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2008年08月01日
鶏もも肉のオリーブ油焼き、茄子と油揚げの煮物
旧軽銀座の中に鶏屋さんを見つけたのでもも肉をゲット。塩胡椒とオリーブ油を揉み込んで、しばらくマリネしてから火を通した。付け野菜は前に買ったパブリカ。 TVで福田内閣改装のニュースを見ながら食事。町村官房長官の留任はちょっと意外だったが、概ね福田氏らしい、よく言えば小泉的サプライズで国民のご機嫌取りをするつもりはないとした実質本位の組閣であり、目玉?とおぼしきの女性閣僚も、中山氏の少子化担当、野田氏の消費者担当と、きわめてジェンダー的な起用に留まっている。消費税導入に積極的な与謝野氏に入閣を仰いだあたりにも、ヘンに甘いことはいいたくありません!という感じが窺えるし、谷垣、二階氏を取り込んで重厚さを増し、麻生氏を幹事長に頼んで挙党体制を打ち出したつもりなのだろう。当人としてはまずまずの組閣といったところでも、果たして国民にどれほどの訴求力があるのかは疑問だ。それにしても伊吹氏は幹事長から財務相に横滑りとは、よほどの人材と目されているのだろうか?確かに口は達者な人だと思うけれど……。
ところで今日はこの別荘の大家さんに頼まれて、急きょ地元の放送局軽井沢FMのインタビュー取材を受けることになった。まさかそんな仕事が舞い込むとは思ってもみなかったけれど、局の方がこちらにおいでになって、短時間で済んだのでさほど執筆に支障はなく、原稿をノルマ分書き終えたあとはポプラ社から送られてきた『今朝子の晩ご飯』パート2の著者ゲラを校正する。ちょうど去年の今ごろの記事から始まっていて、N賞受賞直後がいかに大変な騒動だったかを改めて読み直すと、あ〜あ、あのときに比べたら今はなんて平穏無事なんだろう!という気にもなるのだけれど、こちらが東京を留守にしている間にも、事務所のほうにはいまだにN賞後遺症といった感じの仕事がつぎつぎと舞い込んで進藤さんから毎日のように電話がかかってくるのはコワイ(-.-);ただ自分で申すのもなんですけど、『今朝子の晩ご飯』はN賞をもらった直後のパート2でも相変わらずの言いたい放題で笑えるし、登場する顔ぶれも非常に多彩で、私はこんなに沢山の人にお会いしたんだ〜!と自分でもビックリなのでした。
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直木賞受賞作を読んで以来、本屋さんで松井さんご本を探していたら、「晩御飯」と知り合いになりました。
このところ、毎日ネットと、1冊目の「晩ご飯」を読んで楽しんでいます。
今日はどんな晩ご飯かな?
それから辛口のコメントもおかずにして・・。
投稿者 横森美佐江 : 2008年08月02日 10:40
2008年08月02日
豚しゃぶサラダ
市販の胡麻ドレッシングを使ったが、信州の黒豚はやっぱりオイシ〜! レタスも新鮮でメチャ安い!
今日は朝から晴天で日射しが強くて日中はけっこう暑かったが、それでも木陰はひんやりして、涼やかな風が吹きつけてくる。放りっぱ?と思われた近所の別荘にもようやく主があらわれたかと見え、銀座通りは大勢の人出で賑わい、別荘族も、自転車族も、いっきに急増した感じで、人口1万8千人(きのう地元の放送局の人から聞いた)が倍以上にはなっているに違いない軽井沢である。いつも散歩している別荘の脇道(私道?)を通ったら獣の足跡があって、犬にしてはちょっとでかいので、まさか熊???ときどき近所でも熊よけの鈴を持って歩いてらっしゃる上品なご夫人を見かけるとはいえ、いくらなんでも旧軽のど真ん中に夏場は出ないでしょう!と思いながらもついケータイで激写してしまいました(笑)。
それにしてもこのご近所は相当大きな別荘が多くて、不動産屋さんの話だと敷地は千平米以下に分譲しないのだそうである。なので森の中にぽつんと一軒家がある感じで、散歩をしていてもまず誰にも出会わないし、道に迷ったらヘンゼルとグレーテルみたいな気分になってしまうのである。かくして日本の「格差社会」は何も今に始まったわけではないことをしみじみ痛感させられているのだけれど、晩ご飯を食べながらTVで今度の内閣改造はどうやら衆議院解散の前触れらしいとする報道番組を見ていて、今度の選挙はきっと共産党が躍進するだろうなあと思ってしまった。「蟹工船」ブームでもわかるように、若年層が急激に左傾化していて、若い党員が9千人?近くも増えたというニュースは前に見たが、同党は次の選挙では全選挙区に候補を擁立するというこれまでの無謀な戦略を見直し、候補擁立を半減させるとかで、どうやらホンキで「勝ち」に来ているらしいのが今日の番組でわかったのである。
いっぽう自らの手で解散を狙っているらしい福田氏は果たして勝てるつもりなんだろうか?今度の内閣は小泉や安倍のときほど趣味ワルでなく現時点ではまあまあの顔ぶれと見えなくもないが、どうも堅すぎて景気がよくなりそうな感じがちっともしない。着実に、安全にと連呼すればするほど人間は今がひどい状態であることを自覚して、ますます不安になってしまうという深層心理をご存じないのだろうか。蕪を持って「あがれ〜」とか言えるノーテンキな人のほうが景気がよくなることもあって、そこはあくまで「気」の問題なのだ。福田氏はお父さんほどの貧乏神顔ではないにしても、どうも景気がよさそうにはならない顔だし、与謝野氏も同断。従ってご本人が思うほどに世の中のムードが明るくなって選挙戦に突入てなわけにはいかないような気がするのですが……。
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いつも今日の晩御飯は?と楽しみにしつつ参考にさせてもらってます。
ところで新聞を開けば腹の立つことばかりで、この状況ではもはや共産党が議席を増やす以外に変化は期待できないのではと思っています。
日頃国会中継など見ている余裕もないのですが、再生回数が多いと話題になっていた2月8日の志位さんの国会での発言をYou Tubeで見て感動してしまいました。
投稿者 みづほ : 2008年08月03日 06:54
2008年08月03日
天ざる
日曜恒例の乗馬とあって、けさは貸切り状態のバスで先週行ったのと同じ雄大な浅間山をバックにしたクラブへ。とても日射しが強くてAM9時台のレッスンからもう暑い!にもかかわらず、根性を出して2鞍騎乗した。今日はマンツーマンでなくて助かったと思ったら大間違い。1鞍目は重めのサラブレッドに騎乗して、かなりデキル人とふたりのレッスンで、輪乗りやら巻き乗りをさんざさせられてヘトヘトに。2鞍目もふたりのレッスンで、今度はイケイケの中間種に騎乗し、こいつが焦り屋だったから、速歩で遅れそうになっていきなり駈歩を始めちゃったので危うく落馬しそうになるのを辛うじてこらえた。とにかく広い馬場で、レッスンは多くてふたりという感じだし、馬全体が速歩からして相当ハイペースに仕上がっていて、一緒のレッスンの人は落馬するし、隣の馬場でも落馬した人が出て、こっちは冷や汗もんでした。一緒のレッスンの人が落馬していろいろある間、私は速歩でずっとぐるぐる回っていて、ふだんそれほど止まらずに長く走らされることはほとんどないので最後は息切れ状態に。
クラブハウスにさりげなく飾ってある賞状や新聞記事を見たら、指導してくださってるインストラクターは国体の馬場馬術で優勝したり、80キロのエンデュランス初参加で初優勝という快挙を成し遂げている女性だとわかって、いや〜、ワタシ来るとこ間違えました(^^);てな感じなのだけれど、ご主人ともども穏やかなお人柄で、とてもやさしくアドバイスしてくださるので、頑張って通うことにしたのでした。ちなみにご主人のほうはオリンピック馬術競技指導員の認定書が飾ってありました。
午前中にレッスンが終わるので今日はそのあと小諸に行って有名なお城を見よう思っていたが、天気予報だと長野県全域の気温がが35度の予想だったので、バスの通り道にある白糸の滝に立ち寄って涼んで帰ることに変更。千曲川の源流であるこの滝の茶屋では鹿肉を使った鹿饅頭が名物で、ちょっと食べてみたかったけれど、乗「馬」して「鹿」饅頭はどうも……でした(笑)。皆さまには写真でここの冷気をお届けしま〜すなんて、東京に帰ったらド突かれそうである(笑)。
白糸の滝からそのまま軽井沢駅までバスに乗り、8/8にいったん帰京するための新幹線チケットをゲットして、駅の近くの蕎麦屋で超早めの晩ご飯にした。ところで今日はバスの運転手さんがさかんに暑いねえを連発してたし、私自身も下界はやや暑い感じがしたのだけれど、それでも午後3時の時点で駅の表示板を見たら気温は27度!果たして私は東京に帰れるのでしょうか(-.-);
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暑くて27度ですか、今日の大阪は35度、豊岡は37度。沖縄よりも何処よりも日本で一番暑いのが豊岡、沖縄は確か33度でした。京都も大阪より暑い日が多いですし、関西の夏は過ごし難くなりました。霧ヶ峰、上田、小諸そして白糸の滝何処も夜は大蒲団着て寝すみました。懐かしい、毎年長野に行っていた頃が。
しかし、今年はクーラーを29度に設定してもとても涼しく感じます、関西人は体が亜熱帯気候にシフトされてきたのでしょうか?
松井様は長野の気候にシフトされていて東京ですか・・・大変ですね、笑い。
投稿者 お : 2008年08月03日 22:10
2008年08月04日
海老カツ、野菜コロッケ、サラダ
日中ちょっと暑いなあと思ったら案のじょう午後からゴロゴロ始まって土砂降りに。マツヤまで買い出しには出かけられず、夕方降り止んでから銀座通りの浅野屋に行って揚げ物と豆サラダをゲット。買い置きのレタスやトマト等併せて大型のサラダにした。
買い物がてら近所を散歩してたら写真の看板を見つけて、ちょっといや〜な気持ちに(^^);山口さんに会社の寮があるという話を聞いてはいたが、まさかこんなにご近所とは思わなかった。次の引っ越し先との中間の位置にあるので、まあ、知ってる人が来ることもあるまいけれど、なるべく近づかないよう注意しないといけない。それにしても厚かましいくらい素晴らしいロケーションを占めているのは同社の過去の栄光を物語るものでしょうか(笑)。で、ちょうどこの看板の前を通りかかったら、町内放送がけたたましく鳴り響いて、長野気象台から大雨洪水警報が出たので土砂崩れに注意してくださいとの連呼があった。今これを書いていたらまたしても凄まじい土砂降りが始まった。ここは土砂崩れの心配がなさそうな土地だからいいようなもんの、場所によっては怖いかも。こちらでは時々こんなムチャククチャな降り方があるのか、それとも一連の気象異常なのかは不明。
ところで昨日は早朝に乗馬して、夜は「芸能花舞台」で吾妻徳弥と壱太郎の踊りを見たあとご本人とケータイで話したりなんかして就寝がけっこう遅かったのだけれど、けさは5時台に目覚めて快調に仕事ができたし、少しも躰が疲れたという感じがしない。日曜丸1日執筆を休むと、月曜はびっくりするくらい躰がラクになり、そこから日に日に辛くなって金曜、土曜あたりはもう生きてるのもしんどい状態になる。乗馬はけっこう躰をハードに使うのに、小説を執筆するより躰がラクなのはどうしてなんだろう。それくらい私の躰にとって小説を書くのは辛いことなんだろうか?要は向いてなかったりして(-.-);
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こんにちは。ポプラ社の文庫本読みました。
少し前の記事になりますが、ゾウガメのジョージの血を引くと見られるタマゴが9個見つかったとか。
3個は人口孵化を試みるそうですね。
楽しみのようでもあり、不安でもありますね。
投稿者 sacra : 2008年08月05日 15:20
その朗報は全く知りませんでした!そうか、ジョージもやっとデキたんだ……。独身時代が長く続いたせいで、せっかくメスをそばに置いても見向きもしなかったという話を聞いて、子作りは無理だと思ってましたけど。年齢はまだ80歳という若さ(?)だから、これからどんどん子どもができそうです。やっぱり動物は長生きしたもん勝ちでしょうかね(笑)。
投稿者 今朝子 : 2008年08月06日 00:16
2008年08月05日
すき焼き風肉豆腐、トマトとレタスのサラダ
信州産の黒豚も美味しいけど、牛肉も捨てたもんじゃありません。
今日は昨日に引き続き午後から豪雨になるのを恐れて、正午にマツヤへ買い出しに行ったのに、意外や雨は降らずにずっと曇りっぱなしで、穏やかな涼しい1日だったが、夜TVのニュースを見たら東京の天変地異的映像が映ったので怖くなってしまった。マンホールの増水で流される事故が起きたなんて!自然の凶暴さが増してまさに「デイ・アフター・トウモロー」は近いという感じである。
ところで軽井沢は英国人宣教師が発見したといってもいいような別荘地だから湿度は低いのかと思いきや、これが意外と高めなのである。着いた初日は霧がとても深くて、軽井沢らしい天気だとジモチーの星野さんに教わった。その後も雨が多いし、本格的に降らない日でも霧雨がよく降る。かくして地面のみならず鬱蒼とした木々の樹皮もほとんどが苔蒸した状態だ(写真)。
これまた意外だったのは水が硬くなくきわめて軟らかい水だということ。水の硬軟はお風呂に入るとよくわかる。たまに京都に帰るとお風呂に入ったときに水が軟らかいのでビックリする。スラッシュの進藤さんの秋田のご実家に伺ったときも、やはりお風呂の水がとても軟らかく感じられた。軟らかい水はたぶん酒造りに適しているのだろうから、軽井沢の銘酒があってもいいのに、なぜ酒造会社がここに目をつけないんだろう。山崎よりいいんじゃない?と、サントリーの久保田クンにでも一度話してみたいもんである。あと別荘地の間道がまるで街道みたいだし、敷地の中は大名屋敷の庭さながらで、時代劇の撮影にもってこいだと思うが、きっと撮影許可はおりないんでしょうね(笑)。
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テニスコート前の小林酒店は玉子、信濃牛乳、信州のお酒、ハードリカー各種、調味料や缶詰類など食料品と生活雑貨を整えている、旧道らしい昔ながらの店です。隣りの中山農園も基礎的野菜を多少。ここから出た時目に見える風景ーーユニオンチャーチの木立とテニスコートーーは、40年前と変わらない景色です。愛宕にいらしたら、お忙しい中、この実直な土地の店2軒はお役に立つかも知れません。私の好きなお店です。
投稿者 ウーピー : 2008年08月06日 16:57
こんにちは。
軽井沢って湿度高めなんですね!意外です。
京都が湿度高めなのは言わずもがなですが、千葉も湿度が高く、しかも少し涼しめなので洗濯物が乾きにくいです。(夏は大丈夫ですが。)
北海道は低湿みたいですよね。
ですのでなんとなく同じ様なイメージ、かつ著名な方々が軽井沢に別荘をお持ちになっている、という点からきっと湿度も低くて過ごしやすいんでしょうと私も思っていました。
他の別荘地はどうなんでしょうね・・・。
投稿者 ruru : 2008年08月07日 17:18
2008年08月06日
キーマカレー、茄子と油揚げの煮物、冷や奴
カレーは市販のレトルトパック。8/8に一度帰京するので今晩は冷蔵庫のお片付けメニューである。
北京オリンピックの皮切り女子サッカー初戦を見ながら食事。ウーン、幸先よくを期待されて硬さが出たのだろうか?なでしこジャパン。いいシュートを放ちながらも決められずに2点先制され、一時はどうなることかと思われたが、なんとか引き分けに持ち込んだのはまだしもだった。
ところで昨夜は就寝時間に凄まじい雷雨となった。私は京都の祇園育ちで、祇園は東山の麓だから山に近い場所の雷がどんなに恐ろしいものかを知っているが、それでも昨夜はビックリ!近所に落雷したのだろう、突如ドーンという地震のような衝撃を受けた。その後もあちこちに落雷があるので怖くてしばらく寝られませんでした(-.-);
今宵もまた雷雨だったらどうしようと恐れていたが、幸いさっき外に出たらきれいな星空見えた。こちらに来て星空を見たのはなんと初めてである!それにしても軽井沢に来て早や半月、すっかり馴染んでしまって、明後日東京に戻ったらすぐまたこちらに帰ってきたくなりそうである。特に今いるところがとても便利で快適な空間だから離れがたい気がするのだけれど、8日からすでに先約があるので明け渡さなくてはならない。というので8日に帰京するのであって、何も北京オリンピックの開会式を自宅のテレビで見たいからではありません(笑)。次の場所は10日以降の入居になっているので、帰京した際には新聞の取材を受けたり、芝居を見たり、整体治療や美容院に行ったりしながらエッセイを3本まとめて入稿するという結構ハードなスケジュールです。
今の貸別荘はとても大家さんによくして戴いたが、最初に入ってまず目を奪われたのはソファーに置いてあるカメ柄のクッションだった。まさか私のカメ好きをご存知?だったわけではなくて、大家さんの趣味がハワイアンだったのである。ウクレレやスチールギターは玄人はだし、本場ハワイのワイキキでストリートミュージシャンまでしたという凝りようの大家さんは個人的にハワイの雑貨や食品の輸入も手がけられていて、先日軽井沢FMの取材で私のカメ好きがおわかりになったので、今日はなんと写真の宝石箱をプレゼントしてくださったのであります(^^)/
2008年08月07日
茄子のスパゲティ、トマトとレタスのサラダ、ジャガイモの千切り炒め
今晩も引き続いて冷蔵庫お片付けメニューである。これで生ものはきれいに食べ尽くしました。
いよいよ明日でこの家ともお別れかと思うとお名残惜しい。本当に快適な仕事場だった。できるだけ自宅と同じように過ごそうと思っていた当初の予定通り、私は結局2度星野さんにご馳走になったほかはいっさい外食せずに自炊で通したし、仕事を休んだのは日曜だけで、それも例のごとく乗馬に充てたし、食料品を買いに行くときにお散歩しまくるのも全く一緒である。ただしこちらは三茶よりも散歩道の景色がはるかによかったのは確かである。記念に今日のブログにはこの家から一番近い場所の風景写真を載せる。
ところでこちらの食料品はとても足が早いのにはいささか驚いてしまった。マツヤで買った牛乳は3日でアウト、浅野屋の食パンも3日でカビが生えた。牛乳はとても美味しい現地の低温殺菌のをゲットしたのだが、賞味期限と同時にアウトで、悪臭を発したり酸っぱくはならないもののドロっとした状態になる。東京のスーパーでも低温殺菌のを買うようにしているのだけれど、こんなに足が早かったということはないので、考えてみればホントの低温殺菌だったのかどうだか怪しいもんである。
早く腐ったり、カビが生えたりするのは実はとてもいいことで、私が子どもの頃は食べ物はみんなそうしたもんだったのに、パンやお餅にカビがはえなくなって久しい。今の若い方はそれが当たり前ののように思ってらっしゃるだろうが、ホントは山ほど防腐剤を食べさせられているのである。こちらに来て改めて食品問題について考えさせられた次第。
明日は夕方4時に東京駅で毎日新聞の取材を受ける予定が入っていて、この家は午前中に出なくてはならないので時間つぶしに早朝から乗馬に行くことにした。で、新聞の取材を受けたあとは整体治療に行って、その後スラッシュの事務所でいろいろと仕事の打ち合わせをして、晩ご飯して、なんとかオリンピックの開会式も見ようというムチャクチャ盛りだくさんな予定を組んでおります(^^);果たして東京の暑さに耐えられるのでしょうか?
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暑さには気合でございますよ、気合(^o^)
日本一暑い豊岡市で壱太郎さんは女千歳を汗も見せずに舞っておられましたし、お家元は客席以外はエアコンの無い、もうクソ暑い(ごめん遊ばせ、下品で)廊下や楽屋で涼しげに絽のお召し物を着て客席の様子を窺っておられました。
客席もほぼ満杯ですし、風通しが良いと申しますか、冷気が逃げやすい建物ですから、どうにか凌げる程度の気温でした。
そこで役者さん達は金襴錦の衣装を重ね着して踊るのですから、あれは気合だけで頑張っておられるのだと思いました。
壱太郎さんも今ごろは「自分を褒めて上げたい」と思っておられる事でしょう。
投稿者 お : 2008年08月07日 22:14
2008年08月09日
豚バラ肉の煮込み、シラスのパスタ、野菜マリネほか
8/8は朝から乗馬をして帰郷し、東京駅近くのフォーシーズンHで毎日新聞編集員の西氏の取材をお受けしたあと代々木のG整体院へ。そのあとスラッシュの進藤さん守部さんと三軒茶屋の「イルキアッソ」で食事し、事務所で留守中に寄せられた仕事の報告と郵便物を受け取り、50万アクセス突破記念プレゼントで差しあげる文庫本にサインをして、なんとかオリンピック開会式を見ることが出来ました(^^)/
西洋文化と一線を画する東洋の美意識を堂々と主張した、さすが大国ならではのスペクタクル絵巻は圧巻の一語であります。そして決め手はやっぱり映画でもお得意のワイヤー仕掛けだったよね(笑)という意見で進藤さんと一致したのでした。
ところで各社の編集者から東京は物凄く暑いというメールを何通も頂戴して、どんなに凄いのかと怯えながら帰ってきたわりには、なんだ、思ったほどでもないじゃん、というのが正直な気持ちである。今日の日中は軽井沢も相当に蒸し暑かったし、今私は三茶の家で冷房を入れなくても平気で過ごしていられる。それよりも電車や建物の中の冷房が強すぎて躰が悪くなりそうだった。東京は京都とちがって風もあるのだから、一度みんなで冷房を止めてみたら確実に涼しい街になるだろうに、近ごろの東京都民はちょっとこらえ性がなさ過ぎるのではないでしょうか。
2008年08月09日
鰯の梅煮、大根のそぼろ煮、イカと海老とセロリの炒め物、春雨サラダ
美容院の帰りに近所の総菜屋でゲット。食事しながらTVを点けたらちょうど女子柔道を実況していて、いやに暗い顔をしていた谷亮子が慎重に行きすぎて案のじょう敗退してしまった。銅メダルを1本で決めたのはまだしもである。
今日の東京は思ったより涼しくて、別にクーラーを点けなくても、エッセイ2本はなんとか仕上げることができた。これで暑いなんていったら関西人に怒られまっせというような気温であるが、美容師さんと話していて、やっぱり今年の東京は電車や建物の中の冷房が異常に効き過ぎているように感じるのは、私の気のせいではないということが判明した。「省エネとか省ビズとか言ってたの、アレ一体どうなちゃったんでしょうねえ」と彼女もいたく不思議がっていて、何か上着を持っていないと電車に怖くて乗れないという。思うに7月の初旬から暑かったために、ずっと冷房漬けで躰が麻痺し、ヤク中なんかと一緒でだんだん強くしないと効いてる気のしない人が多いんじゃなかろうか。彼女はダイビングが趣味で、休みには世界中の熱いところに行って海に潜っているひとなのだけれど、「東京はたしか一昨年あたりからもう亜熱帯になっちゃったって聞きましたよ。日本全体はまだ温帯に留まってるけど、都市としてみたら東京は数字的に亜熱帯なんですって」と妙に嬉しそうに仰言る。「東京が亜熱帯ならやっぱり大阪とか京都とかも亜熱帯なんですよね」と重ねて仰言ったので「あっちはもう熱帯なんじゃない」と私はお答えしたのであった(-.-);
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大阪や京都は亜熱帯を越えて熱帯になりましたか(゚o゚)ゲッ!!
暑さなれでっしゃろか、なんやしらん去年辺りから熱帯の大阪で着物の方年々増えてまっせ。これからは中近東でも着物着て出かける事ができるかも分りまへんなあ。そう言えば、ホンマニ暑い国では肌出さへん衣装が民族衣装ですよってに、日本の民族衣装の着物は元々が熱帯向きにできてまんねんなぁ
投稿者 お : 2008年08月10日 22:18
京都人です。今日の午後、うちの近所の橋の畔に設置されているデジタル温度計が40度を示していました。華氏と違います。℃です。横断歩道を横切ると熱風が吹きます。でも、これは珍しいことではありません。京都はとっくに熱帯…そうかもしれません。今年の京都の夏は、ことのほか厳しいです。
投稿者 無名人 : 2008年08月10日 23:36
2008年08月11日
ひつまぶし、葱鮪の筏焼きほか
歌舞伎座8月公演第3部を見た帰りに近くの「舌呑」で食事。本公演のお目当てはなんといっても野田秀樹の新作「愛陀姫」で、ベルディの歌劇「アイーダ」をモチーフにしてどんな遊び方を見せてくれるのかと楽しみにしていたが、ふたを開けてみたら意外と原作のストーリーをほぼそのまんま踏襲したまともな翻案劇だった。愛陀(アイーダ)が七之助で恋人の木村駄目助左衛門(ラダメス)が橋之助、愛陀の恋敵濃姫(アムネリス)が勘三郎、愛陀の父織田信秀(アモナズロ)が三津五郎という陣容で、いつものようなコトバ遊びのくすぐりも抑えられており、原作からかなり逸脱して笑いを取るのは福助と扇雀が扮する細木数子と江原啓之を諷した祈祷師くらいで、これも福助のキレ方が相変わらずおかしいという程度。唯一私が爆笑したのは例の有名な凱旋シーンに登場する象のバルーンのバカバカしさくらいだった。野田や串田和美の演出にありがちなチャチなセンスというものが歌舞伎には実にマッチするのであって、今回はやはりこの象バルーンの登場が白眉である。
「アイーダ」のストーリー自体は歌舞伎の古典物にも通じる悲劇だとはいえ、今回のようにアリアをそのままセリフに仕立てたかたちだと、これをどうしても歌舞伎で見なくてはならないものだという気がしなくて、私なんかはオペラで見たほうがはるかに楽しめる。京劇は歌で勝負するという点でオペラに近いけれど、歌舞伎のアリアはふつう所作事つまり舞踊で表現されるものだけに、ストレートに翻案するにしてもそこに何らかの工夫がほしかったところだ。ベルディの楽曲を邦楽の楽器で演奏する点にも大いに興味が持たれたのだけれど、やはり有名なトランペットを始め洋楽器の力を全く借りないわけにはいかず、むしろそちらのほうが耳について、邦楽のパワーのなさが露呈した感じである。ラストシーンに流れる曲はこれ「アイーダ」だっけ?マーラーじゃない?ってな風に聞こえたのは私の耳の錯覚でしょうか。
もう1本の演目は勘太郎の「紅葉狩」で、出の佇まいがあまりにも悪いのでどうなることかと心配されたが、踊りはそこそこしっかりこなしてほっとさせた。女形の役はじっとしているときの佇まいが肝腎なので、その点はまだ今後の成長を待ちたいものの、現段階でまずは及第点の仕上がりといえそうだ。
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シュークルート、カナディアンベーコン
チャチなセンス・・・。ふーっ。
とりあえず勘太郎に及第点をくださったから、観に行くのが楽しみです。
投稿者 masque : 2008年08月12日 21:50
2008年08月11日
チキンカレー、蟹サラダ
カレーはお中元でもらったオークラの缶詰、蟹缶はお歳暮でもらたったのを自宅から配送したもの。男子水泳の録画を見ながら食事。北島康介世界新2連覇おめでとう!
どうやら私が一旦帰宅したとたんに東京は涼しくなったという話を何人かの編集者から聞いて、やっぱり日頃の精進がいいからだわ(^.^)/と思われたが、ひょっとして今日あたりまた暑さがぶり返しているのだろうか?軽井沢駅に出迎えられた不動産屋さんの女性は「今日からまた軽井沢も暑くなってきまして」と仰言ったけれど、駅の気温表示は24度!その女性が「ここは暑さ知らずですから」と案内してくださった今度の別荘に到着したときは、窓が閉まっているのに半袖だと肌寒いくらいだった。山中の古い温泉宿に泊まったらお客さんは私ひとりで、従業員の人たちも帰っちゃったという雰囲気である。その昔、私はホントにそういう経験があって、春先に訪れた能登半島の旅館で、女中さんが布団を敷いたあと、「では、私たちは麓の家に帰りますので、ここはお一人になりますが、あとはどうぞよろしく」と言われて唖然としたのだった。
とにかくめちゃめちゃ静かで、シーンという音が聞こえそうである。蝉はジーっと地味に鳴いてるのがいるくらいで、三軒茶屋であんなにうるさく鳴いてたミンミンも前の別荘ではよく聞こえたカナカナもまったくいないようだ。蝉の生態分布というものを改めて考えてしまいそうである。かなり山の上なので、一度買い物に降りたらさすがの私も帰りの急坂ですっかり参ってしまい、こうなるともう自主的にカンヅメ仕事をしてるしかないという感じであります(笑)。
2008年08月12日
ボイルドソーセージ&ポーチドエッグ&ズッキーニのソテー、トマトとレタスのサラダ
朝食みたいな晩ご飯だが、素材がいいのでこういうシンプルな調理でもOK。食事しながらTVを見て、女子マラソンで最有力視されていた野口みずきが肉離れでついに欠場を決めたというニュースを知る。
けさは長袖をあまり持ってこなかったのが後悔されるほどで、この別荘は不動産屋さんが言われた通り、やはり旧軽の下界よりも気温が1,2度低いようである。おまけに信じられないくらいの静けさで、蝉の鳴き声もあまり聞こえず、種類の違った鳥たちの奏でるメロディラインがはっきりとわかるから、麻布大学の鳥類研究会に所属している人が遊びに来てくれたらいろいろ訊けてウレシイかもしれません(笑)。
不動産屋さんの話だと下界は例年に増さる人出の多さで、旧軽銀座や新軽のアウトレット街は異常な混み方だからクルマが全く動かせないという。「お盆の時期はただでさえ込むんですが、今年は特に色んなテレビの番組で取り上げられたみたいで、うんざりするほど人が多いんですよ」との話を聞いて、ああ、それはきっと「賑わし神」の私が来ちゃったからなんですよ、とは言えませんでした(笑)。
ともあれ夕方のお散歩も人出の多い旧軽銀座方面は避けて、比較的近所の旧三笠ホテル(写真)に足を伸ばした。明治期に建設された軽井沢の鹿鳴館といった感じの建物で重文に指定されている。それにしてもこの別荘から下の大通り(写真)までは凄まじい急峻で、登るも大変だけれど下るのもスキーのボーゲン風に蛇行しないと怖くて歩けない。一度往復すれば汗びっしょりヘトヘトになるし、テレビの映りもさすがに悪くてそんに見てられないので、とにかく原稿書くか本読むかしかないっしょ!というところでありますが、今日は食後に女子サッカーの試合を見て、瀬戸際のなでしこジャパンが格上のノルウェーに圧勝し、決勝進出を果たしたのでアッパレ三唱(^.^)/男子にもぜひ見習ってほしいと言いたいような素晴らしい決定力である。5対1という思いもよらない大差でノルウェーが惨敗を喫したのは中国の気温があまりにも高かったせいでしょうか。
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軽井沢の北住です。その節はお忙しい中、FM軽井沢のインタビューに出演して頂きありがとう御座いました。その時の写真をお送りしたいのですが、頂いたメールアドレスがエラーになりお送り出来ません。時間が空いた時に私宛にもう一度メールアドレスをお送り頂きたいと思います。宜しくお願い致します。
投稿者 北住健児 : 2008年08月13日 19:41
2008年08月13日
レタスとアンチョビのパスタ、フライド・エッグ&ソーセージ、ビシソワーズ
昨晩と代わり映えのしない材料で作った献立である。ビシソワーズはお中元でもらった缶詰。
きょうは珍しく家から一歩も出なかった。仕事がようやく一段落したあたりで空が暗くなり、ゴロゴロが始まって、下界のほうで何やら町内警報のようなものが聞こえたので、さすがにお散歩は中止せざるを得なかったのだ。ところが今の時点(午後8時)ではまだ雨も降らず、遠雷に留まっているから、ひょっとして先日のような夜中の雷雨になったら怖いぞ〜なのです。遠雷でも山で聞くと凄みがあるし、ましてや落雷なんてことになったら大変なので、昼間もしばらくのあいだパソコンのコンセントは抜いてました。天気予報では今日から3日間荒れ模様なので、明日は早い目にお買い物を済ませないと飢え死にしてしまいます。
ところで私が通っている乗馬クラブは北軽井沢にあって、旧軽・新軽・中軽・南軽はお互い比較的近場だけれど、北軽だけは遠く離れて山を越えたところになり、長野県ではなく群馬県に属している。バスで山越えするときに文字通り「県境」という名の停留所を通るのだが、乗馬クラブの人の話だと、そこは上昇気流が非常に集まりやすい場所で、日本一の雷の発生地として知られているんだそうである。そんなこと知らなきゃよかった……と思う私であります(- -);
2008年08月14日
豚しゃぶサラダ
昨夜は星野ジャパン初戦敗退を見たあとすぐに床に就き、今朝は6時から仕事を開始して、昼過ぎに一段落ついたところで買い物に出かけた。不動産屋さんの女性が聞いたらきっと「ウソでしょう!」と叫ぶに違いないスーパーマツヤまで1時間近く歩いて3日間の朝昼晩ごはんの材料をゲット。帰りは勿論タクシーを呼ぶはめになり、旧軽一帯の道路が非常に込んでるのを往きに見ていたので心配したが、さすがに地元の運転手さんはスイスイと裏道を通って難なく帰り着いたのだった。タクシーが通る裏道は全部これまで私が歩いた道なので、今どこら辺を走っているのかすぐにわかったのがわれながらスゴイ!と思ってしまう。往きは自転車に乗った観光客に「六本辻へは(この道を)どっちに行ったらいいですか?」と訊かれてすぐに答えてあげたし、もう何でも訊いてください!と言いたい感じであります(笑)。
わざとお昼に出かけたのは必ず夕立が来ると踏んだためで、一昨日も昨日も夜は土砂降りになったし、およそ1週間のうち全く雨の降らない日は2,3日あるかないかのような気がする。とにかく激しい夕立がよくあるから、こちらで観光する方は早寝早起きに越したことはない。そんなわけで私も現在サマータイム実施中である。それにしても雨が多いからこれほど森林が豊かに育ち、森林が豊かだからこそ空気が浄化されているので、そのことを日本人は本当にもっと感謝していいのだろうと、私は中国に旅行して以来思うようになった。北京近郊の山は禿げ山が多くて、近年になって植林された若木がしょぼしょぼ生えてる程度で、秦の時代から行われていた煉瓦作りのために山の木はほとんど無くなってしまったのだと現地のガイドさんから聞いて、中国の文化から多くのものを頂戴した日本人が煉瓦はパスした選択は実に正しかったとも思えたのである。
ところで今夜もオリンピック放送を見ながら食事をしたが、NHKも民放も同じ種目の同じシーンばかり繰り返し放送するのは電波の無駄遣いもいいところだ。一体、この時期の北京では柔道か水泳か体操しかやってないわけでもないだろうに、日本人がメダルにからむ種目しか放送してないんじゃないの?といった感じになるのは困ったもんである。これだと世界にはもっと色んなスポーツがあるというのを子どもたちは知りようがないのではなかろうか。私たちの子どもの頃はこんな偏った放送ではなかったから、世界の色んな種目のスター選手に注目もできたので、オリンピックは世界を知るひとつのいい機会でもあったのだけれど。最近の若い人は内向きで心配だと嘆く前に、NHKよ、せめて自分とこの放送くらいなんとかせんかい!と言いたい。
なお下の写真は旧軽銀座の今日の模様で、写真だとさほどには見えませんが相当混雑してましたし、クルマは数珠つなぎ状態です。タクシー運転手さんの話では中軽辺はもっとクルマが込んでて全く動けないらしく、今年は今日から17日までが混雑のピークだろうとのことです。以上、観光を予定されている方のための軽井沢情報でした(^ ^)
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キューカル、の人手を思い出しました。
我が家は一昨年、初めて軽井沢に行き、駐車場探しに苦労しました。
昨年、『吉原手引草』を拝読しました。結末は読み始めてしばらくしてから予想した通りになり、正直、少し残念でしたが、吉原の世界が微に入り細にうがち、でして、リアリティにおののきました。こうした重厚な作品が若い世代からも、どしどし出てくれば、私のような本好きにはもう、たまりません。
さて、
私は自身のブログを運営しておりまして、
http://ameblo.jp/benseishukushukuyoruyomu/page-1.html
松井さんの作品を紹介するに当たり、
『今朝子の晩ごはん』
にサーフできるようにしたいとおもい、メールをしました。
投稿者 古河しゅんたろう : 2008年08月15日 21:30
キューカル、の人手を思い出しました。
私は一昨年、初めて軽井沢に行き、駐車場探しに苦労しました。やはり、電車で行くべきでした…。
昨年、『吉原手引草』を拝読しました。読み始めてしばらくしてから結末が予想した通りになり、正直、少し残念でしたが、吉原の世界が微に入り細にうがち、でして、リアリティにおののきました。こうした重厚な作品が若い世代からも、どしどし出てくれば、私のような本好きにはもう、たまりません。今後も骨太の作品をお待ちしております。
投稿者 古河しゅんたろう : 2008年08月15日 21:32
2008年08月15日
肉じゃが、オカヒジキとキュウリの酢の物、冷や奴
今日は珍しく丸1日晴れの予報だったので朝洗濯をしたら、やっぱり凄い夕立になって慌てて取り込むはめになった。もちろん外には出られず、いったん降り止んで青空が見えたと思ったのに、今また雷鳴と雨音が激しくなっている。山で夜に稲光を見るのは相当コワイのだけれど、この別荘はおまけにベランダ側が全面ガラス張りになっていて外が丸見えなのである(- -);雨戸を閉めようと思ったら1枚しか見つからないし、外に出て探すのもコワイのでなるべく外を見ないようにしている。もっとも今はまだ遠雷で、それもしだいに少なくなって雨音のほうが大きく聞こえているからいいようなもんの、天気予報だと明日は台風のせいで全国的に荒れ模様ということなので、こないだのような落雷が心配されます。それにしてもホントに昨日3日分の食料品を買い込んどいてよかったのでした。
ところで、なでしこジャパンBEST4進出おめでとう!素人目で見ても男子よりアグレッシブで思い切りのいいプレーをしていて、スカッとするので応援してます。プレーもそうだが、顔も男子よりクレバーな選手が多い感じがするのは気のせいでしょうか。
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夕立が懐かしい、関西近辺、滋賀、兵庫県、奈良、和歌山辺りは何処かで大雨が降っていますが、泉州地区では今年ほど雨の降らない年は記憶に無い!ような気がします。
滋賀から日本海側で災害の出るほどの大雨が地域限定で降りますので、今のところ水不足にはなりませんが、もう何日強烈な日照が続いている事やら、当然毎日猛暑の日々を送っています。
北京でオリンピックの開催式に雨が降らないように、事前に雨を降らす為に多くの爆弾を打ち込んでましたが、まさかあの爆弾の打ち上げが泉州日照りと関係があるのでは??なんて疑心暗鬼になっております(-_-)
投稿者 お : 2008年08月15日 21:57
今朝子さま
体調が良かったら一度軽井沢へ遊びにお尋ねしようかと思って
いたのですが、もう少し様子見することにしました。
TVでも軽井沢の人での多さは放映されており、一方写真で
拝見した現在のお住まいはあまりに閑静そうで。。。
しかもこの雷の多さにして一方の壁が全部ガラス戸なんて
怖すぎです。。。
オリンピックも結局期待した放映はBS以外ではなく残念。
クラブのメンバーがBS収録を試みるようですのでうまく
録画できたら借りられるかもしれませんよ。
それでは、別荘からの無事のご帰還をお待ちしております。
お仕事がんばってくださいね!(^^)
投稿者 モイラ : 2008年08月15日 22:20
2008年08月16日
鰺の干物、平茸のソテー、茄子と油揚げの煮物、黒胡麻豆腐、オカヒジキとキュウリの酢の物
マツヤには信州産の茸がいろいろあったが、非常にお買い得だったのが平茸で、食べても美味しい。
けさは軽井沢らしい朝靄が漂うなか、私が起きて真っ先にしたことは雨戸の捜索でした(笑)。お昼には不動産屋さんの女性から連絡があって、この別荘のオーナーが昨日のブログを見て心配をなさり、わざわざ電話をかけてこられた由を伺って恐縮してしまった。無事に見つかりましたのでご安心ください。幸いまださほど近い雷もなくて、毎日とても快適に過しておりますm(_ _)m
今日も午後はきっと土砂降りになるだろうと思い、二日連続家から出ないのは嫌なので、午前中にまずエッセイを1本書き上げてから散歩に出た。ここは山の中腹なので登るか下るかしかないのであるが、下りは前にも書いたように大変な急峻だし、たまたま上品な老婦人がお孫さんたち?に手を引かれてゆっくり登っていかれるのを見てあとをついていくことにした。が、いざ登り始めたらやはり相当な急斜面で、あのお年でよくぞこんな坂道が登れるもんだと感心しながら途中ですれ違い、丁寧なご挨拶を受けて先に行くと、下のほうから声がかかって「ああ、もう私は91にもなりますもので、とてもお稲荷さんには参れません。どうぞ代わりにお参りくださいな」とのことにビックリ。ええっ、なにそれ!山の上にお稲荷さんがあるの?私はあなた方を頼りに登ってきたのに、先に降りちゃうわけ(- -);とも言えず、向こうは代参を求めて盛んに頭を下げるので、私は降りるわけにはいかなくなって、仕方なくそこから独りで登っていったら、分かれ道に鳥居が二基立っていて、ひとつには三笠神社、もうひとつには三笠成田神社の額が掲げられている。で、先に三笠成田神社の鳥居を潜ってしばらく歩いてみたが、社殿はなかなか見えてこないし、人っこひとり歩いてないし、もしここで熊が出たらとか、もし一天にわかにかき曇りてといった状態になったらどうしようと不安でたまらず、結局たどり着けずに降りてしまった。あとで考えてみれば、たった独りで見知らぬ神社に参ること自体なんだか恐ろしい話であり、要はさわらぬ神に祟りなしといったところでしょうか。
午後にもう一本のエッセイを書き上げて、これで月内入稿のエッセイはすべてクリア。仕事は予定通り順調に進んでいる。明日は乗馬もさることながら、妹の一家が新軽のプリンスHに泊まる予定で、預けておいたカメたちと対面するのが楽しみであります(笑)。
2008年08月17日
網焼きハンバーグほか
今日の乗馬は1鞍目が鐙に立った状態の速歩、2鞍目は前方騎座という障害用の速歩で広い馬場をたった1頭で駆けめぐるという結構ハードなレッスンで、「松井さんはもう駈歩もできるんですよね?」と訊かれて、「いや、その……こんな広い馬場で1頭で駈歩というのはとても……それに、ここの馬は速歩でも相当スピ-ドがありますし……」とつい尻込みしてしまう。しかしながら今週の土曜日は東京で通っているクラブのMさんご夫妻と佐久平に外乗する予定になっているので、「あの〜こんな感じで18キロの外乗に行けますでしょうか?」と恐る恐る訊いてみたら、「ウーン、まあ、大丈夫だとは思いますが、これくらいのスピードには慣れておいたほうがいいですね」とあっさり言われてしまった。北海道のある牧場が主宰する外乗はメチャメチャハイスピードの速歩なのだそうで、前の馬が後ろ足で跳ね上げた石ころがバンバンこちらの顔を襲うという凄まじいものだとか聞かされて、ひえ〜(@-@);「とにかくデキルだけ頑張ってくついてって、もし遅れそうになったら先頭にちゃんと待ってくれと要求したほうがいいですよ」というアドバイスをしっかり頂戴しました。
乗馬クラブから軽井沢の駅に直行し、そこで妹の一家と幻冬舎のヒメと落ち合い、妹たちから預けていたカメを受け取って、そのあと前に暮らしていた別荘の近くにあって入りたいと思いながら入り損ねていた
「ガンボ」で食事。信州牛を使ったここのハンバーグは評判に違わぬ美味しさでオススメです。
2008年08月18日
豆腐三品、豚タンの塩焼き、天ぷらの盛り合わせ、おろし蕎麦ほか
京都の妹一家に預けていたカメを昨日取り戻したら、案の定たちまち冬眠に突入し、けさはついに石油ストーブを点けるはめになった軽井沢である!駅の気温表示は19度でした(@@)
妹の一家は新軽のプリンスHに泊まっているが、せっかくカメを連れてきてくれたので、こちらもそれなりのサービスをしないわけにはいかず、今日は一日仕事を休んで観光案内に徹した。早朝にまず彼らをクラブの体験乗馬に誘ったのは北軽に到るバスルートが渓流沿いの絶景だし、途中に白糸の滝というビューポイントもあるからだったが、欲張りついでに浅間山麓の鬼押し出しも加えて、半日でめいっぱいの観光を満喫した。鬼押し出しは天明の浅間山の大噴火によって流出した溶岩が冷えて凝固した跡で、白糸の滝と共に私が中学の修学旅行で見学した先なのだが、今回改めて見たらなかなか雄大で且つ非常にユニークな風景であることが再認識された。軽井沢からだと草軽交通の路線バスを使って簡単に行けるのでオススメしたい。途中でバスの乗り換えはあるものの、接続が実にスムーズだから比較的短時間で行ける。帰りに白糸の滝で念願の鹿まんじゅうを全員で食べました(笑)。
こうした一家の観光にもお付き合い願ったヒメと一緒に、夜は旧軽のロータリーにほど近い「川上庵」で食事。ここは蕎麦の専門店として知られているが酒肴の類も充実していて、なかでも頗る興味がもたれた牛タンならぬ豚タンの塩焼きはとても美味でした(^ 。^)
なでしこジャパン準決勝大敗はザンネン!けれどロスタイムに粘りの得点は後味の良さを残してくれました。
2008年08月19日
パン、ハム、コンソメスープ
今日は通常通り早朝から仕事を開始して、ランチは「アダージォ」で妹の婿殿にご馳走になる。教会通りと銀座通りの中間地点にあるこの店はけっこう本格的なイタリアンRで、日替わりランチのパスタに人気があるようだ。私が食べたワタリガニのリングイネはスピリッツをきかせたソースが濃厚で、とても美味でした。見た目よりもボリュームがあったのか、夜になってもあまりお腹がすかず、「アダージォ」の近所にある「デリカテッセン」で買ったハムと「浅野屋」のパンとお中元でもらったHオークラの缶入りコンソメを食す。今日はわれながらスノッブな女性誌的情報を提供しているようで内心忸怩たるものがあります(笑)。
ところで私は自宅でTVのニュースをわりとよく見ているほうなのだけれど、ここでは受信できる放送が限られている上に、オリンピックのおかげでニュースの時間帯が変わっていたりするので、世の中に何が起きているのか巧くキャッチできなくなりそうでちょっと心配である。もっともニュース自体も今はオリンピック偏重なのかもしれないのであるが。
この世にあふれる情報というものは自分で取捨選択できるようでいて、案外できないものだと改めて感じている。自分にとって本当に必要な情報なのか、必要だと思い込まされている情報なのか、本当に必要な情報が不必要な情報に隠されているのではないか等々、せいぜい疑ってかかるに越したことはないのである。自分は果たしてオリンピック全競技の何パーセントくらいを見てるんだろうと思ったときに、ふとそんな感じがしたのであった。
2008年08月20日
鶏もも肉のソテー、海の幸のサラダ
鶏肉のソテーは先にベーコンを焼いて油に味付けしたのがひと工夫。付け野菜はめちゃ安な信州産のパブリカ。サラダは「浅野屋」で買った総菜にレタスとトマトをプラスしたもの。
オリンピック野球予選リーグ最終戦日本VSアメリカを見ながら食事。問題になったタイブレークの導入で負けちゃったから、星野監督はオカンムリだろうか。まさか決勝トーナメントの初戦でキューバに当たるのを避けて、わざと負けたなんてことではないだろう。パワーヒッターよりも手堅い選手を集めた守りのチームであることはわかるが、それにしたってこうもバッターが打てないと、監督の胃が穴だらけになっちゃいそうだし、テレビで見てるだけでもストレスが溜まってくる。ストライクゾーンが微妙に違うとかいう問題もあるにせよ、柔道と似たような金メダルプレッシャーで金縛り状態になってるんじゃなかろうか。プレッシャーに弱いくせに自らにプレッシャーをかけたがるのは日本のスポーツ界の悪いクセである。とにかく反町ジャパンより、勝っても負けてもなでしこジャパンを見てたほうがスカッとしたので、明日のソフトボール決勝戦に期待します。
ところで酷暑の京都から連れてこられたショックでいきなり冬眠してしまったカメらが、けさはちゃっかり石油ストーブにあたりに来て、昼間はベランダで甲羅干し。実にフレキシブルな連中です(笑)。
2008年08月21日
牛しゃぶサラダ
信州牛にレタス、エンダイブ、カラシ菜、ルッコラ、白髪ネギを取り合わせてぼん酢、ごま油、マスタードを混ぜたドレッシングをかけただけ。さすがにこっちはハーブ類が安い!のでふんだんに使えます。
北京オリンピックのソフトボール決勝戦日本VSアメリカの試合を見ながら食事。
おめでとう!!!日本悲願の金メダル(^^)/凄いぞ鉄腕上野投手よくやった!!!連投の疲れも見せず、初回満塁のピンチを切り抜けたのが最大の勝因だろう。完全に打ち取っていながら塁が埋まるという嫌な展開にもかかわらず、実に落ち着いたピッチングはみごとの一語に尽きる。日本の若者で今や肝が据わってるのは女性のほう?これで星野ジャパンにますますプレッシャーがかかるのだろうか。
なでしこジャパンはメダルを逃してザンネン!だが、エース澤が実にすっきりした顔でコメントしてたのはアッパレだった。
コメント(1)
ソフトボール日本代表おめでとう!!ですね。
体の大きさは関係無いかも分りませんが、ベンチを見比べると大人と子供、特にアメリカの4番バッターは日本プロ野球の中に入っても遜色無い体格でした。途中雨が降り嫌な予感がしたのですが、見事彼悲願の金メダル!!確かに一般の会社でも女性のほうが仕事覚えも早い、ヤル気満々が多くなってますね。
問題のワッハ上方ホールで新内と落語のジョイントの会があり、数年ぶりに新内を聴きました、太夫は新内志幸太夫さん。夏の事とて「応挙の幽霊」と「豊志賀の死」いいですねえ、日本独特の語り芸。
投稿者 お : 2008年08月21日 22:14
2008年08月22日
野菜炒め
信州黒豚、嬬恋産のキャベツ、長野産のピーマン、平茸、玉ねぎを塩胡椒で炒めただけだが地産地消はやはり美味しい。一応ニンニクのすり下ろしを油に入れたし豚肉には酒と醤油で下味をしておきました。
今日の軽井沢は寒くてずっとセーターを着ていたが、天気予報を見たら東京も最高気温が26度でぐっと涼しくなったようである。ちょうど1年前の今日は確か38,9度あったはずで、なんでそんなことを憶えているのかというと、N賞の授賞式があって、ええっ、私こんな日に着物きるの〜(-.-);とゲッソリした想い出があるからである。先ほどサントリーの久保田クンからケータイに連絡があって、「今日の受賞パーティ出ます?」と訊かれたので、どうやら今年も8月22日が授賞式らしい。島崎藤村の命日だが、それと何か関係があるのだろうか?なぜそんなことを知っているかといえば、地元長野のTVニュースで藤村忌の模様が映し出されたからである。ともあれ今年の受賞者は去年のような酷暑でなくて幸いでした。
こちらに来て早やひと月以上経ち、ひとつ気がかりな仕事に今日やっとカタがついた。最初に予定した仕事量はホントできるんだろうか?と危ぶんでいたが、思いのほか順調に行ったのはこちらがとても涼しかったおかげでもあるし、やはり自主カンヅメ状態でほぼ外界と遮断されていたからだろう。
この間お二人の訃報がもたらされた。お一人は演劇評論家の土井美和子さん。私よりわずか二つ年上の方で、30年ほど前に私がまだ松竹に勤務していた頃にはわりあい親しくしていたが、最近は劇場でお姿をお見かけする程度だった。「オットーと呼ばれる日本人」を上演していた新国立劇場のロビーで、お互い遠くからご挨拶をしたのが最後になった。
もう一人は中高で社会科系の授業を受けた中石妙子先生。ヴァイオリニストの前橋汀子に似たきつい顔立ちの美人で、私が「マジョリカ」というあだ名をつけた。40年前当時に真っ赤な皮のジャケットに網タイツという目をむくようなスタイルで授業をなさり、京都弁で巧い悪口をいって、とても話が面白かった。写真家としても活躍されていて、私より24歳も年上だが、それほど年配の方には思えないくらい、スタイリッシュでカッコイイ女性だった。大学1年の夏休みにご自宅をお訪ねしたら、カティーサークを飲めと勧められた(未成年なのにいいのか!)。将来何に成りたいかと訊かれて、演劇評論家と答えたら、なんだかえらく叱られたのを今でもよく憶えている。写真評論家に何かウラミでもあったのだろうか、とにかく評論家と名のつくものにはゼッタイになるな!とハッキリ言われた。私が演劇評論家にならなかったのは、中石先生に言われたことがどこかで尾を引いていたような気もする。晩年はもう意識が薄れてらしたようで、去年母校で講演をしたときにもお目にかかれなかったのが実に残念である。
お二人のご冥福を心よりお祈り申し上げます。
コメント(3)
以前このブログでも評論はしないと書かれていましたが、中石先生につながるとは〜
お蔭様で中石先生の映像がフルカラーで浮かび上がりました。ありがとう
投稿者 れいこ : 2008年08月23日 10:25
『オットー〜』なかなか難解な舞台でしたね。
土井さんのお別れ会は、9/21の予定です。
詳細決まりましたらお知らせしますので、連絡いただけると助かります。
よろしくお願いします。
投稿者 川島敦子 : 2008年08月23日 16:56
亡くなったんですね・・・
文化祭の後片付けをしているときに「肩、揉んで〜!」ということになり、長い間お揉みしたのを思い出しました。
今朝子さんが抱いておられるような「カッコイイ中石先生」像には残念ながらお目にかかりませんでしたが、どんな洋服でも着こなせそうな細さでしたよね!肩もとっても細かったです。
高島屋で偶然お会いしたとき、あまり元気のなかった私を写真の話で励ましてくださいました・・・寂しいです。
投稿者 ruru : 2008年08月25日 21:24
2008年08月23日
五穀米のリゾット、蒸しスカンピ海老ほか
今日はこちらで最大の楽しみにしていた初外乗で、朝8時の新幹線で佐久平に行き、乗馬クラブのMさん夫妻と落ち合ってレンタカーで志賀山にある牧場に向かい、9時半から騎乗を開始。長距離用に開発されたウエスタン鞍にまたがって、ふだん使っているブリティッシュ鞍よりもさすがに乗り心地がラクなのでほっとした。が、それでまず馬場を何周かすると外乗用の馬はやはりふだんクラブで乗っている馬よりもはるかにスピードがあるのを感じて、なるほどこれくらいの速度がないと2時間で18キロは走れないのだろうと納得しつつも、そこからすぐに牧場の外の舗装道路に出て、案内役の指導員に「さあ、ここからしばらく駈歩で走ってみましょう」と言われたのはびっくり!私が合図する間もなしに馬はバーッと駈歩を始めて、そのスピードになかなか躰がついていけず、下は何せ固い舗装道路だから、落ちたらシャレにならないケガは必至で真っ青になり、駈歩がしばらく続いて常歩の休憩モードになったところで「わたしちょっと怖いです」と正直に申し出た。「なら今日は速歩中心の外乗にしましょう」と言われてほっとするのもつかの間、こんどは細い山道に入り込み、足場は悪いわ、起伏は激しいわ、前に木の枝は立ちふさがるわという中で「さあ、ここから速歩で行きましょう」と言われて、馬がまた駈足とそんなに変わらないスピードの速歩でバーッと走り出した。話を聞けば私が乗った馬は相当ハイペースの速歩をする中間種なのだそうで、ともすれば前の馬と併走したがるのだけれど、細い山道の横は断崖で下の渓流が見えたりするからそのつどぞ〜っとしまくる、まさにアニマルジェットコースター状態なのである。あげく木の枝に顔をまともに突っ込んでメガネをはじき飛ばされたのでストップをかけ、探してもらって幸い無キズで見つかったからいいようなもんの、もしメガネを無くしていたらと思うとぞっとするどころの騒ぎではない。ともかくなんとか無事に走り終えたのが自分としては奇跡のような気がするくらいで、後でMさんも「あそこは結構ハードな外乗でしたよ」と言われたから、外乗の初心者が多少びびったのは当然なのかも。そんなわけで周囲の風景をカメラで撮る余裕がなかったのは残念。途上で見た霧雨に煙る杉木立や切り立った玄武岩の山肌は非常に美しかった。中でもシアワセ〜!と感じたのは仄暗い木々の間に野生の鹿を発見したときだ。奈良公園やなんかのそれと違ってとても痩せっぽっちで儚げな姿をした2頭の鹿が驚いたように立ちすくんでこちらをじっと見ていた。ある程度近づいたら、まるでアニメ映画のように一緒にピョンと遠くへ跳んで逃げ、跳んだ先でまたじいっとこちらを見ている。おかしかったのは先頭の馬が鹿にびびって後ろ向きになっちゃったことで、やっぱ馬鹿にはなりたくなかったんだろうか?と思ってしまいました(笑)。
外乗のあとは昼食を取る場所を求めて急カーブ連続の林道を延々と走るも、追い抜くクルマや対向車には一台として出会わないし、おまけに霧がどんどん深くなって前が見えなくなり、まるでトワイラトゾーンに紛れ込んだような雰囲気でようやくお目当ての食堂を発見。そこは群馬県下仁田の外れで、名物のコンニャク田楽と蕎麦を食べ、そのあと近くにある日本最古の西洋式牧場として知られた神津牧場に行ってジャージー牛乳を飲み、乳搾りを体験。軽井沢に戻ってMさんご夫妻を旧軽銀座にご案内したあと、先日ランチを食べて満足した「アダージォ」でディナーにした。サプライズで出た自家製豆腐がクリーミーで実に美味しくて、前菜の同じく自家製スモークサーモンやピクルスもGOO。ほかにチーズソースで食べる新鮮な野菜サラダなど、地産地消の素材を巧く活かしたここの料理は東京の一流店と比べてもさほど遜色はないような気がする。
Mさんの奥様は筑摩書房の磯部さんとお顔がとてもよく似てらしたので、初対面ながら親しみが持て、介護士のお仕事をなさっている関係でその手のお話をいろいろと聞かせてもらって、こちらも大いに考えるところがあった。Mさんには私の拙い初外乗にお付き合い戴いた上に快適なドライブを楽しませてもらって大いに感謝している。おふたりに厚く御礼を申し上げますm(_ _)m
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先日は、楽しい一日を過ごさせていただきました。
ワイルドな初外乗になってしまい、すいませんでした。
メガネが消えてしまった時は、なかなか見つからずあわてましたが、木の枝に瓢箪のようにぶら下がっているのを見つけた時は、笑ってしまいました。
私にとっても、松井さんにとっても、一生忘れない外乗になると思います。
軽井沢の街中のナビ役をしてもらいながら、松井さんが、この地で日ごろ歩いている距離がハンパじゃない事、そして、わずかな間にジモティーと化している事がわかり、そのうち「軽井沢手引草」を執筆されるのではないかと思っております。
松井さんの愛する亀さん達に会えた事も良き思い出です。
次回は、のんびり外乗を計画しましょう!!
早朝から夜遅くまで、まる一日お付き合いいただき、ありがとうございました。
投稿者 M : 2008年08月25日 20:15
2008年08月24日
湯豆腐、お刺身、鰆の西京焼きほか
朝から土砂降りで外に出られず、ワープロに向かって仕事をしながら、晩ご飯はヒメからもらったレトルトカレーで済ませようと思っていたら、星野さんから電話があって、「寒いので湯豆腐を食べに来ませんか」という有り難いお誘いに乗ってしまった。星野さんご夫妻、京都からいらしたお母様と一緒に食事しながら「篤姫」を見て、NHK大河ドラマも、まあ、随分とフジTV的マンガチックな演出になったものだが、これだから視聴率が高いんだろうなあと思いつつ、中村メイ子の演技には全員大笑いでそれなりに満足しました。
北京オリンピックもとうとう今宵で閉幕となり、「結局マスコミの持ち上げた連中総崩れ」というのが星野さんのご感想であった。「星野監督が⦅星野ジャパン⦆を商標登録しようとして止められたらしいけど、登録してたら、もっと叩かれてますよ」と聞かされたのはちょっとビックリである。「金メダルしかいらない」という発言がいささか癪にさわって、私は今回あまり熱心に野球を応援しなかったのだけれど、団体競技は陸上のリレーを例外として全体に女性上位、というより男性陣のふがいなさが目立った印象で、そのことは何やら現代のそして今後の日本を象徴するかのようだった。GNP世界2位がいつの間にか18位まで下がっちゃった国は果たして首相のかけ声ばかりで盛り返すことができるのかどうか(‥);
ともあれテロが大いに心配された今度のオリンピックは全くの無事とはいえないまでも、大過なく終了して本当によかったといわずにはいられません。帰宅後に閉幕式を見て、開会式と同様、人海戦術と花火に圧倒されました。
2008年08月25日
前菜の盛り合わせ、ドライトマトとアンチョビと黒オリーブのぱすた、ゴロゴンゾーラのピッツァ、スモークサーモンのサラダ
今日は元「ミセス」副編集長、福光さんのサプライズ訪問があって、旧軽ロータリーそばのイタリアンR「ポモドーロ」で一緒に食事。この店の石窯焼きのピッツァは素朴な手作り感があってオイシイし、前菜もシンプルなわりに味わい深いが、アントニオさんというシェフが独りで作ってるので注文してからどうしても時間がかかるし、予約は絶対にできない。軽井沢に人が多いときはずらーと行列ができてる店である。
福光さんはKOの中等部から大学1年まで馬術部に所属し、その先輩の別荘を訪ねるつもりが結局その方とはすれ違いで会えず、ブログで私がこちらに来てるのを知って突然会いに来られたのであった。
福光さんとは四半世紀以上にわたる友人関係にありながら、これまでしたこともなかった話ができるのは私が乗馬を始めたからである。もっとも高3のときには関東馬術大会で優勝したという人だからしてレベルは全然ちがうのだけれど、話を聞かせてもらう分には非常に面白かった。約40年前当時の馬術部はまだ軍隊用語が活きていて、部班の行進をストップさせるときは「分隊止まれ」というかけ声だったとか。訓練も軍隊並みのスパルタ式で、馬の気持ちになれといわれて、競馬場の走路一周を馬跳び(笑)させられたり、鐙上げで目をつぶって障害を跳べと命じられたりしたらしい。それでも学校の馬術部でKOと学習院だけは住み込みの馬丁さんがいたというから、やっぱりブルジョア学校は違ったものである。当時は乗馬靴にしろ乗馬ズボンにしろ全部オーダーでしか手に入らなかったというから、それだけでも極めてハイソなスポーツであったことがよくわかる。
私は先日の外乗が自分にとって如何にスリリングだったかという話や途上で見た幻想的な風景の話を披露したら、「ああ、それ行きたかったなあ」と叫ばれて、「こんど北海道で一緒に外乗しませんか。前に私は駈歩で10㎞ノンストップで走らされてヘトヘトになったんですが」というお誘いを受け、こっちは恐れをなして速やかにご辞退申し上げたのであります(^.^);
2008年08月26日
岩魚の塩焼き、信州豚肉と嬬恋キャベツの炒め物
岩魚は「マツヤ」で買った養殖物。やはりご当地のスーパーは川魚の品揃えが豊富で比較的安い。
NHK「クローズアップ現代」を見ながら食事。オリンピックのお祭り騒ぎも済んで、いよいよ現在の世界経済が直面する深刻なスタグフレーションを正面切って取り上げた同番組だが、私もそろそろ軽井沢ライフを打ち上げる時期に来ていて、食料品はなるべくきれいに食べ尽くして帰ろうと思うから、今日あたりスーパーのお買い物もなかなか難しいのであった。
ところで原稿のやりとりは大概PCで間に合うのだが、ときどきFAXが必要になり、手元にないので不動産屋さんにお借りしている。で、今日もFAXを使用する必要が生じたので、六本辻にある不動産さんから新軽のスーパーにまわろうとしてまず愛宕山を下山し、三笠通りを歩いて別荘の間道を通り抜け、鳩山通りを歩いていたら、なんと目の前にデカ〜イ猿が現れた!鳩山通りはかなり広いメインストリートだが、たまたまクルマが1台も通らないし、まして歩いてる人なんてひとりもいないから、目を合わさないようにしてそーっとすり抜けたのだった。ケータイのカメラに収めたかったけれど、へたに撮ったりしたらひったくられそうだと、以前バリ島で猿にメガネと帽子を取られて懲りた私は思ったのである。それにしても猿だったからまだいいようなもんの、熊に出会ったらやっぱり相当怖いだろうと思う。イノシシもよく出るという話なので、とにかく独りのときは星野さんからもらった熊よけの大きな鈴を持って歩くようにしている。そしたらジモティーだと思われるのか、今日は観光客ではない地元の業者さんまでがクルマを止めて私に道を訊かれたのであった(笑)。
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バリ島旅行はバリ島観光.comにお任せ!
投稿者 バリ島観光.com : 2009年05月04日 16:35
2008年08月27日
豚肉と野菜の中華風塩炒め、フカヒレスープ、茹でとうもろこし
炒め物は生姜の千切りとニンニクのすり下ろしを入れた油で信州黒豚の薄切りと北軽のインゲン、パブリカ、平茸を炒め合わせて塩、酒、隠し味の砂糖少々で味付け、仕上げにごま油をたらした。とにかく地産地消の素材だけで作ったメニューである。スープは自宅から持参したお歳暮の缶詰。とうもろこしは昨日マツヤで生でもオイシイと表示して売ってたのでゲットしたもの。確かに味が濃くて美味しかった。
こちらに来て個人的にも訃報が相次いで、深浦加奈子さんとは何の面識もなかったけれど、「第三エロチカ」の舞台から見ていて、自分より7つも年下の女優さんだけに、早すぎる死が惜しまれてならない。当時「第三エロチカ」は「状況劇場」の後継者的存在のように見られていて、深浦さんはさしずめ李礼仙の後釜というところだったが、李さんと比べたらずっと色っぽい美人だし(失礼!)演技も達者だった印象がある。最近はもっぱら映像で渋い活躍をされていて、将来はまた舞台に復帰されるのではないかと期待していたのに、本当に残念である。謹んでご冥福を祈る。
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初めて投稿させていただきます。後輩です。昨日、今朝子さんがブログに中石先生のことを書かれていると友人から聞き、おじゃまさせていただきました。私は写真部に在籍していたので、先生とは、卒業後も写真展や撮影や、いろいろとお付き合いさせていただいてました。先生は歌舞伎の話になると、必ずケサコちゃんの話をされてました。ずっと誰の話?って思ってましたが、新聞連載をされてから、「あのケサコちゃんだ」と納得しました。直木賞を受賞されたのは、一年前ですね。わかってたかなぁ。わかってたら嬉しかっただろうなぁ・・・ 先生にとってケサコちゃんは自慢の卒業生でしたから。
23日、お葬式に行ってお見送りしてきました。
投稿者 25 : 2008年08月28日 19:11
2008年08月28日
バーニャカウダ、加茂茄子の鮪詰め、クラテッロ(生ハム)、ゴリゴンゾーラのペンネ、真鯛の燻製とキャベツのスパゲティ、仔牛のカツレツ、鶏肉と有頭海老の煮込みほか
新潮社の小林姐さん、田中範央氏と「スコルピオーネ」で会食。姐さんにリクエストを訊かれて、フレンチの「エルミタージュ・ドウ・タムラ」とこの店を挙げたところ、あいにく「タムラ」は満席でこちらに決まった。オーソドックスなイタリアンで、星野さんからもオススメされたバーニャカウダは確かに逸品である。スモークした鯛のパスタや鶏肉の煮込みも美味しい。デザートの松の実とチョコ、カシューナッツのケーキもGOO!
姐さんたちはただ食事をしにきたのではなく、当然ながら新連載の開始を催促しにきたのである(笑)。「小説すばる」の月刊連載と「オール讀物」の季刊連載に加えて、新たに幻冬舎「星星峡」「小説新潮」の連載を約束し、講談社に書き下ろしを迫られている私はこの先一体どうなるのだろう(- -);夏も終わって急に現実がひたひたと押し寄せてきたのを感じながらも、食欲はさほど衰えずにたっぷり頂戴しました。
ところで小林の姐さんはプロ級のジャズヴォーカリストでもあるのだが、その昔、美人女優のN.Mと結婚したA賞作家のTらとバンドを組んでいたという話を今日初めて伺った。その当時彼は別の女優と結婚していて、ふたりの間にかわいい子供もいたという。そのバンドではTがメインヴォーカルだったのに、突然NYに旅立ったので姐さんが代わったのだとか。「カレ歌ほんと巧いんですよ。人を凄く惹きつける歌で、オーラもあるし。作家になるよりミュージシャンのままでいたほうがよかったんじゃないのかなあ」と実に正直な感想を述べられた姐さんなのでした(笑)。
2008年08月29日
カレー、レタスとトマトとアンチョビのサラダ、ビシソワーズ
カレーは幻冬舎のヒメにもらったホテルニューオータニ長岡の「五十六カレー」だが、これがお取り寄せしたいくらい美味しいレトルトパックで、長岡が生んだ英雄、ハワイ真珠湾攻撃をした連合艦隊司令長官山本五十六にちなんだネーミングから、旧日本海軍のレシピを元にしているのだろう。サラダはこちらでゲットした焼きニンニク入りのドレッシングで食し、ビシソワーズはお中元にもらったカンヅメ。
今日は掌篇小説1本の入稿を済ませ、エッセイ1本を脱稿して、こちらで予定していた仕事をほぼ完了。私はそれよりも自宅から持ってきたり、こちらで買ったりした食材を今晩でほぼ全部食べ尽くした!という事実にわれながら感心している(笑)。お米も自宅から持参した分をちょうどうまく消費できた。こちらで炊いたご飯はなぜか非常に美味しくて、小さな電気釜でふつうに炊いていたから、たぶん水がいいのだろうと思う。
明日は乗馬に行って、帰りはどこかで外食になりそうだが、思えばこちらに来て独りで外食したことはなかったどころか、お茶さえしなかったという事実にもわれながら感心する。仕事をしてるか、歩いてるか、馬に乗ってるかの毎日で、結局カラダを動かさずにぼ〜っとしてるのは苦手な性分なのだろう。ともあれ軽井沢に来て早ひと月半、東京よりもずっと快適で且つ平穏無事な暮らしが送れたのは何よりだし、都会派を自認していたわりに、こんな静かな場所に来て心細いとも淋しいともあまり思わなかったのはいささか意外で、クルマの運転さえできれば、いっそこっちに引っ越しちゃってもいいような気がするくらいである。軽井沢はたぶんある種の人びとにとって重要な「社交の場」であることは、福光さんに聞いた話や、レストランの雰囲気などでも大いに察しがつく。東京ではあまりすれ違うこともなさそうな人びとの、おおっ、これぞ昔ながらの社交会!といった雰囲気がちらちらかいま見えたりするのも、私のような完全な部外者にとっては実に面白いのである。そもそも私は友達づきあいは多いほうでも、「社交」というものはとても苦手な人間なので、却って面白がってられるのだろうと思う。一方でハイソでは全然ないギョーカイ人のちゃちな社交もあったりするのだろうけど、そんなことには全くお構いなしに閑居ができる町だというのを発見したのは嬉しい。来年の夏もできればこちらに来たいものである。
ところでいよいよ明後日には東京に帰るのだけれど、関東地方は凄まじい豪雨や雷に襲われているようで、こちらでTVのニュースを見てたら無事に戻れるのかどうか不安になります(- -);
2008年08月30日
キッシュ、海老カツ、野菜コロッケ、ホタテと大根のサラダ、豆のサラダ
今日はあいにく早朝から雨だったのだけれど、こちらでは最後だからと思ってやっぱり乗馬に出かけたところ、クラブハウスのTVの前にいたインストラクターの石田真理さんが「これからちょうどうちが映るんですよ」と仰言る。なので一緒に見ていたら、テレ朝系の旅番組で西岡徳馬が軽井沢の案内役になって、彼女が乗馬の指導をしているシーンが映し出された。早朝なのでクラブの会員は他に誰もおらず、たまたまご本人と一緒に見ちゃった私は実にラッキー!というべきか、直後にケータイメールや電話がじゃんじゃんかかっていたようだ。
ところで西岡徳馬とは偶然同じ玉川大学の出身だというのがわかったと仰言るので「えっ、あなたは学習院じゃなかったんですか?」と思わず訊いてしまったのはクラブハウスに秋篠宮ご一家と記念撮影した写真が飾ってあったからなのだが、話を聞けばお父様が学習院の馬術部だった関係で、皇室の方々がよくお忍びで来られたクラブなのだそうである。とにかく周りの景観が素晴らしいので、それもよく来られた理由の一つかもしれない。「今の天皇陛下はとてもお上手で、学習院馬術部でも部長だったんですよ」と聞いて、そういえば天皇と皇后が恋に落ちたきっかけは確か軽井沢でのテニスだったのだから、ああ見えてけっこう運動神経がいい方なんだろうなあ。なんて思っていたら、帰りのバスが途中で止められて、それは天皇ご夫妻がちょうど私の乗ったバスの前を通っていかれたためで、今日はご夫妻が帰京される日だというので道路は制服私服組で一杯だった。美智子皇后は昔から草津の音楽祭がお好きで毎年いらっしゃっていて、例年は軽井沢を通過なさるだけなのだそうだが、今年はご夫婦そろって「鹿島の森」というホテルに数日間宿泊され、ご当地の警察は警備の予行演習までやってそのつどクルマの渋滞を引き起こしていた。タクシーの運転手さんの話だと、いつも素通りで、滞在されることは今までなかったのに、今年はどういう風の吹き回しなんでしょう?てな感じだったから、その話を京都の妹にしたら「そらお姉ちゃん、もうそろそろ二人で最後に想い出の地を見ときたいという心境にならはったんとちがうの」と、なかなか鋭い意見を述べてくれたのでした。
ともあれ案じられた雨は幸い降らないままで私は今日も2鞍騎乗して、北軽のクラブからバスで旧軽に戻ったら銀座通りは相変わらず大勢の人出で賑わっていて、個食するのは憚られ、晩ご飯とあしたの朝食用に浅野屋でパンと総菜類をゲットして帰宅し、すぐにテレビを点けたら軽井沢が豪雨で床下浸水の家も出たというニュースがいきなり目に飛び込んでビックリ!一体どこの話???という感じで、つまりはそれほど異常なピンポイント豪雨だったのだろう。今年の夏は本当に全国各地が異常な天候に見舞われているようで、こちらに独りで来て、なんとか無事に帰宅できそうなのは運がよかったのかもしれないと思えるほどであります。
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大学ゼミの恩師が時折天皇陛下からお誘いを受けてテニスをし、思わず本気でプレーし勝ってしまったそう。
先生の奥様が美智子皇后から伺われたお話では「陛下はいつもお勝ちになります。」とのことで、冷や汗ものだったとおっしゃっていました。やはりテニスもお上手なんですね。
投稿者 ruru : 2008年09月02日 12:36
2008年08月31日
もんじゃ焼き、お好み焼き、焼きそば
けさはエッセイを1本書き上げて入稿したあと、PCを含めて荷物を丸ごと宅配便に委託したのは、今や重たくなったカメらを一緒に連れて帰らなければならなかったからである。宅配業者の人が思ったより早い目に引き取りにこられたので、指定席を取った新幹線に乗るまでの時間つぶしに、最後のお散歩で、すぐ近所だった有島武郎が人妻と心中した場所を見に行って、前に確か吉永小百合が与謝野晶子を演じた映画では松田優作が有島武郎だったんだよな〜なんて実にミーハーなことを考えておりました(^ ^);
新幹線に乗ったらあっという間に東京で、まず事務所に寄ってこの間にいろいろと入っていた仕事の話や何かを進藤さんに聞いて一緒に食事をした。東京に帰ってきたんだから、ここはやっぱ「もんじゃ」でしょう!という、わけわかんないノリで決まったメニューであります(笑)。朝から入稿や荷造りやお掃除や移動やお礼の電話やら大忙しで、今晩はさすがに疲れているので多くは書きません。