トップページ > 2008年04月の月別アーカイブ
2008年04月02日
鯛と蛤のアクアパッツァ、牛肉と舞茸の炒め煮ほか
四月一日は杵屋花叟師(米朝事務所の大島さんのご父君)の祥月命日で、毎年追善で大島邸に集ってさまざまな余興を催すのだが、今年は常連のメンバー以外に講談社の堀さん、幻冬舎のヒメこと木原さん、文春の内山さんが参加されて元ヅカジェンヌの大島さん指導の下にヅカコスプレにチャレンジされた。大島さんは以前某カルチャーセンターでヅカメイクの指導をなさっていて、これは当時話題でTVのニュース番組にも取りあげられたのであるが、そのときに衣裳やカツラも購入されている。そして相手を見て即座に浮かんだイメージを元に、その人に一番ふさわしいメイクや衣裳を考案し、且つ細かな小道具も用意して、毎度みごとなコスプレを展開なさるのだった。写真は今回参加なさった御三方で、いずれも大変身を遂げながらもご本人の原形はしっかり留めてられるので、文芸出版界でお馴染みの方は写真をクリックして大きくなさると誰方かすぐにおわかりになるだろうと思う。
何年か前に角川事務所の原重役や集英社の栗原さん、つい先ごろはエッセイストの酒井順子さんと文春の山口さん、吉田さんがすでにこのヅカコスプレをなさってとてもハマられたようだし(笑)、今回も好評だったので、いずれどこか会場を借りて文士劇ならぬ編集者劇をしよう!という声もあがっております。その際は私が台本を書いて演出も担当いたしますので、参加ご希望の方は是非お申し出ください!なお男性編集者の方は歌舞伎メイクでもご参加できます(笑)。
2008年04月02日
中華風オムレツ
茹でタケノコと椎茸の細切り長ネギの輪切りをごま油でさっと炒めて酒と醤油で薄く味付けしたものをオムレツの具にして仕上げに甘酢あんをかける。要は芙蓉蟹のカニ抜きバージョンといったオリジナルレシピです。
TBSの長時間番組「報道大河スペシャルいのちの地球」を見ながら食事。「不都合な真実」と同パターンで地球環境問題を取りあげた番組だが、この種の内容がTVのゴールデンタイムに流されるのだから、皮肉ないい方をすれば、環境問題はもはや日本でも金になるということなのだろう。番組はまだまだ続きそうだが、昨夜はほとんど寝てないので、最後までしっかり見届けられるかどうか……(--);
なお昨夜のヅカコスプレ集合写真をPメディアの三村さんがさらにデコラティブに解像して今日送ってくださいましたのでまたここに公開いたします。御三方へのファンレターは当ブログにお寄せください(笑)
コメント(2)
初めまして。
もの書きのはしくれです。
当ブログはいつも拝見させていただいております。
幻冬舎のヒメ様にいつもお世話になっております。
今回のお美しい画像にうっとりです。
20年前、某新聞社の宝塚特集の仕事で、裏方を取材させていただいた時の事を思い出しました。その際に、片目だけ宝塚風にメイクしてもらったことも。。。
ちなみに私は犬猫も飼っておりますが爬虫類も大好きで、我が家にはミドリガメ2匹(うち一匹は35センチ)フトアゴヒゲトカゲ1匹カリフォルニアキングスネーク1匹がおります。
今後ともよろしくお願いします。
投稿者 渡辺やよい : 2008年04月03日 05:19
お名前は存じておりましたが、ヒメとお仕事をなさっていたとは!今度どこか会場を借りてやるときはご参加を!ヒメは確かオマキトカゲとマタマタを飼ってたんですよね(笑)。
投稿者 今朝子 : 2008年04月03日 08:26
2008年04月03日
鰈の煮付け
QPの先生が勧めた巧く仕上げるコツは切り身と卵巣で煮る時間差をつけること。身から意外と簡単にはずれるし、3,4分長めに煮るだけで美味しく食べられる。切り身はさっと湯通して水洗いしてから煮るといい。だし昆布をちらしたお湯に、みりんと醤油を加える。醤油の量は初め少なくしておいて仕上げにまた入れる。煮汁に根三つ葉を入れて付け野菜にする。香りがいいのでコレはおすすめ。
在日中国人の監督によるドキュメンタリー映画「靖国」が東京の各館で上映中止相次いだ件は、今年初めて日教組の大会が中止になった問題と併せてとても嫌な感じがしていたのだけれど、大阪と京都の2館では予定通り上映されることになりそうだというニュースを知って今日は少しほっとした。確かに右翼の連中は厄介だけれど、面倒を恐れてアホをのさばらすとますますつけあがってあとでもっと困ることになるのが心配される。言論の自由を阻害するのは常に目に見えるかたちの国家権力ではなくて、事なかれ主義による自主規制であるのは昔からそう変わらない気がするのだが。それにしても大阪や京都はさすがにこういうことでは頼もしいところがある。ことに大阪は昔から反体制的な土地柄だし、他人と揉めることを比較的厭わない気風があるのだろうと思う。私は母親が大阪人なのでけっこう大阪をひいきしていて、江戸時代も寛政以前は江戸より大阪のほうが文化的に数段上であると認識しているのであるが、大阪人は過去にあまり興味を示さない人が多いせいか、江戸時代の大阪を舞台にした小説はまだまだ少ないような気がしてわりと積極的に取りあげているつもりだ。てなわけで、ここからは自作新刊の宣伝ですが(笑)、弥次喜多の作者十返舎一九を主人公にした『そろそろ旅に』でも前半は大阪を舞台にしています。一九は事実若い時を大阪で過ごしており、それが物書きとしての彼に非常に大きな意味を持ったように思われます。物書きは一体なぜ物書きになってしまうのか、人はなぜ物語を紡ぎだそうとするのか、というような作家にとって根源的なテーマに私が拙いながらも触れてしまった作品ですので、皆様のご購読を願えれば幸いです。現代とも相通じる江戸出版界の実情についてもかなりシビアに触れてますので業界人は必読といえそうです(笑)。
コメント(1)
「そろそろ旅に」は大阪が最初なんですね。今は「家、家にあらず」シリーズに夢中で「非道、行ずべからず」に嵌ってますが、オール読み物の連載とあわせて読んでいるので、時代を行ったり来たり。単行本になったら再度読み直します。
今度の「靖国」の放映は大阪の映画館で上映とニュース番組で知り、おかしな事にはお上にも平然とノーと言う大阪人の面目が立った気分です。中身がどうであれ、上映して判断は見た人に任すべきだし、東南アジアと日本について考える縁にすればもっと良いのではと思います。
投稿者 お : 2008年04月03日 22:21
2008年04月04日
上方寿司、生ハムとほうれん草のサラダ
整体治療のの帰りに東横のれん街でゲット。
風邪が思わぬ長引き方をしていて、もうほとんど治ってはいるが、夜に咳が出るのと喉のいがらっぽさがなかなか抜けないというのを、別に話したわけではないのに、今日は背中と首に鋭い鍼を何本も打たれて、首が尋常でなく凝ってるから喉がおかしいんですよ、と、何でもお見通しの先生に言われてしまった。
ところでわが家では私よりもっと大変なのがカメ♀で、また産気づいたらしく、夜もろくろく眠らずにあちこち歩き回って産卵の場所を探している。ベランダに土を入れたプランターでも置いて、そこに入れてやればいいのだろうが、戸外に出すにはまだ朝晩の気温が低いという不安がある。なにせ変温動物だから、血流が悪くなって糞詰まりならぬ卵詰まりを起こすと危険なのだ。というわけで室内に置いていると、前回産気づいた時と同様に、和室で寝ている私の枕元に来て顔をひっかくのである。昼間もとにかく私の足下にまとわりつくことが多くなった。カメ♂は発情すると人にまつわりつく傾向があるけれど、カメ♀はふだん至ってよそよそしい感じであるにもかかわらず、産気づくと急にこちらに接近してアピールを始めるのがフシギでならない。まさか排卵しなくなった♀=私に対するあてつけでもあるまいが(笑)、陣痛の苦しみらしきものを訴えられたところで、こっちは甲羅で覆われてる生き物を一体どないせえっちゅうんじゃー!なのでした。
産気づいた♀に寄って来られたことは大昔にもあって、相手は同じ哺乳類のネコだった。そのときは私がコタツで足を広げて寝ている時に股の間に入って子ども産んだから、起きてビックリしたのなんの(--); それにしても♀は子どもを生むときに種を超えて♀同士の連帯を求めるものなのかどうか、長谷川真理子先生に一度たずねてみたいものであります。
2008年04月05日
釜飯、刺身の盛り合わせ、海老しんじょ、煮染めほか
浅草ゴロゴロ会館裏の見番(三業会館)で「桂吉弥」の会を聴いて、そのあと近所の「むつみ」で三村夫妻とそのお友だち十余名と食事。この店はジモティーのミルキィ・イソベさんのご推奨だけあって何を注文しても美味しいので、駅からはちょっと歩くけれど、浅草で釜飯を食べたくなったら是非お立ち寄りを。
NHKの朝ドラ「ちりとてちん」の徒然亭草原役でブレイクしてしまった桂吉弥だが、この人が東京で初ライブをしたときからのファンとしては、今回チケット即完売で急きょ2回公演となったのはまことに喜ばしい限りである。
演題2本のうち1本は艶笑系の「短命」で、これを割合さらりと聴かせて、眼目の大ネタ「愛宕山」を文字通り奮闘熱演した。太鼓持ち一八という男の妙な一途さがリアルに感じられるところに、吉弥の持ち味が巧く発揮されたように思う。旦那役も悪くはない。前半テンポを落とさずにほかの人物もそれぞれ個性的に演じ分けられるようになればもっと面白くなるはずで、今後のさらなる精進を期待したい。客演の桂都んぼは吉弥以上に力む芸人で、前に聴いたときはそれが空回りして聴きづらかったが、今回はかなり成長のあとが窺えた。
ところで会場に入るなり驚いたのは、今回の公演を仕切っている米朝事務所の大島さんが、今日なんと自動車運転中に電信柱に激突して車がオシャカ、ご本人は湿布だらけで受付に立っていたことである。気丈にテキパキ仕事をしていたものの、友人としてはとても心配でした。
2008年04月06日
酢豚、大根の煮物、鮭の塩焼き、野菜サラダ
乗馬の帰りに近所の総菜店でゲット。
2週連続で休んでしまったから、今日はもう出かける前からシュミレーションしたりして頭の中は馬のことでいっぱいだったのだろう、なんと家に財布を忘れたことに途中で気づいたが、パスモがあればなんとかなるもんです。てなわけで東横のれん街には寄れませんでした(笑)。
春爛漫の乗馬日和で2鞍連続騎乗するも、やはり2週あくとバランスが崩れるのか、駈歩が持続しなかったのは残念だったけれど、久々の乗馬で身も心もスッキリしました(^^)/クラブハウスで「ねえ、ロバの子見ました?スゴクかわいいの〜」とSさんにいわれ、ハテ、うちのクラブにはポニーはいても、ロバはいなかったはずだが……と思ったら、クラブに隣接した動物園にいるロバの話で、クラブは動物園とイケイケになっていて、会員は動物園をタダで見られるのである。当然ながら動物好きの人が多いので、行ったり来たりして丸1日過ごしても飽きないという人もいたりする。私は行き帰りにかなり時間を取られるので、なかなかそちらにまでは手が回らず、まだ見ていない動物が沢山あるが、広大な敷地にゆったりと暮らせて、わりあい幸せそうな感じの動物園であります。
ところでわが家の動物カメ♀の続報をすると、今日は暖かかったのでベランダに置いて出かけたのだが、残念ながら産卵には至らなかった。たぶん気温がまだ低いのだろう、やはり室内で排卵させるしかなさそうである。それにしても面白いのが♂のほうで、今まで♀を追っかけまわしてしつこく疑似生殖行為をするために大量のエネルギーを消費するのか、この時期としては意外なくらい食欲が旺盛だったのに、あるときからぱたっと♀に迫らなくなったと思うと、こんどは餌も食べずに家の隅で冬眠したようにじっとしている。要は動物界における♂のレゾンデートルは♀に依拠したものに過ぎないことを実証するかのようであります(笑)。
写真上段はクラブ駐車場付近の桜並木。
コメント(2)
その後、千鳥サン、どうなったかな、と気になってました。無事に産卵できるといいですが、亀の卵って、ロビンソン・クルーソーが孤島でサバイバルしていた時、ご馳走の1つがウミガメの卵だった気がして、鶏の卵みたいに卵焼きとか、出来るのかな、と疑問でした。前回は産卵したのか、その場合、卵はどうなったのでしょうか。
さて、「今朝子の晩ごはん」を購入、asta*も、めでたくゲットしました!一昨日、吉祥寺で入手しましたが、この書店では以前、直木賞受賞式の映像も流れていて、ご挨拶なさってる様子も見れたのでした。asta、カラーがとても美しく、タダで頂くのが申し訳ない様です。しりあがり寿さんの葉書、こんな風に切手を貼ってもいいのか、と楽しく、魔夜峰央さん=黒服のミーちゃんにも、ン十年ぶりの対面でした。
萩尾望都さん、昔は「ポーの一族」や「トーマの心臓」が大好きでしたが、四半世紀ぶりに漫画と対談でお目にかかり、うれしいです。「イグアナの娘」も評判は聞いてましたが、未読なので、ぜひ読みます。ブログのガラパゴス編も改めて読み直し、写真と動画でまた旅気分になりましたが、サボテンを食べるイグアナの動画では、ガイドさんや今朝子さん?の声まで聞こえて、臨場感が増しました。色鮮やかなアオアシカツオドリや空飛ぶペリカンなども、間近で見たいものです。人生観が変りそうですね。最後に、萩尾さんちのトラちゃんも、PCが大好きなんですね。愛猫がキーボードに寝そべって困るのは、どこでも同じみたいです。(いつも長くなって、すみません。)
投稿者 ウサコの母 : 2008年04月07日 15:26
>前回は産卵したのか、その場合、卵はどうなったのでしょうか。
この話は2007年5月4日のブログに詳しく書いてますのでそちらをご覧ください。写真も載せていたのですが、それはどういうわけか消えてしまいました。
投稿者 今朝子 : 2008年04月08日 21:27
2008年04月07日
燻製八種、海老とアボガトのパスタ、野菜のダッチオーブン焼きほか
今日は夕方から「ダ・ヴィンチ」の取材を受けたあと、近所の「燻製屋ヌーベ」でポプラ社の矢内さん、倉澤さん、スラッシュの進藤さん、そして文庫本『今朝子の晩ご飯』の装画をしてくださったアーチストのミヤケマイさんと一緒に刊行打ち上げの会食をした。
ミヤケさんはこのブログを気に入って素晴らしい絵を提供してくださったのだけれど、話を聞けばびっくりするほど色んな接点があって初対面ながら話がとても弾んだ。
まずミヤケさんを高く買って世に押し出した銀座の村越画廊のお嬢さんは、私が学生の頃からよく存じ上げている方の奥様だったり、乗馬をなさっていたり、カメを飼ってらしたり、何よりも感心したのは私よりはるかに若い方なのに、日本文化について非常に詳しいばかりでなく、確固たる見識を持って、それを極めて論理的にシャープに話されることである。ご両親はもろに団塊の世代ながら、ご本人は祖父母の影響が頗る大きかったと仰言るが、根がとても聡明な方なのだろうと思う。
おかしかったのはご両親の世代のオジサンたちに結構ご縁があっていろいろ話すことが多いのだけれど、話しているうちにずいぶん価値観が違うことにお互い気づいてしまい、そのとき団塊のオジサンたちが放つセリフが全員ほとんど一緒なんだとか。「人間あまり賢すぎると結局は損するよって、皆さんなぜか判で捺したように、私みたいな若造に仰言るんですよ」とミヤケさんは困ったふうに笑ってらした。
さて、斯様に聡明なミヤケマイさんであるが、今年は夏に全国の高島屋で個展を開催。その後は半年ほどニューヨークとパリに留学なさるそうである。今や業界でひっぱりだこの状況のなか、自分の足下をしっかり見つめて、アートの流通のさまざまな可能性を模索すべく、しばらく日本を離れて海外に身を置くというのはこれまた実に賢い選択をなさったものだと思う。海外に出かける前に『今朝子の晩ご飯』第2弾の装画はしっかり仕上げていかれるという話で、こっちもまずはひと安心でした(^^)/
コメント(2)
私は大阪在住で、間もなく70才になるオジイサンです。仕事の上でのお付き合いだった方が京都大好きの方で、定年後の今も京都にはお供でよく出かけます。「川上」にも5回くらい行きまして、お父様のサイン入りの本も所持しております。昨年、直木賞候補者の経歴を見ていて、「祇園の料理屋の娘さん」ということから、多分「川上」のお嬢さんであろうと思っていました。私は、ご著書は、未読の「似せ者」(すみません、Book-Offで入手)のみを所持しておりまして、受賞作も未だです。日経夕刊のエッセイは愛読していますが、ポプラ社の「今朝子の晩ごはん」を読み始めていて、とにかく面白くて人にも勧めようと思っているところです。ブログはお気に入りに登録しました。楽しみが一つ増えました。ご活躍を祈ります。
投稿者 松本弘道 : 2008年04月20日 18:38
>ポプラ社の「今朝子の晩ごはん」を読み始めていて、とにかく面白くて人にも勧めようと思っているところです。
ありがとうございます。15才も年上の方に面白いと仰言って戴くとなんだか自信が持てます。大阪を舞台にした『そろそろ旅に』のほうもお読み戴ければ幸いです。
投稿者 今朝子 : 2008年04月20日 21:45
2008年04月08日
海老とスナップエンドウと卵の炒め物
前に何かで見て彩りがいいので春の定番メニューになった。海老は酒と生姜汁で下味して片栗粉と油をまぶしてから炒める。卵は別に炒めてから、最後に混ぜ合わせる。鶏ガラスープ、塩、胡椒、隠し味の砂糖少々で味付け。
整体のG先生を紹介してくれた幻冬舎のヒメから昨日電話があって、数日前に私を診た先生が非常に心配なさっていることを伝えてくれた。「仕事をこれ以上増やさないようにしてあげないといけなって言われたちゃったんです。頸椎のこわばりが尋常じゃないから、へたしたら脳がやられて倒れるって、先生があんなに真剣な顔で言われたのは初めてでした」と聞いてさすがにぞっとした。「で、週一の乗馬だけはゼッタイ続けるようにって仰言ってました。それが救いだって」と言われてシメシメ(笑)だったのだけれど、夜中にその話を想いだして怖くなり、結局またあんまりよく眠れずに今日もバリバリお仕事しちゃいました。
ところで裁判員制度がついに来年夏からスタートするにあたって、免除の対象となる仕事とならない仕事の例が今日のニュースで挙がっていたのだけれど、イマイチ曖昧で、どうしてもその人じゃないと出来ないといえばなんでもそんな気がするし、また代わりがきくといえば、どんな仕事だってきくように思えるのだった。たとえば日銀総裁は二転三転してようやく白川氏に落ち着きそうだけれど、この間あの仕事だって結局は誰でも代わりがきくってことを証明したようなもんじゃないでしょうか(笑)。
2008年04月09日
豚ロースとプチトマトのソテーバルサミコ風味
QPで見た料理。豚ロース肉は生姜汁と白ワインと塩胡椒でマリネしてオリーブ油で炒める。横に切ったプチトマトを入れてさらに炒め、バルサミコ酢と蜂蜜を混ぜ合わせたソースで味付け。付け野菜は好みでアスパラガスにした。簡単にできるので急ぎのおもてなしに便利かも。
調理しながらNHK7時のニュースで福田・小沢の党首対談を見て、日銀総裁案を四度も民主党に拒否された福田総理がキレまくってるので笑ってしまった。この人はフツーの人であることが当時妙に評価されて人気が出たから総理になったようなものだけれど、政治家のトップはフツーの人じゃやっぱり務まらないのだということが明らかになった昨今、小沢との対決で思いっきりフツーの人っぽく怒ってみせたのが果たして吉と出るか凶と出るか、小沢もまたここまで露骨に党利党略を匂わせた政権奪取の賭が吉と出るか凶と出るか、なんてどうでもいいから、総裁も、暫定税率も年金のこともさっさとなんとかしてくれよ〜と誰しもが思っていそうな気がします。
コメント(1)
初めてコメントさせていただきます。
昨晩の我が家の夕飯も同じでした!
昨夜母がQP見て作ったと言っていたので、もしや先生も。。。と思っていただいておりました。
さて、「今朝子の晩ごはん」早速、拝読しております。
会社帰りの電車で、美味しそうなお料理の数々にニヤニヤ
しながら読んでいます。
投稿者 りん : 2008年04月10日 13:23
2008年04月11日
ハムとチーズのオムレツ
昨夜はシアター・コクーンで「どん底」を見る前に食事し、劇場で大学時代の友人にバッタリ出会い、観劇後に近所でお茶して、彼女が最近ヘンにハマった社交ダンスで当初強烈なカルチャーショックを受けたという話から、お互い日本の文化についてすっかり話し込んでしまい、久々に帰宅が午前様になってしまった。
ところでケラリーノ・サンドロヴィッチ演出の「どん底」だが、ゴーリキーの原作があまりにも暗くて後味が悪すぎるせいか、カーテコールの反応はイマイチだったのだけれど、私は意外にというか結構おもしろく見てしまった。ひとつにはケラがかなり書き替えて時に笑いを交えつつ、シリアスな部分をメロドラマ風に処理してメリハリをつけたことがあるだろうし、ふたつには相当に個性的な役者をそろえて糞リアリズムを避けた点があって、それが功を奏したと見るべきか、ゴーリキーに対する冒涜と見るべきかは意見の分かれるところだが、今どき糞リアリズムに上演される「どん底」なんて誰も見たくないだろうと私は思う。
「どん底」に生きる人びとにつかの間の夢を見させることで逆に破滅に追い込んでゆく巡礼の老人ルカー役の段田安則が達者なのはいうまでもないが、ヒーローになり損なう泥棒ペーペル役の江口洋介も舞台が悪くはないし、彼を破滅させるワシリーサ役の荻野目慶子とその夫の若松武史がなんともシュールに不気味な感じで芝居全体のアクセントになっていた。
2008年04月11日
銀座 あさみ
今日は夕方から「コヨーテ」と「クロワッサン」のインタビュー取材をお受けしたあと、一時帰国しているロス在住の旧友モリと新橋駅に近い「銀座 あさみ」で食事を共にした。「あさみ」は関西系割烹で、2年前にモリを案内したら大好評につき、その後何度かチャレンジするも、なかなか予約が取れない店になっているが、今回は半月前に申し込んでカウンター席をなんとか確保できた。突出しは焼き空豆豆腐と赤貝と鳥貝とワケギのぬた、鯛の白子焼き(写真)、八寸はホタルイカの沖漬けとアワビの天ぷらとちまき寿司、鯛と巻海老の向付、そのあとスッポン鍋(写真)、ウニの古代米蒸し、鱒の木の芽焼き、若竹煮、〆はこの店の名物鯛茶漬け(写真)で葛切りのデザートまですべて美味しく戴いた。私はカメを飼って可愛がっているにもかかわらず、コラーゲンたっぷりのスッポン鍋も大好きなので喜んで食べていたら「あなた節操がないわねえ」とモリに言われてしまいました(笑)。
ロスにおける日系人社会の話やサブプライム問題、米大統領選の行方、今世界で最大の危機と認識されているのに日本はびっくりするほど無防備な新型インフルエンザ流行の恐れ等々、いつもながらに話題には事欠かなかったけれど、案のじょう国際的に見て日本という国はどんどん影が薄くなっている感じらしい。正直言って親日派と呼ばれるごく少数の人びと以外には別にどうでもいい国みたいだから、それならそれでヘンに力まずに、地道で落ち着いた立国を目指すのもひとつの道だろうと思われるのだった。
帰宅してメールを見たら、ポプラ社の倉澤さんから、『今朝子の晩ご飯』好評につき、早くも重版決定!の報せを受けておりました(^^)/皆様ありがとうございます!
2008年04月12日
鶏と根菜の黒酢炒めほか
美容院の帰りに近所の総菜屋でゲット。今日は疲れが出て執筆に難渋し、料理にまで手が回りませんでした(--);
ところで寝起きにたまたまBS放送で米国のABCニュースを見たら、アメリカ人の凄まじい消費生活ぶりを批判するような報道が流されていた。以前から絶えずそういう報道をしてても一向に改まらないのか、あるいは次第にそうした傾向になりつつあるのか、昨日このニュースを見ていたら、食事を共にしたモリに訊けたのにと思ってしまった。
環境問題を考えると、アメリカ人の消費マインドを冷ます必要は絶対にあるのだけれど、もし不況のさなかに冷えてしまって、冷え切ったままピュリタン的まじめ路線に突っ走られると、アメリカ人の貪欲な消費をあてにして回っている世界各国の、むろん日本の経済も一気にガタガタになるに違いない。それが結果として長い目で見ればいい方向に向かうのか、あるいは残念ながらその前に悲惨な結末に導かれるのか、ハテサテどうなんだろうと、早朝からなんだか妙に考え込んでしまった一日であります。
2008年04月13日
お好み焼きほか
乗馬の帰りに近所で食事。
今日は小雨の降る肌寒い一日だったが、馬は気温低めのほうがいいようで、しっかり駈歩ができたのでささやかな自己満足が得られました(笑)。クラブハウスでMさんから「カラダの調子悪かったんじゃないんですか?」と訊かれ、確かにあまり良くはなかったのだけれど、騎乗するとスッキリしたので、やはり整体の先生が仰言ったように、週1の乗馬は欠かすことができません。
Mさんとは春になったら外乗にご一緒しようと約束してたので、「年が明けたら暇になるからといってた割に、ゼンゼンそうなってないみたいな感じですよね」と言われてしまい、自分でも何故まだこんなに仕事に追われて余裕のない生活をしてるのかさっぱり解せないのだが、とにかく夏までには少し暇を見つけて1日くらい外乗してみたいものであります。それにしても最近クラブでバリキャリのOさんを全くお見かけしないが、年度替わりもあって超ご多忙なのだろうか。
コメント(4)
今朝子さま
Oです!
勿論まだ会社です〜。。
その通り、ずっと今朝子さまに「エリザベス・ゴールデンエイジ」
の感想を話したくて日曜日にお待ちしていたのですが、なかなか
都合があわず。
昨日は急に仕事で出勤となり、またしてもお会いできませんでした。
土曜日はカドリールがあるので先週も2時帰宅、就寝3時にも関わらず出馬したのですが。。。
かつご想像の通り、期初で結構バタバタしており送別会・歓迎会・
決起大会!の嵐にて週2〜3回は懇親会でぐったりです〜。
早くこの波を乗り越えて今朝子さまにお会いしたいです。
(潤いのある会話が欲しいです)
来週日曜日は行けるよう頑張ります。
投稿者 モイラ : 2008年04月14日 21:11
Oです!
4月はランダム君の専用馬予約が切れ、挟間だったので日曜は結構好きな事しておりました。(映画とか)
今朝子さんと「エリザベス・ゴールデン・エイジ」の感想を
語り合いしたかったのですが、なかなか会えませんね。
先週も日曜日居たのですが、お会いできずでした。
現在土曜日はカドリールの練習があるので今まで一度も休まず
行ってますよ。
先週も2時帰宅・3時就寝だったにも関わらず行きました。
で、翌日曜日はいきなり出勤となり予約していたクレアナイトを逃してしまい。。。(泣)
明日で5月前の山場は越えるので少し落ち着きますが、やはり
4月はいろいろイベントも多く、飲み会も多く疲れます〜!
でも次は6月に向け第二の山場があるのでカドリール練習に
響かないか心配です。(絶対響く)
という訳でGWは絶対長期休暇取って乗馬と体力充電に向ける
つもり。
来週日曜日は行くつもりなので、お会いできればです!
追伸
「今朝子の晩ごはん」単行本、買って読んでますよ。
世相評論といい、美味談義といい、芝居談義もあり、やっぱり面白いです。(お勧め!)(^^)
投稿者 モイラ : 2008年04月14日 23:22
今朝子さま
Oです!
勿論まだ会社です〜。。
その通り、ずっと今朝子さまに「エリザベス・ゴールデンエイジ」
の感想を話したくて日曜日にお待ちしていたのですが、なかなか
都合があわず。
昨日は急に仕事で出勤となり、またしてもお会いできませんでした。
土曜日はカドリールがあるので先週も2時帰宅、就寝3時にも関わらず出馬したのですが。。。
かつご想像の通り、期初で結構バタバタしており送別会・歓迎会・
決起大会!の嵐にて週2〜3回は懇親会でぐったりです〜。
早くこの波を乗り越えて今朝子さまにお会いしたいです。
(潤いのある会話が欲しいです)
来週日曜日は行けるよう頑張ります。
追伸
「今朝子の晩ごはん」買いました。
やっぱり面白いです。(^^)
投稿者 モイラ : 2008年04月14日 23:27
「エリザベス〜」見逃しちゃったのでお話を聞かせてください!日曜日にお会いしましょう。
投稿者 今朝子 : 2008年04月15日 07:50
2008年04月15日
筍の木の芽和え、炊き合わせ、天ぷら、土佐煮、若竹汁、筍ご飯
京都の実家から春は筍、秋は松茸をひと箱送ってくるので、例年親しい友人を招いてパーティを催すのだが、筍にしろ松茸にしろ、ちょっとずつならどこでも食べられるから、ウチではこれでもかというほどたっぷり食べられるように、お招きする方は毎度2人限定にしている。で、今夜(4/14)もまた5本の筍をたった3人で食べ尽くしたのでした。
突き出しの木の芽和えは前にも紹介したが、木の芽をすりつぶして白味噌に混ぜるだけだとそれほど色鮮やかにならないので、ほうれん草の葉を茹でて一緒にすりつぶすのがポイント(木の芽だけで鮮やかな緑色を出そうとすると苦くて食べられません)。ほうれん草をすりつぶす際に砂糖を少々加えると発色がよくなります。天ぷらは筍のほかにタラの芽と牛肉を使った。牛肉の天ぷらは関東では珍しそうだけれど意外と美味しいのでオススメです。炊き合わせは干し椎茸と紅葉麩を使った。炊き合わせも土佐煮も若竹汁も筍ご飯も、昆布と鰹で本格的に出汁をとり、酒、味醂、醤油、砂糖、塩で味にバリエをつけた。
このパーティにお招きすると、私が本当に料理が出来るのだということを皆さん再認識なさるのであるが、父方は曾祖父の代から料理人なので、DNA的にいうと、私は小説よりもはるかに料理の才能があるはずなのである。ハッキリいって例のささやき女将よりはあるはずです(笑)。なので私の友人ならびに担当編集者の方で、まだ一度もこのパーティに招かれてなくて参加をご希望の方はどうぞ名乗り出てください。
コメント(3)
牛肉の天ぷら?!
どうやって、天ぷらにするのですか?
是非、やってみたいです。
ほうれん草を混ぜるのは初めて知りました。というか、面倒なので、筍は土佐煮が主流の私です。
ところで、松井さんはアワビを炒めたことがありますか?
私の創作料理(?)と言っていいのか、魚屋さんに店じまい近い時間に行って、アワビのお造りが運良く2つ以上残っていて、しかも半額になっている時にしか出来ない一品です。
全部お造りで食べると飽きちゃうので、半分は、お造りのまま食べますが、半分を薄くスライスしてレタスと一緒にごま油でサッと炒めて、ちょっと醤油で味付けします。それだけ。
なかなか好評です。
問題は食材が高すぎることです。
投稿者 虎ファン : 2008年04月15日 11:16
牛肉は軽く塩胡椒して、フツーに衣をつけて揚げるだけです。薄切り肉の場合はロール状にします。昨日は厚めのカルビを使いました。脂肪がほどよく落ちて、しかもしっとり柔らかく仕上がるので美味しいですよ。その昔、鮑のバター炒めは京都の実家「川上」の名物料理でしたので、毎晩お客さんに出さない端っこの部分を食べてました(笑)。端っこでも柔らかくて美味しかったですよ。鮑の殻が庭に山積みしてあって、月に一度?ボタン業者の人が引き取って行きました。
投稿者 今朝子 : 2008年04月15日 20:22
あら、コメントが出ていない?!
そうか、メルアド記入を忘れたのかな?だから、はじかれちゃったんだ。
ああ、何て書いたか思い出せるかな。
ええと、アワビって、庶民はお造りで出てくるのが主なので、そういう文化を知らなかったです。
でも、あの柔らかな美味しさを、お小さい頃からご存知なのはスゴイです!さすが!
最初、読んだ時、ボタン業者というのが、牡丹専門の庭師というか園芸業者と思ったので、さすが京都すごいなぁ!と感嘆して、あとから、これは牡丹ではなくボタン?、と思い直しました。お洋服のボタンでいいのですよね?
勘違い多いです、私。トホホ。
投稿者 虎ファン : 2008年04月16日 20:08
2008年04月15日
スナップエンドウとホタテ貝の塩炒め、ほうれん草のお浸し、塩鮭
昨日の料理で余った食材を消費するために適当に作りました。塩炒めは隠し味に砂糖が欠かせません。面倒でも生姜とニンニクをみじん切りにして先に炒めてからエンドウ、ホタテ貝の順に入れると美味しくできます。
食事中にNHKの「クローズアップ現代」で、京都のお寺が文化財の襖絵をどんどん複製化している実態を知ってちょっとびっくりした。デジタル・データ化することでかなり精密な画像が復元できるから、寺にはレプリカのほうを残して、ホンモノは劣化を避けるために博物館にお引っ越しが進んでいるのだとか。で、ホンモノの著作権はとっくに切れてるから、デジタル・データを元に複製が際限なく増える可能性もあるとのことで、要は文化財クローンが氾濫する危険性もあるらしい。
それにしてもいくら保管が大変だからといって、所有者側がよくぞそんなにあっさりと複製に切り替えられるものだと半ば感心し、半ば呆れてしまった。イタリアの例も紹介されたが、向こうはオリジナルに対するこだわりが非常に強くて、よんどころのない事情以外は複製をいっさい認めず、ホンモノを劣化するに任せてその場で見せる方針はいまだに変わっていないという話である。事の是非はひとまず置くとしても、やはり「東は東、西は西」で、彼我の文化的感性の違いは極めて明瞭だ。思えば1人の作家のオリジナルという感覚自体が実に西洋的なものであり、意識的なあるいは無意識的な引用や剽窃を重ねることで、何がオリジナルなのかも不分明にしてゆくのがアジア的日本的な美の追究であるのかもしれなかった。一方で放っておくとクローンのようにひと色の人間がぞくぞくと増えてゆく恐怖とも無縁でない国なのであります。
コメント(2)
そうですね。実は私は3〜6歳という、人格が形成される時期(絶対そうだと確信しています)ヨーロッパで育ったので、日本的な世界に身を置いてはいますが、どうも一般的な日本人の感覚とはずれているな、と思うことが多々・・・
ところで、皆さん遠慮なさって手を挙げないようなので、↓の呼びかけにずうずうしくも(何しろ私の辞書に「社交辞令」という項目がないもので・・・(^_^;)名乗り出ます。定員2名との事なので、歌舞伎チャンネルのMさんと一緒によろしくお願いいたします!順番待ちならいつまでもお待ちしますよ。そういう面ではわりと気が長いので・・・
投稿者 越京 : 2008年04月15日 21:36
忘れないようにしておきます(笑)
投稿者 今朝子 : 2008年04月16日 20:28
2008年04月16日
バウムクーヘン、ミルク
今日は増刷のお知らせが相次いだ。
まずポプラ社の倉澤さんから『今朝子の晩ごはん』好評につき重版の部数がさらにUPしたというメールが!次いで集英社の伊藤さんから電話があって『家、家にあらず』が今夏の文庫フェアで大幅に増刷!とのこと。で、夕方ポストを見たら講談社α文庫の『マンガ歌舞伎入門』が4刷になったという通知が入っていた。
読者の皆様ありがとうございます(^^)/てなわけで嬉しい日のはずなのに、イマイチ食欲がないのはこのところの食べ過ぎが響いたのでありましょう(笑)。
しかしながら昨日からずっと暗い気持ちにさせているのは、高齢者の新たな医療制度に伴うトラブルの報道とその過酷な現実を映しだしたTV画面である。前にも書いたように私の両親は82歳と79歳の高齢でまだ現役で働いているが、年金に入り損ねたので天引きもならず、一体どうなってるのか心配で問い合わせたら、まだハッキリ決まっていないらしい。「まるで『楢山節考』みたいやないの」というのが母親の意見であるが、TVの街頭インタビューを見れば同じようなことを仰言る方がとても多くて暗然たる気持ちにさせられるのだった。
「私たちはきっとそんなに長生きしないわよ」というのが我々世代にとって気安めの合い言葉である国の現実はあまりにも哀しい。
コメント(3)
はじめまして。
先日、お父様のお店にお邪魔しました。
知り合いの方に連れて行っていただいたのですが、
何故「川上」を選んだのかを内緒にされていて、
お店で「松井さんが私の大先輩にあたるから」、
と種明かししてくださいました。
そう、私も幼稚園〜高校まで聖母でお世話になったのです。
お食事も美味しく、お父様の蝶ネクタイも素敵でした。
再訪できる日を楽しみにしております。
投稿者 ruru : 2008年04月16日 21:46
何回生ですか?ちなみに私は18回生です。
投稿者 今朝子 : 2008年04月17日 19:12
私は37回生です。
中石先生の「かまぼこ」、ご存知ですか?懐かしいです。
数年前、高島屋でばったりお会いしてお話しました。
この度千葉へ引越することになり、初めて京都を出ます。
『今朝子の晩ごはん』拝読しました。
これからも素敵な作品を楽しみにしております。
投稿者 ruru : 2008年04月18日 23:08
2008年04月17日
オニオンチキンバーグ
昨日のQPで見た料理。鶏挽き肉にニンジンとタマネギのみじん切りを加えて塩と粗挽き黒胡椒で調味し、卵でまとめた肉ダネを新タマネギの輪切りの上にのせてオリーブ油で焼く。輪切りしたタマネギばかりでなく肉ダネの上にも薄力粉を振って焦げ目をつけること。火が通ってから溶けるスライスチーズをトッピングして仕上げる。付け野菜は私の好みでアスパラガスにした。新タマネギは美味しく食べられるが、肉ダネの中身は変えていいかも。
夕方、日経新聞の中野さんから電話があって、「あの〜先週書いて戴いたコラムの件なんですが」と言われてドキッとした。ええっ、わたしナニ書いたんだっけ?と狼狽えながら「女の同窓会」というタイトルを教えられ、「ラジオのABC放送が朗読に使いたいんで許可取ってほしいと言われたんですが」と聞いて、こちらはホ〜っとひと息である。
今年の正月から週1で日経夕刊「プロムナード」というコラムの金曜版にエッセイを書いていて、新聞は大変そうだからお断りしようと思ったのだけれど、幻冬舎のヒメに「あのコラムはけっこう注目度が高いので、お引き受けになったほうがいいかも」とそそのかされて(笑)書くことにしたら、案のじょう大変で、今日の電話も、ひょっとしてクレーム?とか思って内心ひやひやでした。
なにせ講談社の堀さんからは「あのコラムって、確か例のネコ殺しの話で大問題になったやつですよね」と聞かされているので、書く内容を毎回慎重に吟味してはいるものの、最初の頃はともかく週1でネタを見つくろうのがだんだん難しくなってきて、身のまわりに起きたことをネタにせざるを得なくなるし、疲れていてもネタを探すべく色んなイベントに出向いてしまうし、想像以上に大変なのだと会う人ごとに愚痴っていたら、文春の内山さんは「ああ、あのコラムを私はエッセイの千本ノックと呼んでるんですよ」と実にクールにお答えになったのでした(--);
コメント(1)
毎週金曜日の夕刊を楽しみにしております。
幸い裏面が広告ページなので、遠慮なく切り抜け
一度も欠けることなく大事にファイルしています。
ご苦労の程お察しいたします。お忙しいことを承知で
お願いですが、10月から12月の間に木曜日の午後
花の会のためにお割き願えませんでしょうか。
そのうちお電話させて頂きますので宜しくお願いします。
池田
投稿者 池田 : 2008年04月17日 22:09
2008年04月18日
シェ・ルネ
食通で知られた故・開高健氏が愛用したビストロの名店で、文藝春秋社の鈴木常務、広告部の菊地さん、サントリー宣伝部長の久保田氏、同じく部員の堀田さん、翻訳家の香川由利子さんと会食。
ホワイトアスパラガスのソテー、トマトサラダ、コハダのマリネ、ウニのグリル、鱸の蒸し焼き、オマール海老の蒸し煮、牛ステーキ、いずれもシンプルな調味で、素材の旨さを引きだしたベイシックな料理が堪能できたが、中でもウニのグリルは絶品でした。
サントリーの久保田クンと同級生だったという話は今年の1月24日のブログに書いたので省略するが、フランス文学の翻訳家で最近では「カブールの燕たち」を訳した香川由里子さんは共に京都聖母学院小学校の同級生で、彼女は中高を通じての親友だったから今もよく連絡を取り合っているのだけれど、久保田クンとはお互い東京にいることも知らなかったようだから、今度は3人で一緒に会いたいねえと話していた。で、香川さんも最初の翻訳本が文藝春秋社から出ており、また前回は文春の方々がサントリーさんのゴチになったいきさつもあって、今回は文春さんのゴチで再会することになったのだった。私はただただ美味しい役回りであります(笑)。
てなわけで今回は内山さんが風邪で欠席し、その代わりというわけでは全然ないのだろうけれど、文春側は鈴木常務がお出ましになり、食後に築地の高級バーにも案内していただいた。下戸の私はもっぱらクランベリージュースを飲みながら歓談し、且つ各人からいろいろと面白いお話を聞かせて戴いた。
鈴木常務は私が『銀座開化おもかげ草紙』シリーズに登場させた原胤昭らと共にキリスト教の布教活動をして後に盛岡で自由民権運動を起こした鈴木舎定という人物の子孫に当たる方なのだそうで、「松井さんに一度その話をしたかったんですよ」と言われて、確かにその名前を太田愛人著「開化の築地 民権の銀座」という本の中で見たのを想いだした。明治物や江戸後期の時代小説を書くときはこうしてご子孫が現存する場合が多々あるので、やはりうかつには書けないと改めて感じた次第である。
久保田クンから今回聞いて面白かったのはクレーマー常習者の話で、詳しくは書きませんが、なるほど世の中そういうヘンな人もいるんだ〜と呆れるしかない。その手の人に関しては今や各同系の企業がしっかり情報交換をして、下手につけこまれないようにガード体制を整えつつあるとのこと。本当に今は冗談みたいなムチャクチャな人がいるから企業も何かと大変なようです。
一方で日曜になると早く月曜が来てほしいと思うくらい会社の仕事にすっかり打ち込んでいるという堀田さんの話も面白かったし、アメ車好きでかつてはキャデラックやコルベットにも乗り、現在はワインレッドのジャガーを乗り回しているという菊地さんの話にもビックリで、日本のキャリアウーマンもなかなか大したもんだとすっかり感心してしまった。最近は元気な人、健全な人を周りに見るだけで妙にうれしくなるのは、マスコミの取りあげる世相があまりにも暗いからでありましょうか。
2008年04月19日
トマトとひじきのケッパーマリネ、厚揚げと椎茸のおろし和え
2品ともQPで見た料理だが、どうみても飲み屋のメニューである。湯むきしてクシ切りにしたトマトと生のひじき、薄切りにして油で揚げたズッキーニを合わせて塩ケッパーとごま油でマリネにする。酢漬けでなく塩漬けにしたケッパーなんてこの三茶で手に入るのかしらと思って探し回ったらあった!ので作ってみました。塩漬けのほうが匂いは強烈だが、ひじきと混ぜ合わせると気にならない。結構オイシイので酒の肴にどうぞ。厚揚げと椎茸は網で焼いて醤油のみで味付けし大根おろしと合わせるだけ。
チベット暴動に揺れる北京オリンピック。英国とフランスで聖火リレーに妨害が出たところからその後厳戒態勢で世界を経巡るはめになり、聖火リレーの意義そのものが問われる事態になってもまだガンバル中国なのだけれど、チベット問題の可否はひとまずおくとして、妨害が起きたフランスに対してネット世代の若者が憤激し、フランス系巨大スーパーでの不買運動やデモが起きているというニュースには暗然とした。グローバリゼーションの象徴ともいえるネット文化にどっぷり浸かった若者が一方で極端に幼稚なナショナリズムに走る皮肉な現象はどこの国でも同じなのだろうか。独りっ子政策でスポイルされた中国の若者は少子化で甘やかされた日本の比ではなさそうなのがコワイともいえる。またいまだに安定しないというより永遠にバージョンアップし続けて静止することがないかもしれないパソコン環境に引きずられたネット文化は、成熟することがないままに、人類をどんどん幼稚化させていくような気がしてそれもコワイのであります。
2008年04月20日
太巻き寿司、揚げ鰯と野菜のサラダ
乗馬の帰りに東横のれん街でゲット。
今日は騎乗する前に隣接した動物園で誕生したロバの赤ちゃんを見学に。上の写真がそれで、下は御年33歳(人間だと120歳以上!)のご長寿ロバさんです。皆様どうぞ癒されてください(笑)。
専用馬との相性バッチリで順調に2鞍連続の駈歩レッスンを終えたあと、本日3級ライセンスの試験を受けたオペラ歌手のSさんと話をしたら、「試験のためにあたし同じ馬に100鞍も乗ったんですよ」というから驚きで、本当にSさんの打ち込み方は凄くて、本業のオペラのほうは大丈夫なんだろうか?と余計な心配をしてしまうほどだ。先週外乗の話をしていたMさんは、御殿場の外乗のサイトをプリントアウトして持ってきてくださった。雄大な富士山を眺めながら馬に乗るためにはもう少し駈歩が巧くなりたいところである。Mさんは早くも『そろそろ旅に』を読了し、「これ面白かった!」と言ってくださった。「ボクあんまり本を読んだことがなかったから最初は読むのが遅かったんだけど、松井さんの本は何冊か読んでるうちにどんどん早く読めるようになって。もうずいぶん沢山読みましたよ」とのことで、有り難い限りですm(_ _)m
バリキャリのOさんとも久々にお目にかかったら、案のじょう現在勤務先が3カ所もあって朝5時起きで出社し、夜は飲み会の連続だとかで「もうバリキャリのOさんじゃなくて、ボロキャリのOさんですよ〜」と仰言るわりには肌つやもよくて元気そうだった。帰りのバスでは現在日経新聞朝刊「私の履歴書」に連載中の扇のママの話になり、「扇さん、ほんとカッコイイですよね〜」とOさん。やはりバリキャリはバリキャリを知るといったところでしょうか。
2008年04月21日
豚しゃぶサラダ
先週買って余った新タマネギの使い道を考えて作った料理。ほかにトマトとクレソンを入れた。ドレッシングは練り胡麻、砂糖、酢、味醂、醤油、豆板醤、鶏ガラスープを適当に混ぜ合わせて作った。今月のアタマに壊れて修理に出したカメラが蘇ったので画像がようやく鮮明になりました(^^)/
今日見たニュースでおかしかったのは、ものすご〜い小ネタで申しわけないのだけれど、裁判員制度を広報する看板に「裁判員参上!」と書いてあったのが、鳩山法相に「センス悪い」とケチつけられて「裁判員誕生!」に変わったというお話。最初のコピーを案出した法務省の担当者はひょっとして「鬼平犯科帳」か何かの時代劇あるいは時代小説ファンだったのではないでしょうか。しかしながら彼のセンスが鳩山にはゼンゼン通じなかったようで「参上じゃまるで暴走族みたいじゃないか」と言われてしまったのはいささかお気の毒でした(笑)。
2008年04月22日
焼き鳥
銀座アルマーニ・タワー9Fのイベントホールでクリスティーズの「アジア現代アート」オークションのプレビューをミヤケマイさんと一緒に見た帰りに「伊勢廣」で食事。
つい先ごろ運慶の仏像のオークションで名を轟かせたクリスティーズにお勤めのBさんとはお茶の稽古でご一緒して、よくカタログを頂戴するが、むろん私ごときにご縁がある世界では全然なくて、美術品に表示された金額を見てホッホ〜と唸っているばかりなのだけれど(笑)、今回「アジア現代アート」オークションに先立つプレビューにご招待を頂き、ふと見ておきたくなったのは先日ミヤケマイさんにお目にかかったせいである(ミヤケマイさんについては4/7のブログをご覧ください)。
で、この際せっかくなら現代アートについて色々と教えてもらえないだろうかという厚かましい気持ちもあって(笑)お誘いをしたところ、お忙しい方なのに快くお付き合いくださって、大変いい勉強をさせてもらった。
まず私は村上隆、草間彌生、奈良美智、立石大河亞ほか日本人アーチストと中国現代アートの著名人数名の出品作のトーンがまるで違うのにビックリで、これは彼我の文化的環境の差というか、中国のそれは日本の60〜70年代に持て囃されたいわゆる「前衛」に近いものにしか見えないのだけれど、それが世界的にブレイクした背景には巧妙な国策的流通のシステムが存在したという事情を聞いてなるほどと感心した。考えてみれば美術品の世界は古来それがどのように流通するかということを抜きには語れないものであり、その意味では出版文化とはまるで違うし、芸能界のややこしさとはまた別の複雑な問題を抱えている。具体的な事例を挙げつつミヤケマイさんはそれらの状況をシャープに分析してご説明くださった。そこからまた日本の文化についてさまざまな方面に話が及び、とにかくとても聡明で弁が立つ方なので、私はただただ感心して拝聴していた。銀座にも詳しい方でお気に入りの美味しい焼き鳥屋や珈琲店にもご案内頂き、貴重な一夜を過ごさせて頂いたことに感謝している。
2008年04月23日
鰯の蒲焼き、トマトとルッコラと新タマネギのサラダ
蒲焼きはQPで見た料理。開いた鰯を皮目から焼いて、酒、みりん、醤油、砂糖の順に入れて煮詰める。仕上げに木の芽をトッピング。鰯は骨を取って血をきれいに洗ってしっかり拭き取り、生臭さを出さないようにするのがポイント。サラダは具材に塩漬けケッパーを刻んで混ぜ込み、オリーブ油を入れるだけでOK。塩漬けペッパーはドレッシング作りにとても便利なのでオススメします。
きのう光市母子殺害の被告人に死刑判決が出たのと同日に、19歳の自衛官が「死刑になりたい」という理由でタクシードライバーを殺害したのはなんとも皮肉な話としかいいようがなかった。問題が深刻なだけに、こういう場では被害者遺族や加害者の心境について安易な忖度は控えるべきだと思うし、死刑制度の是非を長々と論じる余裕もないのだけれど、私個人としては死刑廃絶の方向を目指すのが人類の進むべき道だと信じるので、この間マスコミの報道の仕方によって世論の動向が死刑容認へと強く傾いた経緯には大きな危惧を感じている。近年日本に限らず世界のさまざまな面でヒステリックなポピュリズムが噴出しているが、この問題もそうしたことの一環として強く懸念されるのである。
2008年04月25日
もんじゃ焼き、お好み焼き、焼きそば
スラッシュの守部さんと近所で食事。
24日は午後からスラッシュの事務所で「ぴあ」「婦人画報」「共同通信」の取材をお受けしたが、その前に進藤さんから「あなたのスゴーク歓びそうなものが来てるわよ〜ん」と手渡されたのがJRA日本中央競馬会の招待状で、なんと5/25のオークスと6/1のダービーが来賓室で観戦できるというもの。バンザーイ(^^)/ 私は昔からTV競馬中継を見るのが好きだったし、もちろん馬券を買ったこともあるのだけれど、ライブ観戦した経験はまだないのでムチャクチャ嬉しいです。ひょっとしてJRAのどなたかが私の乗馬好きを知ってご招待くださったのか、それともたまたま何かのリストに入っていたのかは存じませんが、誠にありがとうございますm(_ _)m 万難を排して馳せ参じるつもりです!と申し上げたいところがドッコイ、6/1はNHKの生番組になんと6時間も出演する予定がすでに入っていて、せっかくのダービーを観に行けないのは実にザンネンです(涙)。オークスだけは何がなんでも行きます!
2008年04月25日
江戸前ちらし、ゴボウのサラダ
整体治療の帰りに東横のれん街でゲット。
その前にお茶の稽古に行って、帰りしなに沓脱ぎの石のところでバランスを喪って躰ごとひっくり返ってしまい、石灯籠に頭をぶつけなくて幸いだったが、皆様をお騒がせしてしまった(--);躰がふわふわして踏ん張れなかったのはやはり疲れが出てる証拠だろう。で、整体の先生に診てもらったら、前回よりは少しましだけど、「仕事はなんでも一度勢いに乗ったら降りれない感じになるから、自分の身は自分で守るようにしましょうね」と言われたのだった。とにかくいまだにふと気がついたらスケジュール満杯という状態が続いてるので、本当に注意しなくてはいけないなあと思って帰ってきたら、またしても某出版社から仕事依頼のメールが入っておりました(笑)。
2008年04月26日
筍とハムのクリーム煮、トマトとひじきのケッパーマリネ
共にQPで見た料理だが、マリネは前に紹介したのでレシピ省略。クリーム煮はタマネギのスライスと筍の薄切りをバターで炒めて粉を振ってからさらによく炒めて冷たい牛乳を入れ、味だしのハムと彩りの絹さやを加えて塩胡椒する。焦がさないように弱火でじっくり炒めるのがポイント。
世間は今日から大型連休に突入だそうだが、私には関係ありません(; _ ;)てなわけで朝は原稿を書きだす前にTVでちょっとだけ長野の聖火リレー中継を見たら、あきれるほどモノモノしい態勢で、日本の警察が威信をかけて取り組んでる感じがひしひしと伝わり、福原愛選手の前に飛びだそうとした男を捕まえる真剣さなんてただごとではなかった。なんとか大過なく終了して誠にご苦労様でしたとしかいいようがない。中国大使が厚く謝辞を陳べられたそうだが、これで感謝されなかったら気の毒であります。
ところで晩ご飯は巨人阪神戦を見ながら食べたのだけれど、来季は大リーグに行く宣言をした上原投手がなんとまだ勝てない!のは、巨人が彼を行かせないために、わざと負けてるのでしょうか(笑)。
コメント(1)
上原投手「メジャーに行ける!!」と思った途端心ここにあらず??阪神の井川投手も「メジャーに行きたい!」と言った年から心ここにあらずで何か変でしたから。
しかし、このままでは上原投手も井川投手の二の前でメジャー昇格が難しくなるかも?まあ巨人ファンでも上原ファンでも無いのでどちらでもエエけど、笑い。
投稿者 お : 2008年04月26日 22:28
2008年04月27日
いなり寿司、海老サラダ
乗馬クラブの帰りに東横のれん街でゲット。
先週満開だった梨畑の花はすっかり散り失せて今日は駐車場の八重桜が満開。きっと来週あたりは可愛らしい早苗が見られるだろう。馬場に隣接した森の新緑は鮮やかだし、この時期は周辺の景色を見てるだけでも楽しい。90分集中の駈歩レッスンも快調に行って申し分ありません(^^)/
「ガンバッテ8連休取っちゃいました!」というバリキャリのOさんの手帳を見たら、4月分のスメジュール表が真っ黒!なだけじゃなくて、さらに赤や青のインクで書き足してあるのが凄い。で、いざ休みを取ったら取ったで、「何して過ごしたらいいかわかんなくて、これじゃまるで仕事バカのオヤジと変わんないですよ〜アハハハ」と豪快に笑われたのだった。
ところでOさんはクラブ最寄りの駅から歩いて3分のところにある大型分譲マンションにお住まいなのであるが、大手業者が管理している堅牢豪華なマンションなのに、「今ここ安いんですよ。私が買った時からど〜んと下がって」という値段を聞けば、ええっ!そんなら思い切って買っちゃおうかしら……という気にすらなりました。上野まで45分、新宿まで50分弱とはいえ、駅から歩いてたった3分だから別にそう不便な感じもしないし、築10年ほどとしてはメチャメチャお買い得なお値段なのです。とにかくそこからだと毎日でも乗馬クラブに行けるわけだし……なんて思ってしまう私は人生のプライオリティーが相当に変わってきたようです。今はまだ現住居が快適で、アーバンライフを捨てがたいところもありますが、別にどこに住もうが構わない商売なので、将来的には自然の中でのんびりした余生を送るというのも結構悪くない気がしてます。ただし生まれてこのかたず〜っと都会の繁華な地に暮らし続けているので、田園ライフに果たして馴染めるのかどうか……。
コメント(2)
私は今朝子さんの小中高の二年後輩です。(先日のブログで幼稚園も同じだとわかりました。)河原町五条で生まれ育ちましたが、農家の長男と結婚して琵琶湖のほとりに住んでいます。周りは琵琶湖と田んぼ!初めの頃は“ネオン、ネオン〜”と禁断症状も出ていましたが、今やカエルの大合唱も波の音も全然気にせず熟睡できるようになりました。満月の夜の明るさは、祇園のネオンよりもずっと魅力的に感じる今日この頃です。
高校時代の思い出をひとつ…休み時間、歌舞伎好きの仲間が集まっておしゃべりをしていたら、社会科担当写真部顧問の先生が通りかかられて「今朝子さんは東京まで歌舞伎見に行ったはるえ!あんたらも好きやったらそこまでしんとあかんわ。」とおっしゃいました。今朝子さんのご活躍を見聞きするたびに先生の言葉を思い出し‘納得’している私です。
投稿者 後輩A : 2008年04月28日 13:09
農業はまだまだ大変なところもあるのでしょうが、日本でこの先最も有望な産業になる期待も持たれてますよね。一回りしてやっぱり農業がイチバンと考えられる時代に世界中が向かいそうな気もします。「社会科担当写真部顧問の先生」というのは先日ruruさんにもご投稿戴いた、中石先生ですよね。とてもカッコイイ先生でした。
投稿者 今朝子 : 2008年04月28日 20:50
2008年04月28日
レタスチャーハン、スープ、煮豆
チャーハンとスープはQPで見た料理。フライパンに溶き卵を落としてすぐに熱いご飯を入れてしっかり炒め合わせる。ホタテ貝柱のほぐし身と、大きめにちぎったレタス、長ネギの粗みじんを加えて塩胡椒で調味。スープのほうは鶏ガラスープに貝柱の残りとワカメ、長ネギの輪切りと胡麻を加えて醤油で調味。煮豆は市販のもの。
昨日の山口県の補選で民主党が圧勝したのはもちろん高齢者医療制度の改変が大きく響いたのだろうが、これまでどちらかといえば高齢者の票を目当てに予算をばらまいていた自民党だけに、いよいよそこから脱却しなくてはならなくなったとたんに躓いてしまうのは自明の理といえなくもなかった。TVの画面でちらちらと見たところ、福田首相はきっと自分では物凄く真っ当な正論を吐いているつもりなのだろうけれど、今さらそんな説得をされたところで裏切られたという気持ちが強い高齢者の耳には届くはずもなかろうと、誰しも思ったのではあるまいか。支持基盤を喪いつつある政党の明日はどうなるのだろうと考えながら、つい私はヘンなことを連想してしまった。
それは先週文春の山口さんから頂戴したメールで知ったことだが、「オール読物」誌が今月号から書体を一新するなどしてスタイリッシュな誌面作りに着手したとたんに「文字が薄くて読めない」という高齢読者の苦情が相次いで寄せられたという話である。この時代、こと政党に限らず、新聞、雑誌、TV等々あらゆる既存のメディアもまた自らの支持基盤の高齢化を踏まえつつ、新たなメディアになんとか対抗する措置を講じなくてはならない大変な時代なのであった。
ところで今日のニュースでとても恐ろしかったのは相次ぐ白鳥の死である。水戸の千波湖で白鳥や黒鳥が七羽も人間に撲殺されたというのも痛ましくて、おぞましい事件だが、秋田の十和田で白鳥が鳥インフルエンザで死んでいたのはもっとコワイ。アジアの鳥インフルエンザの広がりが日本にどっと押し寄せるのも時間の問題?
2008年04月29日
鶏照り焼き、茹で筍とアスパラガスの味噌マヨ和え
茹で筍とアスパラの味噌マヨネーズ和えはこの時期の定番メニュー。簡単にできておいしいのでオススメ。
NHKBSの再放送でキャンディーズ解散コンサートの模様を見ながら食事。ランちゃんと私は同い年なので(だから何だ!と怒られそうだが(笑))、要はこちらも青春まっただ中で聞いてたグループだったせいか、ほとんどの曲を歌えてしまうのが我ながらスゴイと思ってしまった(これまた、だからどうした!と言われそうだが)。とくに解散の年は私も人生の転機を迎えていたので、最後のヒット曲「微笑みがえし」は非常に想い出深いものがあって、今でも歌詞を見ないで歌えてしまうのである。思えばあれからもう30年、人間あっという間に年を取ってしまうんだ…と感無量の映像でした。
感無量といえば、今日やっとカメ♀がめでたく出産を成し遂げた!産気づいてからほぼひと月経過しての難産で、卵詰まりを起こしていたのは明らかである。写真でおわかりの通り、長細いピンポン玉のような卵を3個も産んで、まだ産み足りないようだったが、今日はそこで力尽きて寝てしまった。明日また1個くらい産みそうである。初産のときは大変でも次からすんなり産めるのかと思いきや、やはり産む瞬間は物凄い形相になっていて、毎度こんなに大変な難産では本当に気の毒である。甲羅でがっちりガードされてる分お腹が大きくならないから、胃袋が卵に圧迫されて食も細くなってしまうし、陣痛らしきものが起きるつど人の足にまとわりついて苦しみを訴えていた。カメ♀にはゼッタイ生まれ変わりたくない!と思ってしまう。
ところで♂が未熟者でまだしっかり交尾できていないから、今日産んだのはまだ無精卵。有精卵になれば無事に孵化させて、子ガメをご希望の方に差しあげるつもりです。去年もちょうどゴールデンウイーク中に産んだので、例年1回2,3個で済めば
いいのですが、躰が大きくなるにつれて個数は増えそうだし、産む回数も増えかねないので、そしたらカメのブリーダーを目指すしかありません(笑)。
コメント(3)
おお、子亀が生まれましたらぜひ、私が里親に。
そのかわり、我が家にトカゲのベビーが生まれましたら差し上げます、って、亀さにんより手間がかかるのでありがた迷惑ですね。
投稿者 渡辺やよい : 2008年04月30日 06:49
こちらも、ぜひ!♂♀が巧くドッキングするまでもうしばらくお待ちください(^_^)
投稿者 今朝子 : 2008年04月30日 08:20
亀のお産がそんなに大変だとは知らなかった、産気ついてから約一ヶ月もかかるなんて、可哀相。想像するだけで気が遠くなります。
それでも毎年卵を産むなんて、なんて健気でしょう。♂をうらまないのかしら?
投稿者 お : 2008年04月30日 22:17
2008年04月30日
チキンキーマカレーセットほか
スラッシュの進藤さんと近所の「シュドルボン」で食事。ここは20年くらい前?から三軒茶屋にあるインド人経営のカレー店で、サモサとナンとライスとサラダがついたセットはリーズナブルプライスでオススメだ。
今日は夕方から事務所でNHKの秋間さんと打ち合わせ。ラジオ第2の「邦楽のたのしみ」という土曜の朝9:30〜10:00に放送される番組で6月の4週連続に渡ってパーソナリティーを務めることになり、別に邦楽の専門家でもないのにいいのかしら?と思うのだけれど、5月のパーソナリティーは「声に出して読みたい日本語」の斎藤孝先生だったりするので、私でもいいらしいのである。一応テーマは「明治の邦楽ルネサンス」ということで、たたき台は用意してもらえたのだが、私が話しやすいようにどんどん変えちゃって構いませんとのことだったので、結局2回分の放送の内容を変更した上に選曲もこちらが一からやるかたちになった。なにせ司会もなくて、曲の合間を自分のおしゃべりだけでつなぐというのは私も初めてなので不安が一杯です(--);
6月はNHKBSの「おーい、ニッポン」という生番組にも出演する予定で、これはひとつの県を多角的にフィーチャーする番組らしく私は京都特集に駆りだされており、秋間さんはたまたま秋田支局に赴任中に現地でこの番組を担当されていたので、生の現地ロケが如何に大変かを話してくださった。もっともスタジオで6時間にわたって生番組のコメンテーターを務めるのも相当に大変なのではないかと思う。NHKには30代から出演してるとはいえ、生番組は初めてなので、こちらも不安は一杯だ。
ところでNHK規約では、同じ月の同じ曜日には出演できないことになっているそうで、片や土曜日の放送、片や日曜日だからギリギリセーフなのだと聞いて、なんだか自分が売れっ子タレントになったみたいでおかしかった。
別にこの歳で、この顔で、今さらタレントになるつもりは毛頭ありませんが(笑)、たまたまなぜか立て続けに出演依頼を受けてしまい、「BSブックレビュー」からも打診を戴いたのだけれど、書評や本の紹介は新聞雑誌等でも一切お断りをしているので、TVだけ引き受けるというわけにもいかず、申しわけないと思いつつご辞退申し上げたのである。