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2011年04月01日

ポークソテー

ケチャップとウスターソースと酒少々を混ぜ合わせたソースはQPのレシピに拠った。
震災から3週間。 新年度開始とはいえ、被災地の復 興も原発の事故処理も先の長い話だから、こちらも気を長く持ったほうがいいかもしれない。さまざまな問題が顕在化するのはこれからで、被災地のことは長い目で見守りたいし、われわれの今後の暮らし向きも、長いスパンで再考することを余儀なくされるのは間違いない。
ところで震災直前に、このブログは4月の半ばか末頃に200万アクセスを突破しそうだから、それを記念して5月半ばにオフ会を企画していたのだけれど、最下段に表示してある数字を見れば、予定よりだいぶ早く3月末にはあっさり突破してしまったようである。
近ごろは何かとイベントを自粛する風潮にあるようだが、身近に被災がなかった場合の自粛は誰も幸せにしない偽善とまではいわないけれど、後ろめたさを軽減しようとする、ある意味で自己本位な行為だとは思っているので、この間、私個人は節電しても自粛は全くしなかったつもりだ。それからすると、オフ会も予定通り5月に遂行すべきなのかどうか、実のところ迷っているのは、読者の中には被災地の方もいらっしゃるわけだし、5月になれば計画停電はないとしても、まだまだ予断を許さぬ時期に、人の移動を強いるのは、如何なものかと思われるからだ。一方で、もしこういう時期でも、参加をご希望になる方がいらっしゃれば、集まれるだけ集まってもらって、わずかなりとも頂戴した会費を全額義援金に回すということも考えないわけではありません。この際、皆様のご意見を伺いたいところです。


コメント(14)

義援金に回す予定でオフ会を開いて欲しいです。都合がつけば絶対参加します。二人の子どもをみる主人の返事しだいですが、行けなくても行ったつもりで、ブログを読ませてもらいます。 百聞は一見にしかずなのですけど、いたしかたないので。 
 支援は今から五年ぐらいは必要なのではないかと思います。少なくても三年は義援金を送り本当に家も何も無くなった方にそれまでに築いた財産や家を仕事を取り戻して欲しいです。不当に肥太りする卑怯な人もいるかもしれませんが、数少ないそんなひとのために損失を被ることなく、心の痛手を少しでも軽減するようにお金や家など義援金をきっちり無くしたものを取り戻せるように助けに使って欲しいです。命や辛い別れなど心の痛みとしっかり向き合えるように。こんな不当な出来事があると泣き喚きすらできないくらいショックは深いと思われます。 
 日本中どこに行ってもタイミングしだいで天災は来てしまうので、少し地震の落ち着いてきた今、何も自粛はいらないのではないでしょうか? 

投稿者 nao : 2011年04月01日 22:07

花見などやめたらいいんだよ。と言い放った方がいましたが
今年はいつもと違う花見にしたらどうか?静かに花を愛で、皆で持ち寄った花見弁当でも食べつつ、語り合う。そんな花見にしたらどうですか?くらいのことなんで言えないのかと、思いました。
近所の桜が咲き始めましたが、花を見つめているとしみじみと今つらい状況にいる方たちのことや日々の暮らしの平穏なことのありがたさなど感じ入ります。花見が出来ることの幸せを皆でわかちあいたいものです。
聞きかじりですが、東京へ避難して来た方が「東京が普段どうり元気で良かった。東京が元気なら東北もきっと立ち直れる」って言っていたということです。一緒に暗くなっていたら、避難していられる方たちはもっと不安になるのではないでしょうか。
そんなわけでオフ会賛成です。
義援金賛成です。

投稿者 天 : 2011年04月01日 22:42

私は関西なので出席は出来ないと思いますが、自粛される事は無いと思います。
直接被災されていない所はできるだけ普通の生活をしなければ被災された方達も目標が無くなります。道頓堀のグリコの看板のネオンまで消して誰が「良かった」と思うでしょうか?右え習えではなく、被災してない所では明るく経済活動を活発にしなければ、この災害の復興までは10年以上、いえ20年はかかるかもわからない。心も経済も知恵も出しあって凌ぐ長い道のり、災害が起こった時だけの「えらいこっちゃ」では済ませられないのですから。

投稿者 お : 2011年04月01日 22:45

いつも楽しみに読んでいます。震災、原発問題で気落ちしていましたが、お母様の戦中の話を読んで、前向きになりました。”自粛”は己の行為を己で否定する言葉のようで昔から嫌いです。オフ会是非是非開催して下さい。予想以上に参加者が集まると私は思います。もし、計画停電や被災により来られない方がいれば、その人達の為に、2回、3回と開催すれば良いのではないでしょうか?今はネット中継というのもあります。都合があえば、参加したいです。

投稿者 tucci : 2011年04月02日 00:24

私は是非に参加したいです。
全額義援金にも賛成です。


投稿者 すずき : 2011年04月02日 00:31

私も是非参加させて下さい。
参加費につきましては、松井さんのご判断にお任せ致します。

投稿者 yuri : 2011年04月02日 00:35

オフ会、敢えてするべきです! 今井さんとほぼ同世代の私です。声を大にして言いますよ!
今こそ、”おばチャンのお節介”の出番ですよ!

更年期という心理的、身体的な”地殻変動”?!を身をもって体験し、ある意味”喪失感”も味わった経験からのイマジネーションを発信、伝達するのもアリかな・・・

九州は、福岡在住ですが、主人の母と姉が東京にいますので、5月中頃に上京します。5月14日は、すでに予定を入れておりますゆえ・・前後の日程であれば、馳せ参じます!

誠に勝手な”おばチャン”的提案・・お耳触りであれば、お許しください


料理のレシピ、毎度参考にしてます

季節の変わり目、どうぞご自愛ください

投稿者 連理瑞和子 : 2011年04月02日 03:07

オフ会とかあるんですか?!それは嬉しいです。
開催を楽しみにいたします。

『自粛ムード』と言いますが、自粛ではないと思うんですね。『そんな気になれん』という本然的な気持ちだと思うんです。がれきや冷たい水の中に未だ横たわる同胞を感じると、そんな物買っても楽しない、よう行かん、という気持ちです。
私も、先週旅行が当たってたんですが、どうにも行く気になれず止めました。だから、それを決める、感じる、のは個々の感受性であって、また物事の質であって、石原のシンチャンの放言なんか・・・・。
 
ですので、オフ会予告を楽しみにいたします。

投稿者 かぶきまま : 2011年04月02日 11:11

私も付和雷同的な自粛は全く意味がないばかりでなく、時ト場合によてはマイナスになると思います。東北・北関東は食料基地・エネルギーきちであり、福島第一原子力発電所は40年の長きにわたり東京に電気を送り続けました。これに報いるためにも5月開催は、誰よりも、被災地とりわけ原発被災地のプラスになるものと信じますし、またそのような演出配慮が必要ではないでしょうか。
松井さんは、小説家、すなわち非理工系の方ではありますけれど、
お書きになっていらっしゃるのを拝見する限り、ご見識には心から敬服しております。
なし崩しに風化する以前、だらだら中弛みに入らない時期として、5月は最適と考えられます。どうぞ宜しくお願い申し上げます。
armich

投稿者 armich : 2011年04月02日 12:37

毎日拝見しています。食べる事大好き・埼玉在住・年齢もほぼ同級生・・・親近感感じています。埼玉選んでくださってありがとうございます。
オフ会(?)懇親会楽しみにしています。

投稿者 sachi : 2011年04月02日 12:56

東京電力は2009年の段階で貞観地震に際して津浪で内陸5キロまで土砂が押し寄せたという産業技術研究所の調査結果に耳をかさなかった、と讀賣新聞は報じています。
サイエンスは普遍性ばかりでなく、土地の特殊性にも同様に立脚すべきものでありますが、我国では残念ながら明治維新以後の急激な欧化主義の影響を受けて普遍性は考慮するが、地域性、土地の特殊性を無視する傾向がありました。これをいち早く指摘したのが地球物理学者、地震学者としての寺田寅彦博士でした。東京電力も日本の国土の特殊性を充分踏まえれば、今現在の状況より遥かに安全な
事態に留められたことは、女川原子力発電所との明暗の差で明白であります。
今後の復興および開発に際しては、この日本国土の特殊性を十二分に考慮し、大陸国家発の普遍性のみに足を取られることのないよう
念願するものです。また、安易な原子力否定に短絡していくことは
エネルギー小資源国の日本の首を自ら締め上げることにほかならないことを強調したいと思います。
armich

投稿者 armich : 2011年04月02日 12:59

今朝子さまに会えるかも!
その夢みたいなことを想うことが楽しいのです。
毎日の暗いニュースで、心が重くなるなか、きらりと
輝くような期待が、心を明るくしてくれます。
同じファンの方ともお会いできて、つながれるのも嬉しい
ことです。いっしょに、いつかまた、オフ会しましょう!
と、被災地の方々を応援できるといいなぁ・・・と
いろんなことを明るい想いで想像しています。
ということで、楽しみにしている! に一票です!

投稿者 彩の女 : 2011年04月02日 13:27

私も、参加したいです。
いつも、今朝子さんの本やホームページを楽しみにしています。

投稿者 atsuko : 2011年04月03日 12:43

遅ればせながら、オフ会、参加してみたいです。

関西在住ですが、この機会に埼玉の良いところを教えていただければうれしいです。

投稿者 袈裟好み : 2011年04月05日 22:45



2011年04月02日

銀ダラの西京焼き、水菜とお揚げの炊き合わせ

昨日のブログに思いがけず多数のご投稿を頂戴し、概ねご賛同を得られたと考えて、オフ会は予定通り5月14日(土)に開催することにします。会場は都内の便利なターミナル近辺として、ひとまず参加者を募ってからセティングしようかと思っております。会費は全額義援金に回すつもりで、詳細はこのブログの管理者を含めたスタッフと検討し、追ってこのHPに載せますので、皆様よろしくご応募くださいませm(_ _)m
今日 私にとってもう一つ嬉しいニュースは、講談社の新さんから『そろそろ旅に』の文庫本が早くも重版になった !!というお知らせを戴いたことである。震災により製紙工場が破壊され、東日本の販売網が大打撃をこうむるなど何かと暗い話が多い出版界にあって、こんな時に重版が叶うのはまさに僥倖ともいうべき感じで、これもひとえに読者の皆様のおかげですm(_ _)m売上げの一部が義援金に回されることで、この際わずかなりとお役に立てるのも幸いです。
ちょっとヤバイ感じなのは、一昨日あたりから鼻水に悩まされていることで、ひょっとして花粉症デビュー?と恐れつつ、ただの鼻風邪?という気もしていて、とにかく明日は乗馬クラブで花粉症にお悩みのSさんに詳しい症状を訊かなくてはならない。いずれにしろティッシュペーパーが一時ほど払底してる状態ではなさそうだから、まだ救われますが(-_-;)


コメント(3)

オフ会開催の決断とても嬉しく思います。いつもブログとコメントを拝見しているので、ハイソなやり取りを楽しませてもらっています。いつもその雰囲気を壊す投稿をしてすみません。
 昨日のコメントの原子力否定のいろいろについては全くそのとおりではないかと思います。資源の少ない日本が無視されない状況を作るのに明治の頃から奮闘して今の経済大国になったので、すぐにエネルギー転換は厳しすぎるのではないかと思います。原子力が安全とは言い切れないのにどの国も使っていたり使おうとするのは必要悪だからだと思います。 
 電気の無い生活は厳しいし、東京電力も作った分は売り切りたい。今後日本の輸出や経済が停滞したら、インドや中国に市場をとられインフレが加速。の、状況を避けなければいけないのなら、昔に帰るなどといえません。ど田舎で育ちましたから、電気が無ければ昔に帰るなど、現状認識できてないと思います。電気の無い生活も日本経済の地盤沈下も非常に過酷なのに。少し生活レベルを下げるなど、できる状況に無いのでは、と思います。節電だけは可能だと思いますが。

投稿者 nao : 2011年04月03日 00:39

宮城県気仙沼市在住の一ファンでございます。
オフ会が予定通りの開催となりましたこと、お喜び申し上げます。


我が家は気仙沼市内でもどちらかと言えば内陸部に位置してましたので、幸いにも津波の被害を免れました。ライフラインの復旧には10日以上かかりましたが、まず恵まれていると思います。
しかし、自分の家が無事でも(だからこそ)家を失った親戚に同居してもらったり、目の前の「できること」をしておりました。


そんな中だからこそ、「オフ会」の報に接したときは嬉しかったですし、「あ〜、オフ会、こんな感じだったんだ」と後日楽しませていただければ幸いと思っています。そして、「第二弾」を楽しみにさせていただきます(^^ゞ 今回の参加は厳しいでしょうから。


『吉原十二月』は地震前に購入したのですが、その後の混乱で未読となってますことをお詫びいたします。

投稿者 yosi : 2011年04月03日 06:48

>YOSI様へ

被災地からこの時期のオフ会にご賛同いただきましたこと、本当に有り難く存じます。またの機会がありましたら是非ご参加下さいますように。

投稿者 今朝子 : 2011年04月03日 21:37



2011年04月03日

ちらし寿司、黄緑色野菜のサラダ

乗馬の帰りに大宮エキュートでゲット。サラダがずいぶん値引きされてお買い得だったのは、消費者にしてみれば風評被害サマサマという感じだけれど……。
昨日と打って変わって冷え込んだ今日の馬場で、専用馬チア君は、やはりご老体のせいだろう、こちらを乗せてじっとしていられないほど背中が張っていた。こういう時は、なるべく背中に負担をかけないように乗るしかないので、腰を浮かせるようにして乗っていたら、だんだんお互いの息が合ってきて、最初の駈歩はやけにすんなりと出た。しかし前の馬につかえていったん止まったあとは、キレやすくて前の馬を噛みに行く恐れがあるので、わざと駈歩発進の合図を出さず、ひたすら速歩を続けて、コントロールを心がけていたら、意外にもインストラクターの方から、「松井さん、成長しましたよ~」と賞められたのだった。
乗馬ではいろいろと学ぶところがあるが、自然には絶対安全なんてことはない!!というのもその一つだろう。自然を相手にしたら、舐めてもいけないし、舐められてもいけない、ということもある。とにかく機械相手ではないから、何事もマニュアル通りにはいかないし、そのつど肌で感じることを信じて臨機応変に対処するしかない。そしてそれができることの自信をつければ度胸がすわる。実はこう見えて私は何か事あるごとにすぐビビってしまうとても肝っ玉の小さい人間で、今でも本質はさほど変わってないのだろうが、それでも乗馬をしてから少しは肝が太くなったように思う。地震直後に乗ったのは肝試しのようなところもあって、余震で馬が暴れだしたらどうしよう、という恐れとの闘いだった。こうした克己心が強くなるのは、やはり自然を相手に格闘するに等しいスポーツだからで、自然を馴致させるのはそう簡単にはいかないことを常に身をもって感じられる点こそが、自然から遠ざかった現代人にとっては最大のメリットなのかもしれない。
 それにしても、今年は桜の開花が早そうだといわれていたのに、この分だと満開はまだまだ先のようだ。昔から花冷えという言葉があって、春先は意外に寒さがぶり返したりもするのだけれど、この開花の遅れがまたしても夏の異常気象につながることを今から恐れてしまう。
私はもっぱら時代小説を書いているが、バクゼンと江戸時代みたいな書き方はしないので、一代記的なストーリーでは主人公が必ずといっていいほど何らかの天災に遭遇するはめとなり、平和に見える江戸時代でも日本人は絶えず天災の恐怖と闘い続けてきたような印象を持っていて、そのつどそれらを文献で調べた結果、過去において地殻変動と異常気象はどうも連動しやすいことがわかっている。近年海外でそのことを科学的に裏付けた学説も出ているらしい。明治29年の三陸大海嘯の時は、まだ河川の整備が進んでいない時代だったから、秋は西日本が豪雨で大水害に見舞われて、30万人以上が避難したという記録もある。かといって、それがそのまま当てはまるわけでもないのが自然の難しいところで、日本国中どこで一体何が起きるかなんて、長年それらを研究している学者さんたちでさえ、だれもきちんとは予言できないのだから、こちらはこの際度胸をすえて、何があっても臨機応変に対処するという心構えでいるしかないのだろう。


コメント(1)

いつも拝見しています。今日の朝日新聞にイシハラが知事選で優位にたっているとありました。そおいう人間で世の中はできているんだなあ、とアキレルやら、肝をすえてかからねばと自分を戒めるやらです。
ところで、馬とのつきあいを必死にやっている女性を紹介したいと思います。気がむいたら一度是非。

Θ living at the edge

投稿者 SRX : 2011年04月04日 05:21



2011年04月04日

肉野菜炒め

 基本中の基本みたいな料理をQPのレシピに従って作ってみた。豚肉は酒と塩で下味し、先にさっと炒めて取りだしておく。生姜とニンニクの薄切りを入れた油で人参、玉ねぎ、キャベツ、もやしの順に炒め、肉をもどして炒め合わせ、鍋肌から酒を入れ、塩胡椒で味付けし、仕上げに鍋肌から醤油をまわしかける。野菜を一種類ずつ丁寧に強火で炒めて水を出さないようにするのがポイント。
BSフジのプライムニュースを見ながら食事。ゲストの東電副社長が今夏の電力供給について計画停電は最後の手段だ!!と語って、それをしないための方策を着々と推進中のようなので少しは安堵する。しかし何せ東電の言うことだから、結果どうなるかはわかりません。かりに計画停電はないとしても、各企業や電車で冷房自粛の動きが高まるのは必至だろうし、通勤者にとってはまたまた何かとアタマの痛い夏になるかもしれない。私は京都生まれだから暑さ寒さには比較的強いほうだし、そもそも40年前に東京に出てきた当時は、東京の夏はなんて涼しいんだろう!!!とビックリしたくらいだったのだけれど、ヒートアイランド現象が
高じるにつれて、京都のほうがましかもと思えるようになってしまった。なので東京都の全企業全家庭が一斉に冷房を消せば、温度が確実に2、3度は下がりそうな気もするので、この際1日だけでもやってみたらどうかと新知事にオススメしたいくらいだが、元の涼しい東京に戻すには湾岸のビルも全部ぶっ壊さなくてはならないのかもしれない。
とにかく出来ちゃったものは仕方がないので、人類はすでにそれがあることを前提としてどんどん先に進んじゃうのである。生まれた時から冷房を浴びちゃう子と、冷房のなかった時代に生まれた子では汗腺の数
が違うのだから、暑さに対する耐性だって違って当然なのだ。一度ベンリなものを手に入れたら、それ無くして生きることが難しくなるのは何も人間だからではなく、動物だからである。動物は快適さを好んで、それを求めてどんどんつけあがるのは、カメを飼ってるだけでも十分わかるし、快適さを好むのが、決して貴族的な精神から来るわけでもなんでもなくて、所詮、カメレベルの動物的欲求に過ぎず、だからこそ始末に負えないこともよくわかるのだった。
今後、長い目で見たとき、電気の供給をどうするのかについて、当然ながら原発の是非と安全性が俎上にあがって、日本国中で議論が沸騰するものと想像されるが、まずその前にさまざまシミュレーションがなされた上での冷静な情報が欲しいものである。たとえば日本では風力発電が意外に活用されにくいという情報は得ているが、それは設置場所の問題でクリアできないことなのかどうか。あるいは、かりにソーラーパネルを全家庭に設置するという法制度を施行した場合、それによって得られるエネルギー量は一体どのくらいなのか。現在自宅に設置の場合、電力会社に売れるくらいの電気を得られるようなので、家庭用の電気は全部それで賄ったってよさそうなものだし、恰好のインフラ内需とも成り得るように思われるのだけれど、それでも恐らく既存の原発はやっぱり残すことになるのだろう。なぜなら一度作っちゃったら、廃炉にするのも非常に時間がかかって大変そうだということも、我々は今回の事故で知ったのだった。とにかく原発反対派が出来るのは、今後もうこれ以上は増やさないということだけだろうし、それさえも当面は延期の方向に進むだろうが、すぐにまた喉もと過ぎればになりかねない危惧がある。
今回の事故で、原発問題は基地問題と似ている気がしたのは、何も私ばかりではあるまいと思う。都市の
快適さと安全性を確保するために、地方に過剰な負担を強いるという構図を今後もなお通用させるしかないのかどうか、やはり都市部の人間も改めて考えてみる必要はあるだろう。今回はことに地元ばかりでなく周辺の第一次産業の生産者に多大な犠牲を出した点を考えると、消費者でしかない都市部の人間の奢りというものを強く意識せずにはいられない気がする。


コメント(4)

ごぶさたしております。
記事に関係ないコメントで失礼します。

山下達郎さんがファンクラブの会報で「2010年に読んだ本BEST5」を挙げていて、その中に『円朝の女』があり、
<昨年読んだ作品の中でも出色。松井今朝子さんの最高傑作だと思う。>とのことでした。

他に、百田尚樹『永遠の0』、川口松太郎『人情馬鹿物語』『続・人情馬鹿物語』『しぐれ茶屋おりく』、徳川無声『問答無用』を挙げていました。順位は付けられないとのことです。

投稿者 ぱぐ : 2011年04月05日 11:31

今夜の松井センセは、今から暑い夏がごとく早々にヒートアップしてはりますね。幸い私のところは関電の管轄地域ですので、ノークーラーは経験せんで済みそう、(暑がりやからホッとしてます)役所体質の東電地域在住の皆さんは、ほんとに大変なことですね。
それと時代とともに、暑い場所は変わりつつあるのでは?なぜかと言えば大阪より京都のほうが涼しく感じる事あるんですよね。この頃は夕立の数が大阪より多いですし。
京都のお方は必ず「京は夏暑く、冬底冷え強し。ハンパやないよ~」と酷暑にあえぐ大阪人にも、脅しを入れるのを忘れませんね。
松井センセはやはり京都人なんだと思い、一人でニヤニヤっとしてしまいました。

投稿者 毎晩晩酌  : 2011年04月05日 17:54

山下達郎さんが姉の作品を読んで下さってるのに感激。
達郎ファンの私としては誰か達郎氏と姉の対談を企画して欲しいなあ。ぱぐさんの報告に感謝

投稿者 妹 : 2011年04月06日 13:11

>妹さん

喜んでいただけてさいわいです。達郎さんは江戸ものお好きみたいですから、たくさん読んでおられるのでしょうね。しゃべりも落語みたいだし(笑)

投稿者 ぱぐ : 2011年04月06日 20:05



2011年04月05日

金目鯛の干物、切り干し大根の煮物

切り干し大根は三村夫妻に頂戴したもの。人参、干し椎茸、糸こんにゃく、油揚げと一緒に炒め煮にした。干し椎茸の戻し汁をだしに使うと美味しい。金目鯛の干物は小田原産だが、以前に比べてとてもお買い得だったのは、早くも海産物に風評被害が及び始めているのだろうか。
私はこういう時こそ海産物がお食べ得だし、誰かお鮨を銀座の「あら輝」でご馳走してくれないかしら、なんて思うのだけれど、とはいえ福島原発の垂れ流しがこのままどんどん続けば、マジに食べられない魚が増えちゃうわけだし、それ以前の風評被害と併せれば、漁業関係者及び2次被害をこうむりやすい飲食業界の迷惑は計り知れないものがあるだろう。
放射能汚染水の漏れてる箇所がわかったと報道された時点では、ああ、これでひとまずこの問題は解決した!!と思ったのはとんだヌカ喜びで、堤の決壊なら、まず土嚢を大量にぶち込んで、それからコンクリで固めるという方法を取りそうなのに、いきなり?コンクリートを入れてダメ、ポリマーでダメ、今は水ガラスを入れてるみたいでこれがなんとか巧く行ってほしいのだけれど、とにかくやってみてはダメ~のパターンを、こんなに何度も繰り返されると、現場は必死でやってらっしゃるのだとは思っても、知らされるほうはどんどん不安になるわけで、要するにこうしたダメ不安が世界中に蔓延しちゃってるのではなかろうか。
 放射能量の測定値についても何百ベクレル、何千ベクレルとかいわれて、結果1年間ずっと食べ続けても人体に全く影響ありません、というような医療関係者のコメント付き報道されると、そんなら最初から言うなよ!!!と怒ってらっしゃる農業漁業関係者も多いのではなかろうか。
情報化社会では、誰も知らぬが仏になれないのが良いような悪いような話で、この時期に福島産の米まで買い控える??といったような、物事を全く理屈だって考えられない頭脳の持ち主にまで情報が行き渡ってしまうことの弊害も頗る大きいのではないか。一方で、当事者が何か肝腎の情報を隠蔽してるのではないかという猜疑も異様なほど蔓延していて、初期段階はともかくも、この期に及んでそんなことをする理由が私には全くわからないので、今や放射能と同様に情報も垂れ流し状態であり、それが余計に混乱を呼んで不安を煽っているのだろうと思っている。ともあれ今回のことでよくわかったのは、昔の人は情報が少なかったから無知であまり賢くなれなかったのだと思っていたのだけれど、ならば情報が沢山あれば、人間は非常に利口になるのかといえば、別にそんなわけでもなさそうだ、ということであります。


コメント(2)

放射能物質を含んだ水を垂れ流しで解決する前に、東電、原子力関係の学者でなんとかならなかったものかと悔やまれますが、関西人間のエエ加減さで言わせてもらえば、起きてしまった事にびくびくするよりも、(福岡で水を買い占めておいでの役者さんもいてはりましたが、苦笑)放射性物質は地球の周りにもあり、普段の生活をしていても微量には常に接種してるわけです。福島産の農業生産品や魚にしても同じ物だけを毎日摂取しないように気をつければよい事ですし、福島から供給された電力で毎日快適な生活を送ってきたのですから、むしろこんな時こそ福島産のものを購入するべき。日本中で災いも分散して負うべきだと思います。風評被害で今も自活できる方達を失業者ささせないのは日本国民にとっても助かるわけですから。

投稿者 お : 2011年04月06日 13:48

何でもあり過ぎなさ過ぎは困ったもんですね。
昼のワイドショーなんて、いつもはどっちゃでもええような事を長々演るアナが器用げに、今は○○ベクレル・・・と「物理のお時間でっか」と、混ぜっ返してやりたくなる内容のオンパレード。
もう嫌気してきますわ。
私も魚食べてます。なぜかと言えば、単純に好きだからです。

投稿者 毎晩晩酌  : 2011年04月06日 22:25



2011年04月06日

刺身、鮨

グランドトーキョーサウスタワー内の「京辰」で幻冬舎のヒメと食事。つまみをたっぷり頂戴したあと、久々に心ゆくまで鮨を堪能。盛りだくさんなネタの中でもツブ貝など北海道産の貝類を握りにして塩で食べさせるのがGOOでした。写真は姫路産のサヨリ。
ヒメは早々にオフ会の会場を押さえにかかられたが、足場のいいホテルだと5月中旬の土日はもうふさがっているところが結構多かったらしい。なので今日はすでに仮押さえをしてくださっている東京駅近くのホテルを一緒に下見して、ここならいいんじゃない!!ということで決定した。皆様には来週早々にでも応募要項ともどもお知らせしますのでよろしくお願いしますm(_ _)m
今日はその前に東宝配給で近日公開予定されている「阪急電車」の試写を一緒に見た。「フリーター家を買う」の著書で知られる有川浩の同名原作(幻冬舎刊)の映画化で、文字通り阪急電車の西宮北口から宝塚に至る今津線沿線のやさしい風景をバックに、沿線住人の心優しいエピソードをいくつか綴り合わせたオムニバスならぬオムニトレイン仕立てになっている。スター俳優が勢ぞろいした大作というわけではないけれど、俳優それぞれの個性が巧く活かされており、岡田恵和のシナリオも実によくて、非常にあと味がいいハートウォーミングな仕上がりだ。昨今は報復の連鎖や悪意の連鎖のようなものが絶えず情報として流される結果、人間社会が必要以上にギスギスしてきているような気がするが、この映画は行きずりの人間のあいだに善意の連鎖のようなものもまたごく自然に生まれることを信じさせてくれる。またそれぞれのエピソードでは色んなタイプの女性に則して人生の上でつまづきやすい幾つかのポイントがしっかり押さえてあるから、見ていて身につまされることも多いだろうと思う。女性は年齢を問わずオススメできる映画だし、ことに関西の女性にはぜひ見て戴きたいものである。


コメント(2)

たぶん一番最初に映画で作品に触れるお方は、新聞に連載してるのを読んだ人より「ええ作品だな」と感じられると思います。
新聞連載中は、文章が下手(言葉がどこに掛かっているのか、判別難解やったんですよ)なもんで、その当時、よくそれを巡って姉妹で晩酌中にケンカみたいになったのん、覚えてます。(メチャあほらしいことですが)
ですから、監督、脚本家の腕が良かったんだと思います。
逆に、原作が素晴らしいのに映画化されたら妙ちくりんになっちゃたりして。
(例えば池波作品なんかは、すでに完成品なのに妙にいらうから、ケレン味が出ていやらしくなる)
ムツカシイですね。

投稿者 毎晩晩酌 : 2011年04月07日 19:39

松井さんこんばんは。いつも楽しく読ませていただいています。
前の方のコメントで、ちょっと気になったのですが、「阪急電車」は新聞小説ではなかったと思います。特に熱心な有川ファンというわけではありませんが、文章が下手、という作家さんでもないし、何か他の作品と誤解されていらっしゃるかなあと思いまして気になりました。横入り失礼しました。

投稿者 窓 : 2011年04月08日 01:35



2011年04月07日

お総菜、鶏の唐揚げ、おにぎり、みたらし団子

埼玉県の北本にご実家のある園芸ライターの光武さんから今日ご連絡を頂いて、急に夜桜見物をすることに。ご近所氷川神社の後背に広がる大宮公園は、明治18年頃に植樹された相当数の桜の木があるのでこの春を大いに期待してはいたのだが、恐らく自粛の影響で例年よりもきっと人出が少ないのだろう、見渡す限り360度パノラマの花花花といった絶景を、まるでわが家の庭のように満喫できた。
そこそこ樹齢を重ねているためか比較的高木の桜が多いのはこの公園の特徴かと見え、まさしく花天井といった趣きのこの世ならざる光景に圧倒されつつ、日本の来し方行く末に思いを馳せて、それでもしっかり食べることは忘れなかったオバサンふたりの花見であった。
毎年このシーズンに日本人が花見をするのは歴史的に見ても意味があることだと思うから、被災地の方にもお届けするつもりで、ちょうど夜桜の写真をUPしようとしていたら、またしても宮城沖で強い地震が発生したのは非常に憂慮される。


コメント(1)

みたらしは辛めですか?それとも甘めでしょうか?
夜桜も風情あっていいですね。(やはり食い気重視派なもんで)
前回の窓さま。そうだったんですか、私ずっと勘違いしていたとは。ありがとうございます。
数年前毎日新聞の地域版の連載で、今津線を舞台に主人公が偶然乗り合わせた見ず知らずの乗客とおしゃべりしてる中にドラマが潜んでいるんだ、というのがあったのですよ。
全然別物だったとは。正していただいた窓さま、ほんまにありがとさん~。

投稿者 毎晩晩酌 : 2011年04月08日 13:30



2011年04月08日

イカナゴの釘煮、豚の生姜焼きアスパラソーテー添え

イカナゴは放射能関連でイマ話題沸騰のコウナゴのことである。関西ではこの時期に釘煮にしてよく食べるので、近所のスーパーでゲットして作ろうと思っていたら、京都の父親から淡路島名産の釘煮パックがなんと2箱!!も送られてきた。めったに物を送ってくれない人だから、ひょっとしたら風評被害で関西でも敬遠されていて、それでわざと買って送ってくれたのだろうか?そうだとしたら、親子揃いも揃って2次被災者支援に奔走している感じだから世話がない。今日はメインを魚系の料理にするつもりだったから、急きょ変更でおざなりなメニューになってしまった。
下段の写真は晩ご飯の買い物がてらに散歩して撮った大宮公園の桜です。
昨夜の強い余震で人的被害が少なかったのはまだしもだが、被災地では物理的な被害もさることながら精神的なショックがさぞかし大きかったものと思われて、本当にお気の毒でならない。どうやら日本の地盤全体が影響を受けているようだから、今後もまだまだ、いつどこで強い余震に見舞われるかもしれず、そういう意味では特定の被災地ばかりでなく、今は日本各地に住む人の多くがこの間ひやひやのし通しで過ごしているに違いない。
昨日いっしょに夜桜見物をした光武さんは、「そもそもスゴク地震がある国に住んでるんだっていう自覚が今まで足りなさ過ぎだったんですよね」と仰言った。もちろんいつの間にか54機も出来ていた原発しかりだが、最初の霞ヶ関ビルの時はあんなに大騒ぎをしてたのに、今や数えきれないくらいに建つ超高層ビル群が、別に倒壊すると思ってるわけでは全然ないけれど、揺れ方を想像しただけでも、私なんかは放射能汚染された水や野菜や魚よりもっと恐ろしいくらいである。
ともあれ海外から見れば、よくぞあんな恐ろしい島に住んでるなあと呆れられているのだろうし、実際のところ海外の友人から国外脱出を勧められたという人も周囲にぞろぞろいるが、考えてみれば昔から何度も大きな地震に見舞われてきたにもかかわらず、この島の人口密度が近代以前からかなり高かったのは一体なぜなんだろう?なんて思ってしまう。それはやはり地震や台風等の天災が多かろうとも、差し引きしてあまりあるほど自然の恵みが豊かな島だったということではなかろうか。その自然の恩恵に、日ごろあまり有り難みを感じない都市部の人間がしだいに多くなり、GDPもそれら都市部の人間が大部分を支えるようなクニヅクリになって、必然的に原発も高層ビルもどんどん出来ちゃったわけだけど、そうした住人たちの変化をこの島がどこまで許容してくれるんだろうか?というようなことまで、つい考えさせられてしまいます。


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おざなりメニューだなんて・・・豚のしょうが焼き、美味しそうですね。アスパラの緑が鮮やかですよ。
ここ最近、阪神大震災で被害を被った阪神間でも、高層の建物がタワー○○(51階建てー晴れてると淡路島見れるそうです)と宣伝され、即完売となってました。
売り文句に、阪神大震災クラスでも大丈夫な免震構造とか、万一の停電時に安心な非常用の自家発電装備とかとか、まぁ日本人の民族性は、10年ぐらいで喉下過ぎてしまうのでしょうか。
松井センセのご指摘で思い出しました、霞ヶ関ビルの騒ぎ、ありましたね。でも今の超が付く高さからしたら、かわいいもんですね。

投稿者 毎晩晩酌 : 2011年04月08日 21:01

随分前の話で恐縮ですが「若竹煮」に使われるワカメ、三陸産が柔らかくて京都では三陸産の使われるという話ですが、あれ以後、関西近辺のワカメ、徳島や伊勢のを購入し、筍と煮ましたがとろとろに柔らかくはなりませんね。今まで毎年若筍煮作ってましたが気が付きませんでした(^◇^)

大阪でもホンマニ高いビルやマンション増えました、40階建のがありますから、自家発電できる範囲で停電が解消すれば良いですが、歩いて40階を下りて登ったら一日の労働力使い果たしますよねえ。どないなりますねんやろ。

投稿者 お : 2011年04月09日 22:42



2011年04月09日

あんかけ焼きそば、餃子、ポテトサラダ

乗馬の帰りに大宮駅下のクインズ伊勢丹でゲット。
明日はいよいよ統一地方選の投票日とあって、厩舎の近くでお会いしたオペラ歌手のSさんは、「こんどは
私も頑張ってしっかり投票するのよ。(東京都知事には)絶対なってほしくない人がいるからさ」とのことだけれど、東京都の場合、死に票にしない投票行動を取って誰かさんの当選を阻止するのは相当むずかしそうである。 「いっそドクター中松にするしかないですかねえ」と言ったのは園芸ライターの光武さんだが、私は都民でもないのに一応ほぼ全員の政見放送をたまたまNHKで見てしまったので、あまりオススメはしなかった。なら誰をオススメするかと訊かれても答えられないし、なんとか阻止するために一番有効な票の投じ方をするにはどうしたらいいんだろう???と、東京都民ならムチャクチャ悩んでいたに違いない。都民でなくて、ああ、良かった~と思うばかりだ。
「私の周りであの男に(票を)入れたという人って、ただの1人もいませんよ。誰に訊いても、ゼ~ッタイ入れてないって言うんですけど、入れてる人って一体どこにいるんでしょう!!!」と、光武さんはえらく憤ってらっしゃったが、入れてる人のほうが多数派だから当選してるわけである。「私の周りでは、買い占めした人もいないし、チェーンメールを信じる人もいないんですけど、そんな人も一体どこにいるんでしょうか?結局そういうのは全部おんなじ人たちで、その手があいつに票を入れてるんですかねえ」と怒りの矛先があちゃこちゃに向かうのだったが、ま、類友といって、自分の周囲だけを見てても、世の中はわからないと思っていたほうがいいのである。
私は昔から少数派だという自覚はあって、それは子供の頃に恐ろしく変わった子だと親にまで言われていたせいで、従って他人からいくら変わっていると見られてもゼンゼン気にならなかったし、人と同じようでありたいなんて一度も思わなかった。といっても積極的に人と違うことを誇りにしていたというわけでもなくて、気がついたら違ってギョッとしたりされたりしてたので、人とたまたま一緒だったりするとほっとして嬉しいこともあったのだけれど、無理して人に合わす気もなかったし、一緒じゃないから不満に感じたというような記憶もあまりない。
少数派を自覚する人間としての心得は、損をするのは当たり前ということだろうか。ひるがえせば、多数派でいれば損はしない、ということになる。「最近の若い人は、なんであんなに人と一緒でいたい思い、人と違うのを怖がるんでしょうか?」とも光武さんは仰言ったが、それは損をしたくないせいかもしれない。
人より得をしたいというほどの欲張りではなく、人より損はしたくないだけという若い人が増えちゃったのだとしたら、この国の先行きは暗いものがあるけれど、日本全体がどうにもならないほど損をしてしまった今日、ひょっとしたらいっそ開き直って、なんとか損をしない人生を歩むように勧める親や周囲の大人たちを蹴散らし、損して何が悪い!と人助けに専念したり、もっと積極的に得を取りに行って日本経済の牽引役を引き受けたりというふうに、これまでの守り一方から攻めの人生に転じようとする若い人が少しは増える
のではないか、と私はひそかに期待してもいるのである。


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生まれて初めての衆議院選挙の際、土井たか子女史に1票を投じた私は、支持政党なしの典型的な都会無党派層です。
その後、小選挙区制に変わり、土井氏以外に入れたところ、支持した候補者が落ちて少しがっかりしていたら、MYお祖母ちゃん(偶然ですね、松井センセのペンネームと同名です)が、
「野党に入れるからだ、なぜ自民党に入れないの、したらばそんな思いをせんで済む」と言うので
「じゃあ、お祖母ちゃんはそんな動機で自民に入れてんのん?」と、それまでもクレバーな人ではないと思ってましたが、唖然としたのを思い出してしまいました。
いやいや、MYお祖母ちゃんタイプなりの処世術を実践するのだから、ホンマはクレバーなのか。
少数民族になる→損する→バカを見たくないから、長いものには巻かれよを支持と言う図式です。
今夜の都知事選の開票がコワイです。

投稿者 毎晩晩酌 : 2011年04月10日 15:04

毎晩晩酌さまへ

今朝子はペンネームでなく本名ですが、、、。

投稿者 今朝子 : 2011年04月11日 07:55



2011年04月10日

はなやぐらの会&花の宴

昼間は赤坂の紀尾井ホールで「はなやぐらの会」を鑑賞し、夜は大宮公園で乗馬クラブのお仲間と宴会。
女義太夫の三味線弾き鶴澤寛也さんが主宰する「はなやぐらの会」第8回の演目は「阿古屋琴責め」の段
で、今回も女義会の重鎮竹本駒之助師を相手にしながら、前回に比べるとマクラ(オープニング)の弾き出しからして実に落ち着いていて、もはや大先輩の胸を借りるというよりも、堂々と相三味線を務めている感じだし、この作品のヒロイン阿古屋の性根を表すのにふさわしく、全体に肚がすわったという印象を受ける演奏だったのは何よりである。震災後のこの時期にこうした会を催すに当たっては、主宰者もそれなりの覚悟がなくてはならず、もしかしたらその覚悟が演奏自体の張りや集中力につながったのかもしれないと思わせた。本行の文楽でも三人の太夫の掛け合いで語られるこの作品を、一人で語り分けしてなおかつこの曲独特のメロディアスな音遣いを利かせた駒之助師も聴き応え十分だったし、鶴澤津賀榮の連弾き、
津賀花の三曲併せての合奏も息がよく合って義太夫の音楽的な面白さを堪能させてくれた。前説で橋本治氏が言われたように、確かにこの曲は阿古屋がゴージャスな衣裳を着て登場する舞台が付くよりもビジュアルのない素浄瑠璃で聴くほうが、曲自体の面白さがよくわかるということもある程度実感させられた。
軽いノリで聞かせながら、この作品が成立した過程をかなり突っ込んで解説した橋本氏の前説も非常に
面白く、それを含めてグレードの高い演奏会だったといえる。女義太夫研究の第一人者水野悠子さんや、現代人形劇センターの塚田さん、クルックの矢内さんともお会いしたが、やはりこの時期だけに、つい震災がらみ話が多くなってしまった。
4時に赤坂を出て、5時に大宮で乗馬クラブのMさん、同じくクラブ会員で広告関連会社のSさんと待ち合わせ、エキュートで食料を買い込んで大宮公園に向かう。今宵は暖かく夜桜見物に絶好とあってか人出も多く、屋台も出てそこそこ盛り上がっているが、それでいて恐らく例年ほどの騒々しさではないのだろう、非常にいい雰囲気で夜桜見物の宴が楽しめた。8時過ぎからオペラ歌手のSさんや、昔わが家のベランダで
本物のペンギンを飼っていた!!!というOさんも合流し、「上野よりゼンゼンこっちのほうが明るくていいよ~。でも今年は誘われなかったらさすがに花見の宴会はしなかっただろうから、誘ってもらってよかった~」とSさん。私自身は地べたに座って飲み食いしながら夜桜を見るのは今年が初めてといってもいいくらいなのだけれど、なまじどこかの知事が自粛して当然みたいな発言をしてくれたおかげで、何がなんでも花の宴を開かないと気が済まなくなったようなところがあるのでした。


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この大地震の影響を受け、ひっそりめで宴会が繰り広げられてますね、なんだかいい感じ程度で良いと思います。
いつもはバカ騒ぎでガブガブ飲みすぎ、げぇげぇ吐いていややなぁと常に思っていたので、
今年の花見客の行儀が良いのは、大歓迎します。これからも今年のお行儀のよさを忘れないでもらいたいなぁ。

投稿者 毎晩晩酌 : 2011年04月11日 15:54

桜が満開でついにっこり頬がゆるむ感じです。でも、なぜか満開の季節には個人的に嫌だったり辛かったりする大きな出来事が数回あり気分は満開になりにくいです。 
 それに匹敵する出来事ではありませんが憂鬱です。例の知事が再選を果たし、その得票した人に高齢者が多いと新聞で見ていつまで騙されているのかな?いっそ都道府県知事なんて要らないと思いたくなります。傲岸不遜で思いついたことを散々やって失敗も数え切れないくらいある人を選ばなくても。失敗は成功の元ではありますが、それを振り返って敢えて無視またはその後に生かさない人にリーダーシップがあるのかかなり疑問が残ります。
 私は政治家が全て嫌いでは無くて、思っていたほど活躍しませんでしたが、情のある橋本龍太郎さんは大好きでした。言動にブレもありませんでしたし。 
 

投稿者 nao : 2011年04月11日 18:49



2011年04月11日

豚肉とブロッコリーのオイスターソース炒め煮

 QPで見た料理。生姜汁、酒、醤油で下味して片栗粉をまぶした豚肉の表面をかりっと炒め、茹でウズラ卵とマッシュルームを加えて、オイスターソース、酒、砂糖、醤油少々で味付けした鶏ガラスープで煮込み汁気が少なくなったところで硬めに茹でたブロッコリーを入れてソースにからめ、仕上げに胡麻油で風味づけ。茹でウズラ卵は切れ目を入れて醤油にまぶしておくこと。
震災からひと月目の今日、茨城県の大洗町で被災した旧友トシにお見舞いメールを出して、夕方に返信をもらった。大洗町はいまだ海岸の砂が街中を舞っているとても埃っぽい状態で、彼女はこれまでボランティア活動の拠点としていた場所が浸水で使えない状態になってしまったけれど、子育て支援のための新たなNPOを起ち上げるべく奮闘中とのことだった。この間何度かメールしているが、もともと学生時代から活動的でしっかりした人だったとはいえ、毎回の返信があまりにも元気で前向きな文面だから、却って心配してしまうほどで、めげちゃったりする時もあるだろうけど、そういうときは思いきり発散したほうがいいよと再度こちらが書き送ったところ、向こうは「それでも今は頑張るしかないですよね」と書きながら、最後に「もう地震来ないで欲しいです」とあった。そのメールをもらってすぐに晩ご飯の買い出しで近所のスーパーに行ったところ、入り口の前で強い揺れを感じ、スーパーからぞろぞろ飛びだしてくる人の姿を目撃。すぐに引き返してTVを見たら、またしてもマグニチュード7の地震で大洗に津波警報が出ているではないか。警報はすぐ解除になったけれど、人的被害がまだほとんどないといってもいいくらいの埼玉でさえ揺れる度にひやっとするのだから、被災地の方々がこうした揺れが続くことで被る精神的なダメージは、目立った形でなくとも、だんだんと降り積もって非常に大きいものと拝察する。
 福島原発もしつこいが、余震のしつこさも尋常ではない。だからといってビクビクして引きこもっていたら、だんだんウツっぽくなっちゃうから、それも要注意であろう。とにかく私が懸念するのは日本全体がウツになっちゃうことで、今のところ体感する余震が少なそうな西日本、ことに関西の都市部の方々は、日本から消えてしまったアラブやインドや中国のお金持ちの方々の分までうんと派手にお金を遣ってバンバン遊んで戴きたいものである。


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これほどの大きな地震の場合、余震は1年ぐらいあるとのこと。被災されている方々がどれだけ怖い思いをしていられるかと思うと、言葉がありません。
あと、11ヶ月です。  

投稿者 masque : 2011年04月11日 22:06

大洗町のお友達がもしかしたら明るく振舞っているのかも?と思うと、よけい心配になりますよね。
うつ状態の人、私の周りでも見かけます。
「アンタがキリキリしてても・・・」なんて言おうものなら、キッと睨み付けられる事あります。
そういう人には2つのタイプがありまして、1つは普段から全然困ってはれへん人で「なんかお気の毒お気の毒」と連呼してる感じ、もう1つはご自身が日常生活における不満がありそれをすぐに解決できなくて苛立ってる人、です。
豪遊は無理ですが、前から欲しかった初夏用の急須と白磁のお湯呑み、買いました。

投稿者 毎晩晩酌 : 2011年04月11日 22:49

いつもブログを拝見し楽しませて頂きありがとうございます。


東京都在住の主婦ですが本日の余震にはほとほとへこみました。
本当にしつこくて!!!
今年は何もかも「もういいや」って思うほど鬱っぽくなってるかもしれません。

悩ましいかぎりの都知事選はあっけない幕引きとなりました。あの方が想像されてる花見の経験はありませんし、電力消費が多いとされる自動販売機もパチンコも日常に必要としてませんが、頭から押さえつけるようなものの言いかたに腹がたちます。


そんな毎日ですが本はいろいろ読んでます。
「非道行ずべからず」以来のファンです。昨日ブログの女義太夫公演興味が湧きました。
伝統芸能のなかのお師匠さんと弟子との対決など、いつか松井さんの本で読んでみたいなと思ってます。


投稿者 星ぶん : 2011年04月11日 23:19

『そろそろ旅に』重版おめでとうございます!
こんな時に重版とは、松井さまの「筆の底力」だと思います。
これからは、ぜひとも良き翻訳者を得て、「マツイ・ブックス」を世界へ!
英語など多国語で「日本の底力」を示していただきたいです。
誤解、曲解、珍解釈?されることが多い「歌舞伎」本も、松井さまの本を英語訳し、世界へ発信してください。

東京在住の友人がかなりメゲているので、桜尽くしの京菓子を送ったところ、ご主人共々たいへん喜んでいただきました。
これも「山椒餅」効果と言うべきでしょうか。
ありがとうございました。

投稿者 waysea : 2011年04月12日 10:23

そうですね。ビクビクしていたら駄目は分かりますがやはりかなり行動狭まっています。
帰宅難民になった恐怖からとにかく仕事終わったら直帰。劇場に行く勇気が出ませんのでしばらく観劇はお預けです。
住んでいる所は固い岩盤の上にあるので大丈夫と亡くなった父がよく言ってたので、それを心の支えにしています。。。
いつになったら震災前の生活が戻るのでしょうか。

投稿者 sachi : 2011年04月12日 12:47



2011年04月12日

花の宴Part3

けさも歯磨きの最中にビービービーとケータイの緊急地震速報が鳴って、慌てて口をすすぎ、TVを点けた時点でゆらゆらと揺れだした。夕方から大宮公園で常連メンバーと花見の宴会をする予定だったので、誰かから中止にしませんか?という電話でも入るかと思いきや、全く誰からも連絡ナシ!!ということで午後から予定通りの準備を開始。飲食は持ち寄りで、私は中の一品に、珍しくちゃんとした五目寿司を作ろうと思い立ったのはいいのだけれど、ご承知のように五目寿司は具をひとつひとつ別の味付けで煮なくてはならないメチャメチャ手間暇のかかる料理である。で、今日は作ってる最中に何度も地震速報がビービー鳴るので、そのつど火を消して台所を離れるということを繰り返し、小説の執筆と料理との共通点は、一度始めたらさいご、何が起きても途中で止められないことだよね~と思いながら、ほかに切り干し大根の煮込みと併せて料理をなんとか2品完成!
花見のメンバーは元ミセス副編の福光さん、スラッシュの守部さん、Pメディアの岡野夫妻、岡野夫人の友人でアニメやゲームのクリエーターであるミミさん、あとから遅れて幻冬舎のヒメこと木原さんも参加。福光さんは流行りのケーク・サレ(塩ケーキ)とデザートのマフィンを焼いてご持参になり、岡野夫妻自家製のぬか漬けや守部さんご持参のフランス産パテ等々、持ち寄りの食品を福島産のお酒で味わいながら、岡野氏がアイブックに収録した忌野清志郎の原発ソング「サマータイムブルース」の映像をみんなで見て、ついにチェルノブイリ並のレベル7宣言が出た福島原発事故に当然ながら話が及んだのでした。


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わぁぁ~、お重からハミ出しそうなくらいのバラずし、イイですね。
それとやはり、とめの緑(きぬさやの千切りでっか?)がアクセントになってキレイです、緑はお料理の仕上げのマストアイテム!
松井センセのお料理はチマチマしてなくていいなぁ~。吉兆のバラずしのレシピ(吉兆味ばなし 暮らしの手帳社刊)には具をお米と同じ大きさにせよと書かれてますが、好みの問題でしょうか、少し大きめにしたほうが美味しいと思うお人がここにいらっしゃっててうれしいどす。

ガスを点けたり消したりは、料理のリズムがおかしくなりそうですが、もしもオール電化のおうちだったらば料理できなかったかも。ガスで良かったですね。 直火派より。

投稿者 毎晩晩酌  : 2011年04月13日 16:27

ちらし寿しの具も,かやくご飯の具も大きい派の私は毎晩手酌さんのコメント嬉しく拝読しました。ご飯粒に紛れちゃうのは、私、嫌いなのです。お口の中で、これは椎茸やで!とか、これはタケノコやで!と主張してほしいし、それを感じて食べたいのです。今まで、私はお料理にセンスがないんだなぁ、と思っていました。

投稿者 ともよ : 2011年04月14日 12:01



2011年04月13日

鶏のキジ焼き&椎茸の付け焼き、小松菜と揚げの煮物

今日は午後から自宅で「Ku:nel(クウネル)」誌の取材をお受けした。BOOKコーナーのインタビューなのだが、そこは「喰う寝る」誌だからして、料理関係についても訊かれ、何かお取り寄せモノはないかという質問に、千葉県の佐原市で見つけた素晴らしくオイシイ味醂(馬場本店の最上白味醂)を挙げたら、それをしっかり写真に撮ってお帰りになった。急にその味醂を使った料理が作りたくなったので、醤油と酒をプラスしたタレに鶏もも肉を漬け込んでキジ焼きにし、椎茸も同様のタレを付けて焼いた。煮物も鰹出汁に味醂と醤油と塩少々で味付け。
本来は著作を中心にしたインタビューになるはずが、震災がらみの話をあれこれとして、そこから雑駁な人生観のようなものまで開陳するに至ったのは、この時期として当然の成りゆきだったかもしれない。私の感じだと、被災地以外の皆さんはまだ今は原発事故や余震の気がかりといった目先のことでで心がかなりふさがれているから却っていいようなもので、これがもう少し落ち着いてくれば、日本が置かれた状況の深刻さを各自がそれぞれの立場でまともに受け止めることになるだろう。だから今は空元気を出してでも、被災地支援をするなり、原発反対運動で盛り上がるなりしてほしいところで、ウツっぽくなって過ごしているようなヒマは本当はないはずだと思うのであるが、「自分もふくめて、やっぱりウツっぽくなってる人が多いですよねえ」とライターの石井千湖さんは正直に仰言った。
 これまた私が思うに、原発に関しては積極的に推進した関係者すなわち経営陣や官僚、政治家、学者さん等々が沢山いらっしゃるはずで、彼らの中に責任の重大さでウツっぽくなった人がいるというなら話がわかる。ところが彼らの中には自分は単に運の悪い巡り合わせだったとして全く無反省な人も多いのではなかろうか。だとしたら、そういう人間に大きな顔をさせて、ことさら原発に賛成したわけでもない自分がウツっぽくなっちゃうなんてゼッタイ許せない!!!と奮起してほしいものです。


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今日も新聞で閑散とした浅草仲見世通りの写真を見て「なんでやねん」と思いました。確かに今回の震災は神戸と違い津波と原子力発電所の問題はありますが、今は東京も計画停電も中止されています。神戸の震災の時、「大阪が元気やから、私たちも頑張れる」と言う声を聞きました。
今、東京の方もカラ元気出して、花見もして美味しい物食べてうわべだけでも明るくしないと東北の被災者の方々はたまりまへんで。

積極的に原子力発電を東京電力と進めて来られた自民党の元老の事を書いた週刊誌がありましたが、日航と同じような手口、あの頃の経済発展に大きなつけを背負わされたのは国民。
今は野党になって色々言ってますが「責任を取って欲しいのは先ず自民党、次が今の政権を取ってる民主党」やと思います。子供手当なんて初めから必要無い。、マニフェストも日本が健全なれば守れば良いですが、このような事態になれば即座に変えれる政権であって欲しいです。

投稿者 お : 2011年04月13日 22:49

今朝子様のおとといのブログをを見て、とても嬉しく思いました。絶対に花見をするという気概を。昨日の内容は、散らし寿しがとてもおいしそうで、他のお料理ももっと写真で見せて欲しいと思いました。日本酒で花見は今はほとんど選ばれないので、いぶし銀のように渋い選択で産地も素敵でした。(もしも日本酒でないのなら心得違いですみません。表現もしばしば死語や方言ですみません)。
 私にとっては、民主党は自民党の亜種で、政権交代したとはいえないと思っています。また、原発は、昔から自分の近くにできて欲しくないと思っていましたが、40年前に反対運動が実を結ぶわけがないので近辺の避難している人や残っている人にしっかり東京電力が補償金を出し顔をみせて会長か社長からしっかり謝罪して欲しいです。そしておいしい空気や水・自宅・職・自然を壊されたことをうやむやにされないようにして欲しいです。
 ただし、お金で保障されてお金に人生が狂うこともあるのでそうはならないでほしいです。それでも、今までの生活が全て壊されたことは取り戻せないことなのでお金で取り戻せるものがあるなら全て受けて欲しいです。国と東電・東京都も保障の責任がありますよね?
 早く余震が終わって欲しいです。変わりにまた大きな地震がくるのも辛いですが。 
 株価や国際信用の下落によって、かなり厳しい状況になるのだろうと思いますが、どうなるのか想像もできません。それでも、なんとか庶民はつぶれず諸外国では生き残るので、まずはできることを少しずつやりたいです。
 それでも妙に鬱々しますが、性格的に鬱々する性質でいけません。

投稿者 nao : 2011年04月14日 00:24

クウネルは、毎号買っているので、松井さんが出られるのは楽しみですね♪
正直、震災後雑誌を買う気がまったく失せていたのですが、クウネルだけは買いました。私にとっては、そういう雑誌です。

花見ですが、私も昨日の午前中時間があったので、母を誘って10年以上ぶりに花見をしました。
桜の花を、時間が経つのも忘れて見ていました。

投稿者 スノウ : 2011年04月14日 13:40

私も先週お花見しました
半ば意地で。でもおだやかないい花見日和で。
ここ数年お花見なんて出来なかったのに
今年は絶対やるとむりやり時間つくって会社の連中誘って。
久しぶりにのんびりすごせました。
ある意味、知事効果?
近所の人たちもお弁当持ち寄って静かに集っていました。
花を見ながら色々な思いが押し寄せて来て、
つらいこともあるけれど、人の心を慰めてくれるのもまた自然なんですね。

投稿者 天 : 2011年04月14日 14:30

花の宴パートⅢまで開かれた松井センセに、ここのコメ仲は皆拍手してはるお人が多くて面白いです。
ここからは脱線気味かわかりませんが、もし御本人さんが何かの拍子にこのブログ読んだとして、いろいろ想像したら、もっと面白いかも。
「なんだ~、この女史は?こんなで俺に挑戦してるつもりなのかねぇ」と自分の発言が注目されてる事に悦に入ってるか、ああそれは彼を喜ばす事になるからアカンですね。
「私も元作家、作品の良し悪しにかけちゃぁ眼力がある、素晴らしく良いのを書いてる人だと思ってたが・・・」と何やら怒ってるバージョンのがいいですね。

投稿者 毎晩晩酌 : 2011年04月14日 18:38



2011年04月14日

西日本からのお客様

今日の午後はお茶の阪本先生と星野先生ご姉妹が初めて拙宅をお訪ねくださった。阪本先生は以前から新居を見たいと仰言りながら、そのチャンスがないまま年が明けて、そうこうするうち先月は震災が起きてお茶のお稽古がお休みになり、今月はお稽古をなさるというので、それなら花見がてら大宮にもいらっしゃいませんかとお誘い申しあげたところ、軽井沢在住のお姉様と駅で待ち合わせてお揃いでお越しになったのだった。新幹線だと大宮は京都と軽井沢の中継地点としても非常にベンリな駅なのである。
近所のイタ飯で遅めのランチをしてから拙宅をお見せして、そのあとは例の如く氷川神社へご案内。
「ほんまに上賀茂神社によう似てるわ~京都にいるのとちっとも変わらへんがな~」と阪本先生。「こういう神社があると、やっぱりなんやしらん、気持ちが落ち着くな~」と星野先生。この神社に案内した京都の人たちは、わが親族含めて、皆さん同様の感想を述べられるのがおかしい。
続いて散った桜の花びらでピンクの絨毯を敷き詰めたような大宮公園に案内したら、「ほんまにここええとこやわ~今朝子ちゃん、この神社のこと、もっと宣伝したげたら~」と言われ、「相当ブログで宣伝してるつもりですけど~」とお答えし、「確かに、確かに(笑)」と納得された。
それにしても、お茶のお稽古の再開が意外にも早かったのでビックリしたと申しあげたら、やはり京都では阪本先生の東上を引き留める方もいらっしゃったようで、それはさもありなんというべきか。「そやけど私はこの目でちゃんと様子を見てきます言うて来たんや。帰ったら、別になんともあらへんて皆に教えたげよ思うて」とのこと。実際問題この間に関東から関西方面に逃れた人も結構いらっしゃったようだし、といって本格移住をしない限り、関西に留まり続けるわけにもいかないから、阪本先生のお知り合いは、皆さんもう東京に戻られたそうである。
 「海老蔵が京都のご贔屓すじのところへ逃げたという噂もあったようですけど」と言ったら、「そやねん、いろんな人から電話がかかってきて『そっちに行ってるんでしょう。今は情報がまわるから、隠したってすぐにバレるのよ』とか言われても、ほんまに、ほんまに京都には来たはらへんねん」とのこと。ただし、ゼンゼン別の人がたまたま先生のおうちにお泊まりなさった時に、珍しく「おいと」のおでんを出前で頼んだことがひょっとしたらあらぬ誤解を呼んだのかも?しれないらしいのである。一時は天皇が京都に行っちゃったから東京はもうアブナイとかいう噂をばらまいた人もいたようだし、本当にこんな狭い日本の中で根拠もない噂がぐるぐるまわっているのだから、海外で日本全体がとんでもない状態になっていると思われていても、これはもう仕方がないのであった。


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氷川神社、氷川と言う響きに字体がステキですね。そんなのに似ているのが松涛、北白川、
浜田山・・・。
たくさんある中には、名前がキレイからどんなんでしょと行ってみたら、名前負けの所もあったりして。
阪本先生のおいとのおでんの出前の件、京都らしくて面白いです。
京都に限らず世間は狭いから隠し通すのは無理がある、遅かれ早かれどっからか漏れるもんですし。
デマって誰が最初に思い付くのでしょうか?
だからか、噂の真相と言う言葉があるんですね。

投稿者 毎晩晩酌 : 2011年04月15日 17:58

海老蔵さん、福岡で何人もの方に逢われてますよ(^◇^)
誰が京都って言われたのかしら?しかし、ほんまに東京から関西に逃げて?来られてる方って居られるんでしょうか?春休みには子供さん連れた方が確かに多かったと思いますが。

投稿者 お : 2011年04月16日 11:40



2011年04月15日

火鍋ほか

今週は千客万来ウイークで、新潮社の小林姐さん、クスノセ氏、田中範央クン、青木大チャンが夕方お越しになって大宮公園でなんと花見Part4!!花はとっくに散ってるのだが、姐さんたちは昨日やっと校了したばかりとあって、遅ればせもやむなしで、落花を見ながらの酒盛りと相成った。そのあと大宮駅近くの火鍋専門店「小肥羊」で会食。
震災当日、クスノセ氏は某作家と一緒に仙台に出張して取材中に被災。ホテルは停電し、当日のパーティに用意されていたらしい前菜みたいなものが夕飯代わりに客に配られただけで、客たちは寒さにふるえながらテーブルクロスを躰に巻きつけたりしていたが、それでも中には合コンみたいに盛り上がって、王様ゲームに興じる若い男女の姿が見受けられたという話はなかなか興味深いものだった。クスノセ氏らは深夜11時に地元のタクシーをつかまえて交渉したところ、燃料の関係で東京直行は無理だといわれたので、何とか福島市まで行ってもらい、福島から宇都宮へとタクシーを乗り継いで、13時間かけてやっと帰京できたという。
 新潮社のビルは地震に強いといわれながら今回は結構揺れたのだそうで、地震直後は皆さん仕事が手につかなくなり、さりとて帰宅もできないので、各部それぞれ酒盛りを始めちゃったのはありがちな話としても、中にはヴーヴ・クリコのシャンパンをあけたり、鶏を一羽潰したり、大間のマグロを刺身にしたりした人まで現れたというのは、一体どんな会社やねん!!と思うけれど、そこらがさすがに老舗出版社ならではの奇矯さであろう。4人が揃いも揃って、この間、本がとてもしっかり読めてよかったと仰言ったのもさすがに編集者ならではというべきか。


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アメリカやったか、大雪や暴風雨で外界から閉ざされると男女関係が密になり、
出生率が上がるという統計学のセオリーがありましたっけ、仙台のホテルで王様ゲームしてた若者も
そんな統計学に通じるのでしょうか?
帰宅難民パーティで豪華グルメを堪能した人達は「今まで終い込んでたのがアホらしなった、
命短し、召しませグルメ~」てな気になったのかしら。
便利に慣れきった人間がこの世の終わりか?を、少しだけ体験するだけで刹那的になるのでしょうか。

投稿者 毎晩晩酌  : 2011年04月16日 19:37



2011年04月16日

海鮮ちらし、シュウマイ

けさ仕事中に揺れをかすかに感じた直後、ケータイが例の嫌な音で騒ぎ立てる中で震源地の近そうなドンと突き上げるような感じに続いてグラッと来た。揺れはすぐに収まったものの、朝から妙に暖かすぎる天気とベランダでいつになくバタバタ動きまわるカメらが不安な気持ちにさせた。それでも午後は予定通り乗馬に出かけて1鞍騎乗。久々にお会いした登山好きの会員Sさんとは当然ながら地震の話になり、Sさんが以前飼っていたウサギは後ろ足を踏み鳴らして地震を知らせてくれたのに、今飼っている猫は何も知らせてくれなかったし、余震があってもびくともしないと聞いて、ちょっと意外な感じがしたのは、震災後、飼い猫がセンシティブになって困っているという話を何人かの友人から聞かされていたせいで、どうやら猫の性格にも個体差があるようだ。震災時の馬はやはり暴れたのもいたそうだが、今日の震度4くらいでは全然動じなかったというから、揺れにだんだん馴れてきたらしい。人間でも震度4くらいならもう平気な人も多いだろう。とはいえ誰しもケータイやTVの緊急地震速報が入るたびにドキッとさせられ、それなりの緊張を強いられているはずだ。Mさんは先週の日曜に大宮公園で催した花見の宴で「いや~自分でも信じられないくらい酔っぱらってしまって、皆さんにご迷惑かけちゃいました~」と謝られたが、この間の緊張感が目に見えないかたちで精神的な蓄積疲労と化して、結果、日ごろにない泥酔につながったとしても、それでむしろ発散できてよかったのではなかろうか。いつも高校生の息子さんと一緒にクラブに欠かさず来てらっしゃるご夫人から「近ごろ精神科や心療内科にかかる人が物凄く増えてるらしいですよ」と聞いて、さもありなんと思われた。余震も福島原発も共に長期戦になりそうだし、それどころか、「これからは、日本全体が経済的に大変なことになりますよねえ。被災地の復興経費だって政府がちゃんと出せるんだかどうだか、ホント心配になっちゃいますよ」とご夫人仰言るように、今後もシビアな状況を回避できそうもないのだから、皆さんそれを覚悟しつつ、どこかで発散しないと、却って神経が保たなくなるだろう。とにかくいまだ被災していない者たちは、せめて自らの心身をできるだけ健康に保つよう、心がけておきたいものである。


コメント(2)

はじめまして。いつも楽しく拝読しております。
先生の倶楽部では被災馬3頭を預かってる由。
私のいる青森でも南相馬の被災馬を3頭保護しました。
南相馬の馬達は人災による餓死というむごい環境にいます。
事情の判らぬ動物逹の事を思うと、ただただ申し訳なく
涙するばかりです。
速やかに速やかに原子炉よ鎮静してください。

私、1949年9月28日生まれ
53才から乗馬を始めました。
べりーショートヘアーです。
B型です。

今朝子様のご著書に初めて触れたのは、今朝子の晩ごはん
忙中馬あり編でした。
馬が今朝子様の存在を知らせてくれました。

今後とも多岐に亘るご活躍を祈念いたしております。

投稿者 小山 雅子 : 2011年04月16日 23:41

小山様へ
それはきっと「相馬野馬追」で活躍するはずだった馬達なのでしょう。私は去年大宮に引っ越して、今年こそ「野馬追い」を見に行こうと思っていただけに、とても心配しておりました。
ああ、なんともいえない気持ちです。

投稿者 今朝子 : 2011年04月17日 21:17



2011年04月17日

おこわ弁当、蒸し鶏の30品目サラダ

乗馬の帰りに大宮エキュートでゲット。
今日も夕方から1鞍だけ騎乗して、お相手は例のチア君で、なにせお爺さんだから背中が張りやすく、動きだすまでに時間がかかるが、いったん動きだすと今度はテンションがあがり過ぎて制御が難しくなる。今日は背中が硬そうだったが、鐙に立って腰を鞍につけずに乗っていたらだんだんスムースな動きをするようになり、最後は久々に巧く駈歩が出たのでホッとした。自馬でなくても長期間同じ馬に乗り続けていると、お互い気心が知れるようなところがあって、馬はこちらがビビッてるのをまるで見透かしたように駈歩で走らなかったり、またこちらも今日の躰だとあまり無理はさせないでおこうと思ったりして、言わず語らずのコミュニケーションが成立してる?ような気にさせられるところは乗馬の醍醐味といえそうだ。これは乗馬に限らず、生き物と暮らしている人は誰しも言わず語らずのコミュニケーションが成立してる?ような気になるだろうし、そのことは実は人間にとって非常に重要なことではなかろうか、と生き物好きの私は思うのである。なぜなら人間も生き物だから、言わず語らずのコミュニケーションでお互い察し合うこともあながち否定されるべきではないし、そもそも日本人はその点に長けた民族のはずだったのだが、昨今はどうもそんな感じでもなくなってきたような気もする。ひょっとしたら相当優秀なエリートでも、というよりもその手のお受験勝ち抜き組エリートみたいな人ほど他人の気持ちを察するイマジネーション不足なのではなかろうか、と思ってしまうのは、震災・原発事故被災者に向けた政府側の対応が毎度あまりにもお粗末だからである。
たとえば今夜のNHK7時のニュースでようやく原発事故対策のロードマップが提示されたのは、実現の可否は別としても,遅ればせながらの前進であるには違いないのだけれど、収束まで最低半年以上はかかると宣言しておきながら、現在体育館のような場所での避難を余儀なくされている方々に、その間の住居は早急に用意するというようなフォローが全くなかったようであることにはさすがに呆れたのだった。住まいの提供はもちろんするにしても、最初の段階でそれを含めて聞かせられるのと、ただ半年以上かかると宣言されるのとでは、聞く側の精神的なショックはまるで違うはずだということくらい、ふつうに想像がつくはずだし、仮設住宅に関して仮に現段階ではアテがなくても、必ず用意しますというひと言を添えるだけの発想がもはやこの国の役人には無いのだとしたら、それはエリートの出来損ないというよりも作り損ないの教育を根本から改めなくてはならないのではなかろうか。


コメント(6)

コメント有難うございました。
とても嬉しゅうございました。
小説で描かれたとは言え、明治の御代の国のトップ達の凛とした威厳のある言葉や行いやお顔立ちを見るにつけ、
現在の政治家(与党・野党問わず)には国を想う気概がひとつも感じられず、いわんやきゅうりやいちごを食べてみせるなぞ低能かつ下品の極みしかできない彼等が、日本国の代表かと思うと情けなくて、若き人々に良きお手本をお見せできない事に苛立たしさと恥ずかしさをおぼえます。

役人は一歩踏み出さず仕事終え

投稿者 小山 雅子 : 2011年04月17日 23:06

昨日の朝日新聞に小さく住宅メーカーが政府より割り当てられた仮設住宅を各メーカー不休で製作しているが、被災地の事情や政府の方針により作ったものを被災地で直ぐに建てる事が出来ないで倉庫に保管されていてメーカー側も困っている、といような趣旨の記事がありましたが、神戸と違い高台に建設を予定しながら、山際まで海岸が迫り、平地が少ない地方の災害の難しさがあると思います。

投稿者 お : 2011年04月17日 23:08

おはようございます。
全体への目配りが足りない気がしますね、何をするのでも。

教育はすぐに成果の出るものではない、ということもこの国の人たちは忘れてしまってるんじゃないでしょうか。

投稿者 ぱぐ : 2011年04月18日 07:42

おはようございます。
 今朝のNHKラジオで被災3県の消防団員の死者が200人を大きく超えているとのこと。みな壮年の地元にとってどんなに大切な人々であったことでしょう、切ないです。
 それにつけても義援金や、支援物資の送付と違って、立派な背広を着た方々の動きを見ているしかないだけいらいらが募ります。

投稿者 ROGA : 2011年04月18日 09:00

三陸ワカメ、昔から食べていて当たり前だったのが、当分買えなくなると思うと、勿体なくて、手持ち分を大切に味わっています。被災した妹の地元では、中学に入るとワカメの種付けから養殖を実践、収穫後の包装まで自分達で手がけ、修学旅行の際に東京で販売する総合学習を続けており、毎年、美味しいワカメが安く手に入りました。出回り始めた筍、今年の若竹煮は格別な味になりそうです。
「通販生活」と「ほぼ日刊」、被災者が失った製品を無償提供するそうで、愛用していた妹は大喜びです。特にカタログハウスの物は高額で、太っ腹で思いやりある配慮は、日頃の気骨のある主義主張を実践するもので、私もPRしたくなりました。

投稿者 ウサコの母 : 2011年04月18日 13:30

「今日はコメやめとこかな?」と思ってましたが、役人ネタなので参加させて頂きます。
必殺仕事人の中村主水シリーズの南町奉行所内のシーン、風刺が効いてて、よう、でけてましたな。
中でも主水が新人の見習い同心に「休まず遅れず働かずが役人3か条」と教えていたのが印象深いです。
今も昔も役人どもは、3か条を実践してる集合体。
かんばたらきができない人間の最高峰が、役人ワールド。
ですから理想の結婚相手は公務員と新聞に載った時には私ビックリしました。
今の娘っこは表面しか見られないのですね。嘆かわしいこっちゃ。

投稿者 毎晩晩酌 : 2011年04月18日 16:54



2011年04月18日

春キャベツと筍と豚肉の生姜炒め

QPのレシピ本で見た簡単な炒め物。醤油で下味した厚めの豚ロース肉を胡麻油で炒め、いったん取りだしておき、春キャベツと茹で筍をしんなりするまで火を通してから戻し、生姜のすり下ろしと味醂と醤油の合わせ調味料を加える。
今日は小説の執筆をいったん休止して、河竹登志夫先生の名著「黙阿弥」に改めて目を通したのは、文庫版の解説をお引受けしたからで、私は基本的に書評及び文庫の解説はお断りしているのだけれど、いくらなんでも先生からお頼まれして断れるわけもなく、戸板康二氏、阿刀田高氏、富岡多恵子氏のご著書に続いて4度目のオキテ破りと相成った。
ところでこの本を今読むとドキッとするのは、黙阿弥が娘に家督相続を済ませた翌日に、「人は一代のうちかならず災害にあうものだ。中でも困るのは大地震」云々と語った上で、いざという時のために金貨の入った壺を土蔵の縁の下に埋めてあることを明かすという件だ。安政大地震の体験者ならではの深謀遠慮で埋められたその金貨を譲られた娘が、晩年に今度は関東大震災に遭ったのだから、黙阿弥の予言は確かに的中したのである。作家特有の勘が働いたというよりも、この島に住んでいる以上、誰しもそれくらいの覚悟と用心はした上で、黙阿弥がそうしていたように、ふだんは全くそんなことを気にせず仕事に遊びに忙しく闊達に過ごすべきなのだろう。もっとも黙阿弥は桁外れに用心深い人だったようで、「火の用心」と書いた自筆を版木で刷って配ったという事実からも性格の一端が窺われる。その版木は関東大震災にも奇跡的に焼け残って河竹先生の手元にあり、それで刷られた紙札を、私も以前頂戴して台所に張っていたら如何せん、いつの間にかボロボロになって消えてしまった。
代わりにというわけではないが、今日たまたまお茶の星野先生から写メで頂戴した、表千家十三代家元即中斎のお軸の「無事」という文字をUPしておく。実際に見れば本当に心が落ち着く見事な書で皆様のご無事をお祈り申しあげたい。


コメント(2)

今夜のブログを拝読し、2年前に仕事で出会った
ある掛け軸を思い出しました
「無事日月長」という軸で武家茶石洲流伊佐派の流祖
幸琢の筆のよるものということでした
それはとあるNPOの仕事で環境に配慮する新聞広告写真に
使わせていただいたのですが
『この「無事日月長」(ぶじじつげつながし)には
 未来の人をおもてなしする心が宿っています
 どうか百年後の客人を、
 なにごともなくこの地上に迎えられますように
 江戸の昔よりお茶の世界に伝わる名句「無事日月長」
 なにごともなく、悠々とつづく時間をイメージさせる言葉です』
 まだ続くのですが、こんな文章が添えられた広告でした
無事という短い言葉にこめられた多くの意味を改めて考えています
今、日本人が切に願っている言葉ですね

投稿者 天 : 2011年04月18日 23:28

こんにちは。
いい字ですね。アップありがとうございます。

投稿者 ぱぐ : 2011年04月19日 12:56



2011年04月19日

豚ロースカツ定食

新国立劇場で「ゴドーを待ちながら」を見る前に劇場近くの「さぼてん」で食事。
気鋭の森新太郎演出に興味が湧いての観劇だったが、この時期でも意外に客席は埋まっているのがひと目でわかったのは、舞台が客席の中央を貫いて、舞台を挟んだ向かい側の客席がすっかり見渡せたからである。つまりは客席の両サイドから一本道のように見える舞台は、人間がどこからか来て、どこかへ去る過程にあることを、とてもわかりやすく明示しているともいえるのだった。舞台の造りのみならず、森演出は俳優のセリフにもわかりやすさを追求しているのかもしれない。ことにヴラジミール役の橋爪功は,彼ならではの芸達者ぶりを発揮して、この不条理劇のセリフをリアリズム演劇の如く粒だたせて聞かせてくれる。ポッゾのセリフを借りれば、「ある日、生まれた。ある日、死ぬ」という人間存在そのものの不条理を痛感させられる今日において、いささかセンチメンタルに過ぎるきらいはあるとしても、俳優にとって納得のいく演技の追求にほかならないのだろうし、観る側もそれはそれなりに了解できた舞台だったといえる。




2011年04月20日

なべ家+ネパール料理

今日は午前中から出かけてまず整体治療を受け、次に例の新潮社のオイシイお仕事で「なべ家」の会食、さらに進藤さん宅を訪問し、近所のネパール料理店「ゴルカ」のテイクアウトで晩ご飯をご一緒する。ここはカレーも結構いけるが、アチャーレという胡麻和えが絶品だ。雑誌に掲載されるのでここには書かないが、今日は「なべ家」もいつもにましてのご馳走で、まさに口福な一日でした。
もっとも話題はどこも決して明るいものとはいえず、寺門先生やアシスタントの青年とも原発問題を熱く語り合い、「なべ家」のご主人は「石原さんがボロくてキケンだなんて言ってたけど案外こんどの地震で保ちましたしねえ。豊洲は液状化してんでしょ。どうするんですかねえ」と築地市場移転問題に話が及び、小林姐さんから原稿の締め切りを来週と伝えられた松下先生は、「来週のことなんてもう誰もわかりませんよ。東京が無くなってるかもしれないじゃありませんか」と恐ろしいことを宣うのであった。
要介護5のお母様を抱えた進藤さんは、やはり日々とても大変そうだが、今日はデイ・サービスを受けられた日とあって、とてもお元気で、食事も独りでなさるし、受け答えもしっかりしてらっしゃった。彼女自身は勿論しっかりしていて、幾分か達観したようなところもあり、身の周りでは、この間けっこう狼狽えたり、気弱になった人も多かった中で最も変わらなかった人である。震災に関しても、「若い子が被災地で自分たちを必要としている人がいるということを実感できたのはとてもよかったんじゃないかなあ。彼らは今までそれをなかなか実感できなくて苦しんでたわけだから」と実に前向きなとらえ方をしている。原発に関しては「原爆でやられたのも日本だけ、今度のような事故を起こしたのも日本だけとなったら、私たちができるのは身をもってこれは本当に恐ろしいものだと世界に訴えることしかないんじゃないの。人間は自分たちで止められないようなもんにやっぱ手を出しちゃいかんのよ」というキッパリした意見だった。
進藤さんを訪問したのはお母様のお見舞いかたがたオフ会の件を報告するためだったが、けさは幻冬舎のヒメから、オフ会の参加申し込み欄に自分は昨日まで全く気づかなかったので心配です!!というメールが来たため、すでに相当数の、オフ会としては十分すぎる申し込みを頂戴しつつも、気づかないままで終わってしまう方が出ないよう、改めてHPの右上にご注目くださいと申しあげておきます。


コメント(3)

おとといからオフ会参加が出ているのに気付いたので、やっと今日申し込みました。多分抽選になるくらい申し込みがありそうな気がします。
 進藤さんのおっしゃる通り、原爆を平和的に利用しようとした原発には、安全と宣伝されるたびに非常に本当に大丈夫かしらと不安が湧き上がりましたが、今回の地震で利用できるかできないかを見極めるのに、今の政治家では不安が大きいです。お金のことばかりを言うのは、下卑てると思い今までのコメントを恥じていますが、核廃棄物の処理が不法投棄に似たものや管理できない状況であるならば、これ以上の稼動はして欲しくないです。稼動するなら今ある原発の古いものから同時に稼動を止めてほしいす。処理に人の一生分の年月位を必要とするとは知りませんでした。その上、廃棄物がたまり続けて、処理できないなんて・・・!!!
 せめて少しずつでも減らしていくことはできないのでしょうか?。子どもや孫世代の次の世代のために。放射線物質についてよくはわかりませんが、実り豊かな素晴らしい自然が損なわれたのは明白です。そして、人も。
 これから先、ノーモア広島のようにノーモア福島と他人事のように処理されたくないです。 
 
 ふざけるな!!! 
 傍観者たち   《でも私も傍観者でそのうち被害者?》
 
 多分根絶は無理なら、少しずつ減らしなくしたいものです。 
 話は変わりますが、最近新聞を読む気がしません。個人的にうつ状態気味ではありますが、地震関係の記事が美談で埋まっていて、悲しく辛いとともに、人間の汚い状況を全て無かったものかのように感じる全ての記事に尊敬の念と共に反吐が出そうです。私は、つくづく上等に入る人間の部類ではないと思い気分が落ち込みます。 
 正直に言えばもっと現場にいる人に寄り添った記事にして欲しいです。書きにくいのはわかるけれども、はるか昔の士気を高揚する戦時中の美談のような記事やコメントは無いほうがましで、客観的に至急に必要なものと数、これから先に必要なものや今後もとても困っている状況や必要物品などの手配受付リーダーなどの本当に被災地で望まれているものの記事がほしいです。被災地の状況は知りたいですが、お涙頂戴の記事は五年後くらいに今のものをその頃にしてもらえるとありがたいように思います。
 ここに書き込むのも変なのですが、・・・すみません。

投稿者 nao : 2011年04月20日 23:56

今気づきました、と言うかブログに書いていただいて良かったです。毎日拝見しているのにオフ会まだかなと思ってました。
早速申し込みました。抽選になったりしますか?

投稿者 sachi : 2011年04月21日 12:44

原発は危険やからイヤヤけど、他の安全な発電方法はないので、仕方がないというのが、
皆がわかっている暗黙の了解です。
クリーンな風力発電はあれはあれで、風車の低周波が発生するところの騒音被害が住民を悩ましていると、TVで見ました。24時間絶えず耳鳴り音がしているので、眠れなくなり、精神安定剤が手放せなくなり、さりとて新天地に引っ越すのも自腹では出来ないので困っているのだとか。
電力会社はキレイなイメージの宣伝にお金を使い過ぎですね。それよりそんなにお金が余っているのなら、廃棄物処理の実態を公表して処理にお金を使って欲しいと思います。
プルサーマル計画なんて欧州の原子力最先端国でも大変やのに、理想的なCM時々流してからに。
この地震で私初めて知りましたが、原子力安全保安員は原発推進派で集まった天下り先機関(ここは経産省OBのオイシイ場所)なんですが、他にもあと2つぐらいあって、原発反対派グループ、中立派グループという感じで。それらも天下り先にもちろん、なってます。(たぶん経産省以外でしょうな)
OBどもの元役人にすれば、地震がなけりゃ、安穏と給料を貪れたのにとくらいしか思ってないんでしょうな、ああ腹の立つ。

投稿者 毎晩晩酌  : 2011年04月21日 14:30



2011年04月21日

アチャール、サフランライス(昨日進藤さん宅で食べた残り)

今日は講談社の堀さん、新さんと大宮の「銀座アスター」で会食してたっぷりランチを食べたので夜は控えめに。3/14に予定していた『そろそろ旅に』文庫本の打ち上げを今日に延期したのはいうまでもなく震災のためである。
震災当日、新さんは講談社ビルの21階で仕事をしていてかなり怖い思いをなさったらしい。堀さんは幸い3階にいて、それでも相当の揺れを感じたので、しばらく上のフロアには行けずそこに留まっていられたそうである。幼い坊ちゃんをお持ちの堀さんは原発の件で一時はかなり気持ちが追いつめられて、短期的に避難もしてみたが、今はもう開き直るしかないですよね~とのことで、関東では同じような気持ちで暮らしてらっしゃる方も多かろうと思う。全くの気安めにしかならないけれど、私が子供の頃は水爆実験花盛りで放射能濃度が現在の1万倍くらいあったと語る学者さんもいるくらいだから、堀さんには、あまり思いつめないほうがいいと申しあげるしかなく、堀さんも今は持ち前のサバサバとして泰然とした雰囲気で、こちらが案じるまでもなさそうだった。とはいえ「福島の子供たちはやっぱり心配ですよね」と仰言るのは無理もない。同じく幼子を抱える国兼ブチョーも一時は郷里に避難されたそうで、その間、会社に寝泊まりして仕事をすることが多かった新さんは、太っ腹なブチョーの好意?で、空き家と化したブチョー宅に間借りされていたらしい。
とにかく今度の震災では色んな人の色んな反応が興味深く窺われるが、ネット社会ならではの新たなつながりも生まれて、堀さんのダンナさんはツイッターのフォロワーで宮城在住の人のツイートが一時途絶えたことをとても心配されたらしく、「顔を見たこともない全くの他人のはずなのに凄く気になるんですよね」との話にはそれなりに共感できた。私もこのブログで被災地の読者からご投稿を頂戴したことで、現地の様子がよりいっそう気になるのである。また本を造る立場としては、「今まで紙をどこで造ってるか全然知らなかったし、気にもしなかったのが、悪かったなあと改めて思いました。電気も福島に頼ってたんですからねえ」と堀さんが仰言るのも同感で、関東都市部の住人はこうした罪の意識にも似たような心情にかられる人も多そうである。だからといって戦時中の灯火管制の話まで持ちだす東京都知事にはおふたりとも頭を抱えておいでのようで、周囲にはカレに投票した人がだれもいないのに!と皆さん仰言ることは同じである。
おかしかったのは御年91歳という新さんのお祖母様で、「あなた、石原さんに入れた?」と訊かれた新さんは首を横に振りつつ何がいいたいのだろう??と訝っていたら、「なんであんな人が当選するのか、本当に不思議で、ひょっとして若い人が票を入れてるのかと思ったのよ」と仰言ったのだとか。


コメント(2)

都民でない私が知事知選について口を挟むのはお節介でしかないのですが「なんで又石原さん?」と思っていましたが、お年寄りでもなく、若い方でもない、誰が投票されたんかしら?
「灯火管制」の事を持ち出されたのには大阪人も頭を抱えましたわ。そんな国にしないために日本国民は頑張ってきたのに。
今頃そんな言葉御存じの方少ないのに、何を血迷われたんかしら?ほんまに今後の東京はあの方に都政を負かしても大丈夫ですか?

投稿者 お : 2011年04月21日 22:42

いつものようにここのブログ開いたら、タイトル→写真の順に見たのでアチャール、サフランライスの残りを、松井センセが優雅に盛り付けはったのかしらんと、一瞬感違いしてしまいました。
都知事選はもし大地震がなかったら、石原のおジジになってなかったかも。
大惨事の後だったので、現職志向が強くなったのかもしれませんね。東国原は出馬宣言が遅かったし
ワタミが出た事で無党派層の票が割れたんじゃないでしょうか?
しかし石原のおジジも仕草に老化現象がそこかしこに現れているから、任期中に健康上の問題が
浮上でもして、再選挙の日はそう遠くないかもしれませんで。

投稿者 毎晩晩酌 : 2011年04月22日 15:36



2011年04月22日

カツオとアボガドのサラダ

以前QPで見た料理。鰹のタタキとアボガドとトマトと紫タマネギとルッコラを、ニンニクオイルとナンプラー、マスタード、酢を合わせたドレッシングで和えるだけ。鰹はサクで買って、フライパンで表面を焼きつけて自分で作ったほうが断然美味しい。皮目から焼いて、さっと冷水に取ってから水気をしっかり拭き取るのがポイント。ニンニクオイルはニンニクを入れたオリーブ油を熱して作る。芯を除いてこんがり色づくまで熱したニンニクスライスはトッピングに使う。
当面の復興に必要な第一次補正予算案がようやく提出されて、国会議員は連休返上で審議に当たるようだが、つまらない揚げ足取りや何かは時間の無駄なので頼むから止めてくれといっても、やりそうである。
昨夜、京都の妹と久々に電話で話したら相変わらず色んなことに腹を立てていて、中でも国会審議のバカバカしさには憤りが激しかった。「菅さんのパフォーマンスも嫌やけど、自民党も自民党やで。現地の視察に行ったんが、どうしたこうしたとか、ようそんなショームナイ突っ込みをしてる暇があるなあて呆れてしまうわ。時間も無駄やけど、あの人らは存在自体が無駄とちがうか」と、こちらはなかなか厳しい突っ込みだ。
とにかくこれまで長いあいだ国会審議という場がそういうふうにしか培われて来なかったのだから、そこで育った彼らに建設的な議論の仕方を望むのは無理な注文ともいえる。
「ほんまに会議が好きなんかしらんけど、梅原さんとか内舘さんとか、あんな人らが一体何を話さはんの?
あの人らにすぐ何かしてもらえることてあるのん?」という疑問も当然で、これまた小泉以来何かと有識者会議なるものを設定して表面的な国民的合意を取りつけたかに見せたがる役人たちのおざなりな対応が,
この期に及んでも発揮されたことには心底呆れてしまった。
「菅さんの顔見てたらだんだんいらいらするようになってきたけど、そやからいうて、ほかにダレか総理になってほしいような人ていてるか~?ほんまにダーレもいてへんで~!!!」というのも尤もで、既成政治家の多くにほとんで期待できない現状は、日本の前途を暗く感じさせる最大の要因かもしれない。
とはいえ被災地の市町村の首長さんたちが、平時はどうだったかわからないけれど、この間は恐らく持てるパワー全開といった感じで、皆さんとても説得力のある言動をなさっているし、リーダーとしての面構えが整っていて、日本人は決して捨てたものではないと思わせてくださっていることに感謝したい。


コメント(3)

自分が守るべき人々の顔を知っているリーダーは実に男前
ですね~。=^_^=
国会議事堂にいらっしゃるセンセ達(一部除く)は
ふやけた顔とふやけた頭脳の持ち主ですものね。
あ~~~~~情けなや!!!
東電の幹部もこれぞエリート!というお顔立ちの方
お見受けしませんね~。

投稿者 小山 雅子 : 2011年04月22日 23:52

私も大きめのカツオ(しかも腹側)を見かけたら自家製します。
私は最後の氷水の工程をやめて、焼いたカツオをそのまま冷蔵庫に入れてしまいます。
少し前まで高知の水産会社がホントのかやで焼いた美味しいタタキがあったんですが、
手を広げすぎたのか、不味くなってしまい、もうこれは自分でやるしかないとフライパンでやったら、
イケたので最近は自家製です。

面構えがドシッとした男は今は絶滅危惧種です、15年前くらいからそうじゃないでしょうか。
破産大病牢獄の経験がないとリーダーにはなれないと言いますからな。便利な世の中になったから、3つ経験するのはムリですからね。


投稿者 毎晩晩酌  : 2011年04月23日 14:31

お妹様の御意見に同感です。
下記の毎晩晩酌様の石原都知事感にも同感ですが、こんな時に都知事選のやり直しなんて無駄な事が起きないように石原都知事の健康を願った方がええのか?しかし、これ以上の老化現象が現れても困りますねえ。
かつおのたたき、むかしから片身を柵どりして背は刺身で腹身ははたたきで頂いております。自家製のポン酢にネギとショウガを入れて炙ってから包丁の背で薬見入りポン酢を叩きつけてから冷蔵庫で締めてます。

投稿者 お : 2011年04月23日 22:13



2011年04月23日

牛肉と筍の照り煮

前にQPで見た料理。茹で筍と牛肉を炒めて味醂と醤油で味付けするだけだが、先に筍を色づくまでじっくり火を通しておくことと、合わせ調味料を2度に分けて入れて、水分をしっかり飛ばすのがポイント。
昨夜、友人の若い女性と電話で話していたら、福島原発の放射能漏れで相当アタマに来ているらしく、風評被害にも憤って「福島の野菜を食べるべきですよ!!」と言ったりする一方で、東京にいたら水や食べ物に注意しなくてはならないから、いっそしばらく京都に移住したいといいだしたのでちょっとビックリした。本人が話してることの矛盾に気がつかないくらい思いつめているみたいだし、お勤めというわけでもないし、もともと関東の住人だけれど、お仕事がら京都にも縁がある方なので、そんなに気になるようなら、移住したほうが精神衛生上いいかもね、と言うしかなかった。
とにかく福島原発に関しては何度もあとからとんでもなく悪い数値が発表されて、毎度ええ加減にせいよ!!!といいたくなる感じで、東電や政府が信用を失っているのは当然だし、今後もどうなるか予断を許さない状況に変わりはないようだけれど、現段階ではまだ、チェルノブイリ事故から20年後に400キロ離れたベラルーシで甲状腺癌が急増した件になぞらえて判断するのは、ちと飛躍があり過ぎるように思う。私はいくら年を取ってるからといって、何も絶対に悪い病気になるリスクを冒してまでも義侠的な心情で関東を離れないというわけではなくて、現段階では全く問題がなかろうと冷静に判断した上で大宮に留まっているのである。放射能以上に情報がダダ漏れする現代社会にあっては、水道水にしろ、スーパー等に出まわっている食物にしろ、今は盛んなNPO活動があちこちで放射能測定をしているに違いないから、もし少しでもヤバイ数値が出たらすぐさま報道されるだろうし、それがない以上、現段階では、まず大丈夫とみるのがリアルなものの見方ではなかろうか。そうした報道を政府機関が押し潰していると考えるのも飛躍がありすぎで、確かに原発事故の発表はかなり抑え気味にスタートして徐々に明らかにしたのは意図的だったと思しいけれど、さりとて政府が東日本の住人を見殺しにすることに何らかのメリットがあるとも思えないから、そこまで不信感を募らせる必要はないのではあるまいか。
近年、若い人の間では、小説にしろTVドラマにしろ、とんでもなくリアルさの欠けたフィクションが好まれる傾向にあったというよりも、フィクションにリアルさが欠けていることに全くひっかからないらしいということが私は常々気になっていたのだけれど、それはいつの間にか物事をリアルに考えられる人が少なくなっていたという現実の反映だったのかもしれない。リアルに考える人が少ない中で情報が異常なまでに氾濫すると集団ヒステリーにもなるはずで、それは日本に限らずどうやら世界中に蔓延しているようだ。
ただ、そうはいっても、東海大地震の起きる確立が高いと言われる中で、浜岡原発の存在は私もリアルに考えて非常にコワイと思っております。


コメント(1)

牛肉と筍の炒め煮、美味しそうですね。筍は油と相性がいいから、ええ取り合わせですね。
食べる間際に粉山椒をふってもエエかも。
松井センセが電話で話しをしてはったお若い人とは20代かしら、そうだとしたら、アニメ漫画オンリー世代
ですから、フィクションにリアルさが欠けていても平気な世代でしょうね。
誤解を招いてはいけないので最初に断わっておきますが、何も漫画を全否定する気はないですが、漫画しか知らない人が多いなと実感する事そこかしこ。
私もいわゆるベルばら世代に入りますから、漫画のおもろさとは後を引くおもしろさというのはようわかります、けど漫画の他にお堅い難しいものも読む乱読派だったので、漫画しかしらない人は可哀想だなと思います。

投稿者 毎晩晩酌  : 2011年04月24日 18:16



2011年04月24日

ちらし寿司、生ひじきのサラダ

乗馬の帰りに大宮エキュートでゲット。
けさは気持ちよく晴れてたので洗濯と掃除を入念にして、亀ファミリーを久々にお風呂にも入れたし、午後はいつもより早めに乗馬クラブに行き、馬具の手入れもしっかりして、いざレッスンとなったところで急に雲行きが怪しくなり、空がゴロゴロいい始めた。それでも速歩で何周かして、さあいよいよ駈歩にかかろうとしたら、ピカッと光ってバリバリバリーンの雷でさすがにレッスン中止。馬から降りた途端にドーンと落雷が響き渡って、インストラクターの方が慌てて手綱を取られた。馬装を外すのも用心してインストラクターの方が代わられたが、この間チア君は泰然自若とし、馬場に出ていた他の馬たちも非常に落ち着いていて、意外なくらいキケンな雰囲気はなかった。馬は音に弱い動物だし、ことに雷は大の苦手だからどうなることやらと心配されたのだけれど、近ごろは余震でもゼンゼン騒がないという話だから、もしかしたら震度6を経験したことで馬たちの肝がすわったのかもしれない。
ともあれ今日は結局のところ馬具の手入れに行ったようなもので、珍しくロッカーや鞍箱まできれいに片づけたりしたから肝腎のレッスンで雨が降っちゃったのだろう。私はさほどマメなほうではないが、結構多くのの会員さんが馬具や靴の手入れはもちろんのこと馬の手入れもマメになさっていて、時には手入れを嫌がる馬もいるけれど、ふつうは巧くコミュニケーションを取るための手段として有効に働いている。つまり乗馬は馬に乗っている以外の時間をかなり費やすし、それが面倒だとか、馬糞が汚いとかいってたらとても出来ないスポーツである。インストラクターの方はレッスン終了後に馬の世話はもちろん洗い場の掃除や馬場の整地まで、かなりの上級者を含めて皆さん一緒になさっているのを私はいつも感心して見ているのだが、それもたぶん乗馬の世界では当たり前なのだろう。大学の馬術部で学習院と慶應だけは専属の馬丁さんがいたという話を前に元ミセス副編の福光さんから伺ったことがあるけれど、いくら馬丁さんがいたとしても、馬糞(のことをボロと呼ぶのはボロボロするからだろうか?)を全部取ってまわるわけにはいかないはずだし、いくらお坊ちゃまやお嬢さまでも部員がそうした馬の世話をゼンゼンしないということはむしろ考えにくい。ところで学習院馬術部のキャプテンだった今上天皇は果たしてどの程度の世話をなさってらしたのだろうか?てなことをついつい考えてしまいました。


コメント(1)

今上天皇は大学時代は馬装ぐらいはなさっていらしたのでは?

ボタボタの馬もいるのですが、ボロは何語でしょうか?
ちなみに私は自馬のボロは素手でも拾います。

馬中毒の友達ですが、入院中のお見舞いに何がいいかと
聞いたところ、”手入れしたタオルを洗わずに持ってきて”
と言われました。

投稿者 小山 雅子 : 2011年04月24日 22:42



2011年04月25日

スナップエンドウ入り肉じゃが

QPで見たこの時期ならではやさしい煮物。油をひかずに豚肉と新玉ねぎを炒め、新じゃがを加えて脂が全体にまわったら水と多めの酒と味醂と醤油、粗塩少々を加えて柔らかくなるまでじっくり煮込み、最後にスナップエンドウを入れて仕上げる。砂糖を使わないで新玉ねぎの甘みを活かすのがポイント。
確かまだ炉内中継装置が落下したままのキケンな高速増殖炉「もんじゅ」を抱える敦賀市で、自民党推薦の原発推進派市長が5選を果たした点など、昨日の統一地方選についても書きたいことはあるけれど、今夜はやはりスーちゃんこと田中好子さんの訃報に触れないわけにはいかない。
拙作『星と輝き花と咲き』を執筆したとき、当時実在したオッカケの男子を書くに当たって真っ先にイメージしたのは「キャンディーズ」だったくらい、私にとっては妙に想い出深いグループだった。それは彼女たちが引退を表明した頃に、私もちょうど大学院を辞めることやその他もろもろプライベートでも決断を迫られて、人生の大きな転機を迎えており、阿木耀子が彼女たちのナンバーを巧みに織り込んで作詞した、「微笑みがえし」をしょっちゅう口ずさんでいたからで、今でも2番までしっかり歌えたりするのである。
バラエティ番組「見ごろ食べごろ笑いごろ」で、彼女たちがよく自分たちの引退をネタにしたギャグ「私たちにはもう時間がないのよ!!」と叫んでいたのも想い出されるし、結構ファンだったといってもいいのかもしれない。私はランちゃんとほぼ同世代だったから、当時ほかのアイドルよりいささか年を喰ってアイドルを続けていくのはキツイだろうなあと思ってはいたのだけれど、「普通の女の子に戻りたい!」といきなり叫んで引退宣言するというのは、当時としては驚天動地の出来事だった。それは今の人が思うような、絶頂期でアイドルの座を捨てるなんてもったいないというようなレベルの問題ではゼンゼンなくて、当時の芸能界はまだまだいくら引退しようと思ってもそれほど簡単に足抜け出来る世界ではないというような、ダークなイメージが断然強かったからである。そうした芸能界の悪しき慣習を物ともせずに、彼女たちが自ら着々と引退を進めていくことに、同世代としては拍手喝采で、バラエティ番組の出演を見てもスゴク人を笑わせられる、当時としては珍しいほどの賢い女性芸能人だというのがわかって、この賢さがあるからこそ、なんとかこの世界から逃げられるのだろうと見ていたのである。
アイドルとしての潔い散り方は伝説と化した。今日の葬儀もまた伝説となるかもしれない。
女の子は潔いけれど、男の子はちっとも潔くなくなっちゃったニッポンは、これから一体どうなるんだろう。


コメント(4)

「潔さ」については、今朝子さまの小説を読むと、いつも
学ぶところが多いです!男の子たちは、もっと読むべき!!!
と、思います。
「銀座開花おもかげ草紙」の「いざというときに捨て身になる
覚悟がなければ、人としての矜りが保てぬと思うばかり」
・・・この一節だけでも、ずしーーーんと心にきます。
あの方にも、あの方にも、このシリーズを送りたいような・・・。

投稿者 彩の女 : 2011年04月25日 21:48

いいえ、男はほんとの所女々し~いのです、けれど少し昔の男は女に女々しさを気取られたくない一心で、潔いフリをして、ええかっこしていたんじゃあないでしょうか。
今はそのフリすらしないもんね、だから女にますます見捨てられるんでしょう。
まっ男の子からすれば、ええかっこ、せんで済むならラクでしょうし、
「今は女子が強いしね、男女同権だし、、クチクチ」とほざいているしかないのでしょうな。
まずフリから始めよ、さすれば道は開かれる、と言ったところでしょうか。

投稿者 毎晩晩酌 : 2011年04月25日 22:55

田中好子さん、私はキャンデーズ全盛期から引退の頃は子育て全盛期だったので引退宣言以外はあまり興味がなかったのですが、女優になられてからの彼女の生き方に今は死語となった矜持という言葉が思い浮かびました。今日の葬儀の時に流された彼女のお別れの言葉には涙がこぼれました。
男性には覚悟、女性は矜持を持つ事を教えられたのは遠い昔なんですね。

投稿者 お : 2011年04月25日 22:55

父親の死にも涙をみせなかった夫が、スーちゃんの最後のメッセージを聞いて泣いたのです。それだけ大きな意味を持った生き方だったと思います。
緒形拳さんも闘病生活を表に出さず、芝居を続けられましたが、幕引きは随分違う形になりましたね。

そして乳癌でいつも思い浮かべるのは、木崎さと子の作品「青桐」。
女性は強い!おのこにもがんばってもらいたいものです。
そして、新夕張市長の鈴木直道さんにエールを送りたい。

投稿者 Clay : 2011年04月26日 00:25



2011年04月26日

絶食

朝から偏頭痛と肩こりがひどくて、それでも明日〆切りの原稿を書いていたが、だんだん吐き気を催して、夕方にはマッサージ店に直行。食欲は全くないので晩ご飯はカット。春によくあるいつもの絶不調なのであまり心配はしていない。とにかくタバコを止めてから間食を口にすることが多くなったし、近ごろは明らかに食べ過ぎモードだったので胃腸の壊れる時期が来たのだろう。こういう時は慌てず騒がず食べないで早く寝るに限ります。てなわけでこのブログも早々と終了させて戴きますm(_ _)m


コメント(3)

春は冬や夏より体調を崩しやすいです。お大事になさって下さい。

投稿者 お : 2011年04月26日 22:14

いつもお忙しいうえに、この1ヶ月いろいろありましたから。
どうぞお大事に!

明日は良い朝でありますよう♪

投稿者 waysea : 2011年04月26日 23:52

どうぞご無理をなさいませんように。
ゆっくり、ゆっくりお仕事をなさって下さいますように
armich

投稿者 荒谷美智 : 2011年04月27日 12:50



2011年04月27日

キャベツスープ

絶食明けの定番メニュー。
昨夜は10時に寝て、今朝は4時に一度目覚めて起きあがるも、まだ頭がガンガンして寒けもするのでベッドにもぐった。6時に吐き気を催して起きだし、胃液や黄水ををすっかり吐いたあとTVを見たが、途中で躰をタテにしてられなくなって再びベッドに。そのまま12時まで寝てしまい、ようやく頭痛がひいたのでPCに向かって今日〆切りの原稿をなんとか書き上げ、メール入稿してまたまたベッドに直行。今度はまた3時頃まで寝て、ベッドの上でしばらく読書し、夕方ようやく完全に復活した感じで夕飯の買い物に出かけたしだい。いや~よくこんなに寝られるもんだというくらい寝てしまいました。一年に一度は必ず躰がこんな風に自壊して積もりに積もった疲れを取ろうとするので本人は馴れておりますが、読者の皆様にはご心配をおかけして恐縮ですm(_ _)mもう大丈夫なのでご安心を!


コメント(2)

お疲れでいらしたんですね。
いつも、しっかりと体調管理されて、こんなときでも
きちんとからだによいものを作られて、すごいな・・・と
思います。
「もう大丈夫」という言葉に、安心しました。
でも、お大事になさってくださいませ・・・。

投稿者 彩の女 : 2011年04月27日 21:02

♪眠れ~眠れ~母の胸~に ラララ♪
も少し、グッスリおねむのほどを。
少し食欲が出はったんでしたら一安心、
外野はうるさくしないにしときます。

投稿者 毎晩晩酌 : 2011年04月27日 22:30



2011年04月28日

キャベツスープ(昨日の残り)

食事後にフィギュアスケート世界選手権男子フリーを見る。ショートで2位につけていた織田がなんと跳び過ぎで減点!!高橋は試合中にスケート靴の刃を留めるビスがゆるむ!!などのアクシデントが重なって日本勢はもはや全滅かしらと思っていたら、最後に登場した小塚が4回転を含んだパーフェクト!演技でショートの6位から大躍進の2位入賞おめでとう(^_^)/それにしてもフィギュアは毎回どんな番狂わせがあるかわからないスポーツだとはいえ、今回の織田と高橋はさぞかし口惜しかろう。
けさフジの報道番組では右寄りのシンクタンクを擁する原発推進派の青山繁晴氏が福島原発に潜入してのルポルタージュを放送して、思わず見入ってしまったが、夜にも翻訳家の松岡和子さんから、同じく青山氏のルポで先に関西で放送された分のUtubeがリンクされたメールを頂戴し、この放送はやはり主義主張は別として大変に興味深く、また意義のあるものだろう。
 トップの吉田所長以下現場の士気が想像されたよりもはるかに高い点が非常な救いで、彼らの責任感と日本人らしい几帳面さが粘り強く発揮されることによって、時間はある程度かかろうとも今後よほどのアクシデントがない限り、なんとか収束に向かうのではないかという期待を抱かせてくれるだけでも有り難いとしなくてはなるまい。もっとも現場と本部との意思疎通がなかなか巧くいかない様子も窺えるので、まだまだ何かと予断の許さぬ状況であるのも確かだ。
青山氏は今回の事故が初動ミスによる人災だと明言しており、それはたぶん原子炉が使えなくなるのを恐れて東電側が海水の注入をためらったことに責任を求める考え方なのだろうし、原発推進派としてはむしろこの際、責任者を明確にして処罰すべきだという態度に出るしかなかろうと思うし、原発反対派としても、それは望むところだろう。ただ東電だけに責任を負わせて済む問題ではないはずで、今後マスコミは原子力発電にまつわるさまざまな利権や既得権益に関することはもちろん、外交的な経済問題等を含めて、徹底的に明らかにしてほしいものである。




2011年04月29日

カボチャのそぼろ煮、小松菜と揚げの煮物

体調を考えて胃腸にやさしい献立にした。
けさ早くからせっせと原稿の仕上げをして、ようやく夕方4時に3本まとめて連休前の入稿完了!!と思ったらなんともうすでに連休に入っていたことがわかってガックリ(-_-;)丸一日寝込んでたので日にちの感覚がくるったみたい(^_^ゞもっとも〆切りには十分間に合ってるはずです。
連休中もふだん通りに仕事をするつもりで、それは別に自粛でもなんでもなくて、今月は仕事と遊びで九州と北海道に旅行する予定があるため、連休中は家でおとなしく過ごそうとうわけで、もちろん土日に乗馬には行くし、馬事公苑のホースショーも見に行くかもしれません。
食事しながら英国のロイヤルウエディングの中継を見て、そういえば私が初めてロンドンに行ったのはダイアナ妃の結婚直前だったので、ウエストエンドのアポロシアターで「ハー・ロイヤル・ハイネス」という芝居が上演されていたのを想いだした。これはダイアナ嬢が結婚直前に逃げだしたために、オーストラリア訛りの強いダイアナのそっくりさんが代理に仕立てられるというストーリーで、しかもその話をエリザベス女王以下、全員そっくりさんが演じるという、ある意味メチャメチャ王室をおちょくった芝居だったにもかかわらず、上演終了時に観客全員が自主的に起立して国歌GOD SAVE THE QUEENを歌い始めたので、こちらは呆気にとられてしまい、日本人の皇室観からはかなりかけ離れた異常なまでの親しみを、多くの国民が王室に感じているらしいことがなんとなく想像できたのだった。
その後も英国には何度か行って仕事でロングステイし、王室の誰かが町でショッピングしている姿をよく見かけたが、そのつど芸能人に群がるみたいにキャアキャア寄ってゆくファンが結構いたものである。
 私は別にそれほど王室ファンでもないから、馬車パレードでは騎馬隊ばかり見ていて、速歩でもこんな風に行進するとカッコイイな~とか、あっ、速歩のはずなのに駈歩しちゃった馬がいた!!とか、ゼンゼン見ているところが違っちゃったのでした。


コメント(3)

馬車と騎馬隊のパレード、カッコ良かったですね。昔長野県で乗馬をさせてもらった時に「大人になったら乗馬を習うぞ」と思ったにも関わらず、邦楽関係やダンスに夢中にになり気がつけば結婚、育児でとうとう機会を逃してしまい、松井様を羨ましく思っています。
数日前に中曽根康弘氏の談話が朝日新聞に掲載されていましたが、政治家は国だけを見て行動するほうが偉大な政治家になれる様な感を受けました。あの方が日本を一等国にするために原子力発電に早くから着目し、推進されてきたのですが、今回の原子力発電所の放射能漏れになった件は「非常に遺憾に思う。今後は津波が来ても大丈夫な位置に作るべき」と語られていましたが、今現在人災とも言われる放射能の被害で福島県のみならず、茨城県の漁師までは被害を受けている事に関しては全く「我関せず」結局国民の為を考える政治では復興も遅々として進まない。国単位で考えるのが「やり手」の政治家なんでしょうか?

投稿者 お : 2011年04月29日 22:25

少し違う観点で王室を観てはる松井センセに、乾杯!!
私は王、皇族の方をそんなに特別視しない派なので、
1週間ぐらい前になりましょうか、今度の結婚式に備えてロイヤル騎馬隊が、念入りに馬具のお手入れをしてるのを「さすが容姿端麗なオニイチャンばっかり、粒揃ってるね」と違うところを見ておりました。

投稿者 毎晩晩酌 : 2011年04月29日 22:44

私も馬ばかり見ていました。
沿道の人々の歓声に、さすがの英国騎馬隊の馬達も
落ち着きがなかったので、だいじょうぶか~とどきどき
ものでした。
ウイリアム王子の隣にいた馬は特に落ち着きがなく
駆足になった時は心臓ばくばく!!!

馬車と正装した騎馬隊のなんと美しい事か!!!!!!

投稿者 小山 雅子 : 2011年05月01日 00:40



2011年04月30日

焼売、海苔巻き、30品目サラダ

乗馬の帰りに大宮エキュートでゲット。
今日も午後から1鞍騎乗。今月一杯お相手はチア君かと思いきや、今日は新たなパートナーのスーパー君だったが、これがなんだかとてもオトナの雰囲気を湛えて紳士然とした馬なので、乗るほうも安心感があるにもかかわらず、つい手綱を動かしすぎて、駈歩を続けることに失敗した私であります。
晩ご飯のあとTVでフィギュアスケート世界選手権女子フリー演技を見たが、まずは今シーズン抜群の安定感を誇った安藤美姫が順当に優勝を決めてめでたし、めでたし(^_^)/もっとも、当人はちょっとしたミスがあったのを非常に悔やんでいて、こういう時期の海外試合だけに、男子と同様、日の丸を背負って滑るという気持ちがとても強かったようだ。それでかえって堅くなったのかもしれない。
片や今シーズンずっと不調に苦しみ続けてやっと世界選手権出場を果たした浅田真央は、どこか体調が悪いのではないかと思われるような痩せようで、昨日のショートプログラムでは非常に精彩を欠いてBGMと微妙に間がずれる演技にびっくりさせられた。今日はなんとかそれなりにまとめてはいたけれど、慎重に行こうとする分どうしても勢いが乏しく見えるのは如何ともしがたい。 
この人に関しては、いつか必ず名子役が女優に脱皮する難しさのようなものに直面するだろうと見ていたが、きっと今がちょうどその時期なのだろう。柄からいってどうしても、女優でいえば清純派路線を狙うような感じになるのだろうし、今シーズンのフリーの選曲もあきらかにそういう路線だけれど、それだとかえってなかなか名子役を脱しきれなくなるから、いっそコーチも替えて、ガラッと違う路線を追求したほうが巧く脱皮できるんじゃなかろうか、なんて思ってしまった。
一貫してイイ子路線を歩まされているが故に脱皮が難しい真央ちゃんに対して、同い年でも急速に大人びたキム・ヨナが、今シーズン初登場でなんと堂々の2位入賞には驚きで、さすがに久々の試合だからミスはいくらもありながら、スケーティングの巧さと相変わらず表現力の豊かさには舌を巻いた。