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2011年05月16日
厚揚げのチリソース、フカヒレスープ、いかなごの釘煮
厚揚げ~はQPで見た料理。最初にグリーンピースを弱火で炒めておくだけで、あとはエビチリの作り方と同じだからカットする。フカヒレのスープはオフ会で妹が頂戴した気仙沼産のパック入り濃縮スープを、「この先はもう当分食べられへんかもしれん貴重なもんやで」と言ってお裾分けしてくれた。いかなごの釘煮は私自身がオフ会で頂戴した手作りの品のようで、前に父が送ってきた市販品よりもずっと美味しくいただけましたm(_ _)m
皆様から頂戴した会費は、お話ししていた通り、「あしなが東日本大震災津波遺児基金」に全額寄付すべく、本日ヒメが小石川一郵便局より「松井今朝子公式HP200万アクセス突破記念オフ会」の名義で送金。その受領証がスキャンされた画像を右にUPしてご報告とさせていただきますm(_ _)m
それにしても日を追うにつれ深刻な状況がどんどん明らかとなる福島原発は、やはりレベル7と認定された時点でチェルノブイリ並にひどいことが関係者の間ではもちろんわかっていたのだろうが、1、2、3号機ともにメルトダウンだと、あの斑目原安委員長が発表し、3号機はもしかしたら再臨界の恐れがあるかもしれないような高温化が伝えられるなかで、ここに来てTV各局の意外にノンキな報道ぶりにはちょっとびっくりさせられている。まあもう何を聞かされても驚きそうもない視聴者を相手にしているからなのか、ちゃんと伝えれば今より多くの地域に絶望的な状況を明らかにすることになるのを恐れるからなのか、東電と原発関係者はもとより政府やマスコミがいつまでたっても真相をはっきり伝えようとしないのは、日本人によくある優しさの皮をかぶった気弱さゆえなのではなかろうか。
昨晩はNHK教育TVの「放射能汚染地図」を見て、何度もため息をついたが、放射能汚染のまっただ中にいる当事者にはどこからも真相が知らされていなかったようで、そのことには呆れるのを取り越して、恐ろしい気がした。果たして、手の施しようがない病人には真実を伝えないほうがいいというような判断を為政者側や、さらにはマスコミもしているのだろうか。
とにかく完全なメルトダウンであることを白状したからには、土壌と海水の汚染がどの程度深刻であるかも正直に報道してほしいものだけれど、それらをなんとなくうやむやにして、神奈川県のお茶にまでセシウムが降ってるくらいだから、あとはそれでお察しくださいみたいな報道をされたら不安が広がるばかりだろう。
補償金や移転先の問題もからむから、軽々には伝えられないということが一方であるにしても、放射能が高濃度の地域の方々には、勇気をもって真実を告げた上で各自の判断を待つのが真に人間的な態度というべきだろう。
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コメント (9)
寝た子を起こすな・・と古い誤った考え方がありますが、今は「先に言ってよ」とバラエティ番組の3流芸人がセリフとしてしょっちゅう使うぐらい、先に言わないと×な世の中、
深刻さをあおらないようになんて、勘違いせんといて欲しいものですね。
正確な情報を先にくれたら、そこから先はおのおのが自分なりに進んでいけばいいのであって、
そりゃパニック状態にはまって変な進み方をする人がいてもそれはそれで仕方が無いでしょう、という前提で報道してほしいと思います。皆、そんなにバカじゃなし。
本場のフカヒレスープ、おいしそうですね、じゅるる。
投稿者 毎晩晩酌 : 2011年05月16日 23:39
レベル7と報道される前から、三月二十日前後一週間位の今朝子様のブログで報道記者が最悪に考えている所から報道関係者皆予測できているのに先延ばしにしているだろうと感じていました。メルトダウンになったら、放射能を出し続けるそれをどう処理するのか、子どもがいても安全なレベルにあるのはどこなのかしっかりわかるように報道してほしいです。多分、少なめに報道すると思うので、成人ならともかく少なくとも15才くらいの子どもを抱える人は隣接またはその次の町の人は避難する必要があると思います。膨大な地震被害者、原発事故避難者を増やしたくない為政者のために害を受けても、まともに補償は受けられないのではと、今までの状況から厳しさを感じています。ただし、三十歳を過ぎていたなら、まだましなのであわてて逃げ出さなくてもいいのではないのでしょうか?自信はありませんが急性被害で無ければ放射線被害はじわじわと長く汚染地にいることがよくなさそうですが、人によって癌になり易かったりなりにくくかったりすることがあるように思います。その判断で私は今のところ居住地を離れる決断はできずにいます。
ユッケの値段が安すぎるとまともな材料を使っているとは思えなくて敬遠していました。回転寿司にしても、安すぎるところは本当に安全なのか消費者の方も考えてほしいです。正直に安くおいしいものをと思う店もあれば、おいしさや安全など考えない店もあるのに安いから繁盛している店が都会には沢山あります。せめて、安くても危険な綱渡りのような店が繁盛することの無いように願いたいです。安さを追求する消費者が、闇雲に当然安全というのは少し傲慢ではないでしょうか?
まともな食材まともな料理にはそれなりにお金がかかり、やすさを支持すれば安全も、おいしさもそれなりなのは買う人が選ぶ問題のように思います。ただし今まできちんと危険をわかっていながら法を整備しなかった行政や政治家、官吏も槍玉に挙がるべきではないかと思いますが、生肉を扱う資格を持たないものが生肉を扱う店で客に出せる法律も良くなさそうです。本当なら、法があろうが無かろうが、お客の口に入る物の生肉の扱いを少しでも危険にならないようにプロにお願いすることが、いいのではないかと思います。今は、昔の肉屋のような一徹な人はほとんど残れず商才のある人だけが残っている確率がたかいように思っています。
長くなりましたが、もうひとつオフ会はとても楽しく嬉しかったのは偽りありません。でも、テーブルをまわってきて貰うか、少しずつでも窓際から入り口に今朝子様の立ち位置を変えて貰えたら近くで今朝子様が見えたし、話も聞き漏らさずに済んだかもと思っています。図々しくてすみません。
あと、私はバリ料理は初めて食べたのですが、スープが結構塩が利いてて暑い国の料理だからか、たまたま少し濃い目だったのか判断できないのですが、教えて貰えると嬉しいです。
投稿者 nao : 2011年05月17日 01:04
岩手県の叔母の葬儀から帰りました。
そこから一時間ぐらいの気仙沼からいとこが姉弟で参列していて、話を聞くことができました。
弟一家はすぐに高台に避難して無事でしたが、営んでいた水産物加工工場と家はすべて流されてしまいました。夜、どこからか「助けて~」という声がするもののなすすべがなく、翌朝にはその声も途絶えていたとか。
姉は少し離れたところに嫁いでいて、家は200m先まで水がきたものの辛うじて難を逃れました。波にのまれ火がそのあとを舐めて行く様子をみて、弟たちは亡くなったものと覚悟したそうです。
家の中はめちゃくちゃで停電はしたものの、ガスはプロパンだったため震災直後から近所の人と炊き出し。
しかし持ち寄ったものはすぐに食べつくし、それからは支援物資が届くまで5日間がれきの間を歩き回り、打ち上げられたご遺体を横目に見ながら(電線にも引っかかっていたとか)食べられそうな缶詰などを「生きている人が大事」とお題目のように唱えながら皆で集めて炊き出しを続けたとか。
避難所の格差、とどまる人出ていく人、出て行ってもまた戻ってくる人それぞれにドラマがあり、こういう時に人間性がむき出しにされるのねと話してくれました。
作業の邪魔にならぬように翌日の早朝気仙沼を案内してもらいましたが、もう実際に目にすると月並みですが言葉がありません。
毎日のようにまだがれきの中からご遺体が発見されるそうです。
映像から伝わらないものに臭いもあります。
気仙沼だけでこれだけの被害、東北の海岸すべてを考えたとき気が遠くなりました。
長くなってしまいましたが、ご報告させていただきました。
投稿者 しゃん : 2011年05月17日 09:02
14日のオフ会では、ごちそうになりお土産にサイン入りの文庫本まで頂戴しまして、どうも有難うございました。
私は松井さんのブログのファンです。晩ごはんのメニューの情報も参考になりますが、特に社会問題や政治関係への率直なご意見に共感を覚え、また教えられています。
「この問題について、松井さんはどのようなお考えかしら?」と、ブログを拝見するのが楽しみです。お妹さんとのやり取りも痛快です。
高知市在住ですが、ちょうど娘の出産後の手伝いで1ケ月間上京している期間に、オフ会が開催されることを知り、良い機会に恵まれ参加させて頂きました。
また、会費は全て「あしなが育英会」の震災遺児基金に義援金として寄付されたことを、とても嬉しく思います。私も数年前から「あしなが育英会」のあしながさんとして、毎月少しばかり応援をさせて頂いています。私の子供達には、幸せにも大学まで行かせることが出来ましたので、感謝の気持ちでささやかな応援をしています。子供さんにとって親を亡くしたことはとても辛い出来事なのに、更に経済的な理由で高校や大学への進学の道を断たれることは、何ともむごい事で胸が痛みます。
家庭の経済格差が、子供の教育格差に繋がらない様な政策を強く望みます。
この度は、楽しいオフ会を開催して下さいまして、どうも有難うございました。お礼が遅くなりまして・・・。
投稿者 sasayuri : 2011年05月17日 15:56
nao様へ
私はそのスープを飲んでないので、なんとも。
ただやっぱりこちらが立ち位置をもう少し変えるか、テーブルを回れば良かったですね。
投稿者 今朝子 : 2011年05月17日 22:52
しゃん様へ
気仙沼のお話を伺うと、オフ会にご出席くださったYoshiさんや仙台からお越しのえばさんに皆様の前でお話をして戴こうと存じながら、その時間が取れなかったことが今さらに悔やまれてなりません。
しゃん様が書きずらい話をきちんとご報告くださったこと、大変有り難く存じます。
投稿者 今朝子 : 2011年05月17日 23:11
naoさんが召し上がられたのは、スープではなくグリーンカレーだと思います。私は、ごはんといっしょにいただきちょうどいいお味でしたが、スープと思ってしまうと、確かに強すぎるかもしれませんね。
投稿者 masque : 2011年05月18日 07:34
タイのグリーンカレーは食べたことがあるのにスープだと思っていました。教えてくださってありがとうございます。バリ料理は日本人好みの味と見聞きしたように思うのに何故だろうと思っていたので、思い違いがわかりました。ありがとうございます。他のお料理は、多分日本人好みにあわせてないだろうけど美味しいなと思っていただきました。
いつもこんな書き込みは顰蹙をかうかも?と少し後ろめたく書き込んだ後思っていたため、今朝子様にお返事をいただけてとても嬉しく思います。ありがとうございます。
しゃんさまのご報告も少し日常が戻ってきて自分は忘れがちになってしまっているけれども、被災された方々がまだ厳しい状況にいらっしゃり、少しでも支援できることをしたいと思います。比べ物にならないとは思いますが、私は親を亡くしたあと、少なくとも二年は時々思い出し悲嘆にくれました。被災されたり避難生活を強いられている方が、少しでも生活が楽になるよう祈ります。
投稿者 nao : 2011年05月18日 10:28
お礼が遅くなり申し訳ございません。
オフ会では楽しい時間を過ごすことができました。また、オープニングで黙祷から始めていただいた時は本当にありがたいと思いました。
会が始まってからは同席の方々とも初対面とは思えない感じで話すことができ、こちらも楽しかったです。
土産の品については緊張してうまく話すことができませんでしたが、食べていただけてありがたいと思っております。これについては後からMさんにメッセージを送りました。
それからつまらないことで恐縮ですが、サインをしていただいた名前が一字違っておりました。私がフォームに入力する際に間違えたか、事務を執られた方の手違いのどちらかと思いますが、事務所の方に確認をしていただけたらと。
もちろん、頂戴したサイン本は大切に保存させていただきますのでお気になさらないでください。
これからも楽しく読ませていただきます。
こちらは毎日仮設住宅建設の槌音とガレキ運搬のトラックの音が響いております。
最後になりましたが、しゃん様の叔母様のご冥福をお祈りいたします。
投稿者 yosi : 2011年05月19日 06:31