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2011年04月05日
金目鯛の干物、切り干し大根の煮物
切り干し大根は三村夫妻に頂戴したもの。人参、干し椎茸、糸こんにゃく、油揚げと一緒に炒め煮にした。干し椎茸の戻し汁をだしに使うと美味しい。金目鯛の干物は小田原産だが、以前に比べてとてもお買い得だったのは、早くも海産物に風評被害が及び始めているのだろうか。
私はこういう時こそ海産物がお食べ得だし、誰かお鮨を銀座の「あら輝」でご馳走してくれないかしら、なんて思うのだけれど、とはいえ福島原発の垂れ流しがこのままどんどん続けば、マジに食べられない魚が増えちゃうわけだし、それ以前の風評被害と併せれば、漁業関係者及び2次被害をこうむりやすい飲食業界の迷惑は計り知れないものがあるだろう。
放射能汚染水の漏れてる箇所がわかったと報道された時点では、ああ、これでひとまずこの問題は解決した!!と思ったのはとんだヌカ喜びで、堤の決壊なら、まず土嚢を大量にぶち込んで、それからコンクリで固めるという方法を取りそうなのに、いきなり?コンクリートを入れてダメ、ポリマーでダメ、今は水ガラスを入れてるみたいでこれがなんとか巧く行ってほしいのだけれど、とにかくやってみてはダメ~のパターンを、こんなに何度も繰り返されると、現場は必死でやってらっしゃるのだとは思っても、知らされるほうはどんどん不安になるわけで、要するにこうしたダメ不安が世界中に蔓延しちゃってるのではなかろうか。
放射能量の測定値についても何百ベクレル、何千ベクレルとかいわれて、結果1年間ずっと食べ続けても人体に全く影響ありません、というような医療関係者のコメント付き報道されると、そんなら最初から言うなよ!!!と怒ってらっしゃる農業漁業関係者も多いのではなかろうか。
情報化社会では、誰も知らぬが仏になれないのが良いような悪いような話で、この時期に福島産の米まで買い控える??といったような、物事を全く理屈だって考えられない頭脳の持ち主にまで情報が行き渡ってしまうことの弊害も頗る大きいのではないか。一方で、当事者が何か肝腎の情報を隠蔽してるのではないかという猜疑も異様なほど蔓延していて、初期段階はともかくも、この期に及んでそんなことをする理由が私には全くわからないので、今や放射能と同様に情報も垂れ流し状態であり、それが余計に混乱を呼んで不安を煽っているのだろうと思っている。ともあれ今回のことでよくわかったのは、昔の人は情報が少なかったから無知であまり賢くなれなかったのだと思っていたのだけれど、ならば情報が沢山あれば、人間は非常に利口になるのかといえば、別にそんなわけでもなさそうだ、ということであります。
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コメント (2)
放射能物質を含んだ水を垂れ流しで解決する前に、東電、原子力関係の学者でなんとかならなかったものかと悔やまれますが、関西人間のエエ加減さで言わせてもらえば、起きてしまった事にびくびくするよりも、(福岡で水を買い占めておいでの役者さんもいてはりましたが、苦笑)放射性物質は地球の周りにもあり、普段の生活をしていても微量には常に接種してるわけです。福島産の農業生産品や魚にしても同じ物だけを毎日摂取しないように気をつければよい事ですし、福島から供給された電力で毎日快適な生活を送ってきたのですから、むしろこんな時こそ福島産のものを購入するべき。日本中で災いも分散して負うべきだと思います。風評被害で今も自活できる方達を失業者ささせないのは日本国民にとっても助かるわけですから。
投稿者 お : 2011年04月06日 13:48
何でもあり過ぎなさ過ぎは困ったもんですね。
昼のワイドショーなんて、いつもはどっちゃでもええような事を長々演るアナが器用げに、今は○○ベクレル・・・と「物理のお時間でっか」と、混ぜっ返してやりたくなる内容のオンパレード。
もう嫌気してきますわ。
私も魚食べてます。なぜかと言えば、単純に好きだからです。
投稿者 毎晩晩酌 : 2011年04月06日 22:25