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2009年02月01日

水菜サラダ

乗馬の帰りに東横のれん街でゲット。
昨日は偏頭痛と悪寒が治まらなかったが、けさはスッキリ目覚めたのでやっぱり乗馬に行ってしまいました(^^);なまじ家にいたら、本を読みながら寝てしまって、また余計に具合が悪くなるか、冬眠してるカメを起こしてイジメたりしそうなので(笑)、ぬれマスクして出かけたが、車中では資料を読みながら付箋を張るなどしてしっかり仕事もできるほど体調はまずまず。ただし強風の中、陽が落ちたら猛烈に冷え込むと予想されたので、さすがに1鞍で切りあげて、Mさんの車で最寄りの駅まで送って戴くというラッキーも重なり、早めに帰宅したら、することがなくてまた仕事の続きをしてしまったワーカホリックな今日の私であります。いつもは帰宅が9時過ぎなので見逃していた話題のNHK大河ドラマ「天地人」も初見して、今日は乗馬シーンが少なかったのがちょい残念だが、噂通りのイケメンパラダイスで、男優陣いずれも(中でも主演の妻夫木はスゴイが)眼がまるで少女マンガのようにキラキラしてるのに驚嘆させられた。演出の指示で照明がそうなってるのだろうか?それとも俳優各人が照明の位置取りに長けているのだろうか?主人公はわりあい地味な人物だけれど、周囲に有名な戦国武将がいっぱい出てくるから、ドラマ自体はさほど地味な感じはしないのである。若い女性の間で戦国ブームがいわれる折しも、思いのほか高視聴率を稼いでる話もなんとなく肯けるのでした。


コメント(1)

いっしょや、いっしょやと手を叩きたくなりましたわ「目が少女漫画のようにキラキラしているのに驚かされた」・・・
戦国物というよりも「ベルサイユの薔薇時代物」という感じがしてます。妻夫木君扮する「直継」がよく泣かれるんですが、なんやその泣き方も、お転婆な女の子が男の子に負けて悔しがって泣いてる風情だと私は感じてます。

投稿者 お : 2009年02月01日 21:56



2009年02月02日

海老とオクラと枝豆ののおろし和え、アボガドとトマトのサラダ、ポテトサラダ

今日の夕方は集英社の八代さんが『道絶えずば、また』のゲラをご持参になった。いよいよ単行本化に向けて、財務省の予算ではないが大幅な上方修正をしなければならず、その前に別の大変な仕事をなんとか今日中に終わらせるべく、晩ご飯を作る時間もないので近所の総菜屋でゲットした。その大変な仕事というのは富岡多恵子さんの評伝『西鶴の感情』講談社文芸文庫版の解説で、私はそもそも文庫の解説はお引き受けしないことをモットーとしているのであるが、富岡さんは若い頃にとても親しくお付き合いを願った唯ひとりの作家なので、いかにスケジュールがイッパイ、イッパイだとしても、そんなことを理由にお断りするような無礼な真似はしかねて、やむなくお引き受けしたのだった。「評伝」の解説と「小説」では文体がまるで違ってくるから、「小説」の合間に書くわけにもいかなくて、昨日から今日にかけてはワーカホリック状態であまり眠れもせずに頭の中で文章を転がし続け、ようやく先ほど書き上げました!バンザーイ\(^。^)/今夜は安眠できそうです。
ところでちょっと心配なのは昨夜久々に噴火した浅間山の件で、去年の夏にお世話になった北軽井沢の乗馬クラブは山に近いので相当な降灰や多少の落石があったのではないかと思う。今のところ人的被害はないようだし、クラブのオーナーは噴火に馴れてらっしゃる様子だったから大丈夫だろうけれど、今年の夏もそのクラブにお世話になるつもりだった私としては、この先がどうなるかが非常に気になってしまう。収束に向かってくれるように願いたいが、自然の脅威の前にはなす術もないのだった。桜島も噴火が激しいようで、日本列島下のマグマが活性化しているのは間違いないから、勢い大地震のほうも心配されてしまう。今夜くらいはどうぞゆっくり眠らせてほしいものです。




2009年02月03日

タラコ豆腐

QPで見た料理。みりん、塩、醤油で味付けした出汁に片栗粉でとろみをつけ、薄目に切った絹ごし豆腐と茹でたほうれん草、ほぐしたタラコを入れて、仕上げに刻みネギを入れる。豆腐から水分が出るので、とろみを強めにしておくのがポイント。
『道絶えずば、また』のゲラを見て、ああ、こりゃ全面書き替えだ!と思ったのだけれど、果たして2月いっぱいで出来るんだろうか?またまた大いに不安な毎日が始まりそうである。そしたらお昼に税理士さんから電話があって、確定申告の書類をそろそろお持ち下さいとのこと。ひえ〜!2月いっぱいとても無理ですとお答えしたものの、そうそう放っておくわけにもいかず、何だってこんなに降れば土砂降り状態なのか、いい加減イヤになってきちゃった私であります(-.-)。風邪は治りかけとはいえ、蒲団に入って暖まると咳がひどく出て目が覚めてしまうし、何とぞ早くこの厄月が終わりますように、鬼は〜〜ソト〜〜




2009年02月04日

ポトフ

寒いとき、食欲がイマイチのときの定番メニュー。ベーコンで出汁をとり、人参、ジャガイモ、玉ねぎ、キャベツ、ブロッコリー、ソーセージを煮て、お手製のタルタルソースやマスタードをつけて食す。このところ連日朝9時から夜の9時頃までお仕事モードで、手の込んだ料理を作る余裕がなくなっているし、TVもあまり見られないのだけれど、人事院の谷総裁の顔だけはしっかり見覚えているので、いつか小説で顔のモデルに使いたいと思っている。前にコレだ!と思って、ある小説で使ったのは現石破農水相の防衛庁長官就任時の顔で、別に人物をモデルにするわけではなく、顔だけを目に浮かべて描写すに使うので、電車に乗っても印象的な顔の人をついチェックしてしまうのは悪いクセだろう。
 谷総裁は熨斗目に麻裃がとても似合いそうで、老中、若年寄、大目付、なんでもいけちゃいそうである(笑)。切れ者を自負してる感じが滲み出てて、まさに庶民が想像する「お役人様」を演じている役者みたいに見えちゃうような顔の人が、現実に官僚の中にいたので私はちょっとビックリした。「ワタリ」というシリアルな天下りが国会で問題になるなど官僚叩きが激化するなか、不要な役人が山ほどいるみたな言われ方をしているけれど、谷総裁の目から見れば不要なのは役人よりも政治家のほうだということになるのだろう。それにしてもわかるようでわからないのは、一般企業でも新入社員を千人採ったら取締役クラスまでいくのは数人だろうし、その他の人は子会社に出向するケースだって多いわけだし、それが役人に限って叩かれてしまうのは、よほど何もしとらんわりに待遇がいいからだろうと思うので、斡旋を禁止するというよりも、仕事内容と待遇のバランス調整をしたほうが早いのではないかという気もするのだけれど、その組織自体が役人の生活保護を目的とした組織だから、内部で業務規約や何かを容易に変えることができないということなんだろうか。だとしたら、この問題ってホント鶏と卵的にどっから手をつけたらいいのか全くわからない状態なのかもしれません。


コメント(1)

私も谷総裁の顔は思わず見とれました。このような人が歴史の舞台で藩を、幕府を、組織を守ってきた人なのかと思いました。あの人気のあった篤姫も、社会の中の幕府の存在、大奥の贅沢な生活も庶民を圧迫した年貢、税、無謀な権力争いに維持されているという事には無関心で、入用を重ね回りの人達を守ってきたと思われます。
 私は松井さんの作品で<辰巳屋疑獄>が一番好きです。

投稿者 雀 : 2009年02月05日 04:41



2009年02月05日

カレー

昨日のポトフの残りにカレー粉を加えただけ。
 L&Gが発行していた「円天」という独自の電子マネーの話を初めて聞いたとき、私は谷崎潤一郎の短編小説「小さな王国」(とても面白いので、ご存知ない方はお読みになることをオススメします)を想いだしたが、今日の波会長逮捕のニュースを聞いて、すぐ頭に浮かんだのは近ごろ話題の政府紙幣で、その話を聞いたときも、へえ〜マジにそんなことを考えてる人がいるんだ!とビックリした。今は円高で物価安だから、円の価値をわざと引き下げようとする狙いらしいけれど、800兆円もの借金を抱えている国が発行する紙幣の信用度は「円天」並に低いんじゃないの?なんていったら怒られるだろうか。個人が人を殺すのはNGでも、国家が戦争で大量に人殺しをするのはOKという感じにも近いような気がするし、ただでさえ先行きが見えない時代にずいぶん怖いことを思いつく人がいるもんである。江戸幕府は財政難に陥るとよく小判や何かの改鋳をしてそのつど通貨不安を引き起こしていたが、今の日本政府が政府紙幣を発行したら、景気浮揚策という以上に、江戸幕府と同様の財政難対策と海外に受け取られかねない感じで、円がガタガタになるような不安が拭いきれない。選挙対策のバラマキをするなら政府紙幣は絶好のツールだけれど、もしそういうことで発行したらアソー君と波会長の違いがわからなくなるので、さすがにそれはないと思いますが。




2009年02月06日

粕汁

京都では毎年冬に必ず食べた料理だが、こちらではめったに作らない。小学校時代の親友Mさんが酒粕を送って下さったので、今晩は久々に作ってみた。昆布で出汁をとって、人参と大根の拍子木切り、油揚げの細切り、甘塩の鮭をを入れて、酒粕と味噌をほぼ同量溶かし込んで作る。鮭は焼いてから入れたほうが生臭くならなくてすむ。美味しく出来たし、躰が暖まってGOOでした。Mさんありがとうm(_ _)mきのうは酒粕を火で炙って砂糖をつけて食べても美味しかったです。先にお礼メールをしようと思ったら、前の書き込み削除でアドレスも消えてしまってありませんでした。
ところでMさんのご実家は銘酒「玉の光」の醸造元で、前にもブログで書いたが、私が通っていた私立の小学校は京都の伏見にあったので、同級生には「黄桜」のお嬢さんもいたし、妹の同級生にも有名酒造家の子が何人かいたらしい。で、なぜ姉妹そろって私立校に行ったかというと、家が祇園町にあったので、親がどうやら環境を考慮したらしいのである。近所の小学校や中学校に行くと、御茶屋さんや芸子さんの子供が多いので、水商売のわりに堅気な両親は周りに影響されて舞妓さんになりたいといいだされたマズイと思ったようだ。実際、私にも妹にも子供の頃は舞妓さんにしないかという誘いが一度はあったという。もしなっていたら、今ごろは私も祇園町の大姐さんだったかもしれないわけで(笑)、そう思うと、人生はわからないものであります。とにかく、まず三条河原町にあるカトリックの幼稚園に通い、そこから同じカトリックの私立校だと、北にあるノートルダム女学院か南の聖母女学院のどちらかを選ぶことになり、冬場の温度が5度も違うという理由で親は伏見の聖母を選んだのだった。私がもし公立の新道小学校に行ってたら、スポーツライターの玉木正之さんの1年後輩になったわけだが、聖母に行ったので、ジャネット八田こと田淵有加夫人の1年後輩になりました。


コメント(1)

早速使ってくださり嬉しいです。
何と粕汁の作り方同じです。聖母小で習った?(笑)ピザ風、グラタン、お好み焼きに入れる等も美味しいそうです。
’今朝子の晩ごはん’が今朝子ちゃんの元気の源なんでしょうね。おすそわけ、いただきまーす!!

投稿者 ぐるまん : 2009年02月08日 09:47



2009年02月07日

夕方からNHK出版の加藤氏とディレクターの森信さん立ち合いのもと、「知る楽」最後の語りおろしを終えたあと、進藤さんと近所の鮨屋で食事。なにせ右手首を骨折した進藤さんができる外食を探したら鮨しかない!ことに気づいたのでした。
とにかく8回分の語りおろしが終了してヤッター\(^^)/というわけにはいかなくて、これから進藤さんがまとめたテキストのテェックをし、さらに肝腎の本番収録が控えているのだった。初回と2回目の分はわが家の仕事場で収録し、東京江戸博物館でのロケが2回分、NHKスタジオ録りが4回分で、今月末から来月頭にかけて1日に2回分を収録するかたちで4日間の撮影日も決定した。第1回の放送日は3月30日とのことだが、編集にもかなり時間がかかるので、とにかく早めに撮らないと間に合わないらしい。私は私で1日に2回分の収録となると、さすがにその日はほかの仕事があまりできないから、それまでになんとか『道絶えずば、また』の全面書き直しをやり遂げなくてはならない。ああ、それにしても今週はわれながらよく仕事をしていて、自らの小説のほかによんどころない事情でお引き受けした西鶴の評伝の文庫解説やシェイクスピア作品についてのエッセイまで書いたあげく、今日は鶴屋南北と河竹黙阿弥について延々とお話したのだから、これじゃまるで文化人みたいである(笑)。月曜までにまだ『円朝の女』最終章のゲラもチェックしないといけないのだけれど、明日は何が何でも乗馬をして心身共にリフレッシュするつもりであります。


コメント(1)

いつも楽しく拝見しています。
「晩御飯』をブログで毎日見ているのだから、文庫で買ってまで読む人いるのかな〜と思っていましたが、結局2冊とも購入して、毎日のように空いた時間に何気なく手にとって、読んでいます。

中でも、小説についてのお考えを述べた箇所に、感銘を受けました。(ブログでも読んでいるはずなのに読み落としていたんでしょうか・・・覚えていない。)脳トレにはDSより小説ですね!!

投稿者 スノウ : 2009年02月08日 17:11



2009年02月08日

おにぎり&総菜セット、30品目サラダ、ミモザサラダ

乗馬の帰りに東横のれん街でゲット。
都心とは打って変わった強風で、凄まじい砂嵐に見舞われながら今日も2鞍騎乗。とにかく馬は風に至ってナーバスなので最初はどうなることかと思われたが、例のお局さま牝馬とは近頃だんだんと息が合うようになって、日が沈んだ後のレッスンでは文字通り風を切っての快走が楽しめたので、躰にホカロンを貼りまくって寒風に耐えた甲斐がありました(^^)/
クラブハウスで久々にお会いしたバリキャリのOさんには「ブログず〜っと読んでますけど、なんだかとても忙しそうですねえ」といわれ、そのあと「うちもいよいよ厳しくなってきましたよ〜」と今や大手優良企業といえど時短と経費節減の嵐は免れない状況を話された。Mさんは先日の「クローズアップ現代」でも取りあげていた、台湾製の超廉価モバイルをご持参になっていて、それを見せてもらいながら説明を聞いていたOさんと私は口を揃えて「ええっ!160ギガもあるなんてスゴ〜イ」と感心し、改めて日本の製造業の大変さを思わずにはいられなかった。帰りのバスと電車でたまたま一緒になったのは障害をガンガン跳んでる女子高生で、彼女は小学生のときに2年間やって障害まで跳べるようになり、その後いったん止めたあと復帰してもカラダが憶えていて相当な高さが跳べるのだという。「いっそオリンピックを目指したら?」といったら、「みんなにそういわれるんですけど、日本だけでやってるだけじゃ無理ですよ」とクールな答えが返ってきた。それでも将来はやはり何らかのカタチで馬に関わる職業に就きたいのだそうで、クラブのインストラクターを目指すべきかどうか悩んでるのだという。インストラクターの仕事は見るからに大変なので、果たして自分につとまるかどうか心配なのだけれど「でも、タダで馬に乗れるんですよねえ〜」とのいい方を聞いて、かつて私もタダで芝居が見られるという理由で興行会社に就職したのを想いだしました(笑)。彼女とは1時間ほどご一緒してずっと喋ってたのにお名前は結局聞けずじまいで、乗馬クラブではこうした人間関係が非常に多いのである。相手が年齢性別職業を問わずに親しく話せるのは同好の士にありがちなことはいえ、一方でありがちな対人ストレスが皆無といっていいのは、人間関係よりもむしろ対「馬」関係での悩みを抱えることが多いせいだろう。要するに、あの人にも困ったもんだよね〜というような悪口よりも、あの馬にも困ったもんだよね〜とか、ええっ、あの馬ってそんなことすんの!とか、なるほど、あの馬にはそうすりゃァいいわけね、というような会話であっという間に時間が過ぎてしまうのでした。




2009年02月09日

海老と枝豆のおろし和え、イカのマリネ、ポテトサラダ

近所の総菜屋でゲット。
 仕事上で最悪のことが起きてしまった。先週ものすごく頑張って書き直した『道絶えずば、また』の文書ファイルが消失したのである(涙、涙、涙)。けさ一太郎の履歴ファイルから開けようとしたら、「見当たりません」の表示が出て、ええっ!と慌てて、ほかのファイルをいろいろ開けると、文書名は残っていても、中身がどうしても取り出せない。むろんシマンテックの復元ソフトは使ったがこれもダメで、パソコンに強いスラッシュの進藤さんに忙中わざわざ来てもらったり、このブログの管理をしてくださってるプログラマーの岡野さんに電話でご相談したり、四方八方手を尽くしても、結局のところどうにもならず、諦めるしかなかった。恐らく問題は、集英社から連載時の文書をメールでもらい、メールに添付されたファイルに、私が直に書き込んでしまったことで、それがインターネット上の一時ファイルに保管される形になって、一時ファイルだから時間が経つと自動的に消滅したものと思われる。そういう例が過去にあったというのをネット上で岡野さんが発見されたそうである。本来なら、メールに添付された
ファイルを一度こちらのパソコンに移し替えるというひと手間が必要だったのだけれど、なまじ一太郎ファイルでの送付をお願いしたために、すぐに書き込みができたのが仇になった。私はいつものように一太郎ソフトを使って新たな文書ファイルを作成したつもりになっていて、それに別の文書名もつけていたし、1週間ずっと書き込みを続けて保存がうまく行ってたので、すっかり移し替え完了という気分でいたのだった。以前、『奴の小と呼ばれた女』を書いたときもジップに収録した文書ファイルがジップの故障で消失し、岡野さんによってシマンテックの復元ファイルで救出された経験があるので、バックファイルの重要性は認識しており、そのためにノートパソコンを手に入れたにもかかわらず、このところのオーバーワークでバックアップが疎かになり、またしても自ら今回のような悲劇を招いてしまった(涙、涙、涙)。ただでさえ大変なときに、大変なことが起こったというより、大変なときだからこそ大変なことが起こってしまったという、なんだか古いがマーフィーの法則のような事態で、たちまち入稿が間に合わなくなるのは必至で、刊行スケジュールの調整ができるかどうかの問題もさることながら、もし『道絶えずば、また』の刊行スケジュールが延ばせたとしても、ギリギリいっぱいで仕事をしてるから、こんどはまた玉突き的に別の作品の入稿に響いて、〆切りに間に合わない即ち「落ちる」という事態も覚悟しなくてはならず、各社の編集者の方々に慌ててお電話を差しあげた次第である。私はたいした物書きではないけれど、うっかりミスでもないかぎり〆切は絶対に守ることを信条としてきただけに、今回はわが人生の汚点ともなるべき非常時という感じだ。今日はその一方で『円朝の女』の最終章のゲラを戻そうとしたらFAXが不調で送れないわ、税理士さんから何度も電話がかかってくるわで、まるで何かの祟りのようで、食欲もイマイチだし、寝込んじゃいたい気分だが、そうも言っておられず、これからまたお仕事をします(-.-);皆さまくれぐれも文書ファイルの扱いにはご注意を。


コメント(9)

今朝子さま

あまりの惨劇!?、お気の毒に思います。
この手の悲劇は今時のビジネスマンなら誰しも経験している
事ではありますが、なんと言ってもそこは創作物であるから
著者本人であったも同じ物がもう一度書けるのか?

については本人自身の事ゆえに、著名作家の原稿を亡くした
編集者よりも恐ろしい心理的圧迫であろうかとお察しします。

かく言う私も夜中の2時まで掛かって作成したデータを
保存に失敗して朝4時まで掛かって再度作成したことがあり
さすがに一晩で総白髪になるような気持ちでございました。
(--;)

その後の痛い経験も含めて今では大事なファイルは完成したら
PCに保存するとともに自分含めた数名宛てにメールを出して添付しておくという手段を取っています。

これであれば万が一のことがあっても誰かが必ず取っておいて
くれるし、メールを開けば必ず入手できますから。

まずはお見舞いまで。

投稿者 モイラ : 2009年02月09日 21:01

自分の経験と相まって、私まで泣きそうです。
おからだお大事になさいませ。

投稿者 masque : 2009年02月09日 21:11

心からお見舞い申し上げます。
お力を落とされませんように。
いつか一緒にお仕事をさせて頂く日が来ることを心から願っております。http://ameblo.jp/marukinsyokudo/

投稿者 ばきお : 2009年02月09日 22:20

PCで原稿を書いている人間はプロの方、アマチュアに限らず一度や二度は記憶させたと思った原稿が翌日に無くなって何処を捜しても出てこない経験はありますね。それも大事な原稿や急いでいる時によく起ります。
出てこない!!という現実に頭の中は真っ白。直前に書いた内容も全く思い出せない状態から抜け出すのに約半日はかかりますが、すこしづつ思い出せるものです。全く同じ内容は書けないでしょうが、近い事は全て思い出します。休憩が大事です。疲れきっている時になりやすい事ですから、どうぞお体を休ませてから取り掛かられますように。

投稿者 お : 2009年02月09日 22:27

私も20GB外付けハードのデータをデスクトップ上のホルダーとまちがえてゴミ箱に捨てて消してしまったことがあります
泣きました
過去1年分の仕事が入っていました
その経験からバックアップは二重にとるようになりました
それとこんなこというと税務署や経理の方に
怒られるかもしれませんが確定申告は遅れても大丈夫です
私は忙しくてどうにもならないときに
経理の人に5月頃やってもらいましたがちゃんと還付されました
住民税なども後で調整されますから
なにがなんでも
3月15日までにやらなくてもいいのでは?
私の計理士はそう言ってました

投稿者 天 : 2009年02月09日 23:12

今朝子様がんばってくださいね。気を取り直してくださいませ。パソコンで執筆ならではのつらい経験ですよね。なぜか、こういったことは忙しいときに起こる(自らの不注意で起こしてしまうと言うか。。)寒い日が続きますので気落ちしてインフルエンザなどに負けないでくださいませ。お体ご自愛くださいませ。

投稿者 やまかわ : 2009年02月10日 01:00

出来上がったと思った資料を消失してしまった事、私も何度か経験あります。
納期間近というのに、作成した開発ソースが一週間前の状態に戻り、愕然とした事を思い出しました。
無駄となった時間を取り戻すために費やす、さらなる無駄な時間は空しくなります。
しかし、ここは、インフルエンザで1週間寝込んだよりはマシと、腹をくくり、やり直す事で、以前より良いものができると信じて下さい。

私もメール漬けの日々ですが、書かれている事象に関しては、聞いたことのないのですが、PCに強い方が無理だと言われるのであれば、復元できないのでしょうね。
私が使っているメールソフトだと、添付ファイルは、読み込み専用なので、必ず別名として自分のPC内に保存せざるを得ないのですが、上書きできる環境ってあるのですね。
落ち着かれたら、メールソフトの見直しや、自動でバックアップを取る環境などを構築される事をお奨めします。

投稿者 乗馬クラブのM : 2009年02月10日 02:03

「グーグルデスクトップ」でも、見つけられなかったということですか。
あれが出た時は、消したメールも取り出してきちゃうというので驚きだったです。

投稿者 虎ファン : 2009年02月10日 06:03

PC,FAX,Printer,Copy、機械は便利な反面、思わずエラーが出て時間が掛かったりしますよね。
きっとこの消失によってさらに作品が磨き上げられるハズ!
「知るを楽しむ」楽しみにしております〜♪

投稿者 ruru : 2009年02月10日 09:35



2009年02月10日

カリーライス、生ハムとレタスのサラダ

中村屋のインドカリー缶詰とハウス食品の「華麗舞」というパック入りのお米を炊いて作った。「華麗舞」は乗馬クラブのMさんから頂戴したもので、日本米とインディカ米をかけ合わせた品種らしく、パラッ感とモッチリ感のバランスがよくて、カレーにピッタリ。とても美味しく食べられました。
昨日のブログには皆さまから多数の激励投稿を頂戴して感謝に堪えませんm(_ _)m
今日は集英社の八代さんから『道絶えずば、また』の刊行をひと月延ばすことでスケジュールの調整がついたというご連絡を戴き、ひとまずほっとしたところで、気分も新たに仕事に取りかかれました。『道絶えずば、また』はミステリー仕立てで『非道、行ずべからず』、『家、家にあらず』に続く「花伝書」三部作の完結編となるだけに、ここはやはりあんまり焦らずに、心おきなく落ち着いて仕上げるに越したことはないと思い定めて、5月の刊行予定を6月に遅らせました。読者の皆さま何とぞご了承くださいませ。


コメント(3)

禍転じて福と成す♪
良い作品を待ってます。くれぐれもワーカーホリックになりませんように。
私は入院中で病院食です(泣)松井さんの晩御飯が羨ましい限りです。
お体を大切に、書いて食べて乗馬にと御活躍下さい。

投稿者 夜吉 : 2009年02月11日 04:30

「道絶えずば、また」5月が6月になりましても、松井様の納得されます原稿が出来上がりますまでお待ちしております。楽しめる時間が長くなったのですから。もう一度「非道、行ずべからず」「家、家にあらず」をもう一度読み返します。御芝居もあることですし(^o^)

投稿者 お : 2009年02月11日 22:36

先週のハードなお仕事ぶりを読んだ者としては、週明けの惨事は、なんともお気の毒で、うまく解決できる方法がないものか、と陰ながら気をもんでいましたが、どうにか調整がついたと知って、ホントに良かったです。
「非道行ずべからず」と「家、家にあらず」、共に素晴らしく面白かったので、シリーズ完結編も楽しみですが、なんと言っても、4月・5月は毎週、TVでお話を伺えますし、6月には新刊、と楽しみが続きますから、1ヶ月遅れるくらい、全く構いません。
中村屋のカリーは私も常備していますが、「華麗舞」初めて知りましたが、おいしそうですね。

投稿者 ウサコの母 : 2009年02月11日 22:58



2009年02月11日

キムチ納豆チゲ

QPで見た料理。いりこ出汁に味噌とコチュジャンとおろしニンニクで味付けし、キムチ、納豆、豚バラ肉、カボチャ、ネギ、エノキ茸、春菊を入れるだけで簡単にできる。納豆を入れると汁の味がやわらいでコクが増す。
食事しながらワールドカップアジア最終予選日本VSオーストラリア戦の前半を見て、ああ、今はこんなものを呑気に見てる暇はないんだよなあ〜と思いながらも、つい後半戦まで見てしまったのはそこそこ緊張感のあるいい試合だったからだろう。ホーム試合の日本は前半から速やかなパス回しで終始押し気味に試合を進めていたように見えたし、シュートの数も多くてことに後半24分の遠藤のシュートなどはとても惜しかったのだけれど、結局ゴールを決められそうで決められないというもどかしさは相変わらずで、結構走れる選手もいるし、ボールのまわし方だってもたついてるわけでもないのに、ゴール近辺になると妙に慎重になり過ぎて、俺こそが決めてやるんだという感じにならない選手が何人かいるように見受けられたのは単なる素人の僻目というやつでしょうか。もし本当にそうだったら、それって何か日本人のメンタルな部分と関わりがある感じで、企業なんかでも、その手の人が財務をやってたら、株の売り買いでもちょうどいいタイミングに踏ん切れなくて損しちゃったりするんだろうなあ〜なんて思いながら、とうとうドロー試合を最後まで見てしまい、慌てて仕事の続きを今までしていたのであります。




2009年02月12日

アジのひらき、菜の花のお浸し

 料理をする余裕がだんだんなくなってきちゃったのはマズイと思いつつ簡単に済ませてしまった。『道絶えずば、また』は刊行をひと月延ばしてもらって本当に助かったという感じで、ここに来てNHKテキストの仕上げが相当負担になっている。口述筆記だから、私がべらべら喋った話が進藤さんの手によって幸い大変に巧くまとめられているのだけれど出版するには当然大幅な加筆修正をしなくてはならず、資料の引用の確認や何かも必要ながら、入稿の〆切りが間近に迫って非常に慌ただしく、ついつい深夜までの仕事になる。一方『道絶えずば、また』の書き直しのほうはもっと大変で、何せミステリー仕立てだから、ある部分を書き替えると、それこそ玉突き的に色んな箇所に響いて、辻褄を合わせるのがとても厄介だし、伏線を綿密に張る一方で、ネタバレがしないよう、慎重に書き控えもしなくてはならず、非常に集中力が要るので、こちらは早朝から夕方までの執筆としている。
ところでミステリーにアソー君のような人物を登場させたらインパクトがあって面白いかもしれないけど、作者は書くのがむちゃくちゃ大変だし、読者はキレて本を投げ捨てるのではないか。なんたってその場その場で言ってることが毎回違う人物をもしミステリーに登場させるとしたら、それは何か深い意図があってそうしてるというふうに設定しないと、小説としてのリアリティーが全くなくなってしまう。フィクションのリアリティーとはそんなもんである。しかしながら現実には、さしたる理由もなく、ただその場その場のウケ狙いで違う発言をして鬼面人を驚かしちゃう人が国家のトップに立ってしまうというハプニング?が起きてしまうのだから、やはり事実は小説より奇なりなのである。アソー君の「僕は郵政民営化に賛成じゃなかった」発言の収拾は一向につかないまま、今日はとうとうその郵政民営化のご本尊の元総理が現職総理の発言を「笑っちゃうくらい呆れた」と批判しちゃうというハプニングまで起きてしまい、果たしてアソー君の命運や如何に。そのうち面白いからアソー君にもっと長くやらせろ!という声があがってきちゃいそうなほど、この国の首相なんてもうどうでもいいような感じになってきたのがスゴイです。




2009年02月13日

稲荷寿司、和総菜セット、もっちり豆腐

整体治療の帰りに東横のれん街で久々に「もっちり豆腐」をゲットできました(笑)。
今日は寺門先生が私のカラダを「いいですねえ。最初の頃とはゼンゼン違って、鋭く研ぎ澄まされてきた感じで、診ていても楽しいですよ」と、えらく賞めてくださったのがウレシイ(^^)/ 「鋭く研ぎ澄まされた」という表現だと、何やらスリムになったみたいだが、そうではなくてカラダが敏感に反応するようになったのだと思う。その結果、疲労回復が早くなったという実感があるし、仕事の集中力もあがったような気がする。一方で、前にも書いたが、確かに昔よりも体力がついてきて、駅の階段でも息切れしなくなった。10年前よりも今のほうが体力に自信があるかもしれない。てなわけで、このブログをお読みのアラフォー世代の皆さま、そろそろ体力的な衰えを感じ始めたり
、体調不良に悩まされ始めてる方がいらっしゃるかもしれませんが、大丈夫、ある時期が過ぎればまた必ず復活します!


コメント(1)

今週の非常事態発生で、かなりダメージをお受けになったでしょうに、先生の思いがけない診断結果、単なる読者の私も、とてもうれしくて、ホッとしました。
10年前よりも体力がついて、疲労回復が早くなった、というのは、乗馬のお陰ですよね。
たまに田園都市線に乗ると、乗馬クラブの宙吊り広告が目に入り、興味がわくのですが、腰を上げるまでには至りません。が今、思いついて、HPを開いてみたら、「50歳からの健康促進キャンペーン、乗馬スクールご招待」というのが出ていました。このブログの愛読者に、これはお勧めですね(笑)。

投稿者 ウサコの母 : 2009年02月14日 23:15



2009年02月14日

燻製八種、スープカレー、温野菜サラダ、豆腐の味噌漬け

スラッシュの守部さんと久々に近所の燻製屋「ヌーベ」で食事。「ジンガロ」(馬のオペラ)の日本初公演を一緒に観た守部さんに今回の感想を訊いたところ、「前回とゼンゼン違って、今回は原点に戻った感じなんだろうけど、ダイナミックで、好い意味ワイザツな感じだし、オケピットもブラスとジプシー系の弦楽器に分かれて、交互に演奏したり合奏したりするから気が変わるし、アクロバチックの乗り方も凄くてなかなか面白かったよ」とのこと。私もむろん行くつもりだが、なにせ3月の初旬まではとても観に行く余裕なぞありません(-.-);ところで昨日今日と急に暖くなったので、ついにわが家のカメが♂♀共に冬眠からパッチリ目覚めてしまい、♂は目覚めるなり発情全開で♀を追いかけ回したあげく、なんとNHKの撮影用に下におろしておいた額の前に追いつめて、三代豊国の錦絵をバックに写真のようなポーズでせっせとお励みになった。♂は例によってヒワイな声で鳴きまくるし、息づかいは荒くなるし、一方♀どうでもいいような雰囲気で、両者なんだかとても気の毒なような、ばかばかしいようなもんである(笑)。で、こっちも相当なバカだから、文字通りの交尾を覗き込んだら、今回どうやら巧く合体できたような感じにも見えたので、これから卵を産んだら孵化する可能性もでてきた!それはそれでウレシイような、大変なことになっちゃったような感じである。けっこう長い間お励みになったあとも♂は♀のそばから離れず2匹でじっとかたまっていて、食事から帰ってきたら、驚くことにまたやってた!
そんなにいっぺんに頑張ったら♂は死んじゃうんじゃないかと心配になるくらいである。ともあれ今日のバレンタインデーで、私の周囲では一番幸せそうなカップルでした(笑)。




2009年02月15日

上方寿司、30品目サラダ

乗馬の帰りに東横のれん街でゲット。
文書ファイルが消失した魔の月曜日からあっという間に1週間が経ち、クラブハウスでお会いしたMさんには開口いちばん、「今日はさすがに来られないかと思いましたよ」といわれ、バリキャリのOさんには手を取って「ああ、お察ししま〜す」といわれた私であります。仕事山積みで家中ひっくり返ってる状態にもかかわらず、やっぱり週に1度の息抜き欠かせないという感じで出かけてしまいました。例のお局牝馬との相性はバッチリで2鞍快走。さあ、これで明日からまた、というより今夜これからも頑張れる気持ちになれました(^^)/大手ゲームメーカーにお勤めのOさんからは「コレ見たら松井さんのために買わずにはいられなくなりました。でも、 きっと可哀想で食べられませんよ」といって頂戴した1日遅れのバレンタインプレゼンの写真を掲載しておきます。


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本日はブログを開けた途端、カメチョコのリアルな画像に
思い切り焦りました。(一瞬今夜の晩ごはんかと。。笑)

昨日の俊寛夫婦(亀)の愛の日々リアル画像にも焦り
ましたが。。。

さて、今日は私も昼間クラブのカドリール発表会で思い切り
気分転換したので、夜はせっせと今週のスケジュールを作って
TO DOメモを確認しました。

最近日曜日の夜になると仕事へのアドレナリンが出てしまう
んですよね。
それが月曜日通勤の電車に乗って職場に近づくほど大量に出るようでして。。

そろそろまた一年で一番忙しい季節です。(怖)

来週またクラブでお会いするまでお互い頑張りましょう!

投稿者 モイラ : 2009年02月15日 23:09



2009年02月16日

鰺の開き、水菜とマッシュルームのサラダ

サラダはQPを参考に作った。水菜と薄切りしたマッシュルーム以外に電子レンジでカリカリにしたベーコンを割り加えてドレッシングをかける。私はQPの製品ではなく、オリーブ油とレモン汁、塩、胡椒、ゆず胡椒を混ぜ合わせたお手製のドレッシングを使った。
今日はお昼ご飯を食べながらG7の記者会見で酩酊状態の醜態を演じた中川昭一財務金融相の映像を見て、こちらまで気持ちが悪くなりそうだったが、風邪薬の飲み過ぎにしろ、根っからのアル中にせよ、そんなことはどうでもいいけど、そもそもこの人が未曾有の経済危機の中で財務兼金融大臣という要職に就くだけの器なのかどうかに大いなる疑問が湧いてしまうのは、非業の死を遂げた派閥の領袖、中川一郎の息子という典型的な二世議員だからだろう。やはり派閥の領袖で早死にした父親を持つ安倍晋三と同じタイプで、両人とも本来は総理の座を得たかもしれないお父さんが早く死んじゃったから、自民党内のいわば同情を買うかたちで必要以上に優遇されてる感じが私はずっとしてたのである。そういうところはなんだか歌舞伎界よりも前近代的なムラ社会の臭いがする政界にあっては、ひょっとしたら本人にもそれなりの能力があるのかもしれないのに、なまじ二世だから、もはやゼンゼン能力がないくせに当人の能力をはるかに上回る重要なポストに就いてるようにしか見えないところが本人にとっては気の毒でもあるが、世界に醜態をさらされてる国民のほうはもっと気の毒である。もっともそんな二世三世議員ばかりをはびこらせてしまった国民の責任も大であり、こうなるともう普通選挙なんかするよりも、昔のように多額納税者だけで選挙してたほうがまだしもまともな議員が生まれそうだ、なんて誰かにいいだされないうちに、ちゃんとした投票行動を取りたいものである。
それにしても総理以下、こんなレベルの政治家で国がなんとか回ってるって、やっぱり日本は色んな意味でスゴイというか、ただ政治家のレベルだけが異常に低くなっちゃった国なのかもしれません。ほぼ同時に世界に配信されたニュースで、村上春樹氏がイスラエルに乗り込んでガザ攻撃を批判したスピーチの映像はそれなりに立派なもので、少しは辱を雪いだといったらおかしいけれど、見ていてほっとしました。


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昨夜、村上春樹氏のスピーチを聞き日本人として誇らしく思いました。たとえどのように国家的見解は違っても自分はあくまでも攻撃され続ける人の側を擁護したい!という思いを堂々と賞をくれた国の首相を前に述べられた。その後で日本経済の鍵を握る(と麻生さんと本人だけは思っていたでしょう)方の酩酊記者会見を何度もTVニュースで見ていて、情けない、恥ずかしいと思いながら、このような閣僚がいても暴動も起きない日本ってやはり大人の国なんでしょうか?

投稿者 お : 2009年02月17日 22:28



2009年02月17日

鶏肉の菜の花炒め

QPで見た超カンタンな炒め物。鶏もも肉は一口大に切って塩とオリーブ油を揉み込んでから炒めていったん取りだしておく。その油で菜の花を直炒めして、合わせて塩と粗挽きマスタードで味付け。あらかじめ菜の花を水洗いして、その水分を残したまま蒸し炒めのようにするのがポイント。
けさ未明に強い揺れを感じて目覚めた一瞬は激震かと思ってひやっとした。ちょっと前に『円朝の女』の資料として明治28年の新聞を読んでいたら、富士山や浅間山の噴火があった年で、三陸沖の大津波で何千人もの死者は出るし、東京では安政の大地震以来の激震が起きた記事もあった(関東大震災の前にすでにかなりの大地震があって死者も出たし、多くの建物が倒壊していたらしいのです!)ので、地下の異変は連続するという気がして、先日の浅間山や桜島の噴火と併せていささか心配になりました。
ところで今日は中川昭一氏がついに辞任して、本来なら予算審議の大詰めの段階で財務兼金融大臣が辞任したら国に大激震が走りそうなものなのに、別にどうってこともなく、当たり前じゃんという雰囲気で受け取られている感じなのは、結局いてもいなくてもいいような存在だったということなんでしょうか。「仕事に関しては優秀な人だったと思う」と言われたところで、なにしろ言うのがアソー君ではみんなも信用できかねるでしょう。で、きょうは来日したヒラリーさんがオバマ大統領との初会談という、願ってないプレゼントをアソー君にしたみたいだけれど、それが今月の24日というなんとも急な話であるのは、さっさとやっちゃわないと相手がアソー君じゃなくなるとみたからなのでしょうか。


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最後の件、思わず笑ってしまいました!

投稿者 ruru : 2009年02月18日 08:06



2009年02月18日

おじやうどん

仕事の合間にスラッシュの守部さんを誘って近所で食事しながら、最初は野村やトヨタの不景気な話題に集中した。身のまわりで何か非常事態が起きたわけでなくとも、毎日毎日こう悪いニュースが流されて、「おまけに政治がああでしょう」で、日本は一体どうなっちゃうんだろう(-.-);と不安イッパイだが、「きのう歌舞伎座に行ったら意外に満員で、補助席まで出てたわよ」との話を聞いて、まだ大丈夫なのかも……という気にもなる。守部さんは初めて歌舞伎を見る方とご一緒だったそうで、その方がイチバン気になったのは業界で「大向う」と呼ばれる、客席でよく声をかける人だったらしい。「ねえ、あれって世襲なの?って訊かれたんだけど、そうなの?」といわれて私はビックリして大笑い。歌舞伎は役者だって全員が世襲してるわけでもゼンゼンないし、国立劇場の研修生からなった人が今や三分の一以上いらっしゃるんじゃないでしょうか。私がむかし歌舞伎界で仕事をしていた時によくお見かけした「大向う」の人の話や、元NHKアナウンサーの山川静夫さんもかつてやってらっしゃったというような話をしながら、それにしても今どきの人はなんでも世襲しちゃうと思うんだろうか?それも困ったもんだよなあ……という気がしたのであります。


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今月の大阪松竹座も何時行ってもほぼ満員です。ある所にはあるというか、韓国以外は旅費も上がり収入は減り、ブランド品を買いにヨーロッパまでは行けないから歌舞伎でも見て溜飲を下げようと思う方が増えてますのやろか、苦笑

投稿者 お : 2009年02月18日 22:39



2009年02月19日

ミートソース・スパゲティ、レタスと水菜のサラダ

ミートソースは玉ねぎとニンニクのみじん切りをじっくり炒めてから牛挽肉を加えて炒め合わせ、トマトの缶詰とスープの素、ケチャップ少々と鷹の爪、オレガノを入れて、塩胡椒で味付けしてしばらく煮込んだもの。
えっ、もう木曜日なの!と毎週思っているような気がする。えっ、もう水曜日!とか金曜日!じゃなくて必ず木曜日に1週間が余りにも短いことを感じるのである。会社にお勤めの方もきっとそうだから、夜はパーッと花モクになっちゃうんじゃなかろうか?私はパーッとなるよりも、仕事の進捗具合にゾ〜ッとしてしまうことのほうが多いのだけれど、それでも日々少しずつは進んでいて、NHKテキストの加筆修正も残すところあと1回分だし、『道絶えずば、また』の書き直しもようやく先が見えてきた感じだ。
それにしても相変わらず先が見えないのは日本の政治で、例の2兆円給付金の衆議院再可決に対して公然と異を唱えたコイズミ君はいよいよ本気で自民党をぶっこわすつもりなんだろうか?それとも「泣いた赤鬼」パターンで、今度は自分が抵抗勢力になったように見せかけながら、またまた愚かな有権者の注目を集めて自民党の延命工作をしてるつもりなんだろうか?そんなことはもうどうでもいいけど、アソー君じゃゼッタイ戦えないといいながら、さりとて党を出ていく自信もないし、おまけに潔く下野するという覚悟もないから、誰かまた目先の変わったトリックスター的な党首を担いでその場しのぎをしようとしてる自民党の議員はみんなサイテ〜〜〜〜〜〜である。本当に厚顔無恥もいいところで、ルース・ベネディクトが名づけた「恥の文化」は一体どこに行っちゃったんでしょうか。昔は右寄りの人は、左寄りの人に比べて、たとえ愚かでも、人としての美学だけはしっかり心得ていたはずなのに、美学のなくなっちゃった右寄りの日本人なんてそもそも存在意義が全く認められません。清和会の皆さんはそういうことをどう思ってらっしゃるのか、森サンや町村サンに訊いてみたいもんです。




2009年02月20日

タイ式焼きそば、ニラ玉、海老とオクラと枝豆のおろし和え、イカのマリネ

目の疲れがひどくて頭痛がしてきたので、近所でマッサージをしてもらって、その帰りに総菜屋でゲット。マッサージ師のNさんには「頭がカチカチでした」と言われ、そのあと少しおしゃべりをして帰ってきたら、宝塚の小池修一郎氏から久々に電話があって、昔ながらの超長電話をしてしまった。共通の友人で、去年亡くなられた演劇評論家の土井美和子さんの話をはじめ色んな話をイッパイしたが、差し障りがあってはいけないのでここには書きません。「宝塚に入って何年になるの?」と訊いたら、もう33年とのことでビックリ!私が初めて会ったときはまだ演出助手で、明日にも辞めちゃいそうな雰囲気だったのに、今では売れっ子演出家としての活躍が、宝塚の舞台をめったに見ない私の耳にも入ってくるくらいだから、感慨もひとしおである。最後にタカラヅカでできるような小説を何か書いてくださいよと言われたが、ウーン、私の作風だとそれは無理かも……てなことで、お互いに全くノンメリなわりに、共に根がおしゃべりなので、つい長電話になってしまうのでした。


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NHKのメドがつかれたようで、おめでとうございます!さて実は、本日、納戸の整理をしていたところ、昭和62年に出版された『マンガ歌舞伎入門』の出版記念パーティをしたときの、私が制作した手作りパンフが出てきました! と同時にパーティの出欠ハガキや名簿、会計報告まで一緒にとってあったのには我ながらびっくり。で、このときの漫画家の伊藤結花理先生との対談が、今読んでもメチャおもしろいのです。歌舞伎に通う以外は漫画ばっかり読んでたのね、今朝子せんせ〜って。としか思えない内容(笑)。二人への質問集もついていて、「最近凝っていることは?」について、今朝子せんせ〜は「『とらばーゆ』の求人欄をくまなく見ること。投書」でしたっ!どこかの雑誌で再録してくれないかしらん。

投稿者 ありす : 2009年02月22日 14:45



2009年02月21日

豚肉とジャガイモのザーサイ炒め

 前にQPで見た簡単安上がりなな炒め物。細切りにして炒め合わせ、塩、酒、胡椒で味付けするだけ。豚肉には生姜汁と醤油で下味いておくのがポイント。もちろんジャガイモを透き通るまで炒めてから肉を加え、肉の色が変わってからザーサイを入れること。
ヤッホー!今日やっとNHK『知るを楽しむ』テキストの書き直しを完了(^^)/もう少し時間的な余裕があったら……という気持ちがないわけでもないが、この短期間に出来る限りのことはした!と胸を張っていえます。進藤さんの手で口述筆記が巧くまとめられたことや、以前いつか本にしようと思って取っておいた草稿のデータファイルが残っていたおかげで、カジュアルな仕上げの中にも、資料面ではそこそこ深く掘り下げて、かなり思いきった考察を試みたりもして、ありきたりの歌舞伎入門書ではない、時代小説を書く人間ならではのテキストがなんとか作れたんじゃないか、と、これはまあ、あからさまな手前味噌というやつかもしれませんが(笑)。そのことが放送にどの程度反映されるかどうかは別として、こんなに慌ただしい中でも、久々の歌舞伎の仕事をおざなりにしなくて済んで取り敢えずほっとしている。来週の水曜日から早くも撮影開始で、来週中に3日間で6回の放送分を撮る予定。その間にテキストの校正もあるからまだまだ大変です(^^);が、とにかく明けない夜と終わらない仕事はありません。


コメント(4)

「知るを楽しむ」のテキストの販売は来月ですやろか?
大変な事を「やって下さい」と書き込みしまして申し訳ないような、しかし期待しております。

投稿者 お : 2009年02月21日 22:48

ファンとしてもヤッホー!なうれしさであります。
「知るを楽しむ」で今朝子さまが観られる!!!
テキストも読める!!
新刊も出る!!
その大変さをここで拝読させていただけるのも
同じ時間の中にいらっしゃると思えて、さらに嬉しいです。
楽しみに、楽しみに、楽しみ〜っっにしております。

投稿者 彩の女 : 2009年02月22日 01:49

 ぴあの「歌舞伎ワンダーランド」をお手本に歌舞伎を見はじめた私には、まちにまっていたお仕事です。
放送楽しみにしております。

投稿者 羊猫 : 2009年02月22日 14:13

お様へ
>「知るを楽しむ」のテキストの販売は来月ですやろか?
来月25日の予定です。

投稿者 今朝子 : 2009年02月24日 08:15



2009年02月22日

上方寿司、30品目サラダ

乗馬の帰りに東横のれん街でゲット。穏やかな乗馬日和で、2鞍とも快走といいたいとこだが、2鞍目は例のお局さま牝馬がお疲れでヘロヘロ腰砕け状態。3鞍連続騎乗されてメシ抜きだったので、乗馬後の手入れをしても空腹が耐え難い様子で前掻きをしてちょっと気の毒でした。
ところで昨夜はブログを書き終わってから中村又五郎さんの訃報に接した。又五郎さんという役者を初めて見たのは舞台ではなく、小学5年生で見たNHK大河ドラマの片岡源吾右衛門役だった。当時、神戸に住んでいた母方の祖父そっくりだったので、わが家では「こうべ」という仇名で呼んでいた。祖父はその後東京の新富町に移り住んだから、近所で間違えられなかったかしらと思うくらいよく似ていた。もっとも又五郎さんは当時まだ東宝所属で、舞台で姿を初めて見たのは新歌舞伎座で先代松本幸四郎や市川中車(猿之助の大叔父さん)らと共演の東宝制作の芝居だった。歌舞伎の舞台には出られても、松竹に完全復帰なさったのはたしか随分あとになってからで、高麗屋親子よりも遅く、それ以前に国立劇場で歌舞伎俳優研修生の指導に当たられていたように思う。そこらにこの方の気骨のようなものが窺える。研修生制度はこの方の存在がなかったら成り立たなかったといわれるくらい、熱意と愛情をもって指導に当たられ、貴重な脇役であったと同時に、そのことが現在の歌舞伎に非常に大きな意味を持っている。
16年前、新宿のシアター・トップスで三島由紀夫作の近代能楽集『班女』『卒塔婆小町』を中村まり子・中村京蔵主演、私の演出で上演したことがあったが、そのときすでにご高齢だった又五郎さんは、教え子の京蔵を見るためにわざわざトップスに独りでお越しになり、受付でこちらの招待を拒んできちんとチケット代をお支払いになって、客席の最後方からひっそりと観劇されていた。そのとき、この方は人間として本当にちゃんとした方なんだなあという印象を受けた。謹んでご冥福をお祈り申しあげる。


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演劇、料理、乗馬、亀、政治、社会等幅広い領域の貴ブログにいつも興味深く、拝見させて頂いてます。
2月22日付の文中に〝中車(猿之助の叔父さん)〟とありましたが、中車は猿翁の次弟。当代猿之助は、三代目段四郎と高杉早苗の長男で猿翁の孫となるから、中車(と小太夫)は猿之助にとって大叔父となるのでは。
というのは、長年演劇界に携わってきた方に対して、大変失礼でおこがましいのですが、お許し下さい。   <(_ _)>

投稿者 佐々木 隆 : 2009年02月24日 01:00

佐々木隆様へ
>中車(と小太夫)は猿之助にとって大叔父となるのでは。
ああ、ご指摘ありがとうございます。そうですよねえ。早死にされた段四郎さんを抜かしては申しわけありません。さっそく書き直します。

投稿者 今朝子 : 2009年02月24日 08:11



2009年02月23日

蟹のフルコース

久々に大学院時代の友人河合真澄さんと会って歌舞伎座の前にある「かに道楽/網元」で食事。河合さんは歌舞伎座を独りで見て、その後どこかで食事をしようということになったが、彼女は根っからの関西人で、現在は大阪府立大学の先生なのに、本場の「かに道楽」には一度も入ったことがない!というので、店の選択がこうなってしまった(笑)。彼女がわざわざ関西から歌舞伎座まで来たのは、八十助時代からの大のご贔屓である三津五郎の「蘭平物狂」がお目当てだったから「で、どうだった?」と訊いたところ「お客さんの拍手するタイミングが微妙にズレてるせいで、もひとつ盛り上がりませんねん」と、いささか不満げないい方だった。蘭平が大立ち回りで見得を切ったりキマリのポーズを見せるところで、拍手がフライングぎみになるらしい。夜の部全体を通してどうかと訊いたら、「喜んだはる初めてのお客さんが仰山いたはるようやったさかい、まあ、ええのちがいますのん」とのシニカルなご感想だった。とにかく私は今年になって見に行く時間的余裕がまだ全然ないのだけれど、むろん閉場までには何度か足を運びたいと思ってはおります。
帰りが遅くなってタクシーに乗ったら、道路がガラ空きであっという間に帰宅できたのはビックリで、運転手さんの話によると、年末年始まではまだいいほうで、2月に入ってから恐ろしいような不景気がひしひしと感じられるのだとか。マイカー族も6割方激減して、道路は常にガラ空きらしい。バブル崩壊後でもこんな酷い話は聞いたことがなかったというような悲惨な話を見聞きすることがあるとのこと。「でもまあ、日本は総理が総理ですからねえ。あんな人でも総理がやってられるんだから、そりゃ素晴らしい国なんじゃないですか」と、これまたシニカルな言い回しだったのでした。


コメント(2)

高校時代の河合さんは、シニカルではなく
シャイでした。
なにかの会費を集める時もほとんど話さずに
相手が出すのをずっと待っているようなそんな
方でした。

投稿者 延 : 2009年02月26日 16:53

次に河合さんとお会いしたときにその話をしてみようと思います(笑)

投稿者 今朝子 : 2009年02月26日 23:00



2009年02月24日

治部煮、菜の花の辛子和え

QPでは鶏肉を使ったレシピを紹介したが、近所のスーパーで見たら鴨肉が意外に安かったので、ホンマモンの治部煮にした。出汁は酒、醤油、塩、味醂で味付け。味醂を多めに使って甘みを出す。先にネギを煮て、小麦粉をたっぷりまぶした肉を入れる。最後に豆腐も足してみた。
 めでたくオスカーを受賞した「おくりびと」は前から見たい見たいと思いながら、映画館に行く余裕がなくて、そうこうするうち三軒茶屋にある名画座にかかるまで待とうかという感じになっちゃうだろうし、下手したらそれも見逃して、結局ツタヤかTV放映頼みになるのかも。映画はいつでも行けるような気分が仇になって、うっかり見逃すケースが却って多いのでした。一難去ったらまた一難というわけでもないけれど、昨日の昼間は例のNHK番組の台本をめぐって5時間に及ぶ協議を重ね、それがやっと一段落したかと思ったら、今日の夕方進藤さんからまた電話があって、新たな仕事以来と打ち合わせの予定を矢継ぎ早に聞かされて、ああ、しんど〜であります(^^);
ところでNHKの撮影は25日に自宅から始まる予定だったのが変更になり、27日にスタジオで第1回2回の撮りがあるのだけれど、渋谷の本局にも「赤報隊」を名乗るメンバーから実弾入り?の郵便物が送られてきて、福岡局では爆発騒ぎもあったというニュースを聞いて、けっこう警備が厳重で中に入ることや廊下の通行が面倒くさいかもしれないと思ってしまった。それにしても今どきNHKをびびらせる目的って右寄りの人にも左寄りの人にも何かあるんだろうか?何がしたいのかようわからんグループである。
「赤報隊」は以前にも朝日新聞を襲撃したりして言論の自由を侵そうとする右翼的なグループのようだが、そもそもの語源となる「赤報隊」とは明治維新の際に官軍の先鋒隊として組織されるも、その一部が農民と連動し独自の民衆革命的な動きをした結果、官軍の本隊からニセ官軍として切り捨てられ、処刑されてしまった人びとなのだから、敢えてそれを名乗るなら本来は左翼であってしかるべきだろう。少なくとも明治維新によって実現された戦前の国家主義には異議を唱え、ルサンチマンを表明してしかるべきグループであり、大久保利通の子孫であるアソー君に爆弾をぶつけるならやることに筋も通っているが、朝日やNHKにぶつけるのは筋違いで、歴史認識を全く欠いた無知丸出しの集団というべきである。とにかくマスコミがこの手のアホにびびっては絶対にいけません。




2009年02月25日

深川丼

QPでは殻付きのアサリを酒蒸しするところから始めたが、面倒くさいので私はむき身を買って酒で煮た。いったんむき身を取りだしておき、煮汁に水を足して人参の細切り、生姜の千切り、ワケギのぶつ切りを加えて柔らかくなるまで煮て、味醂と醤油で味付けしてむき身をもどす。むき身を煮すぎて堅くしないこと。
 料理をしながらTVを点けたらWBCの壮行試合vsオーストラリア戦をやっていて、おっ、先発は松坂じゃん!と思い、さあ、食べながらゆっくり見ようとしたら、あっさり2点を先取されて、なんとわずか38球で降板してしまった(笑)。
 「別にもう日本に帰ってこんでもエエねんけど」と京都のわが妹に言われてしまったアソー君と昨日会談したオバマ大統領は、そのあと施政方針演説に臨み、それをニュースでちらっと見たら、大統領就任演説とはガラッと違ったイケイケのスピーチで、この人は空気を読んでスピーチするのが本当に巧いなあ〜と改めて感じた。米国のいわば「ものつくり」復活を鼓舞する調子は相当なハイテンションである一方、金融・投資系の人びとには相変わらず冷淡かつシビアな論調に終始していて、これじゃ株価がどんどん下がるのも無理ないよねえ〜という気がしたけれど、もしかしたら、それにも何らかの深謀遠慮があるものと思わせるところが実に巧いのである。日本が「腹芸」の国だなんて思われたのはもはや遠い過去の話であり、話の裏を読むどころか今や表の原稿すらまともに読めない政治家ばかりになっちゃいました。


コメント(1)

本当に帰ってこなくてもエエんですが、扶養料を出せとアメリカから言われても税金の無駄使いですし、アソー君が辞めて、与謝野氏が総理になっても、多分漢字の読みが間違わない(女流詩
人として名高い方の孫ですすから)程度ではないやろか?と。政治家達の人材不足の日本、それが一番恐いです。

投稿者 お : 2009年02月26日 22:57



2009年02月26日

豚肉と長芋の炒め物

 QPで見た料理。豚肉は塩胡椒と酒で下味して片栗粉をまぶしてから先に炒めて、いったん取りだしておく。その油で短冊切りした長芋炒め、豚肉を戻して塩ゆでした絹さやと椎茸(TVではキクラゲ)を加えて炒め合わせ、砂糖、酒、醤油で味付け。長芋は粘りけを出さないよう、あまり動かさずにフライパンに焼きつけるようにして色づくまで火を通すこと。
先日このブログで私が以前シアター・トップスで三島由紀夫の「近代能楽集」を演出したときの話を書いたが、そのときに主演した中村まり子さんから今日メールで、同劇場に関する本が出るらしいとのお知らせを戴いた。それにしてもここは比較的見やすい小劇場だったし、新宿の中でも非常に立地がいいと思われたのに、シアター・モリエールのほうが生き延びて、こちらが閉鎖に追い込まれた事情はゼンゼン知らないけれど、一時はよく通ったし、自分でも使っただけに、なんだかとても淋しい。要はベニサン・ピットと同じく、その時代の役割を果たし終えたので、潔く幕を引こうということなのだろうか。
淋しいといえば、歌舞伎座のあの建物が本当になくなるのかと思えば、やはりなんともえいない気分である。客席や楽屋には中学生の頃から入っていたし、仕事であの中の色んな場所に出入りもしてたから、私の人生の一部が喪失してしまうような感じは否めない。私でさえそうなんだから、私よりも年を取った役者や劇場スタッフや関係者の方々の気持ちは察するにあまりある。閉場までには、とにかくもう一度あの一幕見の階段も昇っておきたい気がする。昔はあの階段の踊り場になぜかぶら下がり健康器具が置いてあったが、あれは一体何のつもりだったんだろう?だれかに訊いてみたいと思いながら、とうとう訊きそびれてしまった。残念ながら、もはやそれに答えられる人がいらっしゃるとは思えません。




2009年02月27日

NHKの撮影終了後、三軒茶屋にもどってスラッシュの進藤さんと食事。
けさ10時にNHK入りして帰宅したのは夜の7時。いや〜〜〜〜本当に疲れました!
NHKでヘアメイク終了後、まずはスタッフ一同と四谷の於岩稲荷田宮神社に向かって制作成功祈願のお祓いをして戴くシーンを撮影。第7回目の放送で「四谷怪談」に触れるため、やはりお詣りしておいたほうがいいという判断だったのだが、いざ出かけようとしたら、雨がなんと雪に変わった!「四谷怪談」のラストシーンは雪が降るから、これは吉相と見るべきなのか?ともあれ寒さに震えながら社殿にあがらせてもらい、神社責任総代の栗岩禰宜からお祓いを受けて、色々と面白いお話を伺った。栗岩師はもともと小学校の校長先生で、田宮家十代目のお嬢様とご結婚をなさり、十一代目の宮司となられたご長男はテレビの台本作家を稼業とされて、ご次男は一級建築士、ご三男は建築会社勤務、お嬢様は法医学研究所勤務というインテリのご一家でありながら、先祖代々続いたこの神社をなんとか守ろうとされていて、お岩様に関してや「四谷怪談」の成立についても深い見識をお持ちの方で、この神社について書かれた資料をどっさり頂戴したのは大変に有り難かった。「オール読物」3月号に発表したばかりの拙作「円朝の女」をすでに読んでおられて、「ああいう文体で『四谷怪談』が成立した話を小説にしてもらえませんか」と仰言られたのはこちらとしても
光栄というべきか、京極夏彦氏や小林恭二氏にもいろいろとアドバイスをなさったようである。
しっかりお祓いをして戴いたあと、NHKに戻って昼食後にいよいよ撮影開始。スタッフの皆さんとても良い方々で、さほど緊張した雰囲気にはならなかったが、出演者私ひとりにカメラが3台が回るという状態での撮影はさすがにきついものがある。放送に使うのは1回15分程度のものだと思うのだけれど、ディレクターとしてはなるべくキャッチーでユニークな発言をビビッドに撮りたいという意欲があるから、本番中になんとかそれを引き出そうとなさるのだけれど、しゃべるほうとしてはそう適当にいい加減なこともいえないし、むしろ8回の流れの中でしっかり押さえておかなくてはいけないことをうっかりいい落とすことのほうが心配で、神経がへとへとになり、後半はさすがにテンションが保たずヨレヨレになってしまった。5時間撮られても放送部分はは30分程度だろうから、正直言って、詳しいことはテキストを読んで補ってくださいとしか申しあげようがない。
ともあれ明日もお昼から長時間の撮影で、その傍らテキストで編集部サイドが付け加えてくださった脚注や台本のナレーション部分のチェックもしなくてはならず、おまけにそれらがブログ本「今朝子の晩ご飯」part3の校正とガチンコしてるし、本当にこれだけのことを私は乗り切れるんだろうか(@@); (写真はスタジオ内で、放送では白いバックにきれいな映像が流されるそうです。ナレーターも乞ご期待)




2009年02月28日

天ザル

NHK収録後に三軒茶屋でスラッシュの進藤さんと食事。
今日はエッセイ1本を入稿し、ギリギリまでうちでテキストのゲラ校正をして、正午にNHK入り。撮影の前にヘアメイクさんと話をしていて「昨日は本当に大変だったですね〜」と同情されたが、今日は比較的撮影が短くて済んだし、今日で4回分が終わり、あと半分だ!と思うとほっとする。ただし月曜日は狭いわが家に10人以上のクルーが乗り込んでの撮影と聞いて、本当にそれだけの大人数が入れるんだろうか?とかなり心配(^^);一方で、ゲラ校正の際の確認のために資料がまたまた散乱しており、とにかく月曜日の朝までに部屋の中をきれいに片づけないとどうにもならないにもかかわらず、明日は何がなんでも乗馬に行こうとしている私であります(笑)。
ところで今日タクシーでNHKに向かう途中シアター・コクーンの前を通ったら妙に人だかりがしていて、窓から覗いたら、楽屋口でなんと野田秀樹氏がサインをしている珍しい光景を見てしまいました。