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2007年11月30日

イイダコのエスガルコ風、ボンゴレうどん、春巻きのピザ、ほうれん草と生ハムのサラダほか

六本木のインボイス劇場で「ブルーマングループ」を見たあと、中目黒で三村夫妻、スラッシュの守部さんと落ち合って食事。
「ブルーマングループ」は駅貼りの巨大なポスターや中吊り広告で見かけて、えっ、これナニ?と思われた方も多いのではないか。打楽器を打ち鳴らす顔を真っ青にしたパフォーマンスグループである。何かわけがわかんないものなので、私もすぐ見てみたいと思っていたら、幸いプレビューのご招待を戴いた。 
 で、一体どんなものなのかひと口で表すと、極めてスタイリッシュな「新春かくし芸大会」といったところだろうか。実際だれかがきっとパロディしそうである( 「かくし芸大会」でなくても、「スマスマ」か「物まね番組」で必ずやってくれように思われます(笑))
打楽器演奏を達者にこなしながら、全体としてはロックバンドを入れたお笑いパフォーマンスのノリで、サイバー世界をおちょくってみせるのがイマ風なのだろうけれど、笑いの質は単純なアメリカン好みで、毒があまり感じられないからいささか物足りないし、観客を舞台にあげてイジるのも別にそう面白くはなかったりする。オフ・ブロードウエイの小劇場が発信元だけに、本来ならもっと狭いスペースで見せて、観客との一体感を高めたほうがいいのだろうが、来日公演はそれだとペイしないので、かなり大きめの劇場を建てて上演しているのが一番の問題なのかもしれない。ただマスコミ関係の招待日だったから余計に客席のノリが悪かったともいえるけれど、これで熱狂的に盛り上がれるのは日本だとよほどの低年齢だろう。見まわしたところ、会場で盛り上がってるのはガイジンさんばかりだった(サクラ?)。
正直言って同じお金を出すんだったらシルク・ド・ソレイユ(サルティンバンコやアレグリアの)か、デビット・カッパーフィールドのマジックイリュージョンか、フランスの冬季オリンピックの演出で一躍世界に名をあげたフィリップ・デュクフレの舞踊パフォーマンスを見たほうがはるかに楽しめるだろう。このバランチョな3つの例はいずれも私が今までに見た中で少しでも似たようなものを探して挙げてみたわけです。


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