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2009年11月16日
揚げ大根と揚げ豚のユズ味噌添え
先週講師をつとめた「花の会」のメンバーのおひとりからユズをたくさん頂戴したのでQPで見た料理を想いだして作ってみた。ユズ味噌の作り方は味噌にミリンを入れ、電子レンジでチンしてかき混ぜてからすり下ろしたユズの皮と絞り汁を加えるだけ。豚は生姜焼き用の肩ロース肉を醤油で下味して片栗粉をまぶしてかりっと揚げる。大根は柔らかくなるまで中火でじっくり揚げること。
食事しながら見ていたNHKの「クローズアップ現代」では、先日奈良の纏向遺跡で邪馬台国の宮殿?と思しき3世紀の巨大建造物の跡が発見された件を取りあげていて、ニュースでしか知らなかったので非常に興味深く感じられた。子供のころにシュリーマンの伝記を読んで、とても感動した覚えがあって、古事記や日本書紀の記述と邪馬台国が一体どういう関係になってるのかがわかると、日本史に対する興味もがぜん増すように思われるのだけれど、発掘の対象となるべき大量の古墳群が存在しながら古代史の研究が遅々として進まない感じなのは、詰まるところ天皇家の存在が障害となっているためだろう。今回発見された宮殿跡?に近い箸墓古墳も卑弥呼の墓?と擬せられながら立ち入り禁止になっている現状はなんとかならないものだろうか。21世紀にもなって、古代史を隠蔽していることに何の意味があるのかあまりよくわからないのである。それがまあ日本らしいといえばいえるのだろうし、今さら古墳を暴いたところで盗掘の惨状を嘆くことにしかならないのかもしれないが、それでも科学的に古代史を解明して日本史を首尾一貫させるには、古墳を全部発掘して、権力者の遺骨があればDNA鑑定をすべきなのはいうまでもない。だれかこの問題を天皇家に積極的に進言しようとする勇気ある人は現れないものだろうか、なぞと番組を見ながら考えてしまいました。
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コメント (1)
私も高校生時代から古墳の発掘に興味を持ち、地元に近い玉手山古墳群の発掘等を手伝ったりしてましたが、どの古墳も誰の墓と決定付ける事は出来ませんでした。つまるところ天皇家の一族が葬られていると伝承されている古墳には文部省(その当時)も一切触れる事が出来ない為に確証を得る事が出来ない。玉手山古墳群は集合墓地のようなもので、しかしそのような所にも石棺を作り葬られる人は当時の王朝に関係する人だったでしょうし、ましてある程度の大きさで一個人が葬られている古墳となれば、時の王朝の一族か重臣しか考えられないと思います。それらを発掘しなければ魏志倭人伝に記されている事の信憑性もわからない。是非全ての古墳の発掘が出来るようにして頂きたいと思います。天皇家が拒まれるのか、宮内庁が審議にあらずと言う態度なのか判りませんが。
投稿者 お : 2009年11月18日 22:37