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2011年04月06日

刺身、鮨

グランドトーキョーサウスタワー内の「京辰」で幻冬舎のヒメと食事。つまみをたっぷり頂戴したあと、久々に心ゆくまで鮨を堪能。盛りだくさんなネタの中でもツブ貝など北海道産の貝類を握りにして塩で食べさせるのがGOOでした。写真は姫路産のサヨリ。
ヒメは早々にオフ会の会場を押さえにかかられたが、足場のいいホテルだと5月中旬の土日はもうふさがっているところが結構多かったらしい。なので今日はすでに仮押さえをしてくださっている東京駅近くのホテルを一緒に下見して、ここならいいんじゃない!!ということで決定した。皆様には来週早々にでも応募要項ともどもお知らせしますのでよろしくお願いしますm(_ _)m
今日はその前に東宝配給で近日公開予定されている「阪急電車」の試写を一緒に見た。「フリーター家を買う」の著書で知られる有川浩の同名原作(幻冬舎刊)の映画化で、文字通り阪急電車の西宮北口から宝塚に至る今津線沿線のやさしい風景をバックに、沿線住人の心優しいエピソードをいくつか綴り合わせたオムニバスならぬオムニトレイン仕立てになっている。スター俳優が勢ぞろいした大作というわけではないけれど、俳優それぞれの個性が巧く活かされており、岡田恵和のシナリオも実によくて、非常にあと味がいいハートウォーミングな仕上がりだ。昨今は報復の連鎖や悪意の連鎖のようなものが絶えず情報として流される結果、人間社会が必要以上にギスギスしてきているような気がするが、この映画は行きずりの人間のあいだに善意の連鎖のようなものもまたごく自然に生まれることを信じさせてくれる。またそれぞれのエピソードでは色んなタイプの女性に則して人生の上でつまづきやすい幾つかのポイントがしっかり押さえてあるから、見ていて身につまされることも多いだろうと思う。女性は年齢を問わずオススメできる映画だし、ことに関西の女性にはぜひ見て戴きたいものである。


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コメント (2)


たぶん一番最初に映画で作品に触れるお方は、新聞に連載してるのを読んだ人より「ええ作品だな」と感じられると思います。
新聞連載中は、文章が下手(言葉がどこに掛かっているのか、判別難解やったんですよ)なもんで、その当時、よくそれを巡って姉妹で晩酌中にケンカみたいになったのん、覚えてます。(メチャあほらしいことですが)
ですから、監督、脚本家の腕が良かったんだと思います。
逆に、原作が素晴らしいのに映画化されたら妙ちくりんになっちゃたりして。
(例えば池波作品なんかは、すでに完成品なのに妙にいらうから、ケレン味が出ていやらしくなる)
ムツカシイですね。

投稿者 毎晩晩酌 : 2011年04月07日 19:39

松井さんこんばんは。いつも楽しく読ませていただいています。
前の方のコメントで、ちょっと気になったのですが、「阪急電車」は新聞小説ではなかったと思います。特に熱心な有川ファンというわけではありませんが、文章が下手、という作家さんでもないし、何か他の作品と誤解されていらっしゃるかなあと思いまして気になりました。横入り失礼しました。

投稿者 窓 : 2011年04月08日 01:35

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