのである。ところが菅氏に続いて挙手で発言した鳩ぽっぽ兄は、菅氏とは話し合いの末にやっと辞意を表明してくれたというような発言だったので、ええっ!!今のはそういう意味だったの???と驚きつつも、そこからなんだか党員全員が良かった良かったシャンシャンシャンのムードに変わっていくのがわかったから、ああ、これで不信任案否決は決まったようなもんだと思って、午後からの執筆に取りかかったのだった。
夜のニュースを見たら、松木謙公議員を除く反菅同盟が雪崩を打って否決にまわり、親分の小沢クンは本会議に欠席で雲隠れというていたらくだから、要するに、当たり前だか、誰もホンネでは自ら政権与党を離れるような真似をしたくなかったのだろう。松木謙公はまるで「仁義なき戦い」に出てくるアホで気の毒な鉄砲玉の役を熱演したような感じだし、鳩ぽっぽ兄は洞ヶ峠の筒井順慶そのもので、いずれもなんだか時代錯誤な人びとの茶番劇だったが、これはひょっとしたら、かつて自民党がやってたように、党内抗争に目を惹きつけて野党の存在感をどんどん希薄にしようとする民主党の戦略に、自民党がひっかかったのかもしれないと思えるくらい、完全にバカをみたのは自民党だろう。
それにしても菅氏はいつ辞めるとも明言してないわけだから、今後またそれでゴタゴタするようなことがないともいえず、オーナー面した鳩ぽっぽ兄が友愛ムードを振りまくたびに、根本的な問題が先送りされて物事がちっとも決まらないままどんどん時間だけが経ってどうにもならなくなるというパターンにはもうほとほとウンザリである。この人には、とにかく政治家を早く辞めて全財産を被災地に寄付するようなことくらいしてほしいし、小沢クンには早く塀の中に入って政界をこれ以上混乱させないように望みたいし、菅サンにはさっさとお遍路を再開してくださいと言いたいのであった。
コメント(3)
アホらしい政治ごっこを見せられたようで怒、怒よりも、「開いた口が塞がらん」今度の不信任案提出騒動は菅おろしよりも谷垣下ろしやったん違いますか?
下記の武智鉄次氏の本の事、是非松井様の執筆で読みたいと思います。我々歌舞伎や文楽好きには、その方面で残された足跡しか存じませんが、とても魅力的なお方だったと思いますので。
投稿者 お : 2011年06月02日 22:37
最後の数行に大笑いです!今朝子さま!笑いのセンスがいいですねー。ぜひ、笑える作品も書いてください。
投稿者 はっち : 2011年06月03日 16:45
私も、今朝子様の提案に賛成です。本当に、このブログをお三人に見てほしいです。 血税と時間の無駄遣いにムカムカしています。 今朝の朝日新聞に高村薫さんも、「もっと働け」と議員のみなさんに、怒っていらっしゃいがしたが、今朝子様もぜひ、公の場で、この提案していただきたいです!
投稿者 atsuko : 2011年06月03日 20:35
2011年06月03日
豚の酢炒め
一昨日整体の寺門先生に教わったヘルシーメニュー。テフロン加工のフライパンを熱して油をひかずに豚肉と生姜の千切りを入れ、火がある程度通ったら酢をドバッと入れて炒め煮にする。 肉が柔らかいし酢の味付けだけで十分おいしく食べられます。
手品ではないけれど、鳩が出てきたらもうおしまいかも…と昨日の代議士会のTV中継を見て心配された通り、政界はますます混乱の様相を呈し、前首相が現首相を「ペテン師」呼ばわりするこの国はもうスゴ過ぎて(@_@)、あのベルルスコーニが率いるイタリアにも勝っちゃった感じだ(涙)。
昨夜電話で京都の妹と話したら、「お姉ちゃん、政治家みんなグルやで。グルになって時間稼ぎをしてるとしか考えられへん」と言う。何のための時間稼ぎなのかと訊けば、「この国はきっと、もうホンマにお金が無いねんで。復興支援にまわすお金が全然足りひんし、そんな恥ずかしいことは世界に知られるわけにはいかんさかい、とにかくなんとか時間稼ぎをしてくださいて、役人に頼まれてるんやで」なぞと答えるくらいに荒唐無稽な茶番劇が相次ぐ状況の中で「私らは今のところまだそんなに困ってへんさかい政府をあてにせんかったらええだけの話やけど、被災地で困ったはる人らは一体どないしはったらええの」と非常に暗い声を聞かせておりました。嗚呼……。
コメント(3)
21時のNHKのニュースを見ていたら、菅さんは一定のめどがついたらまたお遍路を再開したいそうです。何と54番の札所は延命寺です。昨日から賛成に賛成だの、賛成に反対だの、賛成に賛成でやっぱり反対だの、天才バカボンのパパもびっくり、赤塚不二夫の上を行く議員の皆さんでした。こんなにスゴ過ぎる民主党にかつて貴重な1票を投じたわたしはなんなのでしょう。
投稿者 はな子 : 2011年06月03日 21:39
民主党にあきれますが、2大政党制に慣れていない我々はもっと、しっかりせねば。
郵政民営の時は自民がバカ勝ちしすぎたし、その後の民主も勝ちすぎた。
圧勝しすぎると、ええ気になってユルムし議員の質も落ちるのは当然であって、
これからは自民民主うまく拮抗するぐらいの選挙結果になるように1票を入れたらいいのじゃないかな。
松井姉妹さんは妹さんがセンセのこと呼ぶ時は、おを付けた呼び方なんですね、いやなにどうでもええことなんですが、ワタシ世の姉妹を見るときに、ねえちゃん派かおねえちゃん派なのか勝手に統計とってるので。
今夜それが、判明しまして少しうれしいデス、ありがとうございます。
投稿者 毎晩晩酌 : 2011年06月03日 22:51
復興支援にまわすお金が無ければ作ればいいと思います。色々と思い浮かびますが、とりあえず。ここまで、茶番を演じた国会議員は衆院・参院問わず、五十パーセントオフ。ボーナスも。ついでに、議員特権の様々なもの、住居など全てをおかねに替えて贖罪すべきではないかと思える。
多分、ここまで人の痛みを無視するなら、議員特権を廃止すれば、わずかでも痛みを感じることができますか?
反省しても肯定しても、自分たちの利権をのうのうと守って固執している人たちがどうすれば目を覚ますのか考え行動したいと思います。
投稿者 nao : 2011年06月03日 23:34
2011年06月05日
鰹の叩きとアボガドのサラダ、ポークピカタ、カラスミのパスタ
元PHP現H&Iの熊谷氏がご訪問になったので、近ごろ自分で作って美味しかった料理3品でおもてなし。
3年がかりで約2700ページにも及ぶ『世界全戦争史』を編集した熊谷氏からさまざまな戦争についての話を伺うにつけても、現在の日本の状況は昔だったら完全に攻め滅ぼされているパターンだし、そうされないだけ世界の民度が上がっていることを感謝するしかないよね~という話になりました。
2011年06月05日
ちらし寿司、焼き野菜のサラダ、島豆腐とひじきのサラダ
乗馬の帰りに大宮エキュートでゲット。
このところのお相手はスーパー君で、彼はとても紳士然とした♂馬だけれど、紳士のわりにちょっと大人げないな~と思うのは、鞍を胴体に縛りつける腹帯を締めると露骨にイラッとした顔を見せ、その顔に虫がたかってもイライラして首を振ってるうちにだんだんコーフンしてきて跳ねたりすることである。
ところでかつて「イラ菅」と呼ばれた人が、総理になったら逆に周囲をイライラさせる人になったのは皮肉な話だが、野党自民党はただ辞めろ!!の一点張りで、あなたさえ辞めたら民主党に協力するというようなことをいいながら、そこまで彼らが菅氏に頭に来てしまった理由の具体的例を少しも明らかにしないことは、結果、菅降ろしの説得力を希薄にしている。ただ遠目から見てもこういうことじゃダメだろうなあと思われたのは、彼が今回の対応でやたらに有識者会議を立ちあげた点で、今どき会議の多い組織ほど仕事ができないというのはビジネスの常識ではなかろうか。会議の多さと決断の鈍さは表裏一体で、彼が速やかに決断をくだせない理由について、昨日この件で話し合った熊谷氏は、「市民運動家のアイデンティティーとして、優先順位をつけられないということがあったんじゃないでししょうか」と穿った見方を述べられた。優先順位をつけるということは、即ち何かを誰かを決然と切り捨てることを意味し、市民運動家出身としては出来るだけそれを回避していたら、却ってより多くの人を犠牲にする結果になったということなのかもしれない。
ともあれ菅降ろしさえすれば与野党の話し合いがつき、その結果、被災地の復興や原発事故の処理が速やかに進行するならそれに越したことはないが、果たしてそんなに巧く行くと思ってる人はどれくらいあるんだろうか?? とにかく与野党共にあまりにも感情的なムードが支配的であり、私たちの見ている前で理性的な討論や建設的な話し合いのできる国会議員が皆無に近い!という現実を見せられた今、大連立を組んでオールジャパンでまとまってしっかりやります!!なんて言われても、まとまったら地球の外に捨てて宇宙のゴミにしてしまいたい!!!としか思えないのであった。
コメント(1)
腹帯を馬達は嫌がりますよね。
嚙みにくる馬もいますよ。
この季節、虫に対して神経質になっているので
思いがけずの足払いがあり蹴られたり、踏まれたり。
馬装時や手入れ時が一番気を使う時かもしれません。
動物逹は感情をストレートに出すので、駆け引きなしの
お付き合いができて気分は真に爽快です。
裏の裏を推し量る永田町の代議士先生逹のタフさや厚顔さに
はついていけませ~ん!!!
投稿者 小山 雅子 : 2011年06月05日 23:29
2011年06月06日
カレーライス
ときどき食べたくなって作る市販のルーを使ったお手軽なカレー。
原発の敷地外でプルトニウムが見つかったというニュースはその後あまり大きく取りあげられないけれど、
昨夜のNHK教育でプルトニウムの他にもストロンチウムなどさまざまな放射性物質が遠く離れたいわゆるホットスポットにも飛んでる可能性は否定しきれないと研究者が話したので、わざと報道を控えているのかも?と疑心暗鬼になってる人もいるのではなかろうか。
とにかく今日は政局がらみの報道が多くて、食事しながら見たこれもNHKの「クローズアップ現代」ではゲストの岡田民主党幹事長にインタビューする国谷キャスターの顔と声が完全にお怒りモードだったのも当然かと思われた。それにしても日本の政局と称する議員同士のケンカは所詮感情的な対立でしかないのかも?と思えるくらい、理念の衝突という側面が見えにくいのである。たとえば子供手当にこだわる小沢派は自分たちが一体どういう層にアピールできると考えているのだろうか?なんてことを思ってしまったのは
ペルーの大統領選で候補者ふたりが共に貧困層に支持基盤を置いているという報道がなかなか面白かったためで、現在の日本の政治は、政治家も投票する側もお互いに自らの立ち位置が鮮明に見えてこないのが一番の問題点なのかもしれなかった。たとえば自分は年収の少ないフリーターでも、親が東京に宅地を持っていたとしたら貧困層には分類されないだろうし、逆にそこそこの年収があっても高齢の親と学童ををダブルで抱えておれば富裕層の実感はないはずだ。つまりはかつて一億総中流といわれた日本の名残がまだ少しはあるために、階層的な対立が生まれず、結果、それを意識した理念も持ちにくいので浮動票
が多くなるといった構図ではなかろうか。あれもこれもというようなことは絶対できないはずなので、せめて「社会福祉や保障はきっちりするけど税金を多めに払ってね!政府」なのか、「税金は少なくするけどほったらかしにするから皆さん勝手によろしくね!政府」なのかという、わかりやすい選択肢にたどり着けるようなチームの組み替えを政治家がしてくれないと、有権者も意味のある投票行動が取れないのである。
それにしても、「みんなの党」とか「新党日本」とか「国民新党」とか、誰かれなしに取り込もうとするような雰囲気ネーミングは如何なものか。
いっそむちゃくちゃ細分化して「大企業中間管理職党」とか「非正規雇用者党」とか「中小零細企業経営者党」とか「フリーランス労働者党」とか「専業主婦幼稚園ママ党」とか「共働き保育園ママ党」とか「都市部在住党」とか「高所得高齢者党」とかそれぞれの立ち位置を鮮明にした党名を自ら名乗ってみたら、自分にとって理想的とはいわないまでも、支持してもいい政治的理念が少しは見えてくるかもしれません。
コメント(1)
自分たちの立ち位置を明確にした政党に賛成!(^^)!
みんなの党なんてネーミングは作られた時から「ふざけてる((+_+))としか思えませんでした。「立ち上がれ日本」なんて立ち枯れしかけている方達のクラブ活動のような気がしてました。今日のクローズアップ現代、国谷さん、お美しい方だけに余計険しく見えましたね。
投稿者 お : 2011年06月06日 22:31
2011年06月07日
カレーうどん、グリーンサラダ
カレーは昨日の残り。カレーは一日おいたほうが絶対オイシイ。
先週金曜日のブログに書いた妹の「政治家時間稼ぎ」説は案外あたってるかも……という感じで、週明けしたら鳴り物入りの大連立が早くも立ち消えになりそうな雰囲気だが、民主党がなりふり構わず大連立をしたがるのは、自民党と組んででもバラマキ小沢グループを一掃したいと考える人がいるってことなんだろうし、また自民党にもある程度の責任をおっかぶせておきたいのだろうけれど、我こそは次期総理候補なりと名乗り出る人の姿がちっとも見えてこないのはとてもフシギである。結局は日本の現状下で総理に就任するというようなビンボーくじは誰も引きたくないということなのだろうか。せっかくなら成りたい人に成ってもらいたいのだが、それってひょっとしたら菅さんだけ?てなことにならないように願いたいものである。
コメント(1)
政治家だったら良いタイミングで首相になりたいと思うのが当たり前だと思うので、
次の首相には、ベテランのおジジに成って頂く、もちろん優秀なブレーンを付けての話ですが、
たぶん何か政治家経歴にキズが付くようなことになるでしょうが、そこはそれ、年寄りの恐ろしさで大胆な事をやれたりして。
乱暴な意見ですが、先の短い人間の最後のご奉公のお手本になったらいいかななんて。
夕べのカレーはウスターソースをちょい入れてカレーうどんにする法則は関西だけの習慣なのだとか、
テレビのヒミツの県民ショーで見てビックリしたのを思い出しました。
あんなに美味しくなるのに、東京のお人は知りはらへんのね。
投稿者 毎晩晩酌 : 2011年06月08日 23:10
2011年06月09日
ハンバーグステーキ
渋谷・コクーン歌舞伎公演/四世鶴屋南北作・串田和美演出「盟三五大切」を観る前に東急レストラン街で食事。
早や17年目を迎えた今回のコクーン歌舞伎。作品としては再演ながら、初演がどんなだったか想いだせないくらい強く印象に残る舞台であり、賛否褒貶いろいろとあるだろうが、私自身はそれなりに面白く見せてもらった。
近ごろの演出ではシェイクスピアの「十二夜」でも串田ワールド全開という感じだったが、今回も同様で、台本や衣裳は歌舞伎からそう逸脱してはいないけれど、舞台美術は印象派絵画風のタッチだし、BGMはアダージョの弦楽合奏曲で、下座は三味線とチェロの合奏という、和洋折衷の舞台作りが、ただならぬ違和感を生み出しており、それが結果として、芝居全体を悪夢のように見せているという点で、ドイツ表現主義映画を想いださせる雰囲気だったのは、「十二夜」がフェリーニ映画を髣髴とさせたのに似て、やはり原作離れした串田ワールドだから、いわゆる江戸の生世話物を観に来た歌舞伎ファンは、ちょっと唖然だったりするかもしれない。
とにかく序幕で串田ワールドに入っていけるかどうかで賛否が分かれるだろうと思う。歌舞伎の下座音楽でならつい聞き流してしまうような軽いセリフのやりとりを、弦楽合奏曲のBGMで却ってよく聞こうとすることで、ヒロインの小万と三五郎の切っても切れない男女の結びつきがリアリティーを持って鮮明に浮かびあがるという点で、私はこの場を非常に面白く見た。ことに三五郎役の勘太郎が素晴らしくいい。この二人の関係の密度が最初から濃い分、源五兵衛という存在は完全な闖入者となり、芝居の前半はふたりの視点からそうした闖入者ホラーとして、後半は一転して源五兵衛の視点ですべては悪夢のように描かれる。したがって源五兵衛役の橋之助は、前半の五人斬りでは物足りない感じがしたけれど、後半の小万殺しになると風貌もよく活かされて狂気の度合いに相当な迫力があった。菊之助の小万も全体にリアルな演技に終始して、後半になるとこの女の切なさが滲み出てくる。主役三人とも期待相応の演技だったが、国生の若党役にはまだ無理があり、その点で脇筋の悲劇は影が薄くなった分、後半は源五兵衛の心象風景としての色合いがぐっと濃くなって、結果オーライの舞台であるのは皮肉というべきか。
2011年06月10日
小籠包と海老スープ麺のセット
新国立劇場で井上ひさし作・栗山民也演出「雨」を観る前に劇場のそばで食事。
木村光一演出で名古屋章が主演した初演は素晴らしかっただけに、今回の栗山演出と市川亀治郎主演はちょっと期待し過ぎたかもしれない、というのが率直な感想である。そもそもこの戯曲は一種のミステリー仕立てであり、ミステリー物の鉄則として先が読めるような展開は絶対NGなのだけれど、演出も演技も結末からの逆算が見えてしまうのが最大の欠陥だろう。亀治郎はとてもクレバーで達者な役者だが、歌舞伎役者の常として登場人物を「役柄」として把握するために、この作品の主人公を一貫したピカレスクとして描いてみせる。同じ井上作品でも「薮原検校」ならそういう描き方でいいかもしれないけれど、「雨」の主人公拾い屋の徳は根っからのピカレスクではなく、突然降って湧いたようなチャンスに身を委ねることでどんどんと自らのアイデンティーを喪ってゆくという本来受け身的な性格として表現されるべきの役であるために、一貫したピカレスクで演じられると、戯曲全体のダイナミズムが著しく喪われてしまうのだ。ダイナミズムといえば、装置も一見ダイナミックに見えながら、舞台全体に閉塞感が漂ってどうも気が変わらないのもつまらない原因だろうと思う。ラストにバックの大黒を振り落としにして美しい紅花畑を見せるとはいっても、江戸を離れた時点でもう少し明るい雰囲気の舞台作りが望ましいところだろう。
初演では名古屋章の扮する徳が江戸を離れて出羽国にたどり着いたところで「桜が南から北へ順番に咲くのを追いかけて……」と独白した時は、抒情的なセリフと相俟って、なんともいえない開放的な空間が広がった感じを強く受けたもので、徳の人生が極めて前向きに転がりだしたというイメージを舞台全体が与えてくれたものである。思いがけない好運続きの果てに恐ろしくブラックな結末が待っているというこの戯曲の面白さを表現するには、やはり前半と後半のメリハリをくっくりとつけたいものである。亀治郎は「薮原検校」のほうがニンに合うような気がする。
コメント(2)
亀治郎は松井センセの仰るとおり、クレバーさがあだとなる事が、しばしばありますね。
若き女性歌舞伎役者ファンには上手い役者さんだと映っていて人気があるみたいですが、私のような
オバちゃんからすれば、まだ若いのだから、もそっと、荒削りなトコがあってもいいのになと思います。
まぁ、いまどきの若手役者は亀治郎に限らず、つるんとすべっこいのが多いですが。
そんなにキレイに固まってたら、50、60才になったころはどんなになるのかしら?
投稿者 毎晩晩酌 : 2011年06月10日 20:30
初演の「雨」思い出して
懐かしい気持ちになり久々書かせていただきます
名古屋章さんはもちろんすばらしかったですが
確か江波杏子さんがこんなにいい女優さんだったのだー
と、感嘆したことを覚えています
新宿紀伊国屋劇場でした
もう20年以上も前ですね
投稿者 天 : 2011年06月10日 20:48
2011年06月10日
鶏のぴりから揚げ、ワカメサラダ
QPで見た料理を我流アレンジ。鶏もも肉は塩、胡椒、酒、おろし生姜を揉み込んでしばらく置いて卵と片栗粉をまぶして揚げる。揚げたら熱いうちにコチュジャン、味噌、醤油、砂糖、胡麻油、おろしニンニク、粉唐辛子、煎り白ゴマを合わせたタレに混ぜ込むこと。これに私は万能ネギの小口切りをトッピングして素揚げしたアスパラガスをプラス。ワカメは塩と胡麻油で味付けし、煎り白ゴマと万能ネギを混ぜ込んだ。
昨夜は新国立劇場で松岡和子さんと釧路外乗ツアー以来のご対面で、そのときの写真を頂戴し、今日はそれを見てすっかりなごんでしまったが、松岡さんはなんと来週また!!!向こうに行ってどさんこ外乗をなさるというので全くうらやましい限りである(¯~¯*)
久々にお会いした文春の山口さんもブログをしっかり読んでらっしゃったらしく「いいですね~北海道の乗馬!」と仰言るから、お嬢様とご一緒に是非一度いらっしゃい!とお勧めし、「どう、大丈夫?」と訊いたら、
「毎日お弁当を作ってますよ」とのことで、この間お子様をお持ちの方は食生活をなるべく自己管理下に置くよう努力なさっているのだろうと思う。
これも震災以来初めてお会いしたのは中村京蔵丈で、「歌舞伎座を取り壊しておいて良かったねえ」と言ったら、「ホントに、みんなそう言ってますよ」とのことで、もし稼働しておれば九段会館以上の大惨事になっていた恐れも十分ある。「それにしても、あなたはホントに機を見るに敏な人だねえ。感心するわ~」といわれて、何のことだろう???と思ったら、「ホントいいときに引っ越したわよ。地震が怖いからといって、引っ越したらすぐに地震が起きたんで、もうビックリしたわよ~」とのこと。確かに引っ越し先を決めるに当たって、埼玉という土地を選んだのは、東海大地震が警戒されるなかで、京都生まれの「内陸安全神話」みたいなものに依拠したのは間違いないし、その話は彼にもしたような気がするけれど、地震が来るのを予想して引っ越したというふうに受け取られたのは全くの誤解で、そんな予想が出来るくらいなら今頃もっと別の商売をしてるだろうと思う。ただ行動は意外に思索的でなく直感的で、それがけっこう正解だったりするほうだから、その手の妙な自信はあるのだった。また野口式整体では動物的勘が非常に強いといわれる九種体癖に分類されているので(野口晴哉先生ご自身が私の躰を触って断言された)、直下型地震なら直前に何らかの予兆を感じるのではないかと思い、感じるまではふだん通りに行動するものと決めている。
ところで動物が地震を予知できるのは地磁気の微妙な変化を感じ取るからだといわれており、人間も地磁気の変化を胸椎で感じるらしいとの説があって、胸騒ぎというのも存外無視は出来ないようだから、皆様この際さまざまな情報を収集するのもさることながら、自分の動物的な感覚を研ぎ澄ますようになさってみては如何でしょう。
2011年06月11日
豚と野菜のコチュジャン炒め煮
QPのレシピ本で見た料理。胡麻油で生姜とニンニクの薄切り、塩胡椒で下味した豚肉、銀杏切りした大根、パブリカを炒めてからコチュジャン、酒、醤油、水を加えてしばらく煮込み、仕上げにニラと煎り白胡麻を散らす。NHKスペシャルを見ながら食事。
震災からもう3ヶ月も経っているのに、瓦礫の処理はまだ2割?!しか達成できていないという報道なので、被災地の映像が先月、先々月とほとんど変わらないのは当然だろう。復興がこれほど遅々としている根本原因は一体何なのか、首相さえ替われば本当にもっとスピードアップできるのか?と訝りながら、この番組を見たのだが、国は今後再建する堤防の高さすらまだ決めかねていて、それゆえ町の復興計画が具体的に進めにくいのだという話にはいささか驚かざるを得なかった。
要するに国は夢のある復興案を献策する有識者会議から色んな意見を聴取するように見せかけながら、一方で、財布を預かる超締まり屋の財務省は財源案がしっかり整った上でないと使途金額を示さない方針のようだから、結果、復興の具体的な課題はどんどん先送りされているのだろう。何かこう、決定権のない中間管理職ばかりがぞろぞろいて、ただ会議して、稟議書まわしてるだけの、組織として旧態依然としたサイテーの会社を髣髴とさせるような状況に見えるのだった。
2011年06月12日
ちらし寿司、生春巻き
乗馬の帰りに大宮エキュートでゲット。
雨は降らないもののかなりの重馬場だったのに、専用馬のスーパー氏はしっかり駈けてくれたので、とても気を良くして帰宅したにもかかわらず、食事をしながらNHK7時のニュースを見たらめちゃめちゃ腹立たしい気分になった。原発に際しては緊急事態応急対応の拠点となる「オフサイトセンター」なるものが存在したにもかかわらず、今回の事故で全く機能しなかったのは、フツーの換気扇しか付いていなくて放射能対策が万全でない???からなんだそうで、総工費150億円!!!もかけて、こんなに使えない代物が全国14カ所も造られていたらしい(@_@)要はいわゆるハコモノ行政の一環とはいえ、これは余りにも酷すぎて、この国の役人たちに私たちは殺されにかかっているも同然だから、革命が起きないのは不思議なくらいである。
朝の報道番組では気仙沼の復興がフィーチャーされ、先日のオフ会に折角おいでいただいたyosiさんに詳しいお話をお伺いしそびれたこともあって、じっくり見入ってしまったが、まだガレキが残るところもある一方で、カツオ漁に間に合わせるべく港湾設備等が急ピッチで復旧されている様子を見て、復興にはやはり何か当面のはっきりした目標を置いたテンションが必要なのだろうと思われた。それにつけても原発によって
農地を奪われた被災者の無念を思うと胸が痛む。大洗町に住む友人は、町の大規模施設は国家の予算が決まらないために修理すらままならないという現状を訴え、恐らく東北の多くの被災地も同断にちがいなく、「何とか誰かあの国会の方たちを人道的に指導できないものですかね…」とメールで慎ましやかに抗議しているが、この間の国会議員は存在自体がホントに無駄どころか害悪のような気がするくらいである(憤憤憤)
なお先日のオフ会で皆様からお預かりした義援金に対するお礼状兼領収書が「あしなが育英会」から送られてきました。このHPの右上欄にあるボタンをクリックして戴ければスキャンした画像をご覧になることができるので当日の写真と併せてご確認ください。
コメント(2)
先日の10頭によるメリーゴーランドのような部班。
壮観でしたでしょうね。拝見したかったです!!!!!
以前からあしなが育英会に関心を持っていたのですが、
このたびの震災であし短かおばさんになることにしました。
国家の基幹をなすものは教育だと思うので、
困難な状況ではありましょうが、ぜひとも勉学に励んでほしいと願って!
最高学府を優秀な成績で出たにもかかわらず、
人の為に動く事のできぬ永田町のせんせ逹はなんとかならんもんですか。 要教育的指導!!!!!
投稿者 小山 雅子 : 2011年06月12日 23:12
寄付したお金を有効に使ってくれる団体がわからず、いままで募金箱にあまり協力的ではありませんでしたが、あしなが育英会はお金の使途がはっきりしていますから、寄付しても安心感があります。
頭の働きがいい若い時に学ぶ機会が少しでも多くあった方が後で役に立つと、脳が鈍くなった今、よく思います。ものぐさな私にはあしなが育英会の口座自動引き落とし寄付がむいているかなと思っています。
ところで、ご存じかもしれませんが、NHK教育チャレンジホビー(月)の今回のテーマは乗馬です。
投稿者 tucci : 2011年06月13日 21:20
2011年06月13日
イカとズッキーニのパスタ
QPで見た料理をアレンジ。ニンニクのみじん切りとアンチョビを入れたオリーブ油でズッキーニを炒め、スパゲティーとイカを入れ、大葉をトッピングしてて醤油少々と胡椒で調味。QPは大葉の代わりにブラックオリーブとパセリのみじん切りを加えた。旬の素材を使ったあっさり味のパスタ料理だ。
昨夜遅くに再放送されたNHKスペシャル「シリーズ原発事故」第1回の録画を見ながら食事。初放送をうっかり見損ない、「再放送があったら絶対に見よし!」と京都の妹にいわれて見た次第。
事故現場が驚くほどクリアに撮影されているし、爆発事故が起きた当時の官邸の映像などもしっかり残っていて、関係者それぞれのインタビューも一応取れてはいるのだけれど、結局のところ、最大のミスと指摘されたベントの遅れは本当に電源の喪失だけが理由なのかどうか?また、海水注入の決断と指示は一体どうなっていたのか?米軍が協力を申し入れて日本側が断ったといわれるがそれはいつの時点か?等々まだ気になる点や突っ込んでほしい話がいろいろとあった。以前、原発事故の責任は一体どうしたら取れたと判断できるのか?というようなご質問をこのブログにご投稿戴いたような気がするが、責任を問う方法としては、やはり法廷でしっかり裁判をするのがベストだろうと思う。まず事故現場のトップである吉田所長
を起訴することで、彼からさまざま証言を引きだすよりほかに無いのではないか。もちろん現段階では、吉田所長以下現場の奮闘でなんとか事態が持ち堪えているという状況だし、吉田所長という人材があったからなんとかこれくらいで済んでいるというのも事実かもしれないけれど、そうしたマスコミの感情的な報道に煽られることなく冷静に判断すれば、事実の解明はまず現場サイドから行われるべきだろうし、吉田所長が法廷でひとつひとつの事項に対して堂々と自己弁護に努めることで、結果として現場の業務を遅滞及び混乱させた東電経営陣や官邸の責任が初めて明確になるはずだ。とにかくこの問題については、妙な悪人や英雄を作りだしてしまう劣悪なマスコミ報道に踊らされることなく、長い目で冷静に追いかけてそれぞれの責任を追及すべきだろうと思う。
コメント(3)
せっかくのサパータイムなのに、それに相応しい楽しくなるような番組がないですね。
食べながら目が三角に険しくなるような、東電のお粗末な顛末ばかりで。
私は、東京では放映されていない読売テレビ日曜の昼1時半スタートのたかじんの委員会(大阪ではほとんどの人が見てます)を、見ながら昼パスタを楽しむのが恒例行事みたいになってるんですが、
もうもう、東電や外部の天下り団体のアホな暴露を見てて、楽しくワインで酔えない事ばかりです。
電力会社の連中に給料役員報酬やりすぎ。
もしも松井センセが妹さんから、委員会♪~の録画DVDの差し入れを見はったとしたなら、
怒、憤となるでしょうなぁと勝手に想像しちゃいました。
食事時にアドレナリンが出過ぎるのは体に毒やろけど、やめられまへん。
投稿者 毎晩晩酌 : 2011年06月13日 22:36
そうですね。原発の危険な状況がほぼ安全に管理できる状況になれば裁判で責任を誰がどう取るのか明らかにして欲しいです。ただ、生意気ですが、裁判になると、時間が長くかかりすぎることと、弁護士の手法?手腕?によって法廷ゲームのような内容になったら、責任がうやむやになりそうだし、全ての責任は取れたとはいえないように思います。
今回の内容をみて考えたのですが、政府も、行政も、東電も〔事故の対応と補償金支払いで厳しくても一番動く必要があるように思います〕そのほか全てで、まずは事故により避難している方の腰を落ち着けて生活できる、住居、家具、お金、仕事など全力で整える姿勢が必要でそれをすることが、三割くらいは責任を取れることになるのではないかと思います。もちろん、避難所や仮設などの一時しのぎでは、許せません。
また、被災された方たちも同様にそれが必要で、避難している人も、家は無事だけれども生活再建がめどが立たない人も、早急に考えられる限りよい方法や、資金の補助などを立ち上げ、不具合があればすぐに修正する行動がとれたら、少しは責任が取れたと考えてもいいのではないかと思います。
そして、避難地域でなくても、放射線により直ちに健康被害はないなどと、たわけた言葉を吐いていないで、どうすれば、被害を最小にできるか?という視点に立った言動をして欲しいです。
これらのことは実現するのは難しさを伴うとはいえ、これらのことを早急にやる必要があり、絶対に諦めず声をあげて要望を出し続けなくてはいけないと思います。
青臭い理想論かもしれませんが・・・・・。政府は役立たずと、泣き寝入りしては何も変わらないと思い書き込ませてもらいました。
投稿者 nao : 2011年06月14日 09:54
東京新聞「こちら特報部」によると
福島原発の事故を受け「エネルギー対策を白紙から見直す」とした
菅総理の退陣が決まり、
これから始まる「新成長戦略実現会議」
(経産省仕切り)は、「原発死守」!だそうです
超党派による「地下式原子力発電所政策推進議連」が発足した。
いいのか日本 菅おろしの狙いはそこですか!
どうしたらいいのだろう。菅総理支持を声高に言うか?
投稿者 天 : 2011年06月14日 11:18
2011年06月14日
銀ダラの西京焼き弁当、トマトサラダ
動物病院の帰りに大宮エキュートでゲット。
今日は原発や政治の問題をひとまずおいて久々にわが家の亀ファミリーの話題をお届けします
気候不順のせいか、千鳥♀が産気づいてから2週間以上たっても排卵ができず、この間絶食状態で、非常に切なそうな目でこちらを見ている。カメの診療をしてくれる病院は全国的にも少ないのだけれど、幸い同じ区内の隣駅にあったので夕方連れて行ったら、すぐにレントゲンを撮られ、排卵促進剤を注射されて
帰宅後ほどなくして無事に産卵、ほっとひと息である。もちろん保険はきかないが、機械と違って生き物は買い換えたほうが安あがりだなんて決して思えないものである。それだけに、原発被災地で家畜やペットを手放さざるを得なかった人たちの無念を思うと本当に胸が痛む。
卵は産まれたものの、今回は俊寛♂ときっちりドッキングできた姿を目撃していないので孵化するかどうか
はわかりません。孵化しそうになったらまたこのブログで映像を公開しますが、今回は産気づいた千鳥の映像(立ちあがる行為を何度も繰り返すようになったら産所の砂場に入れる)と子供より食い気より色気に
走る俊寛の映像をご覧下さい。
コメント(4)
カメちゃんの動画観ました。力強いもんですね。お野菜(もしかして小松菜?)にわき目も降らず。
1つ賢くなりました、というのも、人間サマだけにでなくカメにも排卵誘発剤なんですか、
うーん、某製薬会社に動物医薬の分野に進出する動きあり、とか言うのをちょい前に呼んだ事あります。その分野も人間の薬の研究の片手間に開発していてはダメな世界に突入しているのかもしれませんね。
上手く孵化しますよう、お祈りしております。
投稿者 毎晩晩酌 : 2011年06月14日 22:46
家にも俊の字のつく子どもがいて、亀の映像に癒されました。動物はこどもと似てて可愛い。しかしうちの子は気に入らないことがあると頑固でどうすればいいのかな?と迷い試行錯誤を繰り返しています。子どもに恵まれたことは、同時にもっと精神修養が必要で修行のような毎日になっています。(思い通りに動いたためしが無い)。
それでも、いないと明かりが消えたように寂しくなるので、憎まれ口をたたかない動物を失うと余計に寂しいのではないかと思います。
投稿者 nao : 2011年06月15日 00:00
はじめてコメントさせて頂きます。
コメントせずにはおれず---といいますのも、我が家のカメも本日(排卵促進剤を注射され)卵を産んだのです。
カメ飼いの聖地こと御茶ノ水のレプタイルクリニックで診ていただいたのですが、
先生、カレンダーを指差し「明日満月だから」と。
やはりカメも月の影響を受けているんですね。
ちなみにウチのは無精卵です----ゼウスが忍び込んでいなければ。
投稿者 イチカメ : 2011年06月15日 00:54
イチカメさまへ
それはなんとも奇偶ですねえ。うちのカメは促進剤が効きすぎたせいか、排卵後もまだ同じような行動を取っています。
投稿者 今朝子 : 2011年06月15日 23:13
2011年06月15日
スンドウブ定食
お茶の稽古の帰りに池袋ルミネ内の韓国料理店「けなりぃ」で食事。ここのスンドウブ定食は美味しくてリーズナブルです。
お茶といえば神奈川県下で暫定規制値を超えた放射能性セシウムが検出された問題などもあって、「私も気になってて、柳桜園さんにいっぺん(産地を)訊いてみよかと思たりしてたんやけどなあ」と,仰言る阪本先生に、「それよりもこないだ(京都で)豚肉を買うたら岩手産て書いたァったさかい、大丈夫やろかと思て冷凍してしもたんやけど、今朝子ちゃん、大丈夫やろか?」と訊かれてしまった。京都に岩手産の豚が出回るとは驚きだが、きっと被災地の復興支援という意味もあって仕入れたのだろう。ところが関西の人にとって東北の位置関係や距離感がイマイチ把握しずらいのは、関東の人が鳥取と島根と岡山と広島の位置関係にイマイチ疎いのと同断で、そこから「大丈夫やろか?」という疑問が湧くらしいのであった。
で、私としては、岩手の最南端でも福島第一原発からは相当の距離があるし、また現時点ですでに食肉になっている豚が食べた飼料は時期的にまず問題なかろうというような七面倒くさい説明はせずに済まして、「センセ、そんなん言うてたら何にも食べられませんで~そういうことが風評被害になるんですわ~」とだけお答えしたのであった。
とにかく東日本の人が全員西日本に移動できるわけでもないし、また今まで西日本の人だけで食べていた食糧を東日本の人がゼンブ横取りするわけにもいかないのだから、幼児を抱えている人や妊婦さんや近いうちに妊娠する予定の人でなければ、ここは冷静に色んな物事を理屈だって考えてほしいものである。
とにかく福島第一原発の放射能漏れに関しては、今後もまだまだ全然予断を許さない状況にあることは確かだけれど、現時点では3月に起きた爆発事故の影響が一番大きいのだろうし、今や各自治体がそれぞれかなり入念な検査をしているようだから、今後もしっかりそうした数値を確認しながら安全なものは安全
として対処しないと、闇雲に怖がっていたら、かえって精神衛生によくないだろうと思う。あの石原の小セガレめはイタリアの国民投票による反原発派勝利を「集団ヒステリー状態」と発言したが、今後しばらく時が経てば日本でも反原発を声高に唱えることに対して「集団ヒステリー」と決めつける反動的な輩が現れるに違いないし、そういわれたら確かにヒステリーかも……てな風に見えたら反原発派としてもマズイだろうから、ここはなるべく落ち着いた言動を取りたいものであります。
コメント(2)
この場を拝借して、恐縮に存じますが、子供の頃からの親友が此の度、震災に際して、日本に手をさしのべてくれた世界中の人々への感謝の気持ちを歌にしました、お差し支えなければ、どうぞ、ご覧くださいませ、松井先生、お姉様にも・・・早速海外の友人、知人たちに見せましたところ、皆、喜んでくれています。
(ビデオの中で、本人、秦万里子は、ピアノを弾いており、また、コーラスに参加しています。)
http://youtube.com/HataMariko0328/
投稿者 ともこ : 2011年06月16日 14:31
さっそく拝聴しました。覚えやすくて素敵なメロディですね。
投稿者 今朝子 : 2011年06月16日 22:00
2011年06月16日
炒り豆腐、イカゲソの生姜醤油炒め煮
炒り豆腐はQPで見た通りに作ってみた。人参の千切り、干し椎茸、インゲン、長ネギの斜め薄切りの順に炒めて、しっかり水切りした豆腐を崩しながら加え、出汁を入れて砂糖、塩、醤油で味付けする。京都に岩手県の豚が出回っているという昨日の話がアタマにあったせいか、今日は近所の伊勢丹クインズで鮮魚コーナーを見てまわったら、ヒラメやタイはもちろんのこと、イワシやアジまで西海産でビックリ。私の買ったイカは山口産でした。たまたま季節によるものなのか、東日本の海産物を敬遠してるのか、いずれにしろ近年の物流のダイナミックさには驚かされます。
驚かされるといえば、往年の初代貴ノ花を髣髴とさせる脅威の粘り腰を見せる菅総理は今や「ターミネーター菅」とでも呼びたいようである。神経性の胃腸病?で辞めたり、あなたとは違うんです!!!と怒って辞めたりするお坊ちゃん政治家を擁していた某政党には想像を絶する人物だったようで、この危機的状況下にあって内閣不信任案を提出しただけでも、バカじゃないの!!!と怒ってる人も多いのに、これでまた会期の延長や審議の拒否をしたりすれば、ますます自ら追い込まれる形になって、結果ターミネーター菅に寄り切られちゃったりするんではなかろうか?と他人事ながら心配してあげる。
一方ターミネーター菅はますます意気軒昂というべきか、「再生可能エネルギー促進法」の制定を求める集会では、孫正義らの前で久々に市民運動家の地金をあらわしたアピールをして見せて、やっぱりこの人の本領はコレだったのね、と思わしめたのであった。それにしても、こんなに大変な時に、こんなに異常な政治状況になるとは誰が予想しただろう。ただこれでひとつ良かったと思えるのは、永田町の予定調和に事がすんなりと運ばなかったところである。ひょっとしたらターミネーター菅は、イタチの最後っ屁よろしく、永田町の常識を徹底的に破壊し尽くすことが、自分に残された最後の使命だと思っているのではなかろうか。このクレイジーは本当に解散をしかねないぞ、と周囲に思わしめたらターミネーター菅の勝ちかもしれない。
コメント(3)
「ターミネーター菅」、いいネーミングですね。将棋で「駒は取られかかっている状態が一番働いている」と言いますが、それを思い起こします。
投稿者 y_araki : 2011年06月17日 05:08
伊勢丹クインズが、良心的で、消費者サイドに立ちよく勉強しておられるのだと思います。
京都府庁の生協食堂で、農家支援福島野菜フェアが始まり、大ブーイングが起っています。中央市場では、大量の危険地域野菜がダンピングされ出回っており、「京野菜の危機?」とか言われています。その京野菜は、関東圏の富裕層に人気なのだそうです。
阪神間の生協でも、「被災地フェア」が始まっていますし、生協の宅配を止める方が何人も出てきました。わたしは、まだ止めていませんが、産地は意識しています。原乳は全国に出回り、豆乳に外国産のバターやチーズを入れて作るグラタンなどの「代用食?レシピ」も、多く紹介されています。
京都を出てから30年近くたちますが、転居12回行く先々で捜し求めた「筍にまとわりつくねっとりワカメ」が三陸産で、いつも食べている鳴門ワカメとは違うのだと、3月29日の毎晩晩酌さまのコメントで知りました。戻し方炊き方の問題かと、無駄な努力の日々でありました。。。。。。。
投稿者 waysea : 2011年06月17日 13:49
これまでずっと大阪、たぶんこれからも多少の変動がアリにしても関西なわたしです。
ですので魚は鯵などは九州、鯛穴子は明石か泉州産、後は北陸の冷たい海で売られているのを大体買います。
今年困ったのは空豆。例年ですと3月に九州産を皮切りに5月に入ると福島産で打ち止めという法則なんです。
それが今年は4月半ばで早終いなことに。福島産がダメなせい。ビールのお供を探すのに苦労しました。
流通というもんは日本全国の産地があってこそ、上手~く廻っているんですね。
投稿者 毎晩晩酌 : 2011年06月17日 20:49
2011年06月17日
豚のキムチ炒め
ご存じ超お手軽メニューだが、炒り卵とレタスをプラスしてマイルドな味わいにするのがQPのオススメだ。豚をカリッと炒めてからキムチを加えるのがポイント。酒と醤油少々で調味し、仕上げに胡麻油を垂らす。
福島原発の汚染水処理は試運転がやっと再開されたという段階で、まだまだ心もとない限りだが、事はなんとか前に進んでいると信じたいものである。原発周辺のいわゆるホットスポットもやっと特定避難勧奨地点と認定されて移転に補助が出るようになったけれど、こうした移転促進をなぜもっと早くに出来なかったのかといえば、やはり財務省が金を出し渋っているからに違いないと思われるのだった。それにしても、民主党は子ども手当を全員同額支給することに強いこだわりを見せ、それは子どもを社会全体で育てるという理念に基づくとしているのなら、なぜ原発周辺地域の子どもたちを強制疎開させるような案を出さないのかが不思議である。一方で、どの程度の放射線量なら問題ありなのかも本当のところ全くわからないのは
核実験によって1960年代には現在の千倍以上のストロンチウムが、70年代に入っても現在の20倍以上のセシウムが何年にもわたって降下したデータが公開されているにもかかわらず(それってもう、私たちには取り返しがつかないじゃん!!という話で、だからオーバーフォーティーは別に大丈夫なわけね、と妙に納得もしつつ)、原発周辺地域外であまりにも深刻な問題にされてるのって何故なんだろう?と思うからである。どなたかが投稿でお書きになっていたように、ガンの罹患率が高まったのは、果たして核実験の影響が大きいのかもしれないし、また年齢による吸収力の差もあるので、とにかく今後も子どもたちに注意する必要はあるけれど、いい歳した大人ならもう取り返しはつかないんだから諦めてください!と私が厚労相ならハッキリ言っちゃいそうである。少なくとも私自身に関しては、祖母や叔父がガンで亡くなって、その遺伝子を受け継いでいるにもかかわらず、今は止めてるけど30年以上もタバコを吸っておきながら、今さら放射能でガンになるのが怖いなんて、そんなたわけたことを言う資格は全くないと心得ております。
コメント(3)
今日は蒸しますね、だから献立もパンチの効いたのになりますね。
発ガン性はタバコのほうが放射能よりはるかに高いでしょうね。
すべての病気の原因に必ず加えてあります。私が「エエ、これもタバコが関係してるのか」とビックリしたのが、高齢に伴う難聴の原因の1つと知った時。
直接息をする気管や肺はわかりますが、耳の奥の奥にまでとは。
しかし喫煙歴60年以上でも耳がいいガンに罹らない剛の者もいてはりますし。何なんでしょうか。
病気ばかり気にしていても、たまたま歩道歩っている時にクルマにはねられて死ぬこともありますしね。
あまり神経質になりすぎてもダメだということなんでしょうか。
投稿者 毎晩晩酌 : 2011年06月18日 18:59
放射線と原発事故について、学習院大学田崎教授の大変わかりやすく、かつ公平な視点で解説された記事(http://www.gakushuin.ac.jp/~881791/housha/)を見つけました。是非ご一読ください。
投稿者 ヒネッケン : 2011年06月18日 22:21
ヒネッケンさま、↑のサイトをお教えいただき、有難うございました!本当に分かり易く、公平な解説でした。(でも内容は深刻(T_T)
「やばいの?」という問いに、「やばいです」とはっきり言っておられる田崎せんせいステキです。(でも内容は深刻(T_T)
投稿者 waysea : 2011年06月19日 12:07
2011年06月18日
ホタテ貝柱とアスパラガスの炒め物、胡麻豆腐
昔からよくする簡単な炒め料理。生姜の千切りとアスパラガスを先に炒めて、ホタテ貝柱を加えてさっと炒め合わせ、鶏ガラスープと塩、胡椒で味付けして水溶き片栗粉でまとめるだけ。胡麻豆腐は市販品。
昨日やっと稼働したかと思ったら、なんと5時間で規定値に達して今日はもうストップしちゃった福島原発の汚染処理装置の問題は予断を許さないなんて生やさしいもんじゃなさそうである(-_-;) これでまた高濃度汚染水が溢れだしたら、東日本の漁業がさすがに壊滅的な打撃を被る恐れがあるし、もう世界にだって顔向けできないから本当になんとかしてほしいものである。それにしても、毎度これを発表なさる東電の方のあまりにも平然とした口調にはほとんど感心してしまいます(@_@)
ところで今週は移転後初めての住民税を銀行で払ったが、都民税じゃなくてホント良かった~と思うのは、またしてもあの方がオリンピック招致をなさるそうだからである。開催時期がいくら9年後とはいえ、開催地が決定される時点では放射能問題がどれほど解決されているかどうかもわからず、一方で直下型地震の危険性が声高に叫ばれているというのに、果たして招致運動が実りをもたらしてくれる可能性はあるのかどうかも甚だ疑問な中で、前回と同様に今回もまたそれに相当のお金が注ぎ込まれるのだろうか?そんなお金があるのなら震災対策費にちょっとでも多く注ぎ込んじゃってほしい!とお思いの都民や、誰があんなやつに投票したんだ!!と今さらにお怒りがぶり返した都民も当然ながらいらっしゃることでしょう。
コメント(3)
かの御仁は、地獄に落ちたあとまでも権力にしがみつきたいのでしょうね。
事業所としては相当の納税をしていますが、法人にも、私個人にも選挙権はありません。
かやつを選んだ皆さんに、恨みのひとつも言いたくなります。
投稿者 マーサン : 2011年06月18日 21:11
かの御仁は、地獄に落ちたあとまでも権力にしがみつきたいのでしょうね。
事業所としては相当の納税をしていますが、法人にも、私個人にも選挙権はありません。
かやつを選んだ皆さんに、恨みのひとつも言いたくなります。
投稿者 マーサン : 2011年06月18日 21:12
土建屋に仕事をまわせるから、オリンピックにこだわるんでしょうか?
築地を移転させてまでやらなアカンのかな?
築地は銀座に近いからメリットあるのに。買出しに行く料理人や市場で働く人達が一番迷惑を被るでしょうに。
あの都知事行きつけの銀座のお店の大将はどうゆう風に知事に接しているのか、想像したら面白そう。
投稿者 毎晩晩酌 : 2011年06月19日 17:54
2011年06月19日
ちらし寿司、小ナスのマリネ
乗馬の帰りに大宮エキュートでゲット。
風が爽やかで思ったより快適な日和とはいえ、やはり超ドロドロの重馬場だったので、馬が滑ったりつまずいたりしないよう、ふだんよりもバランスを考えて乗る必要があったが、専用馬のスーパー氏は意外なくらいやる気を出して快走してくれた。結構なついてくれたように感じるのは、馬装の時にとても素直だし、停止してる時はじっと動かずにいて、下馬すると鼻面を私の耳元にすり寄せてフガフガ鳴らすようになったからである。以前の専用馬チア君はとにかく食いしん坊だったので、人参のワイロで落としたのだけれど、今度のスーパー氏は食べ方を見てもそうガツガツしてるほうではない。ただえらく痒がりで、騎乗中も顔が痒くなるとメチャメチャ首を振り出すので、攻略に有効なのは人参ではなく手入れだと見て、念入りにブラッシングをして騎乗前に必ず顔を搔いてやることにしたのだった。
馬によってはブラッシングをひどく嫌がるのもいるし、どんな馬にも通じる手なずけ方というのは案外少ないのかもしれない。ただし、どんな馬にも必ず手なずけるツボみたいなものがあるのではないか。で、これは動物一般に言えることだろうし、むろん人間も動物なので、他の動物と同様に、手なずけられやすいタイプと難いタイプとがあるはずで、自分はどっちなのか、また手なずけられるツボは何なのかを考えると面白いかもしれない。
ところで人には手なずけられるよりも、手なずけるほうが好きだというタイプが当然あって、つまり他人から可愛がられたいタイプがあれば、可愛がりたいタイプもあるわけで、女性だとそれはドールズロールとマザーズロールと名づけられるが、男性にも可愛がられたいタイプと、可愛がりたいタイプの人があって、ターミネーター菅は恐らく可愛がられたいタイプの典型なのだろう。なにしろもともと年上の女性から可愛がられた人のようだし、場当たり的なパフォーマンスが目立つのもまた褒められたい一心であり、つまりは可愛がられたいという衝動が根本にあるせいだろうと思う。こういうタイプの男性はとかく周囲にカチンと来られたりしがちだし、もとより人の上に立つことなぞは全く向いてないのである。
総理大臣に限らず、およそ政治家たるものは官僚を手なずけてナンボの世界であるにもかかわらず、そもそも人を手なずけるのが好きだというタイプの政治家が近年の日本にはあまりにも少なくなっているのではないか。民主党は官僚を手なずけるのが下手なのは確かだけれど、ならば自民党の2世3世政治家はどうだったかといえば、官僚を手なずけるというよりも、むしろ手なずけられていたようで、少なくとも官僚にとっては今の政権より扱いやすい存在だっただろうから、今さら自民党にもう一度政権を戻すというような選択肢はナシである。
これからのこの国のトップにはどんな人材がふさわいしいかと考えた時、可愛がられた苦労知らずのボンボンでは所詮お話にならないし、無事に務めて順番待ちで大きな組織のトップになったというようなタイプも危機には全く役立たずであるのは東電で実証済みだし、やはり一から事業を興した経営者タイプが最も待ち望まれるタイプなのだろうか。いっそ孫さんに首相になってもらったらどうなんだろうと思ってる人も沢山いらっしゃるのではなかろうか。
コメント(1)
先日、仙台のクレインに見学に行ってまいりました。
厩舎のオガが全取り換えしていて、いかにも気持良さげに
寝転んでていました。
馬場の砂も篩にかけたようにさらさらとしかも深さがあり
羨ましくなりました。
走行中の顔の痒さはたまらないでしょうね。
私が馬だったら停止して埒でこするでしょうね。
直後にインストに怒られるのがわかっていてもやっちゃうでしょう。
愛馬にぐふふふふと鼻を鳴らされるともーたまらんです!!!
チア君もスーパー君も人参や手入れで落ちたのではなく、
今朝子様の乗馬技術に落ちたのだ(てなずけた?)と
思います。
投稿者 小山 雅子 : 2011年06月20日 00:28
2011年06月20日
チヂミ、レタスとトマトのサラダ
QPではジャガイモを擂ってベースを作ったが私のは市販のキットを使った超手抜きメニュー。具は豚肉とニラとキムチ。サラダのドレッシングはオリーブ油とレモン汁、塩、胡椒を合わせた自家製。
年を取るってこんな気持ちになることなんだろうか…と最近つくづく思うのは、世の中をリードしてるっぽい人たちのレベルが、どんな業界であれ物凄く落ちたように見えることである。政界がその最たるものであるのは書くまでもないだろうが、この混迷した政局の責任が一番大きく問われるべきは、ターミネーター菅よりもむしろ二大政党の幹事長ではないか。
岡田幹事長は私と同い年にありがちな、原理主義といえば聞こえがいいが、要するに頑固で、融通が利かなくて、キャパがとても小さい男の子なのである。片や石原の小セガレめは私より4つ若い昭和30年代生まれのお調子者で、昔の自民党幹事長を知っている者から見れば、ウソでしょう!!!と言いたくなるほど発言が軽すぎるのである。民主の玄葉政調会長が、ターミネーター菅の辞任が無ければ自らが辞任すると、自民の石破政調会長に洩らした話を、この男が講演で嬉しそうに披露した映像を見た時は、ホント親父も顔負けの馬鹿丸出しだと呆れてしまった(@_@) こんな肚の薄い低レベルの男が幹事長になるようでは自民党もおしまいだろう。
でもって、こういう二人が連立をしかけようたって、そりゃ無理なのが当たり前で、しかけるならそれこそ裏でしっかり根回しをしなくてはならないはずなのに、そういう日本の古き善き?悪しき?政治的教養を身につけていない二人だからして、まとまるもんもまとまらずに時間ばかりがどんどん過ぎてゆくのである。この分だと国会の会期延長だって一体どういうふうに合意が成り立つのかさっぱりわからず、ああ、野中広務とか金丸信とかが懐かしく思える今日この頃であります。
コメント(3)
今頃なんですが、色々ありまして、なかなか読書の時間が持てなくて、やっと「円朝の女」と「そろそろ旅に」一気に読み上げ、非常に満足感にひたっております。
昔は良かった!昔の人は偉かった!とばかりは思いませんが、確かに年を食ってしまったのか、石原幹事長?とか玄葉政調会長?いや、自民党総裁も民主党総裁も皆さん政治ごっこされてるような感じにしか見えません。
アホみたいな疑問ですが、東京都の金庫に用意されているオリンピック誘致のための数十億のお金は絶対に他の事に使ってはいけないのですか?
こんな時期、他に使い道は色々あると思うのですが?
投稿者 お : 2011年06月20日 22:39
彼ら2人昭和28年と32年ですね。年代でタイプを分けるとすると、ズバっと10年単位と大雑把では、言い表せないです。
2~3年単位じゃないでしょうか。私の経験した感じでは30年代は30~32、33~34、35~からぎりぎり39と分けて見てます。33年組はわりと流されやすく流行を追うタイプが多いように感じます。
子供は親から受ける影響が多いので、親がいつ生まれたのか見てみましょうか、
30~33年組は親が大正が多いですから、親が昭和ヒトケタ世代の35~39年組とチト違うように思われます。
石原Jrは強烈タイプのオヤッさんを持つ小セガレにありがちな父親の真似をすると周りにウケルので、
やり続けるタイプですね。
オリジナリティが無いままに大きなったんでしょうな。
投稿者 毎晩晩酌 : 2011年06月20日 22:45
東京都のオリンピック準備金は
報道によるとある時は3000億円と書かれ、ある時は4000億円と書かれ、総額が不明で、空恐ろしい金額なのは確かなようです。そっくり東日本の復興に使い、がれきを片付け、仮設じゃなくて、本格的な公営住宅を造る費用に回したらいいと切に思います。都民のひとりとして、、、
投稿者 trinity : 2011年06月21日 21:52
2011年06月21日
インゲンの豚肉巻き花椒ソースかけ
QPで見た料理。インゲンを塩で軽く下味した豚薄切り肉で巻いて電子レンジでチンするだけ。ネギと生姜のみじん切りと、花椒を擂り鉢ですって醤油と豚の蒸し汁を加えた花山椒ソースをかけて食す。このソースはオススメ!ネギの白い部分は白髪ネギにしてトッピング。花椒は1分ほどチンして温めると香りが立つ。
政治の話は書くのもバカバカしい高崎山の猿レベルになってきたので、今日は同程度にバカバカしいわが家の亀ファミリーの闘争について書かせてもらう。
元は俊寛♂1匹だったのだが、発情が激しくて訪問者の足に抱きつくような真似までするに及んで、なんとか彼女を与えなくてはならなくなり、ペットショップに問い合わせたら、この種類は♀が少ないので入手が困難とのこと。それからネットで捜しまくってなんとか千鳥を嫁に迎えたものの、千鳥はまだ幼なかったので、ドッキングするまでに優に3年は経過して、一昨年の夏にやっとめでたく子ガメ有王が誕生したのだった。
俊寛はやはり最初に飼った個体だけに、エサを食べなかったりするとえらく心配したりした結果、非常に手がかかる贅沢なカメになって、私が手で与えたものしか食べず、春なら苺、夏はプチトマトにペレット状のリクガメ専用フードを埋め込んで与えている。しかも苺はあまおうしか食べないし、プチトマトはわざわざ皮を剝いて与えないといけないのでメチャメチャお金も手間もかかるのである。
これに懲りて、千鳥にはペレット状のリクガメフードを水でふやかして皿に入れておくだけにしたら、最初のうちはちゃんと自分で首を下げて、皿の中のリクガメフードをついばんでいた。ところがその千鳥も何時の頃からか私が皿を持って傾けてやらないと食べなくなり、今日はなんと途中で食べなくなって、隣家との境に置いてある赤レンガを囓りだすから、仕方なくプチトマトを与えると、やはりそれをガツガツ食べだすのであった。有王はまだ今のところ水でふやかしたペレット状のフードだけを与えているのだが、最近やはりどうもプチトマトが気になるらしく、私が俊寛にやっているのを見ると、果敢に俊寛に挑んでその腕を噛んだりする。ふだんは千鳥を噛みまくっているDV的な俊寛だが、自分が子ガメに噛まれると別に応戦はせず神妙にしている。
こうして観察していると、カメはなんだかサベツを許さず他を羨んだり、ひがんだりするみたいだけれど、果たしてそこまでの知能があるのかどうか? ひょっとしたら羨んだり、ひがんだりすることは、動物の中では意外と原初的な行為だったりするのだろうか?
私は俊寛だけ特別扱いしているようだが、そもそもは彼に始まったファミリーであり、即ちまぎれもない家長なのだから(笑)それは当然で、今後とも、子ガメは甘やかさないようしてプチトマトは絶対に与えないつもりである。
ところで、大の猫好きだった作家、大仏次郎は、飼い猫にそれぞれ殿様とか家老とか位をつけて、家老の猫が殿様の猫より先にエサを食べるのはけしからん、というふうなエッセイを書いてらしたように思うが、そういえば、「今の民主党は、家老が殿の首を差しだして戦おうとしている」と発言したのも亀ナントカさんでした。
コメント(5)
あの亀ナントカさんはもうちょい、しっかりしているかと思いきや、とんだ期待はずれでした。
松井センセの愛亀ちゃんの食べ物の好き嫌い面白いです。
イチゴの種類を当てれるのはスゴイですね。初めて聞く話だったので、へえ~ぇという感じになりました。
わが家はネコがいます。そのネコ、大の鰹節フリークでおダシをとろうと昆布引き上げて、
鰹節が入ってるジップロックの封を開ける時に出る「ムリっ」という音を聞きつけると跳んできます。(ナイスな出で、下手な役者に爪をあげたいぐらい)ちょっとうれしくなる。
もっと面白くしてやろと思い、枕崎産本枯れ節を削り器で削ったらさぞかし私に張り付くかしらんと企んだんです。結果はいかに。な、なんと無関心に終わっちゃいました。
何ででしょ?動物ってわからないトコがありますなぁ~。
投稿者 毎晩晩酌 : 2011年06月21日 23:02
こんばんは。カメ話題ゆえ素通りできず、2度めのコメントを残させて頂きます。
あまおうですか-----なんと贅沢な。
カメ坊ちゃまですねぇ。カワイイとついつい甘やかしてしまいますね。
我が家のカメはそこまでいっておりませんが、猫(もおります)の方は、右に同じくひと口目を手であげないと、召し上がってくださいません。ちなみに、これを「手フォーク」とよんでおります。
最後になりましたが、いつもブログを楽しみにしています。管さんの「初代貴ノ花のような脅威の粘り腰」には大爆笑でした。←相撲好きなもので。
投稿者 イチカメ : 2011年06月21日 23:12
大仏次郎さんの猫の絵本、子供たちが小さいときによく読みました。
たしか子猫が、きりぎりすかなにか鳴く虫を食べてしまって、子猫が静かになると、きりぎりすが鳴き出して、兄弟ねこが「しろくんがうるさくてねられな~い」というので、おかあさんねこは立派なお医者さんねこのところへいくのだが・・・
という話で、あんなすごい作家が絵本!と思いました。猫に対する愛情があふれておりました。
絵本のオチは、秋が深まって、虫も鳴かなくなり、しろくんは兄弟ねことおかあさんねことねこだんごになってねられるようになりました、です。
うちの亀さんたちは普通のくさがめなんですが、わたしが甘やかした結果、ピンセットで乾燥いとみみずをやらんとあかん状態です。姿を見ると、水槽をたたいて呼びます。わたしは召使か!
投稿者 ikoka : 2011年06月22日 13:55
亀って雑食ですか?イチゴ、しかもあま王にプチとまと?
糸みみず?天王寺の亀の池の亀さんは何食べてるんやろ。甲羅干ししてる所はよく見かけますが、何か食べてる所は見た事ないですが。
投稿者 お : 2011年06月22日 21:44
横レス、すみません。「お」さま、乾燥糸みみずは亀のおやつとして売られておりまして、主食は亀フードなんです。でもレタスとか葉物は食べるみたいです。水が汚れるのであげませんが。
四天王寺さんね~、何食べてはるんでしょうね~。
昔、円山公園の亀にかっぱえびせんをやったら、大人気でしたけどねえ。
投稿者 ikoka : 2011年06月23日 12:35
2011年06月22日
なべ家ファイナル
「小説新潮」連載の「江戸のもてなし」シリーズでは、江戸時代のさまざまな日記に登場する料理を東京大塚の料亭「なべ家」のご主人福田さんが再現され、私はそれを試食してエッセイを書くという、文字通りとてもオイシイお仕事だったが、1年12ヶ月分の料理が今日でついにファイナルを迎えてしまった。なので、今日は料理の写真のみならず、その撮影風景の映像もお届けします。料理を美味しそうに撮るのは、盛り方や照明やその他もろもろの加減がとても難しく、カメラマンの方とお店の方と編集者の小林姐さんがいつも寄ってたかって、ああでもない、こうでもないと色んな工夫をしながら相当な手間暇をかけて撮ってらっしゃるので、今日はそのほんの一部をIPad2で撮影し、皆さんのご了承を得た上でUPいたました。
夕方には代々木で整体治療の予定が入っていて、それまで少し時間があったから、見ようと思いながらまだ見ていなかった映画「英国王のスピーチ」を新宿の武蔵野館で鑑賞。今日はレディース・デーとあって場内満員であるにもかかわらず、クスクス笑いも爆笑もほとんど聞こえないのは一体ナゼなんだ???と不思議に思うほど、全編そこはかとないユーモアが漂う実に英国らしい作品であり、そもそも国家元首であるエリザベス女王のお父さんや伯父さんをこんなふうに生々しく描けるところがやはり英国ならではだろう。それにしても、英国では人前でちゃんと話せることが人間として非常に重要だと考えられている文化があるように「マイ・フェア・レディー」の頃からなんとなく感じていたのだけれど、この作品もそうした文化をヌキには語れない映画である。私は以前仕事でロンドンにロングステイした時に、Sさんという日本人女性にお世話になったが、Sさんは英国人と結婚して当時すでに20年以上も向こうで過ごし、むろん英語はペラペラであったにもかかわらず、まだ英語学校に通ってらしたので、不思議に思って理由を訊いたら、自分の属する階層をアップさせるには、それなりの英語を身につけないとダメだからだと答えられて、まさしく「マイ・フェア・レディー」のお国柄だと思ったものだ。
ところで現在私たちがごく当たり前の政治形態として採用している議会制民主主義は、本来、人前できちんと話すことが人間にとって非常に重要だと考えられている社会で誕生したものだということを、改めてもう一度しっかりと考えておく必要があるのではなかろうか。
コメント(1)
江戸のもてなしシリーズまとめて読みたいのですが、刊行予定はありますか?いままで、よくなべ家が登場していたのに気づかず読めなくて残念です。
佐原の白みりんも使ってみたいけど、手に入れるのはなかなか難しそうなので、どこかで見つけたら絶対買おうとおもっているのですが、取り寄せる以外に道がないなら、諦めるしかないかなあと思っているこのごろです。
私事で恐縮ですが、六月二十三日私の誕生日で、またひとつ年を取りました。二十歳頃から意識は変わっていないのに毎日がどんどん早くなります。ちなみに、私の姉は八月六日生まれで、主人は八月十五日生まれです。以前上司に何の気なしに言ったら「呪われてんじゃないの?」と言われ、それはないだろ?と思いました。
誕生日から沖縄の戦争時の事や今の状況には無関心でいられません。今回の震災の被害にも無関心でいられませんが、沖縄に住んでいる人たちの言葉は今の被災地の人と同じか、遠い分損をしているように思い、辛いです。
投稿者 nao : 2011年06月23日 21:34
2011年06月23日
チヂミ、クレソンとレタスのサラダ
今日も市販のキットを使ったチヂミという手抜きメニューになったのは、母親を見舞いに明日から京都へ行くからである。急に病状が悪化したというわけでもなさそうだが、先日電話で話したら珍しく気弱になってまだ元気なうちにいろいろ話しておきたいことがあると言いだしたので、久々に顔を見に行くことにしたのである。妹の話だと、私と電話してから、急に元気になって食欲も回復したそうなので、病は気からとはよく言ったものである。なので今日は仕事が一段落してから近所の高島屋へ行って、川越の銘菓「亀の最中」の詰め合わせをお土産にゲット。亀甲形をした可愛らしいサイズのこの最中はお味もよくて、京都の銘菓をほとんど食べ尽くしているわが両親にも好評だし、なんたって「亀」なので(笑)、こちらに来てからよくお使い物にしているのだった。銀座の「空也もなか」とサイズも形もよく似ているが、天明年間創業の「亀屋」は明治生まれの「空也」よりもはるかに老舗だから「空也」のほうが真似したのだろう。熊谷の「梅林堂」といい、桶川の「おき川」といい、埼玉は意外と美味しい銘菓に恵まれた土地だというのはこちらに来て知ったことで、「梅林堂」の豆大福などは、講談社の方によく頂戴するので、てっきり護国寺周辺の店なんだろうと思い込んでいたのでした(^_^ヾ
明日は新設の復興相に亀井氏が任命されたりするのかどうか?ターミネーター菅は強引に内閣改造までやってしまうのか?原発の汚染水処理施設はまたまたトラブルに見舞われて再開のメドも立たないなかで現地が豪雨に見舞われて汚染水が溢れ出してしまうようなことは起きないだろうか?今日もまた被災地で強い余震があったが、今後もまだまだ大きな余震が警戒されるのだろうか?などなど気になることが沢山あるが、とにかく京都に行って参ります。関東がいくら蒸し暑いといっても、この時期の京都ほどひどくはないはずなので、こちらも用心して家族一緒に京都市内の避暑地である八瀬に一泊し、翌日は比叡山に登る予定。次の日は妹とふたりで大原にでも一泊しようと思っていますが、西日本に台風が接近している模様なので予定はかなり流動的です。一応IPad2を持参して京都の風景を映像にするつもりで、ただし現地ではたぶんブログを書く余裕はないので、こちらに戻ってきてからUPすることになりそうです。日曜日の夜に戻る予定なので、ブログの更新は月曜までお休みをさせて戴きます。悪しからずご了承くださいm(_ _)m
コメント(4)
ゆったり帰ってきてください。肉親に会いたいときに、しっかり会っておかないと後悔の元です。
お休みは少しさびしいですが、今朝子様が、お母様の一番良い薬になると思います。こころおきなく。
次の月曜が待ち遠しいです。でももう少しお母様の元に居たいときは、大丈夫です。我慢できますので、都合のつく限りいらしてください。
投稿者 nao : 2011年06月23日 22:18
講談社斜向いの「郡林堂」も豆大福が名物ですが、そちらと混同されていらっしゃいませんか?
あえて講談社の方が熊谷の梅林堂でお買い求めなのでしたら、大変失礼しました。
投稿者 K : 2011年06月24日 17:55
少し早めの里帰りですか、良いお天気が続くみたいで何よりですね。
京都にお帰りになれば、100%京言葉になりはって、また日常の大宮に戻られるといわゆる標準語に変われるもんなんでしょうか?
八瀬、ええところですよね。今は叡電八瀬の2~3手前の駅周辺は結構住宅地になって四条界隈に通勤する方が住んではる人が多いみたい。
京都に生まれ、一生京都に住む人ってどんなんか、想像したら、イエこればっかりは想像できまへん。
毎日、錦以外の商店街の何気~な八百屋で買った美味しい胡瓜がいただけるのはわかりますが。
ある京女が言うには、「ぬるま湯、出たら風邪ひく」とか。
それを聞くと何となく想像できるかなぁ。
投稿者 毎晩晩酌 : 2011年06月25日 17:38
Kさんへ
確かに混同してました(^_^ヾ。まことに不調法なことで、ご指摘ありがとうございましたm(_ _)m
投稿者 今朝子 : 2011年06月27日 07:36
2011年06月26日
京都行その1
仕事ヌキでかつ友人を同伴せず、家族と過ごすためだけに帰京するのは何十年ぶりかである。梅雨前線と台風接近とで天気予報は完全に雨マークだったにもかかわらず、私が相変わらず脅威の晴れ女パワーを発揮した結果、京都は久々の快晴に恵まれて、いや~もう暑いなんてもじゃない!!!週末でした(;-_-;)
金曜日はとにかく家族会議で、今後両親の面倒をどう見ていくか、お墓はどうするか、などといった話しにくいけれど、意識がまだしっかりしてるうちに話し合っておかなければならないことをハッキリ話し合っておきたいという母の提言に始まり、妹ともども親子が本音トークで互いの状況を説明し合ったものの、結局なるようにしかならないね~と言うような、いつもながら展開になってしまった。
「自己愛の強いオトコが年を取ると、菅直人にしろ、石原慎太郎にしろ、うちのパパにしろ、周りがホンマに迷惑するわ~」てな具合に娘二人はゴネリルとリーガン並に老いた父親には酷く冷たい一方で、要介護認定5の母親に対しては「もうこれが最後になるかもしれへんのやさかい」と強く説得して八瀬のホテルに一泊させたのだった。大学で理学療法士の資格を取ろうとしている甥っ子も同宿して、プロ的な介護テクを披露してくれたのは助かったが、そうした仕事を続けるのは体力的に相当大変なのを改めて感じた次第。母親を寝かせたあとは3人で近くの渓流へ蛍狩りに出かけたら、想像以上に夥しい数の蛍の飛乱し、儚い命の火を燃やしてとても美しく輝いていた。
土曜日は甥っ子が比叡山中腹にあるソーセージ屋でバイトをするため先発し、代わって母親の女学生時代の親友Kさんが合流。ケーブルカーとロープウエイを乗り継ぎながら4人で比叡山山頂に達し、そこで幸い車椅子が借りられたので母親と一緒にいろいろと見てまわれた。若い頃はとにかく高い場所が異常なくらい好きな人だったので、東京に新たな高層ビルが出来る度に見に来ていたくらいだったが、さすがに今度のスカイツリーは無理かもしれない。
ロープウエイとケーブルカーの中継地点に位置する店で、甥っ子が焼いたソーセージに舌鼓を打ちつつ4人がランチをしていたら、なんとそこに追い払ったはず父親が再び姿を現したのでビックリ!どうやら孫の顔を見たさに来たようで、バッタリ会ったのは全くの偶然らしく、それもまた何かのお引き合わせと申すべきなのかもしれません。かくしてゴネリル&リーガン姉妹は母親を無事に父のもとへ返したあと、この夜は自分たちの慰労をすべく大原の里に泊まって鱧スキをたっぷり頂戴しました。
写真上段は八瀬のホテル、中段は八瀬の渓流、下段は骨切りした鱧
映像は比叡山山頂から見た京都市と大津市と琵琶湖。
コメント(1)
美しい流れや、生唾の出そうな鱧、今が最盛期のむくむくとした若葉の映像を堪能しました。 蛍は今が最盛期でしたでしょうか?
昔、稲の草取りの帰りに真っ暗な中、田んぼの畦道、川面に沢山の蛍を見たことを思い出しました。
沢山の蛍は夢のように美しいのに何で少し悲しい雰囲気を思い起こすのでしょう?あの蛍を見たいなと思いながら、この時期は帰郷する機会が少なくかなえられません。昔と違って治水のための護岸工事が進み帰っても、蛍が昔と同じに飛んでいるか確かめられないのですが、いつ帰ってもうるさいくらいの蛙の合唱は健在です。
投稿者 nao : 2011年06月26日 22:23
2011年06月26日
京都行その2
小笠原諸島が東京都内だったら、 八瀬と比叡山と大原だって共に京都市内に属していて、同じ左京区の修学院に住む妹は、わが家から2,30分で来られる場所に連泊することはさすがにもう2度とないだろうといいつつ、今日はふたりで久々に寂光院と三千院を訪れた。市内の中心部地とは気温が5度くらい違うといわれる洛北の地で、見るからに涼やかな映像が撮れたのだけれど、実際は非常に蒸し暑くて汗だく状態(-_-;) なので、とても町なかには出る気になれず、三千院から市バスで京都駅に直行。早めに関東に帰ってきたら「なんじゃこりゃ~」と叫びたくなるような涼しさにびっくり!!!でもって、首都圏の車内冷房が全く効いてなくて外のほうがまだ涼しいのに2度ビックリで、関東には冷房は要らないのかも?と思ったことでした。京都はどこもかしこも冷房がガンガンに効いていて風邪をひきそうだったのです。
写真上段は大原の里の朝。中段は柴漬けの材料となる紫蘇の畑、下段は三千院の庭にて。
未編集の映像は適当にご覧下さい。
コメント(1)
大原の紫蘇畑、その紫色を見ただけで口の中が酸っぱくなり申した。土井のシバ漬け専用畑がエエとこにデーンと居座ってますよね。ぼちぼち収穫期シーズンなのでしょうか?
動画で比叡山の高さを見るに付けて、延暦寺のあじゃりさんのすごさをあらためて感じさせられました、
1回だけ千本釈迦堂の近所でお見かけしましたが、すごい速さだったです。
陸上競技の競歩のような、しかも草鞋で。地面からの衝撃まともにくるのでしょうに。
だから体も引き締まり過ぎと申しましょうか、一緒にいてた姉が「関サバアジのようやね、食べた時にシコシコしてて過ぎな感じ」とつぶやいたくらい。
アハハ、京都のエアコンガンガンの方が風邪を引きそうになるとは、おかしかったです。
京大阪に比べると関東は蒸し暑くないのでしょうか?今までに私が会った東京から転勤してきた人は、口を揃えて蒸し暑いとこぼしますね。コンクリートジャングルさは、東京のほうが関西よりはるかに上だしCO2もたくさん排出しているはずなのに、辻褄が合わない事てあるのですね。
投稿者 毎晩晩酌 : 2011年06月27日 20:04
2011年06月27日
豚肉とニラのぴりから炒め、厚揚げのピーナッツバター焼き
共にQPで見たエスニックメニュー。豚肉は塩胡椒酒で下味して片栗粉をまぶし、先に炒めていったん取りだしておく。赤唐辛子をじっくり炒めた油でニラを炒め、豚肉を戻してナンプラーで味付け。レシピ本では空心菜を使っているのにTVでニラを使ったということは、空心菜が東北の一部地域でのみ生産されているということなんだろうか? 厚揚げは切り口に砂糖と醤油で調味したピーナツバターを塗ってオーブントースターで焼くだけ。
いや~今日もめちゃめちゃ涼しくて、半袖で仕事してると肌寒いくらいでした。終日小雨のぱらつく曇天だったというのもあるのでしょうが、やはり同じ内陸といえど京都が埼玉とは比較にならないくらい蒸し暑いのは緯度も関係してるのでしょうし、周囲を山に囲まれた盆地であり、太古は海だったらしいので、尋常でなく湿度が高いからでしょう。一昨日は比叡山の帰りに市の中心部にある清水焼の問屋さんに寄って、ある方への贈り物を物色しつつ座敷に座ってご主人とお話してるだけで、顔にどっと汗が噴きだして額から滴り落ちる汗で目が開けていられないほど(@_@)そんなに汗が出るのは埼玉だと真夏の午後2時頃に乗馬して軽速歩をしてる時くらいでしょうか。
八瀬や大原はさすがに朝晩が涼しいものの、昼間は日射しが強くて肌が痛いほどじりじり灼かれるから、バリ島のウヴドとちっとも変わらない感じで、とにかく常住するには相当な根性が要りそうです。それでも訪れる観光客が絶えないのは比較的コンパクトな空間に四季折々の見どころ満載だし、交通の便がよくて、食べ物や買い物にも事欠かないからでしょうが、大原で泊まった民宿のご主人とたまたまお話をする機会があった妹は、「やっぱり今度のことで、お客さんが相当減ったらしいで。そら原発で、町でもガイジンさんを全然見かけへんもん。それと今は福井原発のことをきつう心配したはるで。もしあれが事故起こしたら、京都は壊滅やさかいなあ」と言うのでした。確かに、もし福井原発で今度のような事故が起きたら、風向きしだいで放射能が盆地の上空に溜まるやもしれず、雨で丸ごと下に降って、京都市全体が物凄いホットスポットになる恐れもありそうですから、京都市民は気が気じゃないでしょう。もんじゅの落下した装置が急きょ引き揚げられたのも、地元のみならず、そうした周辺地域の人びとのプレッシャーが強まったせいかもしれません。
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もんじゅは装置の引き揚げが(経費18億)成功したので
秋からの稼働を目指すと。
建設から27年余、お金は使いたい放題で、1円も稼いだことのない
そして、いったん暴れだしたら手の施しようがない
水をかけてはいけない!ギズモのような怪物どら息子を
なんとか更生させたいのでしょう。でも、
もう今までかけたお金はあきらめて(1兆円は軽く超えるそう)、
ここらで怪物どら息子は勘当して縁を切ってほしいものです。
投稿者 天 : 2011年06月28日 08:17
2011年06月28日
胡麻ダレ冷やしうどん
QPでは黒胡麻を使っていたが、私は白胡麻で同じようにタレを作ってみた。擂り鉢で胡麻をすって、味噌と砂糖を加えてすり混ぜ、出汁を入れて醤油で調味。胡麻は煎ってからするのがポイント。鶏ささみを塩と酒で下味して電子レンジで火を通し、粗熱を取ってからむしってうどんに添える。タレをかけて大葉とミョウガをトッピング。今日のような暑い日にはオススメ!
昨日と打って変わって今日はさすがに暑い一日だったが、わりあい涼しい風に恵まれたので、窓を開けてエアコンは点けずに執筆できた。6月からエアコンを点けてるようだと先が思いやられます。
先が思いやられるといえばトラブル続きの放射能汚染水処理施設もそうだが、国会審議は一体どうなっちゃうのでしょうか(-_-;)国にお金がないから政治家が官僚に頼まれてわざと審議を遅らせているという妹の珍説は案外当たってたりするのかしら?と思えるような展開に、ただただ唖然呆然であります(@_@)
「3月11日以来、民主党も自民党も公明党も嫌いです」なぞと一国の大臣が子どもみたいな発言をしたのもビックリで、これはもうリテラシーの欠如とかいう問題では全くなくて、まさにそういう幼稚なコトバでしか表現のしようがない幼稚な現状にこそ問題があるのだった。嗚呼……
コメント(1)
最高気温が38度までは上がってませんが、わが家の今年初のクーラー記念日は6月20日でした。
(お代官様、ぶたないで下せえまし)まだ水道水がお湯のようにぬるくはなってませんが、大阪は体感温度が夏の天神さんの頃のような暑さです。
厚揚げにピーナツバターを塗ってこんがり焼くのをチャレンジしてみますね。
和食の場合、どのおかずが何にでもお醤油になって、変化がないので、いいかも。
夏場は大根がいまいちなので、おろしで食べても美味しくないですし。やります。
投稿者 毎晩晩酌 : 2011年06月29日 17:03
2011年06月29日
アスパラガスと新生姜とホタテ貝の炒め物
前にQPで見た初夏ならではの爽やかでお手軽な炒め物。新生姜は皮を剝かずに薄切りにしてアスパラガスと一緒に炒め、生ホタテ貝を入れてさっと炒め合わせ、酒と塩と隠し味程度の砂糖と胡椒の合わせ調味料をまわし入れて水溶き片栗粉でとろみをつけ、仕上げに胡麻油をたらす。
今日もそこそこ暑かったが、わが家は参道に近いせいか、わりあい涼しい風が吹き込んでくるのでエアコンは点けずに済んだ。もともと冷房で室内外の温度差が激しくなると目に見えて体調が悪くなるので独りのときはなるべくエアコンを点けないようにしているし、先日行った京都の猛暑に比べれば関東は日射しも蒸し暑さもたかが知れてる感じで、夏本番直前の京都旅行は躰を馴らすのにいいのかもしれません(笑)。
というわけで私は別に東電のために節電してあげてるわけでは全然ないのであるが、人によってはこんな猛暑に節電をさせられるのは真っ平だと感じる向きもあるだろうし、個人はなんとかガマンしても企業の生産力が落ちて日本経済に支障を来すのはマズイと考える人たちは沢山いらっしゃるはずなので、やはり急激な脱原発の推進は難しかろうと思う。だからといってこんな地震国で54カ所もの原発を稼働し続ける危険性もさることながら、原発は当該地域や現場末端の従事者に大きなリスクを背負わせるという大変に不平等なシステムであるという点において容認されるべきではないとする考え方もあるし、できるだけ脱原発の方向に進ませたいとはたぶん誰しも思うのだけれど、具体的にどう行動すれば実現性が出てくるのかなかなか見えてこないのは悩ましいところである。いわゆる一株株主運動みたいなものは私の子どもの頃からあったが、それは世間に問題を気づかせることができるくらいのことで、資本主義の原理の前にはほとんど無力であろう。むしろ大株主の意向を変えさせるような動きがまだしも望ましいわけで、今回の例でいうなら東電の大株主の一つである三井住友銀行にプレッシャーをかけるようなこと、すなわち原発容認なら取引を止めるという人たちがどっと増えたら、何らかの変化は見られるかもしれない。それも個人預金なんてたかが知れてるので、大口の企業が自らの企業イメージを高めるためにそういう動きをしてこそ効果があるのである。でもって多大なリスクを伴う原発は本当に経済的にリーズナブルな発電なのかどうかを、各企業経営者に冷静に判断をしてもらえるような環境を作るのがもっと大切だろう。ただ原発反対を唱えて路上やネット上でデモってるだけでは、環境派の単なる流行だよね、てな風に思われて終わるのがオチだし、経済人のキモチを動かすのは経済的なインセンティブを与えることしかないはずなので、とにかく脱原発派の皆さんは、エコを謳えば儲かると各企業が思い込んで色んなエコ商品を開発したように、企業に脱原発を謳えば儲かると思わせるのが一番ではないでしょうか。
コメント(2)
全くその通りです。企業が動くことが一番この国が、世論と言って動く元になっているように思います。
以前健康食品のエコナという商品が席巻していました。健康を害するかもという理由で消え失せました。その前に頂き物でその油を嫌いで使えなかった私は賞味期限の二年後くらいに、思い切って捨てました。けれども母は、報道の出た後二年後くらいにもその油を使っていました。本当に迷惑だったし、震災後の買占め騒動で、世論を適当に大企業といわれるところが操作している可能性が高いように思えてなりません。
企業が脱原発を打ち出すことが、今の状況を変える足がかりになるのだろうと思います。
投稿者 nao : 2011年06月30日 00:37
なんだか情けないですよね。結局お金儲けが絡まないと何も動かん。一番儲けていそうな所が「原子力発電は地震国ではリスクが大きい。事故が起こるたびに、その保障問題で税金は足らんようになる。そろそろ、少々高くついても、もうちょっと効率のエエ発電に変えんと日本は破産しまっせ」と言えば、今まで自民党路線にくっ付いて原子力発電で儲けてきた企業、原子力関係評論家、大学教授も「何時までも沈みかけた舟を操作してる場合やない」と次のエネルギーについて初めて真剣に考えるんかもわかりまへん。
投稿者 お : 2011年06月30日 22:42
2011年06月30日
桂花苑
水天宮ロイヤルパークホテル内の「桂花苑」で、久々にお目にかかった河竹登志夫先生に美味しい中華フルコースをご馳走になる。
早稲田大学名誉教授の河竹先生はご存じ河竹黙阿弥の曾孫に当たる河竹家の継承者であり、その名もずばり『黙阿弥』という著書があるが、それがこのたび講談社文芸文庫で再版された。私は解説を書かせて戴くことで再読したところ、意味なく難しいだけのいわゆる学術書とはゼンゼン違ったまるで面白い時代小説のような読み物であり、それでいて河竹先生ならではの資料を駆使した裏付けがしっかりとあって、尚かつ鋭い日本文化批評にもなっているという、他の演劇研究者には決して真似の出来ない名著であることに改めて感じ入ったので、歌舞伎にご興味があって未読の方には是非ともオススメしたい一冊である。
ともあれ河竹先生はただのおしゃべりをしていても、無類のストーリーテラーだから、今宵もお食事しながらいろいろな思い出話を伺っているうちになんと4時間半があっという間に経過して、あとでお疲れが出なかったかと心配される。足腰が痛んで外出はちょっと不自由になったと仰言るが、お顔は元気そうで、おしゃべりの調子も昔のままで、御年86歳と伺ってもちょっとぴんと来ない感じだし、まだこれからお書きになる予定のご構想を伺って是非とも読みたくなり、今後もますますのご健筆を願うばかりだった。いやはや若輩者としても、負けてはおられません。
コメント(2)
おひさしぶりです。河竹さんの『黙阿弥』は渡辺保さんだったかの書評で知って読みたいと思っていた本です。文庫でしたらある程度の大きさの本屋にはありそうですね。情報ありがとうございます。
投稿者 ぱぐ : 2011年07月01日 23:02
初めて書かせていただきます。現在アメリカサンディエゴ市に住んでおります。友人と本を交換して(なんといっても日本の本は輸入品 貴重なので)私たちは松井今朝子さんの大ファンになりました。先日一時帰国した折に、私の母(80歳)に最近とても面白い作家の本に出会った・・・と話したところ、すでに彼女はたくさんの本を読んでおり、それらの本をすべて私が持ち帰ってまいりました。なかでも、京都で生まれ育ち、今は外国に暮らす私にとって「今朝子の晩ごはん」は、呼吸をするのと同じようにすうっと体に入り込んできて、もう虜になってしまいました。これからも楽しみに読ませていただきたいと思います。
投稿者 小松正恵 : 2011年07月05日 03:56