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2011年04月16日
海鮮ちらし、シュウマイ
けさ仕事中に揺れをかすかに感じた直後、ケータイが例の嫌な音で騒ぎ立てる中で震源地の近そうなドンと突き上げるような感じに続いてグラッと来た。揺れはすぐに収まったものの、朝から妙に暖かすぎる天気とベランダでいつになくバタバタ動きまわるカメらが不安な気持ちにさせた。それでも午後は予定通り乗馬に出かけて1鞍騎乗。久々にお会いした登山好きの会員Sさんとは当然ながら地震の話になり、Sさんが以前飼っていたウサギは後ろ足を踏み鳴らして地震を知らせてくれたのに、今飼っている猫は何も知らせてくれなかったし、余震があってもびくともしないと聞いて、ちょっと意外な感じがしたのは、震災後、飼い猫がセンシティブになって困っているという話を何人かの友人から聞かされていたせいで、どうやら猫の性格にも個体差があるようだ。震災時の馬はやはり暴れたのもいたそうだが、今日の震度4くらいでは全然動じなかったというから、揺れにだんだん馴れてきたらしい。人間でも震度4くらいならもう平気な人も多いだろう。とはいえ誰しもケータイやTVの緊急地震速報が入るたびにドキッとさせられ、それなりの緊張を強いられているはずだ。Mさんは先週の日曜に大宮公園で催した花見の宴で「いや~自分でも信じられないくらい酔っぱらってしまって、皆さんにご迷惑かけちゃいました~」と謝られたが、この間の緊張感が目に見えないかたちで精神的な蓄積疲労と化して、結果、日ごろにない泥酔につながったとしても、それでむしろ発散できてよかったのではなかろうか。いつも高校生の息子さんと一緒にクラブに欠かさず来てらっしゃるご夫人から「近ごろ精神科や心療内科にかかる人が物凄く増えてるらしいですよ」と聞いて、さもありなんと思われた。余震も福島原発も共に長期戦になりそうだし、それどころか、「これからは、日本全体が経済的に大変なことになりますよねえ。被災地の復興経費だって政府がちゃんと出せるんだかどうだか、ホント心配になっちゃいますよ」とご夫人仰言るように、今後もシビアな状況を回避できそうもないのだから、皆さんそれを覚悟しつつ、どこかで発散しないと、却って神経が保たなくなるだろう。とにかくいまだ被災していない者たちは、せめて自らの心身をできるだけ健康に保つよう、心がけておきたいものである。
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コメント (2)
はじめまして。いつも楽しく拝読しております。
先生の倶楽部では被災馬3頭を預かってる由。
私のいる青森でも南相馬の被災馬を3頭保護しました。
南相馬の馬達は人災による餓死というむごい環境にいます。
事情の判らぬ動物逹の事を思うと、ただただ申し訳なく
涙するばかりです。
速やかに速やかに原子炉よ鎮静してください。
私、1949年9月28日生まれ
53才から乗馬を始めました。
べりーショートヘアーです。
B型です。
今朝子様のご著書に初めて触れたのは、今朝子の晩ごはん
忙中馬あり編でした。
馬が今朝子様の存在を知らせてくれました。
今後とも多岐に亘るご活躍を祈念いたしております。
投稿者 小山 雅子 : 2011年04月16日 23:41
小山様へ
それはきっと「相馬野馬追」で活躍するはずだった馬達なのでしょう。私は去年大宮に引っ越して、今年こそ「野馬追い」を見に行こうと思っていただけに、とても心配しておりました。
ああ、なんともいえない気持ちです。
投稿者 今朝子 : 2011年04月17日 21:17