トップページ > 火鍋ほか
2011年04月15日
火鍋ほか
今週は千客万来ウイークで、新潮社の小林姐さん、クスノセ氏、田中範央クン、青木大チャンが夕方お越しになって大宮公園でなんと花見Part4!!花はとっくに散ってるのだが、姐さんたちは昨日やっと校了したばかりとあって、遅ればせもやむなしで、落花を見ながらの酒盛りと相成った。そのあと大宮駅近くの火鍋専門店「小肥羊」で会食。
震災当日、クスノセ氏は某作家と一緒に仙台に出張して取材中に被災。ホテルは停電し、当日のパーティに用意されていたらしい前菜みたいなものが夕飯代わりに客に配られただけで、客たちは寒さにふるえながらテーブルクロスを躰に巻きつけたりしていたが、それでも中には合コンみたいに盛り上がって、王様ゲームに興じる若い男女の姿が見受けられたという話はなかなか興味深いものだった。クスノセ氏らは深夜11時に地元のタクシーをつかまえて交渉したところ、燃料の関係で東京直行は無理だといわれたので、何とか福島市まで行ってもらい、福島から宇都宮へとタクシーを乗り継いで、13時間かけてやっと帰京できたという。
新潮社のビルは地震に強いといわれながら今回は結構揺れたのだそうで、地震直後は皆さん仕事が手につかなくなり、さりとて帰宅もできないので、各部それぞれ酒盛りを始めちゃったのはありがちな話としても、中にはヴーヴ・クリコのシャンパンをあけたり、鶏を一羽潰したり、大間のマグロを刺身にしたりした人まで現れたというのは、一体どんな会社やねん!!と思うけれど、そこらがさすがに老舗出版社ならではの奇矯さであろう。4人が揃いも揃って、この間、本がとてもしっかり読めてよかったと仰言ったのもさすがに編集者ならではというべきか。
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.kesako.jp/cgi-bin/mt/mt-tb_kesako2.cgi/1884
コメント (1)
アメリカやったか、大雪や暴風雨で外界から閉ざされると男女関係が密になり、
出生率が上がるという統計学のセオリーがありましたっけ、仙台のホテルで王様ゲームしてた若者も
そんな統計学に通じるのでしょうか?
帰宅難民パーティで豪華グルメを堪能した人達は「今まで終い込んでたのがアホらしなった、
命短し、召しませグルメ~」てな気になったのかしら。
便利に慣れきった人間がこの世の終わりか?を、少しだけ体験するだけで刹那的になるのでしょうか。
投稿者 毎晩晩酌 : 2011年04月16日 19:37