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2007年06月13日

春雨サラダ、めかぶ

 サラダの具は茹でたインゲンとイカの切り身、レッドオニオン、香菜、トマト。ドレッシングはおろしニンニクとナンプラー、レモン汁、胡麻油を合わせたものに鷹の爪の輪切りを加えた。
 スカパーの歌舞伎チャンネルでS59年にNHKが放送した俳優祭の舞踊劇「雨舎(あまやど)り」を見ながら食事。ザッピングでたまたまキャッチしたが、歌右衛門、先代勘三郎、先々代松緑、梅幸といった当時の大幹部クラスが勢ぞろいした懐かしの映像で、何せ現坂田藤十郎が扇雀を名乗って若手扱いなのだから、その古さがわかろうというものである。
 で、ふと、当時わたしは何してたんだろう?きっとまだ学生だよね?とか思って西暦を確めたら、すでに松竹を退社していた年だったので愕然とした。ええっ!なら私って結構な年寄りじゃん(-.-);と改めて気づくのもなんですが(笑)、この歌・勘・松・梅の四巨頭がいた時代は安部的表現を借りると歌舞伎の「戦後レジーム」といったところで、つい最近「コクーン歌舞伎」を見ただけに、当時と今とでは、良い意味でも悪い意味でも歌舞伎はホント変わっちゃったなあとつくづく感じる。考えてみれば歌舞伎界に限らず、どんな業界であれ、「民」は生き延びるためにそれぞれの「戦後レジーム」をとっくに脱却しており、かけ声ばかりでちっとも出来ないのは「官」ばかりではないのかしらんと思った次第であります。


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