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2007年11月03日

レモンステーキ、魚介の鉄板焼きほか

 22日博品館の朗読会の件で米朝事務所の大島さんと打ち合わせを兼ねて近所に新規オープンした店で食事。
 新作の執筆を前にたまたま幕末関係の資料漁りをしていた私は、昨日のマスコミを賑わした自民・民主連立構想頓挫の騒ぎを見て、要は公武合体(笑)のつもりなんだろうか?と呆れたのだけれど、外圧が強まると、すぐにまとまったら何とかなるように考えたがるのは、この国で政事を任される連中が昔から、まあ、言っちゃなんだけど、弱虫が多いからだとしか思えません。そもそも弱虫に理念を求められるはずがないとしても、55年体制崩壊後の理念なき彷徨は凄まじいものがあって、とにかく連立でもなんでも結構だから、せめて企業合併に伴うリストラ並に議員削減くらいしてくれ!と言いたくなるのは私ばかりではありますまい。
 ところで外資の侵略を恐れた企業合併もお盛んだけれど、リストラの理由が立ちやすくなるという以外のメリットってそんなにあるんだろうか?たとえばデパートなんか、今の時代に大きくなったらゼッタイ安泰と確信を持っていえるんんだろうか?なんて話を大島さんとしていたが、昔から出版社だけは倒産や身売りはあっても合併の話はまず聞かないし、むしろ分裂のほうが盛んである。かといって大手出版社になればなるほど、出版物にこれといった明確な理念が貫かれているわけでもなくて、無思想無節操もいいところなのだから、別に合併したってよさそうなものなのに、決してそれをしないのは、合併して合理化するメリットがないからだろう。これは興行会社もそうで、両者に共通するのは合理化があまり意味をなさない水商売だという点である。そのいい加減な水商売が意外に長持ちするのはこれまた不思議な現象で、
現代の日本企業の中でもかなりの古参の部類に入る興行会社や出版社を知っている私と大島さんは、中にそうたいした人材が要るとも思えないのに、ホントよく保ってるよねえ……でも、いつまで保つんだろう?と首をひねり合ったのでした(笑)。


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