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2007年12月15日
白菜の蟹ミルクあん
前にQPで見た料理。白菜を長ネギの薄切りと炒めて酒、鶏ガラスープ、ミルクを足して水溶き片栗でまとめて蟹のほぐし身を入れ、仕上げに卵の白身を泡立てて加えて塩胡椒で味付け。白菜を炒めるときに塩を少々振って水分を引き出すといい。ミルクを加える前に少しトロミをつけて分離を防ぐのがポイント。
昨夜は帰宅が遅くなったので佐世保の銃乱射事件はけさ知った。事件が起きたスポーツクラブ「ルネサンス」の系列店舗がわが家の近所にもあって、私は以前そこに通っていたからなんとなく雰囲気も察せられた。スポーツクラブはどこによらずリラックスモードで無防備な状態だろうから、事件に巻き込まれた人たちのショックはさぞかし大きいだろうと思う。
夕方、美容院に行ってもその話になり、「ホント怖い人多いですから、注意してくださいよ〜」といわれたけれど、どこでどう注意したらいいのかもわからないのがこの手の事件の恐ろしさである。アメリカほどではないにしても、今後のこの手の銃犯罪がまだまだ起きるような気がするし、とにかく人がキレやすくなってるのは間違いなさそうなので、最近は道ですれ違う人にも妙に気を遣ってしまう。たまたまその人がキレる寸前に出会って、うっかり最後のボタンを押してしまうことがないよう、できるだけ注意を払うにこしたことがないような気がするのだ。
それにしても人がこうも壊れやすくなってるのは人間社会に問題があるのはあきらかで、昨日たまたま取材を受けた「週刊文春」の高橋クンとは、「とにかくなんで皆がこんなに忙しくしなくちゃならないんだろうねえ」という話になった。出版業界だけを例に取っても、私が「ぴあ」誌等でライターをしていたときはまだFAXさえなかったから、原稿用紙わずか1,2枚程度の記事を書くだけでも、発注時と提出時の2度も編集者と直に会って何かと話をしていた。スラッシュの進藤さんや守部さんとはその当時の付き合いが今に及んでいるわけで、今日のように一度も顔を合わせぬままメールで依頼されてメールで入稿というようなことは当時は全く考えられなかったのである。
で、こんなに通信が便利になったのだから、時間に余裕が生まれてラクになったかといえば、だれもがゼンゼンそうなってはいないはずで、こと出版業界に限らず、社会のあらゆるところで同様の、便利になったのに前よりもっとタイヘン!というような現象が起きていて、人間という動物が悲鳴をあげているのである。
とにかく、これ以上忙しくするのは生物としての人類を破壊に導くものだと生物学者の長谷川真理子先生も断言なさってたのだけれど、先生自身めちゃめちゃ忙しいみたいでお気の毒だった。私も今年は生半可な忙しさじゃなかったので、来年はもう少しゆったりと仕事をしたいように思うのですが……(^^);
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