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2007年12月16日
江戸前ちらし、ヤリイカと水菜のサラダ
乗馬の帰りに東横のれん街でゲット。
めちゃめちゃ寒ーい1日だったがクラブは相変わらず盛況で、ユニクロのフリースが大活躍である。馬たちも冬毛に生え替わってモコモコしてるが、体温が高くて毛足が短いのにフシギと寒さには強い動物で、今日も元気に快走してくれた。
クラブハウスでは『吉原手引草』を大変面白く読んだというSさんに声をかけられたが、Sさんはかつて池袋にあった三業地(色町)でお生まれになったとかで、先日画家だったお父様の遺品を整理していたら、春画の絵巻物が出てきたので、それを是非見せたいと仰言る。春画は前に日本橋の某画廊で大量に見せてもらったが、軸装されたものは珍しいので、機会があればこちらも拝見したいものだ。Sさんの息子さんは関西でフリーの映画プロデフューサーをなさっていて、現在「宮城野」(?)という映画を製作中とのことで、「私は歌舞伎をゼンゼン知りませんので、名前は聞き逃してしまったんですが、関西で今一番人気のある若い歌舞伎役者さんで撮ってるんだそうです」と仰言ったから、たぶん片岡愛之助主演の映画ではなかろうかと拝察した。
たまたま一鞍目に乗った馬が洗い場でSさんの馬と隣り通しになったので、こうして長々と話していたのだが、そしたらそこへ先日わたしが大迷惑をかけたMさんが現れて「ああ、どうしよう、ボク大変なことしちゃったんですよ〜」と仰言る。「一体どうしたんですか?」と訊いたら「ケータイをトイレに落っことして、そのまま流れちゃったんですよ〜」と、まるでコメディのワン・シーンのような出来事を物語られたが、本人的には笑いごとではささそうでした(笑)。
帰りはまたバリキャリのOさんと一緒になり、先日オススメしたヘレン・ミレン主演の英国TVドラマ『エリザベス』のDVDを買って見たら素晴らしかったとのこと。「で、松井さん的には、今年一番よかったお芝居って何ですか?」と訊かれてウーン…と唸ってしまった。今年は芝居もけっこう見てはいるのだが、自身に色んなことが多すぎたせいもあって、コレぞと押したい芝居は今ひとつなかった、というのが正直なところです。
帰宅して食事をしながらテレ朝の「敵は本能寺にあり」を見る。原作が『信長の棺』かと思っていたら『明智左馬助の恋』のほうだったようで、金子成人の脚本はさすがにきちんとしたセリフだから違和感なく見てられたし、キャスティングもそこそこ渋い、本格派の時代劇なのだけれど、何故かイマイチ面白くなかった。活字で読んだほうがずっといい作品なのだろうと思う。
ところで主人公の左馬助は馬術の達人という設定だから、主演する市川染五郎も馬に乗るシーンがよく出てくるが、後ろ向きで撮られた映像はともかく、あきらかに本人が乗ってるとわかる映像では、どうもこわごわ乗ってる感じで、ちっとも達人には見えないんですけど……なあんて、つい余計なチェックが入ってしまいました(笑)。
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コメント (5)
「宮城野」は歌舞伎の手法を駆使した、少し変わった映像になっているそうですよ。たとえば歌舞伎の「だんまり」とかが入っているそうです。先日愛之助丈のトークショウでお聞きしました。
主演は毬谷さん、共演が愛之助丈で間違いありません(^o^)
投稿者 お : 2007年12月17日 00:45
さっそく教えてくださってありがとうございます!それにしても世間は狭いというか、ネット社会は何でもわかっちゃいますね(笑)。
投稿者 今朝子 : 2007年12月17日 07:35
はじめまして。
「吉原手引草」楽しく読みました!
まだ中学2年なので、わからない言葉がたくさんあり、辞書を片手に読みました。
中学校の帰りの学活で
「この本は、直木賞を取った本です!」
と宣伝しておきました。
投稿者 松 : 2007年12月17日 22:39
>わからない言葉がたくさんあり、辞書を片手に読みました。
えらい!
投稿者 今朝子 : 2007年12月17日 23:51
松さん心配しなくて良いよ!!我が家の30歳の娘も「解らへん言葉がいっぱい有った」と云うてました。とにかく完読して読み直せば次に進めます。
私は「源氏物語」を中学の頃から色々な訳者で読み進め、未だに原語は四苦八苦してます。
投稿者 ともちん : 2007年12月18日 00:37