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2008年01月12日
豚しゃぶ
急に寒くなったので安直な鍋物にした。
食事しながらTVでこれまた安直なホイチョイ映画「バブルへGO!!」を案外おもしろく見てしまった。別にバブル期に青春を迎えたわけではないので当時の風俗を見て感涙モノというわけでもないし、どちらかといえば嫌悪の対象となる時代なのだけれど、それでもなんだか妙に懐かしくなったのは、自分をふくめてまだみんな若かったな〜という実にありきたりな感慨にふけるせいだろう。
広末涼子演じるヒロインは2007年から1990年にワープする設定だが、当時わたしは何をやってたのかといえば、渋谷の神南にボロい事務所を構えており、89年にロンドンにロングステイして取材制作した『フリータイムガイド/ロンドン』が90年正月に昭文社から刊行され、その後は91年2月に出版された『ぴあ歌舞伎ワンダーランド』の執筆と監修に追われつつ、現坂田藤十郎が主宰する「近松座」の台本書きや演出をしていた。で、取引きのある某銀行の行員から全く不必要な当座預金の口座をどうしても作ってくれと頼まれて書類を渡した憶えがある。思えば自身まるでバブルとは無縁なようでいて、破裂直前の風向きを肌でうっすら感じてもいたのでした。
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コメント (1)
「バブルへGO!!」は私は今年、映画館にわざわざ見に行きました。90年に出産したので、バブル絶頂期にイイ目を見たわけでもなく、地味〜に暮してましたが、その何年か前、なんと監督の馬場氏に花見デートに連れてってもらったんでございます。というのは、美人の同僚Y子が、馬場氏と二人だけでデートしたくない(?)と思ったためかどうかわからんが、私にもついてくるよう要請され、馬場氏のカブリオレ(天井がオープンするクルマ)に乗って、青山墓地に行き、満開の桜の花吹雪をクルマに乗りながらにして浴びる〜〜〜というスバラシイ体験をしたんでございます、はい。この映画は残念ながら大当たりはしなかったみたいですが、なんだかあのおバカでノーテンキな時代が妙に懐かしくてよかったです。
投稿者 クワバラアツコ : 2008年01月15日 15:36