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2010年01月19日
鶏肉と長芋と白舞茸の塩炒め
QPで見た料理。前に某婦人誌の「白い京都」というタイトルの特集ページにご協力したのを想いだしてしまった冬らしい「白い炒め物」であります(笑)。ニンニクで香り付けした油で、生姜汁と塩を揉み込んで片栗粉をまぶした鶏胸肉のそぎ切りと、長芋の拍子木切り、白舞茸を炒め合わせて塩、酒、胡椒で調味し、仕上げに胡麻油をたらすだけのカンタンな炒め物だが、意外に風味があって美味しい。やはりニンニクで油にしっかり香り付けするのがポイントだろう。
JALが今日ついに会社更生法の適用を申請つまりはっきり言えば倒産してしまった。「沈まぬ太陽」ではなかったのである。こないだ電話で話した京都の妹はJAL破綻という事態に、日本もこれでおしまいのような気がするといって、えらくショックを受けたような口ぶりだったが、私自身JALにそこまでの思い入れが全然ないのは何故なんだろう?と考えたら、海外旅行で一度もJALを利用したことがないからかもしれないと思い当たった。最初の海外旅行はちょうど30年前で、そのときはBAで英国に行った。当時、JALは要らないサービスがいっぱい付いてて割高だというイメージがあったので敢えて避けたのを憶えている。以降もそんなイメージが漠然とあってJALは結局利用しなかったので、本当にそうだったのかどうかは全くわからないままなのだけれど、当時からそんなイメージを持たれていたという事実はやはりボディーブローのように徐々に響いていったのかもしれない、と今回の破綻で思われたのだった。つまり、海外旅行に不慣れな日本人が多い時代に有効だったノウハウを墨守し、世代によるニーズの変化にあまりにも鈍感だったのではないかという見方ができるのである。そういう意味で、これは現在日本のあらゆる企業が直面する問題の一種の象徴的なケースともいえそうだ。もちろんJAL破綻の原因はそれだけではなく、組織の根強い官僚体質や、政治家がらみもふくめて内外共に諸問題を多々抱えていたのは間違いないにしても、ニーズとのずれを生じさせる硬直性こそが企業にとっては命取りだという点ににおいてこそ、有意義な他山の石とも成り得るのだろうと思われるのであります。
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コメント (1)
「沈まぬ太陽」が発表されて直ぐに家族中で5冊を廻し読みした感想が「「沈ませぬ太陽」なんだと。時の政権にとって鐘紡を再建された会長に完全に健全経営されると困る。それでわざわざ再建をお願いしながら中曽根首相は短期間で更迭してしまった。あの時から今日のある事は予測されていましたよね。しかし政治家って自分達の損得勘定だけで日本を代表する航空会社を破産に持って行きながら全く責任を取らなくてもいいのですから、たとえ総理といえどもお気楽な職種ですね。株を持って居る方も現場従業員もOBも御気の毒ではありますね。
投稿者 お : 2010年01月19日 22:47