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2010年02月01日

えぼ鯛の干物、菜の花の辛子醤油和え、湯豆腐

先週の食べ過ぎが祟って食欲がイマイチなのでこのメニュー。NHKBSの「京都法然院いのちの森」を見ながら食事。去年の6月に聖護院八つ橋の鈴鹿社長にお招きを受けて「八つ橋忌」に同寺院を訪れた折、「うちにはモリアオガエルとかムササビがいるんで、NHKが今それを1年がかりで撮ったはりますねん」と、ご住職から伺ったのはこれか!と思いながら拝見した次第。お寺とはそれほど関係のない、ハイビジョン映像が素晴らしいネイチャー系の番組でした。
今日のTV各局は角界の話題に集中したが、相撲協会の理事長はともかく、理事なんて今まで誰がやってたか全く知らない人がほとんどだったのではないかと思うのだけれど、貴乃花ひとりの立候補でここまで盛り上がるのだから往年の人気はいまだ侮れないものがあるのだろうか。おまけに世間をかなり騒がしたあげく、大方の予想を覆して理事に選出されてしまうと、ひょっとしたら、これも斜陽化の進む大相撲の延命を図るべく、話題作りの一環としてマスコミも手を貸した出来レースだったのではあるまいか?とさえ思えてくるのだった。ともあれ今やどこの業界でも、ある程度の成功体験で自己充足しちゃってるかのような中高年世代は、この加速的に激変する世の中ではあまりにもノンキに見えて、深刻な将来不安を覚える若い人たちはイライラするんだろうなあ、というようなことを考えさせられた一件でした。


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3月末発売の「歌舞伎の中の日本」、テキスト作成でも大変なご苦労だったのに、更に大幅にページを増やしての刊行、とても楽しみです。書店には本や雑誌があふれていても、最近は滅多に新本を買わなくなりましたが、これは即、買いに走ります。
娘義太夫を扱った書き下し小説も、早く読みたいです。以前、明治の邦楽についてラジオで語られた時も触れていらした記憶があり、当時、書生達が追っかけした、というのが印象的で、昨年末の「坂の上の雲」でも登場しましたね。今朝子さんの小説で読むと、場面がリアルに感じられて、義太夫は好きですし、男装の麗人が主人公となると、余計ワクワクします。
さて、「知る楽 極付歌舞伎謎解」再放送の後、昨日から中野京子さんの「怖い絵」が始まりました。私は中野さんのファンでもあり、ブログで放映を知って今朝子さんのテキスト作りと収録のご苦労を思い出しましたが、NHKからは今朝子さんの「知る楽」のビデオが送られて来て、見たそうです。
私の大ファンであるお2人共、早稲田出身で、多分同じ年代と思われ、知る楽テキストも非常に中身が濃く、番組とテキスト両方が今後も再見、再読したいもので、共通点が多いのがうれしく、ここに紹介させて頂きました。

投稿者 ウサコの母 : 2010年02月02日 21:55



2010年02月02日

自家製コンビーフ、鱸のカルパッチョ、野菜のラザニア、鮪とトマトのタルタル、焼きカレーほか

米朝事務所の大島さん、スラッシュの守部さんと一緒に三茶のピエトラ・オルトで食事。
今日は夕方からスラッシュの事務所で「婦人公論」の取材をお受けする。ライターの島崎さんがめずらしいくらいバリバリの関西弁なので、どちらなんですか?と訊いたらなんと京都のど真ん中のご出身だと判明。
で、「私も円山公園の馬場で馬に乗ったことあるんですよ」と真っ先に仰言ったのは、健康法に関する取材だったからでもあろう。女性が40代をどうやって乗り切るかというようなテーマの特集らしいので、たぶん強くそれを意識するしないに関わらず、誰でも何らかの不調は体験するだろうけど、ある時期を過ぎたら、ゼッタイに復活するから大丈夫!!!と、私は日ごろ身の周りのアラフォーさんたちによく言ってるんですよ、てなお話をした。私の場合は、たぶん乗馬のおかげで、10年前よりはるかに体力も筋力もアップしていることをいろいろと申しあげたのだった。
で、食事しながら大島さん曰く「今朝子さんは乗馬をやり始めた時期がちょうどよかったのよ。更年期で真っ先に衰えるのは筋肉だから、その時期に鍛えたってことは大きいわよ。私なんか、前にあれだけ重い荷物が平気で運べてたのに、今はゼンゼン駄目だもん」とのこと。「へ~そうなんだ。私は逆に片手で鞍が運べるようになったもんね」別に筋肉を鍛えようと思って乗馬を始めたわけではないのだけれど、乗馬はきちんとした姿勢を保つのにかなり筋肉を使うようで、結果、自然に筋力がアップしちゃたのである。人間50才を過ぎても筋肉が発達したと実感できるのは妙な自信にもなって、気持ちが前向きにとはいわないまでも後ろ向きにならずに済むのは有り難いのであります。


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私も子供のころに円山公園の馬を見ながら朝ご飯(我が家では乳パンと称してました)を近くのお店で食べてました。
馬はポニーだったのでしょうか?
少し小さかったような記憶があるのですが・・・。
小学生の頃に肝臓が悪かったのでお医者さんから「ええ空気の朝のうちに運動をするように」といわれたので、祖父と一緒に学校へ行く前に散歩をしてました。
麩屋町から四条どおりをまっすぐに祇園さんまでがちょうどの距離やったんですかね。
懐かしい思い出です。

投稿者 山崎 寛子 : 2010年02月03日 23:34



2010年02月03日

煎り大豆ご飯、菜の花の浅漬け、大根とホタテ貝柱のサラダ

ご飯と浅漬けはQPで見た節分らしい料理。ご飯は酒、塩少々と豆まき用の豆を加えてふつうに炊くだけ。菜の花はさっと湯通ししてポリ袋に入れ、塩と鷹の爪、少々の呼び水を足して空気をしっかり抜いて2時間ほど置けばOK。大根は細目の拍子木切りにして塩でしんなりさせてからホタテ貝柱のほぐし身を加え、マヨネーズで和えて胡椒を振ればできあがり。これはいかにもQPオススメのようだが、私が昔から作ってるサラダです。
へえ???なんなん?あの騒ぎは一体なんやったん?と関西人なら突っ込みそうな小沢氏の不起訴決定と朝青龍の示談説明である。結局のところ、やっぱり「週刊朝日」が書いてたように、現特捜部長のお先走りだったということなのだろうか。最初からそんなに簡単にシッポをつかませるような狸ではなかろうと見ていたのだけれど、一時は逮捕もあり?というような報道がバンバン流されていたこととのギャップがあり過ぎてこれでホントに一件落着するのだとしたら、今回もまたまたツメの甘さがタダ者ではない感じがする現地検特捜部であった。それにしても朝青龍と小沢氏は今や日本を背負って立つ天下の二大ヒール(悪役)というべきかもしれない。両事件ともに何やら今の日本人のストレスを発散させるために、豆をぶつける鬼の絵を描いた的が、マスコミによって作り上げられた感を受けるのは、あまりにも展開がうやむやで、今どきのフィクションならともかく昔のエンターテイメントなら絶対に許されない中途半端な結末だからであります。




2010年02月04日

鶏鍋、焼き鳥、雑炊、もやしとザーサイのナムル

スラッシュの進藤さんと近所の「炙」で食事。
夕方から事務所でNHKブックス「歌舞伎の中の日本」の初稿ゲラを突き合わせて疑問点の解消に努めたが、私がまたまたゲラを真っ赤にしてるので、「あなた一体何度書き直せば気が済むの!もうビョーキだよね~」と進藤さんは叫んだのであった。「とにかく小説でもなんでも、労力をかけ過ぎだよね。今どきゼンゼン採算が合わないじゃん」とのご意見にはナルホドで、「やっぱり今売れるとしたらきっと健康に関する本だよね。どこかの出版社がその手の執筆依頼をしてくれないかなあ。サンマーク出版とか頼んでくれたらゼッタイ引き受けるんだけどなあ」と私が相当ホンキモードで応じると、「ダメよ。健康本にはまたそれなりに何らかの肩書きが要るわけよ」と軽くいなされたのでした。とにかく手を抜くとか、適当に流すということができるのも一つの才能であって、私の場合、今どき出版物に対する責任感が強いからとかではなくて、調べ物をしたり、著者校をしたりすると、単に過剰に集中しちゃうタイプなので、結果、労力がペイに見合わなくなってしまうのだった。それに付き合わされてしまう編集者の方々もお気の毒だと毎度思うのだけれど、このビョーキばかりは老眼が進んだいまもって治らないのであります(^^ゞ
ところでついに朝青龍は引退に追い込まれてしまったが、マスコミは次なる「ヒール」のターゲットに誰を仕立てるのだろう?マスコミはまた別のギョーカイを荒らしていけばいいようなもんだが、このところずっと彼を「ヒール」仕立ててなんとか人気を保っていた相撲界は今後どうするんだろう?相撲界も、昔は単に格闘技の興行に過ぎなかったものを「国技」なぞといわば僭称した結果、自らの首を絞めるはめにもなっているわけだから、なんとも痛し痒しというより、今回の事件は相当に痛い話であることはまちがいない。




2010年02月05日

トマト・スパゲティー、大根と水菜とベビーリーフのサラダ

 トマトスパはベーコン、玉ねぎ、トマト缶を使ったベーシックなもの。サラダは市販のパック入り野菜を使った。今日は原稿の〆切りもあれば、NHKブックスの不明点を解明すべくまたもや書庫の資料をひっくり返したりもしたので、めちゃめちゃ疲れて超お手軽なメニューになってしまった。で、食事しながらBSフジのプライムニュースで小沢不起訴一件の解明を見ていたのだが、この問題は果たしてTo be continued……になりそうでいて、現地検特捜部は本当にできるだけのタマを握ってるんだかどうだかは、結局わからずじまいだった。NHKブックスのほうは何しろ出典をいちいち明記するのがえらい大変だったのだけれど、一応全部クリアしたはずなのでTo be continued…にはならずに済みそうです。


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伝聞ですが、「寺子屋」のオペラがドイツで上演された様子、昨夜の海外ニュースで放映されたそうです。歌舞伎に全く興味がない夫がドイツ語ニュースで見たそうで、ダルムシュタットという町で、カルミナ・ブラナを作曲したカール・オルフの娘(孫?)が、作曲家が発表を好まず、しまってあった楽譜を公開、オペラ「ギセイ(犠牲)」として、ドイツ人の手で歌舞伎の様な形で初演されたのだそうで、弱冠17歳で作ったものの、師から拒否され、日の目を見なかったものが、100年近くたっての初演となった、との事でした。
カール・オルフについて調べたら、<1913年オペラ『犠牲』 歌舞伎『寺子屋』を素材とした最初のオペラ作曲>とありました。「知る楽・寺子屋編」でも、日露戦争後、「寺子屋」が海外で評判になり、上演されたことも解説なさってましたし、4月には歌舞伎座最後の舞台で上演されることもあり、見逃してとても残念です。
既にご存知かもしれませんが、お知らせしたくなったもので。

投稿者 ウサコの母 : 2010年02月06日 14:55

オペラの件は全く知りませんでした。今回が初演なのだから知りようもなかったわけですが。お知らせ戴いてありがとうございます。紙面に反映させるのは残念ながらちょっと無理かもしれませんが、とにかくドイツ人はそんなに「寺子屋」が好きなんだ!とビックリさせられます。

投稿者 今朝子 : 2010年02月06日 22:41



2010年02月06日

鶏肉と大根と人参の炒め煮

一昨日のQPで見た料理。鶏肉は酒と醤油をしっかり揉み込んで、先にさっと炒めていったん取りだしておく。分厚い銀杏切りにした大根と乱切りにした人参を炒めて酒、醤油、水と砂糖少々を加えて柔らかくなるまでじっくり煮込み、鶏肉をもどしてからさらに煮込む。大根と人参は表面が崩れそうになるくらいまでしっかり炒めるのがポイント。そのほうが味がしみやすい。
 NHKBS「週刊ブックレビュー」の録画を見ながら食事。この番組を録画したのは拙著「円朝の女」が取りあげられると聞いたからで、取りあげてくださったのは「なんでも鑑定団」でお馴染みの中島誠之助氏であった。3人の評者が3冊ずつ取りあげ、内の1冊は3人で読んで合評するという形式は以前と変わらず、全然タイプの違った評者が、タイプの違った本を推薦なさるのがこの番組の魅力だろう。おかげで私もときどきこれを見ると思わぬ本を買ってしまったりもするのである。で、自分の本が評されると、全然タイプの違った方に共通する感想もあったりするのが聞けて非常に面白いのであった。
今回の「円朝の女」評に限らず、拙著をお読み戴いた方にはよく、妙な臨場感があって、まるでそこにいるみたいだとか、その人に会ったことがあるみたいだとか言われるのだけれど、本人的には、むしろそうじゃない小説というものが想定できない。目の前に浮かんで見える風景とか人物とか、要するに自身の妄想をくっきりと写し取るのが小説だと思っていて、私はいつも書きながら、本人的にはもっとクリアに見えている風景だったり人物だったりするのに、文章が稚拙なせいで小説にするとイマイチぼやけた印象になるのが歯がゆくてならないから、小説に臨場感があると言われるとフシギな気持ちになり、いっそ私の脳みそを断ち割って、もっともっとクリアな風景なり人物なりをお見せしたいように思われるのだった。その昔に見たクリストファー・ウォーケン主演の「ブレインストーム」という映画で、脳内のあらゆる情報をアウトプットする装置が登場したときに、私が欲しいのはコレだぜ!と思ったものであります(笑)。なお「週刊ブックレビュー」は明朝9時からBSハイビジョンでの再放送もあるようです。


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今朝、楽しみにして観ておりました。
ファンとして、とっても誇らしい時間でした。
泉麻人さんが、どうやって調べられたのか・・・と
おっしゃっていて、またまた誇らしく・・・。
臨場感を感じられない小説は、のめりこめないですね。
すばらしさを噛み締めながら、また、再読します。
すばらしい作品、ありがとうございます!

投稿者 彩の女 : 2010年02月06日 22:15



2010年02月07日

上方寿司、菜の花とアンチョビのサラダ、昨日の残り

乗馬の帰りに東横のれん街でゲット。
写真だと絶好の乗馬日和のように見えるけれど、クラブへ向かうバスの中で、今日はたぶん今季最悪のコンディションに違いないと思ったのは、車窓の外に西部劇さながらの砂塵が舞う様子を見たからであった。
とにかく馬場の周囲は田んぼや畑ばかりなので関東からっ風をまともに喰らうし、馬は風が強いとぴりぴりして、臆病なコだとヒューッという音だけでもビビって跳びあがったりするし、風に顔を背けて横走りしたり、風に吹き飛ばされて何かが飛んでこようもんならパニックして暴れたりするのがいるので大変なのである。何年か前、猛烈な風の日に、開始後10分とたたないうちに次々と落馬する人が出て、レッスン中止になったケースもあったので、今日もそれが心配され、クラブハウスでONコンビのOさんの「ねえ、どう、風大丈夫?」と訊いたら「昨日のレッスンを見てたら、最初7頭いたのに、馬が暴れだしちゃって、いつの間にか2頭だけになってましたもんねえ」とのこと。やっぱりヤバイなあ~と思っていたら、ちょうど私のレッスンが開始する直前に風が少しおさまってラッキー!おまけに風のせいでキャンセルが相次いだらしく、いつもは10頭近くにもなる部班レッスンがなんと4頭しかいなくて超ラッキー!!!でした(^_^)で、騎乗したのは相変わらず
の俺サマぶりを発揮するグレートガバナーだったが、部班の頭数が少ないから伸び伸び走れてご機嫌でした。2鞍目のレッスンでも快走してくれて、「その馬はとにかく手綱を引っ張ったり、余計なことさえしなければちゃんと落ち着いて走ってくれますよ」とインストラクターが仰言る通り、手綱はタルタル寸前のゆるい持ち方をしていたほうがゆっくり走ってくれるのである。しかしながら、そんな手綱の持ち方では駈歩が一歩も出ないコもいるから馬の扱いは難しい。Mさんが昨日乗られた馬も暴走して大変だったそうで、それもインストラクターに教えられて、膝から下に力を全く入れずに、太腿を少し締めるだけだと、とてもおとなしく走ってくれたそうである。ふつうならそんな乗り方ではゼッタイ動いてくれないところが、そのコは敏感すぎるので、脚を強く使うと暴走しちゃうのだとか。本当に馬によって乗り方は千差万別とは言わないまでも、巧く動かすコツは微妙に違っているから、しみじみ乗馬は奥が深いと思われるのだった。馬でもそうなんだから、まして人間を動かすのはどんなに難しいかを悟れただけでも乗馬をしてよかった!と、以前、管理職のバリキャリOさんが仰言っていたものであります。




2010年02月08日

ポトフ

 正月から延々と続いた食べ過ぎが響いたのか、近ごろちょっと胸焼けぎみなのでこのメニューにした。ベーコンを炒めて出汁をとり、チキンコンソメスープの素を加え、大根、人参、ジャガイモ、玉ねぎ、キャベツ、ソーセージを煮込んで手作りのタルタルソースで食す。で、結果おいしいのでまたお腹いっぱい食べてしまって当初の目的はどこへやら(笑)。
昼間、文春の内山さんからの電話で「円朝の女」が重版になるという朗報を受け、単行本が重版になるのはなかなか難しい時代なので大変うれしく存じました(^_^)/ やはり先週末放送のNHKBS「週刊ブックレビュー」で取りあげられた効果はてきめん!といったところだが、在庫が少なくなっていたこともあって即増刷が決まったらしい。そういえば軽井沢の星野夫人が本屋さんを探されてもなかったという話を、お茶の阪本先生から聞いたばっかりなので、他にもそんな方がいらしゃったら今だと最寄りの本屋さんをプッシュすれば入手が可能かと思います。ともあれすでにお読み戴いた皆様には改めて感謝を申しあげますm(_ _)m
ところで去年11月には「円朝の女」の出版祝いと、小学校の同級生であるサントリーの宣伝部長久保田クンの昇進祝いをなぜか一緒にやったのだけれど、そのときも話に出たサントリーとキリンの合併話が今日ついに破談となったようだ。久保田君は結果これでがっかりしてるのか、ほっとしてるのかもわからないのであるが、株式上場会社と非上場会社の合併は私のような素人が考えても難しそうである。片や自社株を9割方保有する経営者がいるわけだから、両会社ほぼ同率の値打ちがある株だとすれば、もし合併したら巨大な新会社の株をいっきに半数近く所得する超大株主が誕生することになるわけで、それって9割のほうにとってめちゃめちゃオイシイ話なのではなかろうか?と思ってしまうのだった。もちろんそんなことは両社ともに百も承知で検討したのだろうけれど、結果、破談になって残念がっているのはどちらなのかも全く存じません。
企業の話といえば、いま問題になっているトヨタの社長は、たしか友人の福光さんが同級生か何かで、前にとてもお人柄のいい方なのだという話を聞いた覚えがある。で、今朝のニュース番組を見てブレーキ不具合なるものが実際はどういう現象を指しているのかがやっとわかって、それなら当初運転者の違和感と説明されてたのもなるほどと思われるものの、運転する人にとっては気色が悪くて不安な現象であるには違いない。こちらも今日プリウスの大量リコールが決定したようで、同社にとってはもちろんのこと、日本が誇るトヨタだっただけに、日本にとっても残念としかいいようのない話であろう。




2010年02月09日

シラスおろし、絹揚げおろし、昨日の残り

 昨晩のポトフがたくさん残っていたので、今晩の追加は箸やすめのみ。写真は今日の異常な暖かさで冬眠から目覚めた俊寛と、かなり成長した息子?有王のツーショットです。
今日の夕方は事務所で読売新聞の西島氏、「和の学校」の吉田さんとお目にかかって、4月10日に東京国際フォーラムで開催される「和の学校」シンポジウムの打ち合わせをした。「和の学校」は裏千家の故伊住政和氏宗匠の主唱で日本文化の継承を目的としたNPO法人で、シンポジウムは読売新聞との共同主催で第4回目の開催となるそうだ。今回は志野流香道の家元蜂谷宗玄師、落語家の林家正藏師、心理学者の岡本浩一氏と私の4名がパネリストとして参加することになった。全く初対面の方ばかりで、話の流れがどうなるのか見当もつかなかったが、今日はいろいろと質問をお受けして私がそれにお答えすることで、大まかな流れがぼんやりとつかめた格好だ。私は歌舞伎の話をメインに京都の暮らしについていろいろとお話しすることになりそうである。とにかく「和の学校」は裏千家を核とするNPO法人なので、「お茶もなさってらっしゃいますよね」と訊かれると、「はあ、それが、その~私は表千家なんですけど……」とお断りしなくてはならなかったのだけれど、「そんなんちっともかましまへん。お茶をやったはったらええんです」と、吉田さんに笑われてしまった(笑)。1500人収容できる大ホールでのシンポジウムで、フリー参加らしいが、読売新聞にしか告知されないだろうから、参加応募の方法がわかればブログ編集部のほうからお知らせします。
以前、講演等の案内をしてほしいというご投稿があったので、今後はなるべくブログにも掲載するように致します。




2010年02月10日

おにぎり、海老マヨサラダ、絹揚げおろし(昨日の残り)

整体治療の帰りに東横のれん街でゲット。今日はめずらしく腰が痛むので事前に渡されるメモにそれを書いたが、腰のどこが痛いのかは全く書かなかったにもかかわらず、ピンポイントでそこを攻め込んだのはさすがに寺門先生であります(@_@)
ところで鳩山内閣人気挽回策の小沢離れ戦略?と見られている枝野幸男氏の行革相就任だが、枝野氏はとにかく弁が立つ理屈屋で、そのせいか民主党初期の頃からTVの報道系番組で最も露出度の高い人だったという印象がある。そのわりに党内であまり重用されてこなかった理由は何も小沢氏との確執ばかりではないのだろうけれど、この手の弁が立つ理屈屋タイプは小沢氏好みでないように思われるのは、小沢氏自身がとにかく非常に弁が立たない政治家だという感じがするためである。こんどの一件も、もっと弁が立つ人なら検察をもっとワルモノに仕立てて自らの政治的理念に基づく活動を妨害しようとする陰謀だ、とかなんとかアピールすることだって出来たかもしれないし、あらゆることの詳細を喋りまくって結果人心を煙に巻くという手だってあっただろうに、聞いていてイライラするくらい喋りが下手なのは天性なのか、環境のせいなのか、こんな人が大物政治家として通用するという事実がまさに日本の風土を物語っているといえそうである。ご本人は自分の風貌が悪人面なのでどんなに努力しても愛される政治家になれないというふうに思ってらっしゃるようだが、少なくとも私はそうじゃなくて、こういう弁の立たない人が政治家になっていることそのものが、グローバル化された世界における日本の国益を損なう元だと思っている。この手の弁の立たない人が意外なカリスマ性を発揮するのは日本社会のいずこの業界にもよくあることなのだけれど、作家で文章が書けないのと同じくらい、政治家で弁が立たないのはマズイでしょう!という気がするのだった。




2010年02月11日

豚と大根のゆず胡椒炒め

QPのレシピ本で見た料理。塩胡椒した豚肉とマッチ棒状に切った大根を炒めて酒、塩、ゆず胡椒で味付けし、仕上げに火を止めてから水菜を加えて炒め合わせる。大根は色づくまで炒めること。
今日が一体どういう祝日なのか本当のことを知ってお祝いする人も、反対する人も共に高齢化して何が何だかわからないまま世間が迎えた祝日なんかに構ってられない私はいつも通り早朝から夕方までしっかりと執筆活動に励みました。で、夕方は近所のペットショップに行ってカメの餌をゲット。店長が独りで暇そうに店番をしてらっしゃったので、「うちのカメ、子どもが生まれたんです!」と言ったら「孵(かえ)ったんですね」と冷静に言い直されてしまった(笑)。「で、何匹孵ったんですか?」 「1匹なんですが、なんにもしてないのに勝手に孵ったんでびっくりしちゃって」「あんまり余計なことはしないほうがいいんですよ。で、孵ったところは見ました?」「それが留守中に孵ってたもんで」「卵から出てきたときの顔がキョトンとして凄く可愛いんですがねえ」と聞いてザンネン!!!次はゼッタイ見たいぞ、見たいぞ、見たいぞ~!!!と思われたのでした。
陳列されたガラスケースにうちと同じ種類の子ガメがいて、値段を見たら俊寛を買ったときの倍以上の値段がついてるので、ためしに「あの~今はまだ1匹だけだからいいんですが、これからどんどん生まれたら
こちらで扱ってもらえますか?」と訊いてみたら、とたんに店長の顔が嬉しそうにほころんで「売るんだったら、いくらでもどうぞ持ってきて」とのこと。カメの相場は騰貴してるんだろうか?




2010年02月12日

油揚げと水菜の鍋

QPで見た料理。鍋の湯には花鰹をそのまま入れてと酒、味醂、醤油、塩少々で味付け。そこに油揚げと水菜ともどした塩蔵わかめを入れて、ネギとおろし酢とゆず胡椒を薬味に食す。油揚げは表面をかりっと焦がしておくのがポイント。NHK7時のニュースを見ながら食事。
うちの近所を散歩してると「鳩ぽっぽ幼稚園」という看板がよく目に飛び込むのを今日のニュースを見ていてつい想いだしてしまった。鳩ぽっぽ幼稚園ならぬ、鳩ぽっぽ幼稚兄弟の問題である。鳩ぽっぽの弟は、お母さんと電話で話していて、お兄さんは子分に配る金がたくさん要るそうだけど、あなたは要らないの?と訊かれて、なんだか淋しい気持ちがしたのだそうである。一方、鳩ぽっぽの兄は、予算委員会の野党質問でその話をされると、それはとんでもない作り話で、いくら兄弟でもそんなことを言われたらもう信用できない!と息巻いて、「総理、冷静になってください。挑発に乗ったらダメですよ」と仲間から注意されてしまった。鳩ぽっぽ兄弟はふたりとも私より年上の男性である。自分より年上の男性が、お母さんからお金をもらったり、もらおうとしたりというような話を平気でするなどということ自体が、私には到底信じられないのであるが、それも国家の予算委員会という重要な会議で持ちだすような話なのか!!!日本という国は一体どうなっとるのや!!!と私のほうが鳩ぽっぽ兄よりよっぽど怒り心頭でした。


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松井さんのブログを読んではたと気が付きました、鳩山兄弟、そろそろ初老というお年なんですねえ(゜o゚)ゲッ!!
お母様は後期高齢者で息子は初老。いいですねえ、初老になってお小遣いをせびれるお母様がいるなんて。
しかし、周りを探せば今は結構いますよ、定年退職した息子が家の改築費を親に出してもらったり、子供の結婚式の費用を持ってもらったりするケースが。日本の親っていつまでも子にしてやる事に生き甲斐を感じてる方が多くて。それ以外に生き甲斐が無い人もいますからね。大阪の商人の家で育ちましたから子供の頃から「大人になったら親兄弟でも金は他人事や」と我々は教えらてきましたが、今は言わないでしょうね、何処の親も。我が家は相変わらず子供に言ってますが(^o^)
しかし鳩弟も自民党の面々からせっつかれてるんでしょうけど、詰らない事を言ったもんです。

投稿者 お : 2010年02月12日 22:13



2010年02月13日

ブリ照り焼き、春菊と椎茸のサラダ

春菊は葉だけをつまんで電子レンジで熱を通しておく。椎茸は表面を軽く炙っておく。ごま油、酢、醤油と煎りごま併せたタレで和える。バンクーバーオリンピック開会式の録画を見ながら食事。
年齢はバレバレで隠す必要もないから申しあげるが、冬季オリンピックで一番TVをよく見てたのはやっぱり札幌オリンピックである。ちょうど大学受験の年で、2月ともなれば今さらジタバタしたって始まらないし、授業も無かったのか、あるいはサボたのか忘れたけれど、家で一日中TVを見ていたような気がする。ジャンプの笠谷選手に話題が集中し、テーマ曲を歌ったのはトワ・エ・モアだった。で、確かオリンピックが終わった直後に連合赤軍の浅間山荘事件が起きたから、この年の2月はTVをずっと見通しで、あとにも先にも人生であんなに長時間TVを見る月はないかもしれないと思えるほどである。浅間山荘の映像は東京の半蔵門に今もあるダイヤモンドホテルの一室で見ており、東京に来たついでに受けたKO大と本命のW大の入試の日が丸1週間違っていて、滞在期間中その映像はまるで変わらなかったのが、ついこないだのことのように想いだされる。ああ、人生なんてあっという間におわってしまうのでした。私はあと何回冬季オリンピックを見るんでしょう?な~んてね(笑)。




2010年02月14日

上方寿司、菜の花とアンチョビのサラダ

乗馬の帰りに東横のれん街でゲット。
今日も2鞍とも俺サマ系気分屋のデカ騸馬のグレートガバナーに騎乗。今日のご機嫌は上々で非常に落ち着いて走ってくれていたのに、2鞍目のレッスンで駈歩をしていたら急にガバッと向きを変えようとするから、危うく躰がずり落ちそうになりながら踏みとどまって、見れば人を乗せたまま猛スピードでこちらに逆走する馬がいるからビックリ(@_@)馬の視界は非常に広くて350度見渡せるそうだから、ガバナーは私よりも先にそれが目に入ってビビったのだろう。すぐにインストラクターが逆暴走する馬を取り押さえて、乗ってる人も無事で済んだようだが、遠くで見ていたMさんの話だと隣の馬場で落馬した人がふたり出たそうで、どうやらそれがこちらの馬場に飛び火したのかどうか、原因は不明である。ともあれ何が起きてもそう慌てずに済むのはやはりガバナーとの相性がよくて騎座が安定しているからだろう。
 ところで今日はバレンタインデーだというのに、オペラ歌手のSさんも、ライターのSさんも、ONコンビも、高校生のナッちゃんもみんなクラブに来てるのは一体なぜなんだ~!!!!馬に匹敵するほどの魅力ある日本男児はいなくなっちゃったんだろうか?と、少子化を憂うオバサンはいささか心配になりますが、おかげでインストラクターの方々は皆さんから山ほどチョコレートをプレゼントされていた様子でした(笑)。クラブハウスではOさんご持参の手作りチョコを頂戴しながら、上村愛子ちゃんはザンネンだったねえ、というような話になって、オペラ歌手のSさんも、黒一点のMさんも、口をそろえて夏季より冬季オリンピックのほうが気分的に盛り上がると仰言るのだった。思うに今日のモーグルにしろ、ジャンプにしろ、アルペンにしろ、フィギュアにしろ、思いきりの良さとというか、一か八かの度胸が物を言う種目が比較的多いからかもしれない。乗馬もなかなか度胸が要るスポーツであります。




2010年02月15日

鶏肉とサツマイモキャベツのコチュジャン煮

QPで見た料理。フライパンでコチュジャン、酒、醤油、砂糖、おろしニンニク、ネギのみじん切り、ゴマ油を混ぜて調味ダレを作り、そこに鶏もも肉の削ぎ切り、サツマイモの乱切り、玉ねぎの櫛切りを入れ、むしったキャベツでふたをする形で10分ほど蒸し煮にするだけ。仕上げに煎りゴマを振る。鶏肉にしっかりタレをからめるのがポイント。サツマイモは切ってから水を通してアクを取ること。意外と簡単にできるのでオススメかも。
 BSフジのプライムニュースを見ながら食事。日本経済のデフレ状況について、相変わらず小泉時代と同じ市場原理主義者の権化的な発言をするフジマキ・ジャパン社長と、その発言を論理的には整然としながら全体として完全に間違っていると指摘して民主党寄りの現状認識を示すエコノミスト浜矩子氏のディベート的な討論は面白かったが、デフレ脱却の処方箋となると、旧態依然の円安政策推進を唱える藤巻氏も、抽象的な理念しか語ろうとしない浜氏もちょっと物足りなく感じた。逼近の強引な手だてとしては消費税の導入だろうが、菅財務相の発言は果たしてそれを意識したものなのかどうか?




2010年02月16日

豚肉と絹揚げの炒め物

前にQPで見た料理。塩胡椒した豚肉を炒め、薄切りにした生姜とニンニク、斜め薄切りにした長ネギ、輪切りにした鷹の爪入れて炒め合わせ、絹揚げと干し椎茸(QPはキクラゲを使用)と予め作っておいた合わせ調味料(醤油、酒、酢、砂糖、粗塩、片栗粉と水)を加えてさらに火を通す。
録画しておいたオリンピックのフィギュアスケート・ペアフリーの演技を見ながら食事。フィギュアのシングルは好きでよく見るわりに、ペアをちゃんと見たのは初めてだが、要はスケートのバレエで、女性を放り投げちゃうスロウジャンプや、空中で回転させるツイストや、高く持ちあげるリフト等々の大技が炸裂して実にスリリングである。男性がミスした直後に、スロウジャンプやリフトされる女性ってどんな気持ちなんだろう?とか、ふたりがからんでミスした瞬間、女性は男性にムカッとしなかっただろうか?とか、ああ、これは想ったより結果オーライだったんだろうなあ~とか、ペア競技ならではの男女の歓喜や葛藤がいろいろと想像されて、シングルに勝るとも劣らぬ演技の面白さを堪能した。ペアがからまずに単独で走行しているときに限って、案外なんでもないところで転倒したりするのは、相手と離れて動きをシンクロさせるほうが難しいせいなのかもしれない。期待されたスミルノフ川口ペアは惜しくもスロウジャンプの失敗でメダルを逸したものの、全体としては十分見応えのある演技だった。それにしても、これは草食系日本男子には絶対に無理そうな競技だから、日本人女性がこれでオリンピックに参加しようとすれば国籍をかえる以外に手はなさそうである。同じ東洋人でも中国がこの競技にめちゃめちゃ強いのはちょっと意外な感じもするけれど、ロシアとの関係が近いから影響を強く受けたのだろうか。まさに天にあらば比翼の鳥といった趣きで演技する選手の姿にすっかり感心してしまった。


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中国は北方と南方ではまったく体格が違いますし、なんといっても雑伎団のあるお国柄には向いている気がします。
シングルもすてきですが、ペアやアイスダンスは大人の競技という印象があります。その意味でも今の日本にはあまり向いてないかもと思ったりします。

投稿者 なみ : 2010年02月17日 19:58



2010年02月17日

静岡風おでん、菜の花の辛子和え

おでんは市販の紀文製。その昔スラッシュの守部さんに静岡名物おでんの缶詰なるものを頂戴したことがあったが、今日スーパーでパック入りを見つけて、へえ~紀文でもこんなモノを売りだしたということは流行ってるのかしら?と思わず買って、超お手軽な晩ご飯になりました。
いくらオリンピックでもスピード競技はやっぱりオン・タイムでないと見る気がしないので、結局今晩もきのうに続いてフィギュアスケートの録画を見ながらの食事。男子シングルのショートプログラムで高橋大輔、織田信成ともにミスなく好発進でまずはめでたし。それにしてもブライアン・ジュベールやパトリック・チャンといったベテラン勢でも思わぬミスが相次いだのだから、フィギュア競技は予断を許さない。なのでまた録画をとって見てしまうのであろう。
ところで現在は講談社百周年記念の書き下ろし小説の執筆にほぼ集中し、毎日朝から晩までせっせと書いても書いても話がどんどんふくらむいっぽうで一向に終わりが見えないのだけれど(-_-;)今日はNHKブックス『歌舞伎の中の日本』と『今朝子の晩ご飯』第5弾の再校ゲラが同時にやってきてガ~ン(@_@)とてもオリンピックの録画を見てるどころではないのだけれど、やっぱりフィギュアは見てしまうのであろう。




2010年02月18日

野菜カレー、蛸とセロリのサラダ

お茶の稽古の帰りに近所の総菜屋でゲット。
「今朝子ちゃん(と56歳の私をつかまえて(笑))、忙しいのによう来てくれたなあ」と、阪本先生は仰言ったのであるが、初釜は欠席せざるを得なかったので、今日は夕方の散歩と料理の時間をカットしてお稽古に行ったのだった。いつの間にか若いお弟子さんが増えていて、私はもうかなり年長のほうである。茶の湯は薄暗い照明の中でお軸や花を拝見し、湯釜の滾る松風の音や、炉に焚かれるお香の匂いに包まれて、お茶碗の形や膚触りを確かめながら抹茶を喫するという、まさに五感がほどよい刺激を受けて気持ちがリラックスするので、日常の慌ただしさから巧く解放されるのであるが、帰って来たら机の上にゲラと資料が飛び散ってぐちゃぐちゃな状態にすっかりめげてしまい(-_-;)、今日はこれからもう一仕事しますのでブログはこの辺にしておきます。


コメント(1)

忙しい時こそ御手前をきちんとして一服のお薄を頂く、日本人ならでこその時間の持ち方ですね。きっとこのブログをアップされてからは良い御仕事の運びになった事と思います。

投稿者 お : 2010年02月18日 22:17



2010年02月19日

ハンバーグ弁当、海老チリサラダ

夕方、恵比寿で友人と会って駅ナカのアトレでゲット。帰宅して男子フィギュア・フリーの録画を見ながら食事。
まずは何たって、高橋大輔クンおめでとう\(^_^)/ 今回のフェリーニ映画「道」をテーマにしたプログラムは何度見ても非常にいいパフォーマスに仕上がってる感じがしたので、とても期待していた。前に見たときよりも持ち前のスケーティングが若干カタイかなあと思われたけれど、4回転ジャンプの失敗の後きっちり立て直してジャンプをほぼ成功させたのはアッパレで、大ケガを克服したことで精神面も強化されたのだろう。フェリーニもいいけど、織田クンのチャップリンメドレーもキャラに巧く合ってる好パフォーマンスだし、今日は靴の紐が切れるというとんだアクシデントに見舞われたのは実に気の毒だったが、前半ほぼノーミスに近い演技で頑張ってくれた。小塚クンもこの大舞台で初めて4回転トウループをバッチリ決めるという大健闘である。とにかく金メダル候補大本命で死角がないかに見えたプルシェンコでさえ、今日はあきらかに硬くなって細かいミスを重ねたくらいだから、オリンピックプレッシャーなるものがあるのは確かだし、そうした中で、長らくプレシャーに弱いと言われ続けた日本男子がそれぞれに充実した演技を披露してくれたのはちょっと意外なくらいで、これは良い意味でメンタル面が変化してきた証なのかもしれません。
 それにしても4回転トウループを成功させた小塚クンでさえトリプルアクセルでは転倒したし、他にもトリプルアクセルでミスする選手が多いから、やはりアクセルは難しいジャンプなのだろう。あとは真央ちゃんのトリプルアクセルがなんとか巧く決まってほしいと思われたのでした。




2010年02月20日

チヂミ

市販の粉に卵とキムチと豚肉とニラを入れて作る。
今日はNHKブックス『歌舞伎の中の日本』とブログ本『今朝子の晩ご飯』第5弾の再校ゲラを見終わって、これでやっと一段落であります(^_^)
今年は正月3日から執筆開始で編集者にムカツクと書いた私だが(笑)、ブログ本のゲラを読んだら、去年もやっぱり3日に執筆開始で、なんと元旦も資料を読んでいたようだし、上半期全般に自分でも読んでて怖いくらい超多忙を極めていて、今年はこれでもまだ暇でラクなほうなんだろうと思われたのでした(@_@)
世の中的にはまだアソー君の往生際の悪さが際立つ一方で、早くも小沢問題が浮上しており、とにかく豚インフルエンザがこんな大騒動になってたんだ!!!と改めて想いだされたが、あれはやっぱりWHOと製薬会社が結託して煽り立てたんだろうか?と思いたくなるくらいあっさりと沈静化して、ことに今シーズンは初期が暖冬だったせいもあってか車内で風邪引きさんが意外と少ない感じがするし、マスク着用の普及で感染が拡大しないのか、去年はやたらと風邪を引いてる私が、今シーズンはまだ一度もかかっていないのでした。で、超多忙を極め、風邪を引いてよく寝込んだりしてた去年の冬も、乗馬にだけは欠かさず通っているのが我ながら感心?で、明日はもちろん行くつもりであります。




2010年02月21日

上方寿司、春キャベツと蓮根のサラダ

乗馬の帰りに東横のれん街でゲット。
今日は穏やかな乗馬日和で、気分屋のグレートガバナーもまったりモードの実にいい雰囲気で走ってくれたのだけれど、2鞍目の部班レッスンでは、先頭を行く馬に乗っていた人が途中でどうも怖くなったといって降りてしまわれたためにインストラクターの先導で発進し、ガバナーも勇んで快走していたのも束の間、今度は後方でトラブルがあったらしく結局1周ほど走ったところで駈歩が中止になってガッカリ。レッスンを傍観していたONコンビの話だと、後方の馬の1頭が暴走し、あおりを喰ったもう1頭の乗り手が危うく落馬しそうになったとかで、それを聞けば中止もやむなしと納得したが、部班レッスンは時にこうした予期せぬハプニングがある。ハプニングといえば競馬の大障害レースの最中に鐙(あぶみ)の皮が切れて馬に尻を預けたままゴールインした騎手の映像がけさの報道番組で紹介されたが、それはジャンプしててスケート靴のヒモが切れたよりもずっと恐ろしい出来事だろうと想像されるのだった。
季節の変わり目なので中には体調を壊した馬もいるらしく、クラブハウスのベランダからは洗い場に繋がれた馬が検温と注射されてるシーンをばっちり目撃。肛門に挿入した体温計が落ちないようにヒモで尻尾に止められてるのがおかしかったし、太い注射をされても蠅に刺されたほどにも(馬の蠅は蚊のように刺す)身動きをしないのがフシギだった。今日はめずらしくMさんの姿が見えず、バリキャリのOさんも欠席で、企業もいよいよ決算期で大変なのかもしれない。私も書き下ろし小説を3月一杯で仕上げる約束で、各企業の方々に負けず劣らずこれから大変になりそうです(-_-;)


コメント(1)

婦人公論の記事を読んで元気が出ました。松井先生にも不調な時があったなんて。今の姿(国立劇場の近くでお見かけしたことがありますがとても美しかったです)からは想像できなかったので正直驚きました。私は42歳の独身女性、40代になってどうも精神的にも肉体的にもすっきりしない日々を送っています。伝統芸能の世界で仕事をしているのですが、今まで着ていた着物が似合わない、自分の言動の振れ幅が大きくなったり周囲からの見る目が今までとは明らかに違ったり…。でも松井先生のような素敵な50代がいるとすごく勇気づけられます。作品も素晴らしいですしね!

投稿者 湯島の白梅 : 2010年02月23日 00:55



2010年02月23日

シーザーサラダ

紀伊国屋サザンシアターで井上ひさし作「シャンハイムーン」を見た帰りに三茶で文春の内山さんと食事。
日中戦争直前の不穏な空気に満ちた上海を舞台に作家の魯迅とその妻、彼らを取り巻く4人の日本人を描いたストーリーだが、前半では自らの人生に強い自責の念を持つ魯迅が緩慢な自己破壊願望を抱いてそれが対人誤認症という症状になってあらわれ、後半では作家として致命的な失語症に陥るという設定で
井上戯曲ならではのスラプスティック・コメディ風に見せながらも、そうした魯迅に近代国家成立以前の中国の混沌とした姿を重ね合わせた実に深みのあるドラマである。ことに後半では中国を愛し、中国を侵略する日本を憎みながらも、日本軍と手を結んだ中国の国民党に追われた魯迅自身が、日本に亡命して自らの作家生命を全うしたい欲望にかられるという自己矛盾を鋭くえぐって見せている。彼が書くために亡命したいと願い、ついに書かれることのなかった小説「シャンハイムーン」のイメージが非常に美しく語られる一方で、上海における現実の闇と向き合うために止まる決心をする過程も丁寧に描かれていて、結果、上海に留まり続けて亡くなった彼を看取った他人はふしぎなことにみな日本人だったという〆のセリフでは少しほろりとさせられて、「作家」を題材にした井上戯曲はやはり見逃せないという気がした。私は初演時を見逃していて今回が初見だが、ロビーでお会いした扇田昭彦氏は初演とはずいぶん感じが違うという感想を洩らされていた。




2010年02月23日

天丼とキツネうどんのセット

シアターコクーンで「上海バンスキング」を見る前に近所で食事。31年前の初演以来の観劇だから、いささか怖いもの見たさという気分もないではなかったが、「ウエルカーム、シャンハ~イ、ウエルカームシャンハ~イ」とテーマ曲が流れただけでウルウルしそうなオールドファンの熱気と、往年の舞台を今日にしっかりと蘇らせたキャスト陣の奮闘ぶりに結果としては心地よく圧倒された感じだ。この女優でなければ成り立たないマドンナ役の吉田日出子は、最初は太り気味で姿勢も悪く、動作もやや鈍くなったように感じられたのだけれど、それがだんだんとキレイに見えてくるから、いい女優はまさしく化け物である。例の可愛らしいカマトト声も健在だし、劇中で数々のナンバーを歌いこなしたあげく、アンコールをしてさらにロビーで余興に2曲も歌ったのには恐れ入った。笹野高史にしろ小日向文世にしろ、初演の時点ではまだ世間一般には無名に近い地味な存在だったのが嘘のような昨今の売れっ子ぶりの中で、トランペットやサックスの演奏をしっかり稽古して舞台に臨んでいるのは実にあっぱれだし、初演時から芸達者だった笹野は例外としても、小日向や大森博史や真那古敬二といった昔は相当のダイコンだった面々が時を経て当然ながら演技がそこそこ巧くなっていることも感無量というべきかもしれない。演出兼の主役の串田和美は相変わらず演技者としての成長はあまり見られない上に、声も出なくなっているのは厳しいが、この作品に関するかぎりにおいては、ご愛敬としておこう。比較的ウエルメイドの戯曲で且つ男優全員が舞台で楽器の本格的な生演奏を披露するという点が当時大いに評価されたこの作品が30年の時を経てもなおかつ生命力を有しているのは驚きで、いみじくも高齢化した現代の日本にぴたりとはまる一大エンターテイメイントであった。それにしても連日「シャンハイ」物の芝居を見てしまったわけで、これもひょっとして上海万博が影響してるんだろうか?なんて考えてしまうきらいだけれど、これからの日本にとっては若い人も中国との過去の関係をしっかり学んでおくことに越したことがないのは確かであります。
終演後のロビーで歌と演奏が披露されたが、肖像権を考慮して、俳優たちは敢えて撮りませんでした。




2010年02月24日

コロッケ、サラダ4種、メゾンカイザーのパン

今日は実に盛りだくさんな一日であった。
現在執筆中の講談社書き下ろし小説は明治期に爆発的ブームを巻き起こした女義太夫の大スター、初代竹本綾之助をモデルにしているが、その件で大変お世話になった現在の女義の三味線弾きである鶴澤寛也さんが紀尾井ホールに出演されるので、まず講談社の堀さんと一緒に拝聴する予定にしていて、寛也さんに何か楽屋見舞いをと考えていたら、ちょうど今日から日本橋高島屋で「美食の京都展」が始まって、祇園「川上」が出店しているから、現経営者加藤氏らの激励をかねて、そのお弁当をお届けすることにした。紀尾井ホールの開演は2時なので、楽屋に12時にお弁当をお届けしたあと、自分も試食をすべく、堀さんにご馳走する代わりに講談社の応接室を使わせてほしいと交渉し、国兼グルメブチョーの分もゲットしたにもかかわらずブチョーがあいにく不在と知れ、その時点で急きょ場所の変更を決定。紀尾井ホールから徒歩5分の場所にある文藝春秋社の内山さんに、いきなり電話を入れて、アポなし「突撃!あなたの昼ご飯」(笑)を持参するかっこうになり、宣伝部の会議室で3人そろって会食をさせてもらった。
 「文春ビルに入るのはこれが初めてなんですよ」と仰言った堀さんにも、突然襲われて大慌てで会議室をご用意くださった内山さんにも大変シュールな経験をさせてしまったのではなかろうかと心配しつつ、食後は宣伝部のTVでフィギュア・ショートの真央ちゃんとキム・ヨナのライブをバッチリ見届けるという我ながらずうずうしい時間の潰し方をしてから紀尾井ホールに入ったら今度は幻冬舎のヒメともバッタリ。ヒメは雑誌で寛也さんの対談ページを担当したご縁でつながっていて、それにしても毎度ながらに世間は狭い!としかいいようがない盛りだくさんな一日であります。
ところで肝腎の紀尾井ホールで行われた「女流義太夫の新たな世界」と題するイベントは想像していた以上に面白く、「躰にすっと入ってきて、本当によくわかるし、これなら誰か誘ってまた来たくなりますよね」と堀さんがいえば、ヒメのほうも「話がわかってるけど泣かされてしまう、こういうベタな感じって今けっこう求められてるから、女流義太夫も絶対また(ブームが)来る感じしますよ!」とのこと。客席にも若い観客が意外なほど多くて、以前、集英社の八代さんが、自分の身のまわりに女流義太夫愛好家がすごく増えてるんですよ、と仰言ったことが思い合わされたたのだった。
女義の場合ふつう人形がつかない素語りで演じられるのだけれど、この公演では吉田玉女や和生以下文楽の人形遣いが出演してほぼ本行通りに演じているので、その点が初心者の堀さんやヒメにとっては非常にわかりやすくなったよかっただろう思う。私自身も人形のついた女義公演を拝見したのは今回が初めてだが、文楽よりも観客との距離が近いパフォーマンスに感じられたのは何も劇場が小さいからだけではなく、文楽の太夫とはひと味違う女義さん特有のなまなましい演じ方が良い方向に働いたのだと思われる。裏返せば人形がついたことによって、文楽の太夫とは違う女義の魅力がより鮮明になったともいえる。むろん演目にもよるわけで、今回の「傾城阿波の鳴門」の場合はそれが良い目に出たかっこうだ。そもそも「阿波鳴」は子どもの声や巡礼唄が聴かせどころになるばかりでなく、母親=子どもを生んだ女という存在をなまなましく表現できる点において、へたな文楽の太夫よりも女義のほうが断然面白く聞ける演目なのである。今回の現綾之助師の語りを聞いて、その点が再確認させられた。巡礼唄ではもう少し伸びやかな声を聞かせてほしいとはいえ、曲全体の音遣いや足取りはしっかりとして情感溢れる語りを堪能させられた。
寛也さんも後半は撥音が冴えて曲をたるみなく引き締めている。文楽でもあまり上演されない「巡礼唄の段」以降が今回は竹本越孝、鶴澤三寿々のコンビによって演じられたのも意欲的で面白い試みだったように思う。
晩ご飯は高島屋の小倉課長に頂戴したパンと近所の総菜屋でゲットしたサラダ等をフィギュアの録画を見ながら食す。




2010年02月25日

メンマともやしの炒め物

前にQPで見た料理。ニンニクのみじん切りと、酒、生姜汁で下味して片栗粉を混ぜた豚挽肉を炒め、そこにメンマともやしを加えてさっと炒め合わせ、醤油少々、塩、胡椒で味付けするだけ。簡単安上がりメニュー。
ここ2、3日で急に暖かくなったおかげで、わが家の俊寛に手を焼いている。とにかく春先の盛りがついた♂ガメが手に負えなくなるのは毎年恒例で、♀を追いかけ回して家の中をバタバタと暴れまわるのがあまりにもうるさくて仕事にならないから、♀を引き離すとこんどは人間の♀(私です)にすり寄って噛みに来るのでたまりません。ふだんは夕方には寝てしまうくせに、今夜は10時過ぎの今でも起きて怪しげな腰つきでうろうろしている。その姿を見ていると、あらゆる生物の♂(もち人間も)をバカにしてしまいそうです(笑)。
ところでオリンピックやトヨタ関連のニュースで影が薄くなっているが、村木元厚労省局長の文書偽造事件がどうやら完全な冤罪の様相を呈していることは一体どう理解したらよいのだろうか。とにかく女性初の次官候補とまで目されていた人物が逮捕までされてヤクニン人生を葬られてしまったのに、それが検察の完全な捏造だったすれば、その理由は何だったのか非常に知りたくなるというものだ。当初の報道だと、たしか村木元局長の上司が指示して、彼女がそれに従ったというような話もあったが、その話はどうなってしまったのだろう。まさか村木元局長を失脚させようとする陰謀が元でそれに検察が加担したというような、三文小説みたいな話ではなかろうと思うのだけれど、今どきの検察の意図はなんだかさっぱりわからなくて、現場の世代が世代だけに、勝手な正義オタク集団だったら困るよなあ、と思われるのであります。




2010年02月26日

鶏鍋、焼き鳥ほか

スラッシュの守部さんと近所の「炙」で食事。
今日(26日)はお昼ご飯を遅めにして、ご多分に洩れずオリンピック女子フィギュアのフリー演技をライブ中継で見てしまった私であります。
金メダルが欲しいと公言し、トリプルアクセルをみごとに2度も決めながら、意外なミスをしたことで、真央ちゃんにとってはさぞかし悔いが残る試合だったに違いないが、かりにミスがなくても金メダルの行方は変わらなかったかもと思えるほどに、客観的に見てキム・ヨナのスケーティングは悔しいけれどパーフェクトだった。それにしても年齢制限で前回のトリノオリンピックを逃したときは、子役で売れた子が必ずしも一流の俳優にはなれないのと同じで、4年後はないかもしれないと心配されたから、この4年間超一流のアスリートとしての肉体をキープし続けた節制と、去年の大スランプを克服して下馬評通りの銀メダルを獲得した努力は実にアッパレとしかいいようがない。日本中の多くのオジサンオバサンたちは今日の彼女をまさに「日本の子ども」のようにして見守り、みな胸が痛くなる思いでTVの画面に見入っていたはずだ。彼女のみならず、これまで精神面のもろさが目立った安藤美姫も、摂食障害を克服して復活を遂げた鈴木明子も、今日のフリー演技は実にみごとな出来映えで、男子と併せてフィギュア陣の大活躍はファンにとっても非常に嬉しかったし、とにかく真央VSキム・ヨナ対決は、「あっという間の4年間が、あっという間の4分間」に凝縮されて、TVを見ていた皆さんにも、お疲れ様でした~といいたくなるような凄まじいドラマでした。




2010年02月27日

豚の生姜焼き、菜の花のアンチョビソース

菜の花はさっと茹でて、アンチョビ、おろしニンニク、鷹の爪を熱したソースをかけるだけ。これは東横のれん街でゲットしたサラダにヒントを得たオリジナルレシピです。
昨夜は久々に人形劇のプロデューサー塚田さんと電話で遅くまで話してしまったのでブログの日付が変わってしまいました。塚田さんとは同世代で、毎度何かと今の世の中を憂う会話になってしまうが、今回は小沢、朝青龍、國母たたきにみられるマスコミの対応はちょっと異常だよね~てな話から、今度は米国で袋だたきにされてるトヨタの話になった。今はどうも世界中が、狭い箱にたくさんで閉じこめられて、なまじ大喧嘩もできないために、ストレスが高じて互いの毛をむしり合ってるラットみたいな状態なのか、いずこもなんだかヒステリックな反応が多い感じがする。で、公聴会にまで出席させられた豊田社長もお気の毒だったとはいえ、私がちょっと愕然としたのは、日本人はMBAや国際ライセンスを取得しても、世界的な大企業の社長になっても、英語でちゃんと話せないんだ!という現実を見せつけられたことである。もちろん多少の受け答えはしていたが、あんなのはゼンゼン話せるうちに入ってない。通訳を交えての自己主張はやっぱり足もとをみられるし、グローバルな経営者たるもの丁々発止の論戦をしてソフィストまがいに相手をねじ伏せることができないようでは困るのである。相手に結論を問い質されてYESorNOといった侮辱的な発言を許してしまうのも、結局は論旨の展開が日本的な曖昧さを帯びているためだろうし、一生懸命誠実に対応する人柄は大いに認められて、メーカーの人だからまあ仕方がないかとも思わせるが、今回のことで日本人経営者のどの程度が国際的に通用するのかとても不安に感じられた。以前、これもダボス会議か何かの国際会議でアジアの首脳が集結してTV討論をやっていて、ほかの国はみな首相大臣クラスなのに、日本からは古川元久内閣府副大臣が格下で出席したのは、英語でちゃんと討論できるのがこの人だけだったのかも?と不安に思わせ、この人がまたスケールの小さい発言に終始していたのでがっかりさせられたのだった。日本を率いて世界に伍していけるだけの政財界のリーダーって本当にいるんだろうか?




2010年02月28日

柚いなり、菜の花寿司、春キャベツと蓮根のサラダ

乗馬の帰りに東横のれん街でゲット。
午前中の悪天候が嘘のように晴れ渡っても、連日の雨でぐちゃぐちゃになった泥んこ馬場で2鞍騎乗。会う人会う人に「晴れてよかったですねえ」と言われたのは私の専用馬がグレートガバナーだとご存じだからで、なにしろガバナーは雨粒が一滴でも顔に当たっただけで厩舎に逃げ帰ろうとするほど雨嫌いのお馬さんなのである。恐らく過去に雨が降り始めた時に何か物凄く嫌な目に遭って、それがトラウマになったのだろうと噂されていて、とにかく馬は記憶力がいい分そうしたトラウマを抱え込んじゃう可哀想なコも出るみたいなのである。晴れてしまえばご機嫌だから、ずぶずぶと足が沈んじゃいそうな馬場でも軽快に駈歩をしてくれたし、午前中の雨でレッスンのキャンセルが多かったのか、部班の人数も少なくてラッキーでした(^_^)/
常連のMさんは突発性難聴になられたとかで、先週に引き続きお休みなさっていて、今日ライターのSさんにお会いしたら、来週予定されていたカドリール(馬のシンクロみたいな競技)の発表をひとまず中止したと仰言って、やはりまとめ役のMさん抜きでやってもしょうがないという結論に達したらしく、何よりもMさんの健康回復が待たれるとのことだった。バリキャリのOさんも見学だけにいらして、なんだかとてもお忙しそうなのはコンピュータの2010年問題が響いているとのこと。2000年問題は知っていたけれど、ちょうどそれから10年目で改変も束になって押し寄せるらしい。おまけに来月は人事異動シーズンに入るから、えらいさんの視線を感じると、「ああ、こっち見ないで~(笑)」とか思っちゃうそうである。
ところでけさチリ地震による津波のニュースを聞いて、湘南新宿ラインも運休したから心配していたが、今のところ被害はそれほどなかったようでほっとしました。