トップページ > 2010年09月の月別アーカイブ
2010年09月01日
茄子の生姜味噌添え、冷や奴の食べるラー油のせ
生姜味噌の作り方はQPのレシピ通り。鶏挽肉をぽろぽろになるまでカラ煎りし、味噌、味醂、醤油、砂糖少々を混ぜ込んでふたたび火にかける。仕上げにおろし生姜を加える。茄子は切れ目を入れ、サラダ油とゴマ油を合わせた油で炒め焼きする。皮のほうから焼いて色止めするのがポイント。NHKスペシャルの「首都水没」を見ながら食事。
観測史上サイコー!!!に暑かった8月が終わっても、昼間はまだまだ暑い大宮であるが、うちは氷川参道に近いから、朝晩は涼しい風が吹き込んで、エアコンなしでもラクに過ごせるようになった。
それにしてもこんなに暑いのちょっとどころでなく異常な感じで、私が子供の頃は、あんまり暑すぎると地震が起きるとか、関東大震災が起きた日も異常に暑かった、なんてことを大人たちがよく話していたが、今年は誰もそんなことを言いださないのが却って不気味ともいえる。NHKスペシャルは敢えて都市水害の危険性を取りあげることで、確実にひたひたと迫りくる地震から人の気持ちをそらそうという魂胆でもあるんじゃなかろうか?なぞと余計な勘ぐりをしたくなった私であります。乗馬クラブでよくおしゃべりするONコンビのOさんに以前、「埼玉は地震が少ないらしいんですよ。地震恐怖症でいろいろと調べたあげく、東京からわざわざこっちに引っ越してきた友人がそう言うんですけどね」と聞かされて、私も私で、こちらへ引っ越すときはネットで調べて埼玉県の地層図を見てから決めたという話をしたのでした。
コメント(1)
いつも思うのですが、野菜料理がお上手ですね。
料亭の料理で育った所以でしょうか。特におなすを
上手に料理されている・・こんなに綺麗な色だと食欲そそりますね。
投稿者 五島 : 2010年09月02日 11:44
2010年09月02日
もりかわ
「星と輝き花と咲き」刊行の打ち上げで、講談社の国兼ブチョー、堀さん、森山さん、塩見氏と一緒に赤坂の「もりかわ」で会食。割烹の名店「京味」出身の店とあって期待度も高かったが、酢で〆たコハダとイカの黄身酢がけからスタートして、鯛のちまき鮨等の八寸、小柱、銀杏、とうもろこしの揚げ物、のどぐろと冬瓜とずいきののお椀、伊勢海老と鯛のお造り、ぐじの塩焼き、ほかにも箱ごと出された3箱分のウニや2皿に山盛りの蒸し鮑を各自でたっぷり取り分けるなどして、さらに脂がのった鰻がご飯と一緒に出たあと、デザート2品という超豪華版で、胃がはち切れそうなほど盛りだくさんの料理をいずれも美味しく頂戴した。お椀は焼いたのどぐろの香ばしさが引き立つ薄味で、ちまき鮨は笹の香りが得も言われず、とうもろこしの甘みは絶品で、ほかもすべて吟味した素材の持ち味を最大限に活かそうとしたシンプルな料理は割烹料理の王道を行くものとして好感が持てた。お土産に頂戴した炊きたての松茸ご飯は明日の楽しみである。
堀さんは出産育児中の禁酒から解放されて以来、毎日欠かさずビールを飲んじゃうそうで、片や森山さんは今度お二人目が出来て11月から産休に入られるとかで、働く女性の出産育児はなかなか大変そうだと思いながら話をお聞きしていたら、横から国兼ブチョーが「でも男は不要な感じというのも辛いもんがありますよ」と仰言る。ブチョーの3歳になるお子さんはとにかく朝から晩までお母さんにべったりで、家の中にふたりだけの世界を築かれて自分はそこから閉めだされたような感じになるのだそうで、「だからいっぺん隠れてみたんですよ」「は?隠れた?家の中で?」「そう、ベッドの下に潜り込んだんですよ」「ええっ、いい歳してマジにそんなことしたわけ!!!」「で、いつ気づいてくれるんだろうと思ってじっとしてたら、それが全然気づいてくれないんですよね~」と仰言るブチョーには一同すっかり呆れ返ったのでした(笑)。
2010年09月03日
鶏とジャガイモのサラダ、お昼に食べた松茸ご飯の残り
サラダは大宮駅ナカのフードシアターでゲット。
今日〆切りの原稿が早く仕上がったし、何しろ引っ越したもんで(笑)、ナイター乗馬に出かけて2鞍連続騎乗。帰宅は9時半をまわって、我ながら歳のわりに元気だと思う。大宮駅ナカは9時を過ぎても賑やかなので、東横のれん街よりベンリかも。
このところどうも駈歩の発進が巧く行かなくて絶不調だったが、今宵は2鞍目で久々にハイセイコーのお孫さん(写真は以前撮ったもの)に乗れて、やけに快走してくれたので、もやもや気分と疲れが吹っ飛びました(^_^)/1鞍目もイイ馬だったのだけれど、初対面なので互いの呼吸を合わすのが難しく、その点ハイセイコーのお孫さんは、一時期半自馬状態でやたらに乗ってるから、久々でも安心感があるのだった。で、安心感があるとこちらの躰も緊張しないし、ヘンに無駄な動きをしないから、馬も走りやすいのだろう。これが逆目に出ると、焦ってどうしようもなくなるのだった。私はけっこう人見知りならぬ馬見知りだよなあと反省しつつ、対人関係でも自分のパワーが発揮できるのは相手がウエルカムな感じの場合であって、そうでないとやっぱり萎縮しちゃうか、自閉的になるか、攻撃的になるかだよな~だから小沢クンのこともそうそう嗤えないんだよな~なんて思ってしまったのは今朝たまたまテレ朝の報道番組で、小沢クンの公開討論的ロングインタビューを見てしまったからであります。鳥越俊太郎や大谷昭宏ら、必ずしも小沢クンにとっては味方という感じじゃないジャーナリストに囲まれて矢継ぎ早に質問を浴びせられ、それでも小沢クンがにこやかに、この人にしては立て板に水といった調子でどんどん答えていたのは、番組的にウエルカムなムードが漂っていたからに違いない。せっかく出てくれたんだから、なるだけ機嫌良く喋らせちゃえという合意形成もむろんあったのだろうけれど、面と向かって話せば自ずと双方がしらずしらず相手へすり寄ってしまうのが日本人の悪いクセで、鳥越大谷両氏をもってしても肝腎の突っ込みが不足だった感は否めないのである。気になる財政問題で、小沢クンは予算の組み替えをしつこく強調しているが、その具体例は何一つ明らかにしていないのだ。組み替えをするなら、何を手厚く、何を削るかという具体例を挙げることこそが、その政治家の理念を最もよくわからせる方法であるにもかかわらず、どうしてそこを突っ込んで質問しないのかがまずわからない。私が政治ジャーナリストなら予算表を片手に、大まかな点だけでもこれは削るのか、これは増やすのかをいちいち訊くだろう。なぜそういう記者がいないのかが全くわからないのである。
まったくわからないまま、何せ剛腕だから、ひょっとしたら今の日本をなんとかしてくれるんじゃないかという世論の期待感だけがどんどん高まっていく風に、どうやらマスコミは舵を切り始めたようにも思われて、結局のところ、マスコミは自らが作り上げた小泉劇場で日本をめちゃめちゃにしたことの反省が全くないような気がいたします。
2010年09月04日
大坂稲荷寿司各種、魚介と夏野菜のサラダ
乗馬の帰りに大宮駅ナカのフードシアターでゲット。
今日は三村夫妻が主宰するステレオカメラクラブの例会に初めて出ようと思って、乗馬クラブのほうを休むつもりでいたら、夕方まで待っても連絡がなかったので(その後お電話を戴いたが時すでに遅し)急きょ最終レッスンに潜り込んで、1鞍騎乗したのだった。で、当たった馬は昨日に続いてハイセイコーのお孫さんだったので、ラッキー!!!と思いきや、まるで人が違った、じゃなくて馬が違ったように重~くなっているのでビックリ。洗い場でお尻から妙なものを出していたので、ひょっとして女の子(実際はお婆さんだけど)のアレなのかも?と思いつつ鞭でなんとか動かしたのでした。クラブハウスで久々にMさんにお会いしたら、山梨のホースショーの馬場馬術で2位入賞!!とのことでご機嫌でした。
食後にNHKの土曜ドラマ「チャンス」を見て、これは原作の問題なのか、脚本のせいなのか、今どきのドラマはこの程度で視聴者が満足すると制作側が思ってるのかどうか、ずいぶん荒っぽい作りだなあと呆れつつも、とにかく馬の映像が出てくるのでつい最後まで見てしまったのだけれど、(競走馬の)育成牧場のシーンで、ふと思ったのは、馬が生まれて初めて人に乗られた瞬間って一体どんな感じなんだろう?ということである。サラブレッドともなればDNAに刷り込まれちゃってて、さほど違和感を持たないんだろうか?
出産シーンは映画「三本木農業高校馬術部」でも見たが、出産に人の助けを借りて平気というのも野生動物ではあり得ないことだろう。飼い猫だって出産を見られると子猫を殺しちゃったりするのに、馬は人が見ていて全く平気なのも不思議といえば不思議である。そういえば今年の春久々に上野動物園に行って、たまたま出産間際のオットセイが陣痛で凄まじく吠えまくっているのを目撃し、そのときも大勢のスタッフが見守っていることにビックリしたのだった。動物によって平気なのもいるのだろうか?そういえばわが家のカメ
♀は、排卵しそうになると産みの苦しみ訴えるかのように私にまとわりつくのであった。
2010年09月05日
プロヴァンスヴェール
元国立劇場と元ポプラ社というより、現京都造形芸術大学とクルックにご所属の矢内さんご夫妻が小学2年マー君ともどもご一家で見えられて、急なご訪問だったのでこちらも準備がなく、歩いてすぐのフレンチR「プロヴァンスヴェール」にお誘いしてランチを共にした。ここも前を通りかかって、一度チャレンジしたいと思っていた店だが、三茶にあった「プロヴァンス」と同じく家庭的なフレンチで、ポーションが大きいし、野菜をふんだんに使ったヘルシーな料理がそこそこお味もいけて、非常にリーズナブルな店である。生ハムとパテのサラダ、冷製の野菜ポタージュ、鱸のソテーにデザートとコーヒーが付いたランチコースは食べ手があってお腹いっぱいになり、一旦帰宅してから氷川神社と大宮公園を散策。男の子は生き物好きとメカ好きに分かれるような気がするけれど、マー君は鉄道博物館よりもわが家のカメと大宮神社の池のカメに頗る興味を持たれたようで、どちらのエサやりにも熱心だった。そういえば、去年奄美大島に日食を見に行ったときも、水族館で私と一緒にウミガメの子のエサやりをしたのだった。一年はあっという間で、2年生になったマー君は今や乗馬にも凝っていてジムカーナの試合にも出ているとのこと。一緒に乗馬を始めた矢内夫人は、腰痛を抱えるダンナ様にも盛んに勧められるのだが、文系プロパーのダンナ様はスポーツにはあまりご興味がないようで、私が大量に所持する戦前の舞台写真に見耽っておられたのだった。おふたりは今回のご訪問で何よりも氷川神社の立派さと、大宮が意外にも大都会であることに相当驚かれたご様子で「今まで持ってた先入観と全然違いますよね~」と関西圏出身の矢内氏が仰言るのは無理もなく、私とて乗馬でこちら方面にご縁ができるまでは、正直言って眼中に入ってこない土地だったのである。「すっかり大宮ファンになりました。編集の仕事じゃなかったらこちらに越してきたいくらいですよ」と矢内夫人は
幻冬舎のヒメと同じようなことを仰言って、氷川参道の名物団子を食べたりしながら散策を十分に満喫して
ご帰宅になったのでした。
2010年09月06日
茄子と豚肉の南蛮漬け
QPで見た料理。出汁に砂糖と味醂、鷹の爪を入れて煮立て、火からおろして醤油、酢、玉ネギの薄切り、生姜の千切りを加えて南蛮酢を作る。茄子は皮に切れ目を入れて、豚肉は薄力粉を振って揚げる。意外と簡単に手早く出来ました。
NHKBSハイビジョンで放送されている「日めくり万葉集」の出演依頼には、いくら日本の古典でも全く守備範囲外だし、なんで私に???という感じだったが、別に専門的な話をする必要はなく、好きな歌を1首選ぶだけでいいとのことだったのでなんとなく安請け合いしてしまったところ、気に入った歌はほとんどすでに選ばれていて、セレクト段階でも相当に厄介なお仕事なのだった(-_-;)今日はそのディレクターの松井氏と関根さんが打ち合わせにおいでになり、帰り際に「大宮は意外に近いんですねえ。すぐに来られたのでビックリしました」と仰言ったのが印象的で、今日はたまたま大学時代の友人からも、「三茶みたいな便のいいとこから、さいたま・大宮とは、また思い切った転居ですね。なにか、心境の変化でも・・・」というようなメールをもらったので、湘南新宿ラインのこととかはまだそんなに知られてないんだろうか?なぞと思いながら、そういえば30年前に目白から三茶に転居したときもずいぶん辺鄙な場所に引っ越したようにいわれたことを想い出したのだった。三茶に引っ越して15年ほど経ったころ、たまたま世田谷パブリックシアターを訪れられた某大学のH先生から、一体いつの間にこんなに拓けた街になったんでしょうか!という驚愕のおハガキを頂戴した覚えがあって、とにかく当たり前だが、どんな人も自分が日ごろ見ない場所や物事の変化には気づきにくいということのようである。ワタシ的には、三茶が「便のいいとこ」としてピークを迎えたのは約20
年ほど前で、その後はずっと横ばい状態が続いて、最近はやや下り坂かと思われるくらいだったのだけれど、世間的な認知度は急上昇したせいか、もともと庶民派の街だったのに、100㎡超級の億ションがどんどん建ち始めた時点で、今後はいささか住みづらくなりそうな予感がして離れたというのが正直なところである。
それにしても、こうしたギャップは何も土地に限られた問題ではなかろう。会社や学校や、その他もろもろの組織でも、有名になってしまった時点でそこに入るよりも、世間的にまだあまり知られていない伸び盛りの時点で入ったほうが絶対にお得感があるのを、もっと若い人に訴えることもすべきではないのだろうか。なんて、大卒者就職率の低さをテーマにした今日のBSフジ「プライムニュース」を見ながらふと思ったのでした。
2010年09月07日
サバの味噌煮、昨晩の南蛮漬けの残り
サバの味噌煮はQPのレシピ通りに作ったのが良かったのか、伊勢丹クインズでゲットした魚が新鮮だったのか、生臭みが全くない上出来の仕上がりでした(^_^)/サバはキチンペーパーをかぶせて湯通しするのがポイントなのかも。水に生姜の千切りと、酒、味醂、砂糖、醤油を加えて煮立て、そこにサバを入れて3分ほど煮込んでから味噌を溶かし入れる。さらに電子レンジで加熱したゴボウをプラスするのがQPのオススメだ。
今日は8月分の電気代の請求書が来て、恐る恐る見たら、1万円にも達しない料金だったので少しホッとした。何しろ仕事柄ほとんど家に居っきりの状態だし、この猛暑でエアコンも洗濯機もフル回転だったから相当高いのを覚悟してたのだが、以前よりはるかに安くなったのは、やはり新規購入したエコ家電のおかげなんだろうか?それとも家自体が省エネ設計になっているのだろうか?家のお風呂は沸くと音楽が鳴ってシャベリだすし、冷蔵庫はちょっと開けとくとやたらにピーピー騒ぎ立てるし、掃除機は使うたびに自分自身をチャカチャカ掃除してたりするので、余計に電気を喰ってるじゃないか!!と腹を立てていたのだけれど、結果はそれでもちゃんと省エネしてたらしいのだから恐れ入る(@_@) で、家電全体にロボット化したというか、自分で勝手に裁量して動いている感じになったのも驚きで、家電でさえこうなんだから、各業界で従来型の人手はますます要らなくなる一方であろうことが予測されてしまう。息子を抱える京都の妹がよく「よっぽど賢い子か、一芸に秀でてるならともかく、フツーの子はこの先一体どんな仕事を見つけたらええのん!人間がせなあかん仕事てもうほとんどあらへんようになるのとちゃうか!と心配するのも一理あると思われたのでした(-_-;)
2010年09月08日
イカのアンチョビ炒め
アスパラガスとセロリとイカを炒め合わせてアンチョビを加え、酒と醤油少々で味を調えるだけ。具材はほぼ同じ大きさに切りそろえ、イカはさっと湯通ししてから炒めるのがポイント。イカの皮むきがやや面倒なだけの超簡単料理。先日お越しになった矢内氏さんから頂戴した地元徳島名産のスダチをかけたらGOOでした。
台風の通過で関東が記録的豪雨になったというニュースの映像を見てビックリ(@_@)先日放送されたNHKスペシャル「首都水没」もあながち杞憂ではないのかも。大宮ではお昼ごろに少し雨脚が強くなったかなあという程度で、意外にあっけなく降り止んでしまった。とにかくずっと雨がなかったので(たしかエビマオの結婚披露宴の日以来ではなかろうか)降ってくれてホッとしたくらいである。内陸が台風の影響を受けにくいということは京都で体験済みだが、その京都でも鴨川が濁流となったニュース映像を昨夜見せられている。ところで近ごろはTV各局が京都の気象情報を伝えるときに、必ずといっていいほど、ほぼ同じアングルで四条大橋を俯瞰した映像を流すのだけれど、そのつど私の生家がバッチリ映り込んでしまうのだった。
四条大橋西詰め袂のバロック式洋館の隣に建つ、黒っぽい木造三階建てが、私が生まれて3歳まで過ごした家で、まだ戸籍がそこにあるのだが、今は知らない人たちが住んでいる。戸籍ってほとんど意味がないよな~と映像を見るたびに思うのであります。
コメント(1)
先日は厚かましいお願いをお聞きいただきありがとうございました。
四条大橋から見えるあのお店はかつては憧れのお店でした。
確かに威厳のある店構えと座敷の設えに感心したものです。
ただ「川上」さんを知ってからは他の店に行く気がなかなかおきません。
お父様が跡取りとしてお育ちになったのはお聞きしていましたが、今朝子様も3歳までお過ごしになったのは知りませんでした。
あの有名なお雛様も本来今朝子様がお持ちになるものだったのですね。
大宮に引越しされて落ち着かれたようですので、つげ櫛の職人「廣島政雄」さんを機会があれば是非一度訪ねていただければと思います。
大宮駅にほど近いビルの間に残ったような長屋で素晴らしい櫛をお作りになっています。私も娘をディズニーランドに連れて行ったときにお伺いして櫛をわけていただいたことがあり、いろいろなお話をお聞きしました。
江戸の職人の話しっぷりはこのようなものだったのかと思ったりしました。
投稿者 杓庵 : 2010年09月09日 11:50
2010年09月09日
サンマの塩焼き、キノコのマリネ、焼きオクラ
伊勢丹クインズで今日のコレはお買い得!と思った品々をゲットして作ったいかにも秋らしいメニュー。平年並みの値段で売られていたサンマはなんと歯舞産!!で、脂ののりはイマイチでした。新潟産の椎茸と信州産のシメジ、エノキ、舞茸は塩とサラダ油をふりかけて電子レンジで加熱してからスダチを絞った。網焼きしたオクラは柚胡椒味噌につけて食す。
昨日、鈴木宗男代議士の実刑判決が確定したニュースは時期が時期だけに、小沢氏のイメージダウンを併せ狙った司法の判断と見られても仕方がないような気もしたが、やはり同じように考えていた友人のTさんからのメールで、自分は別に小沢支持者では全然ないが、マスコミの小沢叩きはちょっと異常な感じがするとのご意見を頂戴し、その原因は小沢氏の対米関係「対等」姿勢にあるのだろうか?という穿った見方も示されて、これまた私と似た意見だったのは、同世代で同窓に学んだせいかもしれないと思われたのだった。対米「対等」もさることながら、対官僚強硬姿勢も大きく響いていることはいうまでもあるまい。今日になって菅氏が法人税減税策を打ち出したことで、マスコミを間接的に牛耳る経済界はますます歓迎の意向を示すだろうし、菅氏がもともと基盤としていた左派にとってはまたしても裏切りと感じられるかもしれない。ただしTVの報道番組を見ているかぎり、全部が全部菅氏寄りとは思えず、テレ朝は何だかずいぶん無定見に小沢氏寄りの報道をしてたりもするし、その点自民党寄りだったフジがいまだに民主党全体に対して批判的な報道が多いのはある意味一貫しててご立派、と言ってあげたいくらいである(笑)。小沢氏と鈴木氏は一緒くたに出来ないとしても、地域経済の保護と利益誘導という点においては共通項があるように思われ、幸い政治家の恩恵を目立った形で受けなくても済んだ地域に生まれ育った私は、そうした恩恵に頼らざるを得ない地域の人びとにとって、両氏のような存在がどれほど大きな意味を持っているか本当のところは決してわかり得ないのだろうなあ、というようなことを、先年旭川に旅行した折に、地元のお鮨屋さんと話して思ったのだった。政治はいかなる場合も弱い立場の人びとのためにあるべきで、ただしそれをどういう形で実現しようとするかの違いは、政治家が見ている「現実」の違いのよるものだろう。今や声を嗄らして演説をする小沢氏の映像を見ていると、今になって前面に出てくるなら、なぜもっと早く出てこなかったのかといいたくなる。小沢氏はこれまで細川や海部や小渕や鳩山といった、揃いも揃って人柄だけは好さそうな人物を担いでまわるヘキがあったようだが、そうした「傀儡」政権による日本のタイムロスを一体どうしてくれるのか!!!と私は言いたい。
コメント(2)
訳の分からん民主党をここの板で整理しているところです。
以前新潟に行った時田中角栄の故郷では、角栄道路があり、豪雪地帯の市民にとっては、神様です。スキャンダルの中再選した田中角栄を見て、1票の凄さを感じたものです。
投稿者 五島 : 2010年09月10日 10:27
AERA の内田樹の大市民講座に「対米宥和派」と「対米独立派」の対立と書いてます。
木曜の朝の鳥越俊太郎は、いつになく歯切れが悪く、つまらなかった。よほど規制されているのか、がっかりでした。
投稿者 せろり : 2010年09月11日 00:10
2010年09月10日
スンドウブ・チゲ定食
整体治療の帰りに池袋ルミネ内の韓国料理店でスラッシュの進藤さんと食事。韓国の豆腐鍋だが、ここのは進藤さんがやみつきになったそうで、確かに出汁がとても美味しくて私もハマってしまった。
最近わたしは転居通知を出したことで、進藤さんと共通の友人からもいろいろとご連絡を頂戴しており、今日はかつて新潮社で進藤さんと席を並べたマサダと、ロスから帰国したモリの近況報告をした。小学校入学のおかげで子育てが相当ラクになったマサダは仕事復帰に燃えており、片やモリは帰国便の機中で、手荷物をコンパートメントに収納する際、過って倒れた拍子になんと肋骨を何本も骨折するというとんでもないアクシンデントに見舞われたという話をしたところ、去年2度も骨折した進藤さんはさほどの驚きもなく「そうよ。骨なんかホント誰でも簡単に折れちゃうのよ~」といかにも先輩らしい口ぶりでした。入院中のお母様はようやく退院できるまでに回復なさったようだが、自宅介護となるとそれもまた大変そうで、こうした問題は今やそれこそ誰でも他人事じゃなくなっております(-_-;)。話は近ごろ問題の戸籍にも及んで、100歳以上の行方不明者が23万人!!!という戸籍って一体どんな意味があるのかわからないのだけれど、進藤さんの話よれば本籍移動は自由なため、千代田区1番地の皇居にしている人も多いのだとか。そう聞くとますます意味がわからなくなりました(@_@)
コメント(1)
もう15年前くらいですが在職中、一週間に3度から4度発行される「官報」のチェックをしていましたが、その時から失踪者届の公開は確か木曜日だったと思いますが、慶応生まれの方や享保生まれの方の失踪届がよくありましたよ。大抵は土地の売買にからみ、その土地の保有権がある方の印を全員揃えなければいけない事になり、元戸籍を取り寄せて、戸籍から抹消されていない方が居られる事に気づかれるのです。戦争や災害で一家全滅になられた場合は死亡届を出せていない場合もあるのです。早晩この事は問題になるとは思ってました。
投稿者 お : 2010年09月11日 22:45
2010年09月11日
吉野中谷本舗の柿の葉寿司、照り鶏サラダ
乗馬の帰りに大宮駅ナカのフードシアターでゲット。
いったん涼しくなったので却ってこたえる暑さのなか、今日も夕方のレッスンで1鞍騎乗。前に一度乗ってスピード感が気に入った馬を専用馬にしたにもかかわらず、早朝インストラクターの方からお電話を頂戴して、その馬がなんと昨日お腹をこわしちゃったとのこと(@_@)代わりに選定されたのは常歩の段階から小刻みに脚を使って合図を送り続けないと動いてくれない超重~い牝馬で、こっちはあごから汗がしたたり落ちるほどエネルギーを使ったが、意外なほど駈歩の発進がスムーズにいって、ずっと気持ちよく走り続けてくれた。こんな重い馬じゃ走れなくて仕方がないよね~という開き直りがどうやら功を奏したらしい。なまじ軽い馬だと失敗するわけがないという思い込みがあり、それでいてスタートにつまずくと慌てまくって余計に馬の動きを悪くするというパターンが続いたので、やっぱり勝~つ~と~思う~な~思えば、負け~よ~といった感じは馬にも通じるのだった。仕事だって苦手なものこそ開き直りが必要だし、得意な分野だと思えば意外な落とし穴に泣かされるケースがあるのと同じであります。本当は虚心坦懐で、何も思わずに自然体でいれば一番いいのだろうけれど、人はなかなかそうはなれないもので、色んな思い込みがついつい正しい方法の邪魔をしてしまうのである。
それにしても恐るべきは検察の思い込みによる村木元厚生局長の逮捕劇で、本当は裏に何があったのか、司法の場で検察側を逆に追及する方法ってないんだろうか?という気持ちにもなる。そもそも刑事事件の供述調書でいわゆる「作文」が当たり前という実態もどうかしているし、たぶんそれは一般の民度がまだ低かった時代の産物だとおぼしく、日本の役所には恐らく民度が低い時代の産物をいまだに引きずっているこうした例がほかにも沢山あるに違いない。一般の民度が向上し、逆に政治家や役人の民度が劣化してしまったのが日本の現在ではないか。
コメント(3)
村木元局長の手記を文芸春秋で読みました。無実の罪で拘置所に入れられて、卑劣な検察の取調べを受けながらも、女性看守の労働条件を慮っている村木さんの姿に涙がでました。拘置所にはエアコンの設備がなく、その中で長袖長ズボンの制服で24時間の交代勤務をしている看守たち。「妊娠したら、もっと楽な場所に異動してもらえるのかしら」と、村木さんは思ったそうです。天下りがどうとか、政と官との癒着がこうとかより、こういう志の高い官僚のことを、もっと報道して欲しいものです。ところで、銀座開化おもかげ草紙の続編はいつ出るのでしょう?9月発売とのことでしたが、、、
投稿者 ばるとろめ : 2010年09月12日 09:11
本当に「本当の狙いは?」と思わせる事件ですね。
村木さんを有罪にすることで、石井議員 → 小沢さん という筋書きだったんでしょうか?
戦前の思想犯罪のでっち上げや特高のスパイ行為のでっち上げにも通じるえん罪づくりがいまだに闊歩している怖さを感じます。
投稿者 midy : 2010年09月12日 16:07
>銀座開化おもかげ草紙の続編はいつ出るのでしょう?
9月17日発売の予定です。
投稿者 今朝子 : 2010年09月13日 08:48
2010年09月12日
五十六カレー、オクラと油揚げの柚胡椒和え
オクラと油揚げはQPを参考に調理。オクラは5分くらいじっくりと茹でてから冷水にとって手で潰す。油揚げは細切りにしてから煎りする。それらをQPではわさび塩で和えたが、私はこれまたQP3分クッキング編集部の志村さんからもらった柚胡椒で和えて、矢内さんからもらったスダチを絞って食べた。五十六カレーは幻冬舎のヒメが郷里から送ってくださったレトルト食品で、今宵は頂戴物オンパレードのメニューです。
早朝に乗馬クラブに行ってお昼には引き揚げたところ、クラブの送迎バス乗り場でバリキャリのOさんとバッタリ。Oさんは公私ともに多忙でクラブを退会されたのだけれど、「やっぱ一度馬の味を覚えたらダメですねえ。こないだ甥っ子を他のクラブの体験乗馬に連れて行ったりしちゃいました」とのことで、今日は少しのヒマを見つけてクラブに遊びに行くつもりだったのこと。せっかく久々にお会いしたので、大宮でお茶しませんかとお誘いしたところ、「ブログでよく大宮を宣伝してくださってるのが嬉しくて。ホント越して来たんだ~と思って」と仰言るから、いっそわが家でお茶することにしたのだった。
バリキャリのOさんは大手IT企業にお勤めで、仕事がら図書館情報に詳しく、日本の出版流通の諸事情にも話が及んで、電子出版の登場が既成の流通システムをドラスティックに代える契機になりそうだという意見で一致した。日本企業は、どの業界も、いわゆる就職氷河期世代がごそっと抜けてたりすることもあって、急速な高齢化を迎えつつある会社が意外に多く、それが今後の日本経済にとっては問題ではなかろうかというような話にもなったのでした。
2010年09月13日
牛肉の韓国風スープ
冷やご飯が残っていたのでQPのレシピ本を見てクッパにした次第。生姜とニンニクの薄切り、鷹の爪の輪切りをゴマ油で炒めて香りが立ったら牛肉、長ネギ、パブリカ、椎茸、もやしの順に炒め合わせて鶏ガラスープと酒、塩を加えて醤油少々で調味。最後に煎りゴマとニラを足して出来上がり。一口飲めばどっと汗が噴きだすエネルギッシュなスープで、猛暑の疲れが出た方にオススメしたい。
昼に新潮社の田中ノリオ君からお電話を頂戴し、9月17日に刊行が予定されている「銀座開化おもかげ草紙」シリーズ完結編『「西南の嵐』の打ち上げをいつにするかという問い合わせを受け、新潮社の皆さんは28,29日のいずれかが望ましいと仰言るので、それならいっそ私の誕生日の28日にしようということになった。タイトルでもおわかりの通り、完結編では西南戦争をもろに扱う形だから、去年は田原坂にも取材に行ったし、西郷隆盛についても色々と資料を読んだのだけれど、今度の民主党代表選にからんで小沢氏を西郷に擬する説があるのはイマイチ解せないよね~という話にもなった。旧態依然たる政治体質を有している勢力をこの際一掃する戦いというつもりで主にその説が用いられているのかどうかは知らず、清貧質朴で知られた西郷と、「政治とカネ」がらみでやり玉にあがった小沢氏とはちょっとイメージがかけ離れて
いるような気もする。「ご本人は西郷じゃなくて自分は大久保利通に近いと思ってるみたいですよで」とノリオ君が仰言るので、一般には不人気でも、マキャベリズムを貫く政治家という認識なのだろうとは思いつつも、片や太政官政府による中央集権化を急速に推し進めた人物であり、片や中央集権を覆して地方分権を推し進めようとして、まさに真逆の方向性だから、その認識もますます腑に落ちないのであった。とにかく歴史的資料を読めば、世界的に見て近代は人類にとって「国家」という枠組みが本当に必要とされた時代なのだと納得できるし、片や「国家」の枠組みそのものが旧態として形骸化しつつある現代においては、政治家に人材を得ないのも当然だろうと、これまた妙に納得されるのでした(-_-;)
コメント(1)
「銀座開化おもかげ草子」の最終はやはり西南戦争ですか。あの戦を扱った書物を読む時は何故か哀しくなり躊躇してしまいます。特に西郷隆盛が好きというのではなく、交渉下手な日本人の特質を見るような気がするからです。
でもここまで読んだのですから最終章も読ませて頂きます。
投稿者 お : 2010年09月13日 22:39
2010年09月14日
さいたまゴールド・シアター公演「聖地」
どうなることかと思われた民主党代表戦も菅氏の意外な圧勝?で幕を閉じた今日は、新代表の就任会見を見届けてからでも十分間に合う距離になった「さいたま芸術劇場」で「ゴールド・シアター公演」を初観劇した。蜷川幸雄氏が平均年齢70歳以上の高齢者42人を鍛えてノンプロ役者に育てた劇団ながら、発足当初から絶賛して最初にオススメくださったのは演劇評論家の徳永京子さんで、その後TVのメイキングドキュメンタリーで感心し、一度観たい観たいと思いながら見そびれていたが、今回は翻訳家の松岡和子さんからお誘いを受けてようやく観ることができたのだった。
新鋭劇作家松井周による今回の作品「聖地」は、70歳になれば自由に死ねる権利を与える「安楽死法」なるものが制定された近未来の日本を舞台にして、来るべき死と向き合う高齢者ありようとそれを取り巻くさまざまな現象をブラックに、かつコミカルに描いて、無常観をi一方の基調としながらも、人生のロマンチシズムをもそこはかとなく匂わせ、作風はまるで違うが、蜷川演出の力に与って清水邦夫のドラマを髣髴とさせるような幻想的なシーンも見受けられた。「楢山節考」やP・D・ジェイムズの「人類の子供たち」、カズオ・イシグロの「私を離さないで」などを髣髴とさせるというよりも、意図的に踏まえたケースもありそうな設定や筋立てで、大枠ストーリーのオリジナリティーは取り立てて云々するほどのこともないが、42人全員とはいわないまでも数多くの役者を登場させて、それぞれにハメ書きでもしたかのよに各登場人物のキャラがしっかり立っていることでは秀れた台本といえるだろう。それにもまして役者各位が実に活き活きとキャラ立ちしてとても魅力的に見えることは特筆すべきで、技術的にもプロに遜色ない人が意外なほど多いのもさることながら、それぞれが人生の年輪に裏打ちされた心身を備えている結果、ちょっとしたセリフのひとつひとつに深みが感じられ、役者としての佇まいも美しいことに驚かされる。演劇にはまだこういう可能性があったのか!と目を見開かれる思いで上演時間3時間以上の長丁場を少しも飽きずに観ることができた。演劇好きの方には一度ご覧になることをオススメしたい。
2010年09月15日
なべ家3
「小説新潮」連載の「江戸のもてなし」シリーズ第3回目の今日は前回と打って変わって涼しい1日で、写真の料理のほかに鶏ネギ鍋も美味しく頂戴しましたが(^_^)/前回同様に小林姐さんの目を恐れて(笑)料理の詳細には触れないことと致します。
「なべ家」での会食後に大塚駅周辺のファミレスで書籍担当の田中ノリオ君とお会いして、明後日発売の「銀座開化おもかげ草紙」第3弾『西南の嵐』の見本を3冊受け取った。西南戦争突入後の不穏な空気を漂わせる新橋駅をスタティックに描き出した表紙の装画は近々このブログでもご覧戴けるようにします。
そもそもこのシリーズは西南戦争に突入する以前で完結させるつもりだったのだけれど、第1巻の文庫解説を引き受けてくださった関川夏央氏が、山田風太郎や司馬遼太郎と並べて「これら先達が志した歴史文学の流域にある有力な作家のひとり」と私を過大にご評価くださった上で、「松井今朝子は~中略~さらにそのつぎには西南戦争を書くだろう。 少なくともそこまで達しなくては、教養小説としても、早すぎる老境小説としても完成しない」と書かれてしまったために、こちらも西南戦争という大変なテーマに挑まないわけにはいかなくなって、思わぬ難渋をしながらなんとか完結に漕ぎつけたのだった。で、今回も関川氏は「波」での書評を快くお引受け戴いたのだけれど、ノリオ君の話によれば、「関川さんは、まだまだこの続きが書けるはずだと仰言ってるんですよ。日本の近代化において天皇制が強化される問題は明治10年以降にも色んな例があるわけだし、僕は松井さんの小説でなら読んでみたいと仰言ってて」とのこと。私としては、西南戦争を扱うだけでも相当にきつかったから、ええっ!!一体なんだってそんな大変なことばっかり要求されなくちゃならないの??という感じで、「とにかくこのシリーズはこれで完結です!!!」と断固言い張ったのでした。
そのあと急に話変わって「それにしても小沢は案がもろかったですね~」というノリオ君と現代の日本が抱える問題をひとしきり論議して、「とにかく目先の景気対策や雇用の促進なんかじゃ、今やどうにもならないって感じだけはみんな持ってますよね」との意見には大いにうなずいたのでした。これも今後どこまで効果が持続するのかは甚だ疑問ながら、為替介入で今日は円高が少しは抑えられ株価も上昇したのだから、政府としては取り敢えず目先の手を打つことしかないのでしょうが。
2010年09月16日
鶏手羽のコチュジャン煮
QPで見た料理。鶏手羽の表面をフライパンでこんがり焼いてから水を注ぎ、コチュジャン、ニンニクのすり下ろし、酒、砂糖、醤油、ゴマ油を足してじっくり40ほど弱火で煮込んで、ネギ、ニラ、春雨を加える。鶏手羽を焼いて出た脂は拭き取ること。
NHK「クローズアップ現代」を見ながら食事。テーマは今年の気象異常がなぜ起きたかの究明で、偏西風の大蛇行と海水温の上昇に原因があったことについてはもう何度も聞かされているので、そのことがなぜ起きるかについてきっちり説明して欲しかったのだけれど、結局いつもと同じパターンで、地球温暖化に漠然と結びつけられて終わったのが不満である。要するに科学者の間でも、まだ真相はそんなに解明されていないのだろうが、それでいて今年のような異常気象が今後ますます増えるような予測はしっかりされてしまうから、結果こちらの不安を煽るだけの番組になるのだった。
きょうは終日の雨でさすがに散歩もカメいじりも出来ず、その分しっかり仕事に集中できたが、こう急に涼しいどころか寒くなってしまうと体調管理が大変である。きのう京都の妹と電話でしゃべって、いい季節だと感じられる時期がだんだん減っていくのではなかろうかというような心配から、考えてみれば人生にとってのいい時期もホンのわずかであることが、しみじみ悟られるような歳になったというような秋らしいメランコリーな話になり、お互い出来るうちに好きなことをしておこうと言い合ったのでした。
2010年09月17日
おろし蕎麦定食
新国立劇場でイプセン作宮田慶子演出「ヘッダ・ガーブレル」を観る前に近くの「そじ坊」で食事。新国も三茶にいた時より意外に行きやすくなって、菅新内閣の人事もTVニュースでしっかり見ることができたのでした。
近代劇を代表するイプセンの作品は近年海外でもブームが起きて、それだけ現代性を見直されているようだが、今回の上演もむろん翻訳からして現代的なドラマに仕立てることを企図したものであろう。
主人公ヘッダ・ガーブレルは誰もが受け入れる平凡な人生をどうしても受け入れられないことに苦しむ女性で、こうした人物は近代でこそ突出した悲劇のヒロインたり得たが、高度消費社会の現代ではよくありがちな自己肥大化をもてあますオンナでしかなく、結果イプセンの悲劇がアイロニカルな喜劇に仕立てられることでみごとに現代性を獲得しているともいえるのが今回の上演だ。ヒロイン役の大地真央がふしぎとコメディエンヌの才に恵まれているのも功を奏しており、ヘッダと対照的な聖女型の女性を演じた七瀬なつみとのやりとりが面白い。ただし夫役の益岡徹との関係はともかくも、彼女のかつての取り巻きだった男たちとの関係性がくっきりと立ちあがって見えてこない点は大地の演技及び宮田演出の弱点であろう。
2010年09月18日
おこわ弁当、ゴボウと茸のサラダ
乗馬の帰りに大宮駅ナカのフードシアターでゲット。
今日も仕事は半ドンにして、夕方のレッスンで1鞍騎乗。ずいぶん涼しくなったので疲れ方がゼンゼンちがう。おまけにONコンビのNさんが「ワカ」と呼んで偏愛する名馬に乗れて、こちらは初対面なので最初はちょっとぎくしゃくしたものの、馴れるとホントに乗りやすい馬でスムースに走れて超ラッキーでした(^_^)/
ところで乗馬人口の喫煙率は意外と高いのかも?という気がするのは、これまで外乗も含めて出入りしたいくつかのクラブのテラスで灰皿を置いてない場所は無かったせいだが、このブログによく登場するONコンビもMさんも喫煙仲間である。で、今日はそのONコンビがお揃いの電子タバコをご持参になり、それらは私も近所のコンビニで見かけた商品だった。2500円で充電式だと聞いて、ふつう充電式なら安くても1万円前後だから、とてもリーズナブルなお値段に思い、「どこの製品なの?」と訊いたら、なんと宝島社だという話ではないか。「宝島社って確か本屋さんですよね?」と逆に訊かれ「そうよ。もともとは出版社なんだけど、最近は女性誌の付録で当てちゃったから、商品開発もするようになったのかもね」と答えつつ、昔の宝島社のイメージが強い私はちょっとビックリしておりました。充電式の電子タバコ業界に2500円で殴り込みをかけたら相当のヒット商品になるかもしれないと思うのは、かくいう私自身が最近はモノホンのタバコと電子タバコを併用しているからで、併用でモノホンのタバコの本数が相当に減り、それはONコンビのおふたりも同様らしく、Mさんにもオススメなさっていたのである。10月からのタバコ料金値上げで禁煙とまではいかなくても、せめて本数を減らしたい人は多いはずだから、宝島社の電子タバコは売りだしのタイミングとしてもバッチリだろう。ワタシ的にはいずれ禁煙したいと思いながらも、執筆の際につい手が伸びてしまうし、これまで一時的に禁煙するとストレスや反動が生じたので、当面は併用で乗り切っていきたいと考えております。
2010年09月19日
大阪稲荷寿司、蒸し鶏と30品目のサラダ
乗馬の帰りに大宮駅ナカのフードシアターでゲット。
今日は夕方のレッスンを申し込んでいたのに、先週と同じレッスンと間違えてクラブに朝早く着いてしまい、
出直すのも何なので、朝のレッスンも入れて終日クラブで過ごすはめになった。で、常連のONコンビやオペラ歌手のSさん、クラブに久々に顔を出されたバリキャリのOさんらと親しくオシャベリしても、まだまだ時時間があるし、おまけにいつもは車中で読む本を持参してるのに今日に限ってそれを忘れた!というドジまで重なって、これはもうクラブと隣接してる動物園で暇つぶしするしかないことになりました。クラブとはイケイケになっていて、会員は動物園をタダで観覧できるという特典もワタシには大いなる魅力で、なにしろ3才のころ一時期京都の岡崎動物園の近くに住んでいて、動物好きの母親が毎日連れて行ったらしく、その結果ZOOは今でもとても心なごむ空間といえる。どんな動物もそれぞれの生存に適したフォルムを備えていることの美しさに打たれて見飽きるということがないけれど、クラブ隣接の動物園には巨大なリクガメがぞろぞろいる点でもステキなのである。といっても、このブログではいつもカメと馬の画像ばかりアップしているので、今日は動物好きの中でもネコ派の方にサービスして、ガラス越しに接写したMGM映画もビックリのライオン画像をお届けします。ラクダ好きとかバク好きというマニアな方へのサービスカットも付録にしました。
2010年09月20日
鯛茶漬け
QPのレシピ通りに作ってみた。白ごまを煎って擂り鉢ですり、酒少々、味醂、醤油、ワサビおろしと生姜のみじん切りを加えて作ったタレに鯛の切り身を漬け込んでご飯にのせ、出汁をかけて食す。せっかく鯛のうまみが出るので、ふつうにお茶をかけてもいいかも。
菅新内閣発足で支持率急上昇とのニュースを聞いて、何もしてないうちから世論調査をするのはいい加減にやめたらどうなんだろうと思うばかりだった。やたらに世論調査をするのは近ごろのマスコミの悪いクセで、それが一番アタマも経費も使わなくて済む方法なんだろう。あるいは偏差値世代の現場の連中が数字でしか物事を窺えなくなってるせいなのかもしれない。上昇の理由は反小沢カラーを鮮明にしたからだという分析もおざなりで、そうなるとますます私の「小沢クンは『泣いた赤鬼』の青鬼」説が有力になるというものである。新閣僚の顔をぶれを見れば、民間から起用された片山氏が期待を一身に集めるばかりで、今のところ以前よりも年功序列型に後退したような印象を受けたのだけれど、まずは黙って船出を見守るしかない。
それにしても大臣という名称をいっそ撤廃すれば、自分もそろそろとか、この人もやっぱりとかいう意識が
消えて実質本位になっていいんじゃないかとは、毎度組閣人事を見て思うところだが、農耕社会から出発した日本は必然的に長老を重んじるDNAを抱え込んでいるのだろう。その長老が最も経験値を活かせた
はずの気象でさえめちゃめちゃになってしまった現代では、どの業界であれ、世界いずこの長老も不安で仕方なかろうと想像されるのだった。
ところで今日の「敬老の日」は一体何に典拠するのだろうか?と思ってWikipediaを見たら、やっぱり戦後の農村部から発祥し、他国にはない日本独自の記念日であることがわかりました。
世間は3連休のようですが、私は朝からガッツリ仕事をして過ごし、代わりに明日は仕事を休んで、親しい仲間とようやくハウスウォーミングをいたします。
コメント(3)
世論調査の「世論」って、東京地区の家庭から選んでいるのでしょうか?私も含めて、家族、近所、友人、知人何処の新聞社からも聞かれた事は無いです。不思議でしょうがないのですが。
投稿者 お : 2010年09月20日 22:33
うちの妹はどこの調査かわからないけど、二度も電話をもらって、思いっきり言いたいこと言ってやったと話しております。
投稿者 今朝子 : 2010年09月21日 09:47
私も何処かから電話が頂ければ、妹様のように思い切り言いたい事を言ってやりたいです、(^◇^)
特に大阪地検特捜部「特捜部なんてつけるから何をしてもエエと思うてるのと違いますか?」しかし、世も末だなあと思います。
投稿者 お : 2010年09月21日 22:15
2010年09月21日
オクラと油揚げのワサビ塩和え、茄子煮の冷やし鉢、鱸の焼き大蒜ソース、鶏肉と季節の野菜ビール揚げ、牛肉のロールステーキ、鯛茶漬け
元米朝事務所の大島さん、Pメディアの三村さん(岡野夫人)、スラッシュの守部さん、進藤さんと会食。いずれもQPのレシピ本を頼りにした料理で、伊勢丹クインズでなるべくいい食材をゲットして、われながら結構おいしくできました(^_^)/8月があんまり暑すぎたので延び延びになっていた新居のハウスウォーミングをようやく敢行!ということで午後2時に集合し、デザートまで含めると9時間も皆で飲んだり喰ったりして、その間に大島さんと進藤さんはウチのお風呂にも入って、「いや~なんだかリゾートに来ちゃったみたいだねえ~」とすっかり御機嫌で11時半にお帰りになった。大島さんと守部さんは最寄り駅が恵比寿だから、湘南新宿ライン1本で乗りかえナシに40分ほどで来られるし、進藤さんは大山だから池袋乗り換えでもっと近いし、三村さんも鎌ヶ谷から野田線で来られるし、というわけで結果として全員が集まるには意外に三茶よりもかえってベンリなった!!!ということが判明しました(@_@)
皆で11時のTVニュースを見ながら、村木元厚生局長冤罪事件を引き起こした大阪地検特捜部の問題について、「こういうことって絶対過去にも沢山あったんだよねえ」「たぶんずっと政権が替わらなかったから明るみに出なかっただけなんじゃないの」「これで小沢の一件だってホントはどうなの?って感じになっちゃうよね、きっと」「ひょっとして今度はそれが狙いで暴露されたんだったりして」「とにかくここずっと、なし崩し的におかしな感じになってた司法がこれでやっぱりおかしかったんだってことになると、国の根幹が揺らいじゃうから、今回も前田検事の逮捕でトカゲの尻尾切りをしちゃうんじゃないのかしら」「確かにほじくり出したら大変なことになるから追及は途中で止めたとしても、その代わりに政府としてはこの際断固として取り調べの可視化法案を成立させようとするんじゃないの。世論を味方につけるタイミングとしては今しかない
でしょう」てな具合に侃々諤々となり、今回の騒動のとんでもなさ加減にみんなで呆れて果てておりました。
コメント(1)
育たれた食の確かさが人を呼ぶのでしょうね!(^^)!
食べた物しか作れませんものね。中国からも日本のお家騒動で馬鹿にされた感じを受けます^_^;
投稿者 五島 : 2010年09月22日 09:59
2010年09月22日
ゴーヤと牛肉のオイスターソース炒め
きのう大島さんから、彼女の友人が自分の畑で作ったというゴーヤを頂戴したので、QPのレシピ本を見て作った。牛肉とゴーヤを炒め合わせて豆板醤、オイスターソース、醤油、ニンニクのすり下ろし、胡椒少々で味付けするだけの超カンタンな炒め物。ゴーヤに火を通すには少量の水を加えて蒸し炒めにする。オイスターソースは乗馬クラブのお仲間ライターのSさんから頂戴したものを使用。三村さんからもらった手作りのぬか漬けでお茶漬けしたし、今宵もまた頂戴物オンパレードの晩ご飯であります。
夕方は確定申告に備えて税理士の加藤氏がお越しになり、新居のどこからどこまでが仕事上の必要経費として認められるかを算定するための調査をされた。減価償却費はなんと47年間!分割するという話を聞かされて唖然としたが、税法上のメリットとデメリットは実にケースバイケースであることも教えられて一応は納得する。それにしても家の隅々までずいぶん丹念に見てまわられるものだと妙に感心していたら、「このウチすごいですよ~。いいもん使ってるもんなあ。この窓硝子なんかマンションには滅多に使われないもんですよ~破ったら修理に高くつきますよ~」とまではともかくも、「このトイレットペーパーホルダーも案外高いんですよ~」と言われるに至っては、この人一体何モノ???てな感じで、これまた唖然としてしまった。「実はボク建築科を出て、マンションの現場監督をやってたから詳しいんですよ」と言われたら、ええっ!!!アナタはたしか税理士さんのはずじゃなかったの!!!とこちらはビックリマークが飛びまくり、つい身の上話まで聞いてしまうはめになった。そしたら加藤氏は建築の現場監督をしている時に、たまたま家業の処理に当たることになり、そこでなるべくムダな税金をとられないよう物凄く勉強して、そうこうするうち勢いでなんと本職の税理士になっちゃったのだとか。「でも、そんなにカンタンに成れるもんでもないでしょう。その転職はけっこう大変だったんじゃないの?」と私。「ええ、やっぱサーファーのほうはちょっと諦めましたね」という何とも多才な青年の返答に、こちらはただ感嘆するばかりでした。
コメント(1)
新刊「西南の嵐」、買いましたが、「幕末あどれさん」から、激動の時代をかいくぐって来た宗八郎さんと、これでお別れと思うと、名残惜しくて、読めない気がします。私も関川さんと同様、西南戦争以降も読みたいのですが、せめて、番外編ででも復活させて欲しいです。
来週はまた、松茸が届くのでしょうが、QPテキストのエッセイによると、ご実家から届くのは、丹波産ではなくて、岩手産なんですね。岩手出身の私は産地が気になりますが、教師の妹が以前、赴任していた海岸沿いの村は、ほとんど産物がないけれど、ウニと松茸が沢山採れる、と聞いたのを思い出しました。毎年、松茸三昧のブログを読む時は、(松茸のすき焼きなんて、贅沢にも程がある!)と思っていたので、先月の女義の会で、私も何か、ぶつければよかったです(笑)。
投稿者 ウサコの母 : 2010年09月23日 00:01
2010年09月23日
蒸し茄子と豚しゃぶのネギ油かけ
前にQPで見た料理。茄子は電子レンジで加熱して縦に裂き、熱いうちに塩を振っておく。豚肉は少量の塩を入れてゆがいておく。油に黒胡椒と花椒を潰して入れて熱し、香りが立ったら長ネギのみじん切りを加え塩で調味すればネギ油の出来上がり。ネギ油はけっこう美味しくて他の食材にも合いそうだ。
室内で仕事をしている分にはゼンゼン気づかなかったが、換気で窓を開けたら、秋分の日なのにいきなり冬ですか(!@_@!)てな感じで、慌てて近所の無印良品へ毛布を買いに走った私である(笑)。
お天気までが極端な当節は、何かと極端な人がいたり、極端な事件が起きたりもするのだけれど、検察官が逮捕されたり事情聴取をされたりという極端な事態に立ち至った今でも、村木厚生局長えん罪事件の真相が果たして解明する方向に進んでるのかどうかはさっぱりわからないのだった。証拠改竄の点ばかりにスポットが当たっているようだが、そんなことだけで誤魔化されてしまってはいけないわけで、そもそも検察側ではどのような構図が想定されていたかを、最高検はきちんと明るみに出してほしいものである。
その点がきちんと公開されないと、ちょうど自民党政権の末期に起きた事件だけに、石井一議員をあげることで民主党の失墜を狙った検察側の陰謀だろうというふうに当然ながら思えるし、もっといえば厚生省の局長クラスに村木局長を煙ったいライバルと見てるヤツがいて、そいつが検察官とグルになって陥れたのだろう、なんて勝手に想像されても文句はいえないわけだから、いくらなんでも検察官はそこまで劣化していないと主張したいなら、最高検はやはり事件の全容をことごとく暴露すべきなのであった。
逮捕された前田容疑者の映像を見て、「そやけどあの男に関しては、何かそういうウラがあってやったという感じとちゃうで」と、わが妹はいうのであった。「あれは絶対オタクの顔やで。問題に必ず正解を出さなあかんという教育をずっと受けててスポイルされた口や。そやから正解が出えへんかったら問題のほうを変えたろというような感じで、フロッピーを書き替えたんやわ。私らよりちょっと若いくらいの世代から、教育の失敗で、医者でもなんでもエリートの中にああいう手の人がいっぱい出てきてんねん。お姉ちゃん、ほんまにこれからの世の中はコワイで~」と大いに不安がっております。
コメント(2)
いつも楽しく読ませていただいています。妹さん、言うたらかもかのおっちゃん的存在やなぁ。
投稿者 ホノカのおばはん : 2010年09月24日 11:05
ほんまにお聖さんの相坊のカモカのおっちゃんの女性版(^◇^)
私も妹さんの意見に一票です。大阪特権のあり方の根本から考え直さんとアカンと思いますが、あの前田容疑者に関してはオタク的な匂いがしますわ。妹さんの講演会がございましたが是非参加しとうござります。
投稿者 お : 2010年09月24日 23:14
2010年09月24日
里芋のグラタン
QPで見た料理。里芋を牛乳で柔らかくなるまで煮込んでからマッシャーで潰し、クリーム状にしてバターと塩胡椒で味付け。これにエリンギと舞茸、ハムを入れ、ピザ用のチーズをトッピングして、レンジにかける。里芋は煮込む前に茹で洗いしてぬめりを取っておくこと。茸類はフライパンで乾煎りして、ワインと塩胡椒を振っておくこと。ヘルシーなグラタンだけど、お腹がけっこう張ります。
私は決してナショナリストではないが、それでもこのタイミングはないよな~と思われたのは、今日の体当たり船長釈放のニュースである。フジタの社員が拘束されたニュースで、いい加減イヤな感じがしていた直後だから、これじゃまるで日本の右派が騒ぐことにお墨付きを与えたようなものではないかと思われ、対外的にも国内的にもまずい対応としかいいようがない気がするのである。このタイミングならもっと早くに釈放してしまったほうが、いかにも中国の圧力に屈したという印象を内外に与えずに済んだのではないか。どうも今回の事件は、中国大使が民間から登用された直後だけに、ひょっとして、現場の外務官僚がサボタージュしてるんだろうか?と邪推されるほどに、勃発当初から政府の対応が鈍い感じで心配されたのだけれど、まさか那覇地検が大阪地検の仇討よろしくフライング釈放で政府を困らせようとしたとも思えず、結局は長いものには巻かれろの政治的判断で、花よりも実を取ったと解釈すべきなのだろう。それにしても目先の実は辛うじて取れたとしても、対外的には長い目で見て後に大損を招くようなことにならねばよいがと案じられるし、国内的にはナショナリズムがヘンな風に高まることを警戒しなくてはならないのだった。
コメント(1)
なんだか世の中変な事だらけ!対外的に言うべきことは言わねばならぬなのでしょうがこの件はへたすると右の連中が格好の材料にしてナショナリズムを煽りそうです。やだやだ!
大阪地検の件も怖いですね。日本は法治国家 民主主義の自由なくにというけれど何だかこれでは検察と警察に睨まれたら我ら無力な市民なんぞあっと言う間に御用になりそう!
こわやこわや!
投稿者 ねこ かおる : 2010年09月28日 20:01
2010年09月25日
中華弁当、魚介と野菜のサラダ
乗馬の帰りに大宮駅ナカのフードシアターでゲット。
台風一過で絶好の乗馬日和を思わせる青空を見ながら午後までしっかり仕事をして、夕方のレッスンで1鞍騎乗。おとなしいけど重~い牝馬に乗ったため、脚の合図を送り続けてどっと疲れたけど、部班の人数が少なかったので、馬のほうもほぼノンストップで懸命に走り続けてくれて充実感のあるレッスンでした(^_^)
クラブハウスではこれまたMさんに早めの誕生日プレゼントを頂戴し(^_^)/「それにしても、すぐ10月なんですよね~なんだかついこないだまで真夏だったから、今が一体どういう季節なのかぴんと来ないんですよ」
と仰言るのもごもっともで、先週のレッスンは半袖だったのに、今日は長袖だけだと寒くて薄手のジャケットまで着込んだのである。もっともお馬さんたちはようやく生き返った心地なのか、騎乗後に厩舎へ帰したらすぐさま飼い葉桶に喰らいついて、いかにも天高く馬肥ゆる秋といった食欲旺盛ぶりだった。片やわが家のカメさんたちは早くも冬眠に突入した感じでびくともしません。天気の長期予報では10月はまた暑さがぶり返すそうだから、人間ばかりでなく動物全体にとって今年はホント大変である。全国各地でサルだのイノシシだのクマだの野生動物が凶暴化してるのもむべなるかなで、そういえば松岡さんと文春の内山さんが目撃した世田谷のタヌキは一体どうなったんだろうか?以前その話をブログに書いたら、思わぬ反響を呼んで、先日新国立劇場でお会いした演劇評論家の萩尾瞳さんから、「ねえ、あなた松岡さんの家にタヌキが出たって、ブログに書かれたんですって。私は読んでないんだけど人から聞いて、こないだ松岡さんにお会いしたときにタヌキの話で盛り上がったのよ。うちは高島平のほうなんだけど同じくタヌキが出たのよ!!! 」と言われたので、今年はタヌキも東京各地に出没してるらしいのだった。タヌキが飛びかかってきて嚙みついたりしたら、すぐに薪を背負わせて火をつけちゃいましょう(笑)。
2010年09月26日
大阪稲荷寿司各種、30品目サラダ
乗馬の帰りに大宮駅ナカのフードシアターでゲット。
今日も夕方のレッスンに出て昨日と同じマッタリ系牝馬のビンゴ嬢に1鞍騎乗。ビンゴ嬢は私の直前にも乗られていて連続だったせいか、見るからにダルダルで昨日よりも重~い状態。懸命に走っても前肢だけのいわゆる「なんちゃって駈歩」になってしまう。おまけに後続は以前私がひいきにしていたグレートガバナーで、こちらは歩幅が広くて前の馬につかえるとイライラするタイプだから、キレて暴れたらしく、乗ってる人が途中で馬替えされたのをとても申し訳なく思ったのでした(-_-ゞ
今日は当然ながら朝から各局の報道番組が一斉に体当たり船長釈放のニュースを取りあげ、局によっては比較的冷静な見方を示していたとはいえ、案の定ナショナリズムを煽り立てる局もあって、これは中国側でもそうだと思うが、いつの時代でも、頭脳構造の単純な人ほど冷静な見方よりもナショナリズムを煽り立てる論調に引きずられやすいのが困ったもんなのである。ことに国内に多くのストレスを抱えている場合には国外にはけ口を求めやすくなるのが通例で、中国は国内矛盾が甚だしいだけに、わざと外敵を想定しているフシが大いにありそうだが、日本でも若年層は相当ストレスが溜まって、ただでさえ右傾化しているといわれるだけに、マスコミの対応は慎重の上にも慎重さが求められてしかるべきだし、受信するこちらもしっかりそれらを監視しておく必要があるはずだ。
それにしてもネットのMNSのニュースは相変わらずサンケイの超右寄り論調に支配されているが、果たして中国でも同じように右寄りのジャーナリズムと契約してるんだろうか?ネット依存度が高い若年層に各国でナショナリズムが蔓延する遠因はひょっとしてそれだったりして?なんて考えると、両国のナショナリズムを煽ることで結果的に漁夫の利を得ようとする国や組織の存在も想定できるわけだし、とにかくマスコミに接するときはそれくらい色々と深読みしてかからないといけません。
2010年09月27日
鶏肉とレンコンのジンジャーカレー炒め
QPのレシピ本で見た料理。鶏肉とレンコンを生姜とニンニクと一緒に炒め合わせて酒、カレー粉、醤油で味付けするだけのお手軽なメニュー。最初に薄切りしたレンコンを炒めて塩で味付けしてからいったん取りだしておき、あとで合わせること。鶏肉は塩胡椒を揉み込んでから炒め、生姜ニンニクはあとから加えること。料理しながらTVを見ていたらテニスのクルム伊達がシャラポアに勝ったニュースが流れ、へ~伊達は明日もう40歳になるんだ~ってことは、ええっ!!じゃあ誕生日が一緒で、私とはちょうど17歳も違うんだ~なんてことに気づいてしまった。だからどうしたっ!!て話なんですが(笑)それにしても彼女の体力と根性はスゴイ!としかいいようがありません。
年齢の話でいうと、今日の夕方は来月さいたま芸術劇場で上演される蜷川演出のシェイクスピア劇「じゃじゃ馬馴らし」のプログラムに載せる談話の取材を自宅でお受けしたのだが、とにかく最近の蜷川さんの仕事ぶりは年齢的にみて驚異だとしか申しあげようがないのであった。70代の武智先生の下で演出助手を務めた経験から、演出という仕事がいかに瞬発力を必要とし、それがまた年齢によっていかに衰えてくるかも知っているだけに、余計に感心していつも見てるのだけれど、今回の「じゃじゃ馬馴らし」はストーリーがストーリーだから、現代の女性観客に受け入れてもらえる舞台にできるかどうかは演出のワザにかかっていそうである。稽古場では芸達者な市川亀治郎と筧利夫がほとんどビョーキのようなワザ比べをしているらしく、その話を聞いて見る側の期待はいっそう高まるのだった。ところでチラシの写真を見て、「ねえ、筧さんて若い頃の蜷川さんと似てない?」と訊いてみたら、ご本人も自覚があるそうで、そのくせ蜷川演出には意外にも初参加とのこと。今回出演に至った経緯についても、大変面白いお話を聞かせてもらいました。
コメント(4)
お誕生日、おめでとうございます!
初めてのさいたま芸術劇場の「じゃじゃ馬馴らし」、亀治郎のトーク番組で稽古風景を見て、とても楽しみにしてますが、一層期待が高まりました。主演の2人以外は知らないのですが、早く見たいです。プログラムも立ち読みせず、買わなくては。
投稿者 ウサコの母 : 2010年09月28日 10:28
お誕生日おめでとうございます!
今朝子さまも、十歳年下の私には、すごい!と
日々思っております。そして、体調の悪い日も、ここで
ブログを拝見して、がんばらなくっちゃ! と、
励まされておりますし、
憧れの存在がいてくださることで、がんばれるような気がします!!
雨のさいたまではありますが、素敵なお誕生日をお過ごしください。
投稿者 彩の女 : 2010年09月28日 13:26
お誕生日おめでとうございます。今日が好い日でありますように!
西南の嵐 拝読いたしました。維新ものは苦手だったのに引きずられるようにして最後まで読んでしまいました。ヒロさん好い女でした。 並木拍子郎にも会いたいです。
ますますの御活躍を!
投稿者 ねこ かおる : 2010年09月28日 19:46
そうですか、今日が誕生日でしたか。おめでとうございます。伊達選手はずっと応援していますが、今日も勝ったようですね。現在、「西南の嵐」を読んでいる最中です。これからも素晴しい作品をお待ちしております。
投稿者 オッキオ伯父さん : 2010年09月28日 23:59
2010年09月28日
魚介のサラダ、野菜スープ、海老と栗のコロッケ、舌ビラメのムニエル、ハヤシライスほか
誕生日の今日28日は「銀座開化おもかげ草紙シリーズ『西南の嵐』」刊行の打ち上げで、なにしろ3部作の完結ということもあり、新潮社の小林姐さんはじめ、佐野ッチ、クスノセ氏、田中範央クン、青木大チャンと歴代担当編集者がそろい踏みして、スラッシュの進藤さんも加わった総勢7名の会食と相成った。
銀座煉瓦街を舞台にしたシリーズの打ち上げだけに、会場には明治5年に銀座の西洋薬局としてスタートした資生堂パーラーが選ばれて、コロッケやハヤシライスなど、いかにも開化の洋食といった趣きのフルコースを堪能し、コースデザートに加えて写真のケーキまでしっかり頂戴したから苦しいほどお腹がいっぱいで、明らかに血糖値も急上昇してる感じです(^_^;)
最初に野田マップ番外公演の「表に出ろいっ!」の話が出たせいか、話題はもっぱら小説を遠く離れて演劇ネタに終始したにもかかわらず、最後はやっぱり姐さんが、「それで松井さん、もうそろそろ次の作品について、他社を含めて何を書かれるのか、構想があったら聞かせといてくださいよ」、と例によってきっちり〆られたのでした。ともあれ誕生日プレゼントにケーキと花束を、引越祝いに寸胴鍋まで頂戴して、最後は皆さんでタクシー乗り場までお見送りを戴いたのでした。
コメント(1)
遅くなりましたがお誕生日おめでとうございます。
『今朝子の晩ごはん』の5冊あるうち、どれでしたか、読み直していた時、「まっしぐら」という言葉がありました。そのとき、《そうだ「まっしぐら」の新米をお祝いに差し上げたいなア》と思ったのです。と、申しますのも、この一年間に、急速に松井さんの読者になりましたものですから・・・。なお、「まっしぐら」というのは青森県産の新種のお米です。
その後、通販のモニターもなさっていて、精米機もお持ちのことを知りましたので、「まっしぐら」の新籾がいいと考えております。今、稲刈りの真っ最中ですので、そんなに遅くならないと存じます。なお、宛先はポプラ社気付とさせていただきます。
9月28日という日は、私の恩師(故人)のお誕生日でもあり、また、明治11年生まれの祖母(故人、母方)の誕生日でもあり、何となく頭に沁み入っている日なのです。また、私が酉年でありますため、28日はお不動様の日として、お加護のある日のように思って(=教えられて)まいりましたので、ご縁を感じます。
松井様には、これからも益々よいお仕事をして下さいますよう
心より願っております。青森armich
投稿者 荒谷 美智 あらたに みち : 2010年09月30日 14:47
2010年09月30日
鯛の昆布〆と焼き松茸、松茸等の天ぷら、松茸の土瓶蒸し、松茸と牛肉のすき焼き、松茸ご飯、茄子の冷やし鉢
凄まじい猛暑と残暑で今年は国産の松茸もゼンゼン採れないというTV報道を見て、すっかりきらめていた親からのプレゼントがなんと例年通り昨日届けられて、こと食に関する限り私ってやっぱりセレブなのかも(笑)と思いながら、昨夜は恒例のお誕生日松茸パーティ(^_^)/これまたいつもと同じでお招きした友人は周りから石をぶつけられると困るのでお名前は明かしません。
コメント(2)
遅くなりましたが、お誕生日おめでとうございます。ブログをチェックしつつ、ポプラ文庫の方もいつも読んでいます。私は20代前半なのですが、メディアに関しては松井先生の言葉を戒めとしつつ新聞などを読んでいます。これからもご著作を読んでいきますので、お体にお気を付けくださいますように。「星星峡」の『吉原十二月』を掲載中から愛読してきました。刊行予定が決まりましたら、ブログでお知らせいただければ幸いに思います。
投稿者 美貴 : 2010年09月30日 10:33
何々なに!鯛の昆布締めに松茸尽くしですと!当然石投げますよ!涎も垂れますよ!かくなる上は何とかしてそのパーティーに潜り込むべく残りの人生賭けちゃいます!ハハハ!(やけになった笑い声です)
投稿者 ねこ かおる : 2010年10月01日 20:51
2010年09月30日
天丼
漫画家の高見まこさんと一緒に大宮駅前の「天麩羅あづま」で食事。高見さんに和洋中の何がいいですか?とお訊きしたら、「和」がいいと仰言るので、以前ブログのご投稿で教えて戴いた老舗にトライ。実にアットホームな雰囲気の中で、江戸前のさっくり揚がった天麩羅がリーズナブルに美味しく食べられるいい店でした。それにしても私は一昨日から立て続けに高カロリーの晩ご飯となりました(^_^ゞ
高見さんは月間漫画誌「乱」で『仲蔵狂乱』の劇画を連載してくださっているのだが、なにしろ出版不況下にあって、現行の形での連載は難しくなり、今日はリイド社編集部の林部長、佐藤氏とご一緒に、そのご報告にいらっしゃった上で、連載を継続する新たな方法を見つけたいとのこと。原作に忠実でキャラを活き活きと面白く描いてくださっていて、高見さんご自身、適当にチャッチャッとまとめて早くに最終回を迎えるような、いい加減な仕事にはしたくないと仰言るし、私も毎回その丁寧なお仕事ぶりを楽しく拝見していただけに、今後もなんとか巧い形で継続されることを願わずにはいられなかった。
林部長や佐藤氏からは漫画出版界の現状や今後の展望についていろいろとお聞きし、おふたりが先に帰られたあと、大学生の息子さんをお持ちの高見さんとは、最近の若者の傾向について何かと話になりました。
コメント(2)
そんなんアリですか((+_+))と言いたくなります、昨日、今日のお料理。国産焼き松茸って、何時頂いたやろ?
子供の頃、吉野に松茸狩りに行き、かしわと松茸のすき焼きを「もう、いらんわ」と思うまで食べた頃が懐かしいです。
投稿者 お : 2010年09月30日 22:27
松井さんが大宮駅前の「天麩羅あづま」にお寄り下さって評価も悪くなさそうでうれしく思いました。これで、「天麩羅あづま」で松井さんとばったりお会い出来る確率ががゼロでなくなったことは確かで、これまた大変うれしいことです。
残念ながら三軒茶屋は私の動線と交わらないところなのですけれど、そのうち燻製屋にだけは一度行ってみたいものだ、思っております。
ハイカロリーの晩ごはんが続いても松井さんは、それだけのエネルギーを毎日有効活用していらしゃる筈です。ご心配には及ばないと思いますし、これまで『晩ごはん』5冊よませていただいた印象では、ハイカロリーと粗食(食抜きも含めて)絶妙のバランスと敬服しております。armich
投稿者 荒谷 美智 : 2010年10月02日 13:22