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2008年01月05日
芙蓉蟹
旧年中に消費できなかった卵、お歳暮でもらった蟹缶、進藤さんからもらったネギ、京都の叔母がおくってきた筍の漬け物(初めて食べた珍品だが薄味なので調理もしやすい)で作った合わせ料理だが、そこそこ美味しくできた。
今日から『そろそろ旅に』のゲラに手を入れ始めたが、講談社の堀さんと打ち合わせたときは部分的な直しでなんとかなるような気がしたのだけれど、いざゲラを目の前に置いたとたんに、どの頁も真っ赤っかになって、先が思いやられました(--);
夜はこれもどうしようか迷ったあげく、よせばいいのに(笑)テレ朝の『鹿鳴館』をつい見てしまう。三島由紀夫の同名戯曲にストーリーや人物像をを拝借し、出演者が皆いかにも舞台的なセリフまわしを聞かせるので原作にかなり則っているような誤解を与えそうだが、実はゼンゼン違って、ドラマの本質がまるで異なる作品に仕上がっている。もっとも昨今のTV番組としては良心的な作りのほうだろう。それにしても三島瑶子夫人はもうお亡くなりになったんだっけ?てなことを思ってしまった。
田村正和の影山伯爵は、今どきTVでこんな大時代な芝居を堂々とできる男優って他にあまりいないだろうと思うので、ワタシ的にはOKだが、この役を初演した名優が御父君であられる「まりりん」さんがもしご覧になっていたら如何お思いだったのでしょうか。
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コメント (1)
ごめんなさい。そういう番組があったのも知らず。それより暮れに池袋あうるすぽっとでやった「朱雀家の滅亡」見て頂けばよかったです。父の演じた朱雀経隆を中山仁さんが引き継いで下さり、大変評判が良かったのでした。久々の仁さんの三島台詞素晴しく、なんか、私もこういう台詞しゃべりたくなり・・・そんな事言ってる場合ではなく、もうすぐ稽古です。
投稿者 中村まりりん : 2008年01月07日 18:12