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2011年03月30日
ラーメン、餃子
整体治療の帰りに大宮駅前の「日高屋」で食事。遅くなって、エキュートもほかの店も閉まっているのでやむなく飛び込んだが、三茶の日高屋よりも美味しいのが意外だった。ラーメンはジャコだしを使っているのが面白い。
整体の女性アシスタントにいきなり「カメは立ちあがりましたか?」と訊かれて一体なんのことだろう???と思ったが、前回たまたま地震の話になり、阪神大震災では前日から水槽のカメが立ちあがっていたらしいので、ウチもカメを頼りにしているというようなことを私が言って、それからほどなくして震災があったのでとても心にひっかかっていたのだとか。私にも何となく予感めいたものがあったのだろうか。
わりあい虫の知らせとか勘が働くほうで、いざとなったら、へたなデータなんかより自分の勘のほうがよほど頼りになるような気がするし、いつの時代も、どんな状況でも結局生き延びられるのは、そういう動物的な勘の働くタイプなんじゃなかろうか?と思ったりもするのである。「なんか若い人たちの中にはメソメソしちゃったり、家から出て行けなくなっちゃってる人もあるんですよね」と聞いて、以前から、科学文明が発達しすぎた結果、若年層において動物的にひ弱な人びとが増えることが、いつか問題になるのではないかと懸念していたが、それがとうとうここに来て露わになった感じがしたものである。
ところで今日は講談社の野間佐和子前社長が急逝されて、社長交替があったばかりだったのでちょっとビックリさせられた。健康に問題があることを自覚してらしたのか、そこにも何か予感めいたものがあったのかと疑うようなタイミングだが、とにかく謹んでご冥福をお祈り申しあげる。
私は時代小説大賞を受賞した時に目録をお手渡し戴いたくらいのご縁しかないのだけれど、あるパーティ会場でホテルマンが私を野間社長と間違えたという珍事があったりしたし、何しろ大出版社の女性社長という存在に興味が持たれ、そういう時は意外と日本人的な遠慮を全くしない私であるからして、いつぞや某ベテラン編集者に「あの社長はお飾りなんですか?」なぞとメチャメチャ失礼な質問をしたものである。「とんでもない!!!外見はおっとりしてらっしゃるようですが、ああ見えてとてもシビアで、なかなかのやり手なんですよ」と聞かされたのを、10年以上たった今でもよく憶えている。
「お飾りなんですか?」と訊いたのは創業一族の社長だったからで、世襲の場合まず、お飾りなんじゃないか?と疑ってかかるのは私の悪いクセともいえる。世襲のほうがまだましかもしれず、天下りのお飾りはもっとたちが悪いと思わせたのは、原子力安全委員会の委員長だの、保安院長だのといった、何ら責任を取るだけの見識も気構えもない人たちによって、重大な物事がいい加減に決められていたという恐ろしい現実である。
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コメント (1)
私の友人が台東区在住で、11日の午前中に上野動物園のふだん微動だにしないおとなしい動物がハイテンションに動き回っていたそうで、見に来ていた保育園児が大喜びしたと教えてくれました。東京新聞にも地震雲が出ていたと写真がでていましたが予兆はたしかにあったのかもしれません。でもそれがわかったとしても、逃げ出すわけにもいきませんし。
投稿者 trinity : 2011年03月31日 19:40