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2011年04月09日

あんかけ焼きそば、餃子、ポテトサラダ

乗馬の帰りに大宮駅下のクインズ伊勢丹でゲット。
明日はいよいよ統一地方選の投票日とあって、厩舎の近くでお会いしたオペラ歌手のSさんは、「こんどは
私も頑張ってしっかり投票するのよ。(東京都知事には)絶対なってほしくない人がいるからさ」とのことだけれど、東京都の場合、死に票にしない投票行動を取って誰かさんの当選を阻止するのは相当むずかしそうである。 「いっそドクター中松にするしかないですかねえ」と言ったのは園芸ライターの光武さんだが、私は都民でもないのに一応ほぼ全員の政見放送をたまたまNHKで見てしまったので、あまりオススメはしなかった。なら誰をオススメするかと訊かれても答えられないし、なんとか阻止するために一番有効な票の投じ方をするにはどうしたらいいんだろう???と、東京都民ならムチャクチャ悩んでいたに違いない。都民でなくて、ああ、良かった~と思うばかりだ。
「私の周りであの男に(票を)入れたという人って、ただの1人もいませんよ。誰に訊いても、ゼ~ッタイ入れてないって言うんですけど、入れてる人って一体どこにいるんでしょう!!!」と、光武さんはえらく憤ってらっしゃったが、入れてる人のほうが多数派だから当選してるわけである。「私の周りでは、買い占めした人もいないし、チェーンメールを信じる人もいないんですけど、そんな人も一体どこにいるんでしょうか?結局そういうのは全部おんなじ人たちで、その手があいつに票を入れてるんですかねえ」と怒りの矛先があちゃこちゃに向かうのだったが、ま、類友といって、自分の周囲だけを見てても、世の中はわからないと思っていたほうがいいのである。
私は昔から少数派だという自覚はあって、それは子供の頃に恐ろしく変わった子だと親にまで言われていたせいで、従って他人からいくら変わっていると見られてもゼンゼン気にならなかったし、人と同じようでありたいなんて一度も思わなかった。といっても積極的に人と違うことを誇りにしていたというわけでもなくて、気がついたら違ってギョッとしたりされたりしてたので、人とたまたま一緒だったりするとほっとして嬉しいこともあったのだけれど、無理して人に合わす気もなかったし、一緒じゃないから不満に感じたというような記憶もあまりない。
少数派を自覚する人間としての心得は、損をするのは当たり前ということだろうか。ひるがえせば、多数派でいれば損はしない、ということになる。「最近の若い人は、なんであんなに人と一緒でいたい思い、人と違うのを怖がるんでしょうか?」とも光武さんは仰言ったが、それは損をしたくないせいかもしれない。
人より得をしたいというほどの欲張りではなく、人より損はしたくないだけという若い人が増えちゃったのだとしたら、この国の先行きは暗いものがあるけれど、日本全体がどうにもならないほど損をしてしまった今日、ひょっとしたらいっそ開き直って、なんとか損をしない人生を歩むように勧める親や周囲の大人たちを蹴散らし、損して何が悪い!と人助けに専念したり、もっと積極的に得を取りに行って日本経済の牽引役を引き受けたりというふうに、これまでの守り一方から攻めの人生に転じようとする若い人が少しは増える
のではないか、と私はひそかに期待してもいるのである。


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コメント (2)


生まれて初めての衆議院選挙の際、土井たか子女史に1票を投じた私は、支持政党なしの典型的な都会無党派層です。
その後、小選挙区制に変わり、土井氏以外に入れたところ、支持した候補者が落ちて少しがっかりしていたら、MYお祖母ちゃん(偶然ですね、松井センセのペンネームと同名です)が、
「野党に入れるからだ、なぜ自民党に入れないの、したらばそんな思いをせんで済む」と言うので
「じゃあ、お祖母ちゃんはそんな動機で自民に入れてんのん?」と、それまでもクレバーな人ではないと思ってましたが、唖然としたのを思い出してしまいました。
いやいや、MYお祖母ちゃんタイプなりの処世術を実践するのだから、ホンマはクレバーなのか。
少数民族になる→損する→バカを見たくないから、長いものには巻かれよを支持と言う図式です。
今夜の都知事選の開票がコワイです。

投稿者 毎晩晩酌 : 2011年04月10日 15:04

毎晩晩酌さまへ

今朝子はペンネームでなく本名ですが、、、。

投稿者 今朝子 : 2011年04月11日 07:55

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