トップページ > 豆腐と海老の炒め煮
2011年05月26日
豆腐と海老の炒め煮
QPで見た料理。斜め薄切りした長ネギと千切りした生姜を炒め、グリンピースを足してさらにしっかり炒め、塩と胡椒で下味して片栗粉と油をまぶした海老を入れて火を通したら、酒と砂糖と粗塩と胡椒、醤油、水を合わせた調味料とさいの目切りした豆腐を加え、水溶き片栗粉でまとめて仕上げに胡麻油を垂らす。
グリンピースは生で入れてOK。
昨日久しぶりにお会いした文春の内山さんは妊娠9ヶ月でとてもお元気そうに見えたのが何よりで、「今はもう水道の水をふつうに飲んでますよ。東京なんかに住んでてうろたえるのはナンセンスですよね」と、至って泰然としたものだったから、「確かにあんまり神経質になってイライラするほうが、よっぽど胎児に悪影響を与えそうだわよ」と私も正直なところを話したのだけれど、この問題は人によって全く反応が違って、私よりもずっと高齢な方でも異常なくらい怯えて外出を控えたり、関西に移住なさったりもしてるので、自分がどうするかはともかく、他人様のことは何とも申しあげようがないのであった。
ただ福島の子供たちのことはやはりとても気になるとはいえ、こちらはただ手をこまねいて心配するしかないけれど、地元では少しでも改善しようといろいろ手を打っておられるので、それがなんとか巧く実を結ぶよう切に祈るばかりだ。いっそ思いきって土地を捨てたほうがリスクがないように言うのは所詮浮き草稼業の人の考え方であり、土地に根づいた仕事を持つ人たちにとっては土地を離れずに暮らし続けることが最大の目的となるのは当然だろう。それに極端をいえば、東日本の人全員が西日本に移住することは出来ないし、さらにもっと極端をいえば西日本にしろ東日本にしろ、こんなに地震が多い島国に住んでること自体がリスキー以外の何ものでもないわけである。この島に留まるのはリスキーだが、さりとて豊かな自然に恵まれたこの島を離れて生きるのはもっとシビアな感じがしたから、私たちの先祖は結局のところ、この島に留まる道を選んだのだろう。ということは、即ちもともと自然のリスクに対して頗る楽天的な考え方をするDNAが受け継がれているわけだろうし、だからこそ危機管理能力が欠如してたりもするんだろうか(-_-;)
ところで先日の釧路湿原外乗ツアーでお世話になった鶴居村どさんこ牧場の映像を下記にアップしましたので、どうぞご覧になって束の間でもお心を癒してください。
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.kesako.jp/cgi-bin/mt/mt-tb_kesako2.cgi/1927
コメント (4)
大いなる自然がもたらす脅威にはひたすら恭順するしかありません。けれどこの人災には声をあげなくてはいけない気がしています。生来楽天的であると自他ともに認めるところの私でも、国が外部被曝の基準を1ミリシーベルトから20ミリシーベルトに上げた日から、本気でこの国の明日を憂いでいます。
刹那的に生きることを選択できる大人は幸せです。でも、私たち大人が、はっきり意図しないままに拵えてしまった今であることは間違いありません。いつ清算できるかわからない負の遺産を子どもたちに与えてしまった責任をどうとればいいのか、いっぱいいっぱいの毎日です。
天災と人災は区別しなくてはいけません。
投稿者 masque : 2011年05月26日 23:31
今のところ私は、新聞と週刊誌から情報を得ているところが大きいのですが、新聞に出る放射線数値のわからないことと少ないことはお話にもなりません。お茶からセシウムが検出されたら当然他のところで水は大丈夫なのとか思うのですが、新聞も週刊誌もはっきりこの地域の数値はこう出てますときちんと書かれていません。朝日新聞には毎日各地の放射線量が出ていますが、大雑把過ぎて困ります。細かな地域差も、大気と水ではどうなっているのかも、ヨウ素もセシウムもコバルトも考えられる限りの測定をされているのかもわからず、どこかに濃く溜まっているのかも細かく検査されていないので、調べて一番低い数字を並べていても私にはわからないのです。
目に見えない色々な特徴を持っている放射線なのにそれのわかる記事は新聞にはほとんど皆無です。私は30代?のころに印刷されたことを無条件に信じすぎると思ったことがあります。原発の今の状況にしろ、役にたたない政治家にしろ、結構新聞がその状況を伝えてくれていると思っていたのですが、今の管総理下ろしは活字もニュースもまともに機能してないので信頼に値しない。
情報はあるのに、まともな記事がどこにあるのかよくわからない毎日です。
誰がいつどこで調べたデーターかわからず。
誠実で客観性に長けた新聞はあるのでしょうか、どなたか教えてください。
投稿者 nao : 2011年05月27日 00:26
naoさん、特定のマスメディアから情報を得るのは、難しいかもしれません。ご参考までに、私は、小出裕章先生関連の記事、武田邦彦先生のホームページには目を通しています。尚、ドイツの雑誌ですが、Der SpiegelのWeb版には感服しています。
投稿者 masque : 2011年05月27日 23:39
>masque様
この前に続きお教えいただいて感謝しています。まずはお教えいただいたところを拝見してからお返事したかったのですが、読む速度の関係でまだ拝見していないのです。もう少し先にじっくり見たいと思います。
取り急ぎ、感謝の意をお伝えしたいです。ありがとうございました。
投稿者 nao : 2011年05月30日 02:59