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2011年02月23日

パエリヤ、海老とブロッコリーのフライぴり辛ソース、バーニャカウダほか

今日は夕方から園芸ライターの光武さんがお越しになったので手料理を振る舞った。パエリヤは専用の鍋を買って以来、意外と簡単にできるおもてなし料理である。色んなやり方を試している最中で、今回はニンニクを入れたオリーブ油で玉ネギのみじん切り、厚切りベーコンの順でじっくり炒め、そこに無洗米を加えてさらに炒め、パブリカとピーマンを足し、スープとサフランを入れて沸騰させてからアサリを加えて塩胡椒で調味し、10分ほど煮込んで火を消したあともしばらくアルミホイルで蓋をして蒸らした。フライはQPで見た料理。パン粉は細かくして使う。ブロッコリーは電子レンジで加熱しておく。ソースはケチャップに玉ネギのみじん切りとレモン汁、醤油、ハチミツ、チリペッパーを混ぜ込んで作る。
光武さんはその昔、渋谷の神南に編集プロダクションの事務所を構えていた頃のお仲間で、私が仲良くなった最初の埼玉県人でもあり、知り合った頃は北本の出身と聞いて、北本?それどこ?という感じだったのが、今では大体どの辺かわかるのであるが、そのこと自体が我ながら不思議で、まさか自身が埼玉県人になるとは夢にも思わなかった私である。で、現在は高円寺にお住まいの光武さんも、昔よく通った旧中山道の横断歩道を渡りながら、「まさかこの横断歩道を、松井さんチに行くために渡るとは思いませんでしたよ~」と仰言るのであった。熊谷高女の頃は氷川神社から大宮公園にかけてがデートコースだったそうで、「大宮公園のあたりはもともと赤松林だったらしいんですよね。明治の頃に松を大量に伐ってソメイヨシノに植え替えて今に至るんですよ」と、さすが地元民だけあって詳しい。「そのうち近くの盆栽村にもお連れしたいし、秩父のほうへもご案内しますよ~」と言ってもらえたのは嬉しい限りである。
「それにしても、松井さんはよくこっちに引っ越しましたよね~度胸あるというか、勇気があるというか、さすがに松井さんだと思っちゃった」と改めて言われてみると、確かに関西人の私には、縁もゆかりもなかった土地だから、こんなにあっさり決めちゃっていいんだろうか?と多少逡巡もしたけれど、結果、大正解!!と自信をもって言えるほどベンリで暮らしやすい町なのである。私世代にとっては町のサイズが適度だし、正直言って現在の東京の繁華街は規模が大きくなりすぎて何もかもがツーマッチな感じで、三軒茶屋に住んでいた頃からすでに、芝居を見るとか、会食するとか、何か明確な目的でもない限り、わざわざ繁華街に出かける気はせず、ふだんはほとんど三茶で用事を済ませていたのである。大宮はもちろん三茶より買い物がもっとベンリだし、池袋、新宿、上野は三茶の頃よりも早く着けるし、一番遠くなった渋谷でさえ電車乗りかえナシの40分弱で着いてしまうし、不都合な点は少しもないのであった。もともと埼玉県人である光武さんは、今回私の住まいを見て、大宮に引っ越したい気持ちがますます強まられたご様子で、「あとはうちのダンナが折れるのを待つばかりですよ~」とのことでした。


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