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2011年04月28日
キャベツスープ(昨日の残り)
食事後にフィギュアスケート世界選手権男子フリーを見る。ショートで2位につけていた織田がなんと跳び過ぎで減点!!高橋は試合中にスケート靴の刃を留めるビスがゆるむ!!などのアクシデントが重なって日本勢はもはや全滅かしらと思っていたら、最後に登場した小塚が4回転を含んだパーフェクト!演技でショートの6位から大躍進の2位入賞おめでとう(^_^)/それにしてもフィギュアは毎回どんな番狂わせがあるかわからないスポーツだとはいえ、今回の織田と高橋はさぞかし口惜しかろう。
けさフジの報道番組では右寄りのシンクタンクを擁する原発推進派の青山繁晴氏が福島原発に潜入してのルポルタージュを放送して、思わず見入ってしまったが、夜にも翻訳家の松岡和子さんから、同じく青山氏のルポで先に関西で放送された分のUtubeがリンクされたメールを頂戴し、この放送はやはり主義主張は別として大変に興味深く、また意義のあるものだろう。
トップの吉田所長以下現場の士気が想像されたよりもはるかに高い点が非常な救いで、彼らの責任感と日本人らしい几帳面さが粘り強く発揮されることによって、時間はある程度かかろうとも今後よほどのアクシデントがない限り、なんとか収束に向かうのではないかという期待を抱かせてくれるだけでも有り難いとしなくてはなるまい。もっとも現場と本部との意思疎通がなかなか巧くいかない様子も窺えるので、まだまだ何かと予断の許さぬ状況であるのも確かだ。
青山氏は今回の事故が初動ミスによる人災だと明言しており、それはたぶん原子炉が使えなくなるのを恐れて東電側が海水の注入をためらったことに責任を求める考え方なのだろうし、原発推進派としてはむしろこの際、責任者を明確にして処罰すべきだという態度に出るしかなかろうと思うし、原発反対派としても、それは望むところだろう。ただ東電だけに責任を負わせて済む問題ではないはずで、今後マスコミは原子力発電にまつわるさまざまな利権や既得権益に関することはもちろん、外交的な経済問題等を含めて、徹底的に明らかにしてほしいものである。
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