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2007年09月14日

五穀米弁当

今日は午後から「ぴあ」と「日経ウーマン」の取材をお受けした後、整体治療に行って、帰りに例によって東横のれん街で弁当をゲット。
次期首相はどうやら福田氏で決まりのようだが、同じ毛並みが良いだけのボンクラなら、人柄がいい分まだ前のほうがマシだったという結果を招いてはなるまいと崖っぷちに立った自民党は判断した上で、性根の歪みが唇にあらわれている幹事長よりは、シニカルな腹話術人形(みたいな顔である)を選んだに違いない。
 この結果についてむろんマスコミは自民党を攻撃するだろうが、そもそも麻生をチョイワルなどと持て囃して人気を煽ったのはマスコミだし、小泉にしろ、安倍にしろ、マスコミ人気に振りまわされ続けた自民党としては、無責任な連中にこれ以上ムチャクチャにされてはたまらないという気持ちになり、土壇場でようやく党内センサーが作動したという感じだろう。それにしても、いくら今どきの政治家はリスペクトできないからといって、「あいつちょっと面白そうじゃん」てなノリで次から次へと政界の道化師を誕生させられたのでは国民もたまったものではないのである。
2世3世が多いのは今や芸能界も同じだが、芸能界には世間の目が行き届くから、親がかりにタケシや聖子であっても、当人が親同様の人気者には成り得ない。そこまで世間の注目を浴びない歌舞伎界だって、親父がいくら立派な役者でも、当人が箸にも棒にもかからない大根役者なら一生いい役に恵まれ続けるということはまずないのだ。
 歌舞伎界はことに2世3世どころかもっと代々続いている役者が多いだけに、業界内センサーが強く機能していて、時には世間一般の人気に便乗しても、無責任な人気だけに振りまわされることのないよう、そこは昔から十分注意を払っている。
そもそも政界は2世3世の巣窟になること自体がおかしいのだけれど、現実になってしまった以上せめて業界内センサーだけでも歌舞伎界並にちゃんと作動してくれ!と言いたくなる。シニカルな腹話術人形も2世には違いないが、彼が果たして起死回生の切り札となるのかどうか、これはまた自民党の党内センサーが試されるところでもある。
 


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コメント (1)


関西ローカルの番組で、鴻池参議院議員が「麻生さんのことは足の裏まで知ってる」と言った時に司会者が「足の裏はどんなんですか?」と皮肉まじりで聞いたら「まぁ顔よりは上品やな」と答えてました。
なかなかの答えで笑いながら頷いてしまいました。

投稿者 ともちん : 2007年09月15日 23:31

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