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2008年02月27日

お好み焼きほか

お茶の稽古の帰りに麹町の「文字平」で三村さんと一緒に食事。
今日のお稽古では千家十職のひとり金物師の中川浄益師がこの正月に亡くなられて、跡継ぎがなく、これで指物師の駒沢利斎と併せて二家が断絶してしまったという話になって「家元も困ってはんのやわあ。今朝子ちゃん、どないしたらええと思う?」といきなり訊かれてしまった。千家十職については前にもこのブログで触れたが、お茶の諸道具を製作する職人さんたちがこれも代々で世襲で家元の取り巻きになっているシステムだから、「これまでなんとか続いてきたほうがふしぎなくらいですよねえ」と私が正直に感想を述べると「ほんまに、そういわれたら、そやなあ」と素直にうなずかれる先生なのであった。「歌舞伎役者でも今や国立の研修生が三分の一以上になってるんですから、今後のこともあるし、そういう職人さんたちもいっそオープンに養成するシステムとか考えはったほうがええのんちがいますか。芸大の学生さんとかでも、今やったらそういう日本の古いことやりたいいう人が前より増えてる思いますし、優秀な人が集まるんちがいますか」と適当にお答えしたら「確かにそろそろそういうことも考えなあかんわなあ。永楽さんに今度その話するわあ」とマジにいわれてちょっと冷や汗もんでした(--);


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