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2007年07月26日
ヂンギスカン
今日の昼間は「小説宝石」の竹内編集長と深草さんがカメラマンと一緒にお越しになって、まず近所の風呂屋の前とかコンビニの前とかでグラビア撮影された。近くにもうちょっと絵になる場所もありますよと言ったのだけれど、こういう町場の感じのほうがイイとのことで黙って撮られていた。で、家の中ではカメTシャツを着てカメと一緒に撮られたりして、撮り終わってからこのページですと最新号を見せられたら、若手作家の森見登美彦氏が美しい竹林を背景にしてステキに撮られているので、ええっ!なんでこんなに差があるわけ〜と少し僻んでしまいました(笑)。
夕方はPHP研究所の小林局長と文庫編集長の山田氏が御祝いにお越しになり、元PHPの熊谷氏も同行された。小林局長が引き揚げられたあと、山田氏と熊谷氏と一緒にわが家と同じビル内の地下にあるヂンギシカン料理店で食事。
PHPには処女作の『東洲しゃらくさし』と、「銀座開化」シリーズの前身である『幕末あどれさん』を出版してもらい、熊谷氏は最初の担当編集者として非常にお世話になった。『東洲しゃらくさし』ではゲラ直しに徹夜で付き合ってくださり、おかげで処女作ながら意外な好評を得た。そのほかにもいわゆる時代小説を書くにあたって必須となる基礎資料をいろいろと教えられ、私がこの道で立つきっかけを作った方でもある。あれから10年、あっという間に過ぎてしまったが、当時のことをいろいろと回想すれば、出版状況はまだおっとりしてたんだなあと改めて思ってしまう。『東洲しゃらくさし』と『幕末あどれさん』の文庫も9月に復活しますので皆様よろしく!
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