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2007年11月15日

すずきのソテーほか

今日は午後からまず千歳烏山区民センターで「花の会」の講演。同会についてはこのブログに何度も書いているので略すが、20年以上も前からお付き合いがあって、今回はN賞受賞後の初御目見得だけに、皆様の祝福を受けつつ、受賞前後の経緯についてほぼ2時間しゃべり通した。
それからすぐに丸の内の日経ホールに向かって今度は人形師のホリ・ヒロシさんと『源氏物語』についての対談。ホリさんとは初対面ながら、彼はなにせ吾妻流の名取りだから、当然ながらわが親戚の吾妻徳弥と深い縁で結ばれている。なので顔を合わせるなり、「鶴姫出陣の段(前に彼女に頼まれて私が書いた舞踊作品)を拝見してます」と言われて、世間は狭い!とつくづく感じた次第。
このイベントではまずホリ・ヒロシ主演の短編映画「浮舟」と衣裳の展示、地唄の「夕顔」に合わせた人形舞いが披露され、その後司会進行役の某大学教授を交えて50分の鼎談になったが、司会の話の振り方が一貫性を欠いていて結局こちらに何をしゃべらせたいのか全くわからない質問が相次いで正直参った。この手のことは事前の打ち合わせをもう少しちゃんとしておかないと、互いに話の接点を見つけられないまま勝手なことをいいちらすだけになってしまう。ええっ!突然そんなことを私に訊かれても困るよ〜と驚く場面がいくらもあって、適当に答えはしたが、折角ならもっと互いの専門に沿って深く突っ込んだ話か、あるいは2人乃至3人がしっかり噛み合った話を聞きたいだろうなあ……と、私は客席の顔色を見ながら思っていたのであります。イベント終了後は丸ビルのフレンチで会食。それにしても本当につかれた〜(-.-)


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