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2011年01月01日
川上のおせち
新年あけましておめでとうございます。今年もこのブログをよろしく御願いしますm(_ _)m
大晦日は全国的に大荒れの予報も関東は全く外れて穏やかで暖かな年末年始を迎え、京都が大雪の映像にビックリしております。大晦日は蟹鍋をメインに筑前煮とハタハタ鮨(これは秋田出身の進藤さん宅で毎年戴いているうちに年越しで欠かせぬ一品となった)、お持たせのポテト&コールドビーフ、サーモンのネギロール、松前漬け等々をたっぷり食べ、恒例の紅白やジャニーズカウントダウンを見たあとレンタルDVDで馬好き必見!!!と松岡さんからオススメがあった米シネマ「シービスケット」を見て午前3時に氷川神社の初詣にトライ。さすがにこの時間は狙い目だったようで速やかに済ませることができました(^_^)/
朝まで起きていたので、恒例の白味噌雑煮と川上のおせちはお昼から食べ始め、昨夜から延々と食べ続けているので、明日はしっかり運動するつもりです。
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松井様
初めまして。あけましておめでとうございます。大宮のご新居で迎えられた新春、いかがでしたでしょうか。午前3時の氷川神社はさすがに人出が少なかったことと思います。かく申しますわが家も、氷川神社の参道沿いに住んでまして、かれこれ20年近くとなります。ただ昨年まで3年あまり、転勤のため関西生活を楽しみました。以後、元旦のお雑煮は、白味噌&丸もちです。関東風のお雑煮よりも、体が温まる気がします。毎日のブログ更新、大変と思いますが、とても楽しみに拝読しています。ご健筆とご健康をお祈り申し上げます。
投稿者 ゆうすけ : 2011年01月02日 21:27
川上のお重のお節美味しそう、毎年指を加えて新年のブログ見ています(^◇^)
関西の白味噌丸餅のお雑煮を関東の方が好んで下さるのは嬉しいです。大抵の関東の方は「気持ちが悪い」と仰るので。
大阪に住んでいました頃は西京味噌を使っていましたが、今のだんじりで有名な土地に引っ越してからは、各家庭で麹から作られるお家が多くて、麹をすりつぶして使っていますが、西京味噌よりは甘みが抑え気味で関西以外の方にも好評です。
今年も松井様の歯切れのよいブログを楽しみにしています。
投稿者 お : 2011年01月02日 23:18
2011年01月02日
牛しゃぶ他
一昨日からの食べ過ぎを解消すべく今日は午後から乗馬クラブで初乗り。素晴らしい晴天の下、超ラッキーにも贔屓してるハイセイコーのお孫さんに騎乗できたので、オペラ歌手のSさんにツーショット撮影をお願いした次第。クラブハウスでは樽酒や美味しいお雑煮やおつまみまで振る舞われ、Mさんはじめ常連メンバーの皆様と「おめでとうございま~す!今年もよろしくお願いしま~す!」なんて言い合うも、よく考えてみれば「良いお年を~」から1週間たっただけなのでした(笑)。
帰りが一緒になったOさんと高校生のナッちゃんをわが家にお誘いして新年会風に牛しゃぶをたらふく食べながら歓談。ナッちゃんもいよいよ今年から大学生になるとはいえ、聞けばご両親そろって私より7、8才はお若いようだし、Oさんも私よりずっと年齢が下の方のはずで、それぞれ世代が全く違うはずなのに、馬関係の話だと一緒になって盛り上がれるのだから不思議なものである。進学を機に独り暮らしを始めるというナッちゃんにOさんとふたりでいろいろアドバイスをしてみたり、郷里の話を伺ったりして、同級生交歓ならぬ異世代交歓を存分に楽しんで、日本人のコミュニケーションもまんざら捨てたものではないと思われました。もっとも3人とも今日の乗馬で少し解消できたのが何にもならない!!!あきらかなリバウンド過食でした(笑)。
2011年01月03日
焼き餅のり茶漬け、目鯛の西京漬け、パストラミビーフ、揚げと小松菜の煮物
おせち類を昨日で食べ尽くしたので、新たな食材をゲットしに伊勢丹クインズに出向き、大宮駅周辺の人出にビックリ!!!好天に恵まれたからでもあろうが、氷川神社の初詣客による賑わいはやはり相当なもんであります。
昨夜お茶の阪本先生から電話があって、国立劇場の初春興行をお誘い戴いたが、今日の昼間またお電話を頂戴し、「今NHKBS見てる?」と訊かれて、さっそくTVを点けて見たら、なんとその国立劇場の生中継が流れているではないか!!序幕から大詰めまでノーカットの放送で、とうとう最後まで見てしまい、今度はこちらから電話をして「センセ、同じもんまた見はるんですか?」と訊いたところ「ああ、やめた、やめた。二度も見ることないもんなあ」とのこと。結局お互い中継を見てしっかり批評までし合ったわけで、国立劇場も太っ腹な生中継を許したばっかりに、相当お客さんを取り逃がしたのではないでしょうか(笑)。
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TV中継、私も今日のはチラチラ見ましたが、確かにもう一度劇場で見たいとは思いませんでした。TV中継で見て舞台を見たくなるお芝居もあるのですが。
投稿者 お : 2011年01月03日 22:37
2011年01月04日
薬膳カレー、根菜の煮物
カレーは市販のレトルト。煮物は人参、大根、ゴボウ、筍の水煮、こんにゃく、干し椎茸をゴマ油で炒め、干し椎茸の戻し汁と鰹出汁と鶏ガラシュープで煮て、砂糖、酒、醤油、味醂、塩少々で味付け。
ご多分に洩れず、私も今日から仕事始めだが、新年早々に中村富十郎丈の訃報に接して実に残念である。先月の初めにかなり重篤であるという噂は洩れ聞いていたが、それにしても急なことだったから、ご子息が幼いだけに、その点では心残りなご最期だったかと拝察する。
私は20年ほど前に、坂田藤十郎(当時中村扇雀)の主宰する「近松座」が「堀川波の鼓」を上演した際に演出を担当し、相手役の彦九郎を演じた富十郎丈と初めて面識を得た。その時はノーテンキなくらい何も考えていないように見せながら、役作りには鋭い洞察力を備え、ご自身の芸に磨きをかけつつ、後進や弟子にも厳しく的確に指導できる方だという印象を受けたものだ。表面的にはあくまで明朗闊達で若々しく見え、それは晩年の芸風にも反映していた。舞踊は掛け値なしの名人であり、やはり20年ほど前に見た「船弁慶」前ジテの静の舞いが今も目に焼きついている。こういう名人なくして歌舞伎舞踊の面白さは体感できないだろう。想いだせば「堀川波の鼓」の稽古場で富十郎丈らと話している最中に飛び込んで来たのが壱太郎誕生の一報なのだから、それを思うと私もずいぶん年を取ったものである。
近年はお目にかかるチャンスがほとんどなかったが、去年、武智鉄二師を偲ぶシンポジウムで大変お元気なお姿を拝見していた。思えば、あのときお元気だった茂山千之丞師も故人になられ、なんだかおふたりとも武智先生に呼ばれたような感じだが、ともあれ謹んでご冥福をお祈り申しあげます。
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明けましておめでとうございます。
やっと新しいパソコンに慣れて来てブログに参加出来るようになりました。
新年早々富十郎丈の訃報 去年の武智先生のシンポジュウムでんの大きな声でお話しされた事を思い出します。茂山先生は私の狂言小舞の師でもありましたのであの会でお目にかかったのが最後となり寂しい事です。今頃は武智先生と三人で芸談に花を咲かせていられるかもしれませんね。本当に武智先生がお二人を呼び寄せたみたいですね。ご冥福をお祈りいたします。
投稿者 ねこかおる : 2011年01月05日 19:15
2011年01月05日
煮豚、根菜の煮物、サーモンのネギロール、白味噌雑煮ほか
今日はお昼からQP3分クッキング編集部の志村さん、イラストレーターの川口さん、デザイナーのジョさんがお越しになり、まずはいまだ参拝の人出で大いに賑わう氷川神社に初詣をしてから会食。志村さんたちは、私が書いたエッセイを読んで、白味噌をベースにしたお雑煮が一体どんなものなのか大変興味を持たれたらしく、一度ぜひとも食べたみたいと仰言ったのでお招きしたのであった。結果、「う~ん。お雑煮とは全然別ジャンルですけど、美味しいですね」と満足なさったご様子。3人とも料理本の仕事をなさってるからいろんな知識をお持ちだし、またもともとお好きなのだろう、食べ物関連の話が尽きず、川口さんと志村さんとは今年度のエッセイのネタ出しまで始まって、志村さんとは晩ご飯も共にしたのであった。
韓流ドラマならぬ日流ドラマにハマって7年前に来日なさったというジョさんは和服がとてもお似合いで、びっくりするほどナチュラルな日本語を話されて、李明博大統領やサムスングループに対する国内の評価など、日本ではわからないさまざまな韓国事情をお聞かせ戴いたのも面白かった。
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ウチ(明石出身)も白みそのお雑煮です。
結婚当初、嫁(母方東京、父方佐賀)から「貧乏雑煮」と罵倒されたのも思い出ですが、白みそに丸餅、雑煮大根と金時人参だけなので、たしかに豪華さは皆無です。
白地に映える金時人参の赤みが、それでもお正月の光景なのでしたが。
…今年はお餅を手配し損なって、ふつうの白みその味噌汁になってしまったのは秘密ですww
投稿者 パタ! : 2011年01月09日 11:53
2011年01月06日
鴨雑煮、サワラの味噌漬け、昨日の残り
今日はお昼に幻冬舎のヒメこと木原さんが『吉原十二月(じゅうにつき)』の見本をご持参になった。表紙絵は『手引草』と同じ宇野画伯が担当されて、前回に勝るとも劣らぬ出来映えに「これは絶対ジャケ写買いだよね~」と、こちらの声も躍る。内容はもちろんだが、今や単行本が文庫や電子書籍に対抗するには、CDやLPがジャケ写買いされるように、つい手元に置きたくなるような優れた装幀も望ましいところ。近々このブログにも表紙画像と紹介文をアップしますので、書店で探すときの参考にしてください。なお今月15日には全国の書店で販売される予定ですのでよろしく御願いしますm(_ _)m
「それにしてもあんまりヒドくてビックリしました!写真見たらスカスカですもんね~」とヒメが仰言ったのはサギ商法まがいで問題になったネットおせちの一件だが、「装幀はリッパだけど中身スカスカの本もあるからねえ」と、私は年末にたまたま読んだ本でアタマに来た一件を話したところ、「確かに今はみっちり書き込まれた本よりも、ああいう勢いで読めちゃうような本が売れちゃったりもするんで、正直本を作る側としても難しい時代なんですよねえ」とのこと。芸のわからない人に芝居を見せる役者や、味のわからない人に食べ物を提供する料理人や、さまざまな場で似たような嘆きを洩らす方も少なくはなかろう時代だけれど、とにかく作る側はどんな時代にあっても自らができることをするしかないわけなので、私たちは今後も許される限り誠心誠意をもって良い本を作っていきましょう!!と年頭にあたってお互い誓いを新たにしたのでした。
コメント(1)
本年も毎日、楽しみにしております。
「吉原十二月」もいよいよ!!!楽しみです!
今朝子さまの作品は、装丁も中身を映すようにいつも
楽しみです。読む前と読んだあと、しみじみ眺めてしまいます。(読んでる最中も、ですが)
中身も行間まで、ぎっしりと楽しみが
つまっていて・・・最高のごちそうをいただく気分で楽しみに
しております!!!
今年も本を読む喜びをたくさんいただきます!
投稿者 彩の女 : 2011年01月06日 22:35
2011年01月07日
オムライス
シアター・コクーンでシェイクスピア原作の「十二夜」を観る前に渋谷東急プラザの「麻布茶房」で元米朝事務所の大島さんと会って食事。
串田和美の潤色・演出による「十二夜」はオン・シアター自由劇場出身のキャストを活かした楽器演奏やアクロバットによって、随所で祝祭的雰囲気を盛り上げるが、どうもシェイクスピア的というよりはフェリーニ的なそれに見えたのは、モチーフをいろいろと拝借しているばかりでなく、全体にあまりにもセンチメンタルなムードが漂うからだろう。主人公となる双子の兄妹を、二重人格の両性具有的な存在としてイメージさせる点もいささかフェリーニ的で、松たか子だからなんとか演じていたとはいえ、ちょっとやりにくそうな感じがしないでもなかった。詰まるところこの上演はシェイクスピア劇というよりも、シェイクスピアの原作に触発された串田和美のイメージを見せられたというわけで、美術的には成功していなくもないのだけれど、やはり不満のほうが大きい。改めてシェイクスピア劇はセリフの洪水から観客がそれぞれのイメージを立ち上げて観るところに本当の面白さがあるのではないかと思った次第。
2011年01月08日
鮭のタジン蒸し、焼き餅
鮭はQPで見たホイル焼きをタジン鍋に替えただけ。甘塩鮭を酒に浸けて使うのがポイントで、一度水気を拭き取ってから蒸す前に新たな酒を振ること。ジャガイモと玉ネギスライス、ブロッコリーを加え、蒸し上がってから仕上げにバターを落とす。ポン酢で食した。焼き餅はフライパンにまずベーコンを敷き、餅と長ネギ、冷蔵庫にある野菜類を加え蒸し焼きにして仕上げに醤油を垂らすだけ。余った餅にオススメの簡単料理。
今日は昨日と打って変わって暖かく風も穏やかな乗馬日和。お相手はお馴染みのハイセイコーのお孫さんなのに、歳のせいで動きが鈍くなると、焦り症の私はつい鞍上でバタバタしてしまい、「松井さん、静かに~静かに~」とインストラクターの方に注意されてしまうのでした(^_^ゞ
クラブハウスのロッカールームで着替えをしていたら、近くにいらっしゃった方から「松井さんですか?」と訊かれ、「は、はあ……」と私。「ブログ読んでます」と言われて「いや~恥ずかしいなあ~」と逃げだしかけたら、「それが、いろいろとご縁があって」と何やらワケありのご様子で、お話を聞けば、なんと翻訳家の松岡和子さんが「同級生のお母様なんですよ~」と仰言るではないか。お嬢様は私も存じているが、ご自身はご子息の同級生とかで、その方の妹さんがお嬢様のほうと同級生なのだというから、同級生の中でもけっこう縁が深いほうなのではあるまいか。おまけに北軽のほうへもよく外乗に行ってらっしゃるようで、浅間クレールの石田ご夫妻ともエンデュランス競技で一緒になられたことがあると聞けば、ホント世間は狭い!!!としかいいようがない。もっとも乗馬は日本ではまだまだマイナーなスポーツで、世界か狭くなりがちだから、芝居と同じく、そこら中で人がつながってしまうのでしょう。
2011年01月09日
大阪稲荷寿司各種、グルーンサラダ、鮭のタジン蒸し
タジン蒸し以外は乗馬の帰りに大宮駅ナカのフードシアターでゲット。
昨日に続いて穏やかな晴天の下、午後から1鞍騎乗し、お相手は今日もお馴染みのチア君だったのだけれど、直前に乗っていた人から「今日のこの子は怖いですよ!」といきなり言われてビックリ(@_@)話を聞けばどうやら背中が張って辛いらしく、馬場でじっとしていられなくて、急発進でラチを越えそうになったのだとか。こちらはとにかく背中に負担をかけないよう、いつも以上にそっと慎重に乗るよう心がけて鞍上に腰をなんとか落ち着けたが、確かに静止させるのが難しくどんどん後退してしまう。「こういうときはどうやって乗ったらいいんでしょうか?」とインストラクターの方にお訊きしたら、とにかくお腹とかにあんまり触らないことですよ、というような答えだったので、ええっ!!!じゃあ合図はどうしたら良いの???と思ってるうちにレッスンが始まり、常歩をさせると案外スムースに動きだしたのでホッとひと息。動きだすと全く怖い感じはせず、そのまま速歩になってもスムースに進行したものの、駈歩の発進をした途端にやはり横を向いてラチの外に出ようとしたから一瞬ヒヤっとする。その後はしばらく速歩を続け、何度か休憩を挟んで、最後はようやく駈歩で走ってくれた。背中が痛いのに頑張ってくれたチア君には感謝しつつ、ハイセイコーのお孫さんともども、高齢化した馬に乗る際、冬場はある程度用心しなくてはならないという心得を新たにした私であります。
そうはいっても、関東に限ると、この冬はまだそんなに寒くはないはずで、私は一度もホカロンを使用してないし、幸い電車の中で風邪引きサンに会う確率も低いので、豪雪や寒波に見舞われた西日本のニュースを見て驚かされるのだけれど、年末に道産子の外乗に行かれたというSさんの話でも、釧路あたりは例年より暖かいのだという。Sさんは釧路湿原の外乗にハマって何度も乗りに行ってられるが、今回は丹頂鶴の群れを雪原で見られたことが何より素晴らしかったようで、「松井さんのようにフリーなお仕事なら、きっとあそこに住んじゃいますよ」とまで仰言るのである。同じ場所での外乗を、松岡和子さんからお誘いを受けて、私は今年の5月にチャレンジする予定なので、ホントに住みたい気持ちになったらどうしよう、と心配になったのでした(^_^ゞ
2011年01月10日
紋屋
今季一番の寒さに見舞われた今日はお茶の阪本先生ご姉妹、歌舞伎座(株)の大沼さん、伝統文化放送の前川さんと一緒に高輪泉岳寺そばの「紋屋」で新年会。ここは突出し、お椀、焼物、炊合せといったひと通りの料理が出たあと、富山から直送された新鮮な魚が好みの調理法で豪勢に各自1尾づつ振る舞われるという店だから、それぞれがメバルとノドグロの煮付け、鯛の兜煮、黒ムツと石鯛の塩焼きを注文してシェアする形でお腹いっぱい頂戴しました。
大沼さんとお会いするのは久々で、折しも休演した勘三郎の体調が心配されるなか、聞けてちょっといい話だと思われたのは檜(ひのき)の話である。檜舞台という言葉は一般にも知られるように、古典的な劇場の建設で何より大切なのは檜の入手である。歌舞伎座の舞台ともなれば、樹齢100年くらいの檜が、なんと千二百本!!!も要るのだそうで、それも同じ条件の下で100年ほど育って木目がきれいにそろった檜でないと話にならない。なので大概は輸入原木を使うことになり、今回も国内調達はおそらく無理だろうとみられていたにもかかわらず、なんと意外に近場の丹沢山系で入手できたのだという。そこは明治30年代に50万本以上の檜苗が植林され、それがちょうど100年ほどたって伐採どきとなり、たまたま去年売りに出されたのだそうで、歌舞伎座の建て替えがもう5年も早ければ輸入に頼るほかなかったところを、ちょうど運よくそれらの国産檜でまかなえることになったのだとか。まだ残りが十分あるので、修理にも困らなくて済むらしい。
50万本以上の苗を植林したというのはビックリだが、密集して苗を植えれば、苗同士が揉まれて芯の硬い良木だけが残されるという仕組みであり、また芯の硬い木を使わないと舞台は良い音がしないのだそうで、これまたなかなか含蓄に富んだいいお話だと思われました。
コメント(3)
良いお話を知りました。今でも国産の100年物のヒノキが調達できるなんて本当にうれしい事ですね。つけ打ちさんの音がキンと響くのも硬い檜の舞台があってこそです。
お正月から富十郎丈の逝去、芝翫丈の休演、勘三郎丈の入院、お祓いにでも行きたい気分でしたが、なんかホッとしました。
投稿者 お : 2011年01月10日 22:03
歌舞伎座HPで紹介されているので檜材の事は存じておりましたが、タイミングがずれていたら、、というお話はなんというか、まさに「間のいい」閉場、新築だったのだな(あるいは何かの巡り合せ)、とほのかに嬉しくなりました。
http://www.kabuki-za.co.jp/rebuild/news/60
投稿者 ななし : 2011年01月11日 23:52
紋屋のはす向かいの門中で友人がゴダールというカフェやってます。
投稿者 okano : 2011年01月13日 22:33
2011年01月11日
冬野菜と餅のオリーブ油炒め
QPで見たヘンな料理だが久々にオススメ!!小房に分けたブロッコリーとカリフラワーをオリーブ油で10分ほどかけてじっくり蒸し炒めし、ソーセージと椎茸を加えてさらに炒め、最後に小さくした餅を入れて塩胡椒し
また10分ほど蒸し炒めする。野菜を茹でずに使うのがポイントで、甘みが出るから塩胡椒だけのシンプルな味付けでも美味しくなるし、食べるラー油とか柚胡椒とか何かすきなものを付けて食べてもいい。TVではゆり根も加えたが、近所のスーパーになかったのでカットしても十分OKでした。
食事しながら見た今日のNHK「クローズアップ現代」では、今後の経済において女性が経済の牽引役を果たすという「ウーマノミクス」の考え方と、すでにそれが実践されている事例が取りあげられたが、管理職の中年男性から「近ごろの男子社員は指示待ちが多くて、女子のほうが積極的ですしねえ」というような発言があったのは、さもありなん、と申すべきか。私の身のまわりには当然ながら出版関係者が多いのだけれど、やはり女性には優秀な人が増えたことをつくづく感じさせられるのである。
昔より全般的に女性のレベルがあがったと感じられる現象?の一つには、「話が面白い」ということがありそうだ。個人的な見解ではあるが、昔は一緒に話していて話が面白いと感じる女性が比較的少なかったもので、だから男性といるほうが楽しかったりもしたのだけれど、今や話が面白い女子はいても男子とは滅多に遭遇しないから、「女子会」なるものが流行る理由もそれなりに納得するのであった。
息子を持つ京都の妹はよく「ホンマに男はあかんで~頼りないのばっかしや~銀行に行っても、タクシーに乗っても、昔は女の人やと心配になったけど、近ごろは逆に安心するねん」と言っております。
2011年01月12日
大根と里芋のおでん
QPで見た料理。酒を少々入れた水で大根を15分ほど煮てから骨付きの鶏肉と里芋を加えて塩で調味しじっくりと煮込む。昆布出汁を酒、味醂、醤油、砂糖で味付けし、水溶き片栗粉でとろみをつけ、仕上げにスリ黒胡麻をたっぷり加えた黒胡麻餡をかけて食す。
今日も食事しながらNHKの「クローズアップ現代」を見たら、本当に人間そっくりのアンドロイドが登場したのでギョッとした。マジにこんなものを作ってる人がいるんだ~(@_@)と感心しつつ、日本がこの種の研究や技術に優れているのは至極当然な気もするのだった。 何しろ「鉄腕アトム」や「火の鳥」を読んで育った人が少なからずいる国だという点もあるけれど、それより文楽人形という世界に類を見ない3人遣いの人形劇を生んだ国であることも忘れてはなるまい。この点については現代人形劇センターの塚田さんともよく話すのだが、文楽人形ほど人間に近い動きをとことんまで追求した人形劇はやはり珍しく、ふつうなら逆に人形らしさということをもっと重視しそうなものである。なぜ生命のない人形を、そんなに人間に近づけたのかの理由を、ただアニミズム的な精神の発露としてに片づけるわけにもいかないのはリアルの追求がアジアの中でも特異だからで、この話をきちんとすれば日本人論が一冊書けそうな気もするくらいである。
ともあれ民族性というものは存外しぶといと感じる時があるが、近ごろのタイガーマスク現象は、それが流行ってしまった点を含めて、いかにも日本人的であります。
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見てきました、ちょうど今日文楽の初春公演を(^◇^)
お目出度い「寿式三番叟」「傾城反魂香」「染模様妹背門松」
蓑助丈が使われるおとくはそのままで世話女房、なんで人形にあのように細やかな動きをさせる事が出来るのか。いつも感心します。上方の世話物でも女形の役者よりも艶と色気がにじみ出る時があります。確かに他国の人形劇ではあんなの細やかな動きは見たことが無いですね。
投稿者 お : 2011年01月12日 22:50
2011年01月13日
ソース焼きそば、昨日のおでんの残り
今日は朝から思いのほか執筆が捗って、この分だと夕方には乗馬に出かけられるかも?と思っていたら、急な仕事が入ったので、晩ご飯もおざなりに済ませました。
それにしても、政治家は選挙と人事しか関心がないように見受けられるのは、報道がそれに偏るためなのだろうか?双方共にもうどっちでもいいようなものだけれど、菅内閣の改造で与謝野氏の起用が取りざたされていることは、財政再建路線まっしぐらという方向性だけはハッキリしたと考えていいのだろう。そうなると小沢氏の問題も、ただ単に「政治とカネ」がらみばかりでなく、地方にカネを落として選挙を闘うという構図そのものに縁を切る方針なのだと考えれば、いっそ民主党内部で両サイドがきっぱり袂を分かってくれたほうが有権者は納得しやすいのである。にもかかわらず選挙だけがアタマにある政治家たちは主流派となって内閣入りを目指すか、非主流となったら悪目立ちしてせめてTVに映ることばかり考えているので、わが妹をして「まるで学級崩壊やで~」と嘆かせるような党大会をやっちゃったりするのであった(笑)。
「まあ確かに今どきの総理大臣なんて学級委員並かもね」と私が言えば、「学級委員も今どきはジャンケンで負けたもんがさせられるらしいで」と、わが息子が学級委員になっていた母親は言うのであった。仙石
副委員のフォローで今までやっとなんとかなっていた菅委員は、幹事長時代にシロウト臭かった枝野クンを新たな副委員に選んだみたいだけど、果たしてこれから大丈夫なんだろうか?
2011年01月14日
小松菜と長芋と豚肉のピリ辛みそ炒め
昨日のQPで見た料理。手間でも具材を一品ずつ別炒めしておくのがポイント。豚肉は酒と塩を揉み込んで、片栗粉をまぶして炒めること。最後に炒め合わせる前に生姜の薄切りと豆板醤を加えて香り立つまで火を加える。味噌、酒、砂糖、醤油を合わせた調味料で味付け。
今日はやっぱり内閣改造がトップニュースなのだろうが、世評はほとんど盛り上がりそうもない中で、ちょっとビックリ(@_@)したのは藤井裕久氏の官房副長官就任である。この人はたしか体力的に無理だということで財務大臣の職を辞したんじゃなかったっけ?ひょっとして、これって歌舞伎界によくあるお師匠番みたいなもんなんだろうか? 名優の御曹司に手を取って芸を教える先代の弟子をお師匠番と呼ぶのであるが、こんどの枝野官房長官も若いだけに、ついそんなふうに思ってしまうのだった。それにしても藤井氏がよくぞ引き受けたもので、江田五月氏や中野寛成氏も同様にご苦労様なことである。
与謝野氏は与野党や国民の非難囂々をものともせずに、消費税増税をやり通せたら、それはそれでみごとな筋の通し方かもしれない。とにかく自分はここまで見限られたんだから、この際いっそもっとみんなから嫌がられることを次々とやってやろうじゃないか!というのが菅氏の肚の括り方で、それが与謝野氏との合致点だとしたら、存外しぶとい政権になる可能性もなくはない。所詮、政治家は目立たないと話にならないから、菅氏が非難囂々を顧みず人事権を振りまわして野党からどんどん一本釣りしていたら、いつのまにか自分に靡いてくる人ばっかりという状況にもなりかねないわけで、支持率1パーセントでも辞めないというのがホンキであれば、なんだってできるのが総理大臣であろう。ただ、この人がそこまで肚が括れるかどうかは大いに疑問で、今のところはあっさり早々と壊滅する可能性のほうが強い感じもするのでした。
2011年01月15日
おこわ弁当、蒸し鶏の30品目サラダ
乗馬の帰りに大宮駅ナカのフードシアターでゲット。
クラブには専用馬の予約制度があって、以前予約して乗り忘れていた馬があると言われ、今日は午後から2鞍も乗るはめになって、冷え込んだ馬場でなんと今季初のナイター乗馬をしてしまった元気なオバサンであります(^ _^ヾもっとも朝は偏頭痛がしてたのに、乗馬したらスッキリしたのだから、やはり執筆でPCに貼りついているほうがはるかに躰に毒なのでしょう。今日は1鞍目がハイセイコーのお孫さん、2鞍目がビンゴ嬢と、いずれもお馴染みの牝馬だし、風もないので夜でも安心してラクに乗れました。馬はあんな大きな眼をしてるので、人間よりはるかに夜目が利くらしく、昔の合戦の夜襲では、乗ってる武将は何も見えないまま馬任せで進撃したのだとか。夜の馬は非常に集中力が増して敏感になってる分、サクサク走ってもくれるけれど、驚きやすいのとテンションがあがりやすいのでその点は注意が必要です。
とにかく2鞍乗ったので、往きも帰りも高校生のナッちゃんと一緒になり、色んな馬の噂話に花が咲くなか、「今日はセンター試験の日なんですよ」という話題が自然に出るあたりはさすがに高校生。ナッちゃんはもう本命の大学に受かってるので関係ないそうですが、「うちは附属高校なんで、試験会場にもなってるんです」とのこと。聞けばなるほど、そういう学校があって当然だとしながら、ふと自分の受験時代を想いだし、「私が受験したのって、もう何十年前だろう……」と思わず呟いて笑われました(^_^ゞ
2011年01月16日
江戸前鮨、揚げ鶏のサラダ、湯豆腐
乗馬の帰りに大宮エキュートと近所のスーパーでゲット。
今日は夕方から1鞍騎乗で、レッスン開始時は心配された風もなく、お相手のチア君も先週ほど背中が張ってない感じだったが、直前のレッスンがあったため躰は十分ほぐれていて、とにかく早く駈歩がしたくてたまらない様子で、速歩の合図を出すと駈歩になりそうになるのを抑えて速歩に出し直すのが大変だった。ところがインストラクターの方がいつもとは別の方で、駈歩の号令がなかなか出ないし、おまけに途中から馬場がガクンと冷え込んで、こちらもチア君の躰も硬くなるのが乗っていてわかるので、ああ、早く駈歩にしてくれよ~!!!!と、こちらがイラついたのもいけなかったのだろう。やっと駈歩の号令が出たところで、今度は前の馬となかなか発進が合わず、ついにキレたチア君が前の馬の尻尾に噛みつこうとしたので、一瞬ヒヤっとした。噛んだら蹴られて、私は即アウトでした(^_^ゞ
レッスン終了後は歯の根も合わないくらいの冷え込み方で、寒気がドンと居座ってしまったのを実感するなか、帰りが一緒になったSさんに、「京都も寒かったんじゃありません?」と訊かれ、「そう、まさにこんな冷え方を底冷えと呼んでたのよ~」とお答えし、駅でも電車が入ってくるまでホームに降りずにいて、「今、ここに温泉が欲しいよねえ~」なんてしゃっべっていると、「今朝子さ~ん」とホームから昇って来た人に声をかけられ、見れば駅の近くにお住まいのバリキャリOさんで、「今日の日経新聞読みましたよ!」と言われたのは私が書いたコラムエッセイのことだろう。Oさんは休会中なので、「またクラブにいらっしゃいよ~」と誘ったら、「う~ん、もうちょっと暖かくなってからね」とお答えになったのはもっともで、それくらい今日は寒い!!!のでした。
2011年01月17日
なべ家&鍋
「小説新潮」のオイシイ連載により大塚「なべ家」での年内初会食とあって、お昼にわが家を出たときは案外ポカポカしてたのに、帰りはガクンと冷え込んで、こりゃ鍋しかない!という感じ。今回は超ヘルシーな精進料理だったので、晩ご飯はガッツリ豚鍋にした。鍋は暖まるばかりでなく、このところ異常乾燥してる家の中で加湿器代わりになる料理でもあります。何しろ年末からまったく雨が降らない大宮だが、「昨日は雪が降りました?」と会食でいつもご一緒する料理監修の松下先生に訊かれて、「いえ、降ってませんけど」「そう。でも千葉のほうは降ってたみたいね。鎌ヶ谷には雪が舞ってたわ」と仰言るから「ああ、祐ちゃんですね(笑)」「テレビであればっかり映してるでしょ。鎌ヶ谷なんて、今まで誰も知らなかった土地じゃない。私も梨の産地としか知らなかったのに、あんなに有名になるねんてねえ」と聞いて、私はここぞとばかりに「それが私あの鎌ヶ谷スタジアムにも行った事あるんですよ!!!なにせ友人が住んでるもんで」と思いきりぶちかましたのであります(笑)。
友人とはこのブログを管理して戴いている岡野夫妻のことで、先日たまたま用事があって電話したときに「
ねえ、そっち大変なことになってない?」と訊いたら、「こないだ国立劇場の帰りに駅からタクシー乗ったら、
運転手さんがメチャメチャ歓んでたわよ~物凄く儲かってるみたいよ」とのこと。で、岡野氏のほうは、自ら
スタジアムにまで祐ちゃんを見に行かれたそうだが、「それがオペラグラス持ってくの忘れちゃって、何も見えなかったんだって。バカでしょ~(笑)」そりゃ鎌ヶ谷に住んでたら私だって見に行ったかもしれないが、昨日みたいな寒い日に1万人以上の人があのスラジアムに詰めかけたのはオドロキでした。
2011年01月18日
明太子スパゲティー、バーニャカウダ
バーニャカウダソースは乗馬クラブのSさんから頂戴した北海道産。冷蔵庫にあったジャガイモと玉ねぎ以外は近所のスーパーで安売りしてたエリンギとスナップエンドウ、カボチャをタジン鍋で蒸して,生パブリカを加えた。パブリカが割安に感じられるほど相変わらずフツーの野菜が髙いのには驚きます(@_@)
就職内定率がまたもや過去最低になったのは、直接関係のある人が身のまわりにいないけれど、やはり憂慮されるニュースだ。「息子が大学生や言うたら、会う人会う人、みんなが就職大変ですねえて言はるでえ」とわが妹も話していた。昨日お会いした松下名誉教授でさえ、斎藤佑樹の話が出た際に、「今はなんだか勉強するよりも、スポーツしてたほうがほうがいいみたいね」と、いささか憮然とした調子で仰言っていたくらいである。ただ誰しも祐ちゃんになれるわけではないし、どこかに就職するにしても、「むしろ鶏口となるとも牛後となるなかれ」なぞという故事を実践できるほどにアンビシャス且つアビリティーが高いという自信がないからこそ安定した大企業に勤めたい気持ちになるのだろうし、「政府は日本でそういうフツーの子がちゃんと生きていけるようにして欲しいのやけど。TPPの締結で外国の労働力がどんどん入ってきて賃金が下がることも心配やし、ホンマにちゃんと考えてくれたはるのやろか」と今後を非常に心配しております。
2011年01月19日
おでん、明太子
大宮に来て見つけたお気に入りの具は秩父のコンニャクで、素朴な味わいがとてもよくて、お値段も安いのがウレシイ。
今日は比較的暖かく感じられたので夕方から出かけるつもりだったが、思いのほか執筆に難渋して予定をキャンセルし、おざなりな晩ご飯になった。とにかくずっと晴天続きで、昨日今日は風もなく穏やかなのはいいのだけれど、異常な乾燥状態だから、モノは増やしたくないと思いながらもついに加湿器を買ってしまった。この春は花粉の飛散が去年の10倍(@_@)という恐ろしい話もあるので、空気清浄との兼用機を勧められて買い求めたが、プラズマクラスターとかナノイーとかいわれても違いや原理がほとんどわからないから、ホントに効き目があるのかどうかも疑わしい。それでいてつい買ってしまうのは、神頼みと同じである。これからもあらゆるテクノロジーがどんどん進むにつれて、こうした神頼みが増える一方であろう。結局のところ、かくして人類はハイテクに取り囲まれながら、多くの人びとが中世的で幼稚な精神構造に逆戻りしたような感じになるのかも?と想像したらとても怖いです(-_-;)
2011年01月20日
ハンバーグステーキ
今日は朝から執筆がわりあい順調だったので夕方にはお出かけ。まずは日本橋の壺中居で開催されているミヤケマイさんの展覧会へ。知る人ぞ知る古美術商の老舗がミヤケマイさんに早くも目を付けたのだから、美術界の動向は侮れないものがある。とにかく私がいる間にも次から次へと人が訪れる大盛況で、この分だと、ひょっとしたら村上隆みたいに海外で大ブレイクしちゃうのも夢じゃないかも?と思いながら見てまわった。今回は絵軸の作品が中心で、東洋の古典的な様式ばかりでなくモチーフもふんだんに使いながら、それをパロディ化して頗るポップに仕立てた紛れもない現代アートが、柴田是真の軸絵や唐三彩や李朝の壺などが展示されている空間で同時に見られるのはなんともいえず面白い。いくつか気に入った絵があっても、むろん値段は怖くて訊けず(笑)、「これって売ってるんだよねえ~」とミヤケさんご本人にさりげなく言うと、「はい、売れたのは黄色いピンがささってます」とのこと。見れば気に入った絵は全部売約済みでした。
日本橋から池袋に出て食事し、そのあとスラッシュの進藤さん宅に新刊本をお届けした。彼女と会うのは年明け初めてで、何しろお母様の在宅介護でなかなか外出ができないのは本当に大変そうである。色々と話を聞いて、こうした問題は今やだれしも他人事ではないと感じた次第。ただお母様がずいぶんお元気になられていたのは何よりでした。以前、高島屋でミヤケマイさんの展覧会があった時は一緒に行ったので、今日の話をしたら、「あの時はグッズしか買ってなかったけど、やっぱり思いきって絵を買っとくべきだったんじゃないの~」と言われてしまいました(^_^ゞ
コメント(1)
ご無沙汰いたしております。別所です。
翌日にミヤケさんの展覧会に行き、今朝子さんともご無沙汰してしまっているお話をしてきました。
お引越しされたことは存じておりましたが、下見会の案内をお送りする機会もなく過ぎてしまいました。
このたび久方ぶりに下見会を開催することになりまして、ご案内をお送りしたいのですが、メールアドレスを伺っていなかったことに今更ながらに気付いた次第です。
ブログのコメントでお伺いするようなことではないのですが、ご連絡いただければ幸いです。別所
投稿者 別所 : 2011年01月25日 19:00
2011年01月21日
浅蜊ご飯弁当、豆乳鍋
整体治療の帰りに大宮駅ナカのフードシアターでゲット。
往きに新宿駅のホームで女義太夫の竹本越京さんに似た人が前から歩いてくるな~と思っていたら、やっぱり越京さんで、ラッシュ時の山手線ホームでバッタリ会うなんて物凄い確率だから、お互いワ~っと叫んで手を振りながら、こちらは立ち止まりもせずに別れたのは、予約時間ギリギリだったためで、今日はなんとかキリのいいところまで執筆を進めておきたくて家を出る時間がいつもより遅れたのでした。
それにしても一週間が怖いほどアッという間に過ぎるので、人間の寿命もホントにアッという間に尽きるのは間違いないのだけれど、ニュースを見るとひょっとしたら時が止まってんじゃないかと錯覚するのは、小沢クンの政倫審招致と証人喚問問題で(笑)、攻める側も守る側も、この人たちはず~っと同じこと言ったりやったりしてて人生が勿体なくないんだろうか?と思ってしまう。私が小沢クンの立場ならもうすべてさっさと終わらしちゃって、刑務所にでもなんでも行っちゃったほうがまだましなくらいな気がするのでした。
コメント(1)
越京で~す!私も松井さんに似た人が急いで走ってくるなぁ~と思っていたらご本人でした^_^;
私は高校時代のプチクラス会に向かう途中でした。でも、松井さんと遭遇する確率って、以前のNHKホールのときといい、結構すごいものがありますよね…
投稿者 越 : 2011年01月21日 23:21
2011年01月22日
キムチ肉じゃが
QPで見た料理。単に肉じゃがに白菜キムチを入れただけ。具材をゴマ油で炒めて酒と砂糖の味付けだけでしばらく煮てから最後にキムチと醤油を加えるのがポイント。
今日も午後からは乗馬クラブで1鞍騎乗。お相手は例のハイセイコーのお孫さんで、お孫さんといっても相当のおばあちゃんだから、人間でいうとアゴを出すような走り方をして、つまずくことがしばしばある。馬は銜(ハミ=くつわ)を口にくわえて走るが、銜を取りつけてアタマにかぶせる皮紐を頭絡(とうらく)といい、それに手綱が取りつけてあって、このワンセットがいわばクルマのハンドルに相当する。で、今日はインストラクターの方のオススメに従ってこの頭絡セットを取り替えたら、手綱が定位置にキープできてお孫さんはアゴを出さずに快走してくれたので、「こうすると楽勝でしょ~」と言われたのでした。
弘法は筆を選ばずというが、どんな筆でも巧い字が書けるのはやっぱり弘法だからであって、弘法でない下手の横好き組は、ゴルフなんかでもそうであるように、乗馬もけっこう道具によって左右されるのを実感する。もっとも道具に頼り過ぎるのがマズイのはいうまでもないけれど、何か仕事を進める上でも、いいツールを使うとスムースに行ったりするわけで、昨今はそれぞれのビジネスに適したツールを見つけるのも仕事のうちだったりするのかもしれない。で、小説を書く場合のツールって何だろう?と考えたときに、ワープロの出現はある意味で画期的だったとはいえるが、ワープロの出現で確かに小説の数は飛躍的に増えたけれど、全体の質が向上したのかどうかは大いなる疑問符がつくだろう。そもそもワープロは文書作成ツールではあっても、ワードより一太郎を使ったほうがより良い小説が書けるわけではないし、添削機能なんかがあっても所詮余計なお世話だったりする(笑)。
そういった些末なツールの話をしても仕方がないので、もっと根本的な問題に触れると、かつては実人生そのものが小説を書くためのツールと考えられた時代があったことを忘れるわけにはいかないが、今の若い作家の小説を読むと、そういうことはたぶん感覚的に理解されないのだろうなあと思えてしまうほど、リアリティを欠いていることに愕然とさせられる。それもたぶん現実そのものがリアリティを欠いて認識されているからだろうし、つまりリアリティを欠いていることこそが、今のリアルなのだという認識が蔓延しているからなのであろうし、一方で単にリアルな人生をあまり送らないまま作家になっちゃう人が多いせいもあるのだろうと思う。ずっと小説ばかり読んでた人が小説を書き、そういう人の書いた小説を読んでまた小説を書くような人が増えることで、どんどん閉ざされた世界になってゆく現象は今やいずこの業界も同じなのかもしれない。結果、人類は一体どこへ向かっていくのだろうか?なんて迂遠なことを考えてもおられず、自分たちが今後一体どうやって暮らしを立てるのか考えるだけでイッパイイッパイにならざるを得ない気の毒な状況にあるのが今の若い人たちなのかもしれませんが(-_-;)
2011年01月23日
おこわ弁当、30品目サラダ
乗馬の帰りに大宮駅ナカのフードシアターでゲット。
夕方から1鞍騎乗したが、とんでもなく冷え込んだ先週と違って今日は比較的暖かいし、お相手もまったり系の牝馬ビンゴ嬢なので、帰りのバスで一緒になったSさんから「気持ちよさそうに走ってましたね~」と言われるほど安心感のある快走が楽しめました。同じくご一緒したOさんからは「それにしても、松井さん、ホントにタバコ止めちゃいましたねえ」と言われ、「そうなのよ~別に禁煙しようという意識もないまま貴方からお借りした本を読んで以来ず~っと吸ってないのよ~おかげで風邪ひいてもいない時に出てた痰も全くなくなったし、部屋が臭わなくなって壁も汚れないし、良いことだらけみたいだけど、ちょっと食欲があり過ぎてしまうのはマズイかも(笑)」と私。執筆中も喫煙しなくて平気になったのでキーボードも汚れなくていいが、ただ構想を練る時は手持ち無沙汰で少し吸いたくなるものの、吸ったら今や煙の苦いのに閉口するかも、なんて思うのだから、約40年の喫煙歴にも確実に終止符が打たれたことが実感される。それも他人様から借りた本を読んだのがきっかけ、というところが我ながらスゴイ(笑)。喫煙しないことで今一番イイと思えるのは、この異常乾燥時期において、出かける前に火の始末をちゃんとしたかどうか心配しなくていいことであります。
ところで話変わって、チュニジアの政変を引き起こしたきっかけとされて話題になったFACE BOOKのことは、このブログでも去年の6月に一度取りあげたが、人に頼まれて入会したもののほとんど利用せずにいて、ときどきアクセスするよう主宰者側から催促されても、私自身は対面交友とこのブログ交友とでイッパイイッパイだから放ってあります。映画「ソーシャルネットワーク」も気になっていながらまだ観るヒマがありません。
2011年01月24日
タラのバター味噌煮
前にQPで見た料理。簡単にできるので時間のない時にオススメ。味噌酒砂糖おろしニンニク、豆板醤を混ぜ合わせたタレに鱈を漬け込んでおく。鍋に水少々を入れて、キャベツ、もやし、玉ネギ、鱈の順に重ね10分ほど蒸して仕上げにバターを加えるだけ。鮭のちゃんちゃん焼きの鱈バージョンか。
通常国会が開会した今日、それとはまるで関係なく午後に「クロワッサン・プレミアム」誌の取材をお受けした。「プレミアム世代の作家が自分を作った本」との特集で、4冊挙げてほしいといわれても、私は誰か好きな作家がいて、自分も作家になってみたいと志したわけでは全然ないし、好きな小説と自分が書くものとは何の関係もないのでとても困ったのだけれど、子供の頃に読んだ「ごんぎつね」や「赤毛のアン」を挙げてらっしゃる方もあったので、私もとにかくなんとか4冊挙げたのでした。それとは別に、現代の作家で何かいいと思った本はありますか?とのお尋ねに、読んだのは少し前になるが「やっぱり強烈なパンチを食らった気がしたのはカズオ・イシグロの『わたしを離さないで』かなあ。ラストの風景がなんともいえずショックだった」とお答えしたら、「あれ映画になったのご存じですか?」と言われて、へ~それはそれは、である。「シャーロット・ランプリングが出てるんですよ」と聞いて、ええっ!!あの『愛の嵐』のシャーロット・ランプリングが??と驚いてしまうあたりは、まさしくプレミアム世代と申すべきでありましょうか(笑)
2011年01月25日
ぶりの照り焼き、アスパラガスの柚胡椒醤油和え
日本海でブリが異常な大漁だというニュースを聞いていたが、伊勢丹クインズにその天然物があったのでゲットした。併せてやっと出てきた日本産のアスパラガスもゲット。ブリ照りのレシピは不要だろうが、タレに漬け込む前に塩をして水けと臭みを抜いておくのがポイント。
先日サッカーアジア大会のカタール戦を図らずも見てしまったために、今夜の韓国戦も見たくなってしまったが、カタールはシロウト目に見てもあまり巧くなかったので逆転したけれど、今夜はそう簡単にはいくまいと思いつつ、やっぱり見てしまうのであろう。で、その前にもう少し仕事をしておかないといけないので、ブログは早々に切りあげますm(_ _)m
2011年01月26日
カーザ・デ・ファド
今夜は『吉原十二月』の打ち上げで幻冬舎の石原専務、永島編集局長、ヒメこと木原さんと一緒に四谷のポルトガル料理店で会食。ここは以前、新潮社の方々ともご一緒したが、ポルトガル料理のやさしいお味が堪能できる名店で、種々の前菜、野菜と鱈の煮込みや魚介のリゾットも美味しかったが、今宵のハイライトは「まだ草を食べていない仔豚」のロースト、要は赤ちゃん豚で、その肉のあまりの柔らかさに「こんなの食べるのってなんだか犯罪っぽいよね」と思わず言ったほどでした。デザートで元祖カステラの味見をさせてもらったら、これが京都の阿闍梨餅そっくりだったのもビックリでした。
『吉原十二月』は小夜衣と胡蝶という対照的なふたりの花魁が主人公だが、読まれた方は大概どっちが好きか?ということで話が盛り上がるのである。ことに男性は自分の相手としてはどちらがいいかという話になりがちで、石原氏、永島氏ともにそれぞれの感想を面白く聞かせてもらった。
幻冬舎はなぜか静岡県人と新潟県人が多いらしく、石原氏とヒメは新潟、永島氏は静岡でジュビロ磐田の地元だけに、それにしても日本のサッカーは強くなりましたね~てなことを昨夜の試合をからめて話し、私もせっかく大宮に住んでるのだからサッカー場に足を運びたいと言ったら、「ナマで見るとやっぱりいいですよ。ボールがシュルシュルシュルってピッチを転がる音が聞こえますもん」とのこと。石原氏は就職活動の際になんと同郷の田中角栄邸を訪問したことがあり、ナマ角栄を目撃したという話が面白かった。やはり人間は若い時になんでもナマを見ておくことがこれからも必要だと思われます。
コメント(2)
NackFiveスタジアムこと大宮サッカー場は「キャプテン翼」にも登場する由緒正しい(?)スタジアムです。
サッカー専用なのでとても見やすいですし、生観戦にはおススメです。
投稿者 のぐ : 2011年01月27日 11:54
ポルトガルのカステラ(本家ですが)京都の阿闍梨餅と同じなんですか??(@_@)かなり感餅々感があるのですね。
投稿者 お : 2011年01月27日 22:16
2011年01月27日
タラと小松菜のXO醤炒め
QPのレシピ本で見た料理。小松菜とニンニクのみじん切りをさっと先炒めして塩と酒で下味しておく。タラは塩をしてしばらく置いてから片栗粉を振って火を通す。小松菜と炒め合わせてXO醤、酢、醤油少々で味付け。
BSフジの「プライムニュース」で税制と社会保障の一体改革を目指す与謝野経済財政担相の話を聞きながら食事。この人が変節漢であれなんであれ、本人の仰言る持続可能な社会保障制度がきちんとできたら何も文句はないのだけれど、あまりにもベーシックなところから話を始めちゃったので、結局、基本方針
さえもよく伝わらないままで、文学者の子孫とはとても思えないくらい話し下手なことに愕然とさせられるばかりだった。消費税を社会保障の目的税化したいというニュアンスは汲み取れたものの、やっぱり一律課税にするつもりなのか、欧米並みに生活必需品と贅沢品とで税率を変える可能性もあるのかどうか、もう少し突っ込んだ論議の展開を期待して裏切られたと感じた視聴者も多かったのではあるまいか。あれっ?と思ったのは、自民党時代の産物である後期高齢者医療制度に対する擁護的な発言で、これについては現政府が見直しを宣言したはずだから、結果どうなるの???てなことが民主党政権はあまりにも多すぎて誰しも不安になるのであろう。
自民党でも、民主党でも、所詮は財務官僚のナビ通りに運転するしかないのが見え見えになったところで、官僚の描いた地図が正しいのなら、これまた彼らが天下りしようがどうしようが何も文句はないのだけれど、これまで彼ら描いた地図通りに走っていたはずなのに、日本号はいつの間にか崖っぷちに出ちゃってて、危うく崖から落っこちそうになってるから彼らを信じられなくなっちゃってるのである。一体どこで計算がくるいだしたのか、根本的なマチガイはなんだったのか、日本人がこんなに長生きするとは思わなかったのだとしたら、大体何歳ぐらいの人が何人ぐらいまでなら大丈夫な計算だったのか、あるいは女性の何割が子供を何人ちゃんと産めば成り立つ計算だったのか、それと現状とのギャップを、一度だれか責任ある立場の官僚が露悪的なくらい赤裸々に語ってほしいものであります。
2011年01月28日
おこわ弁当、豆乳鍋
整体治療の帰りに大宮駅ナカのフードシアターでゲット。
タバコを止めたせいもあるのか内臓系はこのところバッチリなのに、神経系がかなりやられて、顔面のシビレや眼の痛みが結構あるので、寺門先生のもとへまめに通っているのだけれど、なかなかスッキリとはいかず、要は眼と脳の蓄積疲労が原因のいわば職業病なのだろう。で、今日はアシスタントの青年から、「馬に乗ってるときはどうですか?」と訊かれて、「そういうと、馬に乗ってるときは、全く症状が出ないんだから現金なもんねえ」と答えたら、寺門先生はすかさず「なら、もう騎手になっちゃいましょう!(笑)」と言われたのでした。
で、このブログを書いてる最中に京都の妹から電話があって、彼女は腕が痛くて病院に行ったら、ゴルフの素振りのし過ぎで「クラブ肘」なる症状だと言われたそうで、お互い寄る年波には勝てないね~てな話になりました(涙)
2011年01月29日
VARIO
今日は天気予報で全国的に一段と冷え込みが強まるといってたのに、埼玉は意外な好天と暖かさに恵まれ、午後から乗馬クラブに行って1鞍騎乗しただけでどっと汗が噴きだした。そのあと翻訳家の松岡和子さんと大宮でお会いして、わが家の近所にあるイタ飯「ヴァーリオ」で晩ご飯をご一緒する。生ハムとサツマイモのサラダ、カジキマグロのエスカベッシュ、浅蜊とフレッシュトマトのスパゲティ、カルボナーラフィットチーネ、平目のグリル、羊のローストなど、どれもそこそこ美味しくリーズナブルに戴けて、またも住まいの近所に使い勝手の良い店を発見したという感じだ。
松岡さんはさいたま芸術劇場で「コンドルズ」のダンスをご覧になった帰りにお立ち寄りくださったのだが、
三軒茶屋にいる時は自宅がご近所だった関係でよくお茶したりもしてたのだけれど、「まさか大宮で会食するなんて、お互い想像もしなかった!!!ですよね~」と別れ際に言い合うはめになる。そもそもは文化出版社の雑誌の鼎談で初めてお会いし、その後劇場でもよくお見かけしてたものの、私が急接近したきっかけはやっぱり乗馬をなさっていることにある。乗馬キャリアは私よりずっと豊富で、自馬(マイ・ホース)までお持ちなのに、御殿場にある所属クラブの馬場が凍結しやすいためか、「今年はまだ1度も乗れてないのよ~」とお嘆きになるのは確かにお気の毒でした。
ところで松岡さんはその昔、劇団「雲」で福田恆存(つねあり)の秘書を務めていらしたという過去があって、福田氏は演出家としても翻訳家としても評論家としても戦後を代表する演劇人のひとりだが、その福田氏がわが師の武智鉄二氏と昭和三〇年代の「文学界」で大論争を巻き起こしたという事件を知って、松岡さんとはますます不思議なご縁を感じる今日この頃である。
武智VS福田の論争は、今年になって水曜社から刊行された森彰英著の「武智鉄二という藝術」に詳しく、この本は入念な調査に基づいて武智師の万華鏡のごとく多彩でかつ中心の見えない活動を追い、それについて極めて客観的な論評を試みている点で、多少の誤謬はあっても現段階では最も信頼に足る武智師の評伝といってもいいように思うが、私自身は著者から武智師のことについて何ら問い合わせを受けたわけでもなかった。それゆえある意味で油断して読んでいたら、最後の章になって残り10頁くらいの段階で、いきなり自分の話が出てきて、しかも著者と実は過去に面識があったことまで知らされたので、まさに不意打ちのパンチを喰らったように狼狽えてしまった。ベッドの中で読んでいたら、頭がか~っとなってひと晩よく眠れなかったという話をしたら、松岡さんも自ら本を取ってその箇所をお読みになり、「たしかにこれは興奮して当然だわねえ」と仰言ったのでのである。別に悪く書かれているわけでは全然ないし、むしろ好意的に書いて戴いているので感謝してもいいくらいなのだけれど、やはり物書きとしては、常に他人を見て書く側にまわっているから、無意識の自分を他人に見られて書かれてしまったというショックが大きかったのだろう。とにかく私にとっては、人間悪いことはできないもんだと妙に痛感させられた本でもありました(^_^ヾ
松岡さんからは昨年末のさいたまネクストシアター公演「美しきものの伝説」がすばらしかった!!!というお話を聞いて、見損なった私は再演を大いに期待しております。
2011年01月30日
おでん、おにぎり
乗馬の帰りに大宮駅ナカのフードシアターでゲット。
今日が今シーズン寒さの底とみて夕方のレッスン前に初めて背中にホカロンを貼って騎乗した私である。寒いのは馬も同じだからとにかくカラダをしっかり動かして暖まろうとするらしく、いつもボーッとしている牝馬ビンゴ嬢も意外にピりっとしていて、「ワタクシ今日はやりますわよ!」と言わんばかりに常歩の段階からサクサク足を運んでくれるし、速歩はノンストップだし、駈歩もスムースに発進してくれたので、レッスン終了後にインストラクターの方から「松井さん、今日の調子ですよ」と珍しく賞められた。クラブハウスでは、鞍の手入れをしながらレッスンを見ていたOさんからも、「今日はみんなスゴク気持ちよさそうに走ってましたよね~」と言われて、「そうなのよ。部班全体の調子が良かったから、ガッツリ乗れたって感じ」「ホントたまにはこういうことがないとねえ」とOさんも同調しつつ、「そういえば男性のインストラクターは、今日みなさんご機嫌なはずですよ」とのこと。「なぜ???」と訊くのは野暮だったようで、ザック・ジャパンが優勝したからなのだそうだ(笑)。それにしても朝早い時は5時起きらしいインストラクターのお仕事なのに、昨夜の試合をしっかりご覧になった皆さんはエライ!かくいう私もしっかりライブで見たために、朝起きられたのは8時過ぎでした(^_^ゞ
パス回しは軽快でもなかなか点が入らないし、本田がイマイチ精彩を欠いていたので、ああ、やっぱ香川が欠けたのは痛いよな~それにしても川島はよく保ち堪えてるよな~と思いながらこちらもガマンして見た甲斐がありました(^_^)/まるで昔の猿飛佐助(古い!!)みたいなので贔屓にしている長友が大活躍したし、最後はキャプテン翼みたいなゴールが決まったので久々にスカッとした。今日は日本全国にご機嫌な方が多かったことでしょう。
2011年01月31日
鶏肉とレンコンのコーンクリーム煮
QPで見た料理。玉ネギのみじん切りを炒めてから鶏もも肉を足してさらに炒め、細かくしたレンコンと水、酒少々を加えて15分蒸し煮にし、そこに缶詰のコーンクリームとブロッコリーを入れ、暖めた牛乳を注いで塩胡椒で調味する。鶏肉は塩胡椒で下味しておくこと。意外と簡単でボリュームがある。
鳥インフルの影響で値上がりが心配された鶏肉はまだそれほどの値段でもなかったが、野菜の高さは相変わらずで、この食材物価高だと家族が多いうちや料理店は大変だろうと思う。とにかくイイことはスポーツしか見あたらない感じのニッポンで、国の今年度予算でさえホントに決まるのかどうか危ぶまれるところだが、まだ暴動らしきものが起きないのは、それでも他国に比べればまだ豊かでのほほんとしてられるからなのか、あるいは起ち上がるほど元気な若者が少なくて、いくら元気でも決起するところまでは行かない高齢者が多いせいなのか?チュニジアの政変が早くもエジプトに飛び火したのを見てると、情報化社会の中で昔ながらの権力者という存在は世界中で、またあらゆる分野で消滅していかざるを得ないようだし、それはそれで結構な気もするのだけれど、そうなったところで果たして人類は今後一体どんなまとまり方をするんだろう?てなことが気になってくるのだった。匿名性の高い監視役や批判者が増えれば、まとめ役やリーダーはよほど徳の高い自己犠牲的な精神の持ち主でなくてはならず、問題は集団がそういった人物をどうやって発見するかであり、現行の選挙制度はそうしたことになかなか巧く機能しないようだから、当面は世界のあらゆる場所で大混乱が続くばかりではなかろうか。てなことを、検察審査会による小沢氏強制起訴のニュースを見てつい思ってしまいました(-_-;)