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2008年01月12日
ピッツァマルゲリータ、ウニのクリームパスタ、ソーセージの煮込み、トレヴィスのサラダ
11日の夜はスラッシュの進藤さん守部さんと一緒に世田谷パブリックシアターでMANSAI解体新書Vol12「扮装〜美の反転(リバース)見たあと近所のイタメシで食事。
野村萬斎が招いた今回のゲストはセルフポートレイト表現を追求する現代美術家、というより究極のコスプレパフォーマーといったほうがわかりやすい森村泰昌で、初っぱなにフェルメールの名画「青いターバンを巻いた少女」の動画を見せられて、他にもゴヤ、ブリューゲル等の西洋名画やマリリンモンロー等の映画女優に自らが成り切った写真、チャップリンの「独裁者」のパロディ等それぞれに面白かったが、トークの中で美術としての扮装と演劇としての扮装の違いを鮮明にしてくれるのかと思いきや、そうはならず、結局は変身願望についての実にアバウトな考察がふたりのよって語られたに過ぎなかったのは残念である。萬斎には聞き手としてもう少しシャープな突っ込みを望みたいところだけれど、そもそも現代美術家という存在が話を引き出すには難しい相手といえるのかもしれない。
それにしても何かに成り切るというパフォーマンスが美術のジャンルに含まれるなら南伸坊の顔マネも当然入るだろうから、もう1人のゲストには伸坊氏を招いてふたりでいろいろとやって見せてほしいところだった。
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